就職人気ランキング2026最新!27卒の人気企業・文理別順位と変動理由を徹底比較

目次

2026年の就職活動で企業選びの参考になるのが、2027年卒(27卒)の大学生・大学院生を対象とした就職人気ランキングだ。マイナビと日本経済新聞社が共同で発表した最新調査では、文系総合1位に4年連続でニトリ、理系総合1位に味の素が選ばれた。伊藤忠商事やコナミグループ、セガ、トヨタ自動車なども上位に入り、業界ごとに異なる人気の傾向が浮かび上がっている。

注目したいのは、ランキングによって調査対象や投票方法、順位の算出基準が異なることだ。マイナビ・日経の有効回答34,905人による調査に加え、文化放送キャリアパートナーズやRe就活キャンパスの結果も比較すると、学生が企業に求める魅力や、知名度だけでは説明できない人気の背景が見えてくる。

📌 【この記事の重要ポイントまとめ】

  • 文系総合1位:ニトリが4年連続で首位を獲得。
  • 理系総合1位:味の素が前年2位から首位に浮上。
  • 調査規模:マイナビ・日経調査の有効回答は34,905人。調査期間は2025年10月1日~2026年3月23日。
  • 他社調査との比較:文化放送キャリアパートナーズでは伊藤忠商事、Re就活キャンパスでも伊藤忠商事が総合1位。
  • 企業選びのポイント:人気順位だけでなく、仕事内容、配属、待遇、専門性、働き方まで確認することが大切。

【2026年最新】27卒の就職人気ランキングは?マイナビ・日経調査の結果

就職人気ランキング

2026年4月20日にマイナビと日本経済新聞社が発表した「マイナビ・日経 2027年卒大学生就職企業人気ランキング」は、27卒の学生の企業選びを把握するうえで重要な調査だ。

同調査は1978年(1979年卒対象)から続く歴史を持ち、2017年度から日本経済新聞社との共同調査として実施されている。2027年卒版では文系・理系それぞれの総合ランキングに加え、男女別、業界別、地域別などのランキングも公表された。

文系総合ランキングTOP10

就職人気ランキング
  1. 1位:ニトリ(1,043票・前年1位)
  2. 2位:味の素(638票・前年3位)
  3. 3位:伊藤忠商事(530票・前年4位)
  4. 4位:コナミグループ(449票・前年10位)
  5. 5位:セガ(441票・前年13位)
  6. 6位:全日本空輸(ANA)(425票・前年8位)
  7. 7位:JTBグループ(416票・前年7位)
  8. 8位:トヨタ自動車(407票・前年12位)
  9. 9位:みずほフィナンシャルグループ(401票・前年2位)
  10. 10位:Sky(396票・前年16位)

文系ではニトリが4年連続で1位を維持した。2位の味の素、3位の伊藤忠商事も前年から順位を上げている。

特に目を引くのはコナミグループだ。前年10位から4位へ上昇し、セガも前年13位から5位に躍進した。ゲームやエンターテインメントに関わる企業が2社そろってトップ5に入ったことは、27卒のランキングにおける特徴の一つだ。

また、トヨタ自動車とSkyも新たにトップ10入りした。一方、前年2位のみずほフィナンシャルグループは9位となり、前年5位の日本航空(JAL)は12位に下がった。

理系総合ランキングTOP10

就職人気ランキング
  1. 1位:味の素(460票・前年2位)
  2. 2位:Sky(331票・前年3位)
  3. 3位:KDDI(270票・前年4位)
  4. 4位:本田技研工業(Honda)(252票・前年13位)
  5. 5位:三菱重工業(219票・前年7位)
  6. 6位:ダイキン工業(216票・前年115位)
  7. 7位:デンソー(215票・前年10位)
  8. 8位:トヨタ自動車(210票・前年8位)
  9. 9位:セガ(191票・前年11位)
  10. 10位:パナソニックグループ(180票・前年5位)

