【林修とは何者?】東大法学部から予備校の人気講師になるまで
林修(はやし・おさむ)は、1965年9月2日生まれ、愛知県名古屋市出身の予備校講師・タレント。2026年11月現在、61歳になる。
所属事務所はワタナベエンターテインメント。東京大学法学部を卒業し、東進ハイスクールと東進衛星予備校で現代文を教えている。
林修の経歴で特徴的なのは、大学卒業後すぐに教育業界へ進んだわけではないことだ。
東京大学卒業後は日本長期信用銀行に入行

林修は1988年に東京大学法学部を卒業し、日本長期信用銀行(長銀)に入行した。
しかし、銀行員としての生活は長く続かなかった。所属事務所の公式プロフィールによると、入行から約半年で退社。その後、さまざまな職業を経験して予備校講師に転身した。
長銀は1998年に経営破綻している。林修は後年、この時期の経験についてもメディアで語ってきた。
その後、教育の世界で頭角を現し、2009年から東進ハイスクールの専任講師として、東大・京大を目指す生徒の現代文指導などを担当するようになる。
林修が現代文講師として支持される理由

林修の授業の特徴は、単純な知識の暗記ではなく、文章の構造や論理の組み立てを重視する点にある。
現代文では、文章を読んで何となく意味を理解したつもりになることと、筆者の主張や論理展開を正確に把握することは異なる。
林修の指導は、文章のどこに根拠があり、なぜその答えになるのかを筋道立てて説明するスタイルとして知られている。
2018年のオリコンによる「勉強を教えてほしい有名人」ランキングでも、林修は2位に選ばれた。回答者からは、論理的で分かりやすい解説や、効率のよい勉強法への期待が寄せられていた。
この評価は、単なるCM出演者ではなく、講師としての専門性が広く認識されていたことを示している。
【誕生秘話】「いつやるか?今でしょ!」の元ネタは2009年の授業だった

「今でしょ!」の誕生について、最も重要なのは、テレビCMの撮影現場で新しく作られた言葉ではないという点だ。
その原点は、2009年夏の東進衛星予備校の高校2年生向け東大現代文の授業にある。
2009年夏、講義中に生まれた一言
集英社の教養メディア「イミダス」の時事用語解説によると、「いつやるか?今でしょ!」は、2009年夏の高校2年生向け東大現代文の講義で林修が生徒に語りかけた言葉だった。
つまり、最初から全国の視聴者に向けて発信されたキャッチコピーではなく、教室で生徒に向けて発せられた一言だったのである。
さらに興味深いのは、林修本人が当初、この言葉を特別な名言だとは考えていなかったことだ。
2013年12月、流行語大賞受賞後の取材で、林修は次のように振り返っている。
「ずっと言ってきたことではなくて、2009年の夏の授業で1回言っただけのセリフ」
シネマトゥデイの取材では、本人がCMに使われた当初も特別な感慨はなかったと説明している。
一度だけ発した言葉が、後に何百万人もの人に知られるようになる。本人にとっても予想外の展開だった。
なぜ「今でしょ!」が強く印象に残ったのか
この言葉には、広告コピーとして優れた特徴がいくつもある。
- 短い: 一度聞けば覚えやすく、口に出しやすい。
- 問いと答えが明確: 「いつやるか?」に「今でしょ!」と即答する構造になっている。
- 行動を促す: 勉強だけでなく、仕事や買い物、日常生活にも応用できる。
- 表情と動作が伴う: 言葉だけでなく、林修の表情や手の動きも印象に残る。
