【演歌歌手として新たな挑戦】日本クラウンからCDデビューした理由
2026年の有沙瞳さんを語るうえで、最も大きなニュースが演歌・歌謡歌手としてのCDデビューです。
2026年3月30日、所属事務所の長良プロダクションが歌手デビューを発表。発売元は日本クラウンで、デビュー曲は「さよならは黄昏に」に決まりました。
2025年の日本クラウン新人歌手オーディションでニッポン放送賞

歌手デビューに至るまでには、2025年の日本クラウン新人歌手オーディションへの挑戦がありました。
同オーディションは、新しい世代の歌手を発掘するために開催されたものです。2025年8月24日の決勝大会では、2,572人の応募者から選ばれた出場者が審査に臨みました。
有沙さんが獲得したのは、ニッポン放送賞です。
グランプリや準グランプリとは異なる賞ですが、レコード会社の新人発掘オーディションで評価を受けたことは、歌手としてのキャリアを築くうえで重要な出来事でした。日本クラウンの公式発表でも受賞者として名前が掲載されています。
幼い頃からの演歌への憧れがデビューにつながった

2026年6月3日公開のインタビューで、有沙さんは演歌・歌謡歌手を目指した理由について、自身の幼少期を振り返っています。
祖母の影響でカラオケ喫茶に行く機会があり、人前で歌う楽しさを知ったことが、歌手になりたいと思った最初のきっかけだったそうです。
その後、宝塚と出会い、舞台俳優として経験を積みました。そして将来を考える中で、子どもの頃に抱いていた演歌・歌謡歌手への夢をもう一度追いかけたいと思うようになったと説明しています。
インタビューでは、宝塚での12年間についても振り返っています。
舞台で歌う場合は役柄の感情を通して表現しますが、歌手としてレコーディングする際には、自分自身の気持ちをどう歌に込めるかという難しさがあったとのことです。
これは、宝塚出身という経歴だけでは説明できない、歌手としての新しい挑戦です。
デビュー曲「さよならは黄昏に」の作品情報

