伊東市長選挙結果2026最新|杉本憲也氏が初当選、9候補の得票と市政の焦点を徹底解説
2026年11月1日現在、静岡県伊東市の市長は、2025年12月14日投開票の伊東市長選挙で初当選した杉本憲也(すぎもと・かずや)氏です。伊東市選挙管理委員会が公表した確定開票結果によると、杉本氏は13,522票を獲得。9人が立候補した選挙戦を制し、第22代伊東市長に就任しました。投票率は60.54%で、同年5月25日の前回選挙から10.89ポイント上昇しています。
今回の選挙は、学歴をめぐる問題などで市政が混乱するなか、田久保真紀前市長が失職したことを受けて実施されたものです。小野達也氏が10,962票、田久保前市長が4,131票を獲得するなど、過去最多となる9候補による争いとなりました。2026年現在の杉本市政の状況、前市長の失職に至る経緯、歴代市長選挙の投票率まで、公式資料と報道内容をもとに整理します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 当選結果:2025年12月14日、杉本憲也氏が13,522票を獲得して初当選。9候補中のトップとなった。
- 投票率:60.54%。2025年5月25日の49.65%と比較して10.89ポイント上昇した。
- 選挙の背景:田久保真紀前市長の失職に伴う出直し選挙で、市政の正常化や信頼回復が大きな課題となった。
【2025年12月14日】伊東市長選挙結果は杉本憲也氏が13,522票で初当選

2025年12月14日に実施された伊東市長選挙は、無所属新人の杉本憲也氏が13,522票を獲得し、初当選を果たしました。
伊東市選挙管理委員会の確定資料によると、当日の有権者数は56,348人、投票者数は34,111人。有効投票総数は33,822票、無効投票総数は289票でした。開票は午後9時10分に始まり、午後11時5分に確定しています。
杉本氏と小野氏の票差は2,560票

2位の小野達也氏は10,962票を獲得しました。杉本氏との差は2,560票です。
3位には田久保真紀前市長が入り、4,131票を獲得しました。杉本氏の得票は有効投票総数の約39.98%に相当します。9人に票が分散した選挙だったことも、今回の結果を読み解くうえで重要なポイントです。
なお、杉本氏の当選は過半数の獲得によるものではなく、9候補のなかで最も多くの票を得たことによるものです。得票数だけでなく、候補者数や投票率も合わせて見る必要があります。
今回の選挙が注目された理由

最大の特徴は、通常の任期満了に伴う選挙ではなく、前市長の失職によって実施された点です。
2025年5月の選挙で田久保氏が当選してから約7か月後、再び市長選が行われました。市議会との対立や市政運営への不信が続いた状況で、誰が新たな市政のかじ取りを担うのかが問われた選挙でした。
【5月25日との比較】投票率は49.65%から60.54%へ上昇
2025年の伊東市長選挙を理解するには、5月25日と12月14日の2回の選挙を比較することが欠かせません。
5月の選挙では、田久保真紀氏が14,684票を獲得して初当選。現職だった小野達也氏は12,902票で敗れました。投票率は49.65%でした。
ところが、田久保氏の失職に伴って行われた12月の選挙では、立候補者が2人から9人に増加。投票率も60.54%まで上昇しました。
2025年5月と12月の選挙データ
- 2025年5月25日:田久保真紀氏14,684票、小野達也氏12,902票。投票率49.65%。
- 2025年12月14日:杉本憲也氏13,522票、小野達也氏10,962票、田久保真紀氏4,131票。投票率60.54%。
投票率の差は10.89ポイントです。12月の選挙では投票者数も27,985人から34,111人へ増え、約6,100人多くの有権者が投票しました。
投票率上昇は何を意味するのか
投票率が上昇した背景には、前市長の失職という異例の経緯に加え、9人が立候補したこと、市政の今後をめぐって市民の関心が高まったことなどが考えられます。
ただし、投票率の上昇を特定候補への支持増加と同一視することはできません。候補者数が増え、選挙の争点や政治状況も変化しているためです。
もう一つ注目したいのが、5月の田久保氏の得票14,684票に対し、12月の杉本氏は13,522票だった点です。投票率が上がったからといって、当選者の得票数も必ず増えるわけではありません。選挙結果は投票率と得票数を分けて読むことが大切です。
【全9候補の開票結果】杉本憲也・小野達也・田久保真紀の得票数一覧