理系総合では味の素が前年2位から初の首位を獲得した。食品メーカーとしての知名度だけでなく、研究開発や技術系職種を志望する学生からの支持が集まった点が注目される。

自動車関連企業の存在感も強い。本田技研工業は前年13位から4位、デンソーは前年10位から7位に上昇し、トヨタ自動車も8位を維持した。

さらに、ダイキン工業は前年115位から6位へ大幅に上昇。理系学生の人気が食品、化学、機械、自動車、ITなどの技術系メーカーや専門企業に広がっている。

34,905人が参加した調査の概要

今回のマイナビ・日経調査では、全国の大学3年生と大学院1年生を調査開始時点の対象としている。

  • 調査対象:2027年3月卒業・修了見込みの大学生、大学院生
  • 調査期間:2025年10月1日~2026年3月23日
  • 調査方法:マイナビ2027、就職情報誌、イベント会場などで告知し、Webアンケートで回収
  • 有効回答数:34,905人
  • 投票方式:企業人気ランキングは5社連記方式
  • 選社理由:1社につき2項目を選択する複数回答

回答者の内訳は文系男子11,531人、文系女子14,449人、理系男子5,793人、理系女子3,132人だ。

文系・理系それぞれのランキングは、単に人気企業を並べたものではない。回答者の専攻や性別による志向の違いも反映されており、企業研究の入口として活用できる。

【検証資料 1】就職人気ランキングの当時の様子・関連報道写真(出典:Yahoo!ニュース)

【文系・理系・男女別】上位企業から見える27卒の志向

総合ランキングだけでは見えにくいのが、男女別や専門分野別の違いだ。マイナビ・日経調査では、文系男子・文系女子・理系男子・理系女子の4区分でも上位100社を公表している。

文系男子はニトリ・コナミ・伊藤忠商事が上位

文系男子の1位はニトリ、2位はコナミグループ、3位は伊藤忠商事だった。4位にトヨタ自動車、5位に味の素が続く。

総合ランキングと比較すると、コナミグループやトヨタ自動車の順位が高い。ゲーム・エンターテインメント、自動車、総合商社、食品など、異なる事業領域の企業が上位に並んでいる。

文系女子は航空・旅行・エンタメ企業も人気

文系女子の1位もニトリで、2位は味の素。3位に全日本空輸(ANA)、4位にJTBグループ、5位に日本航空(JAL)が入った。

6位は伊藤忠商事、7位には日本住宅ローンと星野リゾート・マネジメントが並び、9位は東宝、10位はセガだった。

航空・旅行関連企業が上位に複数入っている点は特徴的だ。また、東宝やセガなどのエンターテインメント企業も支持を集めている。

理系男子はIT・自動車・重工業が強い

理系男子の1位はSky、2位は本田技研工業、3位はKDDIだった。4位に三菱重工業、5位に味の素が続く。

このほか、トヨタ自動車が6位、デンソーが7位、ダイキン工業が8位、セガが9位、パナソニックグループが10位となった。

IT、通信、自動車、重工業など、技術的な専門性を生かせる企業が上位に集まっている。

理系女子は食品・化学・日用品メーカーが上位

理系女子では味の素が1位となり、明治グループが2位、カゴメが3位、サントリーグループが4位、アサヒグループとSky、ニトリが5位で並んだ。

8位は日清食品、9位はロッテ、10位はKDDIとヤクルト本社だった。

食品・飲料メーカーが上位を占める一方、IT企業や小売企業もランクインしている。理系という区分の中でも、研究開発、品質管理、生産技術、情報技術など、関心のある仕事内容によって志望先は大きく異なる。

男女別ランキングは、性別だけで企業の向き不向きを判断するためのものではない。あくまで回答者全体の傾向を知るためのデータとして、自分の専攻や職種志向と照らし合わせたい。

【順位変動を分析】ニトリ・味の素・伊藤忠商事が人気を集める理由

27卒のランキングで注目すべきなのは、上位企業の顔ぶれだけではない。前年からの順位変動と、学生が企業を選んだ理由を組み合わせると、人気の背景がより具体的に見えてくる。

