【旧国立競技場の歴代ライブ】SMAPから嵐までの伝説的な出演者
旧国立競技場は1958年に完成し、1964年の東京オリンピックをはじめ、日本のスポーツ史を象徴する会場として使用されてきました。
音楽イベントの歴史も古く、最初の大規模な音楽イベントは1985年の「国際青年年記念 ALL TOGETHER NOW」です。
吉田拓郎、オフコース、佐野元春、サザンオールスターズ、はっぴいえんどなどが出演しました。
1996年にはルチアーノ・パヴァロッティ、プラシド・ドミンゴ、ホセ・カレーラスによる世界三大テノールの公演も開催されています。
旧国立競技場の単独ライブ出演者

特に注目したいのが、2005年以降に続いた大規模なアーティストの単独公演です。
- 2005年・2006年:SMAP
- 2007年:DREAMS COME TRUE
- 2008年~2013年:嵐
- 2012年・2014年:L’Arc~en~Ciel
- 2014年:ももいろクローバーZ
- 2014年:AKB48
旧国立競技場で初めて単独コンサートを開催したアーティストはSMAPです。
そして、歴代の出演者の中でも際立った実績を残したのが嵐でした。
Billboard JAPANの2014年の報道では、嵐は2008年から6年間で計15公演を開催し、当時の最多公演記録を残したと紹介されています。
旧国立での嵐の公演は、単なるコンサート会場の実績ではありません。
大規模な屋外スタジアムを使った演出と、数万人規模の観客を動員するエンターテインメントの象徴として、後のスタジアムライブにも大きな印象を残しました。
2014年、旧国立競技場の最後のライブ
2014年は旧国立競技場の音楽史における重要な年です。
L’Arc~en~Ciel、ももいろクローバーZ、AKB48などが公演を実施しました。
さらに、5月28日・29日には「SAYONARA 国立競技場 FINAL WEEK JAPAN NIGHT」が開催され、L’Arc~en~Ciel、Perfume、SEKAI NO OWARIなどが出演しました。
これが旧競技場の最後の音楽イベントとして記録されています。
なお、ポール・マッカートニーも2014年に公演を予定していましたが、体調不良によって中止されました。したがって、歴代の実際の出演者には含められません。
【新国立競技場ライブ歴代一覧】2020年から2026年までの年表

新国立競技場は2019年11月30日に竣工しました。
音楽ライブの歴史は旧競技場とは異なる形で始まっています。
ここでは、2026年11月2日現在までに公表されている主要な音楽公演を、開催日とともに整理します。
新国立競技場の歴代ライブ年表
出典:STARTO ENTERTAINMENT、矢沢永吉公式サイト、ユニバーサル ミュージック、各アーティスト公式サイト、LDH LIVE SCHEDULEなどの公演情報を基に整理。
この年表で重要なのは、配信公演、単独ライブ、合同音楽イベント、ファンクラブ限定公演を区別している点です。
同じ「国立競技場でライブを開催」という表現でも、観客を入れた公演なのか、映像配信を目的とした収録なのかによって実績の意味は変わります。
2020年:嵐「アラフェス2020」
新国立競技場の音楽ライブ史を語るうえで、嵐の「ARASHI アラフェス 2020 at NATIONAL STADIUM」は欠かせません。
当初は2020年5月15日・16日に開催される予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期されました。
その後、ファンやスタッフの安全を考慮して無観客配信という形に変更され、11月3日に配信されました。
この公演は、旧国立競技場時代から国立の舞台に立ってきた嵐が、新しい競技場でも歴史を刻んだ出来事です。
2022年:矢沢永吉「MY WAY」
2022年8月27日・28日には、矢沢永吉のデビュー50周年を記念した「EIKICHI YAZAWA 50th ANNIVERSARY TOUR『MY WAY』」が開催されました。
新国立競技場で初めて実施された有観客の単独ライブです。
2日目の8月28日にはB'zの松本孝弘、稲葉浩志がスペシャルゲストとして登場。初日の8月27日にはMISIAも出演しました。
矢沢永吉にとって50周年という節目と、会場にとっての歴史的な初公演が重なったことは大きな意味を持ちます。
2023年:めいちゃん「追い風」
2023年4月29日には、歌い手のめいちゃんが無料配信ライブ「追い風」を開催しました。
