厩務員の年収は2026年いくら?JRA初任給・進上金5%と地方競馬・牧場の収入を徹底比較
2026年現在、厩務員の年収は、勤務先がJRA(中央競馬)なのか地方競馬なのか、あるいは競走馬の生産・育成牧場なのかによって大きく異なります。JRAの厩舎スタッフについては、一般社団法人日本調教師会が公表する初任給が月額26万〜33万円程度(諸手当込み)。さらに年2回の賞与に加え、担当馬の獲得賞金に対する原則5%の進上金も収入に加わります。単純な月給だけでは、厩務員の収入の全体像は見えてきません。
一方、地方競馬や競走馬牧場では、雇用主や担当業務、経験、賞与制度によって給与条件が変わります。厚生労働省の職業情報提供サイトに掲載された統計、実際の牧場の採用条件、JRA競馬学校の2026年度募集情報を照らし合わせながら、厩務員の年収モデル、仕事内容、勤務時間、休日、福利厚生、就職方法まで詳しく解説します。
📌 この記事の重要ポイントまとめ - JRAの初任給: 月額26万〜33万円程度。諸手当込みで、年2回の賞与と進上金もある。 - 進上金: JRA厩舎スタッフは担当馬の獲得賞金の原則5%が対象。実際の個人配分は厩舎によって異なる。 - 勤務先による違い: 地方競馬や牧場は給与体系が統一されておらず、求人ごとの比較が欠かせない。 - 就職方法: JRAの場合、原則として競馬学校の厩務員課程を修了し、日本調教師会による採用試験を経る。 - 働き方: 早朝勤務が基本。JRAでは独身寮、社会保険、退職金制度なども整備されている。
【2026年最新】厩務員の年収はいくら?JRAの初任給と給与モデル

厩務員の収入を考えるうえで、最初に確認したいのがJRA所属の厩舎スタッフの待遇です。
一般社団法人日本調教師会の採用・職業紹介情報では、JRA厩舎スタッフの初任給について、次のように公表しています。
JRA厩舎スタッフの初任給(2026年確認)26万〜33万円

月額・諸手当込みの目安
年間月例給与換算(下限)
312万円
年間月例給与換算(上限)
396万円
賞与
年2回
進上金
原則5%
出典:一般社団法人日本調教師会
JRA厩務員の月給には何が含まれる?
月額26万〜33万円という金額は、基本給だけを示したものではありません。
日本調教師会が公表している主な諸手当は以下のとおりです。
- 調教手当
- 家族手当
- 住宅手当
- 休日手当
- 日直手当
- 副馬手当
- 通勤手当
- 深夜手当
- 出張に伴う手当
初任給は経歴や職種によって変わり、諸手当についても毎月の勤務状況によって変動します。
そのため、同じJRA所属の厩舎スタッフでも、全員が一律の月給を受け取るわけではありません。
また、昇給は年1回、4月または10月に実施される仕組みです。賞与は6月と12月の年2回となっています。
厩務員の年収モデルを計算すると?
初任給を基準に、年収の考え方を整理してみます。
| 項目 | 月額26万円の場合 | 月額33万円の場合 |
|---|---|---|
| 月給×12か月 | 312万円 | 396万円 |
| 賞与 | 別途支給 | 別途支給 |
| 進上金 | 成績に応じて変動 | 成績に応じて変動 |
| その他手当 | 勤務状況による | 勤務状況による |
この計算から分かるのは、月給だけでも年間312万〜396万円相当の収入水準になるということです。
ただし、これは賞与を含む確定年収ではありません。賞与の具体的な支給額や進上金の個人配分まで一律に公開されているわけではないため、実際の年収を正確に算出するには個別の給与条件が必要です。
厩務員の平均年収360.8万円という統計は本当?
もう一つ参考になるのが、厚生労働省の職業情報提供サイト「job tag」です。
同サイトに掲載されている令和7年賃金構造基本統計調査を加工したデータでは、関連する職業分類の全国平均年収は360.8万円となっています。
また、令和7年度のハローワーク求人賃金は月額24.2万円です。
ただし、ここには重要な注意点があります。
この統計は厩務員だけを対象としたものではありません。動物飼育員などを含む広い職業分類に基づく数値です。
したがって、360.8万円をそのまま「厩務員の平均年収」と断定することはできません。
JRAの給与モデルと一般的な動物飼育関連職の統計は、対象者も給与体系も異なります。数字を比較するときには、この違いを理解しておく必要があります。
【収入を左右する最大の仕組み】進上金5%とは?担当馬の成績で年収はどう変わる?
