【芝2400mの攻略が鍵】パリロンシャン競馬場のコースと見どころ
凱旋門賞の舞台となるパリロンシャン競馬場は、芝2400mの外回りコースを使用します。
同じ芝2400mでも、日本の東京競馬場などとはコースの特徴が異なります。単純なスピードだけではなく、起伏への対応力や長い距離を走り切るスタミナが問われます。
JRAの競馬場紹介によると、主な特徴は次のとおりです。
- 右回りの芝2400m: 外回りコースを使用。
- 高低差:約10m: 向正面から3コーナーにかけて上り、そこから下りに転じる。
- フォルスストレート: 実際の最後の直線に入る前に、約250mの偽りの直線がある。
- 最後の直線:約533m: ゴール前まで長く脚を使う能力が求められる。
特に注目したいのが、フォルスストレートです。直線に入ったように見えても、まだ本当の勝負所が残っています。
騎手には、馬のスタミナを温存しながら仕掛けるタイミングを見極める判断力が求められます。
芝の状態も勝敗を左右する
凱旋門賞が開催される10月初旬のフランスでは、雨によって芝が柔らかくなることがあります。
2026年のレースも芝は稍重でした。馬場状態が変われば、求められる走り方も変わります。
例えば、時計の速い良馬場ではスピードや瞬発力が重要になりますが、重い馬場ではスタミナやパワーがより問われます。
実際、JRAのコース解説では、2020年の不良馬場で行われた凱旋門賞の勝ち時計が2分39秒30だったことも紹介されています。
同じ2400mでも、馬場状態によってレースの性質が大きく変わる点が、この競走の難しさです。
【歴代優勝馬を紹介】凱旋門賞の名馬と2027年の最新変更点

凱旋門賞の歴史を振り返ると、世界競馬を代表する名馬が数多く優勝しています。
代表的な歴代優勝馬には、次のような競走馬がいます。
| 年 | 優勝馬 | 主な特徴 |
|---|---|---|
| 1955・1956年 | リボー | 2年連続優勝 |
| 1965年 | シーバード | 歴史的名馬として知られる |
| 1971年 | ミルリーフ | 欧州競馬を代表する名馬 |
| 1986年 | ダンシングブレーヴ | 圧倒的な末脚で知られる |
| 2009年 | シーザスターズ | イギリスの名馬 |
| 2017・2018年 | エネイブル | 2年連続優勝 |
| 2021年 | トルカータータッソ | ドイツ調教馬 |
| 2022年 | アルピニスタ | イギリス調教馬 |
| 2023年 | エースインパクト | フランス調教馬 |
| 2024年 | ブルーストッキング | イギリス調教馬 |
| 2025・2026年 | ダリズ | 2年連続優勝 |
特にリボーやエネイブルの連覇は、凱旋門賞の歴史を語るうえで欠かせません。2025年と2026年にはダリズも連覇を達成し、名馬たちの記録に並ぶ実績を残しました。
2026年の勝利によって、ダリズは2年連続で世界最高峰の舞台を制したことになります。
2027年からは出走条件が変わる

2027年の凱旋門賞には、もう一つ重要な変更があります。
それは、せん馬(セン馬)にも出走資格が認められることです。
従来、凱旋門賞の出走条件は3歳以上の牡馬・牝馬で、せん馬は出走できませんでした。これは、優秀な繁殖馬を選定するという競走の役割とも関係しています。
しかし、2026年9月4日付のフランスギャロの公式発表によると、欧州パターン委員会が2027年からの出走資格拡大を承認しました。
この変更により、2027年はせん馬が初めて凱旋門賞に出走できる年になります。
主催者側は、より多くの優秀な競走馬を集め、国際競走としての魅力を高める狙いを示しています。
2027年の開催日は10月3日(日)。会場はパリロンシャン競馬場です。
これまでとは異なる出走馬の構成になる可能性があり、次回大会を楽しみにする競馬ファンにとって見逃せない変更です。
【凱旋門賞いつ】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:凱旋門賞は毎年何月何日に開催されますか?
A1:原則として毎年10月の第1日曜日です。2026年は10月4日(日)、2027年は10月3日(日)に開催されます。
Q2:凱旋門賞の発走時刻は日本時間で何時ですか?
A2:2026年は日本時間23時05分でした。現地フランス時間では16時05分です。発走時刻は年によって変わる可能性があるため、最新のJRA発表を確認してください。
Q3:凱旋門賞はシャンティイ競馬場で開催されることもありますか?
A3:あります。2016年と2017年はパリロンシャン競馬場の改修工事に伴い、シャンティイ競馬場で開催されました。通常の開催地はパリロンシャン競馬場です。
まとめ:凱旋門賞の次回開催は2027年10月3日
凱旋門賞は、毎年10月の第1日曜日にフランスで開催される芝2400mの国際G1競走です。
2026年は10月4日にパリロンシャン競馬場で開催され、ダリズが前年に続いて優勝しました。日本から参戦したアドマイヤテラは11着、メイショウタバルは14着という結果でした。
次回の2027年大会は、10月3日(日)にパリロンシャン競馬場で開催予定です。さらに、せん馬にも出走資格が拡大されるという大きな変更が控えています。
【プロの結論】日程だけでなく3つのポイントを押さえる
凱旋門賞をより深く楽しむためには、次の3点を押さえておくと役立ちます。
1. 開催日と発走時刻: 10月第1日曜日が基本。ただし、日本時間の具体的な発走時刻は毎年の公式発表で確認する。
2. 競馬場と馬場状態: パリロンシャン競馬場の芝2400mは起伏があり、フランス特有の芝の状態も勝敗を左右する。
3. 日本馬と海外馬の実績: 日本馬はまだ未勝利。歴代の2着馬や連覇を達成した海外の名馬を知ると、レースの見どころが広がる。
特に2027年は、出走資格の変更によって新しい顔ぶれが加わる可能性があります。
開催日だけを覚えるのではなく、コースの特徴や出走条件、歴代優勝馬まで把握しておけば、世界最高峰の一戦をさらに楽しめるはずです。