2025年12月14日の伊東市長選挙には、過去最多となる9人が立候補しました。伊東市選挙管理委員会の公式開票資料に基づく候補者別の得票数は次のとおりです。
| 順位 | 候補者名 | 党派 | 得票数 | 結果 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 杉本かずや(杉本憲也) | 無所属 | 13,522票 | 当選 |
| 2 | 小野たつや(小野達也) | 無所属 | 10,962票 | 落選 |
| 3 | 田久保まき(田久保真紀) | 無所属 | 4,131票 | 落選 |
| 4 | くろつば則之 | 無所属 | 2,779票 | 落選 |
| 5 | 利岡まさき | 無所属 | 997票 | 落選 |
| 6 | 石島あけみ | 無所属 | 628票 | 落選 |
| 7 | 鈴木ななこ | 日本大和党 | 399票 | 落選 |
| 8 | いわぶち完二 | 無所属 | 309票 | 落選 |
| 9 | 大野やすひろ | 無所属 | 95票 | 落選 |
上位3候補の結果から見える選挙構図
上位3人の合計得票数は28,615票です。4位以下の候補者も含めると、今回の選挙では市政の方向性をめぐる選択肢が広がっていたことが分かります。
杉本氏と小野氏は、それぞれ13,522票、10,962票を獲得しました。両者の差は2,560票で、9人の選挙戦において杉本氏が明確に先行する結果となりました。
一方、田久保氏は4,131票にとどまりました。5月に14,684票で当選していたことを考えると、短期間で選挙環境が大きく変わったことがうかがえます。
なお、候補者の得票数は公式資料に掲載された確定値です。速報段階の数字や候補者別の得票予測とは区別して確認する必要があります。
【田久保真紀前市長の失職】不信任決議から12月の出直し選挙まで
2025年12月の伊東市長選挙が実施された直接の理由は、田久保真紀前市長の失職です。
田久保氏は2025年5月25日の市長選挙で小野達也氏を破り、初当選しました。しかし、就任後に学歴をめぐる問題が表面化し、市議会との対立が深刻化。市政の混乱が続くことになりました。
失職までの主な経緯
- 2025年5月25日:田久保真紀氏が14,684票を獲得し、市長に初当選。
- 2025年9月1日:伊東市議会が田久保市長に対する不信任決議案を全会一致で可決。
- 2025年9月10日:田久保市長が市議会を解散。
- 2025年10月19日:市議会議員選挙を実施。
- 2025年10月31日:新しい市議会で2度目の不信任決議案が賛成多数で可決され、田久保市長が失職。
- 2025年12月14日:市長選挙を実施し、杉本憲也氏が当選。
伊東市議会が公表した議会だよりによると、最初の不信任決議は全会一致でした。その後、市長による議会解散と市議選を経て、10月31日に2度目の不信任決議が可決されています。
2度目の決議では賛成19、反対1と報じられました。この決議によって田久保氏は市長の職を失いました。
学歴をめぐる問題は2026年も続く
田久保氏をめぐる問題は、失職によってすべて終わったわけではありません。
2026年3月30日、静岡地検は田久保氏を有印私文書偽造・同行使および地方自治法違反の罪で在宅起訴しました。卒業証書の偽造や市議会の百条委員会での陳述などが起訴内容に含まれています。
一方、2026年6月10日には、公職選挙法違反、虚偽公文書作成・同行使、百条委員会への記録不提出や不出頭などに関する別の3つの容疑について、静岡地検が嫌疑不十分で不起訴処分としました。
さらに8月25日には、田久保被告の自宅から押収されたパソコンから、卒業証書の偽造に使われたとみられるデータが見つかったと報道されています。弁護側は無罪を主張する方針と伝えられており、刑事事件については司法判断が確定していません。
したがって、田久保氏の失職という政治上の事実と、刑事事件の有罪・無罪は分けて理解する必要があります。
【2026年現在の伊東市長】杉本憲也氏の経歴と市政の重点政策
2026年現在、伊東市政を担っているのは第22代市長の杉本憲也氏です。
伊東市公式プロフィールによると、杉本氏は1982年4月24日生まれ。静岡県立沼津東高校を卒業後、立命館大学法学部を卒業し、愛知大学法科大学院を修了しています。
杉本憲也氏の主な経歴
- 2001年3月:静岡県立沼津東高校卒業。
- 2005年3月:立命館大学法学部卒業。
- 2010年3月:愛知大学法科大学院修了。
- 2014年4月:あいら伊豆農業協同組合に入組。
- 2019年9月:行政書士杉本かずや事務所を開所し、伊東市議会議員に初当選。
- 2025年9月:市議会解散に伴い、市議会議員の職を失う。
