MLB WARランキング2026最新|大谷翔平の順位と野手・投手別上位、fWARとbWARの違いを徹底解説

目次

2026年のMLBレギュラーシーズンが終了し、選手の総合的な貢献度を示す指標「WAR」のランキングにも注目が集まっている。FanGraphsのfWARでは、シカゴ・カブスのピート・クロウ=アームストロングが10.6でメジャー全体1位を獲得。45本塁打、41盗塁の40本塁打・40盗塁に加え、中堅守備でも圧倒的な存在感を示した。

一方、ドジャースの大谷翔平も投打の貢献を合算したfWARで6.6、メジャー全体5位にランクイン。ヨーダン・アルバレス、ボビー・ウィットJr.、ジェイコブ・ミジオロウスキー、クリストファー・サンチェスらも上位に名を連ねた。2026年11月1日時点のFanGraphsとBaseball-Referenceの公開データをもとに、野手・投手別のランキングからWARの計算方法、MVP候補の評価まで詳しく整理する。

📌 【この記事の重要ポイントまとめ】 2026年のfWAR全体1位: ピート・クロウ=アームストロングの10.6。2位のボビー・ウィットJr.を大きく引き離した。 大谷翔平の順位: FanGraphsの総合WARで6.6の全体5位。打撃3.7、投球2.9を記録した。 投手の注目選手: fWARではジェイコブ・ミジオロウスキーが6.6でトップ。bWARではクリストファー・サンチェスが8.1で1位。 WARの重要な違い: FanGraphsのfWARは投手評価にFIPを採用し、Baseball-ReferenceのbWARはRA9を採用する。

【2026年最新】MLB WARランキング全体トップ10!クロウ=アームストロングが歴史的1位

mlb war 2026

2026年のWARランキングを語るうえで、最初に押さえたいのがピート・クロウ=アームストロングの圧倒的な数字だ。

FanGraphsが公開する2026年のCombined WAR Leaderboardでは、クロウ=アームストロングが10.6 fWARで堂々の1位。2位のウィットJr.は7.0、3位のアルバレスは6.8となっている。

2026年11月1日更新データ

FanGraphs fWAR・総合ランキング

mlb war 2026
順位 選手 所属 fWAR
1 ピート・クロウ=アームストロング CHC 10.6
2 ボビー・ウィットJr. KC 7.0
3 ヨーダン・アルバレス HOU 6.8
4 ジェイコブ・ミジオロウスキー MIL 6.6
5 大谷翔平 LAD 6.6
6 エリー・デラクルーズ CIN 6.4
7 クリストファー・サンチェス PHI 6.2
8 キャム・シュリットラー NYY 6.2
9 ブライス・トゥラング MIL 5.9
10 オットー・ロペス MIA 5.9

出典:FanGraphs Combined WAR Leaderboard、2026年11月1日更新。数値はレギュラーシーズンのfWAR。

なお、MLB.comが9月27日に公表したシーズン最終統計記事では、ウィットJr.とアルバレスがともに6.8として紹介されていた。一方、11月1日更新のFanGraphs総合ランキングではウィットJr.が7.0となっている。これは集計時点・更新状況の違いを踏まえて読む必要がある。今回のランキングでは、最新のFanGraphs公開値を採用した。

1位ピート・クロウ=アームストロングが10.6を記録した理由

mlb war 2026


シカゴ・カブス/中堅手

10.6 fWAR


45本塁打・41盗塁・OPS .942

クロウ=アームストロングの2026年を特徴づけるのは、打撃・走塁・守備のすべてで高い価値を生み出したことだ。

MLB.comの9月28日付特集によると、同選手は45本塁打と41盗塁を達成し、40本塁打・40盗塁の仲間入りを果たした。さらにナショナル・リーグ最高のOPS .942を記録。中堅手としての優れた守備もWARを押し上げた。

FanGraphsの詳細データでは、攻撃面の貢献に加えて、走塁指標BsRが8.2、守備指標Defが23.0という数字を残している。

ここで重要なのは、10.6という数字が単に本塁打の多さを評価したものではないことだ。

長打力だけならアルバレスも非常に優秀だが、クロウ=アームストロングは塁上での価値と中堅守備でも大きく貢献した。これが総合指標で大差を生んだ理由である。

MLB.comは、今回の10.6 fWARについて、1956年のミッキー・マントル以来となる70年ぶりの大きな1位・2位間の差にも注目している。10 WARを超えるシーズン自体が非常に希少であり、2026年を代表する歴史的な個人記録となった。

