フォルティウスカーリング2026最新メンバーは?五輪8位と新スキップ体制を徹底解説
2026年11月現在、女子カーリングチーム「フォルティウス」は大きな転換期を迎えている。ミラノ・コルティナ五輪で日本代表として戦い、2勝7敗の8位で大会を終えた後、長年チームを率いてきた吉村紗也香が2026年6月に現役引退を発表。新たに小林未奈がスキップに就任し、近江谷杏菜、小野寺佳歩、小谷優奈との4人体制で新シーズンをスタートさせた。
一方、2026年の日本選手権では3位、どうぎんカーリングクラシックでは4位と、世代交代の難しさも表れている。北海道銀行フォルティウス時代から続く歴史、チーム名の由来、吉村の引退理由、ロコ・ソラーレとの違い、そして小林新体制の最新成績まで、2026年11月2日時点の情報を整理する。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 2026年のメンバー:小林未奈、近江谷杏菜、小野寺佳歩、小谷優奈の4選手。新スキップは小林未奈。
- ミラノ・コルティナ五輪:日本代表として2勝7敗、10チーム中8位。スイスと中国から勝利を挙げた。
- 吉村紗也香の引退:2026年6月に現役引退。育児や仕事との両立を経験し、子供や家族との時間を大切にしたいという思いが背景にある。
- 2026年の国内大会:日本選手権3位、どうぎんカーリングクラシック4位、アドヴィックスカップ3位。
- 今後の注目点:小林新スキップ体制の成熟と、2026-2027シーズンの国際大会での巻き返し。
【2026年最新】フォルティウスの現在のメンバーは?小林未奈を中心とした新体制
2026年11月現在、フォルティウスの公式サイトに掲載されている現役選手は4人。吉村紗也香の引退に伴い、これまでリザーブとしてチームを支えてきた小林未奈が新スキップに就任した。
新体制の特徴は、若い司令塔と、オリンピックを経験した実力者たちが組み合わさっている点だ。4人の選手にはそれぞれ異なる競技経験があり、これまで培ってきたチーム力を次の世代につなぐ役割が期待されている。
小林未奈:新スキップとしてチームを率いる若手司令塔

小林未奈は2002年7月20日生まれ、北海道釧路市出身。小学4年生からカーリングを始め、2020年のローザンヌユースオリンピックでは混合団体で銀メダルを獲得した。同年の日本ジュニアカーリング選手権でも優勝している。
フォルティウスには2021年12月に加入。スポーツトレーナーの資格も持ち、競技面だけでなく身体づくりの知識も備えている。
2026年2月のミラノ・コルティナ五輪ではリザーブとして参加し、1試合に出場した。6月の日本選手権ではリードやサードなど複数のポジションを経験。その後、船山弓枝コーチの判断で新スキップに抜てきされた。
スキップは試合終盤の重要なショットを担い、チームの戦略や判断をまとめるポジションだ。これまで吉村が担ってきた役割を引き継ぐことは、小林にとって大きな挑戦となる。
近江谷杏菜:バンクーバー五輪を経験したベテラン

近江谷杏菜は1989年10月12日生まれ、北海道北見市常呂町出身。高校卒業後にチーム青森へ加入し、2010年バンクーバー五輪では日本代表として8位入賞を果たした。
2014年からフォルティウスで活動しており、2015年と2021年の世界選手権にも出場している。正確で力強いスイープや多彩なショットが持ち味だ。
オリンピックを複数回経験した選手として、国際舞台での対応力や試合中の落ち着きが新体制を支える重要な要素となる。
小野寺佳歩:ソチ五輪経験と身体能力を生かす選手
小野寺佳歩は1991年11月11日生まれ、北海道北見市常呂町出身。2014年ソチ五輪に出場した経験を持つ。
カーリングだけでなく陸上競技にも取り組み、100メートルハードルと七種競技でインターハイに出場した経歴がある。中京大学ではカーリングと陸上競技の両立を続けてきた。
公式プロフィールでは、力強いスイープと繊細なソフトウエイトショットが強みとして紹介されている。ストーンの軌道を調整するスイープと、状況に応じたショットの使い分けが求められる競技において、経験豊富な存在だ。
小谷優奈:2018年日本選手権優勝経験を持つ選手
小谷優奈は1998年5月26日生まれ、神奈川県相模原市出身。小学4年生のときに父親に誘われてカーリングを始めた。
ジュニア時代から日本選手権に出場し、2018年には日本カーリング選手権で優勝している。公式プロフィールでは向上心を強みとして挙げている。
新体制ではセカンドを担当。経験と安定感を生かし、近江谷、小野寺、小林をつなぐ役割が期待される。
以上の4選手が2026-2027シーズンの基本メンバーとなる。なお、吉村紗也香は選手ではなくスタッフとして公式サイトに掲載されており、引退後もチームに関わり続けている。
【ミラノ・コルティナ五輪の結果】フォルティウスの2勝7敗・8位はなぜ起きた?