- 2025年12月:伊東市長選挙に初当選し、第22代伊東市長に就任。
行政書士としての実務経験に加え、約6年間の市議会議員経験を持つことが特徴です。2026年2月17日更新の伊東市公式資料では、市長の任期満了日は2029年12月13日とされています。
2026年度に掲げる5つの政策分野
杉本市長は2026年1月6日の所信表明で、子育てや教育、防災、経済、市政の透明性、交通などを主要課題として挙げました。
さらに2月20日に公表された令和8年度施政方針では、具体的な事業や予算の方向性を示しています。
- 子ども・子育て・教育:保育料無償化の対象をゼロ歳以上のすべての子どもに拡大する施策や、子育て世帯への支援。
- 防災・医療・福祉:災害対策の強化、上下水道の耐震化、地域医療や福祉の充実。
- 産業・経済・観光:観光資源の活用、按針祭の花火大会、地域の魅力向上や商業活性化。
- 信頼される市政:市民との対話の機会を増やし、行政運営の透明性を高める取り組み。
- 移動・交通:交通空白地域の解消や公共交通の利便性向上。
2026年度の一般会計予算規模は326億円で、前年度比2.4%増となりました。市制施行以来の最大規模です。
2026年の防災対応も重要な課題に
2026年2月8日には、寒波による降雪の影響で交通網が混乱し、市内各地で給水管の破裂や漏水が相次ぎ、広域断水が発生しました。
杉本市長は同月の施政方針で、この事態を踏まえた災害対策の強化や有事の迅速な対応の必要性を示しています。
選挙で掲げた市政の正常化だけでなく、災害時の生活インフラをどう守るかも、2026年の市政を評価する重要な視点です。
【伊東市長選挙の歴代当選者・投票率推移】2025年12月は高水準
伊東市長選挙の投票率は、過去の選挙でも大きく変動しています。伊東市が公表する過去の投票状況によると、2009年の64.19%が近年の高い水準として記録されています。
その後は2013年55.06%、2017年53.92%、2021年44.39%と推移しました。2025年5月には49.65%まで回復し、同年12月には60.54%に達しています。
歴代市長と主な投票率
- 2005年:佃弘巳氏が当選。投票率53.45%。
- 2009年:佃弘巳氏が当選。投票率64.19%。
- 2013年:佃弘巳氏が当選。投票率55.06%。
- 2017年:小野達也氏が当選。投票率53.92%。
- 2021年:小野達也氏が当選。投票率44.39%。
- 2025年5月:田久保真紀氏が当選。投票率49.65%。
- 2025年12月:杉本憲也氏が当選。投票率60.54%。
2025年12月の投票率は、2009年以来の高い水準です。2021年の44.39%と比べると16.15ポイント上昇しています。
投票率の変化から考える伊東市の政治状況
投票率の推移を見ると、2025年の2回の市長選挙は、伊東市の地方政治にとって大きな転換点だったことが分かります。
特に12月の選挙は、前市長の失職という異例の状況で実施されました。市長の交代だけでなく、市政の信頼回復や行政運営の安定を求める市民の関心が、投票率にも反映された可能性があります。
ただし、投票率だけで市民全体の政治的な評価を断定することはできません。候補者の政策、得票の分布、選挙の実施理由などを総合的に見る必要があります。
【プロの結論】市長選の本当の評価は当選後の政策実行にある
今回の伊東市長選挙で重要なのは、杉本氏が13,522票を獲得したという結果だけではありません。
9人が立候補し、投票率が60.54%まで上昇した選挙で選ばれた市長には、異なる立場や意見を持つ市民の声を受け止める姿勢が求められます。
また、得票率は約39.98%であり、当選したことと市民全員から同じ評価を受けていることは別問題です。選挙で掲げた公約を実現し、反対意見にも説明を尽くし、行政の透明性を高めることが信頼回復につながります。
今後の評価では、次の3点が特に重要です。
- 公約の実現度:子育て支援、教育、交通、防災などの政策が実際にどこまで進んだか。
- 行政の透明性:市民への説明、情報公開、議会との協議が適切に行われているか。
- 財政と事業の持続性:326億円規模の予算をどのように配分し、将来の負担を抑えながら成果を生み出せるか。
この3つの視点で市政を継続的に確認することが、選挙結果を一過性のニュースで終わらせないための判断基準になります。
【伊東市長選挙の結果】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2025年12月14日の伊東市長選挙で当選したのは誰ですか?
