【接種回数と費用】何歳で何回打つ?子宮頸がん検診との違いも解説

目次

実際に接種を検討するときに気になるのが、何回通院する必要があるのか、費用はいくらかかるのかという問題です。

2026年度はシルガード9が定期接種の対象となっており、初回接種時の年齢によって接種回数が異なります。

シルガード9の接種回数とスケジュール

子宮頸がんワクチン医者の娘
初回接種時の年齢 接種回数 標準的な接種間隔
15歳未満 2回 初回から6か月後
15歳以上 3回 初回から2か月後、6か月後

15歳になる前日までに初回接種を受け、2回目を5か月以上あけて接種すれば、2回で完了できます。

一方、15歳になってから初回接種を受ける場合は3回必要です。

標準的な接種間隔で進められない場合には、医学的に認められた別の間隔で接種できるケースもあります。具体的なスケジュールは接種医療機関で確認してください。

子宮頸がんワクチンの費用はいくら?

子宮頸がんワクチン医者の娘

費用は、定期接種か任意接種かによって異なります。

定期接種の場合

対象年齢内で自治体の定期接種を利用する場合、原則として公費負担となり、自己負担なしで接種できます。

任意接種の場合

定期接種の対象年齢を過ぎた人などが接種する場合は、原則として全額自己負担です。

2025年の産婦人科医を対象とした研究では、キャッチアップ制度終了後の任意接種費用について、約5万~10万円という目安が示されています。

また、2026年の医療機関の料金表では、シルガード9が1回27,500円や28,000円という設定例もあります。

3回接種なら、これらの料金例では約82,500~84,000円です。実際の金額は医療機関によって異なり、診察料などが別途かかる場合もあります。

ワクチンと子宮頸がん検診は何が違う?

子宮頸がんワクチン医者の娘

ここは、接種を検討する際に特に理解しておきたいポイントです。

ワクチンと検診は、同じ目的に関係するものですが、働きが異なります。

HPVワクチン:感染を予防する

子宮頸がんの原因となる特定のHPV型への感染を防ぎ、将来的な発がんリスクを減らすための予防方法です。

子宮頸がん検診:異常を早期発見する

子宮頸部の細胞に異常がないかを調べ、がんになる前の段階である前がん病変などを発見するための検査です。

国立がん研究センターは、ワクチンを接種した人も接種していない人も、20歳になったら定期的に子宮頸がん検診を受けるよう案内しています。検診の基本的な間隔は2年に1回です。

ワクチンはすべての発がん性HPVを予防できるわけではありません。そのため、接種したから検診を受けなくてもよいという考え方は間違いです。

【プロの結論】医者の娘という噂より、医学的根拠と本人の意思で判断する

「子宮頸がんワクチンは医者の娘も接種しない」という話には、2014年の産婦人科医への調査という実際の研究上の背景がありました。

しかし、その調査結果は2013年の積極的勧奨差し控えという特殊な社会状況の中で得られたものです。

その後の追跡研究では、接種を推奨する医師が増え、2024年の調査では回答した産婦人科医の98.2%が10代への接種を推奨していました。

ここから読み取れるのは、医師の娘が接種したかどうかという単純な数字だけでは、医学的な安全性や有効性を判断できないということです。

接種を検討する際の判断基準

実際に判断するときは、次のポイントを確認してください。

1. 接種対象年齢かどうか: 2026年度の定期接種対象は小学校6年生から高校1年生相当の女子。
2. 初回接種時の年齢: 15歳未満なら原則2回、15歳以上なら3回。
3. 健康状態と既往歴: アレルギーや基礎疾患、過去の予防接種後の症状を医師に伝える。
4. 副反応への理解: よく見られる症状だけでなく、まれな重い副反応や相談先も確認する。
5. 検診の継続: ワクチンを接種しても20歳以降の子宮頸がん検診を続ける。

特に、接種を受ける本人の意思を尊重することが欠かせません。

不安がある場合は、産婦人科や小児科などで、ワクチンのメリットとリスクについて具体的に質問することをおすすめします。

【子宮頸がんワクチンと医師の娘の噂】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:子宮頸がんワクチンは本当に医者の娘も打たないのですか?

A1:一部の産婦人科医を対象とした2014年の研究では、積極的勧奨の差し控え後に娘が新たに接種した回答者はいませんでした。しかし、医師全体が接種を避けていたという意味ではありません。2024年の追跡調査では、約90%の娘が接種済みまたは接種予定でした。

Q2:医師が自分の娘にHPVワクチンを打たない理由は何ですか?

A2:個々の家庭によって事情は異なります。2014年の研究では、国の勧奨停止や副反応報道の影響が指摘されています。アレルギーや基礎疾患など医学的な理由で接種を見送るケースもありますが、それを医師全体の共通した判断と考えることはできません。

Q3:2026年現在、HPVワクチンは無料で接種できますか?

A3:小学校6年生から高校1年生相当の女子は、定期接種として原則公費で接種できます。キャッチアップ接種の経過措置は2026年3月31日に終了しました。対象年齢を過ぎた場合は、原則として任意接種となり、全額自己負担です。

Q4:シルガード9は何回接種すればよいですか?

A4:初回接種が15歳未満なら原則2回、15歳以上なら3回です。接種間隔にも決まりがあるため、医療機関でスケジュールを確認してください。

Q5:HPVワクチンを接種すれば子宮頸がん検診は不要ですか?

A5:不要にはなりません。ワクチンが予防できないHPV型もあるため、20歳以降は2年に1回を目安に子宮頸がん検診を受けることが大切です。

まとめ:2026年は最新制度と医学的根拠を確認して判断しよう

「子宮頸がんワクチンは医者の娘も打たない」という噂は、2014年に報告された産婦人科医の調査結果が背景にあります。

ただし、その数字だけを取り上げて、医師がワクチンの危険性を知っているから自分の娘には接種させないと結論付けるのは正しくありません。

2017年、2024年の追跡調査では、医師の娘の接種状況や医師自身の見解に変化が見られています。

2026年11月現在、押さえておきたい事実は次の3点です。

- 定期接種に使用されるワクチンは、2026年4月から9価のシルガード9のみ。
- 接種回数は初回接種時の年齢によって2回または3回。
- ワクチン接種と子宮頸がん検診は、どちらも大切な予防対策。

子宮頸がんは、HPV感染を予防することで発症リスクを減らせるがんです。

大切なのは、医師の娘が接種したかどうかという噂だけで判断するのではなく、厚生労働省や国立がん研究センターの情報、実際の医学研究、副反応に関する説明を確認することです。

本人と保護者が正しい情報を共有し、医師とも相談しながら納得できる選択をすることが、将来の健康を守る第一歩になります。