M-1歴代優勝者一覧【2026年版】中川家からたくろうまで全21大会を徹底解説
2026年現在、漫才日本一を決める「M-1グランプリ」は、2001年の第1回大会から2025年大会まで、通算21大会が開催されている。初代王者の中川家をはじめ、ますだおかだ、サンドウィッチマン、ミルクボーイ、錦鯉、令和ロマンなど、数々の人気コンビが歴代王者に名を連ねてきた。
2025年12月21日に開催された第21回大会では、赤木裕ときむらバンドによるお笑いコンビ「たくろう」が優勝。前年まで2年連続で頂点に立った令和ロマンから王座を引き継いだ。さらに2026年大会はエントリー数が過去最多の12,663組を記録し、12月の決勝に向けて予選が進行している。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 歴代優勝者:2001年の中川家から2025年のたくろうまで、全21大会の王者を年度順に掲載。
- 大会の記録:令和ロマンが2023年・2024年に史上初の2連覇を達成。2011〜2014年には大会が休止していた。
- 2026年最新情報:エントリー数は過去最多の12,663組。第22代王者を決める決勝大会は12月に開催予定。
【2001〜2025年】M-1グランプリ歴代優勝者21大会を年度順に一覧紹介

M-1グランプリの歴代王者は、2001年から2010年までの10組、2015年から2025年までの11組、合計21大会分に及ぶ。2011〜2014年は開催されていないため、年度が連続しているわけではない。
以下の一覧では、優勝コンビのメンバーに加え、各大会の準優勝者と3位も掲載した。決勝の最終順位をまとめて確認できるようにしている。
| 開催年 | 優勝コンビ・メンバー | 準優勝 | 3位 |
|---|---|---|---|
| 2001年 | 中川家(中川剛・中川礼二) | ハリガネロック | アメリカザリガニ |
| 2002年 | ますだおかだ(増田英彦・岡田圭右) | フットボールアワー | 笑い飯 |
| 2003年 | フットボールアワー(岩尾望・後藤輝基) | 笑い飯 | アンタッチャブル |
| 2004年 | アンタッチャブル(山崎弘也・柴田英嗣) | 南海キャンディーズ | 麒麟 |
| 2005年 | ブラックマヨネーズ(小杉竜一・吉田敬) | 笑い飯 | 麒麟 |
| 2006年 | チュートリアル(徳井義実・福田充徳) | フットボールアワー | 麒麟 |
| 2007年 | サンドウィッチマン(伊達みきお・富澤たけし) | トータルテンボス | キングコング |
| 2008年 | NON STYLE(石田明・井上裕介) | オードリー | ナイツ |
| 2009年 | パンクブーブー(佐藤哲夫・黒瀬純) | 笑い飯 | NON STYLE |
| 2010年 | 笑い飯(西田幸治・哲夫) | スリムクラブ | パンクブーブー |
| 2011〜2014年 | 大会休止 | ― | ― |
| 2015年 | トレンディエンジェル(斎藤司・たかし) | 銀シャリ | ジャルジャル |
| 2016年 | 銀シャリ(鰻和弘・橋本直) | 和牛 | スーパーマラドーナ |
| 2017年 | とろサーモン(久保田かずのぶ・村田秀亮) | 和牛 | ミキ |
| 2018年 | 霜降り明星(せいや・粗品) | 和牛 | ジャルジャル |
| 2019年 | ミルクボーイ(駒場孝・内海崇) | かまいたち | ぺこぱ |
| 2020年 | マヂカルラブリー(野田クリスタル・村上) | おいでやすこが | 見取り図 |
| 2021年 | 錦鯉(長谷川雅紀・渡辺隆) | オズワルド | インディアンス |
| 2022年 | ウエストランド(井口浩之・河本太) | さや香 | ロングコートダディ |
| 2023年 | 令和ロマン(髙比良くるま・松井ケムリ) | ヤーレンズ | さや香 |
| 2024年 | 令和ロマン(髙比良くるま・松井ケムリ) | バッテリィズ | 真空ジェシカ |