A1:無所属新人の杉本憲也(すぎもと・かずや)氏です。13,522票を獲得し、9候補の選挙戦を制して初当選しました。
Q2:小野達也氏と田久保真紀氏の得票数はいくつですか?
A2:小野達也氏は10,962票、田久保真紀氏は4,131票です。杉本氏との票差は、それぞれ2,560票、9,391票でした。
Q3:2025年12月の伊東市長選挙の投票率は何%ですか?
A3:60.54%です。2025年5月25日の49.65%と比較して10.89ポイント上昇しました。
Q4:なぜ2025年12月に再び市長選挙が行われたのですか?
A4:田久保真紀前市長が2025年10月31日に、伊東市議会で2度目の不信任決議を可決されたことにより失職したためです。その後、12月14日に市長選挙が実施されました。
Q5:2026年現在の伊東市長は誰ですか?
A5:杉本憲也氏です。2025年12月の市長選挙で初当選し、第22代伊東市長に就任しています。市長の任期満了日は2029年12月13日です。
Q6:田久保真紀前市長の刑事事件はどうなっていますか?
A6:2026年3月30日に有印私文書偽造・同行使などの罪で在宅起訴されています。一方、6月10日には別の公職選挙法違反など3つの容疑について不起訴処分となりました。8月には押収されたパソコンから卒業証書のデータが見つかったと報じられています。起訴された事件については司法判断が確定していません。
まとめ:伊東市長選挙の結果と2026年以降の市政に注目
2025年12月14日の伊東市長選挙では、杉本憲也氏が13,522票を獲得し、初当選しました。小野達也氏は10,962票、田久保真紀前市長は4,131票となり、9候補による選挙戦は杉本氏の勝利で決着しています。
投票率は60.54%で、同年5月の49.65%から10.89ポイント上昇しました。田久保前市長の失職という異例の経緯を経て行われた選挙だったことも、今回の大きな特徴です。
2026年現在の伊東市政では、子育て支援、防災、観光振興、公共交通、市政の透明性などが重要な政策課題となっています。杉本市長が掲げた公約をどこまで実現できるかが、今後の評価を左右します。
伊東市長選挙の結果を正しく理解するには、得票数だけでなく、投票率の変化、前市長の失職経緯、そして新市政の政策実績を合わせて確認することが大切です。今後も伊東市選挙管理委員会の公表資料や市の施政方針、議会情報を通じて、市政の動きを追っていきたいところです。
主な参照資料:伊東市選挙管理委員会「令和7年12月14日執行 伊東市長選挙結果」「令和7年5月25日 伊東市長選挙投開票結果」「伊東市長選挙 過去の投票状況」、伊東市議会だより、伊東市「かずや市長のプロフィール」「所信表明(2026年1月6日)」「令和8年度施政方針」、静岡放送、静岡朝日テレビなどの報道。
主な事実確認資料
- 伊東市選挙管理委員会の2025年12月14日確定開票結果、2025年5月25日開票結果、歴代投票率記録。
- 伊東市公式の市長プロフィール、2026年1月所信表明、2026年度施政方針。
- 伊東市議会の不信任決議に関する公表資料。
- 2026年の田久保前市長に関する刑事事件報道。