フォルティウスは2026年2月のミラノ・コルティナ五輪に女子日本代表として出場した。日本女子カーリングがオリンピックの舞台に立つのは、これで8大会連続となった。
しかし、目標として掲げていたメダルには届かなかった。1次リーグは2勝7敗、10チーム中8位。上位4チームが進む準決勝には進出できず、予選リーグで敗退した。
五輪で挙げた2勝はスイス戦と中国戦
大会序盤から厳しい試合が続いたフォルティウスだったが、強豪スイスを7-5で破った試合は大きな注目を集めた。優勝候補の一角を相手に勝利したことで、チームの実力を示す場面となった。
ただし、その後は連敗が続き、メダル争いから後退。最後の中国戦を迎える前に1次リーグ敗退が決まっていた。
それでも2月19日の最終戦では中国に9-6で勝利。最後まで諦めない戦いを見せ、2勝目を挙げて大会を終えた。
世界カーリング連盟の公式結果でも、日本の最終成績は2勝7敗の8位と記録されている。スイス戦と中国戦の勝利はあったものの、9試合を通じて安定して勝ち星を積み重ねることができなかった。
吉村紗也香が背負ったスキップとしての責任
五輪期間中、特に注目されたのがスキップ吉村紗也香の戦いだった。
カーリングでは、スキップが試合の展開を読み、最後の重要なショットを投じる。相手のストーンを弾き出すテイクアウト、ハウスの中心に石を止めるドローなど、勝敗を左右する判断が集中するポジションだ。
吉村は五輪最終戦後、スキップとして勝つことができなかったことへの悔しさと、支えてくれたチームメートや応援してくれた人々への感謝を語った。
目標の金メダルには届かなかったが、5度目の挑戦でつかんだ初めてのオリンピック出場だった。北海道銀行とのスポンサー契約終了後もチームを存続させ、独立した環境から世界の舞台にたどり着いた経緯を考えると、出場そのものにも大きな意味があった。
ただ、五輪出場を達成したことと、世界の強豪に勝ち続けることは別の課題だ。今回の8位という結果は、今後の国際大会でショットの精度や終盤の試合運びをさらに高める必要性を示している。
【吉村紗也香の引退理由】2026年6月に現役引退を発表した背景
フォルティウスの大きな転換点となったのが、吉村紗也香の現役引退だ。
2026年6月24日、フォルティウス公式サイトを通じて、吉村は2025-2026シーズンをもって現役を引退すると発表した。カーリングを始めて25年、競技生活に一区切りをつける決断だった。
引退の大きな理由は子供や家族との時間
吉村が公式コメントで説明した引退理由の中心には、育児と競技、仕事を両立する生活の変化があった。
2023年に第一子を出産した吉村は、競技に復帰してから育児と仕事を続けながら、オリンピックを目指して活動してきた。
本人は、競技生活を送る中で家族との時間を大切にしたいという気持ちが大きくなったと説明している。
「子供、家族の時間を大事にしたい」
国内外の長期遠征や大会期間中には家を空けることも多い。育児と競技、仕事を同時にこなす生活は充実していた一方で、自身の考え方や競技への向き合い方にも変化が生まれたという。
また、吉村は2025-2026シーズンが始まる前から、今回を最後のオリンピック挑戦にすると決めていた。五輪の結果だけを理由に突然引退したのではなく、長期的に考えたうえでの決断だったことが公式コメントから分かる。
引退後もフォルティウスから離れるわけではない
吉村の引退について、もう一つ押さえておきたい点がある。それは、現役引退とチームからの離脱は同じではないということだ。
本人は今後について、選手としてではなく、フォルティウスの一員として活動を続ける意向を示した。
具体的には、次のような活動に関わっていくとしている。
- カーリング競技の普及活動
