【2026年男子日本代表の年間日程】主要大会は6月から10月に集中
2026年の男子日本代表は、5月の国内合宿から活動を本格化させ、6月のVNL、7月・8月の国際親善試合、9月のアジア選手権、そして10月のアジア競技大会へと進んだ。
JVAが公表した「2026年男子日本代表戦スケジュール」では、主な国際大会と親善試合が次のように設定されている。
特に注目したいのは、海外でのVNLと日本国内での親善試合が並行して組まれている点だ。AチームだけでなくBチームにも複数の国際試合が用意され、異なる選手構成で強化を進める年間計画となった。
2026年の主要大会を月別に整理

- 5月: A・Bチーム合同の国内合宿を開始。
- 6月: VNL第1週・第2週。中国とフランスで国際試合。
- 7月: VNL第3週大阪大会、Bチームのキューバ・イタリア戦、Aチームの沖縄親善試合。
- 8月: VNLファイナルラウンド、東京でのブラジル戦。
- 9月: 福岡の男子アジア選手権、岩手のカタール戦。
- 9月末~10月: 愛知・名古屋アジア競技大会。
5月11日から始まった国内合宿を起点に、シーズン終盤まで代表活動が続いた。JVAのチーム別スケジュールには、試合だけでなく合宿期間も掲載されているため、実際の競技日程と代表活動期間を区別して確認する必要がある。
【VNL男子日本代表の日程・結果】12連勝から最終4位へ

バレーボールネーションズリーグ2026(男子)
大会概要
- 予選ラウンド:6月10日~7月19日
- ファイナル:7月29日~8月2日
- 参加:男子18チーム
- 日本の最終順位:4位
VNLは国際バレーボール連盟(FIVB)が主催する世界トップレベルの国際大会だ。男子は18チームが参加し、予選ラウンドで各チーム12試合を戦う。上位チームがファイナルラウンドに進み、ノックアウト方式で優勝を争う。
2026年の日本は予選ラウンドで圧倒的な強さを見せた。JVAの公式試合結果によれば、12試合を戦って12勝0敗。しかし、ファイナルラウンドでは準決勝と3位決定戦を落とし、最終順位は4位となった。
VNL第1週・第2週・第3週の日程
第1週:臨沂(中国)
- 6月10日~14日
- 日本の対戦相手:ウクライナ、ポーランド、中国、スロベニア
- 開幕戦のウクライナ戦は3-0で勝利
第2週:オルレアン(フランス)
- 6月24日~28日
- 日本は6月24日のセルビア戦に3-1で勝利
- 6月28日のフランス戦も3-2で制した
第3週:大阪大会
- 7月15日~19日
- 会場:Asueアリーナ大阪
- イタリア、カナダ、ベルギー、アルゼンチンとの対戦を全勝で終えた
ファイナルラウンド:寧波北侖(中国)
- 7月29日~8月2日
- 準々決勝:中国に3-1
- 準決勝:アメリカに2-3
- 3位決定戦:スロベニアに1-3
VNLの注目試合と結果
特に印象的だったのは、大阪大会でのイタリア戦だ。
7月15日、日本はイタリアに3-2で勝利。第1セットを24-26で落としたものの、第2・第3セットを連取し、最終的にはフルセットの接戦を制した。
翌16日のカナダ戦も3-2。第1・第2セットを失った状態から巻き返し、最終セットを15-11で取っている。
7月17日のベルギー戦は3-0、19日のアルゼンチン戦も3-0。これによって予選ラウンド12戦全勝という結果が確定した。
ファイナルラウンドでは、7月29日の準々決勝で中国に3-1で勝利した。
しかし、8月1日の準決勝でアメリカに2-3で惜敗。翌2日のスロベニアとの3位決定戦も1-3で落とし、メダルには届かなかった。
