【パリ2024】男子・女子バレーボールの最終順位とメダル結果
まず、パリ2024の大会結果を整理する。
※前段の日本代表の敗退ラウンドについて訂正。男子は準々決勝敗退、女子は予選ラウンド敗退であり、両者の敗退時期は異なる。
男子バレーボールの最終順位

金メダル:フランス
銀メダル:ポーランド
銅メダル:アメリカ
2024年8月10日に決勝実施
男子決勝では、開催国フランスがポーランドをセットカウント3-0で下した。東京2020に続く連覇であり、地元開催の大舞台で圧倒的な強さを見せた。
3位決定戦ではアメリカがイタリアを破り、銅メダルを獲得している。
男子の最終順位は次のとおり。
| 順位 | 国 |
|---|---|
| 1位 | フランス |
| 2位 | ポーランド |
| 3位 | アメリカ |
| 4位 | イタリア |
| 5位 | スロベニア |
| 6位 | ドイツ |
| 7位 | 日本 |
| 8位 | ブラジル |
| 9位 | セルビア |
| 10位 | カナダ |
| 11位 | アルゼンチン |
| 12位 | エジプト |
女子バレーボールの最終順位

金メダル:イタリア
銀メダル:アメリカ
銅メダル:ブラジル
2024年8月11日に決勝実施
女子決勝ではイタリアがアメリカを3-0で破った。
この優勝はイタリア女子にとって初のオリンピック金メダルであり、男女を通じても同国バレーボール史上初の五輪金メダルだった。
準決勝から決勝まで安定した戦いを続けたイタリアは、パリ大会の女子競技を象徴するチームとなった。
女子の最終順位は次のとおり。
| 順位 | 国 |
|---|---|
| 1位 | イタリア |
| 2位 | アメリカ |
| 3位 | ブラジル |
| 4位 | トルコ |
| 5位 | 中国 |
| 6位 | ポーランド |
| 7位 | セルビア |
| 8位 | ドミニカ共和国 |
| 9位 | 日本 |
| 10位 | オランダ |
| 11位 | フランス |
| 12位 | ケニア |
パリ2024の準決勝・決勝日程
| 日付 | 男子・女子 | 試合 |
|---|---|---|
| 8月7日 | 男子 | 準決勝 |
| 8月8日 | 女子 | 準決勝 |
| 8月9日 | 男子 | 3位決定戦 |
| 8月10日 | 男子 | 決勝 |
| 8月10日 | 女子 | 3位決定戦 |
| 8月11日 | 女子 | 決勝 |
パリ大会のバレーボール競技は、2024年7月27日から8月11日まで開催された。男女それぞれ26試合が実施され、予選から決勝までの約16日間にわたって熱戦が繰り広げられた。
【日本代表の試合結果】男子7位・女子9位となったパリ五輪
日本代表の結果を振り返るうえで重要なのは、男子と女子で大会の進み方が違ったことだ。
男子は準々決勝まで進み、イタリアとフルセットの激戦を演じた。一方、女子は予選ラウンドで1勝2敗となり、決勝トーナメント進出を逃した。
男子日本代表の試合結果
最終順位:7位
予選ラウンド2勝1敗、準々決勝敗退。
| 日付 | 対戦国 | 日本の結果 |
|---|---|---|
| 7月27日 | ドイツ | 2-3 ● |
| 7月31日 | アルゼンチン | 3-1 ○ |
| 8月2日 | アメリカ | 1-3 ● |
| 8月5日 | イタリア | 2-3 ● |
最大の注目カードは8月5日の準々決勝、イタリア戦だった。
日本は第1セットを25-20、第2セットを25-23で連取。準決勝進出に王手をかけた。
しかし、第3セットを27-25で落とすと、第4セットも24-26で逆転される。最終第5セットは15-17で敗れ、セットカウント2-3で惜敗した。
フルセットでの敗退となったものの、世界ランキング上位のイタリアを追い詰めた試合は、日本男子の実力を示す一戦だった。
日本バレーボール協会(JVA)の大会記録でも、男子の最終順位は7位と記録されている。
女子日本代表の試合結果
最終順位:9位
予選ラウンド1勝2敗で敗退。
| 日付 | 対戦国 | 日本の結果 |
|---|---|---|
| 7月28日 | ポーランド | 1-3 ● |
| 8月1日 | ブラジル | 0-3 ● |
| 8月3日 | ケニア | 3-0 ○ |
女子日本代表はB組に入り、初戦のポーランド戦と第2戦のブラジル戦に敗れた。
最終戦ではケニアにストレート勝ちしたものの、予選突破には届かなかった。
特に注目したいのが、3位チーム同士の比較だ。
パリ2024では各組の上位2チームに加えて、3位となった3チームのうち成績上位2チームが準々決勝へ進む仕組みだった。