- ジュニア世代などの育成
- 地域貢献活動
- チームの広報活動
実際に2026年の公式チーム紹介では吉村の名前がスタッフ欄に掲載されている。長年スキップを務めた経験を、競技の普及や後進のサポートに生かしていく形だ。
したがって、「吉村紗也香がフォルティウスを退団した」という理解は正確ではない。現役選手としての活動を終えた後も、チームとの関係は続いている。
【フォルティウスの歴史とチーム名の由来】北海道銀行時代から現在まで
フォルティウスを理解するには、北海道銀行フォルティウス時代からの歩みを知る必要がある。
現在のチームにつながる活動は2010年11月に始まり、小笠原歩、船山弓枝、吉田知那美らを中心にチームが結成された。2011年4月には小野寺佳歩が加入し、北海道銀行をメインスポンサーとする本格的な活動がスタートした。
ソチ五輪5位から日本選手権優勝へ
チームは結成後、国内大会で実績を重ね、2013年にはソチ五輪世界最終予選の日本代表決定戦で優勝。世界最終予選でも出場権を獲得し、2014年のソチ五輪では5位に入った。
2014年には近江谷杏菜が加わり、吉村紗也香も大学卒業後に加入。2015年には日本カーリング選手権で初優勝を果たした。
2019年にはワールドカーリングツアーの最高峰シリーズであるグランドスラム・オブ・カーリングのマスターズで準優勝。アジアの女子チームとして初めて同大会の決勝に進出した実績もある。
さらに2021年にも日本選手権で優勝。国内外で実力を示すチームへと成長した。
2021年に北海道銀行とのスポンサー契約が終了
フォルティウスにとって大きな転換点となったのが2021年だ。
北海道銀行とチームは2021年11月30日をもってスポンサー契約を終了することで合意した。北海道銀行は同年12月に女子カーリング部を新設し、それまでのメンバーの一部が別々のチームで活動することになった。
船山弓枝、近江谷杏菜、小野寺佳歩、吉村紗也香の4人はフォルティウスとして活動を継続。一方、伊藤彩未と田畑百葉は北海道銀行女子カーリング部に移籍した。
つまり、北海道銀行との契約終了によってフォルティウスというチームが消滅したわけではない。独立したチームとして競技活動を続ける道を選んだのである。
その後、2021年12月に小林未奈、2022年9月に小谷優奈が加入。新しいメンバーを迎えながらチームを再構築していった。
フォルティウスというチーム名の意味
「FORTIUS」はラテン語で「より強く」を意味する言葉だ。
公式サイトによると、より強く前進し続けるという思いがチーム名に込められている。
チームロゴにも特徴がある。ストーンが回転するイメージと、結成時のメンバー4人を組み合わせた四つ葉のクローバーをモチーフにしている。
また、ロゴのグリーン、ブルー、ホワイトは、それぞれ北海道の豊かな木々、大いなる海、雪を表現したものだ。北海道を拠点に活動するチームとして、地域への思いも込められている。
人物・チームの関係性一覧
| 人物・チーム | 2026年の立場 | 主な経歴・関係性 |
|---|---|---|
| 小林未奈 | スキップ | 2020年ローザンヌユース五輪銀メダル。2021年12月加入。2026年から新司令塔。 |
| 小野寺佳歩 | サード | 2014年ソチ五輪出場。陸上競技の経験も持つ。 |
| 小谷優奈 | セカンド | 2018年日本カーリング選手権優勝経験者。 |
| 近江谷杏菜 | リード | 2010年バンクーバー五輪8位。2014年からフォルティウスで活動。 |
| 吉村紗也香 | スタッフ・元スキップ | 2026年6月に現役引退。普及・育成・広報などを担当する意向。 |
