女子バレー日本代表2026最新メンバー37人とVNL・アジア大会の結果を徹底解説
2026年11月1日現在、女子バレー日本代表はフェルハト・アクバシュ監督のもと、2028年ロサンゼルスオリンピックを見据えたチーム強化を進めている。日本バレーボール協会(JVA)は4月15日、初選出14人を含む2026年度の登録メンバー37人を発表。石川真佑、佐藤淑乃、和田由紀子、関菜々巳ら実績ある選手に加え、秋本美空や高校生・大学生の若手も名を連ねた。
今季はバレーボールネーションズリーグ(VNL)2026で7位、女子アジア選手権で3位、第20回アジア競技大会で銀メダルを獲得。大会ごとに選手構成やキャプテンが異なる点も特徴だ。最新の37人一覧、ポジション・背番号、アクバシュ監督の方針、注目選手の役割、主要大会の試合結果まで整理する。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 登録メンバー:2026年度の女子日本代表は37人。初選出は14人で、若手からベテランまで幅広い構成。
- 監督・主将:監督はフェルハト・アクバシュ。シーズンの主将は石川真佑、アジア大会では関菜々巳が主将を務めた。
- 大会成績:VNLは7位、女子アジア選手権は3位、愛知・名古屋アジア競技大会は銀メダル。
【まず押さえる】2026年の女子バレー日本代表は37人登録、各大会の出場者は別
2026年度の女子日本代表を理解するうえで、最初に押さえておきたいのが「登録メンバー」と「大会出場メンバー」の違いだ。
JVAは2026年4月15日、女子日本代表の年間登録メンバー37人を発表した。選出したのはフェルハト・アクバシュ監督で、初選出は14人。選手たちは4月下旬から順次集合し、国内合宿を通じてチーム作りを進めた。
ただし、37人全員がVNLやアジア競技大会に出場したわけではない。年間登録された選手の中から、コンディションや戦術、対戦相手、大会の目的に応じて出場メンバーを絞り込む方式が採られている。
実際、2026年は大会ごとに次のような人数構成となった。
- 年間登録メンバー:37人
- VNLファイナルラウンド:14人
- 2026女子アジア選手権:14人
- 第20回アジア競技大会:12人
したがって、ネット上で見かける「女子バレー日本代表37人」と「アジア大会日本代表12人」は、どちらかが間違っているわけではない。発表された時期と対象大会が違うのだ。
また、2026年度の特徴は、国際大会で経験を積んできた選手と新しい世代を同じ強化枠に組み込んだこと。大学生や高校生も選出され、将来の代表を担う選手を早い段階から国際舞台に近づける編成となっている。
【2026年最新メンバー】女子バレー日本代表37人をポジション・背番号別に一覧

2026年度の登録メンバーは、アウトサイドヒッター14人、ミドルブロッカー10人、セッター8人、リベロ5人の計37人。以下は4月発表の登録メンバーをポジションと背番号で整理した一覧だ。
アウトサイドヒッター(OH)14人

- 1番:和田由紀子
- 4番:石川真佑(主将)
- 5番:佐藤淑乃
- 16番:鴫原ひなた
- 17番:川添美優
- 18番:宮部愛芽世
- 21番:廣田あい
- 22番:北窓絢音
- 25番:大森咲愛
- 26番:秋本美空
- 28番:佐藤彩夏
- 30番:志摩美古都
- 34番:忠願寺莉桜
- 36番:大雲舞子
OHは攻撃の中心を担うポジション。レフトやライトからのスパイクだけでなく、レシーブやサーブでもチームを支える。石川、佐藤、和田といった主力に加え、秋本や忠願寺、大雲など次世代の選手が入っている点が見どころだ。
ミドルブロッカー(MB)10人
- 2番:荒木彩花
- 3番:島村春世
- 11番:山田二千華
- 13番:山口真季
- 15番:宮部藍梨
- 20番:本田凜
- 23番:井上未唯奈
- 27番:馬場柚希
- 29番:甲萌香
- 35番:山下裕子
MBはネット際のブロックとクイック攻撃を担当する。山田二千華や宮部藍梨のような経験者に加え、本田凜、井上未唯奈、馬場柚希、山下裕子といった選手も登録されている。高さと機動力をどう組み合わせるかがチーム編成のポイントになる。
セッター(S)8人
- 6番:関菜々巳
- 7番:栄絵里香
- 10番:中川つかさ
- 14番:塩出仁美
- 24番:花岡千聡
- 31番:松井珠己
- 33番:二宮みずき
- 37番:小林天音
セッターは攻撃を組み立てる司令塔。アタッカーの特徴や相手ブロッカーの位置を読み、トスの高さや速さ、配球を使い分ける。経験豊富な関や栄に加え、大学・高校世代の選手まで選ばれている。
