【2018〜2023年】ザ・森東の年商と売上推移を徹底検証

目次

ザ・森東の経営を語るうえで、最も注目されるのが売上の伸び方だ。

独立当初は仕事が少なく、年間売上も数百万円規模だった。しかし、テレビ出演、営業、YouTube、ライブ活動などの広がりとともに、会社の売上は大きく成長していった。

2018年から2023年までの売上一覧

さらば青春の光事務所

2026年2月5日のスポニチ報道では、日本テレビ系「人間研究所~かわいいホモサピ大集合!!~」で紹介された売上データとして、2018年から2023年までの6年間の数字が報じられている。

年度 年商・売上高 前年からの変化
2018年 3,300万円 公開された比較期間の起点
2019年 4,400万円 1,100万円増
2020年 9,700万円 約2.2倍
2021年 1億8,700万円 約1.9倍
2022年 3億6,000万円 約1.9倍
2023年 4億7,985万円 約1.3倍

なお、2023年の株主総会で公開された詳細な売上高は、4億7,985万9,804円。2022年の第9期についても、詳細額は3億6,222万7,651円と報じられている。


2018年から2023年までの成長

約14.5倍

さらば青春の光事務所

2018年の3,300万円と2023年の4億7,985万9,804円を比較した概算

コロナ禍でも売上が伸びた理由

さらば青春の光事務所

特に注目したいのは2020年だ。

新型コロナウイルスの影響で、芸能界ではイベントや営業の中止が相次いだ。しかし、ザ・森東の売上は2019年の4,400万円から2020年には9,700万円へ増加している。

2020年3月のデイリースポーツの報道では、2019年の4,400万円のうち、2,500万円以上が営業による収入だったことも紹介された。

また、2023年にはテレビ・YouTubeを合わせて多数のレギュラー番組を抱えるまでになり、収益源が一つに偏らない事業構造が形成されていった。

成長のポイントは、芸人としての出演料だけに頼らないことだ。

- テレビ番組への出演
- 企業や地方イベントなどの営業
- YouTubeチャンネルの運営
- 単独ライブやイベントの開催
- オリジナルグッズの企画・販売
- 自分たちで制作する広告コンテンツ

2017年には、さらば青春の光自身がウェブCMを制作する「森東広告堂」も始めている。CM出演のオファーを待つだけでなく、自分たちで制作側に回るという発想も特徴的だ。

年商4億円は森田と東ブクロの年収ではない

ここで間違えやすいのが、年商と個人の収入の違いだ。

年商とは、会社が一定期間に得た売上の総額を指す。そこから事務所の家賃、人件費、制作費、税金、社会保険料などが差し引かれる。

2023年9月のRBB TODAYの報道でも、森田は年商約3億7,000万円について、売上と個人の年収は違うと説明。事務所の運営費や税金など、出ていくお金も多いと語っていた。

したがって、2023年に約4億8,000万円を売り上げたからといって、森田や東ブクロがそれぞれ同額に近い収入を得たわけではない。

【五反田の事務所所在地】現在の所属芸人と社員数は?

ザ・森東の本社は東京都品川区の五反田にある。

芸能事務所と聞くと、渋谷や新宿などの大型オフィスを想像する人もいるかもしれない。しかし、ザ・森東は五反田を拠点に活動を続けている。

ザ・森東の住所と会社情報


株式会社ザ・森東の会社情報

会社名
株式会社ザ・森東


設立
2013年10月


代表者
森田哲矢


従業員数
3名


本社所在地
〒141-0031

東京都品川区西五反田1-4-8

秀和五反田駅前レジデンス1409号室


公開されている会社情報では、従業員数は3名。森田、東ブクロ、ヤマネを中心とする体制だ。

なお、2026年1月には公式YouTubeチャンネル「さらば森田の五反田ガレージ」で、新たにもう一部屋借りたことも紹介された。衣装や荷物が増えたためで、森田は新しい部屋を公開している。

テレビやYouTubeでの活動が拡大するにつれ、少人数の事務所でも物理的なスペースが必要になってきたことがうかがえる。

所属芸人はさらば青春の光だけ?

2025年9月のスポニチ報道では、森田自身が、ザ・森東に所属する芸人はさらば青春の光のみと説明している。

新たな芸人を所属させる可能性については検討する姿勢を見せながらも、マネージャーを含む3人の小さな組織であることを理由に、所属者を簡単には増やさない考えを示した。

つまり、ザ・森東は多数の芸人を抱えてマネジメントする総合芸能プロダクションというより、さらば青春の光というコンビを中心に運営する会社だ。

ひょうろくはザ・森東の所属芸人なのか?