厩務員の収入を特徴づける制度が「進上金」です。
一般的な会社員の給与は、基本給や賞与、各種手当によって決まります。しかし、競馬の厩舎スタッフには、それに加えて担当馬の競走成績に応じた収入があります。
進上金5%の仕組み
日本調教師会の公式情報によると、JRA厩舎スタッフには、担当馬の獲得賞金の原則5%が進上金として支給されます。
これは、担当馬がレースで賞金を獲得した際、その成果の一部が厩舎スタッフにも還元される仕組みです。
馬を管理する厩務員にとって、担当馬の活躍が収入にも関係する点が大きな特徴です。
進上金はいくらになる?具体的な計算例
仮に担当馬の獲得賞金を1,000万円とした場合、原則5%で計算すると次のようになります。
進上金の計算イメージ
担当馬の獲得賞金1,000万円
進上金の原則割合
5%
5%相当額の計算結果
50万円
さらに、獲得賞金が3,000万円なら150万円、5,000万円なら250万円が5%相当額になります。
ただし、ここで誤解してはいけないのが、計算された金額が必ず担当厩務員一人の手取りになるわけではないという点です。
進上金は担当者が全額受け取れる?
JRA競馬学校の公式Q&Aでは、進上金について、雇用する調教師によって従業員全体でプールする場合など、配分方法に違いがあると説明されています。
つまり、担当馬が賞金を獲得しても、その5%がそのまま担当者一人に支給されるとは限りません。
また、日本調教師会の説明では、1着から9着までの着順に応じた進上金があり、10着以下の場合にも着外手当が支給される仕組みが紹介されています。
この点からも、進上金は単純な勝利ボーナスとは異なります。
担当馬の成績で年収はどれほど変わる?
厩務員の年収は、担当馬の競走成績によって変動する可能性があります。
- 担当馬が継続的に賞金を獲得する:進上金の機会が増える。
- 担当馬が重賞などで活躍する:獲得賞金に応じた進上金が大きくなる可能性がある。
- 担当馬が長期間休養する:賞金に連動する収入は減少する。
- 担当馬の出走機会が少ない:進上金が発生する機会も限られる。
ここで押さえておきたいのは、厩務員の年収が競走馬の能力だけで決まるわけではないということです。
日々の給与、勤務状況に応じた手当、賞与、進上金という複数の収入源が組み合わさっています。
【徹底比較】JRA・地方競馬・競走馬牧場の厩務員はどこが高収入?
厩務員を目指す人にとって、JRAだけでなく地方競馬や牧場の待遇も気になるところです。
ただし、3つの勤務先は雇用形態も仕事の内容も異なります。
勤務先別の給与・待遇比較(2026年確認できる公開情報)
| 勤務先 | 給与の公開例 | 賞与・成果給 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| JRA | 初任給26万〜33万円程度 | 年2回・進上金原則5% | 制度化された給与・福利厚生 |
| 地方競馬 | 帯広の求人例で月20万〜30万円 | 求人・厩舎による | 地域や競馬場で待遇が異なる |
| 競走馬牧場 | 白井牧場の例で月21.5万〜37万円 | 前年度実績2.4〜3.0か月分 | 生産・育成・騎乗など職種で差がある |
JRA厩務員:安定した給与と成果報酬が魅力
JRAの厩舎スタッフは、美浦トレーニング・センターまたは栗東トレーニング・センターに所属します。
初任給の目安は26万〜33万円程度で、年2回の賞与、進上金、退職金制度などが整っています。
中央競馬という大きな競走体系の中で働き、担当馬が国内外のレースに挑戦する可能性もあります。
一方で、競馬学校の厩務員課程を経て採用試験に合格する必要があり、誰でもすぐにJRA厩務員になれるわけではありません。
地方競馬厩務員:競馬場や厩舎ごとの条件を確認
地方競馬では、大井、川崎、船橋、浦和、笠松、園田、門別、帯広など、各地の競馬場や関連施設で厩舎スタッフが働いています。