リベロ(L)5人
- 8番:小島満菜美
- 9番:岩澤実育
- 12番:福留慧美
- 19番:西崎愛菜
- 32番:西村弥菜美
リベロは守備専門のポジションで、サーブレシーブやディグを通じて攻撃につながるボールを供給する。強力なスパイクを持つ海外チームと戦う日本にとって、安定した守備は攻撃力を発揮するための土台になる。
なお、背番号は登録時点のメンバー表に基づく。大会ごとの最終登録や選手の入れ替えによって、出場メンバーは異なるため、試合単位で確認する場合は各大会の公式登録表が基準となる。
【監督と注目選手】アクバシュ体制の軸は石川真佑・佐藤淑乃・関菜々巳
フェルハト・アクバシュ監督は女子日本代表初の外国人監督
2026年のチームを率いるのは、トルコ出身のフェルハト・アクバシュ監督だ。
JVAは2025年2月21日、2026年度からの女子日本代表監督として同氏の就任内定を発表した。女子日本代表史上初の外国人監督であり、2017年から2年間、日本代表のコーチを務めた経験も持つ。
海外ではトルコやルーマニアなどで指導経験を積み、クラブ世界選手権での実績も評価された。日本の選手やチーム事情を理解していることと、国際的な指導経験を持つことが起用の背景にある。
アクバシュ監督が掲げる大きな目標は、2028年ロサンゼルスオリンピックへの出場と、その先のメダル獲得だ。2026年5月のキックオフ会見では、日本代表を強くする決意を示し、「日本の国旗を一番高いところに」と語った。
石川真佑:シーズンを通じてチームを率いる主将
石川真佑はアウトサイドヒッターで、2026年度の女子日本代表キャプテンを務める。背番号は4番。
攻撃面ではスパイクで得点を狙い、守備面ではレシーブにも参加する。単純な得点力だけでなく、攻守の両面でチームを支える存在だ。
2026年5月11日のJVA公式会見でもキャプテンとして登壇し、選手とスタッフが一つになってシーズン目標に向かう考えを示した。VNLと女子アジア選手権では主将としてチームを率いている。
佐藤淑乃:攻撃の中心を担うアウトサイドヒッター
佐藤淑乃は背番号5番のアウトサイドヒッター。2025年のVNLや世界選手権でも日本の上位進出に貢献し、2026年も代表の中心選手として選ばれた。
2026年の所属先はイタリアのヴェロ・バレー・ミラノ。海外リーグでの経験を代表活動に持ち込み、攻撃の選択肢を増やすことが期待される。
JVAの5月の会見では、どのような状況でもチームの勝利に貢献したいという意気込みを語っている。石川や和田との攻撃の組み合わせにも注目したい。
関菜々巳:試合を組み立てる司令塔、アジア大会では主将
関菜々巳は背番号6番のセッター。相手のブロックを見ながら、どのアタッカーにボールを託すかを判断する役割を担う。
関は5月のJVA公式会見で、セッターとして相手ブロッカーとの駆け引きを楽しみながら、アタッカーの能力を最大限に引き出したいと話した。
ここで重要なのがキャプテンの違いだ。2026年度の代表全体では石川真佑が主将だが、9月のアジア競技大会では石川が選出されなかったため、関が大会チームのキャプテンを務めた。関菜々巳が主将という情報も正しく、対象となる大会が異なる。
秋本美空:2026年の若手注目株
秋本美空は2006年8月18日生まれのアウトサイドヒッター。身長185cmで、背番号26番を付ける。
2026年度の登録メンバーに選ばれ、VNLやアジア競技大会の出場メンバーにも名を連ねた。アジア競技大会では決勝まで戦い、銀メダルを獲得している。
身長を生かした攻撃やブロックで存在感を発揮できるかが注目点。若い選手が国際大会で経験を積むことは、2028年以降の代表強化にもつながる。
また、和田由紀子も注目したい選手の一人だ。背番号1番のアウトサイドヒッターで、イタリアのUYBAバレー・ブスト・アルシーツィオに所属。2026年の女子アジア選手権ではイランとの3位決定戦でチーム最多の19得点を記録した。
【大会別メンバーと成績】VNL・アジア選手権・アジア競技大会を比較
2026年の女子日本代表は、主要3大会でそれぞれ異なるメンバー構成を採用した。年間登録37人を基礎にしながら、国際大会での目標や準備期間に応じて選手を選んでいる。
| 大会 | 開催期間 | 出場人数・主将 | 日本の最終成績 |
|---|---|---|---|
| VNL 2026 | 6月3日~7月26日 | ファイナル14人・石川真佑 | 7位・準々決勝敗退 |
| 女子アジア選手権 | 8月21日~30日 | 14人・石川真佑 | 3位・銅メダル |
