【2026年大会の放送先】ワールドカップはNHK・日テレ・フジ・DAZNで視聴
2026年大会の日本国内における放送体制は、大きく分けて地上波テレビ、BS・4K放送、インターネット配信の3種類だった。
最大の特徴は、テレビ局が注目カードを分担する一方、DAZNが全104試合のライブ配信権を獲得したことだ。地上波だけでは大会の全試合をリアルタイムで追えず、全カードを視聴するにはDAZNが必要な構成となった。
2025年12月4日にはDAZNが全104試合の配信権獲得を発表。同日、日本テレビも15試合の地上波中継を発表し、NHKとフジテレビを含めた国内の放送体制が明らかになった。
放送局ごとの担当範囲

NHKは開幕戦、日本代表戦、決勝などを担当。地上波だけでなくBS、BSプレミアム4K、NHK ONEを活用した大規模な放送体制を組んだ。
日本テレビ系列は日本代表のグループステージ1試合を含む15試合を生中継。グループステージから決勝トーナメントまで、注目カードを編成した。
フジテレビ系列は10試合を生中継。グループステージ5試合と決勝トーナメント5試合を担当し、日本代表がグループステージを突破した場合のラウンド32も放送対象となった。
DAZNは全104試合をライブ配信。日本代表戦だけでなく、海外の強豪国同士の対戦や決勝トーナメントまで網羅した。
【放送局の担当範囲を比較】NHK・日本テレビ・フジテレビ・DAZNの違い

各放送事業者の役割を整理すると、テレビとネット配信の違いが明確になる。特に注意したいのが、NHKの地上波放送試合数とBSプレミアム4Kの全試合放送は、同じ意味ではないという点だ。
出典:NHKの2026年6月8日発表、日本テレビの2025年12月4日発表、フジテレビの2026年5月14日発表、DAZNの公式発表。
NHKについては、2025年12月時点の一部報道で地上波33試合という数字も紹介されていた。しかし、2026年6月8日のNHKによる大会直前の詳細発表では、1次リーグ19試合と決勝トーナメント15試合の合計34試合と明示されている。最終的な放送実績を確認する際は、この後発の公式情報を基準にするのが適切だ。
また、NHK BSプレミアム4Kの104試合放送は、全試合がリアルタイムの生中継だったという意味ではない。録画放送も含まれていたため、試合開始と同時に全カードを見たい場合はDAZNとの違いを理解しておく必要がある。
【日本代表戦のテレビ放送予定】3試合の日本時間と中継局

日本代表のグループステージはグループFで行われ、オランダ、チュニジア、スウェーデンと対戦した。
日本サッカー協会(JFA)が公表した放送情報によると、3試合のテレビ中継はNHK総合が2試合、日本テレビが1試合を担当。DAZNは全試合をライブ配信した。
日本代表のグループステージ放送スケジュール
第1戦6月15日(月)5:00
日本 vs オランダ
グループF・第1節/DAZNでも無料ライブ配信
第2戦6月21日(日)13:00
日本 vs チュニジア
グループF・第2節/NHK BS、DAZNでも中継・配信
第3戦6月26日(金)8:00
日本 vs スウェーデン
グループF・第3節/DAZNでも無料ライブ配信
いずれもキックオフ時刻は日本時間。海外開催のため、現地時間と日付が異なる試合がある。日本国内のテレビ番組表を確認するときは、日本時間を基準にする必要がある。
この3試合の放送局は、JFAの公式放送案内にも掲載された。特に第2戦は日本テレビとNHK BSの両方で視聴できる編成となっており、地上波とBSの選択肢が用意されていた。
日本代表が決勝トーナメントに進出した場合の放送体制
グループステージ後の決勝トーナメントについても、放送局の担当が設定されていた。
- ラウンド32:フジテレビ系列、NHK BS、DAZNが中継・配信の対象。
- ラウンド16以降:NHK総合、DAZNが中継・配信の対象。
- 準決勝・3位決定戦・決勝:NHK総合やDAZNで視聴できる体制が組まれた。
なお、決勝トーナメントの日本代表戦については、チームの勝ち上がりによって対戦カードや放送対象が変わる仕組みだった。グループステージの放送予定と決勝トーナメントの条件付き編成は分けて考える必要がある。