【野手・投手別】2026年WARランキング上位選手を徹底比較

総合ランキングだけでは、選手の特徴を十分に理解できない。

野手は打撃、走塁、守備の組み合わせが重要になる一方、投手は投球内容と投球回数、失点抑止能力などが大きく影響する。

ここではFanGraphsのfWARを基準に、野手と投手を分けて見ていく。

2026年の野手WARランキング

順位 選手 所属 fWAR
1 ピート・クロウ=アームストロング CHC 10.6
2 ボビー・ウィットJr. KC 7.0
3 ヨーダン・アルバレス HOU 6.8
4 エリー・デラクルーズ CIN 6.4
5 ブライス・トゥラング MIL 5.9

ボビー・ウィットJr.は攻守走のバランスが強み


カンザスシティ・ロイヤルズ/遊撃手

7.0 fWAR


打撃・走塁・遊撃守備を総合的に評価された選手。

ウィットJr.の特徴は、単純な打撃成績だけでは評価しきれない総合力にある。

2026年のFanGraphsデータでは、走塁指標BsRが9.3、守備指標Defが22.8。遊撃手としての守備と盗塁を含む走塁能力が高く評価されている。

特に遊撃手というポジションは、守備負担が大きい。打撃だけでなく守備でも平均以上の働きを続ける選手は、WARで高い評価を受けやすい。

ヨーダン・アルバレスは打撃で圧倒


ヒューストン・アストロズ/指名打者

6.8 fWAR


打率.316、42本塁打、OPS 1.033。

アルバレスは、2026年のアメリカン・リーグを代表する強打者となった。

MLB.comのレギュラーシーズン統計によると、打率.316でリーグ首位、OPSは1.033でメジャー全体トップ。42本塁打、106打点という数字も残した。

一方、指名打者としての出場が中心であるため、守備による加点は限られる。

それでも6.8 fWARを記録したことは、打撃そのものが極めて高い価値を生み出した証拠だ。

2026年の投手WARランキング

投手部門では、ジェイコブ・ミジオロウスキーとクリストファー・サンチェスが特に注目される。

FanGraphsの2026年投手ランキングは次のとおり。

順位 選手 所属 fWAR
1 ジェイコブ・ミジオロウスキー MIL 6.6
2 クリストファー・サンチェス PHI 6.2
3 キャム・シュリットラー NYY 6.2
4 クリス・セール ATL 5.8
5 ヘスス・ルザルド PHI 5.5
6 ディラン・シース TOR 5.5


ミルウォーキー・ブルワーズ

6.6 fWAR


ERA 1.80、252奪三振、WHIP 0.80。

ミジオロウスキーは2026年、投手として非常にインパクトのあるシーズンを送った。

MLB.comのシーズン統計によると、ERA 1.80でメジャー全体トップ、奪三振252も両リーグを通じて最多。平均100マイルを超える速球を武器に、打者を圧倒した。


フィラデルフィア・フィリーズ

6.2 fWAR


33先発、207イニング、18勝。

サンチェスはミジオロウスキーとは異なるタイプの投手だ。

2026年は207イニングを投げ、18勝を記録。長いイニングを安定して消化する能力が評価されている。

興味深いのは、Baseball-ReferenceのbWARではサンチェスが8.1で投手全体1位になっていることだ。fWARでは6.2であるため、評価方法によって順位が変わる典型例といえる。

【大谷翔平のWAR2026】6.6で全体5位!投打二刀流の貢献度を分析


ロサンゼルス・ドジャース

6.6 fWAR


メジャー全体5位
打撃3.7+投球2.9

日本の野球ファンにとって最も気になるのが、大谷翔平の2026年のWARだろう。

FanGraphsのCombined WAR Leaderboardでは、大谷は6.6 fWARで全体5位。野手としての打撃と投手としての貢献を合算した数字となっている。

大谷翔平の2026年WAR内訳

評価項目 数値
打撃WAR 3.7
投球WAR 2.9
合計WAR 6.6
打席数 618
投球回 85.2

大谷の最大の特徴は、1人の選手が打者と投手の両方で価値を生み出していることだ。

2026年の打撃成績は、30本塁打、打率.275、OPS .889。投手としても85回2/3を投げている。

この二つの役割を合わせて評価できる点が、総合WARの面白さである。

例えば、打者ランキングだけを見れば、大谷はクロウ=アームストロングやウィットJr.、アルバレスと同じような比較対象になる。しかし投球による貢献を加えれば、評価の意味が変わってくる。