予選12戦全勝と最終4位は矛盾する結果ではない。 予選ラウンドと決勝トーナメントは別の勝ち上がり方式であり、ファイナルでは改めて強豪国との一発勝負を制する必要がある。ここが2026年のVNLを振り返るうえで押さえておきたいポイントだ。
【A・Bチームの親善試合】沖縄・東京・岩手・神奈川の全日程
2026年はVNLだけでなく、日本国内で複数の国際親善試合が開催された。
Aチームはカナダ、ブラジル、カタールと対戦。一方、Bチームにはキューバとイタリアとの試合が設定された。
それぞれの試合には、国際大会に向けた調整や若手選手の実戦経験という異なる役割がある。
2026年親善試合の対戦カード・開催地一覧
以下はJVAの大会案内と公式試合結果を基にした主要カードの整理だ。
沖縄大会:7月10日・日本対カナダ
- 開催日:2026年7月10日(金)
- 会場:沖縄サントリーアリーナ(沖縄県沖縄市)
- 開場:17時
- 試合開始:19時
- 対戦カード:日本対カナダ
日本はカナダに3-1(25-23、28-26、25-17、22-25)で勝利した。
この試合では登録メンバー全員が出場。VNL大阪大会を前に、主力選手だけでなくチーム全体の状態を確認する機会となった。
なお、4セット目は親善試合のエキストラセットとして実施されたもの。通常の3セット先取による勝敗と区別して理解したい。
東京大会:8月25日・日本対ブラジル
- 開催日:2026年8月25日(火)
- 会場:有明アリーナ(東京都江東区)
- 開場:17時
- 試合開始:18時30分
- 対戦カード:日本対ブラジル
東京大会では、世界トップクラスのブラジル代表と対戦した。
結果は日本1-3ブラジル(23-25、25-20、19-25、26-28)。第2セットを奪ったものの、最終セットも接戦の末に落とした。
石川祐希選手や髙橋藍選手、西田有志選手らに加え、若手選手もメンバーに名を連ねた。福岡でのアジア選手権を前に、強豪との実戦を経験できたことは大きい。
なお、東京大会は当初8月26日開催予定だったが、JVAが3月11日に8月25日への変更を発表している。観戦記録や過去の予定表を見る際には注意したい。
岩手大会:日本B対キューバと日本対カタール
岩手県では、BチームとAチームがそれぞれ別の国際親善試合を実施した。
日本B対キューバ
- 7月3日(金):17時30分開始
- 7月4日(土):15時開始
- 7月5日(日):13時30分開始
- 会場:オガールアリーナ(岩手県紫波町)
3日間にわたる連戦で、Bチームが国際試合を経験する機会となった。
日本対カタール
- 9月20日(日):13時開始、オガールアリーナ
- 9月21日(月・祝):14時30分開始、一関ヒロセユードーム
この親善試合には、愛知・名古屋アジア大会のメンバーから選手が構成される予定とJVAが発表していた。
試合結果は両日とも日本の4-0。9月20日は25-16、25-17、25-14、25-21、21日は25-21、25-18、25-20、25-20だった。
いずれも4セット目はボーナスセットとして実施されている。つまり、公式の3セット先取による試合勝敗では日本が3-0で勝利し、追加セットも取ったという内容だ。
神奈川大会:7月24日・日本B対イタリア
- 開催日:2026年7月24日(金)
- 会場:東急ドレッセとどろきアリーナ(神奈川県川崎市)
- 試合開始:19時
- 対戦カード:日本B対イタリア
結果は日本0-4イタリア。セットスコアは23-25、20-25、28-30、23-25だった。
特筆すべきは第3セット。日本はデュースに持ち込む粘りを見せたものの、最後は28-30で落とした。
