MATSUの現在は?2026年の芸能活動とEXILE復帰
2026年現在、松本利夫は芸能活動を継続しています。
2015年12月31日にEXILEのパフォーマーを卒業しましたが、これは病気による引退ではありません。本人の所属事務所LDHのプロフィールでも、以降は俳優としての活動を本格化させたことが紹介されています。
2026年の主な活動は次のとおりです。
- 2026年3月: 病院なびドクタビューのインタビューで、ベーチェット病との闘いや現在の生活について語る。
- 2026年4月: EXILEの東京ドーム公演「EXILE LIVE 2026 “THE REASON” ~PERFECT YEAR Special~」にSPECIAL MEMBERとして出演。
- 2026年4月: 東海テレビ・フジテレビ系ドラマ「時光代理人」第3話に出演。
- 2026年9月: 舞台「呪怨 THE LIVE -再念-」に佐伯剛雄役として出演。
また、2026年4月4日放送の「千原ジュニアのヘベレケSP」でも、ベーチェット病について語っています。本人は、免疫の働きに関連して全身に炎症が起こる病気であることや、自身の症状が特に強かった時期について説明しました。
こうした活動を見ると、MATSUはダンサーから俳優へと表現の場を広げながら、現在もEXILEとの関係を大切にしていることが分かります。
ただし、現在の病状が完治した、あるいは症状が完全に消失したという公式発表は確認できません。芸能活動を続けていることと、医学的に病気が治癒したことは別の話です。
【MATSU以外にもいる】平山遊季・柴田章吾の公表事例と実態

ベーチェット病を公表している人物は、MATSUだけではありません。特に2024年以降は、若い世代の芸能人による公表も話題になりました。
アンジュルム・平山遊季|2024年に18歳で診断を公表

アイドルグループ「アンジュルム」の平山遊季は、2024年10月25日にベーチェット病と診断されたことが所属事務所から発表されました。
当時18歳だった平山は、発熱や倦怠感などの症状が続いたため医師の診察を受け、病名が判明したと説明されています。
所属事務所の発表では、医師と相談しながら無理のない範囲で活動を続ける方針が示されました。
本人も公式ブログで、診断を受けたことで治療を始められ、病名が分からないことへの不安が軽くなったという趣旨の心境を伝えています。
この発表で印象的なのは、病気を理由に活動を諦めるのではなく、治療と仕事を両立する意思を明確にしたことです。
2026年8月にはイベント中止も発表
2026年の平山については、体調に関する新しい動きもありました。
8月には、本人の体調に波があることを考慮し、医師と相談した結果、予定されていたバースデーイベントの中止が発表されています。
また、屋外イベントへの出演を当面控える方針も所属事務所から発表されました。
一方、ハロー!プロジェクトの公式日程には、2026年秋のアンジュルムのツアーが掲載されています。
病気との付き合い方は人それぞれであり、MATSUの経験をそのまま平山に当てはめることはできません。活動内容や体調に応じて、出演できる仕事を調整していくことが現実的な選択になります。
元巨人・柴田章吾|ベーチェット病と甲子園、プロ野球への挑戦

