【試合結果を総まとめ】9〜10月の4試合で何が起きた?

目次

2026年9月24日から10月5日まで、日本代表はキリンチャレンジカップ2026とキリンカップサッカー2026で4試合を戦った。対戦相手はウルグアイ、ベネズエラ、エクアドル、ニュージーランド。南米勢を含む多様なスタイルの相手に対し、選手の組み合わせや戦術を試す機会となった。

【検証資料 1】サッカー 日本代表男子の当時の様子・関連報道写真(出典:Yahoo!ニュース)

9月24日:ウルグアイ代表に3-1で勝利

サッカー 日本代表男子

宮城のキューアンドエースタジアムみやぎで行われた初戦は、日本が3-1で勝利した。

11分に初招集の松木玖生が先制。42分にマキシミリアノ・アラウホのゴールで同点に追いつかれたものの、後半アディショナルタイムに塩貝健人が90+1分、上田綺世が90+6分に得点し、終盤の連続ゴールで試合を決めた。

とりわけ松木の代表デビュー戦での得点は、新戦力の可能性を示す出来事だった。途中出場の上田や塩貝も結果を残し、交代選手が試合の流れを変える選択肢になっていることを印象づけた。

9月28日:ベネズエラ代表に2-1で逆転勝利

サッカー 日本代表男子

広島のエディオンピースウイング広島で開催された第2戦は、2-1で日本が勝利した。

前半を0-0で終えた日本は、後半開始直後の46分にケビン・ヘスス・ケルシー・ヘネスのゴールで先制を許す。しかし49分、上田綺世が同点弾を決め、90+6分にも再びネットを揺らして逆転に成功した。

上田の2ゴールは、得点を奪うべき場面で決め切るストライカーとしての存在感を示した。特に試合終了間際の決勝点は、最後まで相手の守備に圧力をかけ続ける攻撃陣の強みを表している。

10月1日:エクアドル代表にPK戦5-4で勝利

サッカー 日本代表男子

キリンカップサッカー2026の初戦は、横浜国際総合競技場で行われた。エクアドルとの90分間は0-0。試合はPK戦に入り、日本が5-4で勝利した。

GK鈴木彩艶の存在感も大きく、JFAの試合レポートではPK戦でのセーブが勝利につながったことが紹介されている。

この試合では谷村海那が先発出場。A代表初招集から間もない段階でスターティングメンバーに入り、国際舞台での経験を積んだ。

一方、90分間で得点を奪えなかった点は課題でもある。相手の守備を崩し切れない状況で、どのように攻撃のテンポを変え、決定機を増やすかが今後のテーマになる。

10月5日:ニュージーランド代表に2-1で勝利し大会優勝

国立競技場で行われた決勝では、ニュージーランドに2-1で勝利。日本はキリンカップサッカー2026の優勝を決めた。

28分、久保建英が右サイドから攻撃を組み立て、中野就斗のクロスを起点に上田綺世が先制点を決めた。32分にはベン・オールドに同点とされたが、71分、中村敬斗の折り返しに堂安律が合わせて勝ち越した。

JFAの公式マッチレポートで特に注目されるのは、戦術面の変更だ。それまでの3試合で採用していた3バックから、この決勝では4バックへ変更。4-2-3-1の布陣で試合に臨んだ。

また、日本はシュート20本を記録し、ニュージーランドのシュートを3本に抑えた。得点だけでなく、攻守両面で主導権を握った試合だった。

4試合の成績一覧

- 9月24日:日本 3-1 ウルグアイ
- 9月28日:日本 2-1 ベネズエラ
- 10月1日:日本 0-0 エクアドル(PK5-4)
- 10月5日:日本 2-1 ニュージーランド

90分間のスコアを合計すると、4試合で7得点3失点。公式結果ではPK戦勝利を含む4連勝となった。得点面では上田綺世が4試合中3試合で合計4ゴールを挙げ、攻撃の中心として活躍した。

【新戦力の台頭】谷村海那・松木玖生と主力選手の関係

今回の代表活動を単なる連勝として評価するだけでは、チームの変化を見落としてしまう。重要なのは、既存の主力と新たに加わった選手が、どのような形でチームに関わり始めたかという点だ。

初招集4人がもたらした競争

今回初めてSAMURAI BLUEに招集されたのは、谷村海那、松木玖生、齋藤俊輔、中野就斗の4人だ。

谷村は横浜F・マリノスで得点力を示して代表入りした選手。JFAの招集発表では、J1リーグ開幕から7試合で6ゴールを挙げた実績が紹介された。代表でもエクアドル戦に先発し、攻撃の選択肢として起用された。

松木はウルグアイ戦で先制ゴールを記録。中野はニュージーランド戦で右サイドバックとして先発し、上田の先制点につながるクロスを供給した。齋藤も初招集組として国際舞台を経験した。