【全104試合の日程】北中米大会の大会方式と日本時間の注意点
2026年大会は、従来の32チーム制から48チーム制へ拡大した最初のワールドカップだった。
出場国を12グループに分け、各グループ4チームで1次リーグを実施。各グループの上位2チームと、3位の成績上位8チームが決勝トーナメントのラウンド32へ進む方式が採用された。
その結果、グループステージ72試合と決勝トーナメント32試合を合わせ、全104試合となった。FIFAの大会フォーマット資料でも、この試合数と新しいトーナメント方式が案内されている。
全104試合の内訳
- グループステージ:72試合(12グループ)
- ラウンド32:16試合
- ラウンド16:8試合
- 準々決勝:4試合
- 準決勝:2試合
- 3位決定戦:1試合
- 決勝:1試合
グループステージだけで72試合あり、従来の大会よりも多くの国と対戦カードを楽しめる構成となった。さらにラウンド32が新設されたことで、決勝まで勝ち進むチームは従来より1試合多い8試合を戦うことになった。
日本時間で確認する際のポイント
北中米大会では、アメリカ、カナダ、メキシコの16都市が開催地となった。開催地が複数のタイムゾーンにまたがるため、同じ大会日でも日本時間では早朝、午前、昼間などキックオフ時刻に幅があった。
日本のファンにとって特に注意したいのは、現地で6月11日に開催された開幕戦が、日本時間では6月12日になることだ。
例えば、NHKが地上波で生中継した開幕戦「メキシコ対南アフリカ」は、日本時間の6月12日午前4時にキックオフ。日本代表の初戦も6月15日午前5時だった。北中米の現地日付をそのまま日本の放送予定として扱うと、視聴日を間違える原因になる。
大会全体の日程についてはFIFAの公式試合スケジュール、日本代表戦についてはJFAの放送情報、テレビ番組表については各放送局の発表を照合する方法が確実だった。DAZNのアプリでは開催地のキックオフ時刻を利用者の現地時間に変換して表示する機能も案内されている。
ワールドカップ決勝の放送予定と実際の中継
大会の最後を飾った決勝は、スペイン対アルゼンチン。日本時間では7月20日(月)午前4時キックオフだった。
NHKは総合テレビとBSプレミアム4Kで生中継し、NHK ONEでも同時・見逃し配信を実施。DAZNも決勝を無料配信の対象とした。
試合は延長戦の末、スペインがアルゼンチンを1対0で破り、優勝を果たした。FIFAの公式大会記録では、これが全104試合の最終戦となっている。
【ワールドカップを無料視聴する方法】NHK・DAZNの利用条件
ワールドカップを無料で見る方法を探していた人にとって、2026年大会で大きなポイントとなったのがDAZNの無料ライブ配信だった。
DAZNは当初、日本代表戦全試合を無料でライブ配信すると発表。その後、大会期間中の発表では準決勝、3位決定戦、決勝も無料配信の対象に加わった。
DAZNで無料視聴する方法
DAZNでは、通常の有料プランに加入していなくても、日本代表戦を無料でストリーミング視聴できる仕組みが案内された。
基本的な利用手順は次のとおり。
- DAZNの公式サービスでアカウントを登録する。
- メールアドレスなどを使ってログインする。
- 大会の配信ページから対象の日本代表戦を選択する。
- 無料配信対象の試合であることを確認して視聴する。
DAZNの公式ヘルプでは、有効な有料契約がない会員でも日本代表戦を無料でストリーミングできると案内されていた。つまり、全試合を見るための有料契約と、日本代表戦だけを見るための無料視聴は別の仕組みだった。
また、DAZNの公式総括によると、準決勝、3位決定戦、決勝も無料配信された。無料視聴の対象は日本代表戦だけに限定されていなかった点も重要だ。
NHK ONEで無料視聴する方法
NHKの地上波中継対象試合は、NHK ONEでも同時・見逃し配信された。
スマートフォンやパソコンから放送中の試合を視聴できるほか、リアルタイムで見られなかった試合を後から確認できる点が特徴だった。
ただし、NHK ONEはNHKのインターネットサービスであり、利用登録や受信契約などの条件が関係する。単純に誰でも無条件で利用できる無料動画サイトとは異なるため、利用時にはNHKの案内を確認する必要がある。
