【歴代年表】嵐の旧国立競技場ライブは2008~2013年の6年連続・全15公演
嵐が初めて旧国立競技場のステージに立ったのは、2008年9月5日・6日。その後、2013年まで一度も途切れることなく公演を重ね、6年間で合計15公演を実現しました。
特筆すべきなのは、単に毎年出演しただけではなく、2009年には3日間、2010年には4日間という複数日程の公演を成功させたことです。
日刊スポーツの2020年11月の歴代公演振り返りでも、この6年間の歩みが詳しく紹介されています。
旧国立競技場での歴代公演一覧

出典:日刊スポーツの歴代公演記録、各公演の発売元公式ディスコグラフィー、公演日程資料を照合。
この表から分かるように、2008年から2013年までの15公演は、すべて旧国立競技場で行われた有観客公演です。
なお、2020年のアラフェスは新国立競技場での開催なので、この15公演には含まれません。
2008年:国立競技場初進出「ARASHI AROUND ASIA 2008」

2008年9月5日・6日、嵐は「ARASHI AROUND ASIA 2008 in TOKYO」を開催しました。
会場は国立霞ヶ丘競技場。嵐にとって初めての国立競技場ライブであり、アジアツアーの出発点となる東京公演でした。
Storm Labelsの公式DVD紹介によると、9月6日の最終公演は約7万人の観客と一体になったステージとして映像化されています。
「truth」「風の向こうへ」「One Love」などに加え、ツアーのために制作された「Re(mark)able」も披露されました。
野外ならではの光、炎、水、風を使った演出は、後の国立公演につながる嵐のライブスタイルを印象づけました。
2009年:10周年を飾った「5×10」

2009年8月28日・29日・30日に行われたのが、デビュー10周年記念ツアー「ARASHI Anniversary Tour 5×10」です。
旧国立競技場では初めての3日連続公演となりました。
このツアーは、嵐の10年間を振り返る意味合いが強く、デビュー曲「A・RA・SHI」をはじめとするシングル曲を多数披露。日刊スポーツの記録では、国立公演でシングル31曲を歌唱したことも紹介されています。
また、ステージ上空からの登場や約200メートルに及ぶフライング演出など、スタジアムの広さを生かした演出も大きな見どころでした。
全国6会場15公演というツアー全体の規模と、国立での3日連続開催は、嵐の人気を象徴する出来事となりました。
2010年:史上初の4日間開催「Scene」
2010年の「ARASHI 10-11 TOUR "Scene"~君と僕の見ている風景~」は、8月21日・22日、9月3日・4日の4日間にわたって開催されました。
これは旧国立競技場における嵐の公演として最多となる4日間開催で、当時の同競技場でも初の4日間公演でした。
アルバム『僕の見ている風景』を引っ提げたツアーで、オープニングでは高さ約15メートルから流れ落ちる滝を使った大胆な演出が展開されました。
2008年の初開催からわずか2年で4日間開催を実現したことは、嵐の集客力と大規模なステージを成立させる制作力を示しています。
2011年:台風を乗り越えた「Beautiful World」
2011年の「ARASHI LIVE TOUR Beautiful World」は、9月3日・4日に開催されました。
当初の予定は9月2日・3日でしたが、台風12号の影響により9月2日の公演が4日に延期されています。
当日は強風と雨に見舞われ、予定されていた高所からのフライング演出も安全上の理由で変更されました。
それでも、2日間で約14万人を動員。日刊スポーツの報道では、アンコール2回を含む41曲を披露したことが伝えられています。
屋外会場では天候が演出や開催判断を左右します。2011年の公演は、華やかなステージの裏側にある安全管理や運営の難しさも記憶されるライブとなりました。
【セットリスト検証】アラフェス2012・2013は何が特別だった?
