【決勝速報】常葉大菊川が日大三島に10-3!19年ぶりの東海制覇
第79回秋季東海地区高等学校野球大会の決勝は、2026年10月28日、三重県四日市市の四日市霞ヶ浦球場で行われた。
対戦カードは、静岡県大会2位の常葉大菊川と同1位の日大三島。結果は常葉大菊川10-3日大三島となり、常葉大菊川が2007年以来19年ぶりの優勝を飾った。
決勝のイニングスコア

| チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 日大三島 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 |
| 常葉大菊川 | 1 | 7 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | X | 10 |
出典:スポーツナビの公式試合記録、スポーツ報知の試合報道。
試合の流れを決定づけたのは、2回裏の攻撃だった。
常葉大菊川は初回、3番・片出憲志主将の適時打で先制。続く2回には打線がつながり、8安打を集中させて一挙7得点を奪った。2回終了時点で8-0とし、試合の主導権を握った。
日大三島も5回表に3点を返した。寺尾颯真の適時打に加え、伊藤岳のスクイズで得点。反撃の糸口をつかんだものの、常葉大菊川の投手陣を最後まで攻略することはできなかった。
常葉大菊川は7回にも2点を追加。最終的に14安打10得点、失策0という内容で勝ち切った。日大三島は5安打3得点、失策1だった。
決勝を支えた投打の中心選手

常葉大菊川の先発マウンドを任されたのは、2年生の近藤悠人。背番号10を背負い、9回を投げ切って5安打3失点の完投勝利を収めた。
攻撃では、主将の片出憲志が初回に先制打を放ち、後藤歩武、大石玲央斗、宗広新らも得点に絡んだ。チーム全体で相手投手陣に圧力をかけ続けた試合だった。
スポーツ報知の報道によれば、常葉大菊川は9月26日の静岡県大会決勝で日大三島に5-8で敗れていた。今回の東海大会決勝は、その敗戦から約1か月後の再戦だった。
県大会で敗れた相手に、より大きな舞台で勝ち切ったことは、今回の優勝を象徴する出来事といえる。
【全試合結果速報】1回戦から決勝まで全11試合のスコア一覧

第79回秋季東海大会は12校によるトーナメントで実施され、1回戦4試合、準々決勝4試合、準決勝2試合、決勝1試合の計11試合が行われた。
大会序盤では延長戦や接戦が相次ぎ、準々決勝以降は常葉大菊川の攻撃力が際立つ展開となった。
2026年秋季東海大会・全試合結果
出典:高校野球ドットコム、大会速報記録、一球速報.com、スポーツナビ。スコアは勝利校を左側に記載。
準決勝の結果と決勝進出チーム
10月27日の準決勝では、静岡県勢2校がそれぞれ勝利し、決勝は静岡県代表同士の対戦となった。
第1試合:日大三島 5-4 掛川西
日大三島が延長10回のタイブレークを制した。掛川西も粘り強く戦ったが、最後は日大三島が1点差で競り勝ち、決勝進出を決めた。
第2試合:常葉大菊川 10-7 近大高専
常葉大菊川は近大高専との打撃戦を制した。近大高専は一時逆転するなど健闘したものの、常葉大菊川が終盤に得点を重ねて勝利。2試合連続の2桁得点で決勝へ進んだ。
準々決勝の結果
10月18日の準々決勝では、日大三島が大垣日大を1-0で下し、投手戦をものにした。
常葉大菊川は三重に11-1で6回コールド勝ち。掛川西は優勝候補の一角だった愛工大名電を7-6で破り、近大高専は中京に4-3で競り勝った。
1回戦の結果
10月17日の1回戦では、常葉大菊川が県岐阜商との接戦を7-6で制した。延長11回までもつれた試合を勝ち切ったことは、その後の快進撃につながる大きな1勝だった。
近大高専も享栄に6-4で勝利。掛川西は宇治山田商に5-0、大垣日大は東邦に8-1で勝ち、準々決勝へ進んだ。
【出場12校一覧とトーナメント表】4県の代表校はどこ?