男性ソロアーティストによる国立競技場での配信ライブとして初の試みと報じられた公演です。
有観客の単独ライブとは異なりますが、新国立競技場の活用方法が音楽配信にも広がった事例です。
2024年:Ado「SPECIAL LIVE 2024 心臓」
2024年4月27日・28日に開催されたのが、Adoの「SPECIAL LIVE 2024『心臓』」です。
この公演は、女性ソロアーティストとして初めての国立競技場ワンマンライブとなりました。
ユニバーサル ミュージックの公式発表では、2日間で14万人以上を動員したとされています。
公演では初音ミクとの共演や、B'zの松本孝弘をゲストに迎えた楽曲披露も話題になりました。
Adoの圧倒的な歌唱表現と、巨大な屋外スタジアムならではの演出が組み合わさった公演です。
2025年:Snow Man「1st Stadium Live~Snow World~」
2025年4月19日・20日には、Snow Manが「Snow Man 1st Stadium Live~Snow World~」を開催しました。
グループ初のスタジアムライブであり、国立競技場という大規模会場への進出を象徴する公演です。
STARTO ENTERTAINMENTの公演情報にも、両日の開催日程が掲載されています。
さらに同年12月13日・14日には「2025 MUSIC BANK GLOBAL FESTIVAL IN JAPAN」が開催されました。
こちらは合同音楽イベントで、Snow Manはスペシャルゲストという位置づけです。Snow Manの単独公演とは分けて考える必要があります。
【2026年最新】櫻坂46・TWICE・ミセス・Stray Kidsの開催実績
2026年は、新国立競技場のライブ史において特に注目度の高い年です。
これまでの代表的な公演に加え、アイドルグループ、海外アーティスト、ロックバンドなど、幅広いジャンルの公演が実施されています。
櫻坂46「5th YEAR ANNIVERSARY LIVE」
2026年4月11日・12日には、櫻坂46の「5th YEAR ANNIVERSARY LIVE」が開催されました。
会場はMUFGスタジアムで、両日とも15時開場、17時30分開演の予定で案内されていました。
グループの5周年を記念する公演であり、女性アイドルグループによる大規模スタジアムライブの一つとして位置づけられます。
櫻坂46の公式特設サイトでも、出演者と開催日が案内されています。
TWICE「THIS IS FOR WORLD TOUR IN JAPAN」
TWICEは2026年4月25日・26日・28日の3日間、MUFGスタジアムで公演を開催しました。
公演名は「TWICE THIS IS FOR WORLD TOUR IN JAPAN」です。
開催日は次のとおりです。
- 4月25日(土):開場15時・開演18時
- 4月26日(日):開場14時・開演17時
- 4月28日(火):開場15時・開演18時
日本ツアーの追加公演として実施されたもので、3日間にわたって国立のステージに立ちました。
公式特設サイトでは、映画館でのライブビューイングや配信についても案内されており、会場に足を運べないファンも公演を楽しめる仕組みが用意されていました。
Mrs. GREEN APPLE「ゼンジン未到とイ/ミュータブル」
Mrs. GREEN APPLEは2026年4月18日・19日に「ゼンジン未到とイ/ミュータブル~間奏編~」を開催しました。
さらに7月4日・5日にも同じ公演シリーズのMUFGスタジアム公演が組まれました。
ただし、7月の2日間はファンクラブ限定公演です。
つまり、同じ会場で同じ公演シリーズを実施しながら、4月と7月で参加対象が異なっていました。
公式サイトには、両日程の開場・開演時間や会場内の案内が掲載されています。
この4日間の開催実績は、2026年の新国立競技場を語るうえで見逃せないポイントです。
Stray Kids「RUN IT JAPAN」
Stray Kidsは2026年8月29日・30日に「Stray Kids World Tour RUN IT JAPAN」を開催しました。
公演時間は次のとおりです。
- 8月29日(土):15時30分開場・17時30分開演
- 8月30日(日):15時開場・17時開演
会場はMUFGスタジアムです。
海外アーティストによるスタジアム規模の日本公演としても注目されたイベントで、公式公演案内には両日の詳細が掲載されています。
2026年11月の最新予定:LDH LIVE-EXPO
