マツエクはやめたほうがいい?2026年の健康リスクと続ける判断基準を徹底解説
マツエク(まつ毛エクステンション)は、目元を華やかに見せ、毎日のメイク時間を短縮できる人気の美容施術です。一方で、「自まつ毛が抜けるようになった」「施術後に目が充血した」「まぶたが腫れてかゆい」といったトラブルも報告されています。美容目的の施術であっても、目の周辺に接着剤や専用薬剤を使用する以上、健康面への影響を軽視することはできません。
2026年11月現在、マツエクはすべての人がやめるべき美容施術ではありません。しかし、接着剤によるアレルギー、角膜や結膜への刺激、自まつ毛への物理的負担など、知っておきたいリスクがあります。特に、施術後に目の痛みや腫れを繰り返す人、自まつ毛が明らかに細くなった人は、継続よりも中止や休止を優先すべきです。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 健康リスク:グルーによるアレルギー性眼瞼炎、充血、角結膜炎、角膜の傷などが報告されている。
- 自まつ毛への負担:人工毛の重さや不適切な装着、無理なオフによって自まつ毛が抜けたり傷んだりする可能性がある。
- やめどき:痛み、充血、腫れ、強いかゆみ、視界の異常があれば施術を中止し、医療機関を受診する。
- サロン選び:美容師免許を持つ施術者と、保健所に届出された美容所を選ぶことが法律上の基本。
- 2026年の判断基準:安全性を確認できない施術や、トラブルを繰り返す状態での継続は避ける。
【結論】マツエクは本当にやめたほうがいい?控えるべき人と続けてもよい人

マツエクをやめたほうがいいかどうかは、施術を受ける人の体質、目の健康状態、自まつ毛の状態、サロンの技術力によって変わります。
重要なのは、マツエクそのものを一律に危険と判断するのではなく、健康被害が起きる可能性を理解したうえで、自分が継続できる状態なのかを見極めることです。
マツエクをやめたほうがいい人の特徴

次のような状態に当てはまる場合は、マツエクを休止するか、施術を控えることをおすすめします。
- 施術後にまぶたが赤くなったり、腫れたりする。
- グルーの使用後に目のかゆみや痛みが繰り返し発生する。
- 接着剤やシアノアクリレート系成分にアレルギーがある。
- 自まつ毛が以前より細く、短く、少なくなった。
- エクステが目に当たる、刺さる、異物感が続く。
- 結膜炎や眼瞼炎などの目の病気がある。
- まぶたに湿疹や皮膚炎があり、刺激に敏感になっている。
- 施術のたびに充血や涙目などの不調が起きる。
特に注意したいのは、過去に問題がなかった人でも、途中から接着剤に対するアレルギー反応が起きる可能性があることです。「何年間も問題なく続けてきたから大丈夫」という考え方は危険です。
また、目の病気や皮膚疾患がある場合は、自己判断で施術を再開せず、眼科や皮膚科で相談してください。
マツエクを続けてもよい人の条件

一方、目やまぶたに異常がなく、接着剤などへのアレルギーもなく、適切な施術環境を確保できる人であれば、マツエクを必ずしもやめる必要はありません。
継続を検討できるのは、次の条件を満たしている場合です。
- 施術前後に目やまぶたの異常がない。
- 施術者が美容師免許を取得している。
- 届出済みの美容所で施術を受けている。
- グルーの種類や施術上のリスクについて説明を受けている。
- 自まつ毛に過度な負担をかけないデザインを選んでいる。
- 施術間隔や衛生管理について適切なアドバイスを受けている。
ただし、これらの条件を満たしていても、健康被害が完全になくなるわけではありません。安全性を重視するなら、仕上がりの華やかさだけでなく、施術後の目元の状態を定期的に確認することが大切です。
【健康被害の実態】マツエクをやめたほうがいいと言われる5つの理由
マツエクをやめたほうがいいと検索する人が気にしているのは、主に接着剤の安全性、目へのダメージ、自まつ毛の減少です。
実際に、国民生活センターや厚生労働省は、まつ毛エクステンションによる健康被害について注意喚起を続けています。
1. 接着剤によるアレルギーでまぶたが腫れる
マツエクの施術では、グルーと呼ばれる専用接着剤を使用します。一般的にはシアノアクリレート系の成分が主成分となっており、人工毛を自まつ毛に固定する役割を果たします。
問題は、接着剤の成分や揮発成分などに対して、皮膚や目の周辺が反応する場合があることです。
代表的な症状には、次のようなものがあります。
- まぶたの赤み
- 目の周辺のかゆみ
- まぶたの腫れ
