オリンピック開会式音楽2026最新|ミラノ大会の曲名・出演歌手と歴史を徹底解説

目次

2026年11月現在、オリンピック開会式音楽を振り返るうえで外せないのが、2月6日に開催されたミラノ・コルティナ2026冬季オリンピックの開会式だ。マライア・キャリー、ローラ・パウジーニ、アンドレア・ボチェッリという世界的な歌手に加え、チェチーリア・バルトリとピアニストのラン・ランが出演。イタリアの伝統音楽、世界的なポップス、オペラ、そして五輪の象徴であるオリンピック讃歌が一つの舞台に集結した。

今回の注目曲は、マライア・キャリーが披露した「Nel blu dipinto di blu(Volare)」、アンドレア・ボチェッリによるプッチーニの「Nessun dorma」、そしてバルトリとラン・ランが演奏したオリンピック讃歌など。一方、大会公式サウンドトラックにはダルダストの「Fantasia Italiana」が採用されている。これらはそれぞれ異なる役割を持つ音楽だ。パリ2024のセリーヌ・ディオンの名演や、ジョン・ウィリアムズの五輪ファンファーレ、日本のテレビ局が選ぶ応援ソングとの違いも含め、開会式音楽の全体像を整理する。

📌 【この記事の重要ポイントまとめ】

  • 2026年の注目曲:マライア・キャリーの「Nel blu dipinto di blu」、ボチェッリの「Nessun dorma」などが披露された。
  • 五輪讃歌の歴史:1896年アテネ大会で初演され、作曲者はスピロ・サマラ、作詞者はコスティス・パラマス。
  • パリ2024との違い:セリーヌ・ディオンはエディット・ピアフの「Hymne à l'amour」を歌い、フランス文化を象徴した。
  • 日本の応援ソングとの違い:開会式の公式儀礼音楽と、NHKや民放各局の放送テーマソングは別のカテゴリーに属する。

【2026年最新】ミラノ・コルティナ2026開会式の曲名と出演歌手一覧

オリンピック開会式音楽

ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピックの開会式は、2026年2月6日、イタリア・ミラノのサン・シーロを中心に開催された。

式典全体のテーマは、イタリア語で「調和」を意味するArmonia(アルモニア)。ミラノとコルティナ、リヴィーニョ、プレダッツォという4つの会場をつなぎ、都市と山岳地域、伝統と現代文化を音楽と演出によって結び付けた。

国際オリンピック委員会(IOC)の開催後の発表によると、サン・シーロでの観客数は61,221人、山岳地域の会場には約10,000人が参加。出演者は約1,400人、音楽家は500人に上り、リハーサルは700時間を超えた。

マライア・キャリーが歌ったのはイタリアの国民的名曲

オリンピック開会式音楽

開会式前半の大きな見どころとなったのが、アメリカの歌姫マライア・キャリーの登場だ。

披露した楽曲は、イタリアの歌手ドメニコ・モドゥーニョの代表曲「Nel blu dipinto di blu」。世界的にはサビの言葉から「Volare」の愛称でも知られている。

1958年に発表されたこの曲は、イタリア音楽を象徴する作品として国際的に親しまれてきた。イタリアを開催国とする大会で、世界的なアメリカ人歌手がイタリア語の名曲を歌う構成には、開催国への敬意と国際的な発信という二つの意味がある。

さらに、マライアは自身の楽曲「Nothing Is Impossible」も披露した。イタリアの音楽遺産と現代のポップミュージックをつなぐ演出だった。

ローラ・パウジーニはイタリア国歌を担当

オリンピック開会式音楽

イタリアを代表する歌手ローラ・パウジーニは、イタリア国歌「Il Canto degli Italiani」を歌唱した。

「Inno di Mameli」や「Fratelli d'Italia」の名称でも知られるこの国歌は、イタリアの国家的アイデンティティーを象徴する作品だ。

ここで注意したいのは、ローラ・パウジーニが歌ったのはオリンピック讃歌ではなく、開催国イタリアの国歌だという点である。国旗や国家を象徴する音楽と、オリンピックそのものを象徴する音楽は、式典上の役割が異なる。

アンドレア・ボチェッリは「Nessun dorma」を熱唱

もう一つの大きな見せ場が、イタリアの世界的テノール歌手アンドレア・ボチェッリによる歌唱だった。

披露されたのは、ジャコモ・プッチーニのオペラ「Turandot(トゥーランドット)」に登場するアリア「Nessun dorma(誰も寝てはならぬ)」である。

特に有名なのが、終盤に登場する「All'alba vincerò(夜明けに私は勝つ)」という歌詞だ。このフレーズが力強い勝利へのイメージと重なり、競技者が世界最高峰の舞台に挑むオリンピックの雰囲気に結び付いた。