2012年と2013年の国立公演を語るうえで欠かせないのが「アラフェス」です。
アラフェスは、嵐とファンが一緒につくる音楽イベントというコンセプトを持ち、ファンからのリクエストをもとにセットリストを構成する形式が特徴でした。
通常のアルバムツアーとは異なり、シングル曲だけでなく、カップリング曲やアルバム収録曲、メンバーのソロ曲なども幅広く取り入れられています。
アラフェス2012:ファン投票で決まった楽曲構成
2012年9月20日・21日に開催された「ARASHI アラフェス NATIONAL STADIUM 2012」は、旧国立で行われた初めてのアラフェスでした。
日刊スポーツによると、楽曲リクエストの応募総数は27万1,097通。シングル曲の人気上位10曲をすべて披露するなど、ファンの希望が色濃く反映されました。
代表的なセットリストには、次の楽曲が含まれています。
| 区分 | 主な楽曲 |
|---|---|
| オープニング | Happiness、五里霧中、CARNIVAL NIGHT part2 |
| 人気曲 | Løve Rainbow、Step and Go、ワイルド アット ハート |
| ファン人気曲 | Love Situation、Still…、夏の終わりに想うこと |
| メンバーソロ | Friendship、Shake it!、T.A.B.O.O、Gimmick Game、Rain |
| 終盤 | One Love、truth、Face Down、A・RA・SHI |
| アンコール | 証、言葉より大切なもの、Love so sweet、サクラ咲ケ |
特に注目されたのは、5人それぞれのソロ曲が組み込まれた構成です。
- 相葉雅紀:「Friendship」
- 松本潤:「Shake it!」
- 櫻井翔:「T.A.B.O.O」
- 二宮和也:「Gimmick Game」
- 大野智:「Rain」
それぞれの個性を生かした楽曲を、ファン投票を中心にした大規模なライブで楽しめることがアラフェスならではの魅力でした。
なお、上記は公演映像の収録内容などを参考にした代表曲の整理です。日ごとの演奏順や演出を含めた詳細は、公式映像作品で確認できます。
アラフェス2013:旧国立最後のステージ
2013年9月21日・22日に開催された「ARASHI アラフェス'13 NATIONAL STADIUM 2013」は、旧国立競技場における嵐の最後の単独公演です。
翌年以降に予定されていた東京五輪に向けて競技場の改修・建て替えが進むため、この場所での6年連続公演は2013年で一区切りとなりました。
セットリストには、次のような楽曲が並びました。
- Face Down
- Crazy Moon~キミ・ハ・ムテキ~
- truth
- Happiness
- 素晴らしき世界
- Love Situation
- Monster
- ふるさと
- Breathless
- Calling
- Endless Game
- 5×10
メンバーのソロ曲も充実しており、相葉雅紀の「Hello Goodbye」、大野智の「Take me faraway」、櫻井翔の「Hip Pop Boogie」、松本潤の「Shake it!」、二宮和也の「秘密」が披露されました。
さらに、松本潤が中心となった「DJ×MJ」のコーナーでは、複数の楽曲をつないだ演出が取り入れられています。
STARTO ENTERTAINMENTの公式ディスコグラフィーでも、ライブ映像の収録曲として「DJ×MJ」や各メンバーのソロ曲が確認できます。
2013年のアラフェスは、単なる前年の再演ではありません。旧国立で積み上げた6年間の経験を集約し、ファンとともに歩んできた場所に別れを告げる意味も持った公演でした。
【新国立競技場】アラフェス2020はなぜ無観客配信になった?
旧国立競技場での6年間の歴史を経て、嵐は新しく生まれ変わった国立競技場にも戻ってきました。
その舞台となったのが、2020年の「アラフェス2020 at 国立競技場」です。
ただし、2019年12月に行われた新国立競技場のオープニングイベントと、2020年の単独ライブは区別する必要があります。
2019年12月:新国立競技場のオープニングイベントに出演
2019年12月21日、嵐は新国立競技場のオープニングイベント「HELLO, OUR STADIUM」に出演しました。
このイベントにはDREAMS COME TRUEも出演し、スポーツや文化の出演者とともに新しい競技場の完成を祝いました。
嵐は「Love so sweet」「Happiness」「A・RA・SHI」「BRAVE」など4曲を披露。約6万人の観客を前に、新しい国立競技場で初めてパフォーマンスを行いました。
この時点では、あくまでも複数の出演者が参加するオープニングイベントです。嵐だけの単独コンサートではありませんでした。
2020年5月:新国立での単独ライブを予定
嵐は当初、2020年5月15日・16日に「アラフェス2020 at 国立競技場」を開催する予定でした。