| 第20回アジア競技大会 | 9月16日~22日 | 12人・関菜々巳 | 2位・銀メダル |
VNL 2026:ファイナル進出も最終順位は7位
VNLは世界の強豪国が参加する国際大会で、2026年の女子日本代表は予選ラウンドを戦い、ファイナルラウンドへの進出を果たした。
ファイナルラウンドの準々決勝は7月22日。日本はブラジルと対戦し、セットカウント1-3で敗れた。
セットスコアは以下の通り。
- 第1セット:日本26-24ブラジル
- 第2セット:日本22-25ブラジル
- 第3セット:日本16-25ブラジル
- 第4セット:日本20-25ブラジル
最終順位は7位。ファイナルラウンドに進んだことは成果だが、上位進出には強豪国との競り合いを勝ち切る力が必要であることも示された。
女子アジア選手権:五輪出場権獲得には届かず3位
8月21日から30日まで中国・天津で開催された2026女子アジア選手権は、2028年ロサンゼルスオリンピックの出場権が懸かった重要な大会だった。
日本は準決勝でタイに1-3で敗れ、決勝進出を逃した。翌日の3位決定戦ではイランに3-0で勝利し、最終順位は3位となった。
優勝したタイがアジア枠の五輪出場権を獲得。日本はこの大会での直接出場権獲得を逃したものの、3位に入ったことで2027年のワールドカップ出場権を得ている。
アジア競技大会:若手中心の12人で銀メダル
9月16日から22日まで愛知・名古屋で開催された第20回アジア競技大会では、日本は12人で大会に臨んだ。
この大会では石川真佑がメンバーに入らず、関菜々巳がキャプテンを担当。秋本美空、和田由紀子、佐藤淑乃らが選出された。
日本は決勝まで勝ち進んだが、中国に0-3で敗戦。最終順位は銀メダルの2位だった。
同じ2026年の代表でも、VNLとアジア選手権では石川が主将、アジア大会では関が主将という違いがある。大会別のメンバー表を確認することが、選手の出場状況を正しく把握するポイントだ。
【試合日程・試合結果】2026年女子日本代表の主要カードを時系列で整理
2026年度の女子日本代表は、春の国内合宿からVNL、女子アジア選手権、アジア競技大会へと続く長いシーズンを戦った。
VNL 2026の日程
- 6月3日~7日:第1週・カナダのケベックシティ
- 6月17日~21日:第2週・フィリピンのパシグシティ
- 7月8日~12日:第3週・大阪のAsueアリーナ大阪
- 7月22日~26日:ファイナルラウンド・中国のマカオ
日本は予選ラウンドで8勝4敗の成績を残し、ファイナルラウンドへ進出。7月22日の準々決勝でブラジルに敗れ、最終順位は7位となった。
アジア競技大会の日本戦結果
アジア競技大会では、予選から決勝まで5試合を戦った。日本の全試合結果は次の通り。
- 9月16日・ネパール戦:3-0で勝利(25-8、25-12、25-11)
- 9月18日・インドネシア戦:3-1で勝利(25-19、25-13、23-25、25-23)
- 9月20日・チャイニーズタイペイ戦:3-0で勝利(25-12、25-16、25-19)
- 9月21日・韓国戦:3-0で勝利(25-20、25-22、25-16)
- 9月22日・中国戦:0-3で敗戦(19-25、20-25、23-25)
準決勝の韓国戦ではストレート勝ちを収めた一方、決勝では中国に3セットを連取された。中国との決勝戦は、アジアのトップレベルで勝ち切るために必要な攻撃力や試合運びを考える材料となった。
なお、VNLとアジア競技大会では大会形式も対戦相手も異なる。単純に順位だけを並べるのではなく、どの大会でどのメンバーが出場し、どのような課題に直面したのかを合わせて見ることが大切だ。
【歴代メンバーから現在へ】2026年のチームに見える世代交代と強化課題
女子バレー日本代表は、長年にわたって国内リーグや海外リーグで活躍する選手を組み合わせながら、国際大会に挑んできた。2026年のチームも、その流れを引き継ぎつつ、次のオリンピック世代を育成する段階に入っている。
2025年のベスト4から2026年の新体制へ
2025年の日本はVNLと女子世界選手権でともに4位という成績を残した。そこからアクバシュ監督の指揮下で、2026年度のチーム編成が進められた。
特徴的なのは、経験豊富な選手を残しながら、初選出14人を加えたことだ。代表経験のある石川、佐藤、和田らと、大学生・高校生世代が同じ強化グループに入ることで、短期的な大会結果と中長期的な選手育成を両立させようとしている。