なお、「All'alba vincerò」は楽曲の正式なタイトルではなく、「Nessun dorma」の終盤に登場する歌詞である。曲名を調べる際に混同しやすい部分だ。

ラン・ランのピアノとチェチーリア・バルトリの歌声

開会式の儀礼的な音楽のクライマックスでは、中国の世界的ピアニスト、ラン・ランとイタリアのメゾソプラノ歌手チェチーリア・バルトリが共演した。

二人が披露したのはオリンピック讃歌(Olympic Anthem)。ミラノ・スカラ座の児童合唱団も加わり、オリンピック旗の掲揚に合わせて演奏された。

ポップスやオペラの名曲とは異なり、この楽曲はオリンピックの公式儀礼に結び付く音楽である。世界各国の選手が集まる式典において、音楽が国境を越える象徴となった場面だった。

大会公式サウンドトラックはダルダストの「Fantasia Italiana」

もう一つ、2026年の音楽を語るうえで欠かせないのが、イタリアのピアニスト兼音楽プロデューサー、ダルダスト(Dardust、本名ダリオ・ファイニ)が制作した「Fantasia Italiana」だ。

2025年12月29日に大会公式サウンドトラックとして発表され、2026年1月16日に配信が始まった。

ピアノの旋律と電子音楽を組み合わせ、ミラノの都市的な音風景とコルティナの山岳風景を表現。エンニオ・モリコーネやジョルジオ・モロダーの音楽的遺産、サレント地方の伝統的なピッツィカ、アルプスの合唱文化などから着想を得ている。

ただし、これは大会全体の公式サウンドトラックであり、マライア・キャリーやボチェッリが開会式で披露した個別の歌唱曲とは区別する必要がある。

【検証資料 1】オリンピック開会式音楽の当時の様子・関連報道写真(出典:Yahoo!ニュース)

【出演歌手を徹底整理】マライア・キャリー、ボチェッリ、パウジーニの役割とは

ミラノ・コルティナ2026の音楽演出には、単に有名歌手を集める以上の意図があった。世界的な知名度を持つポップス、イタリアの伝統を受け継ぐ歌唱、クラシック音楽、そして五輪の公式儀礼を、それぞれ異なる出演者に託している。

出演者と音楽の特徴

マライア・キャリーは、国際的なポップミュージックを代表する存在として、イタリアの名曲を世界に向けて届けた。開催国の文化を外国人アーティストの視点から表現した点が特徴だ。

ローラ・パウジーニは、イタリア国歌を担当することで、開催国の国家的なアイデンティティーを象徴した。世界的なポップスターでありながら、イタリアを代表する歌手としての役割も担っている。

アンドレア・ボチェッリは、オペラの名曲を通じてイタリアのクラシック音楽の伝統を表現した。特に「Nessun dorma」は、世界中の音楽ファンに知られる作品であり、競技者の挑戦や勝利という五輪のイメージにも重なる。

チェチーリア・バルトリとラン・ランは、オリンピック讃歌の演奏を通じて、式典の公式性と国際的な連帯感を表現した。児童合唱団を加えた構成には、次世代へ受け継がれるオリンピックの理念という意味合いもある。

また、ラッパーのガリは、ジャンニ・ロダーリの詩「Promemoria」を朗読。音楽だけでなく、言葉を通じて戦争の拒否と平和を訴える演出にも参加した。

【曲名・出演者・関係者一覧】ミラノ大会の音楽相関表

2026年の開会式では、歌手、演奏家、作曲家がそれぞれ異なる場面を担当した。混同しやすい出演者と楽曲の関係を整理すると、次のようになる。

人物・関係者 楽曲・担当内容 役割・特徴
マライア・キャリー Nel blu dipinto di blu、Nothing Is Impossible 国際的ポップスとイタリアの名曲を融合
ローラ・パウジーニ Il Canto degli Italiani イタリア国歌を歌唱
アンドレア・ボチェッリ Nessun dorma プッチーニのオペラ作品を歌唱
チェチーリア・バルトリ オリンピック讃歌 メゾソプラノとして公式儀礼を担当
ラン・ラン オリンピック讃歌のピアノ演奏 バルトリ、スカラ座児童合唱団と共演
ダルダスト Fantasia Italiana 大会公式サウンドトラックを制作
MACE・アンドレア・ファッリ 選手入場時の音楽演出 DJ・作曲家として行進の音楽を担当
ロベルト・カッチャパーリア 聖火台点灯時の音楽 音楽ディレクター・作曲家として参加
ラッファエッラ・カッラへのオマージュ A far l'amore comincia tu イタリアのポップカルチャーを紹介

