【アジアランキング】なでしこジャパンは北朝鮮・オーストラリアを上回る首位
世界5位という順位と並んで注目したいのが、アジアにおける日本の立ち位置です。
2026年10月20日の発表でも、日本はAFC(アジアサッカー連盟)加盟国・地域の中で最上位を維持しました。AFCも同日の発表で、日本がアジア首位であることを確認しています。
アジア女子代表のランキング比較

日本に続く主なアジア勢は次のとおりです。
- 日本:世界5位
- 北朝鮮:世界12位
- オーストラリア:世界15位
- 韓国:世界17位
- 中国:世界18位
日本と北朝鮮の間には7つの順位差があります。オーストラリア、韓国、中国も日本を下回っています。
特にオーストラリアは女子サッカーの強豪国であり、2026年の女子アジアカップでも日本と決勝を争った相手です。
アジア首位を維持する意味
日本がアジアで首位を維持していることは、長期的な国際競争力を示す材料です。
ただし、アジア首位だからといって、アジアの大会で必ず優勝できるわけではありません。
北朝鮮やオーストラリアはもちろん、韓国や中国も国際大会で力を発揮する可能性があります。
日本に求められるのは、世界ランキング上の優位性を実際の大会結果につなげることです。
【FIFAランキングの算出方法】勝利数だけでは順位は決まらない

女子FIFAランキングを理解するうえで押さえておきたいのが、ポイントの算出方法です。
FIFA女子世界ランキングは、各国の代表チームの実力を数値化し、ポイントによって順位を決める仕組みを採用しています。
女子FIFAランキングの主な評価基準
FIFAが公表している算出方法では、主に次の要素が考慮されます。
1. 試合の勝敗や結果
2. ホーム、アウェー、中立地の違い
3. 試合の重要度
4. 対戦相手との実力差
5. 得点や失点などの試合内容
基本的な考え方は、次の計算式で表せます。
\[
新ポイント=旧ポイント+(実際の結果-予測された結果)
\]
つまり、試合前に予測されていた結果と実際の結果の差がポイントに反映されます。
強豪国に勝つことがポイント上昇につながる理由
例えば、ランキング上位のスペインに勝利した場合と、ランキング下位のチームに勝利した場合では、獲得ポイントが同じになるとは限りません。
格上と評価される相手に勝てば、事前の予測を上回る結果となり、ポイント上昇につながりやすくなります。
反対に、格下と評価される相手に敗れれば、ポイントを失う可能性があります。
この仕組みから考えると、なでしこジャパンが世界トップ4に近づくには、単に試合数を増やすだけでは不十分です。
スペイン、アメリカ、ドイツ、イングランドといった強豪国との対戦で、予測を上回る結果を積み重ねることが求められます。
よくある誤解:FIFAランキングはワールドカップの成績表ではない
FIFAランキングは、一定期間の国際試合の結果を反映する実力評価の指標です。
そのため、女子ワールドカップの優勝国が必ず次のランキングでも1位になるとは限りません。
また、ランキング5位だからといって、世界大会で必ずベスト8以上に進める保証もありません。
ランキングと大会成績は関連していますが、同じものではないのです。
【歴代最高順位は世界3位】なでしこジャパンのFIFAランキング推移
現在の5位という順位を評価するには、過去の推移を振り返ることも大切です。
なでしこジャパンの女子FIFAランキングにおける歴代最高順位は、世界3位です。
2011年の女子ワールドカップ優勝が大きな転換点
日本が歴代最高の3位に到達したのは2011年12月です。
同年のFIFA女子ワールドカップで日本は優勝。決勝ではアメリカをPK戦の末に破り、女子サッカー史に残る快挙を達成しました。
2011年12月23日発表のランキングでは、前回3位だったブラジルを上回り、日本が初めて3位に入りました。
その後も2010年代前半には3位を維持する時期が続き、日本女子サッカーの黄金期を象徴する順位となりました。
2017年から2026年までのランキング推移
FIFA公式の日本代表プロフィールに掲載されている年間データを見ると、次のような変化があります。
- 2017年:9位
- 2018年:8位
- 2019年:10位
- 2020年:10位
- 2021年:13位
- 2022年:11位
- 2023年:8位
- 2024年:8位
- 2025年:8位
- 2026年10月:5位
2021年から2026年にかけての回復
特に注目したいのが、2021年の13位から2026年の5位まで順位を戻している点です。
2022年は年間を通して11~13位、2023年には8~11位の範囲で推移しました。
2024年は7~8位、2025年は5~8位となり、トップ5に入る力を見せています。