この構成は、単に若手を増やしたという話ではない。複数の選手が同じポジションを争うことで、試合ごとの相手やコンディションに合わせて選択できる選手層を作る狙いがある。
アクバシュ監督が明らかにした2026年の課題
2026年10月20日のJVAシーズン総括会見で、アクバシュ監督は今季を振り返り、VNLでファイナルラウンドに進んだ一方、アジア選手権では主要目標を達成できなかったと説明した。
監督はアジア選手権について、「何を改善すべきかが明確になった大会」という趣旨で総括。具体的な課題として、プレッシャーの大きな試合でのメンタル面、切り返しからのアタック、タイの速いコンビネーションへの対応を挙げた。
これは、単に個人の得点力を高めれば解決する問題ではない。相手の攻撃を受けた後、守備から攻撃に切り替えるまでの連係や、ブロックを利用した配球の判断など、チーム全体の完成度が問われている。
2028年ロサンゼルス五輪に向けて注目すべきこと
2026年は五輪出場権獲得を目指す重要なシーズンだった。女子アジア選手権での直接出場権獲得はならなかったが、2027年ワールドカップの出場権を確保し、アジア競技大会では銀メダルを獲得した。
今後の代表を評価する際は、次の3点を見ておきたい。
- 攻撃の多様性:石川、佐藤、和田、秋本らの攻撃をどのように組み合わせるか。
- 守備から攻撃への切り替え:相手の速い攻撃を受けた後、どれだけ素早く反撃できるか。
- 選手層の厚さ:大会ごとのメンバー変更があっても、チーム全体の連係を維持できるか。
歴代の日本代表と現在のチームを比較する場合も、単に有名選手がいるかどうかではなく、ポジションごとの競争や若手の成長、国際大会での対応力を基準に見ると、チームの変化が理解しやすい。
【女子バレー日本代表2026】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年の女子バレー日本代表メンバーは何人ですか?
A1:2026年4月15日にJVAが発表した年間登録メンバーは37人です。初選出は14人。VNLのファイナルラウンドは14人、女子アジア選手権も14人、アジア競技大会は12人と、大会ごとに出場者が絞られました。
Q2:2026年の女子バレー日本代表の主将は誰ですか?
A2:2026年度の代表チーム全体では石川真佑が主将です。ただし、石川が選出されなかった9月のアジア競技大会では、セッターの関菜々巳が主将を務めました。どちらも正しい情報で、対象大会が異なります。
Q3:秋本美空は2026年の日本代表に選ばれていますか?
A3:選ばれています。秋本美空はアウトサイドヒッターで背番号26番。2026年度の登録メンバーに入り、VNLやアジア競技大会の出場メンバーにも選ばれました。アジア競技大会では日本の銀メダル獲得に貢献しています。
Q4:女子日本代表の2026年VNLの順位は何位ですか?
A4:最終順位は7位です。ファイナルラウンドに進出しましたが、7月22日の準々決勝でブラジルに1-3で敗れました。
Q5:2026年のアジア競技大会で日本は優勝しましたか?
A5:優勝ではなく準優勝です。9月22日の決勝で中国に0-3で敗れ、銀メダルを獲得しました。準決勝では韓国に3-0で勝利しています。
まとめ:女子バレー日本代表2026は若手育成と世界上位への再挑戦が焦点
2026年の女子バレー日本代表は、フェルハト・アクバシュ監督のもと、37人の登録メンバーから大会ごとに最適な選手を選ぶ体制でシーズンを戦った。
主要大会の成績は、VNL7位、女子アジア選手権3位、アジア競技大会銀メダル。石川真佑を中心とした経験者に、佐藤淑乃、和田由紀子、関菜々巳、秋本美空らが加わり、チームの幅を広げたシーズンだった。
特に覚えておきたいのは、石川真佑が年間代表の主将、関菜々巳がアジア大会の主将を務めたという違いだ。また、37人の年間登録メンバーと各大会の出場メンバーも同一ではない。
プロの結論として、2026年の女子日本代表を評価する最大のポイントは、銀メダルという結果だけではなく、強豪国との試合で見えた課題を次の強化につなげられるかどうかにある。
アクバシュ監督が示したメンタル面の強化、切り返しからの攻撃、速いコンビネーションへの対応は、今後の国際大会でも重要な観察ポイントとなる。2028年ロサンゼルスオリンピックを目指す日本女子バレーにとって、2026年は選手層の拡充とチームの課題が明確になった一年だった。
主な根拠資料: 日本バレーボール協会(JVA)の2026年度登録発表・大会公式記録・シーズン総括、JOCの選手成績、TBS NEWS DIGのアジア大会報道。