注目選手の役割と相互関係

今回の代表活動における主な選手の関係を整理すると、次のようになる。

選手 所属クラブ 代表での注目点 上田綺世 LOSCリール 4試合で4得点。前線の決定力を担う存在 久保建英 レアル・ソシエダ 攻撃の組み立てとチャンスメークを担当 谷村海那 横浜F・マリノス 初招集後、エクアドル戦で先発 松木玖生 サウサンプトンFC 初招集のウルグアイ戦で先制ゴール 中野就斗 サンフレッチェ広島 初招集。NZ戦で攻撃参加とクロスを披露 堂安律 フランクフルト NZ戦の決勝ゴールを記録

上田綺世と久保建英は攻撃の軸を担えるか

上田綺世は今回の4連戦で最も明確な結果を残した選手の一人だ。ウルグアイ戦、ベネズエラ戦、ニュージーランド戦で得点し、特にベネズエラ戦では2ゴールを記録した。

上田の強みは、ゴール前での位置取りとフィニッシュの精度にある。周囲の選手がボールを運び、相手守備を動かしたとき、最後の局面で得点に結びつける役割を担える。

一方の久保建英は、ボールを持った状態で相手の守備ブロックを動かし、味方が前進するためのスペースを作る選手だ。ニュージーランド戦の先制点でも、久保が右サイドで攻撃を前進させ、中野、上田へとつながる流れを作った。

この2人の関係は、今後の日本代表の攻撃を考えるうえで重要になる。上田がゴール前で仕事をするためには、久保のような創造性を持つ選手との連係が欠かせない。

【プロの結論】新戦力は結果だけでなく戦術適応力で評価する

今回の4連戦から見えてくるのは、森保監督が選手の個人能力だけでなく、異なる戦術に対応できる選手層を整えようとしていることだ。

3バックと4バックを使い分けたことは、その象徴といえる。相手のフォーメーションや試合展開に応じて配置を変更できれば、アジアカップのように対戦相手の特徴が異なる大会でも柔軟に戦える。

また、新戦力を評価する際には、初招集されたという話題性だけでなく、次の3点を見るべきだ。

- 強豪相手でも守備と攻撃の両方で役割を果たせるか。
- 先発だけでなく途中出場でも試合の流れを変えられるか。
- 3バックと4バックなど、異なる戦術に適応できるか。

谷村や松木、中野らが継続的に招集され、主力との競争を通じて成長できるか。これが次の代表活動における注目ポイントになる。

【日本代表次戦】11月ブラジル・パラグアイ戦の日程と放送予定

2026年11月のSAMURAI BLUEは、シンガポールで開催される「MIZUHO BLUE CHALLENGE THE KALLANG FOOTBALL SERIES SINGAPORE」に参加する。

対戦相手はブラジル代表とパラグアイ代表。いずれも南米の代表チームであり、アジアカップ前に異なるタイプの強豪と対戦できる機会だ。

11月14日:ブラジル代表戦

注目カード


日本代表 vs ブラジル代表

11月14日(土)19:15


日本時間・予定
会場:シンガポールナショナルスタジアム

ブラジル代表との対戦は、2026年6月30日のワールドカップ・ラウンド32以来となる。前回は日本が1-2で敗れた相手だけに、今回の試合はその後の成長を測る機会でもある。

ワールドカップ後の新たなチーム編成で、ブラジルの個人技や攻撃力にどこまで対応できるか。特に守備の連係、ボールを奪った後の前進、攻撃時の判断が注目される。

テレビ朝日系列が全国ネットで生中継し、U-NEXTでもライブ配信が予定されている。

11月17日:パラグアイ代表戦


日本代表 vs パラグアイ代表

11月17日(火)22:10


日本時間・予定
会場:シンガポールナショナルスタジアム

パラグアイ代表との試合は、日本時間の夜遅い時間帯に設定されている。

ブラジルとは異なる守備の特徴を持つ相手に対して、どのように攻撃を組み立てるかが焦点になる。アジアカップでは、相手が必ずしも攻撃的に出てくるとは限らない。守備を固める相手から得点を奪う能力を確認するうえでも意味のある一戦だ。

放送は日本テレビ系の全国ネット生中継。TVerでのライブ配信、U-NEXTでの配信も予定されている。

11月シリーズの大会形式にも注意

今回のシンガポール遠征は、通常のトーナメント方式とは異なる。日本、シンガポール、ブラジル、パラグアイの4チームが参加するが、最終順位を決める大会ではない。

JFAの大会概要によると、各試合は90分で終了し、延長戦やPK戦は実施されない。同点の場合は引き分けとなる。また、第2戦の組み合わせは第1戦の結果に左右されない。

したがって、11月の2試合は優勝争いよりも、選手の組み合わせや戦術の確認、強豪国との実戦経験を積むことに意味がある。

11月の日本代表メンバーは発表済み?

