【WBC2023日本代表の全メンバー30人】背番号・ポジション・最終登録一覧
侍ジャパンの最終メンバーは、投手15人、捕手3人、内野手8人、外野手4人の計30人。投手を登録枠の半数に当たる15人まで確保したことが、チーム編成の大きな特徴だった。
以下は、侍ジャパン公式サイトが2023年3月14日に発表した最終出場選手一覧に基づくメンバーだ。
| 区分 | 背番号・選手名 | 登録人数 |
|---|---|---|
| 投手 | 11 ダルビッシュ有、12 戸郷翔征、13 松井裕樹、14 佐々木朗希、15 大勢、16 大谷翔平、17 伊藤大海、18 山本由伸、21 今永昇太、22 湯浅京己、26 宇田川優希、28 髙橋宏斗、29 宮城大弥、47 高橋奎二、63 山﨑颯一郎 | 15人 |
| 捕手 | 10 甲斐拓也、24 大城卓三、27 中村悠平 | 3人 |
| 内野手 | 1 山田哲人、2 源田壮亮、3 牧秀悟、5 牧原大成、7 中野拓夢、25 岡本和真、33 山川穂高、55 村上宗隆 | 8人 |
| 外野手 | 8 近藤健介、9 周東佑京、23 ラーズ・ヌートバー、34 吉田正尚 | 4人 |
出典:侍ジャパン公式サイト「2023 WORLD BASEBALL CLASSIC 出場選手一覧」2023年3月14日発表。
監督・コーチ陣の背番号

選手だけでなく、チームを支えたスタッフも重要な存在だった。
- 監督:89 栗山英樹
- ヘッドコーチ:90 白井一幸
- 打撃コーチ:77 吉村禎章
- 外野守備・走塁コーチ:87 清水雅治
- 投手コーチ:81 吉井理人
- ブルペン担当コーチ:75 厚澤和幸
- 内野守備・走塁兼作戦コーチ:79 城石憲之
- バッテリーコーチ:74 村田善則
2023年の最終メンバーで注意したい変更点
WBC2023の選手一覧を調べる際、混同しやすいのが大会前の発表メンバーと最終登録メンバーだ。
2023年1月26日の発表時点では、外野手の鈴木誠也と投手の栗林良吏も選出されていた。しかし、その後の変更で両選手は最終出場メンバーから外れた。
- 鈴木誠也(背番号51):辞退
- 栗林良吏(背番号20):辞退
- 山﨑颯一郎(背番号63):栗林に代わって追加
最終登録一覧には吉田正尚(背番号34)も含まれている。
つまり、2026年現在、WBC2023日本代表の正式な30人を調べる場合は、最初の発表資料ではなく、3月14日付の最終一覧を確認する必要がある。
【全7試合の結果】1次ラウンドから決勝までの完全記録

侍ジャパンは1次ラウンドのプールBを4戦全勝で突破。その後、準々決勝、準決勝、決勝でも勝利し、無敗のまま大会を終えた。
1次ラウンド:東京ドームで4連勝
開催期間:2023年3月9日~12日
第1戦:中国戦(3月9日)
8-1
日本の勝利
大会初戦は中国に8対1で勝利。大谷翔平が投打で存在感を示し、ラーズ・ヌートバーの積極的な走塁もチームに勢いを与えた。初戦特有の緊張感がある中で、侍ジャパンは白星スタートを切った。
第2戦:韓国戦(3月10日)
13-4
日本の勝利
日韓戦は序盤から緊迫した展開となった。韓国に先制される展開だったが、日本は3回に4点を奪って逆転。さらに追加点を重ね、最終的には13対4の大勝を収めた。
打線が一気に機能した試合であり、ヌートバーの全力プレーも大きな注目を集めた。
第3戦:チェコ戦(3月11日)
10-2
日本の勝利
先発の佐々木朗希は8奪三振の好投を披露。チェコに先制点を許したものの、日本は3回以降に打線をつなぎ、10対2で勝利した。
この試合は、佐々木の投球だけでなく、対戦相手への敬意を示すスポーツマンシップも印象に残った一戦だった。
第4戦:オーストラリア戦(3月12日)
7-1
日本の勝利
大谷翔平が先制3ランを放ち、試合の流れを引き寄せた。山本由伸の好投も光り、日本は7対1で快勝。1次ラウンドを4戦全勝の1位で通過した。
準々決勝:イタリア戦(3月16日)
9-3
日本の勝利
東京ドームで行われた準々決勝では、イタリアを9対3で下した。