- 湿疹やかぶれ
- アレルギー性眼瞼炎
- アレルギー性結膜炎
アレルギー反応は、施術直後だけでなく、翌日以降に現れることもあります。
また、グルーを低刺激タイプに変更すれば、必ずアレルギーを防げるというわけではありません。低刺激という表示だけで安全性を判断しないことが重要です。
2. 施術後に目が充血する・痛くなる
施術後の充血や痛みは、目元に何らかの刺激が加わった可能性を示す症状です。
原因として考えられるのは、接着剤の揮発成分、グルーやリムーバーの眼球への接触、施術中のテープや器具による刺激などです。
国民生活センターが2015年に公表した危害情報では、施術後の目の痛み、充血、まぶたの腫れなどが複数報告されています。
また、施術中に目がしみる場合、我慢して最後まで続けるのは適切ではありません。違和感があれば、その場で施術者に伝え、施術の中断を求めてください。
3. 角膜や結膜に傷がつく可能性がある
マツエクによるトラブルは、皮膚だけに限りません。目の表面である角膜や結膜にも影響することがあります。
例えば、接着剤やリムーバーが目に入った場合、薬剤による刺激や炎症が起こる可能性があります。また、人工毛の向きや長さが適切でない場合、毛先が眼球に触れて傷の原因になることもあります。
2012年に医学誌『Cornea』で発表された日本の研究では、2007年3月から2010年3月までに、マツエクによる目の症状を訴えて眼科を受診した女性107人を調査しています。
その結果、64人に接着剤やリムーバーの侵入に関連する角結膜炎、42人に接着剤によるアレルギー性眼瞼炎が確認されました。なお、複数の症状を併発した人も含まれています。
これは眼科を受診した症例を対象とした研究であり、マツエク利用者全体の発症率を示すものではありません。しかし、施術によって実際に眼障害が生じる可能性を示す医学的資料です。
4. 自まつ毛が抜ける・細くなる
マツエクを続けていると、自まつ毛が減ったように感じる人もいます。
その背景には、次のような要因があります。
- 人工毛の重さによる自まつ毛への負担
- 自まつ毛の太さや長さに合わないデザイン
- 複数の自まつ毛が接着されて動きが制限される状態
- エクステが絡まった状態での摩擦
- 無理に引っ張って取り外す行為
- 不適切な施術やリペアの繰り返し
本来、まつ毛には自然な生え替わりの周期があります。そのため、エクステと一緒にまつ毛が抜けたからといって、必ずしも施術が原因とは限りません。
ただし、明らかに毛量が減った、短い毛が目立つ、部分的に生えていない箇所があるといった場合は、物理的な負担や別の皮膚疾患なども考えられます。
一度マツエクを休止し、状態によっては皮膚科や眼科で相談することをおすすめします。
5. 継続的な費用とメンテナンスが負担になる
健康面以外にも、マツエクをやめる理由として挙げられるのが、費用と時間の負担です。
人工毛は自まつ毛の生え替わりとともに少しずつ抜けるため、きれいな状態を維持するには定期的な付け替えやリペアが必要になります。
一度の施術料金だけを見ると手頃に感じても、数週間ごとに通うことを考えると、年間の美容費は大きくなります。
見た目の満足度だけでなく、維持に必要な費用や時間も含めて、自分にとって継続する価値があるか考えてみましょう。
【公的データで検証】マツエクの健康被害・口コミ・評判から見える実態
マツエクをやめた人の体験談や口コミを調べるときは、仕上がりに対する満足度と、健康面での不調を分けて考える必要があります。
見た目に満足していても、目のかゆみや自まつ毛の減少を経験している場合があります。反対に、施術後に問題がなかった人の体験だけで安全性を判断することもできません。
国民生活センターが公表した599件の危害情報
独立行政法人国民生活センターは、2015年6月4日に「後を絶たない、まつ毛エクステンションの危害」を公表しました。
同資料によると、PIO-NET(全国消費生活情報ネットワーク・システム)には、2010年度から2015年3月31日までに、マツエクに関連する危害情報が599件寄せられていました。
このうち、主な症状は目の痛み、充血、まぶたの腫れ、かゆみなどです。さらに、過去1年間に施術を受けた女性1,000人を対象としたアンケートでは、250人が目やその周辺などの異変や違和感を経験したと回答しています。
ただし、599件は消費生活センターなどに寄せられた危害情報であり、全利用者に対する発生率ではありません。また、アンケートの25%という数値も、2015年当時の調査対象者における自己申告の割合です。