特に大きかったのは、最後の要素だ。
2013年のJ-CASTニュースのインタビューで、林修は授業を映像で見ている生徒が飽きないよう、間の取り方や手の動きを工夫していたと説明している。
CMでおなじみの大きなリアクションは、単にテレビ向けに演じたものではなく、映像授業における生徒への伝え方とも関係していた。
この背景を知ると、なぜあの表情が印象的だったのかも理解しやすい。
【東進ハイスクールCMの舞台裏】永瀬昭幸が「今でしょ!」を選んだ理由
「今でしょ!」を全国的な知名度へ押し上げたのは、東進ハイスクールのテレビCMだった。
ここで重要な人物が、東進ハイスクール・東進衛星予備校を創業した永瀬昭幸だ。
CMに使われたのは2009年の授業映像
イミダスの解説によると、2009年の授業映像がCMに使われ始めたのは2011年。
東進は、講師の授業を映像で届ける教育スタイルを展開していた。授業映像には、講師の説明だけでなく、生徒の注意を引きつける表情や話し方も記録されていた。
その大量の映像の中から、「今でしょ!」と発言する林修の姿がCMに採用された。
2013年のMANTANWEBの取材でも、林修は2009年の膨大な授業映像から、該当する発言をしている場面がピックアップされた経緯を語っている。
つまり、CM用に新しく撮影した演技ではなく、実際の授業映像が広告の素材になったのである。
永瀬昭幸が選んだのは、最終候補の2案だった
この採用の裏側については、2025年11月6日にFNNプライムオンラインが鹿児島テレビの取材記事を配信し、永瀬昭幸と林修の証言を紹介している。
その記事で明らかになったのが、CMのフレーズには最終候補が2つあったという事実だ。
林修が推していたのは、次の言葉だった。
「優秀な人は情報のまとめ方からして違う!」
しかし、永瀬昭幸が選んだのは、もう一方の「今でしょ!」だった。
林修は、自分が推していた案ではなく、誰でも言いそうな短い言葉が採用されたことに驚いたという。
そして、この選択が自分の人生を大きく変えたとして、次のように振り返っている。
「大げさでなく、一言で人生変わりましたからね」
この発言は、2025年の鹿児島テレビによる永瀬昭幸の取材で紹介されたものだ。
永瀬昭幸の採用判断は何が優れていたのか
永瀬昭幸がなぜ「今でしょ!」を選んだのかについて、取材記事は選考理由を詳しく説明していない。
ただし、広告表現として2案を比較すると、違いは明確だ。
| 比較項目 | 今でしょ! | 優秀な人は情報のまとめ方からして違う! |
|---|---|---|
| 言葉の長さ | 非常に短い | 長い |
| 意味の伝わりやすさ | 即座に理解できる | 内容の理解に少し時間が必要 |
| 汎用性 | 幅広い場面で使える | 主に学習・情報整理の話題 |
| 覚えやすさ | 高い | 比較的低い |
| CMでの展開 | 別の言葉に置き換えやすい | 応用範囲が限定される |
ここから読み取れるのは、短い言葉には広告の外へ広がる力があるということだ。
実際、「いつ買うか?今でしょ!」「いつ勉強するか?今でしょ!」など、問いかけの部分を変えるだけで別の場面に応用できた。
東進の広告としても、受験生に勉強を促すメッセージとしても、使い勝手のよい表現だった。
永瀬昭幸の選択は、結果として林修という人物の認知度だけでなく、東進の広告そのものを強く印象づけることにつながった。
【2013年流行語大賞】「今でしょ!」はどうやって社会現象になった?