2026年の東海大会には、愛知・岐阜・三重・静岡の各県から3校ずつ、合計12校が出場した。
各県大会の順位を反映した顔ぶれとなり、甲子園出場経験を持つ伝統校から、地域で力を伸ばしてきた実力校までが集まった。
第79回秋季東海大会の出場校一覧
愛知県代表
- 1位:愛工大名電
- 2位:享栄
- 3位:東邦
岐阜県代表
- 1位:中京
- 2位:大垣日大
- 3位:県岐阜商
三重県代表
- 1位:三重
- 2位:宇治山田商
- 3位:近大高専
静岡県代表
- 1位:日大三島
- 2位:常葉大菊川
- 3位:掛川西
上記の県別順位は高校野球ドットコムが掲載した2026年秋季東海大会の出場校一覧に基づく。
トーナメント表の構造とシード校
組み合わせの特徴は、各県大会1位の4校が1回戦を免除され、準々決勝から登場する方式だったことだ。
シード扱いとなったのは、愛工大名電、中京、三重、日大三島の4校。残る8校が1回戦を戦い、勝ち上がった4校が準々決勝でシード校と対戦した。
組み合わせを勝ち上がり順に整理すると、次のようになる。
- 愛工大名電のブロック:掛川西が1回戦で宇治山田商を破り、準々決勝で愛工大名電を撃破。準決勝で日大三島に敗退。
- 日大三島のブロック:準々決勝で大垣日大を1-0で破り、準決勝では掛川西との延長戦を制して決勝進出。
- 三重のブロック:常葉大菊川が県岐阜商との延長戦を制し、準々決勝では三重に11-1で勝利。
- 中京のブロック:近大高専が享栄、中京を連破し、準決勝まで進出した。
組み合わせだけを見ると、県大会1位のシード校が有利に見える。しかし、愛工大名電と中京は準々決勝で敗退。三重も常葉大菊川の打線を止められなかった。
県大会の順位はトーナメント上の優位を与えるものの、東海4県の代表が集まる地区大会では、それだけで勝敗が決まるわけではない。
【注目校の勝ち上がりを分析】常葉大菊川・日大三島・愛工大名電の明暗
今大会を読み解くうえで注目したいのは、優勝した常葉大菊川だけでなく、準優勝の日大三島、準決勝まで勝ち上がった掛川西と近大高専、そして準々決勝で姿を消した愛工大名電の戦い方だ。
常葉大菊川:4試合38得点の圧倒的な攻撃力
常葉大菊川の最大の特徴は、試合を重ねるごとに発揮された得点力だった。
- 1回戦:県岐阜商に7-6
- 準々決勝:三重に11-1
- 準決勝:近大高専に10-7
- 決勝:日大三島に10-3
4試合で38得点、3試合連続の2桁得点。数字だけでも、今大会の攻撃力が際立っていたことが分かる。
特筆すべきなのは、1回戦では延長11回の接戦を勝ち抜き、以降はコールド勝ちを含む大量得点の試合を続けたことだ。接戦をものにする力と、打線が勢いに乗った際の爆発力を兼ね備えていた。
また、決勝では2年生の近藤悠人が完投。打線だけでなく、投手を中心とした守備面でも結果を残した。
日大三島:接戦を勝ち抜いた安定感
日大三島は、派手な大量得点よりも、競った試合を確実にものにする戦い方が印象的だった。
- 準々決勝:大垣日大に1-0
- 準決勝:掛川西に5-4(延長10回)
- 決勝:常葉大菊川に3-10
準々決勝では1点を守り抜き、準決勝では延長戦を制した。決勝進出までの2試合で、投手陣と守備の粘り強さを示している。
県大会では常葉大菊川に8-5で勝っていた日大三島にとって、東海大会決勝は連勝を狙う再戦だった。しかし、2回に7点を失ったことで、試合の組み立てが難しくなった。
愛工大名電:県大会1位でも準々決勝で敗退