マツエクの健康被害を数字で整理
| 調査・項目 | 確認された内容 | 読み取れるポイント |
|---|---|---|
| 国民生活センター・2010年度〜2014年度 | 危害情報599件 | 目の痛みや腫れなどの相談が継続していた |
| 2015年の利用者アンケート | 1,000人中250人が異変や違和感を経験 | 利用者の4人に1人が何らかの不調を自己申告 |
| 異変の内容 | 目の痛み・異物感46.0%、かゆみ31.2%、充血26.0% | 複数の症状が重なるケースもある |
| 自まつ毛の異常 | 異変経験者250人中36人が異常な抜け毛を申告 | まつ毛への負担も無視できない |
| 2013年の全国調査 | 経験者205人中55人が健康問題を経験 | 眼の充血や痛み、かゆみを伴うまぶたの腫れなど |
| 2012年の眼科受診者研究 | 症状を訴えた女性107人を調査 | 角結膜炎やアレルギー性眼瞼炎などを確認 |
ここで注目したいのは、症状が施術直後だけに起こるとは限らないことです。
国民生活センターの調査では、異変を感じた人のうち、施術中に症状が出た人だけでなく、直後、数時間後、翌日、2〜3日後に症状が出た人も確認されています。
施術直後に問題がなかったからといって、必ずしも安心できるわけではありません。
マツエクをやめた人の口コミ・評判で注目したいポイント
マツエクをやめるか迷っている人が、体験談から参考にできるポイントは大きく3つあります。
目元の不調が減ったかどうか。 施術後のかゆみや充血が繰り返されていた人にとって、施術を休止することは、刺激への再曝露を避ける選択になります。
自まつ毛の状態を確認できるようになったか。 エクステを外すと、自まつ毛の長さや毛量、切れ毛などを直接確認しやすくなります。ただし、オフした直後にまつ毛が急に増えるわけではありません。
費用とメンテナンスの負担が減ったか。 定期的な予約や付け替えが不要になるため、美容にかける時間と費用を見直すきっかけになります。
一方で、マツエクをやめるとメイクが物足りなくなる、目元が以前より薄く見えると感じる人もいます。満足度は個人差が大きいため、口コミを読む際は、自分と同じ悩みや体質の人の経験かどうかを意識しましょう。
【原因を解説】マツエクの接着剤・グルーの成分とアレルギーの仕組み
マツエクの健康被害を理解するうえで、避けて通れないのがグルーの成分です。
マツエクのグルーには何が使われている?
一般的なマツエク用グルーには、シアノアクリレート系の接着成分が使用されています。
シアノアクリレートは水分と反応して硬化する性質があり、接着力が強いことから、瞬間接着剤などにも利用される成分です。
国民生活センターが2015年に実施した業務用接着剤15銘柄の調査では、14銘柄からエチルシアノアクリレート、2銘柄からブチルシアノアクリレートが検出されました。
エチルシアノアクリレートには、アレルギー性皮膚反応を引き起こすおそれや眼刺激性があるとされています。
ただし、シアノアクリレート系接着剤が使われているからといって、すべての人にアレルギーが発生するわけではありません。反応の有無や程度には個人差があります。
なぜ接着剤でアレルギーが起こるのか
グルーによるトラブルには、刺激性の反応とアレルギー性の反応があります。
刺激性の反応は、接着剤の成分や揮発成分が目や皮膚に刺激を与えることで生じます。一方、アレルギー性の反応は、特定の成分に対して免疫系が過剰に反応することで起こります。
そのため、同じサロンで同じグルーを使用していても、すべての人が同じ反応を示すわけではありません。
また、過去に問題がなかった人でも、繰り返し接触するうちにアレルギー反応が現れる可能性があります。
ホルムアルデヒドにも注意が必要
接着剤の安全性を考える際には、ホルムアルデヒドについても知っておく必要があります。
2012年に発表された前述の眼科研究では、調査対象となった3種類のグルーすべてから、基準値を超える濃度のホルムアルデヒドが検出されました。
ただし、これは当時分析された3製品についての結果であり、2026年に流通しているすべてのグルーに当てはまるものではありません。
2026年現在、一般社団法人日本まつげエクステメーカー連合会は、グルーに関する自主基準を設けています。
基準では、ヒト皮膚一次刺激試験、ホルムアルデヒド検査、メチルシアノアクリレートを主成分とする製品の禁止、使用期限や成分などの表示を定めています。