そして2026年は4月の更新で3つ順位を上げて5位に到達。10月の発表時点でも、その順位を維持しています。
この推移からは、2021年から2022年にかけての低迷を経て、再び世界トップクラスの評価を取り戻していることが分かります。
ただし、歴代最高の3位にはまだ届いていません。現在の5位を一時的な好成績で終わらせず、安定して維持できるかが今後の評価を左右します。
【2027年女子ワールドカップ】世界5位の日本に求められること
なでしこジャパンの次の大きな目標は、2027年にブラジルで開催されるFIFA女子ワールドカップです。
大会は2027年6月24日から7月25日まで開催されます。南米で初めて開催される女子ワールドカップで、32カ国が参加する大会です。
日本はすでに出場権を獲得
日本は2026年の女子アジアカップでオーストラリアを1対0で破り、3度目のアジア王者となりました。
この大会での成績によって、2027年女子ワールドカップへの出場権も獲得しています。
したがって、これからの焦点は予選突破ではなく、本大会でどこまで勝ち進めるかに移っています。
2026年10月の欧州遠征から見える課題
2026年10月の欧州遠征では、ハイチ女子代表に5対1で勝利した一方、ドイツ女子代表には1対2で敗れました。
日本サッカー協会の試合報告によると、ドイツ戦では谷川萌々子が先制点を記録しましたが、最終的には逆転を許しています。
この遠征は1勝1敗で終了しました。
世界5位という評価を考えると、こうした強豪国との試合で結果を残すことが重要です。
特に注目したいポイントは次の3つです。
- 試合運びの安定性: 先制後に相手の反撃を受けた際、リードを維持できるか。
- 強豪国への対応力: ドイツやスペインなど、フィジカルと技術を兼ね備えた相手に対抗できるか。
- 攻撃の決定力: チャンスを得点に結びつけ、試合の主導権を握れるか。
次回のFIFAランキング発表は2026年12月7日
次回の女子FIFAランキングは、2026年12月7日に発表される予定です。
2027年女子ワールドカップを見据えるうえでも、年内最後のランキングは重要なチェックポイントになります。
順位だけでなく、世界4位のイングランドとのポイント差や、6位フランスとの距離がどう変化するかにも注目したいところです。
【よくある質問】なでしこジャパンの順位に関するFAQ
Q1:なでしこジャパンの最新FIFAランキングは何位ですか?
2026年10月20日発表の女子FIFAランキングで世界5位です。6月の前回発表から順位は変わっていません。
Q2:なでしこジャパンのFIFAランキングポイントはいくつですか?
2026年10月20日発表のランキング掲載値は1994.43ポイントです。1998.829という数値とは異なるため、最新の比較には1994.43を使用します。
Q3:なでしこジャパンの歴代最高順位は何位ですか?
世界3位です。2011年12月に初めて到達しました。2011年の女子ワールドカップ優勝が大きな転換点となっています。
Q4:なでしこジャパンはアジアで何位ですか?
2026年10月時点でアジア1位です。世界ランキングでもアジア勢の中で最上位に位置しています。
Q5:女子FIFAランキングの1位はどの国ですか?
2026年10月20日時点ではスペイン女子代表です。2位はアメリカ、3位はドイツ、4位はイングランドです。
Q6:次回の女子FIFAランキングはいつ発表されますか?
2026年12月7日の予定です。日本の順位が5位からさらに上昇するかが注目されます。
まとめ:なでしこジャパン世界5位は2027年への重要な出発点
2026年10月20日発表の女子FIFAランキングで、なでしこジャパンは世界5位、アジア1位を維持しました。
今回の重要なデータを整理すると、次のとおりです。
- 最新順位:世界5位
- 最新ポイント:1994.43
- アジア順位:1位
- 歴代最高順位:世界3位
- 世界1位:スペイン
- 次回発表:2026年12月7日
- 次の大舞台:2027年女子ワールドカップ・ブラジル大会
【プロの結論】
なでしこジャパンの現在地を評価する際、単純に世界5位という順位だけを見るのは十分ではありません。
本当に注目すべきなのは、2021年の13位から2026年の5位まで順位を回復させ、世界トップ5に定着していることです。
一方、世界4位のイングランドとは31.04ポイント、3位のドイツとは40.19ポイントの差があります。さらに上を目指すには、強豪国との直接対決で結果を残し続ける必要があります。
2011年の世界一を知るファンにとって、歴代最高3位の更新は大きな期待でしょう。2027年のブラジル大会は、現在の世界5位という評価を実際の国際大会の結果につなげられるかを試す舞台です。
世界5位はゴールではありません。再び世界の頂点を目指すための現在地です。