さらば青春の光のYouTubeやテレビ番組でおなじみの芸人だが、ザ・森東への正式所属とは別の関係にある。

ひょうろくは、2020年春にさらば青春の光のYouTube企画をきっかけに事務所へ顔を出すようになった人物だ。

その後、ヤマネが仕事の窓口を担当する関係になったが、U-NEXT SQUAREの2024年の紹介記事では、ザ・森東に正式所属していないフリーの芸人として説明されている。

YouTubeへの出演頻度やマネージャーとの関係だけで、正式な所属タレントと判断することはできない。

また、事務所の公式紹介には「会長」「専務」という猫も登場する。これは会社独自のユーモラスな役職設定であり、芸人や通常の従業員とは区別して理解したい。

【株主総会と2026年最新情報】売上非公表の理由と福岡PARCO支社

ザ・森東をほかの芸能事務所と大きく差別化している取り組みが、毎年恒例の「株主総会」だ。

一般企業の株主総会を模したファン向けイベントで、会社の業績や1年間の活動を森田と東ブクロが報告する。

株主総会はファンが会社の経営を知るイベント

株主総会では、年間の業績発表やゲストとのトークなどが行われる。

チケットぴあの公演案内でも、ファンを「株主様」と位置づけ、会社の現在の姿を報告する恒例イベントとして紹介されている。

2026年には、第12期株主総会が2月11日にぴあアリーナMMで開催された。


2026年開催済み
株式会社ザ・森東 第12期株主総会


開催日
2026年2月11日


会場
ぴあアリーナMM


出演
さらば青春の光


チケット料金
6,800円

主催:TBSラジオ/企画制作:ザ・森東

このイベントは単なるライブではない。ファンが事務所の活動や経営の成長を共有する場でもある。

なお、「株主」という呼び方はイベント上のファンの位置づけであり、一般参加者が実際に会社の株式を取得するという意味ではない。

2024年・2025年の売上が非公表になった理由

2023年までは株主総会などを通じて売上の数字が紹介されていたが、2024年以降は公開方法が変わった。

2026年2月5日のデイリースポーツによると、森田は2024年と2025年の売上について、有料チケット購入者のみに公開していると説明した。

その理由として、売上を公開し続けることで、これまでのような「弱者」としての立ち位置が変わってしまう可能性を挙げている。

この発言から分かるのは、単に数字を隠したいという話ではなく、さらば青春の光が持つ独特のキャラクターやファンとの距離感も、経営上の見せ方に関係しているということだ。

年度 売上公開状況
2023年 4億7,985万9,804円を公開
2024年 一般向け非公表
2025年 一般向け非公表
2026年 2024・2025年の数字は有料参加者向けに公開する方針を説明

2024年と2025年について、具体的な金額を一般向けに確認できる状態にはなっていない。2023年の数字をそのまま2024年や2025年の売上として扱うのも誤りだ。

福岡PARCOに期間限定の「福岡支社」が登場

2026年の話題として見逃せないのが、株式会社パルコとのコラボレーションによる期間限定支社の展開だ。

2025年12月から2026年1月にかけて池袋PARCOで開催された展示に続き、福岡PARCOでは2026年2月28日から3月15日まで「(株)ザ・森東 福岡支社」が開設された。

会場は福岡PARCO本館5階のPARCO FACTORY。入場料は1,400円で、音声ガイドや入場特典も用意された。

展示のコンセプトは「社員研修」。

来場者がザ・森東の社員になったような感覚で、会社の歴史や社風を学ぶ体験型イベントになっていた。

主な内容は次のとおり。

- 事務所の歴史を紹介する展示
- 会社の理念や社訓を学ぶ研修コーナー
- 支社のオフィスを模した空間
- 実際に社員になったような就業体験
- 展覧会限定のオリジナルグッズ販売

単に芸人の写真や衣装を展示するのではなく、事務所そのものをエンターテインメントの題材にした企画だった。

2026年は福岡だけでなく仙台・心斎橋にも展開

2026年11月1日時点で確認できるPARCOの公式情報では、期間限定支社は福岡で終了した後も、仙台、心斎橋へと展開している。


2026年の期間限定支社・開催履歴


池袋支社
2025年12月19日〜2026年1月12日
池袋PARCO本館7階
終了


福岡支社
2026年2月28日〜3月15日
福岡PARCO本館5階
終了


仙台支社
2026年7月17日〜8月2日
仙台PARCO1・5階
終了


心斎橋支社
2026年9月4日〜9月20日
心斎橋PARCO14階
終了


出典:PARCO公式特設サイト、株式会社パルコの2026年プレスリリース。

株式会社パルコの2026年8月21日の発表では、池袋・福岡・仙台の各支社イベントに続く心斎橋開催が告知され、シリーズの総動員数は約15,000人に達したと紹介された。