ただし、これは業界団体による自主基準です。国がすべてのマツエク用接着剤に一律に義務付けた安全認証制度と混同しないようにしましょう。また、基準に適合していても個人のアレルギー反応を完全に防げるわけではありません。
【比較】マツエクとまつ毛パーマはどっちがいい?健康面・費用・持続期間
マツエクをやめたいと考えたとき、次の選択肢として検討されるのが、まつ毛パーマやラッシュリフトです。
どちらも目元を美しく見せる施術ですが、仕組みや使用する薬剤、仕上がりは異なります。
マツエクとまつ毛パーマの違い
マツエクは、自まつ毛に人工毛を接着剤で取り付け、長さやボリュームを増やす施術です。
まつ毛パーマは、自まつ毛そのものにカールをつけ、目元をぱっちり見せる施術です。人工毛を取り付けないため、グルーによる接着の問題は避けられます。
しかし、まつ毛パーマなら必ず安全というわけではありません。薬剤が目に入ることによる刺激や、まぶたのかぶれなどの健康被害も報告されています。
健康面から見た選び方
- グルーによるアレルギーが疑われる人は、原因が解明されるまでマツエクを再開しない。
- 自まつ毛が細くなっている人は、マツエクだけでなく、まつ毛パーマも含めて施術を休むことを検討する。
- 目の炎症がある人は、どちらの施術も医師の判断を優先する。
- 健康状態に問題がなく、人工毛によるボリュームを求める人は、適切なサロンでマツエクを検討できる。
- 自まつ毛を生かした自然な仕上がりが希望なら、まつ毛パーマが選択肢になる。
まつ毛パーマの薬剤についても注意が必要です。渋谷区は、頭髪用パーマ液をまつ毛に使用することによる危害について注意喚起しており、目元に適した薬剤と適切な施術環境を確認することが大切です。
2026年のマツエク・まつ毛パーマの費用相場
料金は地域、サロンの技術、人工毛の種類、本数、オフの有無によって異なります。
2026年10月に掲載された東京都内のサロン比較情報などでは、マツエクは80本で約6,000〜8,000円、100本で約8,000〜10,000円程度の価格帯が紹介されています。まつ毛パーマは店舗によって異なりますが、比較的継続しやすい価格で設定されているケースもあります。
また、地方都市では80〜120本で4,000〜7,000円程度の掲載例もあります。全国一律の公定料金があるわけではないため、実際には希望する地域の正規料金を確認してください。
仮に1回6,000〜10,000円の施術を3〜4週間ごとに年間13〜17回受ける場合、年間費用は約7万8,000〜17万円になります。リペア、オフ、指名料などが加われば、さらに費用がかかる可能性があります。
初回割引だけで判断せず、2回目以降の料金やオフ代も含めて比較することが大切です。
【失敗を防ぐ】マツエクサロンの選び方・美容師免許・オフ方法の注意点
マツエクを続ける場合も、やめる場合も、施術を受けるサロンの選び方は重要です。目の周辺に薬剤や器具を使用するため、料金やデザインだけで決めるのはおすすめできません。
マツエクの施術には美容師免許が必要
厚生労働省によると、まつ毛エクステンションは美容師法に基づく美容行為に該当します。
そのため、業として施術するには美容師免許が必要です。また、美容師は届出された美容所で施術を行わなければなりません。
つまり、次の2点は施術前に確認しておきたい基本事項です。
- 施術者:美容師免許を取得しているか。
- 施設:美容所として必要な届出が行われているか。
美容師免許を持っていることだけで、マツエクの技術力や安全性が保証されるわけではありません。専門的な経験や衛生管理、カウンセリングの質も確認しましょう。
信頼できるマツエクサロンを見分けるポイント
予約前には、次の項目をチェックしてください。
- 施術者の美容師免許を確認できる。
- 美容所として届出されている。
- 施術前にアレルギーや目の病気、肌トラブルについて問診がある。
- グルーのメーカーや主成分について説明してくれる。
- 健康被害のリスクや施術後の注意事項を説明してくれる。
- 使用器具の衛生管理が徹底されている。
- 施術中に痛みやしみる感覚があった場合、すぐに中断できる。
- トラブルが起きた際の医療機関への受診案内が明確である。
特に、カウンセリングをほとんど行わず、価格や仕上がりの説明だけで施術を始めるサロンには注意が必要です。
国民生活センターの2015年の調査では、施術者の美容師免許を確認していない利用者が47.4%いました。また、リスクについて説明を受けて十分理解したと回答した人は56.1%でした。
サロン選びでは、口コミ評価や割引率だけでなく、資格と説明の丁寧さを重視する必要があります。