2026年11月1日時点では、日本代表のブラジル・パラグアイ戦に向けた招集メンバーは未発表。10月25日時点でも未発表と報じられており、9〜10月の31人を11月の確定メンバーとして扱うことはできない。

今後の選考では、9〜10月に活躍した上田、谷村、松木、中野らが引き続き招集されるか、久保や堂安などの主力がどのような役割を担うかが焦点となる。

【AFCアジアカップ2027】日本代表の対戦相手と優勝への課題

2026年11月のブラジル・パラグアイ戦の先に控えているのが、2027年1月7日から2月5日まで開催されるAFCアジアカップ2027だ。開催地はサウジアラビア。日本にとってはアジア王者の座を争う重要な大会となる。

日本代表はグループFで3か国と対戦

組み合わせ抽選の結果、日本はグループFに入り、カタール、タイ、インドネシアと同組になった。

JFAが公表している日本代表のグループステージ日程は次の通りだ。

- 1月11日(月): 日本 vs インドネシア(ジッダ)
- 1月16日(土): タイ vs 日本(リヤド)
- 1月20日(水): 日本 vs カタール(リヤド)

キックオフはいずれも日本時間19時30分の予定となっている。

アジアカップに向けて解決したい3つの課題

日本代表がアジアカップで結果を残すためには、9〜10月の連勝だけで満足するわけにはいかない。

第一の課題は、攻撃の再現性だ。上田綺世が得点を重ねた一方、エクアドル戦では90分間でゴールを奪えなかった。相手が守備を固めた場合にも、複数の攻撃パターンから得点できるかが重要になる。

第二は守備の安定性。3バックと4バックを使い分けられることは強みだが、選手が入れ替わっても守備の距離感や連係を維持できなければ意味がない。アジアの対戦相手に合わせた守備の調整が求められる。

第三は選手層の充実だ。大会期間中は連戦やコンディションの変化が避けられない。上田や久保などの主力だけに依存せず、谷村、松木、中野、塩貝らがどこまで選択肢を広げられるかがポイントになる。

12月30日には大阪で強化試合も予定

JFAの2026年日程には、12月30日のキリンチャレンジカップ2026も掲載されている。会場は大阪のパナソニック スタジアム 吹田で、対戦相手とキックオフ時間は11月1日時点で未定となっている。

11月の南米勢との対戦を経て、年末の国内試合でチームの完成度を高める流れが想定される。アジアカップ開幕までの限られた時間をどう使うかが、森保監督にとって大きなテーマだ。

【サッカー男子日本代表に関するよくある質問(FAQ)】

Q1:2026年9〜10月の日本代表の試合結果は?

A1:ウルグアイに3-1、ベネズエラに2-1、エクアドルに0-0(PK5-4)、ニュージーランドに2-1で勝利しました。公式結果上は4連勝で、キリンカップサッカー2026でも優勝しています。

Q2:日本代表の11月の次戦はいつ?

A2:11月14日(土)19時15分にブラジル代表、11月17日(火)22時10分にパラグアイ代表と対戦します。どちらも日本時間で、会場はシンガポールナショナルスタジアムです。

Q3:谷村海那は日本代表に選ばれた?

A3:はい。2026年9月の代表活動に初招集されました。横浜F・マリノス所属で、10月1日のエクアドル戦では先発出場しています。

Q4:上田綺世は9〜10月の代表戦で何点取った?

A4:4得点です。ウルグアイ戦で1得点、ベネズエラ戦で2得点、ニュージーランド戦で1得点を記録しました。

Q5:2026年11月の日本代表招集メンバーは決まっている?

A5:11月1日時点では、ブラジル・パラグアイ戦に向けた日本代表メンバーは未発表です。9〜10月に発表された31人の招集リストとは区別する必要があります。

Q6:AFCアジアカップ2027で日本はどこと対戦する?

A6:グループFでインドネシア、タイ、カタールと対戦します。日本のグループステージ初戦は2027年1月11日のインドネシア戦です。

まとめ:日本代表2026年の現在地と今後の見どころ

2026年のサッカー男子日本代表は、ワールドカップ後の再出発を進めながら、新戦力の発掘と戦術の幅を広げている。

9〜10月の4試合は公式結果上4連勝。上田綺世の4得点、松木玖生の代表初ゴール、谷村海那の先発起用、中野就斗の攻撃参加など、個人面でも収穫があった。3バックから4バックへの変更も、チームの柔軟性を示す材料となった。

次の大きな試金石は11月14日のブラジル戦と17日のパラグアイ戦だ。特にワールドカップで敗れたブラジルとの再戦は、日本がどこまで成長したかを測る機会になる。

そして最終的な目標は2027年1月のAFCアジアカップ。カタール、タイ、インドネシアとのグループステージを突破し、アジア王者を目指すためには、主力の安定感と新戦力の成長を両立させなければならない。

今後の日本代表を追う際は、単純な勝敗だけでなく、誰が先発に定着するのか、戦術変更に対応できるのか、強豪相手に攻守の課題を克服できるのかという3つの視点が重要になる。11月の南米2連戦は、その答えを探る重要な試合となる。

2026年11月1日現在の注目ポイントは、ブラジル・パラグアイ戦の招集メンバー発表と、森保監督がアジアカップに向けてどのようなチーム編成を選ぶかである。

主な情報源:日本サッカー協会(JFA)公式試合日程・公式記録・招集発表・大会概要、FIFAの代表招集情報、Jリーグ公式発表。情報基準日:2026年11月1日。