BSプレミアム4Kで全試合を見る方法
BSプレミアム4Kは、全104試合を生中継または録画放送でカバーした。
4K対応テレビや対応チューナーなどの視聴環境が必要になるが、大画面で高精細な映像を楽しみたい人には有力な選択肢だった。
ただし、録画放送の試合はライブ視聴ではない。試合結果を知る前にリアルタイムで応援したい人は、放送時刻と生中継・録画の区別を確認する必要がある。
【テレビ放送とネット配信を比較】自分に合った視聴方法の選び方
2026年大会の視聴方法は、テレビとネットのどちらが優れているかという単純な比較では整理できない。視聴したい試合数、視聴環境、見逃し配信の必要性によって適したサービスが異なるためだ。
テレビ放送が向いている人
- 日本代表戦や注目カードを中心に観戦したい。
- 追加の配信契約をせず、自宅のテレビで視聴したい。
- 家族や友人と大画面で試合を楽しみたい。
- NHKの解説や関連番組も含めて大会を楽しみたい。
地上波の強みは、対応するテレビ環境があれば追加の動画配信契約なしで対象試合を視聴できることだ。NHK、日本テレビ、フジテレビがそれぞれ中継を担当したため、主要カードを複数のチャンネルで追う楽しみもあった。
DAZNのネット配信が向いている人
- 全104試合をライブで見たい。
- 日本代表以外の海外強豪国も追いかけたい。
- スマートフォンやタブレットでも観戦したい。
- 見逃し配信やハイライトを活用したい。
DAZNの最大のメリットは、地上波の放送カードに左右されず、全104試合をライブで視聴できることだった。
公式ヘルプでは、ライブ配信に加えてフルリプレイや拡張ハイライトも案内されている。全試合に日本語実況と専門家による解説が用意されたことも特徴だ。一方、オフライン視聴用のダウンロードには対応していなかった。
DAZNの料金プランで注意したいこと
全試合を見る場合は、契約プランの確認も欠かせない。
DAZNの公式FAQでは、Standard Planは全104試合が視聴対象とされていた。一方、Baseball Planは通常の契約だけではワールドカップの全試合が含まれず、対象者向けのWorld Cup Add-Onを購入する仕組みだった。
つまり、すでにDAZNを契約している人でも、すべてのプランで自動的に全試合を見られるわけではなかった。
2026年の大会期間中に案内された料金プランと現在の契約条件は、必ずしも同一ではない。大会終了後に過去の試合を見返す場合も、現在の料金や配信対象、アーカイブの視聴条件を確認することが大切だ。
【プロの結論】全試合視聴と無料観戦は分けて考える
今回の放送体制から見えてくるのは、ワールドカップの視聴方法が「テレビかネットか」という二択ではなく、目的に応じて使い分ける構造へ変化したことだ。
日本代表戦だけを応援するなら、地上波とDAZNの無料配信を活用することで有料契約なしでも観戦できた。一方、イングランド、スペイン、アルゼンチンなどの試合を含め、全104試合をリアルタイムで追うにはDAZNが中心的な選択肢だった。
NHK BSプレミアム4Kは全試合を放送したものの、録画放送を含む。したがって「全試合を放送する」と「全試合をライブで見られる」は区別しなければならない。
また、2026年大会は北米開催という地理的条件から、日本では深夜・早朝の視聴が多くなった。こうした環境では、テレビの生中継だけでなく、ネット配信の見逃し機能やスマートフォン視聴の利便性が大きな意味を持った。
実際、DAZNの大会総括によれば、同社の配信を通じて大会を視聴した人数は延べ6,700万人。SNS上の関連動画の総再生回数は18億4,000万回を超え、全国1,000か所以上のパブリックビューイングには20万人以上が参加したという。
同社の視聴データでは、日本代表戦以外の視聴が全体の80%を占めたと報告されている。日本代表の試合だけでなく、大会全体を楽しむ視聴者が多かったことを示す興味深い数字だ。ただし、これらはDAZNが公表した自社サービスの集計値であり、国内の全テレビ視聴者数を示すものではない。
【ワールドカップ試合テレビ放送】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年のワールドカップはどのテレビ局で放送された?