日本はB組3位だったが、C組3位のドミニカ共和国とのセット率の差が明暗を分けた。日本はセット率0.048の差で敗れ、9位で大会を終えた。
日本代表のパリ大会をどう評価するか
男子はあと一歩で準決勝進出を逃し、女子は予選突破に届かなかった。
両チームに共通する課題として考えられるのは、世界トップクラスとの対戦で、重要な局面を取り切る力だ。
男子のイタリア戦は、2セット先取後に3セットを連取された。女子は予選3試合で1勝2敗となり、セット率が決勝トーナメント進出を左右した。
オリンピックでは、単純な勝敗だけでなく、セット率や得点率まで最終順位に影響する。
そのため、1セット、さらには数点の積み重ねが大会全体の結果を変える。
【歴代オリンピックメダル獲得国】日本と世界の勢力図
バレーボールは1964年の東京オリンピックから正式競技として採用された。
日本にとっては、世界に競技力を示した歴史的な大会でもある。
オリンピックの歴代メダル獲得国
以下は、男女のインドアバレーボールを合算した歴代メダル実績の主な国別データだ。
| 国・地域 | 金 | 銀 | 銅 | 合計 |
|---|---|---|---|---|
| ソ連 | 7 | 4 | 1 | 12 |
| ブラジル | 5 | 4 | 3 | 12 |
| アメリカ | 4 | 4 | 5 | 13 |
| 日本 | 3 | 3 | 3 | 9 |
| 中国 | 3 | 1 | 2 | 6 |
| キューバ | 3 | 0 | 2 | 5 |
| フランス | 2 | 0 | 0 | 2 |
| イタリア | 1 | 3 | 3 | 7 |
この記録から分かるのは、オリンピックのバレーボールが一部の国だけで独占されてきたわけではないということだ。
ソ連、ブラジル、アメリカ、日本、中国、キューバなどが、それぞれの時代に強豪国として君臨してきた。
日本女子の「東洋の魔女」と男子の黄金時代
日本女子は1964年東京大会で金メダルを獲得した。
当時の代表チームは「東洋の魔女」と呼ばれ、世界に日本のバレーボールの強さを知らしめた。
その後、1968年メキシコ大会で銀メダル、1972年ミュンヘン大会で銀メダル、1976年モントリオール大会で再び金メダルを獲得している。
男子も1964年東京大会で銅メダル、1968年メキシコ大会で銀メダルを獲得。1972年ミュンヘン大会では悲願の金メダルに輝いた。
女子は1984年ロサンゼルス大会でも銅メダルを獲得し、2012年ロンドン大会では28年ぶりの表彰台となる銅メダルを手にした。
JOCの記録によると、日本のオリンピックにおけるインドアバレーボールの累計獲得メダルは、金3個、銀3個、銅3個の合計9個となっている。
【ロサンゼルス2028】バレーボール競技日程と決勝までの流れ
次回の夏季オリンピックは、アメリカで開催されるロサンゼルス2028だ。
大会全体の開催期間は2028年7月14日~30日。バレーボール競技は7月15日から30日まで予定されている。
会場はアナハイムのHonda Center(大会関連資料での競技会場表記はAnaheim Arena)となる。
LA28のバレーボール競技日程
| 日付 | 男子・女子共通または区分 | 競技内容 |
|---|---|---|
| 7月15日~23日 | 男女 | 予選ラウンド |
| 7月24日~25日 | 男女 | 準々決勝 |
| 7月26日 | 男子 | 準決勝 |
| 7月27日 | 女子 | 準決勝 |
| 7月28日 | 男子 | 3位決定戦 |
| 7月29日 | 男子 | 決勝 |
| 7月29日 | 女子 | 3位決定戦 |
| 7月30日 | 女子 | 決勝 |
※競技日程は大会運営に伴い変更される可能性がある。試合開始時刻、対戦カード、詳細なセッション構成は別途確認が必要。
LA28で注目したい準決勝・決勝
男子は7月26日に準決勝、7月28日に3位決定戦、7月29日に決勝が予定されている。
女子は7月27日に準決勝、7月29日に3位決定戦、7月30日に決勝が予定されている。
大会最終日となる7月30日は女子の金メダル決定戦が行われる予定だ。
パリ2024では男女の決勝日が1日ずれていたが、LA28でも男女のメダル決定戦は複数日に分けて実施される。
なお、2028年大会の組み合わせや日本代表の対戦相手、各試合の確定開始時刻は、予選の組み分けや大会の詳細発表を待つ必要がある。
【2026年最新】LA28の出場権獲得国と決定方式
LA28のバレーボール競技には、男子12チーム、女子12チームの合計24チームが出場する。