この一覧から分かるのは、開会式音楽が一人の作曲家や歌手によって統一されるものではないということだ。大会公式サウンドトラック、国家儀礼、選手入場、聖火点灯など、場面ごとに異なる音楽制作の担当者が存在する。

IOCが公開した公式プログラムにも、クリエイティブディレクターのマルコ・バリッチや、選手入場の音楽を担当したアンドレア・ファッリ、DJのMACE、聖火台点灯の音楽を担当したロベルト・カッチャパーリアらの名前が記録されている。

【検証資料 2】オリンピック開会式音楽の活動歴およびメディア掲載記録(出典:Yahoo!ニュース)

【オリンピック音楽の歴史】五輪讃歌の作曲者スピロ・サマラとジョン・ウィリアムズ

オリンピック開会式の音楽には、大会ごとに変わる演出音楽と、長い歴史の中で受け継がれてきた公式の音楽がある。

その代表が、1896年のアテネ大会から歴史を持つオリンピック讃歌だ。

1896年アテネ大会で初演されたオリンピック讃歌

オリンピック讃歌の作曲者は、ギリシャの作曲家スピロ・サマラ(Spyros Samaras)。作詞を担当したのは、ギリシャの詩人コスティス・パラマス(Kostis Palamas)である。

近代オリンピックの第1回大会となる1896年アテネ大会で初めて演奏され、当時は9つの吹奏楽団と250人の合唱団によって披露された。

ただし、初演後すぐに現在のような公式音楽として定着したわけではない。大会ごとに異なる音楽が使われた時期を経て、IOCは1958年の東京総会でサマラの作品を正式なオリンピック讃歌として採用した。

1960年のスコーバレー冬季大会から、オリンピック旗の掲揚・降納に合わせて使用される儀礼音楽として定着していった。

つまり、1896年に生まれた音楽が、時代を越えて現在のオリンピックの象徴として残っているのである。

ジョン・ウィリアムズの「Olympic Fanfare and Theme」

オリンピック音楽を語る際、もう一つ欠かせないのが、映画音楽の巨匠ジョン・ウィリアムズによる「Olympic Fanfare and Theme」だ。

この作品は、1984年のロサンゼルス大会に向けて大会組織委員会から依頼されて制作された。1984年6月12日にボストンで初演され、同年7月28日の開会式ではウィリアムズ自身が指揮を担当した。

金管楽器の力強いファンファーレから壮大な旋律へ展開する構成は、選手の入場や競技の始まりを盛り上げる音楽として広く親しまれてきた。

一方、オリンピックのテレビ中継で耳にすることが多い「Bugler's Dream」は、レオ・アルノーが作曲した別の作品である。ジョン・ウィリアムズの楽曲とは異なり、1968年からアメリカのABCによる五輪中継で使用され、オリンピックを連想させるファンファーレとして定着した。

ここで押さえておきたいのは、オリンピック讃歌、ジョン・ウィリアムズのファンファーレ、テレビ中継で使用される五輪関連音楽は、それぞれ別の作品・役割を持つということだ。

開会式音楽が持つ公式ルール

IOCの説明によると、現在の開会式の基本的な儀礼は、1920年のアントワープ大会で大部分が整備された。その後の大会で発展し、オリンピック憲章に基づく式典の流れとして受け継がれている。

主な流れは、国家元首とIOC会長の入場、開催国の国歌演奏、選手団入場、公式演説、開会宣言、オリンピック旗の掲揚とオリンピック讃歌、選手らによる宣誓、聖火点灯、芸術的な演出という構成だ。

このように、開会式音楽には演出上の自由が認められる部分と、五輪の伝統を守るために継続される儀礼上の部分が共存している。

【パリ2024と歴代大会を比較】セリーヌ・ディオンが残した名場面

オリンピック開会式の音楽は、開催国の文化を世界に伝える重要な手段だ。ミラノ・コルティナ2026と比較するうえで象徴的なのが、2024年7月26日に開催されたパリ2024の開会式である。

セリーヌ・ディオンが歌った「Hymne à l'amour」

パリ2024の開会式で大きな話題を集めたのが、カナダ出身の歌手セリーヌ・ディオンの出演だった。

セリーヌが披露したのは、フランスの伝説的歌手エディット・ピアフの名曲「Hymne à l'amour(愛の讃歌)」。エッフェル塔のバルコニーから歌い上げ、式典を締めくくる印象的な場面となった。