これは新国立競技場の完成後、嵐が初めて行う単独アーティスト公演として発表されたものでした。
しかし、同年に拡大した新型コロナウイルス感染症の影響を受け、4月に開催延期が発表されます。
その後、9月15日のグループ結成記念日に、ファンクラブ向けの動画を通じて無観客配信形式への変更が発表されました。
松本潤は、開催方法を変更する理由について、次のように説明しています。
ファンの皆さま、そしてスタッフの安全を守るために、無観客での配信という形で実施させていただくことになりました。
これはスポニチが2020年9月15日に報じた発表内容です。直接会えない残念さを伝えながらも、ファンが同じ条件でライブを楽しめるという新しい形への期待も示されました。
2020年11月3日:アラフェス2020を配信
2020年11月3日、嵐のデビュー記念日に「アラフェス2020 at 国立競技場」が配信されました。
この公演は事前収録された無観客ライブで、PART1とPART2の2部構成。Storm Labelsの公式作品紹介によると、合計41曲のパフォーマンスが収録されています。
注目された演出は次のとおりです。
- 高さ約40メートルのウォーターキャノン
- 2,500発の花火
- 5万個の風船
- AR技術を取り入れた配信ならではの映像演出
- ファン投票を反映した幅広い楽曲構成
特に、AR技術を使った演出は、観客を入れられない状況でも大規模なライブ体験を成立させるための新しい試みでした。
セットリストには「Love so sweet」「Happiness」「Monster」「truth」「A・RA・SHI」「5×10」などの楽曲が並び、旧国立でのアラフェスの伝統を受け継ぐ内容になっています。
この公演は、新国立競技場におけるアーティスト初の単独公演として公式にも位置付けられています。
なお、2021年7月28日にはBlu-ray・DVDが発売され、会場に行けなかったファンも映像を通じて公演を楽しめるようになりました。
【なぜ聖地と呼ばれる?】嵐と国立競技場の特別な関係
嵐の国立競技場ライブがファンの間で「聖地」と呼ばれる背景には、単純な公演回数だけでは説明できない理由があります。
1. 6年間連続して同じ場所に立ち続けた歴史
2008年に初めて国立競技場に立ち、2013年まで毎年公演を開催したアーティストという実績は、嵐の大きな特徴です。
当時の旧国立競技場は、一般的なコンサートホールとは異なり、競技場としての利用や周辺環境への配慮などから、音楽イベントの開催条件が厳しい施設でした。
2009年の日刊スポーツ報道でも、国立競技場でのコンサート開催には騒音問題などの制約があったことが紹介されています。
その場所で6年連続の公演を実現したことは、嵐の集客力とライブ制作の実績を象徴しています。
2. 聖火台から眺めた東京の景色
2019年のオープニングイベントに際して、櫻井翔は嵐のコメントとして、旧国立競技場の聖火台から見える新宿の高層ビル群に触れました。
東京の中心にある競技場で、数万人の観客と同じ時間を過ごすことは、アリーナやドームとは違った体験です。
また、2013年の最後の公演では、初公演以来となる聖火の点火も行われました。
場所そのものに思い出が積み重なっていったことが、国立競技場を特別な存在にした大きな理由です。
3. アラフェスというファン参加型の文化
2012年・2013年のアラフェスは、ファンのリクエストをセットリストに反映するという特徴を持っていました。
通常のツアーでは新作アルバムを軸に構成されることが多い一方、アラフェスでは過去の楽曲も含めて選曲されました。
長く応援してきたファンにとっては、思い入れのある曲が再び大きなステージで披露される機会でもありました。
2012年に27万1,097通のリクエストが集まったという数字は、ファンが単にライブを観るだけでなく、内容づくりにも参加していたことを示しています。
4. 旧国立から新国立へ受け継がれた記憶
2013年に旧国立競技場での公演が終了した後も、嵐と国立競技場の関係は途切れませんでした。
2019年のオープニングイベントへの出演を経て、2020年には新国立競技場で初の単独アーティスト公演を実現しています。
旧国立での有観客ライブと、新国立での無観客配信ライブ。
開催形式は異なりますが、同じ競技場の歴史を異なる時代に受け継いだという点で、嵐にとって大きな意味を持つ出来事でした。
【2026年最新】嵐の国立競技場ライブは今後ある?活動終了と最終ツアー
2026年の最新情報を確認するうえで重要なのは、嵐のグループ活動がすでに終了していることです。
2025年5月、嵐はグループ活動の再開と、最後のコンサートツアーを実施する方針を発表しました。
その後、2026年3月から5月にかけて「ARASHI LIVE TOUR 2026 We are ARASHI」が開催され、2026年5月31日の東京ドーム公演をもってグループ活動を終了しました。
最後のツアーは5大ドーム全15公演
2026年のツアーは、札幌・東京・名古屋・福岡・大阪の5大ドームを中心に開催されました。
| 会場 | 開催日 |