2011年から放送された東進のCMによって、「今でしょ!」は徐々に知名度を高めていった。
そして2013年に入ると、東進以外の企業CMやテレビ番組でも林修の姿を見る機会が増える。
2013年1月、トヨタ自動車のCMにも登場
大きな転換点となったのが、2013年1月に始まったトヨタ自動車のCMだ。
東進のCMでは「いつやるか?今でしょ!」だったフレーズが、トヨタでは「いつ買うか?今でしょ!」に変わった。
このように、元の言葉の構造を残しながら、商品やサービスに合わせて表現を変える手法が広がった。
2013年4月のMANTANWEBのインタビューでは、林修はトヨタからの出演依頼について、東進のCMが流れ始めてから約2年が経過していたこともあり、本人も驚いたと話している。
その後、テレビ番組への出演も増加。3月には『笑っていいとも!』に出演し、決めぜりふを披露するなど、お茶の間での知名度も急速に上がっていった。
2013年12月2日、年間大賞を受賞
2013年12月2日、「今でしょ!」はユーキャン新語・流行語大賞の年間大賞に選ばれた。
この年の年間大賞は、史上初となる4語の同時受賞だった。
| 年間大賞 | 関連人物・作品 |
|---|---|
| 今でしょ! | 林修 |
| お・も・て・な・し | 滝川クリステル |
| じぇじぇじぇ | NHK連続テレビ小説『あまちゃん』 |
| 倍返し | TBS系ドラマ『半沢直樹』 |
この4つの言葉は、テレビやインターネットを通じて2013年の世相を象徴する存在となった。
ユーキャンの公式発表では、「今でしょ」は年間大賞4語の一つとして記録されている。
林修本人は流行をどう受け止めていたのか
興味深いのは、本人が当初から大ブレイクを予測していたわけではないことだ。
2013年12月のシネマトゥデイの取材では、林修は流行しているのか、自分への冷やかしなのか分からなかったという趣旨のコメントを残している。
さらに、流行語大賞の受賞についても、予想以上の反響だったと振り返った。
本人は、当時の社会の空気にも着目していた。
景気回復への期待が高まり、「今やろう」という前向きなムードが社会に広がっていたことが、言葉の浸透に影響したのではないかと分析している。
単にCMが面白かっただけではなく、言葉が発信された時代の空気とも重なっていたわけだ。
林修の「今でしょ!」に対する評判は?
2013年当時、林修の評判を特徴づけたのは、印象的な表情と独特の話し方だった。
J-CASTニュースによると、当時はネット上で林修の画像を使ったコラージュが作られ、LINEスタンプなどにも広がっていた。
一方、本人はネット上でネタにされることについて、特に気にしていないと話していた。
また、CMのようなテンションで毎日生活するのは大変だという趣旨のコメントも残している。
この点は重要だ。テレビで見せる林修の姿は、講師として視聴者や生徒に伝えるための表現であり、普段の本人の性格そのものと同一視する必要はない。
2018年のオリコン調査で「勉強を教えてほしい有名人」2位に選ばれたことも、単なる一発屋的な話題性だけではない支持を示す材料となっている。
【年代別年表】林修と「今でしょ!」をめぐる人物・出来事の関係
ここまでの経緯を時系列で整理すると、言葉が誕生してから社会現象になるまでには約4年の時間があった。
| 年・時期 | 人物・出来事 | 意味・関係 |
|---|---|---|
| 1988年 | 林修 | 東京大学法学部卒業、日本長期信用銀行に入行 |
| 2009年夏 | 林修 | 東大高2・現代文の授業で「今でしょ!」を発言 |
| 2011年 | 東進ハイスクール | 当時の授業映像を使ったCMが放送される |
| 2012年 | 林修 | 『いつやるか?今でしょ!』を出版 |
| 2013年1月 | トヨタ自動車 | 「いつ買うか?今でしょ!」のCMを展開 |
| 2013年12月2日 | 林修 | ユーキャン新語・流行語大賞の年間大賞を受賞 |
| 2025年11月 | 永瀬昭幸・林修 | 鹿児島テレビの取材でCM採用の裏話を紹介 |
| 2026年2月 | 林修 | YouTube企画「林修の本物の流儀」を開始 |
| 2026年11月 | 林修 | 予備校講師・テレビ出演などを継続 |
