タイ女子バレー代表2026最新|VNL14位、アジア制覇と五輪初出場への軌跡を徹底解説
2026年の女子バレー界で、大きな歴史を刻んだチームがタイ女子代表だ。世界トップクラスの強豪が集まるバレーボールネーションズリーグ(VNL)では14位に終わった一方、8月の女子アジア選手権では中国を破って優勝。さらに9月のアジア競技大会では銅メダルを獲得した。アジアの強豪としての存在感を改めて示している。
チームを支えるのは、ポーンプン・グードパルト、チャッチュオン・モクシー、ピムピチャヤ・コクラム、アジチャラポーン・コンヨット、タッダオ・ヌークジャンら経験豊富な選手たちだ。2026年は世代交代と新戦力の融合も進み、タイ女子バレー史上初となる2028年ロサンゼルス五輪出場権も手にした。現在のメンバー、試合結果、日本代表との対戦、世界ランキングから、その実力を詳しく見ていく。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 2026年の主要成績:VNL14位、女子アジア選手権優勝、アジア競技大会銅メダル。
- 中心選手:ポーンプン、チャッチュオン、ピムピチャヤ、アジチャラポーン、タッダオらがチームを牽引。
- 歴史的快挙:8月30日に中国を3-2で破り、女子アジア選手権4度目の優勝とLA28五輪初出場を決めた。
【2026年最新】タイ女子バレー代表の成績は?VNL・アジア選手権・アジア大会を総整理
2026年のタイ女子代表を評価するうえで、まず押さえておきたいのが国際大会ごとの成績だ。
大会によって結果には違いがある。VNLでは苦戦したものの、アジア選手権では頂点に立ち、アジア競技大会でも表彰台に上がった。
2026年は世界大会での課題とアジアでの強さが同時に表れたシーズンだった。
バレーボールネーションズリーグ2026は14位

VNL2026でタイは、6月から7月にかけて12試合を戦った。
開催地は中国・南京、タイ・バンコク、日本の関西エリア。ホーム開催となった第2週ではブルガリアとカナダに勝利し、地元ファンの前で存在感を示した。
最終成績は3勝9敗、12ポイント、18チーム中14位。決勝ラウンド進出はならなかった。
主な勝利は以下の3試合だ。
- 6月18日:ブルガリアに3-0で勝利。
- 6月20日:カナダに3-1で勝利。
- 7月11日:ブラジルに3-0で勝利。
特にブラジル戦のストレート勝ちは印象的だった。世界的な強豪を相手に、タイの攻撃力と試合運びがかみ合った結果だ。
一方、セルビア、中国、ベルギー、チェコ、ウクライナ、オランダ、米国、日本、トルコには敗れた。
この結果から見えるのは、タイが強豪国を倒す力を持つ一方、12試合を通じて安定して勝ち点を積み重ねる部分には改善の余地があるということだ。
女子アジア選手権2026で中国を破り優勝

2026年8月21日から30日に中国・天津で開催されたAVC女子バレーボール大陸選手権では、タイが大きな成果を残した。
8月29日の準決勝では日本に3-1で勝利。翌30日の決勝では開催国の中国と対戦した。
試合は中国が第2、第3セットを連取してタイを追い込む展開となった。しかしタイは第4セットを25-18で奪い返し、最終セットも15-10で制した。
最終スコアはタイ3-2中国。
セットスコアは次の通り。
- 第1セット:25-20
- 第2セット:11-25
- 第3セット:23-25
- 第4セット:25-18
- 第5セット:15-10
この勝利によってタイは女子アジア選手権4度目の優勝を達成。2009年、2013年、2023年に続くタイトルとなった。
さらに、この大会の優勝によって2028年ロサンゼルス五輪の女子バレー出場権を獲得。タイ女子代表にとって史上初のオリンピック出場が決定した。
決勝ではサシパポーン・ジャンタウィスットが28得点、タッダオ・ヌークジャンが18得点、チャッチュオン・モクシーが17得点を記録。ポーンプン・グードパルトは大会MVPにも選ばれた。
アジア競技大会2026では銅メダル
9月に日本で開催された愛知・名古屋アジア競技大会でも、タイは結果を残した。
予選グループCでは、モンゴル、キルギス、チャイニーズタイペイにすべて3-0で勝利。3戦全勝、1セットも落とさず決勝トーナメントへ進出した。
準決勝では中国に敗れたものの、9月22日の3位決定戦で韓国と対戦。25-20、25-19、25-23の3-0で韓国を下し、銅メダルを獲得した。