Baseball-ReferenceのbWARでは6.5

大谷の評価を別の角度から確認できるのがBaseball-Referenceだ。

同サイトの2026年選手プロフィールでは、大谷のWARは6.5 bWARとなっている。FanGraphsの6.6 fWARとは0.1の差だ。

この差は非常に小さいが、両方の指標で6以上を記録していることは、大谷が2026年も投打両面で高い価値を残したことを示している。

また、大谷はナショナル・リーグのMVP候補を考える際にも外せない存在だ。

ただし、WARの数字だけでMVPが決まるわけではない。チーム成績、リーグ内での比較、シーズンを通じた印象的な活躍なども投票に影響する。

【WARとは?】意味・仕組み・計算方法を初心者向けに解説

WARは、英語の「Wins Above Replacement」の略称だ。

日本語では「代替選手に対する勝利貢献度」と説明できる。

簡単にいえば、ある選手が、代わりに出場する平均的な控え選手と比較して、どれだけチームに勝利の価値をもたらしたかを推定する指標である。

WARの基本的な意味

例えば、ある選手のWARが5.0だったとする。

これは、同じポジションで代替可能な選手を起用した場合と比べて、シーズンを通じて約5勝分の価値を生み出したという評価になる。

一般的な目安は次のとおり。

WAR 評価の目安
8.0以上 MVP級
5.0〜7.9 オールスター級
2.0〜4.9 レギュラー級
0.0〜1.9 控え・代替選手級
0未満 代替選手を下回る評価

この区分は選手のシーズン評価を理解するための一般的な目安であり、公式の表彰基準ではない。

野手WARの計算方法

野手の場合、主に次の要素を組み合わせて算出する。

- 打撃による得点貢献
- 走塁による得点貢献
- 守備による得点貢献
- 守備位置による補正
- リーグ環境による補正
- 代替選手との比較による加算

FanGraphsの基本的な計算式は次のように表せる。

\[
WAR =
\frac{
Batting + BsR + Fielding +
Position + League + Replacement
}{
Runs\ Per\ Win
}
\]

この仕組みがあるため、同じ打率や本塁打数の選手でも、守備位置や走塁能力によってWARは変わる。

例えば、守備負担の大きい遊撃手と、守備機会の少ない指名打者では、同じ打撃成績でも総合評価が異なる場合がある。

投手WARの計算方法

投手では、主に投球内容と投球回数が評価される。

FanGraphsのfWARは、基本的にFIPを基礎とする。

FIPとは「Fielding Independent Pitching」の略で、守備の影響をできるだけ切り離し、投手自身が比較的コントロールしやすい三振、四球、死球、本塁打などから投球内容を評価する指標だ。

一方、Baseball-ReferenceのbWARではRA9を基本とした評価が使われる。

RA9は9イニングあたりの失点を基準とするため、実際の失点抑止能力や守備環境も評価に反映される。

この違いが、ミジオロウスキーとサンチェスのランキングに表れている。

【fWARとbWARの違い】FanGraphsとBaseball-Referenceはどちらが正確?

WARを調べる際に混乱しやすいのが、fWARとbWARという2種類の数字が存在することだ。

どちらも選手の総合的な貢献度を評価するための指標だが、計算方法が異なる。

fWARとbWARの比較

比較項目 fWAR bWAR
提供元 FanGraphs Baseball-Reference
主な特徴 FIPを重視した投手評価 実際の失点を重視した投手評価
投手評価 FIPを基本に算出 RA9を基本に算出
野手評価 打撃・走塁・守備・補正 打撃・走塁・守備・併殺など
主な用途 投球内容や総合能力の比較 実際の結果を含む総合評価
数値の一致 bWARとは異なる場合がある fWARとは異なる場合がある

なぜミジオロウスキーとサンチェスの順位が変わるのか

2026年の代表的な比較が次の数字だ。

投手 FanGraphs fWAR Baseball-Reference bWAR
ジェイコブ・ミジオロウスキー 6.6 6.5
クリストファー・サンチェス 6.2 8.1

ミジオロウスキーはERA 1.80、252奪三振という圧倒的な成績を残した。三振や四球など、投手自身の能力を重視するFIPベースのfWARでも高く評価されている。

一方、サンチェスは207イニングを投げて18勝を記録。実際の失点抑止を重視するbWARでは、より高い評価を受けた。

つまり、同じシーズンを見ていても、何を投手の価値と考えるかによって評価が変わる。

ここで大切なのは、どちらか一方を絶対的な正解と考えないことだ。

- 投手自身の投球内容を中心に比較したい場合: fWARが参考になる。
- 実際の失点抑止やシーズン結果を重視したい場合: bWARが参考になる。
- 総合的な選手評価をしたい場合: 両方を確認するのが望ましい。