この年表から分かるのは、「今でしょ!」の成功が一つの出来事だけで完成したわけではないということだ。
林修の授業、東進のCM制作、永瀬昭幸の選択、他企業によるCM展開、そしてテレビでの露出が順番に重なっている。
関係者の役割を整理すると、次のようになる。
| 人物・組織 | 役割 | 「今でしょ!」との関係 |
|---|---|---|
| 林修 | 発言者・講師 | 2009年の授業で言葉を発した本人 |
| 永瀬昭幸 | 東進創業者 | CMの最終候補から採用する言葉を選択 |
| 東進ハイスクール | 教育機関・広告主 | 授業映像をCMに活用 |
| トヨタ自動車 | CM展開企業 | 2013年に「いつ買うか?」へ応用 |
| ユーキャン・自由国民社 | 流行語大賞関係者 | 2013年の年間大賞として選出 |
この関係を理解すると、「今でしょ!」の生みの親は誰かという疑問にも、より正確に答えられる。
言葉を発したのは林修。CMで採用する判断をしたのは永瀬昭幸。全国的な認知拡大には東進の広告展開が大きく関係していた。
【2026年最新】林修の現在は?講師・テレビ・YouTube活動を調査
「今でしょ!」の大ブレイクから10年以上が経過した2026年。林修は現在も予備校講師としての立場を維持しながら、テレビや新しいメディアで活動している。
かつてのCMの印象だけで林修を捉えると、現在の仕事の幅を見落としてしまう。
2026年も東進の現代文講師として活動
ワタナベエンターテインメントの公式プロフィールには、2026年現在も東進ハイスクール・東進衛星予備校の現代文講師として掲載されている。
難関大学向けの東大・京大コースを中心に授業を担当するという紹介も変わっていない。
2025年11月の鹿児島テレビの取材では、林修本人もテレビ出演が増えたことで「最近、ちゃんと授業をやっているのか」と尋ねられることがあると語っていた。
そのうえで、永瀬昭幸がテレビ活動を支えてくれていることへの感謝も示している。
テレビタレントとしての仕事が増えても、講師としての活動がなくなったわけではない。
2026年のテレビ出演・レギュラー番組
所属事務所の公式プロフィールには、林修のレギュラー番組として以下の番組が掲載されている。
| 放送局 | 番組名 | 主な出演内容 |
|---|---|---|
| テレビ朝日 | 林修の今知りたいでしょ! | MC・知識解説 |
| 朝日放送 | ポツンと一軒家 | パネラー |
| 毎日放送 | 日曜日の初耳学 | MC・インタビュアー |
| テレビ東京 | 世の中お金で見てみよう ~火曜ヨルの学べる経済~ | 経済情報・解説 |
| フジテレビ | ネプリーグ | 出演・問題解説 |
| フジテレビ | 週末はウマでしょ! | 競馬関連の情報番組 |
| 中京テレビ | アプデの森 | 番組出演 |
特に現在の活動を把握するうえで注目したいのが、次の3番組だ。
1.林修の今知りたいでしょ!(テレビ朝日)
林修が生徒役となり、専門家の解説を通じて健康、医療、食生活、気象などの知識を学ぶ教養バラエティ。
2026年10月29日には「2026最新版!認知症の新常識」をテーマにした特集が放送された。
番組の特徴は、林修自身がすべてを教えるのではなく、専門家の知識を視聴者に分かりやすく伝える役割を担うことだ。
2.ポツンと一軒家(朝日放送)
所ジョージがMCを務め、林修がパネラーとして出演する番組。
衛星写真を手掛かりに、日本各地の人里離れた場所にある住宅を調査し、そこで暮らす人々の人生や生活背景に迫る。
2026年11月8日の放送予定にも林修の出演が掲載されている。
3.日曜日の初耳学(毎日放送)
林修と大政絢がMCを務める番組。
著名人へのインタビューや最新トレンド、知識を深掘りする企画が特徴だ。
2026年11月8日の放送予定でも林修がMCとして掲載されている。インタビュアーとして相手の考えや成功の背景を掘り下げる姿は、予備校講師とはまた異なる林修の魅力を見せている。
2026年2月、新YouTube企画「林修の本物の流儀」が始動
2026年の活動で特に注目したいのが、YouTube企画「林修の本物の流儀」だ。
所属事務所のメディア「Watamedia」は、2026年2月10日に企画開始を発表した。