この大会では中国が金メダル、日本が銀メダル、タイが銅メダルという結果になった。
アジア選手権優勝とアジア競技大会銅メダル。この2つの結果は、タイがアジアのトップクラスに位置していることを示す重要な実績だ。
【タイ女子バレー代表メンバー2026】主力選手・ポジション・注目選手一覧
2026年のタイ女子代表は、経験豊富な主力と新世代の選手を組み合わせたチーム編成が特徴だ。
8月のアジア選手権では14人が登録され、9月のアジア競技大会では12人に絞られた。
ここでは、直近のアジア競技大会で発表された12人を中心に紹介する。
2026年アジア競技大会の登録メンバー
セッター
- ポーンプン・グードパルト(Pornpun Guedpard)
- ナッタニチャー・ジャイセン(Natthanicha Jaisaen)
リベロ
- ピヤヌット・パンノイ(Piyanut Pannoy)
- カリヤラット・カムウォン(Kalyarat Khamwong)
オポジット
- ピムピチャヤ・コクラム(Pimpichaya Kokram)
- アジチャラポーン・コンヨット(Ajcharaporn Kongyot)
ミドルブロッカー
- タッダオ・ヌークジャン(Thatdao Nuekjang)
- カンヤラット・クンムアン(Kanyarat Kunmueang)
- ケオカラヤ・カムンタラー(Kaewkalaya Kamulthala)
アウトサイドヒッター
- サシパポーン・ジャンタウィスット(Sasipaporn Janthawisut)
- ワリサラ・シータルート(Warisara Seetaloed)
- チャッチュオン・モクシー(Chatchu-On Moksri)
特に注目したい5人の中心選手
1.ポーンプン・グードパルト:攻撃を組み立てる司令塔
ポーンプンはタイ代表のキャプテンを務めるセッターだ。
相手のブロック配置を見ながら攻撃を組み立て、アウトサイドヒッターやミドルブロッカーにボールを配分する役割を担う。
2026年のアジア選手権では大会MVPに選出された。優勝チームの中心として、そのゲームメーク能力が高く評価された。
2.チャッチュオン・モクシー:攻守を支えるアウトサイドヒッター
チャッチュオンはタイ代表を代表するアウトサイドヒッターの一人。
攻撃だけでなく、サーブレシーブや守備でもチームを支える。ラリーが長くなる場面でも攻守の両面で関与できることが強みだ。
アジア選手権決勝では17得点を記録し、中国との接戦で重要な役割を果たした。
3.ピムピチャヤ・コクラム:得点力を担うオポジット
ピムピチャヤはタイの攻撃を支えるオポジット。
相手ブロックの隙を狙ったスパイクや、難しいトスから得点を奪う能力が持ち味だ。
VNL2026のブルガリア戦ではサシパポーンに続く18得点を挙げ、チームの勝利に貢献した。
4.アジチャラポーン・コンヨット:経験豊富な攻撃の柱
アジチャラポーンはアウトサイドヒッターとして攻撃の幅を広げる存在。
国際大会での経験が豊富で、攻撃の選択肢を増やせる点が大きい。若手とベテランが共存するタイ代表にとって、重要な戦力となっている。
5.タッダオ・ヌークジャン:ネット際を支配するミドルブロッカー
タッダオはブロックと速攻の両方で存在感を発揮するミドルブロッカーだ。
アジア選手権決勝では18得点を記録し、そのうち7得点がブロックによるものだった。
攻撃面だけでなく、相手のスパイクを止める能力もタイの重要な武器となっている。
主力選手の役割と連係関係
| 選手 | ポジション | チーム内の役割 |
|---|---|---|
| ポーンプン | セッター | 攻撃の組み立て・ゲームコントロール |
| ナッタニチャー | セッター | セッターの控え・攻撃展開の補完 |
| チャッチュオン | アウトサイドヒッター | 攻守両面の中心 |
| アジチャラポーン | オポジット | 攻撃力と経験を提供 |
| ピムピチャヤ | オポジット | 得点力を担う主力アタッカー |
| サシパポーン | アウトサイドヒッター | 得点力とサーブ |
| ワリサラ | アウトサイドヒッター | 攻撃・レシーブ |
| タッダオ | ミドルブロッカー | ブロック・クイック攻撃 |
| カンヤラット | ミドルブロッカー | ネット際の守備 |
| ケオカラヤ | ミドルブロッカー | 中央からの攻撃とブロック |
| ピヤヌット | リベロ | 守備・レシーブの安定 |