ニトリは文系4年連続1位を維持

ニトリは文系総合で1,043票を獲得し、2位の味の素に405票差をつけた。4年連続の首位という結果は、学生の間で安定した支持を得ていることを示す。

マイナビの選社理由データでは、ニトリを選んだ理由として「安定している」が31.9%、「業界上位である」が17.3%、「将来性がある」が15.7%を占めた。

小売業として消費者に身近な存在であることに加え、幅広い事業やキャリアの選択肢を持つ企業として認識されている点が、人気を支える要素と考えられる。

味の素は文系・理系の双方で存在感

味の素は文系総合2位、理系総合1位。文系女子でも2位、理系女子では1位となった。

選社理由を見ると、文系総合では「安定している」が32.7%、「業界上位である」が20.1%、「将来性がある」が11.8%だった。

理系学生にとっては、食品の研究開発や製造技術だけでなく、幅広い事業領域で専門性を生かせる可能性も魅力になる。食品メーカーという一つのイメージだけで企業を捉えると、実際の仕事の幅を見落とすことになる。

伊藤忠商事は複数の調査で上位

伊藤忠商事はマイナビ・日経の文系総合3位に加え、文化放送キャリアパートナーズの2027年入社希望者向け就職ブランドランキングで1位、Re就活キャンパスの2027年卒対象調査でも1位だった。

総合商社としての知名度や事業規模に加え、非資源分野を含む幅広い事業展開が学生の関心を集めている。Re就活キャンパスの調査では、伊藤忠商事が8年連続で総合1位となったことも公表されている。

ただし、人気企業であることと、自分に合った職場であることは別問題だ。総合商社の仕事には、営業、事業投資、管理、海外事業などさまざまな領域がある。企業名だけで判断せず、具体的な職種や配属後のキャリアを確認したい。

急上昇した企業にも注目

今回のマイナビ・日経調査では、上位10社以外にも大きく順位を上げた企業がある。

  • ダイキン工業:文系30位、前年444位から414ランクアップ
  • 日本住宅ローン:文系24位、前年186位から162ランクアップ
  • アイリスオーヤマ:文系13位、前年63位から50ランクアップ
  • SHIFT:文系11位、前年53位から42ランクアップ
  • 本田技研工業:理系4位、前年13位から9ランクアップ
  • ダイキン工業:理系6位、前年115位から109ランクアップ

こうした変動は、企業の事業展開や採用広報、学生の関心の変化など、複数の要因によって生じる。特に順位が大きく動いた企業は、前年の得票数や今年の得票数も併せて確認すると、変化の規模をより正確に理解できる。

【検証資料 2】就職人気ランキングの活動歴およびメディア掲載記録(出典:Yahoo!ニュース)

【主要3調査を比較】マイナビ・日経、文化放送、Re就活キャンパスの違い

就職人気ランキングを調べる際に注意したいのが、調査会社によって順位の意味が異なることだ。2026年に公表された27卒関連の主な調査を比較すると、それぞれの特徴が明確になる。

比較項目 マイナビ・日経 文化放送キャリアパートナーズ Re就活キャンパス
調査名 2027年卒大学生就職企業人気ランキング 2027年入社希望者 就職ブランドランキング 2027年卒 就職人気企業ランキング
主な対象 大学3年生・大学院1年生 大学4年生・大学院2年生 大学3年生・大学院1年生
調査期間 2025年10月1日~2026年3月23日 2026年3月16日~6月30日(後半) 2025年3月1日~10月31日
有効回答数 34,905人 13,331人(後半) 15,492人
総合1位 ニトリ(文系)・味の素(理系) 伊藤忠商事 伊藤忠商事
総合上位の特徴 食品、小売、商社、IT、自動車 商社、金融、航空、メーカー 商社、食品、エンタメ、ゲーム
集計方法 5社連記方式 最大5票を使ったブランド力算出 最大5社選択、属性別ウエイトバック集計

マイナビ・日経は回答数と文理別データが強み

マイナビ・日経調査の大きな特徴は、34,905人という回答規模と、文系・理系、男女別、業界別まで細かくランキングを公表している点だ。

企業を5社選ぶ方式で、企業の人気度を集計する。選社理由も別に調査しているため、どのような要素が学生の企業選びに影響しているのかを分析しやすい。

文化放送キャリアパートナーズは仕事イメージも評価

文化放送キャリアパートナーズの就職ブランドランキングは、就職情報サイト「ブンナビ」の会員や就職イベント参加者などを対象としている。

2026年9月7日に発表された後半調査では、2027年春入社希望者13,331人から39,563票を集めた。調査期間は2026年3月16日から6月30日までだ。

この調査の特徴は、単純な得票数だけでなく、企業イメージと仕事イメージのどちらを重視したかを加味していることだ。仕事イメージのみを重視した投票の就職者誘引度を95、企業イメージのみを重視した投票を5とし、総得票数に就職者誘引度を掛け合わせてブランド力を算出する。