| 2025年 | たくろう(赤木裕・きむらバンド) | ドンデコルテ | エバース |
出典はM-1グランプリ公式サイトの「大会の歴史」。準優勝・3位は最終決戦後の順位を基準に整理している。
2001〜2010年:初代王者から笑い飯まで、最初の10大会

第1回大会の優勝者は中川家。兄の中川剛と弟の中川礼二による兄弟コンビで、2001年12月25日に開催された決勝を制した。記念すべき初代王者として、M-1の歴史を語るうえで欠かせない存在だ。
2002年はますだおかだ、2003年はフットボールアワー、2004年はアンタッチャブルと、異なる個性を持つ実力派コンビが続けて優勝した。
特に2004年のアンタッチャブルは、山崎弘也の勢いあるボケと柴田英嗣の鋭いツッコミによる掛け合いで高い評価を獲得。2005年にはブラックマヨネーズ、2006年にはチュートリアルが頂点に立った。
2007年のサンドウィッチマンは、敗者復活戦から決勝に進出して優勝するという印象的な快挙を達成。大会のドラマ性を象徴する出来事となった。
2008年のNON STYLE、2009年のパンクブーブーに続き、2010年には笑い飯が優勝。長年決勝に進みながら惜敗を重ねてきたコンビが、10回目の大会でついに王者となった。
2015〜2022年:復活後のM-1を彩った王者たち
2015年の復活大会ではトレンディエンジェルが優勝。以降、銀シャリ、とろサーモン、霜降り明星と、個性の異なるコンビが毎年王座を獲得していく。
2018年の霜降り明星は、せいやと粗品という若い世代のコンビが優勝したことで大きな注目を集めた。2019年のミルクボーイは、駒場孝と内海崇による独特の掛け合いで大会を制し、当時のファーストラウンド最高得点となる681点を記録した。
2020年はマヂカルラブリー、2021年は錦鯉、2022年はウエストランドが優勝。特に錦鯉は、長谷川雅紀の親しみやすいキャラクターと渡辺隆の冷静なツッコミが幅広い層に支持され、優勝後のテレビ出演でも存在感を発揮した。
2023〜2025年:令和ロマンの連覇と、たくろうの新時代
2023年大会では令和ロマンが初優勝。さらに2024年大会でも勝ち抜き、M-1史上初となる2連覇を成し遂げた。
2025年大会では、たくろうが初めて決勝に進出し、そのまま優勝。赤木裕ときむらバンドによるコンビが、第21代王者となった。
2025年のエントリー数は11,521組。多数の漫才師が競い合う大会で、初決勝進出のコンビが頂点まで駆け上がったことは、M-1の予測しにくい魅力を改めて示した。
【決勝順位を徹底検証】歴代準優勝者・3位と最高得点の記録
M-1の結果を理解する際に注意したいのが、ファーストラウンドの得点順位と最終的な優勝順位は必ずしも一致しないという点だ。
現在の決勝は、まずファーストラウンドで全組が審査を受け、上位3組が最終決戦に進出する。最終決戦では審査員が優勝にふさわしいコンビに投票し、その票数によって最終順位が決まる。
2025年はエバースが最高得点でも、優勝したのはたくろう
2025年大会は、この仕組みがよく分かる結果となった。
ファーストラウンドの上位3組は次の通りだった。
- 1位:エバース(870点)
- 2位:たくろう(861点)
- 3位:ドンデコルテ(845点)
ところが、最終決戦ではたくろうが9人の審査員から8票を獲得。ドンデコルテは1票、エバースは0票となり、たくろうが優勝した。
つまり、ファーストラウンドで最も高い点数を獲得したコンビが、そのまま優勝するとは限らない。ネタの順番や最終決戦で披露する漫才の完成度も、王者を決める重要な要素になっている。
令和ロマンの2連覇でも見られた得点と最終順位の違い
2023年も、ファーストラウンドではさや香が659点で1位、ヤーレンズが656点で2位、令和ロマンが648点で3位だった。
しかし最終決戦では令和ロマンが支持を集めて優勝。ファーストラウンド3位からの逆転だった。
2024年も同様に、バッテリィズが861点でファーストラウンド1位を獲得した一方、最終決戦を制したのは850点だった令和ロマン。これにより同コンビは史上初の2連覇を達成した。
M-1歴代最高得点は何点?