このパフォーマンスは、2020年以降に公の場でライブ歌唱を行っていなかったセリーヌの復帰という意味でも注目された。本人の公式発表によると、2024年10月には五輪での歌唱音源も正式にリリースされている。

フランスを代表する楽曲を、世界的な歌手がパリの象徴であるエッフェル塔から歌う。この構成は、開催国の歴史、文化、音楽を一つの場面に集約したものだった。

2026年ミラノ大会との音楽的な違い

パリ2024とミラノ・コルティナ2026を比較すると、両大会の音楽演出には明確な違いがある。

パリ2024は、セーヌ川やエッフェル塔など都市そのものを舞台にし、フランスの歴史や文化を強く打ち出した。セリーヌ・ディオンの「Hymne à l'amour」は、その象徴的な場面だった。

一方、ミラノ・コルティナ2026は、都市と山岳地域を複数会場で結ぶ「Armonia」が中心。イタリアのオペラ、ポップス、伝統音楽、現代的な電子音楽を組み合わせ、地域の多様性を音楽で表現した。

歴代大会で受け継がれる音楽の魅力

歴代大会の音楽には、開催国の特色を反映した印象的な演出が数多くある。

  • ロサンゼルス1984:ジョン・ウィリアムズの「Olympic Fanfare and Theme」が誕生。85台のグランドピアノによるガーシュウィンの「Rhapsody in Blue」も演出の象徴となった。
  • 北京2008:2,008人のドラマーによる一斉演奏が、壮大な開会式の幕開けを印象付けた。
  • パリ2024:セリーヌ・ディオンが「Hymne à l'amour」を披露。フランスの音楽文化と五輪の理念を結び付けた。
  • ミラノ・コルティナ2026:マライア・キャリー、ボチェッリ、パウジーニらが参加し、イタリアの音楽遺産と国際的なポップカルチャーを融合させた。

IOCの教育資料でも、ロサンゼルス1984の演奏や北京2008のドラミングなどは、音楽が開会式の象徴的な場面を生み出す事例として紹介されている。

歴代大会を振り返ると、単に有名な歌手が出演することだけが名演出の条件ではない。開催国の文化をどう表現するか、どの楽曲をどの場面に配置するかによって、その大会ならではの音楽的な記憶が生まれる。

【検証資料 3】オリンピック開会式音楽に関する近況・インタビュー報道記録(出典:産経ニュース)

【混同注意】開会式音楽と日本のオリンピック応援ソングは何が違う?

日本でオリンピックの音楽を調べる際、開会式で流れる曲と、テレビ中継で繰り返し流れる応援ソングを同じものとして扱ってしまうことがある。

しかし、両者は制作主体も使用目的も異なる。

オリンピック讃歌・国歌・公式サウンドトラックの違い

まず、次の4種類を区別すると分かりやすい。

1.オリンピック讃歌

IOCが公式に採用した五輪の象徴的な音楽。開会式ではオリンピック旗の掲揚に合わせて演奏される。サマラ作曲、パラマス作詞の作品が現在の公式讃歌だ。

2.開催国の国歌

開催国の国家を象徴する音楽。ミラノ大会ではローラ・パウジーニがイタリア国歌を歌った。オリンピック讃歌とは目的が異なる。

3.大会公式サウンドトラック

大会組織委員会などが大会のブランドや世界観を表現するために制作する音楽。2026年の「Fantasia Italiana」がその代表例だ。大会の映像、演出、各種コンテンツなどで活用される。

4.放送局・日本代表の応援ソング

NHKや民放各局、スポーツ団体などが選手や視聴者を応援する目的で採用する楽曲。開会式の公式儀礼音楽とは別のカテゴリーに属する。

2026年の日本の応援ソングはback numberなど

ミラノ・コルティナ2026では、日本の放送でも複数のテーマソングが使用された。

NHKのウィンタースポーツテーマソングには、back numberの「どうしてもどうしても」が採用された。2025年12月に発表され、2026年のミラノ・コルティナオリンピックとパラリンピックの放送でも使用された楽曲である。

制作にあたって、ボーカルの清水依与吏は、最高峰のアスリートだけでなく、思うように頑張れない時期を経験しながらも諦めずに進む人にも寄り添う音楽を目指したと説明している。