JRAのように全国共通の初任給を示すことはできず、各厩舎の採用条件によって給与が異なります。
2026年の求人例として、ばんえい十勝の大友厩舎では、厩務員の給与が月給20万〜30万円と掲載されています。
開催日は実働8時間、非開催日は実働6時間という勤務条件で、水曜日が休日とされています。住み込みも可能で、住居費を抑えられる条件が示されています。
地方競馬で働く場合は、月給だけでなく、開催手当、出走手当、賞金の配分、寮費なども確認したいところです。
競走馬牧場の厩務員:生産・育成・調教で給与が変わる
牧場勤務は、競走馬をレースに出走させる厩舎とは仕事内容が異なります。
主な仕事は次のとおりです。
- 競走馬の育成や調教
- 馬体の管理
- 繁殖牝馬の管理
- 子馬の飼養管理
- 出産や種付けに関する補助
- 馬房の清掃や給餌
北海道日高町の白井牧場では、騎乗厩務員と生産厩務員を募集しており、基本給20万5,000〜35万円に騎乗手当1万〜2万円を加えた月額21万5,000〜37万円を掲載しています。
さらに、前年度の賞与実績は年2回、計2.4〜3.0か月分です。
一方、北海道の株式会社小国スティーブルでは、厩務員の月給15万〜26万円、賞与年2回という募集条件が掲載されています。18歳未経験者の月給例は15万円です。
このように、牧場では同じ厩務員という職種でも、経験や担当業務によって収入に差が生じます。
JRAの給与水準だけを基準にして牧場勤務の待遇を判断するのは適切ではありません。 生産牧場と育成牧場でも、求められる技能や仕事の負担が違うからです。
【仕事内容と勤務時間】厩務員は早朝から何をしている?休日・福利厚生も解説
厩務員の仕事は、単に競走馬に餌を与えることではありません。
馬の健康状態を把握し、調教やレースに向けてコンディションを整える重要な仕事です。
厩務員の主な仕事内容
JRAの職業紹介情報や厚生労働省の職業情報によると、厩務員の仕事には次のような業務があります。
1. 馬の健康管理
馬体に異常がないかを確認し、歩き方や足元、体調の変化を観察します。
2. 給餌と馬房清掃
飼料を与え、馬房に敷かれた寝わらを交換します。馬が清潔で安全に過ごせる環境を維持する作業です。
3. 馬体の手入れ
ブラッシングや足元のケアなどを行い、馬の状態を整えます。
4. 調教の補助
調教に向けた準備や運動後のクールダウン、必要な手入れを行います。
5. レース開催日のサポート
競馬場への出張や、レース当日の馬の引き付け、パドックでの対応なども担当します。
日本調教師会によると、JRAでは1人の調教師のもとで約20頭の競走馬を12名ほどのスタッフが管理する体制が紹介されています。
厩務員の勤務時間は朝何時から?
厩務員の勤務時間は、一般的なオフィスワークとは大きく異なります。
厚生労働省の職業情報では、中央競馬の平常日の勤務例として、次の時間帯が紹介されています。
JRA厩舎スタッフの平常日の勤務イメージ
午前5時30分ごろ
出勤・馬の健康チェック・馬房清掃
午前11時30分ごろ
朝の作業終了
午前11時30分〜午後2時30分ごろ
休憩時間
午後2時30分ごろ
午後の厩舎作業・馬の状態確認
午後4時ごろ
一日の作業終了
日本調教師会が公表する所定の勤務時間は、1日7時間30分です。
ただし、勤務開始時間は季節などによって異なります。競馬開催日には、さらに早い時間から作業を始めることもあります。
厩務員の休日は少ない?月曜日と日曜日が基本
JRA厩舎スタッフの休日について、日本調教師会は次のように公表しています。
- 月曜日
- 日曜日の午後(開催出張者を除く)
- 祝祭日や年末年始などは原則として休日買上
一般的な土日休みとは違い、競馬開催のスケジュールに合わせた勤務体系です。
特に土日のレース開催日は、担当馬のサポートが必要になる場合があります。
そのため、休日の日数だけでなく、開催出張の有無や休日の取り扱いを確認することが大切です。
福利厚生は充実している?