マツエクをやめるときの正しいオフ方法
マツエクをやめようと決めたとき、注意したいのが取り外し方です。
エクステは専用のグルーで自まつ毛に固定されているため、無理に引っ張ると自まつ毛まで一緒に抜ける可能性があります。
おすすめは、サロンで専用のリムーバーを使用してオフしてもらう方法です。
オフの際には、接着部分の状態や使用しているグルーの種類を確認し、目を閉じた状態で適切な処置を受けてください。
次のような自己処理は避けましょう。
- 指やピンセットでエクステを引っ張る。
- ハサミで根元付近を切る。
- 市販の接着剤用溶剤を目元に使用する。
- オイルやクレンジングで無理にこすり落とす。
- 取れかけたエクステを何度も触る。
また、強い腫れや痛みなどの症状がある場合は、オフの予約を優先するのではなく、まず眼科や皮膚科を受診してください。医師の判断に従って、その後の取り外しを進めることが大切です。
マツエクを休止した後に気をつけたいこと
オフした直後に自まつ毛が短く見えたり、少なく感じたりすることがあります。これは人工毛がなくなったことで、もともとの自まつ毛の状態が目立つためでもあります。
無理に美容液を何種類も使用したり、強いマッサージをしたりする必要はありません。
まずは目元を清潔に保ち、こすらないようにしてください。自まつ毛の抜け方が不自然な場合や、まぶたの炎症が続く場合は、専門医に相談しましょう。
【2026年最新】マツエクをやめるべき症状の見分け方と施術前のチェックリスト
マツエクを続けるかどうかを判断するときは、施術前・施術中・施術後の3段階で目元の状態を確認することが大切です。
施術前に控えるべき症状
次の症状がある場合は、無理に施術を受けないでください。
- 目が充血している。
- まぶたが腫れている。
- 目やにや涙が普段より多い。
- まぶたに湿疹やかぶれがある。
- 目に痛みや異物感がある。
- 感染性の眼病や皮膚疾患がある。
体調が悪いときも、施術を延期することが厚生労働省から案内されています。
施術中に異常があった場合
施術中に目がしみる、痛い、涙が止まらないといった症状が出た場合は、我慢せずに施術者へ伝えてください。
目を閉じたまま長時間施術を受けていると、異常があっても伝えるのをためらってしまうことがあります。しかし、施術中の違和感は軽視すべきではありません。
痛みを我慢するように求められたり、症状があるのに施術を続けようとされたりする場合は、施術の中断を求めましょう。
施術後に眼科を受診すべき症状
施術後に次のような異常が現れた場合は、速やかに医療機関を受診してください。
- 強い目の痛み
- 充血が続く
- まぶたの腫れや強いかゆみ
- 涙が止まらない
- 目に異物が入ったような感覚
- 光を見ると痛い
- 視界がぼやける、視力が低下したように感じる
- 目やにが増える
特に、視界の異常や強い痛みがある場合は、受診を先延ばしにしないでください。目の症状は、皮膚のかぶれだけでは説明できない場合があります。
受診する際には、マツエクを施術した日時、使用したグルーやリムーバーの情報、症状が始まったタイミングを医師に伝えると診察の参考になります。
2026年の施術前チェックリスト
予約する前に、次の項目を確認しておくと安心です。
- 施術者が美容師免許を取得している。
- 美容所として届出された施設である。
- グルーの主成分やメーカーを確認できる。
- 接着剤の使用期限や管理方法が明確である。
- アレルギーや過去の肌トラブルについて問診がある。
- 施術中に目を閉じた状態を維持できる。
- 痛みや異常があれば施術を中断できる。
- 施術後の注意事項やトラブル時の相談先が明確である。
2026年7月16日更新の神奈川県の案内でも、美容師による届出済み美容所での施術と、目やその周辺に異常が生じた場合の医療機関受診が改めて案内されています。
新しい施術技術や接着剤が登場しても、こうした基本的な安全確認を省略してよいわけではありません。
【マツエクやめたほうがいい】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:マツエクを続けると自まつ毛はなくなりますか?
A1:マツエクを続けたからといって、必ず自まつ毛がなくなるわけではありません。ただし、人工毛の重さ、不適切な装着、摩擦、無理なオフなどによって、自まつ毛が抜けたり傷んだりする可能性があります。明らかに毛量が減っている場合は施術を休止しましょう。
Q2:マツエクをやめると自まつ毛は元に戻りますか?