愛知県大会を1位で通過した愛工大名電は、準々決勝で掛川西と対戦し、6-7で敗れた。
東海大会では、県大会での順位やシード権よりも、その日の試合展開に対応する力が問われる。愛工大名電の敗退は、県大会の実績だけでは地区大会を勝ち抜けないことを示す結果となった。
近大高専と掛川西:センバツ選考にも関わる4強
近大高専は1回戦で享栄に6-4、準々決勝で中京に4-3と勝利し、準決勝へ進出した。準決勝でも常葉大菊川に10-7と迫り、打線の力を見せた。
掛川西は1回戦で宇治山田商、準々決勝で愛工大名電を破った。準決勝の日大三島戦も延長10回まで持ち込み、最後まで勝利を争った。
両校は決勝進出を逃したものの、来春のセンバツを考えるうえで重要な実績を残した。特に近大高専は、地域性を含めた選考の議論で存在感を持つチームとなっている。
【センバツ出場枠と明治神宮大会】常葉大菊川の優勝が持つ意味
秋季東海大会が注目される最大の理由は、来春の選抜高等学校野球大会、いわゆるセンバツの出場校選考に直結する大会だからだ。
東海地区には第99回選抜大会の一般選考枠として3校が割り当てられている。大会上位校は有力な選考対象となり、準決勝・決勝の結果が大きな意味を持つ。
東海地区のセンバツ3枠をめぐる争い
今大会のベスト4は、常葉大菊川、日大三島、掛川西、近大高専の4校だった。
スポーツ報知や高校野球ドットコムなどの報道では、決勝に進んだ常葉大菊川と日大三島はセンバツ出場が極めて有力視されている。一方、残る1枠については、掛川西と近大高専の比較が焦点となっている。
ここで重要なのが、選抜大会の地域性に関する選考上の考え方だ。高校野球ドットコムの報道によると、一般選考枠では原則として同一都道府県から3校以上を選出しない内規がある。
今大会の決勝進出校は、いずれも静岡県勢だった。そのため、静岡県勢の掛川西が3校目として選ばれるか、三重県勢の近大高専が地域性を含めて評価されるかが注目される。
ただし、地区大会の順位だけでセンバツ出場が自動的に決まるわけではない。試合内容、対戦相手、地域性などを踏まえ、選考委員会が最終判断する。
2027年センバツの重要日程
- 大会名:第99回選抜高等学校野球大会
- 開幕予定:2027年3月19日
- 出場校数:32校
- 一般選考:29校
- 21世紀枠:2校
- 神宮大会枠:1校
- 出場校選考委員会:2027年1月29日
- 組み合わせ抽選会:2027年3月5日
日本高等学校野球連盟の発表では、2027年のセンバツは3月19日から阪神甲子園球場で開催される予定だ。出場校を決定する選考委員会は1月29日に開かれる。
常葉大菊川は明治神宮大会へ
東海大会の優勝校には、明治神宮野球大会への出場権も与えられる。今回の東海地区代表は常葉大菊川に決定した。
第57回明治神宮野球大会は、2026年11月19日から24日まで明治神宮野球場で開催予定。高校の部には全国10地区の代表校が出場する。
日本学生野球協会の出場校情報によると、常葉大菊川の明治神宮大会出場は19年ぶり3回目となる。
この大会には、来春のセンバツに関わるもう一つの仕組みがある。明治神宮大会で優勝した高校の所属地区には、翌春のセンバツで神宮大会枠が1校追加される。
つまり、常葉大菊川が明治神宮大会で優勝すれば、東海地区のセンバツ出場枠は一般枠3校に神宮大会枠1校を加えた計4校となる可能性がある。
東海大会の優勝だけでなく、11月の全国舞台での戦いも、東海地区全体にとって大きな意味を持つ。
【一球速報の確認方法】高校野球の試合経過をリアルタイムで追うには?
