【巨人の選手移籍・退団情報2026】甲斐拓也の楽天移籍と山瀬慎之助の背番号10
2026年10月末の巨人では、来季のチーム構想に関わる大きな選手人事が続いた。特に注目されるのが、甲斐拓也捕手の楽天移籍と、山瀬慎之助捕手の背番号継承への意欲である。
甲斐拓也が楽天へ金銭トレードで移籍

2026年10月30日、巨人と楽天は甲斐拓也捕手の金銭トレードに合意したと発表した。
甲斐選手は2024年オフにソフトバンクから国内FA権を行使して巨人に加入。推定5年総額15億円の大型契約を結んでいた。
しかし、巨人加入2年目となる2026年は出場機会が減少。1軍出場は13試合、打率.100にとどまった。
水野雄仁編成本部長は移籍の背景について、出場機会が十分になかったことを挙げ、選手が今後も活躍できる環境を考えたと説明している。
これは単純な戦力外ではなく、選手の出場機会と球団双方の事情を踏まえた金銭トレードだ。楽天にとっては経験豊富な捕手を獲得する機会となり、甲斐選手にとっても新天地で再出発する転機となる。
山瀬慎之助が背番号10の継承に意欲

甲斐選手の移籍を受けて注目を集めているのが、山瀬慎之助捕手だ。
2026年11月1日付の日刊スポーツの報道によると、山瀬選手は自主トレーニングの師匠である甲斐選手から、次の10番をつけてほしいという思いを伝えられていたという。
山瀬選手自身も、師匠の期待に応えられる成績を残したいとの意欲を示した。
ここで整理しておきたいのは、背番号10の継承は現段階では本人の意欲であり、正式な背番号変更の発表とは異なるという点だ。
2026年シーズン終了時のNPB選手一覧では、甲斐選手が10番、山瀬選手が67番として登録されている。今後、正式な変更が発表されるかが注目される。
山瀬選手にとって、背番号10は単なる数字ではない。甲斐選手から学んできた捕手としての姿勢や技術を受け継ぎ、1軍での存在感を高める機会にもなる。
ただし、背番号の継承と正捕手の座を獲得することは別問題だ。岸田行倫選手、大城卓三選手、小林誠司選手らとの競争を勝ち抜く必要がある。
山田龍聖が戦力外になった理由は?