2026年11月2日現在、次に予定されている注目イベントが「LDH LIVE-EXPO 2026 -PERFECT YEAR BEST-」です。
開催日は次の2日間です。
| 日程 | 開場 | 開演 |
|---|---|---|
| 11月28日(土) | 15:30 | 17:30 |
| 11月29日(日) | 15:00 | 17:00 |
会場はMUFGスタジアム(国立競技場)。
出演者にはEXILE、三代目 J SOUL BROTHERS、GENERATIONS、THE RAMPAGE、FANTASTICS、BALLISTIK BOYZ、PSYCHIC FEVERなど、LDH所属の多数のアーティストが名を連ねています。
LDHとして初めてMUFGスタジアムで開催するイベントとして、2026年の締めくくりを飾る大型公演になりそうです。
LDH公式発表では、全席指定チケットは17,600円(税込)と案内されています。
【新旧国立競技場の違い】なぜライブ開催頻度が少ないのか
国立競技場は、一般的なコンサート専用アリーナとは異なります。
そもそも陸上競技やサッカーなどのスポーツを中心に設計された施設であり、音楽イベントの開催には特有の調整が必要です。
旧国立競技場で問題になっていた3つの条件
2014年のBillboard JAPANの報道では、旧国立競技場のコンサート開催に関して、次の条件が紹介されていました。
1. 天然芝の保護
競技場では夏芝と冬芝を交互に育て、天然芝を維持していました。
大型ライブでは舞台装置や機材の搬入、観客の動線などが芝生に影響するため、競技場スタッフによる使用審査が必要でした。
2. 近隣への騒音配慮
旧施設では、近隣への配慮から音量90デシベル以内という条件が紹介されていました。
3. 終演時間の制限
同じく2014年当時の旧施設では、コンサート時間は午後9時までとされていました。
これらの条件が、大規模ライブを頻繁に開催することを難しくしていた背景の一つです。
なお、90デシベルや午後9時という数値は旧施設についての当時の報道内容です。2026年のMUFGスタジアムに同一の数値がそのまま適用されているという意味ではありません。
新国立競技場もスポーツ施設としての性格を持つ
現在の新国立競技場も、コンサート専用施設ではありません。
日本スポーツ振興センターが公表する施設概要によると、主な仕様は以下のとおりです。
- 収容人数:67,750席
- スタンド:3層構造
- トラック:全天候型400メートル・9レーン
- 芝生:天然芝
- 竣工日:2019年11月30日
特に重要なのは、陸上競技用トラックと天然芝を備えている点です。
ライブの際にはステージの設置場所、アリーナ席の配置、芝生の保護、機材搬入などを総合的に調整する必要があります。
また、67,750席という数字は施設概要上の収容人数であり、ライブごとの実際の販売席数とは異なります。ステージの形状や演出によって観客数は変わります。
2025年以降、運営体制も変わった
もう一つ見逃せないのが運営体制の変化です。
2025年4月から、国立競技場の運営管理は民間事業者によって行われるようになりました。
スポーツ庁は、民間事業者のノウハウを活用することで、施設の利用拡大やサービスの質の向上を期待すると説明しています。
2026年に大型ライブが複数開催されている背景には、こうした運営体制の変化もあります。
ただし、ライブの開催数はアーティスト側のツアー計画、会場の空き日程、設営・撤去期間などにも左右されます。
「国立競技場では年間1組しかライブを開催できない」という決まりがあるわけではありません。
【MUFGスタジアムとは?】2026年からの名称変更と新旧比較
2026年の公演情報を検索すると、「新国立競技場」「国立競技場」「MUFGスタジアム」という3種類の名称が出てきます。
これらの関係を理解しておくと、ライブの検索やチケット情報の確認が簡単になります。
2026年1月1日からMUFGスタジアムに
2025年10月15日、株式会社ジャパンナショナルスタジアム・エンターテイメントと三菱UFJフィナンシャル・グループは、国立競技場のナショナルスタジアムパートナー契約を発表しました。
そして、2026年1月1日から新しい呼称として「MUFGスタジアム」が使用されています。
つまり、2026年に櫻坂46やTWICEが出演したMUFGスタジアムは、新国立競技場そのものです。
施設が建て替えられたわけでも、別の場所に移転したわけでもありません。
新旧国立競技場の比較
| 比較項目 | 旧国立競技場 | 新国立競技場 |
|---|---|---|