JRA厩舎スタッフの福利厚生には、次のような制度があります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 社会保険 | 健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険 |
| 住居 | 独身寮・宿舎 |
| 医療 | 職域内診療所 |
| 施設 | グラウンド・プール・体育館 |
| 退職後 | 退職一時金・企業年金 |
| その他 | 住宅資金等貸付金・慶弔給付制度 |
早朝勤務が基本となる職業だからこそ、勤務地の近くに住める寮や宿舎は大きなメリットです。
また、日本調教師会の職業紹介では、育児休業制度などの生活支援制度についても紹介されています。
給与だけでなく、長く働くための環境が整備されている点もJRA勤務の特徴です。
【厩務員になるには】JRA競馬学校の厩務員課程と採用条件
JRAの厩務員を目指す場合、一般的な企業のように求人に応募するだけでは採用されません。
JRA競馬学校の厩務員課程を修了し、その後、日本調教師会が実施する採用試験を経て、調教師に採用される必要があります。
JRA競馬学校の厩務員課程に入る条件
JRAの募集要項では、主に次の条件が設けられています。
- 中学校卒業以上の学歴、または同等以上の学力
- 厩舎従業員として働くうえで支障のない健康状態
- 競走馬・育成馬・乗馬の騎乗経験が合計1年以上
- 単独騎乗で常歩・速歩・駈歩の3種の歩法ができること
つまり、馬が好きという気持ちだけではなく、実際に馬に乗れる技術が求められます。
なお、かつて設けられていた60kg以下という体重制限は2009年に撤廃されています。ただし、調教騎乗に必要な体力や体重管理への意識は求められています。
競馬学校の訓練期間は原則6か月
厩務員課程では、原則として6か月間の訓練を受けます。
前期には基本馬術、後期には競走馬術を学び、実際の競走馬を扱うための技術を身につけます。
さらに、馬の飼養管理、疾病に関する基礎知識、競馬法規なども学習します。
JRA競馬学校は一般的な高校や専門学校とは異なり、厩舎スタッフを目指す人のための職能訓練校に近い教育機関です。
入学金や授業料はかかりませんが、寮での食事代や受験料などは別途必要です。
2026年11月時点の最新募集スケジュール
2026年11月1日時点で公開されている募集情報では、2027年度春期の厩務員課程について、次の予定が掲載されています。
| 項目 | 2027年度春期の予定 |
|---|---|
| 募集区分 | 2027年4月生・7月生 |
| 募集人数 | 各15名程度 |
| 願書受付 | 2026年9月7日〜10月13日 |
| 入学試験 | 2026年11月17日・18日 |
| 合格発表 | 2026年12月下旬ごろ |
| 訓練期間 | 原則6か月 |
11月1日時点では願書受付は終了しており、これから受験を検討する人は次回募集の発表を確認する必要があります。
競馬学校を卒業すれば必ずJRA厩務員になれる?
ここは特に注意したいポイントです。
競馬学校を卒業しただけで、必ず採用されるわけではありません。
JRAの公式Q&Aによると、卒業後は日本調教師会の採用試験を受験し、さらに中央競馬所属の調教師に採用される必要があります。
求人がない場合は、採用機会が生じるまで待機となることもあります。
つまり、競馬学校への入学と厩務員としての就職は、別々の段階として考えなければなりません。
地方競馬なら競馬学校に通わなくてもなれる?