JVAの試合報告では、西川馨太郎選手のサービスエースやブロック、村山豪選手のブロック、後藤陸翔選手のスパイクなどが紹介されている。
イタリアは同年のVNL大阪大会でも日本Aチームと対戦しており、Bチームにとっては世界的な強豪の高さやサーブに対応する貴重な実戦となった。
【男子アジア選手権2026福岡】日本がイランを破って優勝
2026年9月4日から13日にかけて開催された「買取大吉 アジア男子バレーボール選手権大会 福岡2026」は、男子日本代表にとって年間最大級の重要大会となった。
会場は福岡県北九州市の北九州市立総合体育館。アジアの強豪国が集まり、アジア王者の座を争った。
日本代表の優勝までの主な結果
JVAの公式結果によると、日本は予選ラウンドを突破し、決勝トーナメントでも安定した戦いを見せた。
- 9月6日:バーレーンに3-0で勝利
- 9月11日:インドに3-0で勝利(準々決勝)
- 9月12日:韓国に3-0で勝利(準決勝)
- 9月13日:イランに3-0で勝利(決勝)
決勝のセットスコアは、25-21、26-24、25-23。
日本はイランをストレートで下し、優勝を決めた。最終順位は日本、イラン、韓国、オーストラリアの順だった。
LA28ロサンゼルス五輪への出場権も獲得
この優勝が持つ意味は、アジア王者という称号だけではない。
JVAは9月13日の大会結果報告で、日本がイランを破り、2028年ロサンゼルスオリンピックの出場権を獲得したと発表した。
つまり、2026年の福岡大会は、単なる大陸選手権ではなく、次のオリンピックにつながる重要な通過点だった。
VNLで12連勝を記録したチームが、アジアの舞台でも結果を残したことは、2026年シーズンの大きな成果である。
【第20回アジア競技大会】日本は決勝でイランに敗れ銀メダル
2026年9月27日から10月3日まで開催された第20回アジア競技大会(2026/愛知・名古屋)も、男子日本代表の重要な年間目標だった。
男子バレーボール競技は、愛知県の次の2会場で実施された。
- 岡崎中央総合公園総合体育館(岡崎市)
- 小牧市スポーツ公園総合体育館(小牧市)
予選ラウンドの組み合わせ
日本はA組に入り、パキスタン、カザフスタン、ウズベキスタンと対戦した。
| 開催日 | 日本の対戦相手 |
|---|---|
| 9月27日 | ウズベキスタン |
| 9月28日 | カザフスタン |
| 9月29日 | パキスタン |
日本は3試合すべてストレート勝ち。失セット0でA組1位通過を決めた。
決勝トーナメントの結果
準々決勝では10月1日にカタールと対戦し、25-14、25-13、25-12の3-0で勝利。
10月2日の準決勝では中国とのフルセットの激戦を制した。セットスコアは23-25、25-22、25-18、19-25、15-13。最終セットまで競り合う展開だったが、日本が3-2で勝ち、決勝に進出した。
10月3日決勝:日本1-3イラン
決勝の相手は、福岡の男子アジア選手権でも対戦したイランだった。
結果は日本1-3イラン。各セットのスコアは次のとおり。
- 第1セット:26-28
- 第2セット:25-19
- 第3セット:21-25
- 第4セット:24-26
日本は第2セットを取り返し、第4セットも24-24まで追いついた。しかし、最後の2ポイントをイランに奪われ、金メダルには届かなかった。
最終順位はイランが優勝、日本が準優勝。日本は銀メダルを獲得した。
JVAの10月3日付発表でも、日本がイランに1-3で敗れて準優勝となったことが報告されている。
福岡大会の優勝とアジア大会の準優勝はどう評価する?