|---|---|
| 大和ハウス プレミストドーム | 3月13日・14日・15日 |
| 東京ドーム | 4月1日・2日 |
| バンテリンドーム ナゴヤ | 4月6日・7日・8日 |
| みずほPayPayドーム福岡 | 4月24日・25日・26日 |
| 京セラドーム大阪 | 5月15日・16日・17日 |
| 東京ドーム(最終公演) | 5月31日 |
合計15公演です。
ここで注意したいのが、旧国立競技場の15公演と2026年の15公演は別の記録だという点です。
- 旧国立競技場:2008~2013年の6年間で15公演
- 2026年最終ツアー:5大ドームを巡る全15公演
数字は同じですが、会場も開催時期も異なります。
2026年の公式ツアー日程に国立競技場は含まれていません。
11月3日には最終ツアーのBlu-ray・DVDが発売
2026年11月2日現在、もう一つ注目したいのが、最終ツアーの映像作品です。
Storm Labelsの公式発表によると、「ARASHI LIVE TOUR 2026 We are ARASHI」のBlu-ray・DVDは2026年11月3日発売予定です。
収録されるのは、5月31日の東京ドーム最終公演。
ファンクラブ会員限定盤には、ライブ本編に加えて、2025年の活動再開発表からツアーファイナルまでを記録したメイキング映像「ARASHI Behind the scenes 2025-2026」なども収録されます。
通常盤も含め、ファミクラストアのオンライン限定販売商品として案内されています。一般の音楽ソフト取扱店や通常のECサイトでの販売とは異なるため、購入を検討する場合は販売形態にも注意が必要です。
嵐の国立競技場ライブの歴史は、2026年の活動終了によって新たな単独公演が加わる段階を終えました。しかし、過去の公演映像や楽曲を通して、その記録を振り返る機会はこれからも残されています。
【嵐と国立競技場】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:嵐は国立競技場で何回ライブを開催しましたか?
A1:旧国立競技場では2008年から2013年までの6年間で合計15公演を開催しました。2008年が2公演、2009年が3公演、2010年が4公演、2011年から2013年までは各年2公演です。さらに新国立競技場では、2020年にアラフェス2020を無観客配信で開催しています。
Q2:嵐が新国立競技場で初めて単独ライブを開催したのはいつですか?
A2:2020年11月3日の「アラフェス2020 at 国立競技場」です。新国立競技場のオープニングイベントには2019年12月にも出演していますが、複数の出演者によるイベントと、2020年の単独公演は別のものです。
Q3:アラフェス2012と2013の開催日はいつですか?
A3:2012年は9月20日・21日、2013年は9月21日・22日です。どちらも旧国立競技場で2日間開催され、ファンのリクエストを取り入れたセットリストが特徴でした。
Q4:アラフェス2020は観客を入れて開催されましたか?
A4:いいえ。新型コロナウイルス感染拡大の影響により、無観客の事前収録公演を配信する形式に変更されました。配信日は2020年11月3日で、PART1とPART2の2部構成でした。
Q5:2026年に嵐が国立競技場でライブを開催する予定はありますか?
A5:2026年11月2日時点で、国立競技場での新たな公演は公式発表されていません。2026年の最終ツアーは5大ドームを巡る全15公演で、5月31日の東京ドーム公演をもってグループ活動を終了しています。
まとめ:嵐と国立競技場が残した6年間と新たな歴史
嵐と国立競技場の歴史を振り返ると、2008年の初公演から2013年の旧国立最後のステージまで、6年連続・計15公演という特別な記録が浮かび上がります。
2009年の「5×10」で迎えたデビュー10周年、2010年の4日間公演、2011年の台風を乗り越えたステージ、そして2012年・2013年のファン参加型ライブ「アラフェス」。それぞれの公演が異なる思い出を積み重ねてきました。
2020年には新国立競技場でアーティスト初の単独公演を実現。コロナ禍によって有観客開催はかなわなかったものの、無観客配信という新しい方法で、再び国立競技場と嵐の歴史が結び付きました。
そして2026年5月31日、東京ドームでの最終公演をもって嵐はグループ活動を終了しました。
嵐にとって国立競技場は、単に大勢の観客を集めた会場ではありません。6年間にわたってファンと時間を共有し、旧国立から新国立へと歴史をつないだ象徴的な場所です。
これから先、新たな公演が追加されるかどうかとは別に、2008年から2020年までに刻まれた国立競技場での記録は、嵐のライブ史を語るうえで欠かせない財産として残り続けます。
主な参照資料:Storm Labels公式ディスコグラフィー、STARTO ENTERTAINMENT公式公演・リリース情報、日刊スポーツ、スポニチ、ORICON NEWS、TOWER RECORDS ONLINE。