この視点は、勝者だけでなく、競技に向けて努力を重ねるすべての選手や、それぞれの生活の中で挑戦する人々を応援するテーマソングとして興味深い。

パリ2024ではYOASOBI「舞台に立って」が話題に

日本の応援ソングを代表する例としては、パリ2024でNHKスポーツテーマに採用されたYOASOBIの「舞台に立って」が挙げられる。

作詞・作曲・編曲をAyaseが担当し、ikuraが歌唱した楽曲で、アスリートが大舞台に立つまでの葛藤や挑戦をテーマに制作された。

こちらも開会式で演奏された公式儀礼音楽ではなく、オリンピックやパラリンピックの放送を通じて視聴者に届けられるテーマソングである。

日本では放送局ごとに異なるテーマソングが採用されることも多い。したがって、ある曲が「オリンピックの公式ソング」と紹介されていても、IOCが公式に採用した楽曲なのか、NHKや民放の番組テーマなのか、TEAM JAPANの応援ソングなのかを確認する必要がある。

【オリンピック開会式音楽に関するよくある質問(FAQ)】

Q1:2026年ミラノ・コルティナ大会でマライア・キャリーが歌った曲は何ですか?
A1:ドメニコ・モドゥーニョの「Nel blu dipinto di blu(Volare)」と、マライア自身の楽曲「Nothing Is Impossible」です。

Q2:オリンピック讃歌の作曲者は誰ですか?
A2:ギリシャの作曲家スピロ・サマラです。作詞は詩人コスティス・パラマスが担当しました。1896年アテネ大会で初演され、1958年にIOCが公式採用しました。

Q3:アンドレア・ボチェッリが2026年に歌った曲は何ですか?
A3:プッチーニのオペラ「トゥーランドット」に登場する「Nessun dorma」です。「All'alba vincerò」という有名な歌詞が曲名と混同されることがあります。

Q4:ラン・ランは開会式で何を演奏しましたか?
A4:チェチーリア・バルトリ、ミラノ・スカラ座の児童合唱団とともにオリンピック讃歌を演奏しました。ピアノを担当しています。

Q5:ジョン・ウィリアムズのオリンピックファンファーレは公式讃歌ですか?
A5:いいえ。「Olympic Fanfare and Theme」は1984年ロサンゼルス大会のために制作された作品です。公式オリンピック讃歌はスピロ・サマラが作曲した別の楽曲です。

Q6:パリ2024でセリーヌ・ディオンが歌った曲は何ですか?
A6:エディット・ピアフの「Hymne à l'amour(愛の讃歌)」です。2024年7月26日、エッフェル塔のバルコニーから披露されました。

Q7:日本のオリンピック応援ソングは開会式でも流れますか?
A7:必ずしも流れるわけではありません。NHKや民放各局のテーマソングは主にテレビ中継で使用される楽曲であり、開会式の公式演奏曲やオリンピック讃歌とは別のものです。

まとめ:【プロの結論】オリンピック開会式音楽は開催国の文化と五輪の理念をつなぐ

2026年のミラノ・コルティナ大会は、オリンピック開会式音楽の魅力を改めて示した大会だった。

マライア・キャリーによる「Nel blu dipinto di blu」、ローラ・パウジーニのイタリア国歌、アンドレア・ボチェッリの「Nessun dorma」、そしてチェチーリア・バルトリとラン・ランによるオリンピック讃歌。それぞれの音楽が異なる役割を担い、イタリアの伝統と世界共通のオリンピック精神を表現した。

さらに、ダルダストの「Fantasia Italiana」は大会全体の音楽的な個性を形作り、複数会場を結ぶ演出を支えた。これは、開会式の音楽が単なる背景音ではなく、大会のブランドや開催地の文化を伝える重要な要素であることを示している。

一方、1896年に生まれたオリンピック讃歌や、1984年に登場したジョン・ウィリアムズのファンファーレ、パリ2024でのセリーヌ・ディオンの名演は、時代や開催国が変わっても音楽が大会の記憶を残す力を持つことを教えてくれる。

【プロの結論】 オリンピック開会式音楽を正しく理解するには、次の3つの視点が欠かせない。

  • 歴史的な視点:オリンピック讃歌のように、長い年月を経ても継承される公式儀礼音楽を知ること。
  • 文化的な視点:開催国の国歌、伝統音楽、現代のポップスがどのように組み合わされているかを見ること。
  • 制度的な視点:IOCの公式音楽、大会公式サウンドトラック、放送局のテーマソングを正しく区別すること。

音楽は、国籍も言語も異なる選手と観客を同じ場所に結び付ける。2026年のイタリア大会で鳴り響いた数々の旋律も、競技結果とは別の形で、オリンピックの記憶として受け継がれていくだろう。

次のロサンゼルス2028大会では、アメリカの音楽文化がどのような形で式典に取り入れられるのか。開催国の個性と五輪の伝統が再び交差する瞬間に注目したい。