2026年10月5日、巨人は山田龍聖投手らに来季の契約を結ばない旨を通知した。
山田投手は2021年ドラフト2位で入団した左腕。将来を期待された投手だったが、1軍で定着するまでには至らなかった。
今季の成績を見ると、1軍では2試合に登板して無失点、防御率0.00。一方、ファームでは30試合に登板し、うち先発は8試合、防御率4.43だった。
球団が個別の戦力外判断の理由を詳しく説明したわけではないが、1軍での登板機会の少なさと、ファームで安定した結果を残せなかったことが、来季構想を考える際の判断材料になったとみられる。
ただし、山田投手は現役続行を諦めていない。
11月1日の報道では、NPB球団からのオファーを優先しながら、韓国など海外球界への挑戦も視野に入れていることが明らかになった。11月17日のトライアウトに向けて調整を続けている。
本人はフォームや下半身の重心の置き方を見直し、新しい感覚をつかみつつあるという。巨人を離れた後の再起にも注目したい。
2026年の主な選手動向を整理
- 甲斐拓也: 10月30日、楽天への金銭トレードが成立。
- 山瀬慎之助: 甲斐選手の背番号10を継承したい意向を表明。正式変更は別途発表を待つ段階。
- 山田龍聖: 10月5日に戦力外通告。NPB球団を優先しながら現役続行を目指す。
- 知念大成: 10月25日に自由契約の通知。育成契約の打診が報じられている。
- その他の育成選手: 10月末にも自由契約などの契約見直しが進み、若手の入れ替えが続いている。
【2027年シーズンの巨人は優勝できる?】新体制が克服すべき4つの課題
松井監督の就任によって、巨人への期待は一気に高まった。しかし、知名度の高いOBを集めただけで優勝できるほど、プロ野球は単純ではない。
2026年のチーム成績と今回の人事を踏まえると、2027年の優勝を左右するポイントは大きく4つある。
1. 清水隆行コーチによる得点力の改善
最優先課題は打撃力だ。
2026年の巨人はチーム打率.234、103本塁打。優勝した阪神と比べても、得点力には明確な差があった。
清水打撃チーフコーチに期待されるのは、長打力の向上だけではない。
- 得点圏での打撃精度
- 好機を生かす状況判断
- 下位打線からの得点機会創出
- 若手打者の長打力育成
- シーズンを通じた打撃の安定
これらを積み重ねることが、2027年の得点増につながる。
2. 先発投手陣の再整備
山崎伊織投手の復活は、来季の投手陣を考えるうえで重要なポイントだ。
2025年に11勝を挙げた実績を考えれば、健康な状態で年間を通してローテーションを守ることができれば大きな戦力になる。
田中将大投手についても、2026年の4勝4敗、防御率3.42から、どこまで安定感を高められるかが焦点となる。
さらに、戸郷翔征投手、西舘勇陽投手、赤星優志投手らを含めた先発陣全体の競争が必要だ。
特定の投手に負担を集中させず、シーズンを通じて先発の枚数を確保できるかが重要になる。
3. 甲斐移籍後の捕手陣をどう編成するか
甲斐選手の楽天移籍は、巨人の捕手陣にとって小さくない変化だ。
経験豊富な捕手が抜けることで、岸田選手、大城選手、小林選手らの役割が改めて問われる。
山瀬選手にとっても、出場機会を増やすチャンスになる。
捕手は打撃成績だけで評価できないポジションだ。投手とのコミュニケーション、配球、守備、盗塁阻止など、総合的な能力が求められる。
山瀬選手が背番号10を継承するだけでなく、実際のプレーでもチームを支える存在になれるかが見どころだ。
4. 2軍・3軍から1軍へ選手を送り込めるか
今回のコーチ人事では、1軍だけでなく2軍・3軍の体制も変更された。
会田有志2軍監督、高木康成3軍監督という新しい育成体制が、若手の成長にどう影響するかも注目される。
特に、知念大成選手のように長打力を武器とする若手や、山瀬選手のように出場機会を求める選手にとって、成長の機会をどれだけ確保できるかが重要になる。
ファームの役割は単に試合に勝つことではない。1軍で通用する選手を育て、必要なタイミングで送り出すことにある。
松井監督と高橋ヘッドコーチが掲げるチームづくりを、ファームまで一貫させられるかが問われる。
【プロの結論】松井巨人の評価は2027年の得点力と選手育成で決まる
松井秀喜新監督の就任は、巨人にとって大きな転換点だ。
ただし、本当の評価は就任会見や秋季キャンプでの注目度ではなく、シーズンを通じたチーム成績によって決まる。
特に注目したい判断基準は次の3点だ。
1. 攻撃面: 2026年に不足した得点を増やし、優勝争いで勝ち切れる打線をつくれるか。
2. 投手面: 山崎伊織投手ら主力のコンディションを整え、先発ローテーションを安定させられるか。
3. 育成面: 山瀬慎之助選手や知念大成選手ら、次世代を担う選手の成長につなげられるか。
松井監督、高橋ヘッドコーチ、清水打撃チーフコーチという布陣には、実績と知名度がある。しかし、それぞれの経験を現在の選手にどう還元するかが最も大切だ。
2027年の巨人が目指すべきなのは、スター選手の集合体ではなく、攻守の役割が明確で、若手とベテランが互いの力を引き出すチームである。
【巨人のニュース2026】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:松井秀喜新監督はいつから巨人を指揮する?
A1:2027年シーズンから正式に監督を務める。2026年10月23日に就任が発表され、契約期間は3年、背番号は90番。秋季キャンプでは10月30日から指揮を執っている。
Q2:山瀬慎之助は背番号10を引き継いだ?
A2:2026年11月2日時点では、10番への変更が正式発表されたわけではない。甲斐拓也選手の楽天移籍を受け、山瀬選手が背番号10の継承に意欲を示した段階だ。2026年シーズン終了時の登録番号は67番となっている。
Q3:山田龍聖が巨人から戦力外になった理由は?
A3:球団から個別の判断理由について詳細な説明は出ていない。2026年は1軍2試合、ファーム30試合で防御率4.43という成績だった。現在は11月17日のトライアウトに向けて練習し、国内外での現役続行を目指している。
まとめ:巨人の2027年は松井新監督のチーム再建に注目
2026年11月の読売ジャイアンツは、監督交代、コーチ陣の刷新、主力捕手の移籍、若手選手の競争など、大きな変化の中にある。
今回の巨人ニュースで特に重要なのは、次の5点だ。
- 松井秀喜氏が2027年シーズンから新監督に就任。
- 高橋由伸氏がヘッドコーチ、清水隆行氏が打撃チーフコーチに就任。
- 秋季キャンプでは知念大成選手への初指導が実現。
- 甲斐拓也選手の楽天移籍を受け、山瀬慎之助選手が背番号10の継承に意欲。
- 山田龍聖投手や山崎伊織投手など、選手個々の来季に向けた動きも続いている。
2026年は2位という結果に終わった巨人だが、優勝までの差は2.5ゲームだった。投手力を維持しながら得点力を改善できれば、2027年の優勝争いに加わる可能性は十分にある。
松井監督の経験、高橋ヘッドコーチの統括力、清水打撃チーフコーチの指導力が、どのような化学反応を生むのか。
2027年の巨人が再び黄金時代への第一歩を踏み出せるか。秋季キャンプから始まった新体制の挑戦は、これからが本番だ。