注目されたのは大谷翔平のバント。スター選手であっても状況に応じて進塁打を選ぶ姿勢が、チーム全体の勝利への意識を象徴した。
岡本和真も5打点を記録。投手陣では大谷から伊藤大海、今永昇太、ダルビッシュ有、大勢へと継投し、相手の反撃を抑えた。
日本は5大会連続となる準決勝進出を決めた。
準決勝:メキシコ戦(3月21日)
6-5
日本のサヨナラ勝利
メキシコ戦は、侍ジャパンの優勝までの道のりで最大級の難関となった。
日本は4回に3点を奪われ、追いかける展開に。7回に吉田正尚の3ランで同点に追いついたが、メキシコも8回に再びリードを奪った。
1点を追う9回裏。大谷翔平が二塁打で出塁し、吉田正尚が四球を選ぶ。続く村上宗隆が放った打球は左中間を破り、二塁走者と一塁走者が相次いで生還した。
村上宗隆の逆転サヨナラ二塁打によって、日本は6対5で劇的な勝利を収めた。
苦しんでいた村上が、最も重要な場面でチームを救った。この一打は2023年大会を象徴する名場面として記憶されている。
決勝:アメリカ戦(3月22日)
3-2
日本の優勝
決勝の相手は、スター選手をそろえたアメリカ代表。ローンデポ・パークで行われた一戦は、最後まで緊張感のある接戦となった。
日本は2回に村上宗隆の2ラン本塁打で逆転し、4回には岡本和真のソロ本塁打で追加点を挙げた。
投手陣も粘り強く戦い、8回にはダルビッシュ有が登板。カイル・シュワーバーに本塁打を浴びて1点差に迫られたが、リードを守った。
そして9回、マウンドに上がったのは大谷翔平だった。最後の打者は、エンゼルスでチームメートだったアメリカ代表の主将マイク・トラウト。
フルカウントから大谷が投じたスイーパーにトラウトのバットが空を切る。三振で試合終了。日本が3対2で勝利し、3大会ぶり3度目のWBC優勝を達成した。
大谷が胴上げ投手となったこの瞬間は、世界野球史に残る象徴的なフィナーレとなった。
【栗山英樹監督の采配】投手15人の編成と柔軟なスタメン起用
2023年の侍ジャパンを語るうえで、栗山英樹監督の采配は欠かせない。
栗山監督は選手の知名度や実績だけに頼らず、短期決戦で勝つための役割分担を重視した。
1.投手15人という大胆な編成
最終登録30人のうち、15人を投手に充てたことは大きな特徴だった。
一般的な野手の人数を多く確保する考え方とは異なり、栗山監督は投手力を軸にチームを構成した。
WBCは短期間で試合が続き、投球数制限や登板間隔の規定もある。先発投手だけでなく、救援投手を十分にそろえることは、優勝を狙ううえで合理的な選択だった。
ダルビッシュ有、大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希という実績と能力を備えた投手に加え、伊藤大海、今永昇太、宮城大弥、湯浅京己らもそろえた。
重要なのは、全員を同じ役割で使うのではなく、相手打線や試合状況に応じて起用できる選択肢を持ったことだ。
2.固定観念にとらわれない選手起用
栗山監督は大会前の公式インタビューで、スタメンについて、ベンチにいる選手も含めて状況に応じて動かし、勝ちやすい形を追求する考えを示していた。
実際に、試合ごとに打順や守備位置、継投を調整している。
イタリア戦では大谷のバントを含めた攻撃で得点機会を広げ、準決勝では村上を5番に起用。決勝ではメキシコ戦と同じ打順を採用した。
スター選手を固定的に扱うのではなく、その日の相手や展開に合わせて戦う姿勢が特徴だった。
3.ダルビッシュ有が担ったベテランの役割
背番号11・ダルビッシュ有
メジャーリーグでの経験を持つベテラン投手。投球面だけでなく、チーム内で経験を共有する存在としても注目された。
ダルビッシュは若い投手が多い代表の中で、経験豊富な投手として存在感を発揮した。
WBC開幕前から代表チームに合流し、若手投手とともに練習する姿も話題になった。
佐々木朗希や山本由伸ら、これからの日本野球を担う投手と同じユニホームを着て戦ったことにも意味がある。