この2大会の結果は、単純な勝敗だけで比較できない。
福岡のアジア選手権では、日本がイランをストレートで破って優勝した。一方、アジア競技大会では同じイランに決勝で敗れた。
ただし、アジア競技大会の日本代表は、若手選手を含む編成で臨んでおり、中国とのフルセットの準決勝を勝ち抜くなど、経験面でも収穫の多い大会となった。
福岡での優勝と愛知・名古屋での銀メダル。この2つを合わせて見ることで、2026年の日本代表の成果と課題がより明確になる。
【AチームとBチームの違い】2026年の代表強化体制を理解する
2026年の日程を調べる際、見落としやすいのがAチームとBチームの区分だ。
JVAのチームスケジュールでは、両チームがそれぞれ異なる合宿や親善試合を実施している。
AチームとBチームの活動内容
Aチーム
石川祐希選手、髙橋藍選手、西田有志選手らが注目される主要国際大会の中心となるチーム。
主な活動は以下のとおり。
- VNL2026
- 沖縄大会・日本対カナダ
- 東京大会・日本対ブラジル
- 男子アジア選手権
- 日本対カタール(岩手大会)
- 愛知・名古屋アジア競技大会
Bチーム
キューバやイタリアとの親善試合を通じて、国際経験を積むチーム。
主な活動は以下のとおり。
- 日本B対キューバ(岩手大会)
- 日本B対イタリア(神奈川大会)
- 国内合宿
- 8月22日~9月6日の南米合宿
JVAのスケジュールには、5月の合同合宿や7月21日からの合同合宿も記載されている。また、男子アジア選手権終了後はA・Bチームを1チーム体制にする方針が示されていた。
A・Bチームの関係を整理
| 項目 | Aチーム | Bチーム |
|---|---|---|
| 主な役割 | 主要国際大会への出場 | 国際経験・選手強化 |
| VNL | 出場 | 独立した出場日程なし |
| キューバ戦 | なし | 岩手大会 |
| イタリア戦 | VNL大阪大会など | 神奈川大会 |
| 主要大会 | アジア選手権・アジア大会 | 合宿・親善試合 |
| シーズン後半 | 主要大会を担当 | 南米合宿など |
Bチームを単純にAチームより実力が劣る集団と捉えるのは適切ではない。代表活動の幅を広げ、選手層を厚くするための編成として見るべきだ。
特に若手選手にとって、海外の強豪との対戦経験は、その後のAチーム入りや主要国際大会へのステップになる。
【バレー男子日本代表日程2026】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年の男子日本代表VNLはいつ開催された?
A1:予選ラウンドは6月10日~14日の中国・臨沂、6月24日~28日のフランス・オルレアン、7月15日~19日の大阪大会で開催された。ファイナルラウンドは7月29日~8月2日に中国・寧波北侖で行われ、日本は最終4位だった。
Q2:2026年の男子アジア選手権はどこで開催された?
A2:9月4日~13日に福岡県北九州市の北九州市立総合体育館で開催された。日本は決勝でイランを3-0で破り優勝。2028年ロサンゼルスオリンピックの出場権も獲得した。
Q3:2026年の愛知・名古屋アジア大会で男子日本代表は何位だった?
A3:日本は決勝に進出したものの、10月3日にイランに1-3で敗れ、準優勝となった。獲得したメダルは銀メダル。
Q4:日本B対キューバの試合はいつ、どこで行われた?
A4:7月3日~5日の3日間、岩手県紫波町のオガールアリーナで開催された。試合開始は順に17時30分、15時、13時30分だった。
Q5:2026年の男子日本代表シーズンはいつ終了した?
A5:男子日本代表の主要活動は10月3日のアジア競技大会決勝をもって終了した。JVAも同日の試合報告で今シーズンの活動終了を伝えている。
まとめ:2026年はVNL4位・アジア選手権優勝・アジア大会準優勝
2026年の男子日本代表は、VNLの予選ラウンド12戦全勝、男子アジア選手権優勝、愛知・名古屋アジア大会準優勝という結果を残した。
年間を通じた主要な成果を振り返ると、次の3点が際立つ。
1. VNL: 予選ラウンド12連勝を達成し、最終4位。
2. 男子アジア選手権: 福岡でイランを破り優勝。ロサンゼルス五輪出場権を獲得。
3. アジア競技大会: 中国との接戦を制して決勝に進み、銀メダルを獲得。
また、沖縄・東京・岩手・神奈川で開催された親善試合では、AチームとBチームそれぞれに異なる対戦機会が設けられた。
2026年の日程を正確に把握するなら、VNLの競技日程、JVAのチーム別スケジュール、各大会の試合結果を分けて確認することがポイントだ。特に親善試合のボーナスセットと公式戦のセットカウントを混同しないようにしたい。
2026年は、アジア王者としての実績と、次世代の選手育成を同時に進めた男子日本代表の重要なシーズンだった。 その経験は、2028年ロサンゼルスオリンピックに向けた日本代表の強化を考えるうえでも、大きな意味を持つ。