| 船山弓枝 | コーチ | チーム結成メンバー。2023年からコーチに転向。オリンピック出場経験を持つ。 |
| ロコ・ソラーレ | 別チーム | 2026年世界選手権の日本代表。フォルティウスとは異なる選考経路で代表権を獲得。 |
この関係性を見ると、フォルティウスは単純な若手中心のチームではないことが分かる。若いスキップの小林を中心に、五輪経験者と国内タイトル経験者、そして指導者や引退後の吉村が連携する体制になっている。
歴史を振り返ると、スポンサー契約の終了やメンバー交代など、何度もチームの存続と再構築に向き合ってきた。現在の新体制も、そうした歴史の延長線上にある。
【2026年の最新大会成績】日本選手権3位・どうぎんカーリングクラシック4位の現実
2026年のフォルティウスは、五輪後の新体制移行を進めながら国内外の大会に参加している。成績を見ると、上位争いに食い込む力はあるものの、優勝を安定して狙うには課題も残っている。
日本カーリング選手権2026は3位
2026年6月7日から14日に横浜BUNTAIで開催された日本カーリング選手権大会 横浜2026では、フォルティウスは3位となった。
6月13日のプレーオフでは中部電力に12-3で勝利したものの、その後の準決勝では北海道銀行に6-10で敗れた。前年優勝チームとして連覇を狙っていただけに、決勝進出を逃したことは悔しい結果だった。
この大会は吉村が現役選手として出場した最後の大会となった。準決勝後、吉村はショットを決め切れなかったことへの悔しさを語っていた。翌14日に大会を3位で終えた後、6月24日に引退を正式発表した。
どうぎんカーリングクラシック2026は4位
8月20日から23日に札幌のどうぎんカーリングスタジアムで開催されたどうぎんカーリングクラシック2026は、新体制で臨む国内開幕戦となった。
この大会では、吉村に代わって小林未奈がスキップを務めた。初日は韓国チームに2-6、北海道銀行に6-7と連敗。翌日には日本選手権優勝チームのSC軽井沢クラブを8-5で破り、新体制初勝利を挙げた。
しかし、準決勝ではジュニアチームのS-Leapに7-8で惜敗。3位決定戦でも韓国のチーム・パクに3-10で敗れ、最終順位は4位となった。
フォルティウスはこの大会で3連覇中だったため、4連覇を逃す結果となった。新スキップの小林にとっては、勝敗だけでなく、重要なショットを担う経験を積む大会でもあった。
2026-2027シーズンの主な大会成績
2026年11月2日時点で確認できる2026-2027シーズンの主な結果は次のとおりだ。
- 8月20日~23日:どうぎんカーリングクラシック2026……4位
- 9月3日~6日:アドヴィックスカップ2026……3位
- 9月17日~20日:軽井沢国際カーリング選手権大会2026……予選敗退
- 10月8日~11日:Autumn Gold Curling Classic……予選敗退
- 10月15日~18日:Island Shootout……ベスト4
- 10月29日~11月1日:RBC Dominion Securities Western Showdown……4勝3敗。Cイベント予選で敗退
特にIsland Shootoutではベスト4に進出しており、海外大会でも競争力を示した。一方、カナダのRBC Dominion Securities Western Showdownでは、10月29日に初戦を7-5で勝利したものの、最終的には4勝3敗。10月31日のCイベント予選では、上野美優に5-7で敗れて大会を終えた。
国内大会と海外遠征の結果を合わせると、現時点では上位進出と予選敗退が混在している。新体制がまだ完成途上にあることを踏まえれば、今後の大会でどれだけ安定して勝ち続けられるかが焦点になる。