後半の総合ランキングでは、1位伊藤忠商事、2位日本生命保険、3位大和証券グループ、4位全日本空輸、5位丸紅という結果だった。味の素は11位で、前半の37位から大きく上昇している。

企業の知名度だけでなく、実際に働くイメージを含めて評価する点が、マイナビ・日経調査との大きな違いだ。

Re就活キャンパスは属性別の補正を採用

学情が運営するRe就活キャンパスの調査は、2027年3月卒業予定の全国の大学生・大学院生15,492人を対象に実施された。

調査期間は2025年3月1日から10月31日まで。会員へのメール告知とイベント来場者へのWebアンケートで回答を集め、最大5社を選択する方式を採用している。

特徴的なのは、大学所在地、文系・理系、男女別に12区分を設定し、文部科学省の学生数統計を用いてウエイトバック処理を行っている点だ。

総合1位は伊藤忠商事、2位は味の素、3位は東宝。4位任天堂、5位オリエンタルランド、6位大日本印刷、7位集英社、8位JTBグループ、9位KADOKAWA、10位Skyと続いた。

エンターテインメント関連企業が複数入っていることも特徴だ。

3つの調査で順位が違うのはなぜ?

同じ27卒向けの調査でも、マイナビ・日経では文系1位がニトリ、文化放送とRe就活キャンパスでは総合1位が伊藤忠商事となっている。

これは必ずしも調査の優劣を示すものではない。回答者の就職活動の段階、投票方式、評価基準、属性補正の有無が異なるためだ。

マイナビ・日経は企業人気、文化放送は仕事イメージを含むブランド力、Re就活キャンパスは属性別補正を行った企業人気をそれぞれ捉えている。異なる調査で共通して上位に入る企業は、学生の関心が幅広いことを示す参考材料になる。

【業界別ランキング】食品・商社・IT・自動車・エンタメの人気企業

就職人気ランキングは、総合順位だけでなく業界別に見ることで、企業選びに役立つ情報が増える。マイナビ・日経の調査では、業界別ランキングも公表されている。

食品・飲料業界は味の素を中心に存在感

食品関連では味の素が文系総合2位、理系総合1位を獲得した。ほかにもサントリーグループ、明治グループ、カゴメ、ロッテなどが上位に入っている。

食品業界を志望する学生は、商品開発や研究開発だけでなく、生産管理、品質保証、マーケティング、営業などの職種も比較したい。特に理系の場合は、専攻と研究テーマを生かせる配属先があるかどうかが重要になる。

総合商社は伊藤忠商事が複数調査で上位

総合商社では伊藤忠商事がマイナビ・日経の文系総合3位、文化放送とRe就活キャンパスの総合1位を獲得した。

商社を志望する場合は、企業の知名度だけでなく、資源・非資源の事業構成、海外事業、投資先との関係、配属後のキャリアなどを調べることが大切だ。

総合商社と専門商社では、扱う商品や取引先、事業モデル、求められる専門性も異なる。商社という大きなカテゴリーだけで判断せず、各社の事業内容を比較したい。

IT・通信業界はSkyとKDDIが理系上位

IT関連ではSkyが理系総合2位、KDDIが3位となった。SHIFTも文系総合11位、文系女子14位と存在感を示している。

IT業界では、システム開発、ネットワーク、セキュリティ、データ分析、法人向けサービスなど、企業ごとに主力事業が異なる。

企業選びでは、技術職の採用人数、研修制度、開発環境、配属先、上流工程に関われる機会などを確認すると、入社後の仕事内容を具体的にイメージしやすい。

自動車・機械・重工業は理系の注目分野

自動車関連ではHonda、デンソー、トヨタ自動車が理系総合トップ10に入った。さらに三菱重工業やダイキン工業も上位にランクインしている。

理系学科系統別では、機械・電気・情報系の1位がSky、土木・建築系の1位が大林組、化学・薬学系の1位が味の素だった。

同じ理系でも、機械系と化学系では求められる専門性や仕事の内容が異なる。大学で学んだことを直接生かしたい学生は、総合ランキングよりも学科系統別の順位を優先して確認する方法もある。