2025年大会のエバースが記録した870点は、ファーストラウンドの歴代最高得点として注目される記録だ。
一方、2019年大会のミルクボーイは681点を獲得。当時の7人審査員による採点で、大会を代表する高得点として知られている。
ただし、審査員の人数や採点方式は大会の時期によって異なる。2019年の681点と2025年の870点を、そのまま漫才の面白さの絶対的な差として比較することはできない。
得点を比較するときは、総得点だけでなく審査員の人数、各審査員の採点、最終決戦の投票結果まで確認する必要がある。
【大会の歴史を変えた出来事】2011〜2014年の休止理由と2015年の復活
M-1グランプリには、2011年から2014年までの4年間、大会が開催されなかった期間がある。
これは単純な番組改編による休止ではない。2010年に大会の終了が発表され、10年間の開催に一区切りをつけるという判断があった。
2010年に発表された「発展的解消」
2010年12月12日、吉本興業はM-1グランプリを同年で終了すると発表した。
日刊スポーツの当時の報道によると、終了理由について同社は、大会を通じて漫才が広く浸透したことを挙げ、10年という節目で発展的に解消する方針を説明していた。
つまり、M-1は人気低迷によって終了したのではなく、当初の目標を達成したという判断から、いったん幕を下ろしたのである。
2011〜2014年はTHE MANZAIが別の大会として開催
M-1終了後の2011年には、吉本興業とフジテレビが新たな漫才コンテスト「THE MANZAI」をスタートさせた。
2011年から2014年まで開催されたTHE MANZAIは、M-1とは別の大会である。この期間にM-1が名称を変更して開催されていたわけではない。
THE MANZAIの存在は、M-1の休止期間における漫才賞レースの動きを理解するうえで重要なポイントだ。
2015年、5年ぶりにM-1が復活
2014年7月30日、ABCの脇阪聰史社長が会見を開き、2015年に新生M-1グランプリを復活させると発表した。
復活にあたっては、出場資格にも変更が加えられた。従来の結成10年以内から、2015年大会では結成15年以内に拡大。プロ・アマチュアや所属事務所の有無も問わない制度となった。
これによって、以前より幅広いキャリアの漫才師が挑戦できるようになった。2015年の復活大会でトレンディエンジェルが優勝し、新たなM-1の歴史が始まった。
【歴代王者の現在と大会記録】最多決勝進出・令和ロマン・たくろう
M-1で優勝したコンビは、その後もテレビ、ラジオ、劇場、配信などさまざまな分野で活動している。ただし、優勝後のキャリアは一様ではなく、コンビの活動形態や所属事務所が変わるケースもある。
令和ロマンは史上初の2連覇を達成した唯一のコンビ
令和ロマンは髙比良くるまと松井ケムリによるコンビ。2023年と2024年に連続優勝し、M-1の歴史に残る記録を打ち立てた。
2023年はファーストラウンド3位から最終決戦で逆転し、翌2024年は再び優勝。2年連続で頂点に立ったコンビは、2025年までの21大会では令和ロマンだけである。
なお、2025年4月28日には吉本興業が髙比良くるまとのマネジメント契約終了を発表した。一方、令和ロマンとしての活動は継続し、松井ケムリは吉本興業に所属したまま活動することも同時に発表されている。
このように、所属事務所の変更とコンビの解散は別の問題であり、両者を混同しないことが大切だ。
最多決勝進出は笑い飯の9回
優勝回数だけでなく、決勝に何度進出したかもM-1の歴史を振り返るうえで興味深い記録だ。
2001〜2025年の決勝進出記録を集計したデータでは、最多は笑い飯の9回。2002年から2010年まで9年連続で決勝に進出した。
続く5回進出のコンビには、次の名前が挙がる。
- 麒麟:5回
- ハライチ:5回
- 和牛:5回
- 真空ジェシカ:5回
4回進出したコンビには、フットボールアワー、千鳥、ジャルジャル、スーパーマラドーナ、オズワルドなどがいる。
特に笑い飯の9回という数字は、単発の優勝だけでは測れない継続的な実力と、大会への適応力を示す記録といえる。
2025年王者たくろうは赤木裕ときむらバンド
2025年の優勝コンビたくろうは、赤木裕ときむらバンドの2人で構成される。2016年3月に結成され、吉本興業に所属している。