地方競馬の場合は、JRAとは採用ルートが異なります。
厚生労働省の職業情報では、地方競馬は各競馬場や厩舎で欠員が生じた際などに募集・採用する形が紹介されています。
JRA競馬学校のような統一された養成課程や定期的な採用試験はありません。
牧場で経験を積んでから地方競馬の厩舎に応募するなど、実務経験を活用する方法もあります。
【プロの結論】厩務員は高収入なのか?向いている人・就職前の判断基準
厩務員という職業を年収だけで評価すると、実際の働き方や収入構造を見誤る可能性があります。
JRAでは初任給26万〜33万円程度に加えて、年2回の賞与や進上金が用意されています。
一方、地方競馬や牧場では、勤務先によって給与や休日、住居、賞与制度が大きく異なります。
重要なのは、給与の金額だけでなく、何を基準に収入が決まるのかを理解することです。
厩務員に向いている人
次のような特徴を持つ人は、厩務員という仕事に適性があると考えられます。
- 馬の小さな体調変化に気づける人
- 毎日の世話を地道に続けられる人
- 早朝勤務や体力仕事に対応できる人
- 馬の性格や個体差を理解しようと努力できる人
- 調教師やほかのスタッフと協力できる人
- レースの結果だけでなく、日々の管理にやりがいを感じられる人
特に重要なのは、馬に対する観察力です。
競走馬は言葉で体調を伝えられません。食欲、歩様、毛並み、足元の状態など、小さな変化を見逃さないことが求められます。
就職前に慎重に考えたい人
反対に、次のような人は仕事内容との相性を慎重に考える必要があります。
- 土日祝日に必ず休みたい人
- 朝早く起きる生活が苦手な人
- 動物の排せつ物や清掃作業に抵抗がある人
- 天候に左右される屋外作業が苦手な人
- 馬の成績による収入変動を受け入れられない人
また、馬は大きな動物であり、予測できない動きをすることもあります。安全管理や体力面への備えも欠かせません。
求人票で必ず確認したい6つのポイント
厩務員として働くことを考えるなら、次の条件を確認しておきたいところです。
1. 基本給と諸手当: 月給にどこまでの手当が含まれているか。
2. 賞与: 年何回で、過去の支給実績はどうか。
3. 進上金: 担当者への個人配分なのか、厩舎全体で分配するのか。
4. 担当馬の頭数: 何頭を担当し、どの程度の業務を担うのか。
5. 休日と勤務時間: 早朝勤務、開催日の出張、休日の取り扱いはどうなっているか。
6. 福利厚生: 社会保険、寮、住宅手当、退職金などは整備されているか。
特に進上金については、割合だけで判断せず、実際の支給・分配ルールを採用面接などで確認することが重要です。
【厩務員の年収】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:厩務員の平均年収は400万円以上ありますか?
厩務員全体について、2026年時点で一律に400万円以上と示せる公的な平均年収データはありません。JRAの初任給を年間換算すると312万〜396万円相当で、これに賞与や進上金などが加わります。実際の年収は所属先や担当馬の成績によって変わります。
Q2:JRA厩務員の進上金5%は必ず個人でもらえますか?
必ずしもそうではありません。担当馬の獲得賞金に対して原則5%という仕組みですが、調教師によっては従業員全体でプールするなど、配分方法が異なります。
Q3:未経験でも厩務員になれますか?
地方競馬や牧場では未経験者を募集する求人もあります。一方、JRA競馬学校の厩務員課程では、受験資格として合計1年以上の騎乗経験と基本的な騎乗技術が必要です。まず牧場や乗馬施設などで経験を積む方法があります。
Q4:厩務員は毎週土日が休みですか?
JRAの厩務員は競馬開催日に勤務するため、一般的な土日休みではありません。日本調教師会の公表条件では、月曜日と日曜日の午後が基本的な休日となっています。ただし、開催出張者などは異なります。
Q5:牧場の厩務員とJRAの厩務員ではどちらが稼げますか?
一概には比較できません。JRAは初任給や賞与、進上金などの制度が整備されています。一方、牧場は経験や騎乗技術、担当業務によって給与が変わり、賞与の実績が高い求人もあります。月給だけでなく、年間賞与や休日、住居費も含めて比較することが大切です。
まとめ:厩務員の年収は所属先と担当馬の成績で変わる
2026年の厩務員の年収を考えるうえで、最も参考になるのが日本調教師会が公表するJRA厩舎スタッフの待遇です。
初任給は月額26万〜33万円程度(諸手当込み)。年2回の賞与、担当馬の獲得賞金に対する原則5%の進上金、退職金制度などが用意されています。
ただし、進上金の実際の配分は調教師によって異なり、担当馬の成績によっても収入が変動します。
地方競馬は厩舎ごと、牧場は事業者や仕事内容ごとに給与体系が異なるため、JRAと同じ基準で年収を比較することはできません。
厩務員を目指すなら、次の3点を軸に進路を考えることをおすすめします。
- 安定した給与や福利厚生を重視するなら、JRA厩舎スタッフの採用ルートを調べる。
- 地域や実務経験を生かして働きたいなら、地方競馬の厩舎求人を比較する。
- 生産や育成、調教に深く携わりたいなら、競走馬牧場の採用条件を確認する。
厩務員は、競走馬の活躍を裏側から支える専門職です。収入面では月給だけでなく、賞与、進上金、福利厚生、休日、住居環境まで総合的に見ることが、長く働ける職場を選ぶための判断基準になります。