| カリヤラット | リベロ | 守備のバックアップ |
この構成を見ると、ポーンプンが攻撃を組み立て、チャッチュオンやピムピチャヤらが得点を狙い、タッダオがネット際を支えるという関係が分かる。
なお、VNL、アジア選手権、アジア競技大会では登録メンバーが異なる。大会別の選手一覧を比較するときは、同じシーズンでも登録時点を区別する必要がある。
【試合日程・結果】タイ女子バレーの2026年VNL全12試合
VNL2026は全18チームが参加し、各チームが予選ラウンドで12試合を戦う方式だった。
タイは3会場を転戦。第1週は中国、第2週は自国のバンコク、第3週は日本で試合を行った。
第1週:中国・南京
- 6月3日:タイ 0-3 セルビア
- 6月4日:タイ 2-3 中国
- 6月6日:タイ 2-3 ベルギー
- 6月7日:タイ 0-3 チェコ
開幕週は4連敗となった。中国とベルギーにはフルセットまで持ち込んだが、最後のセットを取り切れなかった。
第2週:タイ・バンコク
- 6月17日:タイ 2-3 ウクライナ
- 6月18日:タイ 3-0 ブルガリア
- 6月20日:タイ 3-1 カナダ
- 6月21日:タイ 0-3 オランダ
ホーム開催の第2週ではブルガリアとカナダを撃破。特にカナダ戦は3-1で勝利し、ホームの観客に好結果を届けた。
ただし、ウクライナ戦はフルセットの末に敗れ、オランダにもストレート負け。連勝を伸ばすには至らなかった。
第3週:日本・関西
- 7月8日:タイ 0-3 米国
- 7月9日:タイ 1-3 日本
- 7月11日:タイ 3-0 ブラジル
- 7月12日:タイ 1-3 トルコ
第3週ではブラジルを3-0で破る大金星があった。
しかし、米国、日本、トルコには敗れ、最終的に14位で大会を終えた。
VNLの結果だけを見ると苦しいシーズンだったが、ブラジル戦のように世界の強豪を相手に高い攻撃力を発揮できることも証明している。
【強さ・特徴を分析】タイ女子バレーがアジアで勝てる3つの理由
タイ女子バレーの特徴は、単純な高さやパワーだけに依存しないところにある。
FIVBが紹介してきたタイ代表の歴史にも、スピード、技術、連係を生かすプレースタイルが一貫して見られる。
2026年の試合結果から読み取れる強みは、主に3つある。
1.セッターを中心とした多彩な攻撃
タイの攻撃を理解するうえで欠かせないのが、ポーンプンの存在だ。
セッターが複数の攻撃選択肢を使い分けることで、相手ブロックに攻撃コースを絞らせにくくする。
特定の選手だけに得点を依存せず、複数のアタッカーが攻撃に参加する点も特徴だ。
アジア選手権決勝でサシパポーンが28得点、タッダオが18得点、チャッチュオンが17得点を挙げたことは、その攻撃の分散を示す具体例となっている。
2.守備から攻撃への切り替えが速い
タイ代表は、レシーブから攻撃につなげる展開を得意とする。
リベロやアウトサイドヒッターが守備でボールを拾い、ポーンプンが素早く攻撃を組み立てる。
このような連係が機能すれば、相手の強力なスパイクを受けた後でも得点のチャンスを作れる。
チャッチュオンのように攻守両面で貢献できる選手の存在も、チーム全体の安定につながっている。
3.長年培ったチームワークと国際経験
タイ女子代表の強さは、一世代のスター選手だけで築かれたものではない。
長年にわたって代表チームの中心選手が国際大会を経験し、次の世代にプレーの考え方や連係を引き継いできた。
2026年のアジア選手権決勝では、2-1とリードされた状況から逆転した。第4セット、第5セットで立て直せたことは、チームとしての経験値を示すものだった。
一方で課題は世界トップレベルとの継続的な競争
VNL2026の14位という結果は、タイの課題も明確にしている。
アジア選手権では中国を倒せた一方、VNLでは複数の強豪国に敗れた。短期決戦で力を発揮することと、長期間にわたって安定した成績を残すことは別の能力だ。
今後は選手層の拡充、国際経験の少ない選手の育成、試合終盤の安定性が重要になる。
【日本代表との対戦成績】2026年はタイが1勝、日本が1勝
日本とタイの女子バレーは、アジアのライバル関係として長く注目されてきた。
2026年は両チームが複数の国際大会で対戦し、互いに勝利を挙げている。
VNL2026では日本が3-1で勝利
2026年7月9日のVNLでは、日本がタイを3-1で下した。
日本は第1、第2セットを連取。タイは第3セットを奪ったものの、日本が第4セットを制して試合を決めた。