エンタメ業界はコナミ・セガ・東宝・任天堂に注目

エンターテインメント業界では、コナミグループとセガがマイナビ・日経の文系総合トップ5に入った。

Re就活キャンパスでは東宝が3位、任天堂が4位、オリエンタルランドが5位、集英社が7位、KADOKAWAが9位となっている。

エンタメ業界は、ゲーム開発、映像制作、出版、ライセンス、イベント運営など仕事の幅が広い。好きな作品やブランドに関わりたいという気持ちだけでなく、どの職種で事業に貢献したいのかを明確にすることが、企業研究の出発点になる。

【検証資料 3】就職人気ランキングに関する近況・インタビュー報道記録(出典:Yahoo!ニュース)

【就活での活用法】人気企業ランキングの正しい見方と注意点

就職人気ランキングは企業研究の入口として便利だが、順位だけを見て応募先を決めると、入社後のミスマッチにつながる可能性がある。

人気順位と入社難易度は別の指標

就職人気ランキングは、学生が志望する企業や魅力を感じる企業を集計したものだ。採用倍率、内定率、選考難易度を直接示すものではない。

上位企業だから必ず入社が難しい、順位が低いから採用されやすい、と判断することはできない。応募者数、採用予定人数、職種別の募集枠、選考内容などは別途確認する必要がある。

順位だけでなく選社理由を見る

マイナビ・日経調査の全企業に対する選社理由を見ると、文系では「安定している」が25.1%で最も高く、「業界上位である」が12.3%、「将来性がある」が11.9%と続く。

理系では「安定している」が19.6%、「業界上位である」が15.8%、「技術力が高い」が12.7%、「将来性がある」が10.0%だった。

この結果からは、文系・理系とも安定性や業界内での位置づけが意識されている一方、理系では技術力への関心も高いことが読み取れる。

自分が重視する条件と、実際に人気企業を選んだ学生の理由を比べることで、企業研究の方向性を整理しやすくなる。

企業説明会では仕事内容と配属先を確認

人気企業を調べる際には、次の項目を企業説明会や採用情報で確認したい。

  • 初期配属の職種や勤務地
  • 希望する部署に配属される可能性
  • 転勤や異動の頻度
  • 初任給、昇給、賞与、各種手当
  • 年間休日、休暇制度、勤務時間
  • 研修制度や資格取得支援
  • 若手社員のキャリアパス
  • 専門性を生かせる業務の割合

特に総合職採用では、企業全体の事業内容と、自分が実際に担当する仕事が一致するとは限らない。職種別採用の有無や配属決定の仕組みまで確認することが重要だ。

ランキング上位以外にも優良企業はある

人気ランキングに掲載されていない企業にも、専門性の高い技術を持つ企業、特定分野で高い市場シェアを持つ企業、働き方や育成制度に強みを持つ企業がある。

特に理系学生は、大学での研究テーマと事業内容の相性を重視すると、総合ランキングだけでは見つけにくい企業に出会える可能性がある。

文系学生も、営業、企画、管理、マーケティングなど、自分が希望する仕事を明確にして企業を探せば、知名度以外の魅力を持つ企業を発見できる。

【プロの結論】2026年の就職人気ランキングから読み取れる企業選びの本質

2026年に公表された27卒向けの主要調査を比較すると、人気企業の共通点と、調査ごとの違いが見えてくる。

マイナビ・日経ではニトリと味の素が文系・理系それぞれの首位を獲得した。文化放送キャリアパートナーズとRe就活キャンパスでは伊藤忠商事が総合1位となり、商社の存在感が際立っている。

一方、ゲーム・エンターテインメント企業の躍進、IT企業への理系学生の支持、自動車・機械関連企業の上昇など、業界ごとに異なる動きも確認できた。

人気企業を志望する人に向いている調べ方

  • 知名度の高い企業を中心に、幅広く選択肢を増やしたい人は総合ランキングを活用する。
  • 大学で学んだ専門知識を生かしたい人は、理系・学科系統別ランキングを確認する。
  • 自分と近い属性の学生の志向を知りたい人は、男女別ランキングを参考にする。
  • 仕事の内容や職種への関心を重視する人は、文化放送キャリアパートナーズのブランドランキングも比較する。