なお、次の大きな予定として、11月3日から8日にはカナダのメディシンハットでGSOC Mastersが予定されている。国際的な強豪チームと戦う機会であり、小林新体制の成長を測る舞台となる。
【フォルティウスとロコ・ソラーレを比較】実績・代表選考・チームの違い
女子カーリングを調べると、フォルティウスとロコ・ソラーレを比較する検索が多い。両チームは日本女子カーリングを代表する強豪だが、所属メンバーやチームの歩み、国際大会への出場経路は異なる。
オリンピック代表はフォルティウス、世界選手権代表はロコ・ソラーレ
2026年の特徴的な出来事が、オリンピックと世界選手権で日本代表チームが異なったことだ。
フォルティウスは2025年9月の日本代表決定戦で勝利し、同年12月の世界最終予選を突破してミラノ・コルティナ五輪の出場権を獲得した。
一方、2026年3月の世界選手権にはロコ・ソラーレが日本代表として出場した。これは五輪代表とは別の選考制度によるものだ。
日本カーリング協会は、2026年の世界選手権代表を決める際、1月28日までのワールドカーリングチームランキング対象大会のうち、上位8大会の獲得ポイント合計を基準とした。
その結果、ロコ・ソラーレは236.88ポイントでトップ。北海道銀行の231.55ポイント、フォルティウスの227.50ポイントを上回り、世界選手権の出場権を獲得した。
つまり、オリンピックに出場したフォルティウスが、そのまま世界選手権にも出場する仕組みではなかった。大会ごとに代表選考の基準が異なることが、両チームの違いを理解するポイントだ。
両チームを比較するときに注目したいポイント
フォルティウスは北海道銀行時代からの歴史と、独立後にチームを再建してきた経験が特徴だ。2025年の日本選手権優勝を経て五輪出場を決め、2026年からは小林未奈を新スキップに据えた。
ロコ・ソラーレは2018年平昌五輪で銅メダル、2022年北京五輪で銀メダルを獲得した実績を持つ。2026年には世界選手権の代表権も獲得し、国際大会での実績を積み重ねている。
ただし、過去のメダル実績だけで現在の実力を比較するのは適切ではない。カーリングでは、メンバー構成、シーズンごとの調子、試合形式、国際大会のポイント獲得状況などによって結果が変わる。
2026年の両チームの歩みは、オリンピック代表と世界選手権代表が必ずしも一致しないことを示す好例だ。
フォルティウスが今後乗り越えるべき3つの課題
小林新体制が次のオリンピックを目指すうえで、注目したいのは次の3点だ。
1つ目は、スキップとしての小林の経験値。吉村が担っていた最後の重要なショットと戦略判断を、どれだけ安定して引き継げるかが最大のテーマとなる。
2つ目は、4人の連携と試合終盤の対応力。カーリングは個人のショット技術だけでは勝てない。スイープの判断、ストーンの配置、相手の戦略への対応など、4人の意思疎通が勝敗を左右する。
3つ目は、海外大会での継続的な上位進出。国内大会で上位に入るだけでなく、世界ランキングに関係する大会やグランドスラムなどで結果を残せるかが、次の代表争いや国際的な評価にも関わってくる。
吉村が選手として残した経験をチーム内にどう引き継ぐかも重要だ。引退後も普及や育成に関わることは、競技面だけでなく、チームの長期的な基盤づくりにもつながる可能性がある。
【フォルティウスカーリングに関するよくある質問(FAQ)】
Q1:2026年現在のフォルティウスのメンバーは誰ですか?
A1:現役選手は小林未奈、近江谷杏菜、小野寺佳歩、小谷優奈の4人です。小林が新スキップを務め、2026-2027シーズンは小野寺がサード、小谷がセカンド、近江谷がリードを担当しています。
Q2:フォルティウスはミラノ・コルティナ五輪で何位でしたか?