赤木裕は滋賀県大津市出身、きむらバンドは愛媛県松山市出身。2025年大会では初の決勝進出から優勝まで駆け上がった。
2024年大会までは準決勝止まりだったが、2025年に初めて決勝へ進み、そのまま優勝を達成。長く挑戦を続けてきたコンビが大舞台で結果を出したことも、印象的な大会の一つとなった。
2026年のM-1最新情報:エントリー数は過去最多の12,663組
2026年大会は第22回大会にあたり、8月1日に予選が開幕した。ABCマガジンの2026年10月5日付発表によると、エントリー数は12,663組。2025年の11,521組から1,142組増加し、過去最多を更新した。
11月2日時点では、1回戦が10月3日に終了。大阪では10月29日・30日に3回戦が行われ、34組が準々決勝進出を決めた。東京では11月2日から4日にかけて3回戦が予定されている。
準々決勝は11月18日から20日にかけて大阪・東京で開催予定。敗者復活戦と決勝大会は12月に予定されている。
ただし、11月2日時点では決勝の正確な開催日や決勝進出者は確定していない。2025年の優勝者たくろうに続く第22代王者が誰になるのか、予選の結果に注目が集まっている。
【M-1歴代優勝者に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:M-1グランプリの歴代優勝者は全部で何組ですか?
A1:2001年から2025年までに21大会が開催され、優勝したコンビは21大会分で20組です。令和ロマンが2023年と2024年に2連覇しているため、優勝回数と優勝コンビの数は一致しません。
Q2:M-1グランプリの2025年優勝者は誰ですか?
A2:2025年12月21日に開催された第21回大会の優勝者は、たくろうです。メンバーは赤木裕ときむらバンド。最終決戦では9人の審査員のうち8票を獲得しました。
Q3:M-1グランプリで2連覇したコンビは誰ですか?
A3:令和ロマンです。2023年と2024年に連続優勝し、大会史上初の2連覇を達成しました。2025年までに2連覇を成し遂げたコンビは令和ロマンだけです。
Q4:M-1グランプリが2011〜2014年に開催されなかったのはなぜですか?
A4:2010年に10年間の開催に一区切りをつけ、発展的解消として終了したためです。その後は別大会のTHE MANZAIが開催され、2015年にM-1が復活しました。
Q5:M-1グランプリの歴代最高得点は何点ですか?
A5:2025年大会のファーストラウンドでエバースが記録した870点が注目される最高得点記録です。ただし、審査員の人数や採点方式が時代によって異なるため、過去大会の得点と単純比較する際には注意が必要です。
Q6:2026年のM-1グランプリ優勝者は決まっていますか?
A6:2026年11月2日時点では決まっていません。エントリー数は過去最多の12,663組で、12月の決勝大会に向けて予選が進行しています。
まとめ:M-1の歴史は王者の交代と漫才の進化の歴史
2001年の中川家から2025年のたくろうまで、M-1グランプリは21大会を通じて数多くの漫才師を世に送り出してきた。初期の実力派コンビから、復活後の新世代、そして令和ロマンの史上初2連覇まで、優勝者の顔ぶれには時代ごとの漫才の変化が表れている。
大会を振り返る際には、優勝者だけでなく準優勝者や3位、ファーストラウンドの得点、最終決戦の投票結果にも注目したい。特に得点順位と最終順位が異なる大会は、M-1独自の審査方式を理解するうえで重要な事例となる。
また、2011〜2014年の休止と2015年の復活は、大会の歴史を理解するうえで欠かせない転換点だ。出場資格の拡大や参加組数の増加も、M-1が漫才界に与えてきた影響を示している。
2026年大会は12,663組という過去最多のエントリーを記録し、次の王者を決める戦いが続いている。たくろうに続く新たなチャンピオンが誕生するのか。それとも新たな歴史を塗り替えるコンビが現れるのか。第22回大会の決勝は、M-1の次の時代を占う大きな舞台となりそうだ。
参照した主な資料: M-1グランプリ公式サイト「大会の歴史」「2025年大会アーカイブ」、ABCマガジンの2026年大会発表、吉本興業公式プロフィール、日刊スポーツの大会終了・復活に関する当時の報道。