また、決勝では8回を任された。シュワーバーに本塁打を浴びたものの、その後の打者を抑え、最終回の大谷につないだ。
4.決勝の継投に見えた栗山監督の覚悟
2026年2月、MLB公式サイトの日本語記事では、栗山氏が2023年大会を振り返り、ダルビッシュと大谷の存在が采配に与えた影響について語っている。
決勝では7人の投手を起用し、8回にダルビッシュ、9回に大谷を投入した。
栗山氏は、最後の責任を引き受ける立場としての重さに触れながら、2人の存在が非常に大きかったと回想している。
この継投は単に知名度の高い投手を最後に並べたものではない。優勝が懸かった場面で、経験と能力を持つ投手に最終局面を託す判断だった。
【WBC2023日本代表のスタメン】決勝アメリカ戦の打順と守備位置
WBC2023の日本代表には、全試合を通じて固定された唯一のスタメンがあったわけではない。相手や投手の左右、選手の状態に合わせて変更されている。
ここでは、歴史的な優勝を決めた決勝戦の先発メンバーを紹介する。
決勝戦のスターティングメンバー
| 打順 | 選手 | 背番号 | 守備位置 |
|---|---|---|---|
| 1 | ラーズ・ヌートバー | 23 | 中堅手 |
| 2 | 近藤健介 | 8 | 右翼手 |
| 3 | 大谷翔平 | 16 | 指名打者 |
| 4 | 吉田正尚 | 34 | 左翼手 |
| 5 | 村上宗隆 | 55 | 三塁手 |
| 6 | 岡本和真 | 25 | 一塁手 |
| 7 | 山田哲人 | 1 | 二塁手 |
| 8 | 源田壮亮 | 2 | 遊撃手 |
| 9 | 中村悠平 | 27 | 捕手 |
先発投手:今永昇太(背番号21)
この打順は準決勝のメキシコ戦から継続されたものだった。MLBの試合前情報でも、同じ打順で決勝に臨むことが紹介されている。
スタメンの特徴は上位打線のつながり
1番のヌートバーが出塁や走塁で相手に圧力をかけ、2番の近藤が攻撃をつなぐ。
3番の大谷には長打力と出塁能力があり、4番の吉田も勝負強さを備えていた。
そして5番の村上、6番の岡本が続くことで、上位から中軸まで切れ目のない攻撃が可能になった。
下位打線にも山田、源田、中村という経験豊富な選手が並び、守備面でも安定感を確保していた。
特に決勝では、村上が2回に逆転2ランを放ち、岡本が4回に追加点を挙げた。中軸の役割が優勝に直結した試合だった。
【大谷翔平MVPと村上宗隆のサヨナラ打】優勝を決定づけた2つのドラマ
大谷翔平が大会MVPに選ばれた理由
2023年大会のMVPには、大谷翔平が選ばれた。
その理由は、投手と打者の両方で大会を支配する活躍を見せたことにある。
.435
大会打率
1.345
OPS2勝0敗
投手成績1.86
防御率11
奪三振
出典:MLB公式選手記録・2023年WBC成績。
打者としては打率.435、OPS1.345を記録。投手としては2勝0敗、防御率1.86、11奪三振という成績を残した。
さらに、投手部門と指名打者部門のベストナインにも選出されている。
一人の選手が投打の両面で大会の中心となり、決勝では最後の打者を打ち取って優勝を決めた。まさに二刀流の価値を世界に示した大会だった。
村上宗隆のメキシコ戦サヨナラ打が持つ意味
村上宗隆は、2023年大会の中でも特に印象的な場面を残した選手の一人だ。
準決勝のメキシコ戦では、試合終盤まで厳しい展開が続いていた。日本が追いついても、相手が再びリードする。簡単には流れをつかめない試合だった。
9回裏、無死一、二塁のチャンスで打席に立った村上は、左中間への長打を放つ。
大谷翔平と吉田正尚が相次いでホームに戻り、試合は6対5で決着した。
この場面の価値は、単なるサヨナラ打という記録だけではない。
準決勝という負ければ終わる試合で、打線の中心を担う選手が最後に結果を出したこと。そして決勝進出を自らのバットで決めたことにある。
大谷翔平とマイク・トラウトの最終対決
2023年WBCを象徴する場面として、今も多くのファンが挙げるのが決勝9回の大谷対トラウトだ。