有沙瞳「さよならは黄昏に」
日本クラウン/CRCN-8846
定価:1,550円(税込)
作詩:朝倉翔、作曲:大谷明裕、編曲:竹内弘一
収録曲は次の4トラックです。
1. さよならは黄昏に
2. 嫌よ、ダメよ、いいよ
3. さよならは黄昏に(オリジナル・カラオケ)
4. 嫌よ、ダメよ、いいよ(オリジナル・カラオケ)
表題曲は、愛する人との別れを予感した女性が、相手の言葉をさえぎり、夕刻の人波に姿を消すというストーリーを描いた歌謡曲です。
歌詞には切ない女性心理が描かれていますが、メロディーは明るさを持ち、前向きな失恋ソングとして仕上げられています。
有沙さん自身もインタビューで、悲しいことやつらいことがあっても前を向いて進んでいく女性の気持ちを大切に歌っていると話しています。
デビュー後の反響は?オリコン週間ランキング4位を記録
デビュー後の実績として注目したいのが、ランキングです。
長良プロダクションは2026年6月10日、デビューシングル「さよならは黄昏に」が6月15日付オリコン週間演歌・歌謡シングルランキングで4位になったと発表しました。
この数字は、演歌・歌謡曲というジャンル別ランキングでの4位です。オリコンの全ジャンル総合ランキング4位という意味ではありません。
それでも、宝塚退団後に舞台俳優として活動してきた人物が、歌手として新たなスタートを切り、早い段階でジャンル別ランキングの上位に入ったことは注目に値します。
長良プロダクションが掲げる舞台・ミュージカル俳優と演歌・歌謡歌手の二刀流という方向性も、具体的な活動実績として形になり始めています。
【有沙瞳の現在2026】舞台・ラジオ・演歌フェスで広がる活動
2026年11月現在の有沙さんは、歌手活動だけに専念しているわけではありません。
舞台出演を続けながら、ラジオや音楽番組、歌謡イベントにも活動を広げています。
ミュージカル『SPY×FAMILY2』でオルカ・グレッチャー役
2026年の舞台活動で大きな話題となっているのが、ミュージカル『SPY×FAMILY2 爆弾犬篇&豪華客船篇』への出演です。
有沙さんが演じるのは、オルカ・グレッチャー役。
所属事務所の長良プロダクションは2025年12月30日に出演決定を発表しています。
公演スケジュールは以下のとおりです。
| 公演 | 日程 | 会場 |
|---|---|---|
| プレビュー公演 | 9月9日~11日 | ウェスタ川越 |
| 東京公演 | 9月22日~10月29日 | 東京建物 Brillia HALL |
| 福岡公演 | 11月7日~22日 | 博多座 |
| 兵庫公演 | 12月1日~6日 | 兵庫県立芸術文化センター |
| 愛知公演 | 12月13日~19日 | 御園座 |
| 山形公演 | 12月27日~29日 | やまぎん県民ホール |
2026年11月2日時点では東京公演が終了し、福岡公演を控えています。その後も兵庫、愛知、山形と全国公演が続く予定です。
宝塚時代のオリジナル作品やクラシカルなミュージカルとは異なる人気漫画原作の舞台に出演することは、幅広い観客に名前を知ってもらう機会にもなります。
文化放送のラジオ番組にも出演
2026年10月から11月にかけては、文化放送の「ヴァイナル・ミュージック ~for.EK~歩け♪歌謡曲」に出演しています。
長良プロダクションの2026年10月2日付発表によると、出演枠は毎週土曜日の午前3時から4時45分まで。ラジオ大阪でも同時ネットされます。
番組内のミニコーナー「歩け♪演歌男子~特別編~」を10月から11月に有沙さんが担当し、コーナーは午前3時30分前後の放送予定とされています。
舞台では演じる人物を通して観客に表現を届けますが、ラジオでは本人の声や話し方、音楽への思いが直接伝わります。
歌手として知名度を広げるうえでも、ラジオ出演は重要な活動の一つです。
2026年11月27日には「演歌フェス2026」に出演予定
もう一つの注目イベントが、NHKホールで開催される「演歌フェス2026」です。
長良プロダクションの公式発表では、開催日は2026年11月27日(金)。有沙さんのほか、五木ひろしさん、坂本冬美さん、天童よしみさん、純烈さん、秋川雅史さん、市川由紀乃さんなど、演歌・歌謡界で活躍するアーティストが出演者として掲載されています。
開場は午後3時30分、開演は午後4時30分の予定です。放送予定については、発表時点では未定とされています。
宝塚出身の舞台俳優として培った経験を持つ有沙さんが、演歌・歌謡界の先輩たちと同じイベントに出演することは、歌手としての新しいステージを象徴する出来事です。
2027年には坂本冬美さんの40周年記念公演にも出演
さらに、2027年2月12日から28日まで明治座で上演される「坂本冬美歌手生活40周年記念公演~今日から明日へ~」への出演も発表されています。
坂本冬美さんの歌手生活40周年を記念した公演で、有沙さんにとっても演歌・歌謡界との接点をさらに深める機会となりそうです。
このように、2026年の有沙さんは舞台と音楽の双方で活動を続け、2027年の出演予定も決まっています。
【プロの結論】有沙瞳の強みは宝塚で磨いた表現力と歌手としての新鮮さ
有沙さんの現在の活動を分析すると、最大の特徴は、宝塚時代に培った舞台表現力を維持しながら、異なるジャンルに挑戦していることです。
その強みは大きく3つあります。
1. 舞台で培った歌唱力と演技力
新人公演のヒロイン、エトワール、マリー・アントワネット役など、宝塚で積み上げた経験があります。歌う技術だけでなく、歌詞の背景にある感情を表現する力は、演歌・歌謡曲でも生かせる要素です。
2. 演歌・歌謡曲への原点回帰
歌手活動は、事務所の方向性だけで始まったものではありません。幼少期に歌う楽しさを知り、歌手を夢見ていたという本人のエピソードが、2026年のインタビューで語られています。
この背景があるからこそ、歌手デビューは宝塚退団後の単なる方向転換ではなく、以前から抱いていた夢への再挑戦として理解できます。
3. 舞台と歌謡界の両方に接点を持つこと
舞台では『SPY×FAMILY2』などの話題作に出演し、歌手としては日本クラウンから作品を発売。さらにラジオや演歌フェスにも出演しています。
活動領域が複数あることで、宝塚時代からのファンだけでなく、ミュージカルファンや演歌・歌謡曲ファンにも接点を持てることが強みです。
今後注目したいのは、舞台出演を続けながら、歌手としてどのような楽曲やコンサートを展開していくかという点です。デビュー曲のランキング実績は良いスタートですが、歌手としての評価は、今後の作品やライブ活動の積み重ねによってさらに深まっていくでしょう。
【有沙瞳に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:有沙瞳は現在何をしている?
A1:2026年11月現在、長良プロダクションに所属し、女優・舞台俳優・演歌歌手として活動しています。ミュージカル『SPY×FAMILY2』への出演や、文化放送のラジオ番組、演歌フェスへの出演など、幅広い活動を展開しています。
Q2:有沙瞳はいつ宝塚歌劇団を退団した?
A2:2023年8月27日です。星組公演『1789-バスティーユの恋人たち-』でマリー・アントワネット役を務め、東京宝塚劇場の千秋楽をもって退団しました。
Q3:有沙瞳は本当に演歌歌手なの?
A3:はい。2026年6月3日に日本クラウンから「さよならは黄昏に」を発売し、演歌・歌謡歌手としてデビューしました。2025年の日本クラウン新人歌手オーディションではニッポン放送賞を受賞しています。
まとめ:有沙瞳は宝塚退団後も進化を続ける舞台俳優・歌手
有沙瞳さんは、三重県鈴鹿市出身の元宝塚歌劇団星組娘役スターです。
2012年に98期生として入団し、雪組と星組で新人公演ヒロインやエトワールなどを経験。2023年8月に『1789』のマリー・アントワネット役で退団しました。
その後は長良プロダクションに所属し、ミュージカルや舞台を中心に活動。2024年の六本木クラップスでのコンサート、2025年の松竹新喜劇へのゲスト出演など、活動の幅を広げてきました。
そして2026年6月3日には、日本クラウンから「さよならは黄昏に」で演歌・歌謡歌手デビュー。オリコン週間演歌・歌謡シングルランキング4位という実績も残しています。
有沙瞳さんの現在を理解するうえで大切なのは、「元宝塚」という過去だけで人物像を捉えないことです。
宝塚で磨いた表現力、幼い頃からの歌手への憧れ、そして新しい舞台への挑戦。その3つが重なり合うことで、俳優と歌手の二つの道を歩む現在の有沙瞳さんが形作られています。
2026年後半の全国舞台公演や演歌イベント、2027年の坂本冬美さんの記念公演など、これからの活動にも注目が集まります。
主な情報源:長良プロダクション公式プロフィール・出演情報、日本クラウン公式プロフィール・新人歌手オーディション発表、宝塚スカイ・ステージ、松竹公式公演情報、はやぶさ公式スケジュール、歌謡曲専門メディア「うたびと」のインタビュー。