2026年11月1日時点では、男女ともに6チームの出場が決定している。
男子の出場決定国
| 国 | 出場権の獲得 |
|---|---|
| アメリカ | 開催国枠 |
| 日本 | アジア大陸選手権 |
| ブラジル | 南米大陸選手権 |
| キューバ | 北中米カリブ海大陸選手権 |
| チュニジア | アフリカ大陸選手権 |
| ポーランド | 欧州大陸選手権 |
男子日本代表は2026年のAVC男子バレーボールアジア選手権で優勝し、LA28の出場権を獲得した。
これは日本男子にとって、東京2020、パリ2024に続く3大会連続のオリンピック出場につながる。
開催国アメリカに次いで、日本が大陸選手権経由で最初に出場権を獲得したことも注目点だ。
女子の出場決定国
| 国 | 出場権の獲得 |
|---|---|
| アメリカ | 開催国枠 |
| ブラジル | 南米大陸選手権 |
| カナダ | 北中米カリブ海大陸選手権 |
| エジプト | アフリカ大陸選手権 |
| タイ | アジア大陸選手権 |
| トルコ | 欧州大陸選手権 |
女子では、タイが2026年のアジア選手権を制して出場権を獲得した。
これはタイにとって男女を通じて初めてのオリンピックバレーボール出場となる。
カナダもアトランタ1996以来となる女子バレーボールのオリンピック出場を決めた。
LA28の出場国決定方式は3段階
FIVBとIOCが承認した出場権決定方式は、次の3つのルートで構成される。
大陸選手権で5枠を決定
アジア、欧州、アフリカ、南米、北中米カリブ海の各大陸選手権で最上位となったチームが男女それぞれ1枠を獲得する。
世界選手権で3枠を決定
2027年FIVBバレーボール世界選手権の最終順位から、すでに出場権を獲得した国を除く上位3チームが出場権を得る。
VNL終了後の世界ランキングで3枠を決定
2028年のバレーボールネーションズリーグ(VNL)予選ラウンド終了時点のFIVB世界ランキングを基準に、未出場決定国の上位3チームが出場権を獲得する。
開催国枠:アメリカ
男女それぞれ1枠が開催国に保証される。
合計すると、男女それぞれ12枠になる。
| 出場枠の種類 | 男女それぞれの枠数 |
|---|---|
| 開催国 | 1 |
| 2026年大陸選手権 | 5 |
| 2027年世界選手権 | 3 |
| 2028年VNL終了後の世界ランキング | 3 |
| 合計 | 12 |
日本女子はまだ出場権を獲得していない
男子と女子で特に注意したいのが、日本代表の出場状況だ。
男子は2026年の大陸選手権優勝によって出場権を獲得した。一方、女子は2026年11月1日時点で出場権を獲得していない。
ただし、女子にも2027年世界選手権と2028年VNL終了後の世界ランキングという2つの出場ルートが残されている。
したがって、女子日本代表については、出場が決まったと判断するのも、出場できないと判断するのも早い。
2028年の大会に向けては、2027年の世界選手権での成績と、2028年VNLでの戦いが大きな意味を持つ。
【最新ランキングと競技ルール】VNL・世界ランキングの見方
LA28を観戦するうえで、FIVB世界ランキングとバレーボールネーションズリーグ(VNL)の関係も理解しておきたい。
2026年10月13日時点のFIVB世界ランキング
以下は2026年10月13日時点で確認できるシニア代表のランキングだ。
男子ランキング
| 順位 | 国 | ポイント |
|---|---|---|
| 1位 | ポーランド | 422.98 |
| 2位 | イタリア | 362.55 |
| 3位 | ロシア | 359.48 |
| 4位 | アメリカ | 358.60 |
| 5位 | 日本 | 352.70 |
女子ランキング
| 順位 | 国 | ポイント |
|---|---|---|
| 1位 | イタリア | 468.93 |
| 2位 | ブラジル | 420.13 |
| 3位 | トルコ | 411.83 |
| 4位 | アメリカ | 366.40 |
| 5位 | ポーランド | 360.04 |
| 6位 | 日本 | 337.16 |
男女ともに日本は世界ランキング上位に位置している。
ただし、ランキング順位が高いこととオリンピック出場権を獲得したことは別の話だ。
LA28では、2026年のランキング上位に入るだけでは出場権は確定しない。最後の3枠は2028年VNLの予選ラウンド終了時点のランキングによって決まる。
バレーボールネーションズリーグ(VNL)とは?