第1回の配信開始は2026年2月11日19時。初回ゲストには、総合診療医の生坂政臣が招かれた。
この企画のテーマは、専門家が持つ高度な知識を、一般の視聴者にも理解できるように伝えることだ。
林修自身は、この番組における自分の役割を「知の通訳」と表現している。
「この番組の私の役目は『知の通訳』です」
テレビでは時間の制約などから十分に掘り下げられない専門知識を、専門家との対話によって伝えることを目指している。
また、ゲストのキャスティングも林修自身が行うと紹介されている。
この企画は、林修の得意分野である情報整理や論理的な説明力を、YouTubeという媒体に持ち込んだ取り組みだ。
単なるテレビ番組の切り抜きや決めぜりふの再利用ではなく、専門知識を深く伝える新しい活動として位置づけられる。
【プロの結論】林修の「今でしょ!」が10年以上も記憶される理由
林修の「今でしょ!」が長く語り継がれている理由は、言葉そのもののインパクトだけではない。
そこには、教育、広告、テレビ、インターネットという複数の要素が重なっている。
特に重要なのは、次の3点だ。
第一に、実際の教育現場から生まれた言葉だったこと。
テレビ用の演出として作られたセリフではなく、生徒に向けて発せられた一言だった。発言の背景に授業という実体験があったからこそ、説得力を持った。
第二に、永瀬昭幸のCM採用判断があったこと。
最終候補には別の言葉もあったが、永瀬は「今でしょ!」を選択した。結果として、短く覚えやすい言葉が、東進の広告を象徴する存在になった。
第三に、時代に合わせて応用できたこと。
「いつ買うか?」「いつ勉強するか?」など、問いかけを変えるだけで別の場面に展開できる。これは、インターネット上でのパロディーや日常会話にも適した特徴だった。
そして2026年、林修は講師、テレビ出演者、YouTube企画の進行役として活動を続けている。
ここで注目したいのは、2013年の流行語大賞が林修のキャリアの終着点ではなく、新たな仕事の出発点になったことだ。
林修の現在の活動を知りたい人は、テレビ出演だけでなく、東進での講師活動や「林修の本物の流儀」にも注目すると、その仕事の全体像が見えてくる。
【林修の「今でしょ!」】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:「今でしょ!」の元ネタは何ですか?
2009年夏、東進衛星予備校の高校2年生向け東大現代文の授業で林修が発した言葉です。本人によると、特別に名言として意識していたものではなく、一度だけ口にしたセリフでした。
Q2:「今でしょ!」をCMに採用したのは誰ですか?
東進ハイスクールの創業者・永瀬昭幸です。CMの最終候補2案のうち、林修が推していた別案ではなく「今でしょ!」を選びました。
Q3:「今でしょ!」が流行語大賞を受賞したのは何年ですか?
2013年12月2日です。「お・も・て・な・し」「じぇじぇじぇ」「倍返し」とともに、年間大賞に選ばれました。
Q4:林修は2026年現在も予備校講師をしていますか?
はい。所属事務所の公式プロフィールでも東進ハイスクール・東進衛星予備校の現代文講師として紹介されています。
Q5:林修のYouTube番組は何ですか?
2026年2月11日に第1回が配信された「林修の本物の流儀」です。専門家の知識を分かりやすく伝えることを目的とした企画で、初回ゲストは総合診療医の生坂政臣でした。
まとめ:林修の「今でしょ!」は偶然の一言から始まった
林修の代名詞となった「いつやるか?今でしょ!」は、2009年夏の現代文の授業で生まれた。
その映像に注目し、CMで採用する判断をしたのが東進の創業者・永瀬昭幸だった。2011年からの東進CM、2013年のトヨタCM、そして同年のユーキャン新語・流行語大賞年間大賞受賞を経て、林修の名前は全国に広まった。
2026年現在も林修は東進の現代文講師を続け、テレビのレギュラー番組に出演し、新しいYouTube企画にも取り組んでいる。
「今でしょ!」は単なる懐かしい流行語ではない。
一人の講師が教室で発した言葉を、企業が広告として選び、社会が共有する言葉へと育てた事例である。
そして、その言葉が生まれた場所である教育現場を離れず、専門知識を伝え続けていることこそ、2026年の林修を理解するうえで見逃せないポイントだ。