WARは絶対的な真実を示す数字ではなく、選手の価値を比較するための推定指標である。

【MLB MVP候補2026】WARから見る有力選手と評価のポイント

2026年のWARランキングをMVP争いと結びつけると、注目すべき選手が明確になる。

ただし、WARランキングとMVP投票順位は同じではない。WARは選手の総合的な価値を示す一つの材料であり、受賞を自動的に決定するものではない。

ナショナル・リーグの有力候補


ピート・クロウ=アームストロング

最有力級
10.6 fWAR

40本塁打・40盗塁と中堅守備を両立。WARでメジャー全体を大きく引き離した。


大谷翔平

6.6 fWAR

打撃と投球の両方で貢献。二刀流の価値を総合WARで確認できる。


クリストファー・サンチェス

6.2 fWAR/8.1 bWAR

投球回数と失点抑止能力が評価され、特にbWARで高い数値を記録した。

MLB.comもクロウ=アームストロングを2026年のナショナル・リーグMVP有力候補として紹介している。

アメリカン・リーグの有力候補


ボビー・ウィットJr.

7.0 fWAR

遊撃守備、走塁、打撃のバランスが強み。


ヨーダン・アルバレス

6.8 fWAR

打率.316、OPS 1.033。打撃成績ではリーグを代表する存在となった。

ウィットJr.は攻守走の総合力、アルバレスは打撃の圧倒的な生産性が評価の中心になる。

WARだけを見ればウィットJr.が上回るが、MVP投票では打撃タイトルやチーム事情、シーズン全体の印象も判断材料となる。

MVP候補を比較するときの判断基準

評価ポイント 注目する指標
打撃の生産性 OPS、wRC+、本塁打
走塁能力 盗塁、BsR
守備能力 Def、DRSなど
投手としての能力 ERA、FIP、奪三振
総合的な貢献 fWAR、bWAR

MVP候補を公平に比較したいなら、WARだけを切り取るのではなく、選手のポジションや役割、リーグ内での成績も合わせて確認することが大切だ。

【よくある質問】MLBのWARランキング2026に関するFAQ

Q1:2026年のMLBでWARが最も高かった選手は誰ですか?

A1:FanGraphsのfWARでは、シカゴ・カブスのピート・クロウ=アームストロングです。10.6を記録し、メジャー全体1位となりました。

Q2:大谷翔平の2026年のWARは何位ですか?

A2:FanGraphsの総合WARでは6.6でメジャー全体5位です。打撃WARが3.7、投球WARが2.9となっています。

Q3:2026年の投手WARランキング1位は誰ですか?

A3:FanGraphsのfWARではジェイコブ・ミジオロウスキーが6.6でトップです。一方、Baseball-ReferenceのbWARではクリストファー・サンチェスが8.1で1位です。

Q4:WARが10を超えるとどれほどすごいのですか?

A4:一般的にはMVP級と評価される非常に高い数字です。2026年のクロウ=アームストロングの10.6は、近年のMLBでも極めて希少な水準です。

Q5:fWARとbWARはどちらを見ればいいですか?

A5:どちらも参考になります。投手の投球内容をFIP中心で評価したい場合はfWAR、実際の失点抑止を重視したい場合はbWARが参考になります。選手の総合評価では両方を比較するのがおすすめです。

Q6:WARが高ければMVPを受賞できますか?

A6:WARはMVP候補を比較するうえで重要な材料ですが、受賞を保証するものではありません。打撃成績、守備、投球、チームへの貢献なども含めて評価されます。

まとめ:2026年のMLB WARはクロウ=アームストロングが圧倒、大谷翔平もトップ5入り

2026年のMLB WARランキングで最も大きなインパクトを残したのは、ピート・クロウ=アームストロングだった。

FanGraphsのfWARで10.6を記録し、45本塁打・41盗塁という40-40達成に加え、中堅守備でも高い評価を獲得。打撃だけに偏らない総合力が、圧倒的なWARにつながった。

大谷翔平も6.6 fWARで全体5位。打撃3.7、投球2.9という内訳は、二刀流選手ならではの価値を示している。

また、投手部門ではミジオロウスキーがfWAR1位、サンチェスがbWAR1位という興味深い結果になった。fWARとbWARの違いを理解すれば、ランキングの数字が異なる理由も見えてくる。

2026年のWARを読み解くうえで押さえておきたいのは、数字の高さだけでなく、その数字を生み出したプレーの中身だ。

今後のMVP評価や選手の比較でも、打撃・走塁・守備・投球を分けて確認し、最後にfWARとbWARを照らし合わせることで、選手の本当の価値をより立体的に理解できる。


主な参照資料:FanGraphs 2026 Combined WAR Leaderboard・Batting Leaderboard・Pitching Leaderboard、Baseball-Reference 2026 MLB Leaders、MLB.com 2026 Regular Season Stat Leaders、MLB.com WAR解説。