高校野球速報を確認する際は、試合結果の一覧だけでなく、イニングごとの得点や打席単位の経過まで確認できるサービスを使い分けると便利だ。
一球速報.comで確認できる情報
一球速報.com(OmyuTech)では、第79回秋季東海地区高等学校野球大会の専用ページが設けられ、次の情報が提供されていた。
- 試合日程・結果
- トーナメント表・組み合わせ
- 出場校一覧
- 打席速報・テキスト速報
- 選手別の出場成績
- チーム成績・ホームラン情報
- 球場ガイド
同サービスの大会ページには、日本高等学校野球連盟が速報配信責任者として記載されている。試合中の経過を細かく追いたい読者に適した情報源だ。
情報源ごとの使い分け
試合結果を素早く知りたい場合:スポーツナビや朝日新聞・日刊スポーツの高校野球速報が便利だ。
打席ごとの経過を確認したい場合:一球速報.comのテキスト速報や打席速報が役立つ。
正式な日程や大会運営情報を調べたい場合:東海地区高等学校野球連盟、三重県高等学校野球連盟、日本高等学校野球連盟の発表を確認したい。
特に秋季大会は、天候などによって日程や球場が変更される場合がある。三重県高野連も大会案内で日程・球場の変更可能性を告知していた。速報サイトの表示と大会主催者の最新発表を照合することが大切だ。
【高校野球速報・東海大会2026】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年の秋季東海大会で優勝した高校はどこですか?
A1:静岡県代表の常葉大菊川です。2026年10月28日の決勝で日大三島を10-3で破り、2007年以来19年ぶりの優勝を果たしました。
Q2:決勝のスコアと会場は?
A2:常葉大菊川が日大三島に10-3で勝利しました。会場は三重県四日市市の四日市霞ヶ浦球場で、試合開始は午前10時でした。
Q3:秋季東海大会2026の出場校は何校ですか?
A3:愛知・岐阜・三重・静岡の4県から各3校、合計12校が出場しました。
Q4:愛工大名電の試合結果は?
A4:愛工大名電は準々決勝で掛川西と対戦し、6-7で敗れました。1回戦はシード扱いだったため、準々決勝が初戦でした。
Q5:常葉大菊川はセンバツに出場できますか?
A5:東海大会優勝によって、2027年春のセンバツ出場は極めて有力視されています。ただし、正式な出場校決定は2027年1月29日の選考委員会で行われます。
Q6:明治神宮大会に出場する東海地区代表はどこですか?
A6:常葉大菊川です。第57回明治神宮野球大会は2026年11月19日から24日まで開催予定です。
Q7:センバツの東海地区の出場枠は何校ですか?
A7:一般選考枠は3校です。さらに東海地区代表が明治神宮大会で優勝した場合、神宮大会枠が追加され、東海地区から4校が選出される可能性があります。
まとめ:常葉大菊川の優勝から2027年センバツへ
第79回秋季東海地区高等学校野球大会は、常葉大菊川が決勝で日大三島を10-3で破り、19年ぶりの優勝を飾った。
今大会を振り返ると、常葉大菊川の4試合38得点という攻撃力、日大三島の接戦を勝ち抜く粘り、掛川西の愛工大名電撃破、近大高専の4強進出が大きな見どころだった。
そして、東海大会の結果は来春のセンバツ選考にもつながる。決勝に進んだ常葉大菊川と日大三島に加え、掛川西と近大高専による3枠目の争いも注目される。
常葉大菊川にとって次の舞台は11月の明治神宮大会。ここでの結果次第では、東海地区全体のセンバツ出場枠にも影響が及ぶ。
2026年秋の東海大会は、常葉大菊川の19年ぶりの復活を印象づける大会となった。次に注目すべきは、明治神宮大会での戦いと、2027年1月29日に発表されるセンバツ出場校の顔ぶれだ。