ここで重要なのは、これらの「支社」はPARCOで開催された展覧会形式の期間限定拠点だということ。五反田の本社とは異なり、常設の営業所や芸能事務所を全国に設置したという意味ではない。

2026年のザ・森東は、芸能活動だけでなく、会社そのものをコンテンツ化する事業展開にも力を入れている。

【プロの結論】ザ・森東が成功した本当の理由と、よくある誤解

ザ・森東の成長を単純に「大手事務所を辞めて儲かった」という話にまとめると、本質を見誤る。

注目すべきなのは、芸人が自ら経営に参加することによって、仕事の選択、収益の管理、コンテンツ制作を一体化させたことだ。

成功を支えた3つの経営上の特徴

1. 芸人自身が仕事の意思決定に関わる

大手事務所に所属する場合、出演交渉や仕事の選択には所属先の方針が関係する。

一方、ザ・森東では森田が社長を務めるため、自分たちの判断で企画や仕事の方向性を決めやすい。森田自身も過去のインタビューで、独立後の利点として仕事を自分たちで決められる自由を挙げている。

2. マネージャーを単なる裏方として扱わない

ヤマネを含めた3人の報酬を均等にする仕組みは、一般的な芸能事務所とは異なる。

タレントだけが利益を得る構造ではなく、マネジメント業務も会社の成長に不可欠な仕事として評価している。

3. 芸能活動以外にも収益機会を作る

YouTube、広告制作、ライブ、グッズ、企業との企画など、テレビ出演以外の仕事にも積極的に取り組んでいる。

特に、広告のオファーを待つだけでなく自ら制作会社を立ち上げた発想は、芸人を単なる出演者ではなく企画・制作側の事業者として位置づけている。

ネット上で間違えられやすい5つのポイント

よくある認識 実際の情報
松竹芸能から一方的に解雇された 契約終了の発表後、本人たちは双方合意による退社と説明
東ブクロは名前だけの副社長 会社の役職として副社長を務める
ひょうろくは正式な所属芸人 公開報道ではフリーで、正式所属とは別
年商4億円は森田の年収 年商は会社全体の売上であり、個人収入とは異なる
福岡PARCO支社は常設事務所 期間限定の展覧会形式の支社

情報を見極める際には、会社の役職、正式な所属関係、会社全体の売上、期間限定イベントをそれぞれ分けて考えることが大切だ。

【さらば青春の光の事務所】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:さらば青春の光の事務所はどこにありますか?

A1:株式会社ザ・森東の本社は東京都品川区西五反田1-4-8、秀和五反田駅前レジデンス1409号室です。五反田を拠点に活動しています。

Q2:ザ・森東の2025年の年商はいくらですか?

A2:2025年の具体的な売上金額は一般向けに公表されていません。2026年2月の森田の説明では、2024年・2025年の売上は有料チケット購入者向けに公開する方針とされています。

Q3:ザ・森東の社長と副社長は誰ですか?

A3:代表取締役社長は森田哲矢、副社長は東ブクロです。マネージャーのヤマネヒロマサを加えた3人が運営の中心です。

Q4:ひょうろくもザ・森東に所属していますか?

A4:正式な所属芸人として紹介されているわけではありません。さらば青春の光のYouTubeなどに出演し、ヤマネが仕事の窓口を担当してきた関係です。

Q5:福岡PARCOのザ・森東支社は現在も営業していますか?

A5:福岡支社の開催期間は2026年2月28日から3月15日までで、現在は終了しています。その後は仙台と心斎橋でも期間限定の支社イベントが開催されました。

まとめ:ザ・森東は芸人主導の経営モデルを確立した個人事務所

さらば青春の光の事務所、株式会社ザ・森東は、2013年10月に設立された芸人主導の芸能事務所だ。

森田哲矢が社長、東ブクロが副社長、ヤマネヒロマサがマネージャーを務める3人を中心とした運営体制は、2026年時点でも大きな特徴となっている。

2018年に3,300万円だった売上は、2023年に約4億8,000万円まで成長した。2024年と2025年は一般向けの売上公開を控えているものの、株主総会という独自イベントを通じてファンとの関係を築き続けている。

2026年には福岡PARCOをはじめ、仙台や心斎橋にも期間限定支社を展開。芸人の所属事務所という枠を超えて、会社そのものをファンが楽しめるコンテンツへと発展させた。

ザ・森東の最大の強みは、芸人・経営者・マネージャーが同じ方向を向き、少人数だからこそ実現できる意思決定の速さと独自性にある。

今後の売上や所属タレントの拡大だけでなく、どのような新しい企画を生み出すのかも注目したい事務所だ。