A1:NHK総合、日本テレビ系列、フジテレビ系列で地上波中継が行われた。NHK BSやBSプレミアム4Kでも放送され、DAZNでは全104試合がライブ配信された。
Q2:ワールドカップ2026の全104試合を無料で見る方法はあった?
A2:全104試合をライブで無料視聴できる共通のサービスはなかった。DAZNでは日本代表戦全試合のほか、準決勝、3位決定戦、決勝が無料配信された。地上波でも一部試合を無料で視聴できた。
Q3:日本代表戦はどの局で放送された?
A3:グループステージでは、オランダ戦とスウェーデン戦をNHK総合、チュニジア戦を日本テレビが担当した。チュニジア戦はNHK BSでも放送された。DAZNは3試合すべてを無料配信した。
Q4:NHKはワールドカップ全104試合を放送した?
A4:NHK BSプレミアム4Kが全104試合を生中継と録画放送でカバーした。NHK総合の地上波放送は34試合であり、すべての試合が地上波で生中継されたわけではない。
Q5:日本時間でワールドカップ決勝は何時からだった?
A5:2026年7月20日午前4時キックオフだった。NHK総合とBSプレミアム4Kで生中継され、NHK ONEとDAZNでも視聴できた。
Q6:DAZNは全104試合を見逃し配信していた?
A6:DAZNの公式FAQでは、全104試合のフルリプレイと拡張ハイライトが視聴オプションとして案内されていた。ただし、実際の視聴には対象プランや配信期間などの条件が関係する。
Q7:日本テレビとフジテレビは何試合を中継した?
A7:日本テレビ系列は15試合、フジテレビ系列は10試合を生中継した。日本テレビは日本代表のグループステージ1試合を含み、フジテレビはグループステージ5試合と決勝トーナメント5試合を担当した。
まとめ:ワールドカップのテレビ放送と配信を見分けるポイント
2026年のFIFAワールドカップ北中米大会では、NHK、日本テレビ、フジテレビが地上波中継を担当し、NHK BSプレミアム4Kが全104試合を放送、DAZNが全104試合をライブ配信した。
日本代表戦はDAZNで全試合無料配信され、地上波やBSでも対象試合が中継された。さらに準決勝、3位決定戦、決勝もDAZNの無料配信対象となったため、無料視聴の選択肢は日本代表戦だけに限られなかった。
大会は2026年7月20日(日本時間)に終了したが、放送体制を振り返る際に押さえておきたい判断基準は次の3点だ。
- 地上波:注目カードや日本代表戦を手軽に楽しむ方法。
- NHK BSプレミアム4K:全試合を高精細映像で楽しむ方法。ただし録画放送を含む。
- DAZN:全104試合をリアルタイムで追いかける方法。対象プランと無料配信の範囲を確認する。
今大会は48チーム・104試合という史上最大規模の大会だった。テレビの地上波中継とインターネット配信がそれぞれの強みを生かし、従来より多くの試合にアクセスできる観戦環境が整った大会として記憶されるだろう。
次回大会や今後の国際大会でも、放送局の担当試合数、無料配信の対象、ライブ配信と録画放送の違いを確認することが、見たい試合を見逃さないための基本となる。