ランキングだけで企業を決めないほうがよい人

専門職や特定の研究領域を志望する人、勤務地や働き方に明確な希望がある人、企業規模よりも仕事の裁量や専門性を優先したい人は、総合順位を最終的な判断材料にしないほうがよい。

企業の知名度と、自分が働く環境の満足度は必ずしも一致しない。採用情報、社員インタビュー、職種別の仕事内容、配属実績などを組み合わせて比較することが大切だ。

企業選びで重視したい3つの判断基準

1. 仕事内容との相性:入社後に担当する業務が、自分の興味や能力、将来のキャリアと合っているか。

2. 働き方との相性:勤務地、勤務時間、休日、転勤、評価制度などが自分の希望と合っているか。

3. 企業の将来性:事業の成長性、技術開発への投資、人材育成、業界内での競争力があるか。

人気企業の順位を追うだけでは、こうした条件は分からない。ランキングをきっかけに候補企業を見つけ、その企業でどのような仕事ができるのかを調べることが、納得できる就職活動につながる。

【就職人気ランキング】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:2026年最新の就職人気ランキングで1位の企業はどこですか?
A1:マイナビ・日経の2027年卒調査では、文系総合1位がニトリ、理系総合1位が味の素です。文化放送キャリアパートナーズとRe就活キャンパスの総合ランキングでは伊藤忠商事が1位となっています。

Q2:就職人気ランキングの調査で最も回答数が多いのはどれですか?
A2:今回比較した3調査では、マイナビ・日経の2027年卒大学生就職企業人気ランキングが最も多く、34,905人の有効回答を集めています。

Q3:文系と理系では人気企業が違いますか?
A3:違いがあります。文系総合ではニトリ、味の素、伊藤忠商事が上位に入り、理系総合では味の素、Sky、KDDI、本田技研工業、三菱重工業などが上位です。専門分野や希望する仕事内容によっても人気企業は変わります。

Q4:就職人気ランキングの順位は入社難易度を表していますか?
A4:いいえ。ランキングは学生の志望や企業への関心を集計したもので、採用倍率や選考難易度を示すものではありません。応募者数や採用人数、職種別の選考内容を別途確認してください。

Q5:企業人気ランキングはどの調査を参考にすればよいですか?
A5:幅広い学生の志向を知りたい場合はマイナビ・日経、仕事イメージを含めた企業ブランドを比較したい場合は文化放送キャリアパートナーズ、属性別の補正を含む人気動向を確認したい場合はRe就活キャンパスが参考になります。調査方法の違いを理解して複数の結果を比較するのがおすすめです。

まとめ:2026年の就職人気ランキングから失敗しない企業選びへ

2026年最新の27卒向け就職人気ランキングでは、マイナビ・日経調査の文系総合1位がニトリ、理系総合1位が味の素となった。伊藤忠商事は文化放送キャリアパートナーズとRe就活キャンパスの総合ランキングでも首位を獲得している。

また、コナミグループやセガなどのエンターテインメント企業、SkyやKDDIなどのIT・通信企業、自動車・重工業関連企業も存在感を示した。文系・理系だけでなく、男女別や専門分野別に見ると、企業選びの傾向はさらに細かく分かれる。

ただし、人気ランキングは企業の優劣や採用難易度を決めるものではない。調査対象、調査期間、回答数、投票方式を理解したうえで、仕事内容、待遇、配属、働き方、将来性を自分の基準で比較することが大切だ。

ランキングで知った企業をそのまま志望先にするのではなく、なぜその企業に興味を持ったのか、どのような仕事をしたいのかを掘り下げていく。2027年卒の就職活動でも、その視点が納得できる企業選びを支える。

主な参照資料

- マイナビキャリアリサーチLab「2027年卒大学生就職企業人気ランキング」および調査詳細資料。
- 文化放送キャリアパートナーズ「2027年入社希望者 就職ブランドランキング調査(後半)」。
- 学情・Re就活キャンパス「2027年卒学生対象 就職人気企業ランキング」。