各国の代表チームが対戦するため、選手の実力やチームの完成度を確認できる重要な大会となっている。
オリンピックとの関係で特に重要なのは、2028年大会の最後の3枠がVNL予選ラウンド終了後の世界ランキングによって決まる点だ。
つまり、2026年や2027年のVNLで好成績を残すことは、代表チームの強化だけでなく、2028年の出場権争いに向けたランキングポイントの積み上げにも関係する。
オリンピックのバレーボール競技ルール・試合形式
オリンピックのインドアバレーボールは、男女それぞれ12チームが参加する。
パリ2024で採用された大会形式は次のとおり。
| 競技段階 | 試合形式 |
|---|---|
| 予選ラウンド | 4チームずつ3組に分かれる |
| 予選突破 | 各組上位2チーム+3位の成績上位2チーム |
| 準々決勝 | 8チームによる一発勝負 |
| 準決勝 | 勝ち上がった4チーム |
| 3位決定戦 | 準決勝敗退チーム |
| 決勝 | 準決勝勝利チーム |
LA28の詳細な組み分けや大会規則の最終的な運用については、大会公式の発表を確認する必要がある。
1セットは何点?勝敗を決める基本ルール
通常のインドアバレーボールは5セットマッチで行われる。
- 第1~第4セット:25点先取
- 第5セット:15点先取
- いずれのセットも2点差が必要
- 先に3セットを獲得したチームが勝利
例えば、第1セットが24-24になった場合、25点を先に取っただけではセット獲得にならない。2点差がつくまで試合は続く。
また、ラリーポイント制ではサーブ権に関係なく、ラリーを取ったチームに得点が入る。
このルールによって、サーブレシーブ、ブロック、スパイク、守備の一つひとつが試合結果に直結する。
【夏季オリンピックのバレーボール競技日程結果】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:パリ2024の男子・女子バレーボールの金メダル獲得国はどこですか?
男子はフランス、女子はイタリアです。男子フランスは東京2020に続く連覇を達成し、女子イタリアは同国史上初のオリンピックバレーボール金メダルを獲得しました。
Q2:パリ2024で日本代表は何位でしたか?
男子日本代表は7位、女子日本代表は9位です。男子は準々決勝でイタリアに2-3で敗れ、女子は予選ラウンドを1勝2敗で終えて敗退しました。
Q3:ロサンゼルス2028のバレーボール競技はいつ開催されますか?
2028年7月15日から30日までの予定です。予選ラウンドは7月15日から23日、準決勝は男子が26日、女子が27日、女子決勝は30日に予定されています。
Q4:ロサンゼルス2028の男子日本代表は出場が決まっていますか?
はい。2026年のアジア選手権で優勝し、出場権を獲得しています。
Q5:女子日本代表もロサンゼルス2028に出場できますか?
2026年11月1日時点では未決定です。2027年世界選手権での成績、または2028年VNL予選終了後のFIVB世界ランキングによって出場権を獲得する可能性があります。
Q6:FIVB世界ランキング1位ならオリンピックに出場できますか?
ランキング1位というだけで自動的に出場権を得るわけではありません。LA28では大陸選手権、世界選手権、2028年VNL終了後のランキングという複数のルートが設けられています。
Q7:VNLとオリンピックは同じ大会ですか?
別の大会です。VNLは各国代表が参加する国際大会であり、LA28ではVNL予選ラウンド終了時点のFIVB世界ランキングが、最後の出場枠を決めるために使われます。
まとめ:パリ2024の結果からLA28の日本代表に注目
夏季オリンピックのバレーボール競技は、男女ともに12チームが世界一を争う国際大会の大舞台だ。
パリ2024では男子フランス、女子イタリアが金メダルを獲得。日本は男子7位、女子9位という結果だった。
一方、ロサンゼルス2028に向けては、すでに新しい出場権争いが始まっている。
特に押さえておきたいポイントは次の3つだ。
1. 男子日本代表は出場権を獲得済み。
2. 女子日本代表は2027年世界選手権と2028年VNL終了後のランキングが鍵。
3. LA28の競技日程は2028年7月15日~30日が予定され、男子決勝は7月29日、女子決勝は7月30日。
今後は日本代表の強化状況だけでなく、VNLの結果、世界ランキングの変動、各国の出場権獲得状況にも注目したい。
パリ2024で味わった悔しさを、LA28でのメダル獲得につなげられるか。男子は連続出場を生かした再挑戦、女子は出場権獲得からの巻き返しが大きな見どころとなる。
主な情報源:国際バレーボール連盟(FIVB)、Volleyball World、日本バレーボール協会(JVA)、日本オリンピック委員会(JOC)、J SPORTS、Olympedia。情報基準日:2026年11月1日。