| 建設・竣工 | 1958年 | 2019年11月30日 |
| 閉場 | 2014年 | 現在も使用中 |
| 代表的な出演者 | SMAP・嵐・DREAMS COME TRUE | 矢沢永吉・Ado・Snow Man |
| 収容人数 | 施設時代の仕様による | 67,750席 |
| 芝生 | 天然芝 | 天然芝 |
| スタンド | 旧施設の構造 | 3層構造 |
| 現在の呼称 | 旧国立競技場 | 国立競技場・MUFGスタジアム |
この比較から分かるように、旧国立競技場と新国立競技場は歴史的なつながりこそありますが、別々の建物です。
検索するときは、開催年と会場の正式な表記を確認することが大切です。
【プロの結論】国立競技場のライブ歴代を調べるときの3つの判断基準
国立競技場のライブ実績は、単純に出演アーティストの名前を並べるだけでは正しく理解できません。
特に、次の3つの視点が重要です。
1. 旧国立と新国立を混同しない
SMAPや旧国立時代の嵐の公演と、2020年以降の新国立競技場での公演は分けて考えます。
「嵐が国立でライブをした」という情報だけでは、どちらの施設なのか判断できません。
2. 無観客配信と有観客ライブを区別する
嵐のアラフェス2020は無観客配信でした。
一方、矢沢永吉の2022年のMY WAYは有観客の単独公演です。
この違いを整理しないと、新国立競技場でのライブ開催実績を正しく比較できません。
3. 単独公演と合同イベントを分ける
Snow Manの「Snow World」と「MUSIC BANK GLOBAL FESTIVAL IN JAPAN」は別のイベントです。
また、2026年のONE OK ROCK主催イベントにはUVERworldやYOASOBIが出演していますが、3組それぞれの単独公演ではありません。
こうした違いを意識すると、歴代ライブの情報をより正確に把握できます。
2026年の開催実績が示すもの
2026年は、櫻坂46、TWICE、Mrs. GREEN APPLE、Stray Kidsなど、さまざまなジャンルのアーティストがMUFGスタジアムで公演を行いました。
さらに11月28日・29日にはLDH LIVE-EXPO 2026が控えています。
旧国立競技場の時代には限られたアーティストだけが立った特別な舞台が、新しい運営体制のもとで多様な音楽イベントを受け入れる会場へと変化しています。
【新国立競技場ライブ歴代】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:新国立競技場で初めてライブをしたアーティストは誰ですか?
A1:単独音楽公演としては嵐です。2020年11月3日に「アラフェス2020」が無観客配信で実施されました。有観客の単独ライブとして最初に開催したのは、2022年8月27日・28日の矢沢永吉です。
Q2:旧国立競技場でライブをした歴代アーティストは誰ですか?
A2:SMAP、DREAMS COME TRUE、嵐、L’Arc~en~Ciel、ももいろクローバーZ、AKB48などです。1985年には「ALL TOGETHER NOW」、1996年には世界三大テノールの公演も開催されました。
Q3:2026年の国立競技場で次に開催されるライブは何ですか?
A3:2026年11月2日現在、次の大型音楽イベントは11月28日・29日に予定されている「LDH LIVE-EXPO 2026 -PERFECT YEAR BEST-」です。EXILE、三代目 J SOUL BROTHERS、GENERATIONSなどが出演予定です。
まとめ:新国立競技場のライブ歴代は2026年に新たな段階へ
新国立競技場のライブの歴史を振り返ると、旧国立競技場ではSMAPや嵐、DREAMS COME TRUEなどが伝説的な公演を残し、新国立競技場では嵐、矢沢永吉、Ado、Snow Manへとその歴史が引き継がれてきました。
2026年はMUFGスタジアムという新しい呼称のもと、櫻坂46、TWICE、Mrs. GREEN APPLE、Stray Kidsなどが公演を実施。11月にはLDH LIVE-EXPO 2026も予定されています。
国立競技場のライブ史を理解するうえで大切なのは、旧施設と新施設の区別、有観客と無観客配信の違い、そして単独ライブと合同イベントの違いです。
スポーツの聖地として築かれた歴史を受け継ぎながら、国内外のアーティストが新しい記録を積み重ねていくMUFGスタジアム。今後どのアーティストがこの舞台に立つのか、2026年以降の動向にも注目です。