女子アジア選手権ではタイが3-1で勝利
その後、8月29日の女子アジア選手権準決勝ではタイが日本に3-1で勝利した。
セットスコアは次の通り。
- 第1セット:タイ 25-21 日本
- 第2セット:タイ 25-20 日本
- 第3セット:タイ 20-25 日本
- 第4セット:タイ 25-20 日本
タイは日本の反撃を1セットに抑え、決勝へ進出した。その後、中国との決勝も制して優勝している。
2026年の日本対タイを比較
| 大会 | 試合日 | 結果 | 勝者 |
|---|---|---|---|
| VNL2026 | 7月9日 | 日本 3-1 タイ | 日本 |
| 女子アジア選手権2026 | 8月29日 | 日本 1-3 タイ | タイ |
2026年の直接対決は1勝1敗。大会ごとに結果が入れ替わっている。
この結果だけで両国の実力差を決めることはできないが、タイが日本を倒せる実力を持つことは明らかだ。
日本代表にとっても、タイはアジア大会や大陸選手権で優勝を争う重要なライバルとなっている。
【歴代メンバーと世界ランキング】タイ女子バレーは現在どのレベル?
タイ女子バレーの現在地を理解するには、過去の代表選手から2026年のチームに至る世代交代を知る必要がある。
黄金世代「Fab Six」とは?
タイ女子バレーの歴史を語る際に欠かせないのが、通称「Fab Six」と呼ばれる6人だ。
- プレームジット・ティンカオ(Pleumjit Thinkaow)
- ウィラワン・アピンヤポン(Wilavan Apinyapong)
- ヌットサラ・トムコム(Nootsara Tomkom)
- オヌマ・シッティラック(Onuma Sittirak)
- マリカ・カントン(Malika Kanthong)
- アンポーン・ヒャパ(Amporn Hyapha)
この世代は2000年代から2021年までのタイ代表を支え、東南アジアを代表する強豪へと押し上げた。
高さで勝負するだけではなく、技術、スピード、コンビネーションを生かしたバレーが特徴だった。
次世代の「Magnificent Se7en」へ
2021年以降は、Fab Sixに続く世代がチームの中心を担うようになった。
FIVB関連の紹介記事などでは、この世代を「Magnificent Se7en」と呼んでいる。
代表的な選手は次の7人だ。
- ピヤヌット・パンノイ
- タッダオ・ヌークジャン
- ハッタヤー・バムルンスック
- ポーンプン・グードパルト
- アジチャラポーン・コンヨット
- チャッチュオン・モクシー
- ピムピチャヤ・コクラム
この世代は2023年のアジア選手権優勝などを経験し、タイ代表の国際的な競争力を維持してきた。
2026年にはさらに若い選手も代表に加わり、世代交代を進めながらチームの強化が続いている。
2026年10月時点のFIVB世界ランキングは13位
タイ女子代表の現在の実力を測るうえで、重要なのがFIVB世界ランキングだ。
2026年10月13日更新のランキング表示では、タイは世界13位、244.01ポイントとなっている。
アジアの女子代表では日本、中国に続く上位グループに位置する。
比較すると次のようになる。
| 国 | FIVB世界ランキング | ポイント |
|---|---|---|
| 日本 | 6位 | 337.16 |
| 中国 | 7位 | 324.90 |
| タイ | 13位 | 244.01 |
この順位から分かるのは、タイが世界トップ15に入る実力を持つ一方、日本や中国とはランキング上でまだ差があるということだ。
また、VNL14位とFIVB世界ランキング13位は別の指標である。
VNLの順位はその大会の成績、FIVBランキングは国際公式戦の結果をポイント化したものだ。両者を混同しないことが大切だ。
2028年ロサンゼルス五輪初出場という新しい目標
2026年8月30日の女子アジア選手権優勝によって、タイは2028年ロサンゼルス五輪の出場権を獲得した。
これは女子代表にとって初めてのオリンピック出場となる。
長年アジアの強豪として戦いながらも、五輪出場には届かなかったタイにとって、歴史的な転換点だ。
2026年の優勝は単なるタイトル獲得ではなく、長年の育成と世代交代が実を結んだ結果でもある。
【タイ女子バレー】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年のタイ女子バレー代表は世界ランキング何位?