A2:2026年2月の女子カーリングで2勝7敗、10チーム中8位でした。スイスに7-5、中国に9-6で勝利しましたが、上位4チームによる準決勝には進めませんでした。
Q3:吉村紗也香の引退理由は何ですか?
A3:2026年6月に現役引退を発表しました。本人は育児と競技、仕事を両立する生活の中で、子供や家族との時間を大切にしたいという気持ちが強くなったと説明しています。なお、引退後も普及・育成・地域貢献・広報活動などを通じてフォルティウスに関わる意向です。
Q4:フォルティウスの新スキップは誰ですか?
A4:小林未奈です。2026年6月の吉村紗也香の引退を受け、船山弓枝コーチの判断で新スキップに就任しました。2020年ローザンヌユースオリンピックの銀メダリストで、2021年からフォルティウスに所属しています。
Q5:フォルティウスと北海道銀行は現在も同じチームですか?
A5:別のチームです。2021年11月末に北海道銀行とのスポンサー契約が終了し、フォルティウスは独立して活動を継続しました。北海道銀行は同年12月に別の女子カーリング部を設立しています。
Q6:フォルティウスというチーム名にはどんな意味がありますか?
A6:ラテン語で「より強く」という意味です。より強く前進し続けるという思いが込められています。ロゴにはストーンの回転と四つ葉のクローバーが表現されています。
Q7:フォルティウスの2026年日本選手権の成績は?
A7:2026年6月に開催された日本カーリング選手権大会 横浜2026で3位でした。プレーオフでは中部電力に12-3で勝利しましたが、準決勝で北海道銀行に6-10で敗れました。
まとめ:【プロの結論】フォルティウスの未来は小林新体制の成長にかかっている
2026年のフォルティウスは、ミラノ・コルティナ五輪の2勝7敗・8位という結果を経て、チームの大きな世代交代に踏み出した。
吉村紗也香は16年間にわたるオリンピックへの挑戦に一区切りをつけ、2025-2026シーズンを最後に現役を引退。今後は普及や育成、広報活動などを通じてチームを支える。一方、スキップを引き継いだ小林未奈には、次の4年間を見据えた新たなチームづくりが求められる。
2026年の日本選手権3位、どうぎんカーリングクラシック4位、アドヴィックスカップ3位、Island Shootoutベスト4という結果は、新体制がまだ発展途上であることを示している。海外大会での経験も増やしながら、チームとしての完成度を高めていく段階だ。
今後のフォルティウスを評価するときは、単に大会の順位だけを見るのではなく、次の3点に注目したい。
- 小林未奈のスキップとしての成長:終盤の重要なショットや試合全体の組み立てを安定して担えるか。
- 4選手の連携:近江谷、小野寺、小谷との意思疎通が深まり、チーム全体の精度が上がるか。
- 国際大会での実績:海外の強豪と対戦し、継続して上位進出できるか。
フォルティウスは、北海道銀行とのスポンサー契約終了という大きな危機を乗り越え、独立したチームとして五輪出場を実現した歴史を持つ。チーム名の「より強く」という意味は、これまでの歩みそのものにも重なる。
吉村が築いたチームの土台を小林がどう受け継ぎ、近江谷、小野寺、小谷と新しい競技スタイルを確立するのか。2026年はフォルティウスにとって終わりではなく、次のオリンピックで世界の頂点を目指すための新しい出発点となる。
主な事実確認に使用した資料
- フォルティウス公式サイト(チーム紹介・選手プロフィール・戦績)
- フォルティウス公式発表(吉村紗也香の引退報告、2026年6月24日)
- 世界カーリング連盟(ミラノ・コルティナ五輪公式結果)
- 日本カーリング選手権大会 横浜2026の大会結果
- 日刊スポーツ、Number Webの大会報道・チーム歴史関連記事
- CurlingZoneの2026年10月カナダ遠征大会記録