両者はMLBのロサンゼルス・エンゼルスでチームメートだった。世界最高峰の舞台でともに戦ってきた2人が、国を代表して最後の勝負に臨んだ。
大谷は9回、ジェフ・マクニールに四球を与えたものの、次のムーキー・ベッツを併殺打に打ち取った。
そして2死でトラウトと対戦。フルカウントからスイーパーで空振り三振を奪った。
この三振によって日本の優勝が確定した。
大会MVPの大谷が最後のアウトを取る。決勝戦の最後にこれ以上ない象徴的な対決が実現したことも、2023年大会が特別な記憶として残る理由の一つだ。
【プロの結論】侍ジャパンの7戦全勝を支えた本当の強さ
2023年の日本代表が世界一になれた理由を、大谷翔平の活躍や村上宗隆のサヨナラ打だけで説明することはできない。
優勝を支えた要素は、大きく3つに整理できる。
第一に、投手陣の層の厚さ。
15人の投手を登録したことで、先発から救援まで複数の選択肢を確保できた。ダルビッシュ、大谷、山本、佐々木という主力だけでなく、伊藤、今永、大勢らが重要な場面で役割を果たした。
第二に、選手の役割を固定しすぎなかったこと。
大谷のバントや、状況に応じた継投は、個人の成績よりもチームの勝利を優先する考え方を表していた。ベンチメンバーを含めて戦力を活用したことが、短期決戦での強さにつながった。
第三に、スター選手とチーム全体の融合。
大谷やダルビッシュといった世界的な選手がいる一方で、ヌートバーの走塁、吉田の打撃、源田の守備、岡本の勝負強さなど、各選手が異なる形で貢献した。
一人のヒーローだけで優勝したのではなく、複数の選手が異なる試合で主役になったことが、7戦全勝という結果を生んだ。
2026年に当時の大会を振り返る際には、個人の記録だけでなく、選手の役割と試合の流れをセットで見ると、栗山ジャパンの強さがより鮮明になる。
【WBC2023日本代表】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:WBC2023日本代表のメンバーは全部で何人?
最終登録メンバーは30人です。内訳は投手15人、捕手3人、内野手8人、外野手4人。監督は栗山英樹でした。
Q2:WBC2023日本代表の背番号16は誰?
大谷翔平です。投手としても指名打者としても出場し、大会MVPに選ばれました。
Q3:WBC2023の決勝戦の結果は?
2023年3月22日、日本はアメリカに3対2で勝利しました。9回には大谷翔平がマイク・トラウトを三振に仕留め、優勝を決めました。
Q4:村上宗隆のサヨナラ打は何戦だった?
準決勝のメキシコ戦です。2023年3月21日、9回裏に逆転サヨナラ二塁打を放ち、日本を6対5の勝利と決勝進出に導きました。
Q5:WBC2023日本代表は何勝何敗だった?
7勝0敗です。1次ラウンド4試合、準々決勝1試合、準決勝1試合、決勝1試合のすべてに勝利しました。
まとめ:WBC2023日本代表が残した世界一の価値
WBC2023日本代表は、大谷翔平の二刀流、ダルビッシュ有の経験、山本由伸や佐々木朗希らの投手力、村上宗隆や吉田正尚らの打撃を結集し、7戦全勝で世界一を獲得した。
栗山英樹監督の采配で特に印象的だったのは、選手の実績だけに依存せず、状況に応じて役割を変えながら勝利を追求したことだ。
中国戦の白星から始まり、韓国戦の大勝、メキシコ戦のサヨナラ勝利、そしてアメリカとの決勝。全7試合を振り返ると、それぞれに異なるヒーローと勝負の分岐点があった。
2026年現在も、WBC2023は日本野球の歴史を語るうえで欠かせない大会である。選手名や背番号を調べるなら最終登録30人、試合の起用を調べるなら各試合のスタメンと結果を確認することが大切だ。
大谷翔平が最後の三振を奪った瞬間だけでなく、そこに至るまでのチーム全員の働きこそ、侍ジャパンが世界一をつかんだ本当の理由だった。
主な参照記録:侍ジャパン公式「2023 WORLD BASEBALL CLASSIC」出場選手一覧・大会結果、WBC公式大会記録、MLB公式大会記録・MVP発表、栗山英樹氏の公式インタビュー。