A1:2026年10月13日更新のランキング表示では世界13位、244.01ポイント。アジアでは日本、中国に続く上位グループに位置している。
Q2:タイ女子バレーは2026年のアジア選手権で優勝した?
A2:優勝した。8月30日の決勝で中国を3-2で破り、通算4度目のアジアタイトルを獲得。2028年ロサンゼルス五輪の出場権も手にした。
Q3:タイ女子バレーの中心選手は誰?
A3:ポーンプン・グードパルト、チャッチュオン・モクシー、ピムピチャヤ・コクラム、アジチャラポーン・コンヨット、タッダオ・ヌークジャンらが中心選手。司令塔、攻撃、ブロックの各分野で重要な役割を担っている。
Q4:2026年の日本代表とタイ代表の対戦成績は?
A4:2026年はVNLで日本が3-1、女子アジア選手権準決勝ではタイが3-1で勝利。直接対決は1勝1敗となった。
Q5:タイ女子バレーは2026年のVNLで何位だった?
A5:14位。12試合で3勝9敗、12ポイントを獲得した。決勝ラウンドには進出できなかったが、ブルガリア、カナダ、ブラジルに勝利している。
まとめ:【プロの結論】タイ女子バレーはアジア王者から五輪へ、新たな成長段階に入った
2026年のタイ女子バレー代表は、VNL14位という結果だけでは評価できないチームだ。
VNLでは3勝9敗と苦戦したものの、女子アジア選手権では中国を破って優勝。アジア競技大会でも韓国を下して銅メダルを獲得した。
特に大きな成果は、女子アジア選手権優勝によって2028年ロサンゼルス五輪への初出場を決めたことだ。
チームを支えるポーンプン、チャッチュオン、ピムピチャヤ、アジチャラポーン、タッダオらの経験と、新世代の選手たちの成長が今後の鍵を握る。
プロの視点から見れば、タイ女子バレーの評価基準は3つある。
- アジアの強豪である日本や中国と互角に戦えるか。
- VNLで上位8チームに入り、世界の強豪と安定して競えるか。
- 五輪初出場に向けて、現在の主力と若手を融合できるか。
世界ランキング13位、アジア選手権優勝、アジア競技大会銅メダルという2026年の実績は、タイが世界の舞台でも存在感を高めていることを示している。
2028年のロサンゼルス五輪は、タイ女子バレーにとって新たな挑戦の舞台となる。アジアの強豪という立場から、世界のトップチームとどこまで渡り合える存在へ成長するのか。今後もポーンプンら主力選手と次世代の活躍に注目したい。
主な参照資料・公式記録
- FIVB「Thailand turn to new generation for VNL 2026」
- FIVB「Thailand retain AVC Continental title to secure first-ever Olympic berth」
- Volleyball World「AVC Women’s Volleyball Continental 2026」大会結果・選手登録
- FIVB「Thailand pick up Asian Games women’s bronze with Empowerment」
- タイバレーボール協会の2026年アジア選手権優勝発表
- The Nationの2026年代表登録・大会結果報道
- FIVB女子世界ランキング
これらの記録では、アジア選手権の優勝、五輪初出場権、アジア競技大会銅メダルが確認できる。