A2:負担が原因で一時的に抜けたり切れたりしている場合は、休止後に改善する可能性があります。ただし、毛包の状態や皮膚疾患などによって異なり、必ず元の状態に戻るとは限りません。部分的に生えてこない場合は皮膚科などで相談してください。
Q3:マツエクで目が充血したらどうすればいいですか?
A3:施術による刺激や薬剤の接触などが考えられるため、眼科を受診してください。痛み、視界の異常、強い充血がある場合は特に早急な診察が必要です。次回の施術は医師に相談するまで控えましょう。
Q4:低刺激グルーならアレルギーの心配はありませんか?
A4:低刺激タイプであっても、アレルギーや刺激反応が起こらないとは限りません。グルーの種類や成分を確認し、過去にアレルギー症状があった人は再施術を避けて医師に相談してください。
Q5:マツエクとまつ毛パーマならどちらが安全ですか?
A5:一概にどちらが安全とはいえません。マツエクは接着剤や人工毛による負担があり、まつ毛パーマは薬剤による刺激や炎症のリスクがあります。自分の体質や目元の状態に合わせて選ぶことが大切です。
Q6:マツエクは自分でオフしても大丈夫ですか?
A6:おすすめできません。無理に引っ張ると自まつ毛が一緒に抜けたり、目元を傷つけたりする可能性があります。基本的にはサロンで専用リムーバーを使用して取り外してもらいましょう。
Q7:マツエクは何週間ごとに休ませるべきですか?
A7:すべての人に共通する医学的な休止期間が決まっているわけではありません。自まつ毛の状態や施術内容によって異なります。毛量の減少や目元の異常があれば、期間を決めて再開するのではなく、状態が改善するまで休止し、必要に応じて医師に相談してください。
Q8:美容師免許がない人でもマツエクを施術できますか?
A8:業としてまつ毛エクステンションを施術するには美容師免許が必要です。また、美容師法に基づいて届出された美容所で施術する必要があります。資格や施設の届出を確認できない店舗は利用を避けましょう。
まとめ:マツエクは無理に続けず、自まつ毛と目の健康を優先しよう
マツエクは、目元を華やかに見せられる便利な美容施術ですが、接着剤によるアレルギー、充血、まぶたの腫れ、角膜や結膜への刺激、自まつ毛への負担など、知っておくべきリスクがあります。
国民生活センターの過去の調査や眼科の研究からも、マツエクによる健康被害が実際に発生していることが分かります。一方で、適切な施術環境や技術、衛生管理を確保し、目元に異常がない人まで一律にやめる必要があるわけではありません。
【プロの結論】マツエクを続けるかどうかは、仕上がりの満足度よりも、施術後の目元と自まつ毛の状態を優先して判断することが大切です。
特に、かゆみや腫れを繰り返す人、充血や痛みが出る人、自まつ毛が明らかに減ってきた人は、継続を前提に考えず、まず施術を休止してください。視界の異常や強い痛みがある場合は、速やかに眼科を受診しましょう。
また、マツエクをやめると決めた場合も、自分で引っ張って外すのではなく、適切な方法でオフすることが大切です。
美容師免許を持つ施術者がいる届出済み美容所を選び、グルーの成分や健康被害のリスクについて十分な説明を受けることも欠かせません。
目元の美しさは、人工毛を付け続けることだけで決まるものではありません。自まつ毛の健康を守りながら、自分の体質やライフスタイルに合った美容方法を選ぶことが、長く美しい目元を保つための近道です。
主な参照資料
- 厚生労働省「まつ毛エクステンションの危害」「美容師法の概要」
- 国民生活センター「後を絶たない、まつ毛エクステンションの危害」(2015年6月4日)
- 日本衛生学雑誌「まつ毛エクステンションの経験者割合とその健康障害に関する全国調査」(2013年)
- 医学誌『Cornea』掲載「Ocular disorders due to eyelash extensions」(2012年)
- 一般社団法人日本まつげエクステメーカー連合会「グルー基準適合品」
- 神奈川県「まつ毛エクステンションについて」(2026年7月16日更新)
- 渋谷区「まつ毛パーマについて」
- マイベスト「東京都内のまつげエクステサロンのおすすめ人気ランキング」(2026年10月掲載)
※健康被害に関する統計は調査当時の対象・期間に限定した数値です。2026年の全利用者における発生率を示すものではありません。