柴田章吾は、芸能人ではありませんが、ベーチェット病と向き合った著名人として知られています。
中学生時代にベーチェット病を発症し、医師から野球を続けることが難しいと告げられた経験があります。
それでも野球を諦めず、愛工大名電高校に進学。体調や治療に配慮しながら練習を続け、3年生の夏には甲子園のマウンドに立ちました。
その後、明治大学を経て、2011年のドラフトで読売ジャイアンツから育成3位指名を受けます。プロ野球選手として3年間プレーした後、現役を引退しました。
2025年の文春オンラインのインタビューでも、ベーチェット病を抱えながら野球を続けた経験が紹介されています。
2026年は、スポーツビジネスやアジア甲子園の運営に関わり、SHAPE PartnersのCSOとしても活動しています。
ネットの「ベーチェット病芸能人5人」という情報は本当?
検索すると、ベーチェット病の芸能人を5人紹介するランキング記事や、有名人一覧が複数見つかります。
しかし、掲載人数と本人が病気を公表した人数は同じではありません。
特に注意したいのが、次の3つの区別です。
- 本人がテレビ、公式ブログ、公式サイト、インタビューなどで病名を公表した人物。
- 所属事務所や公式団体が病名を発表した人物。
- 第三者のまとめ記事やランキングで名前だけが掲載されている人物。
例えば、MATSU、平山遊季、柴田章吾には、それぞれ本人の発言や公式発表、取材記事という根拠があります。
一方、ランキングに掲載されているだけの人物については、同じ水準の裏付けがあるとは限りません。
病名という非常にプライベートな医療情報は、本人の公表を基準に扱うことが大切です。
【医学的に解説】ベーチェット病の主な4つの症状とは?
ベーチェット病は、全身に炎症を起こし、症状が良くなったり悪くなったりすることを繰り返す慢性の炎症性疾患です。
日本では厚生労働省が定める指定難病56に分類されています。
病気の名前は、1937年に症例を報告したトルコのイスタンブール大学皮膚科教授、フルシ・ベーチェットに由来します。
難病情報センターによると、令和6年度末時点の医療受給者証保持者数は15,087人です。これは医療受給者証を持つ人の数であり、日本国内の患者総数そのものではありません。
① 口内炎|繰り返し発生する痛みを伴う潰瘍
最も特徴的な症状の一つが、口の中にできる再発性のアフタ性潰瘍です。
一般的な口内炎と似ていますが、次のような特徴があります。
- 何度も繰り返し発生する。
- 唇の内側、頬の内側、舌、歯肉などにできる。
- 痛みが強く、食事や会話が困難になることがある。
- 一度治っても再び発生する。
MATSUが2026年のインタビューで明かした、幼少期から口内炎が4〜5個できていたという経験は、この症状のつらさを伝える具体的な事例です。
悪化した時期には40個以上の口内炎ができたこともあったと語っています。
ただし、口内炎が頻繁にできるからといって、必ずベーチェット病というわけではありません。一般的な再発性アフタ性口内炎など、ほかの原因も考えられます。
② 皮膚症状|赤く腫れる発疹やニキビに似た炎症
皮膚にも特徴的な炎症が現れます。
代表的なのは、結節性紅斑様皮疹と毛嚢炎様皮疹です。
結節性紅斑様皮疹は、主に脚などに赤く腫れた痛みのある発疹が現れるものです。
一方、毛嚢炎様皮疹は、ニキビや毛穴の炎症に似た発疹が顔や首、背中などに生じます。
また、皮膚が刺激に敏感になり、注射や採血などの小さな刺激で炎症が生じることもあります。
こうした皮膚症状は、口内炎や眼症状とともに診断を考える際の重要な手がかりです。
③ 眼症状|ぶどう膜炎と視力障害
ベーチェット病で特に注意が必要なのが、眼に起こる炎症です。
代表的な病変が「ぶどう膜炎」です。
ぶどう膜とは、眼球内部にある虹彩、毛様体、脈絡膜などの組織を指します。ここに炎症が起こることで、さまざまな視覚症状が現れます。
主な症状は次のとおりです。
- 目の充血
- 眼痛
- 光をまぶしく感じる羞明
- 視界がかすむ霧視
- 黒い点や虫のようなものが見える飛蚊症
- 視力の低下
特に後部ぶどう膜炎や網膜血管炎などは、視力に深刻な影響を与える可能性があります。
炎症が繰り返されると眼の組織にダメージが蓄積し、重症の場合は視力が回復しにくくなったり、失明につながったりすることもあります。
MATSUが2006年に左目の異変を経験したことも、眼症状の重大さを考えるうえで象徴的な事例です。
ただし、彼の症状だけを見て、すべての患者に同じ経過が起きると考えるのは誤りです。
現在は免疫抑制薬や生物学的製剤など治療の選択肢も広がっています。日本眼科学会も、早期治療と定期的な眼科受診の重要性を説明しています。
④ 外陰部潰瘍|口内炎と似た痛みを伴う症状
4つ目の主症状は、外陰部に発生する潰瘍です。
男性では陰嚢や陰茎、女性では大小陰唇や膣粘膜などに生じます。
口内炎と同じように痛みを伴い、症状が強い場合には日常生活にも影響します。
また、治癒後に瘢痕が残る場合もあります。
この症状は非常にデリケートなため、本人が公表していない限り、芸能人の個別の症状として推測することはできません。
口内炎、皮膚症状、眼症状、外陰部潰瘍の4つが主症状ですが、全員に同じ症状が現れるわけではありません。
【原因・指定難病・診断】ベーチェット病は自己免疫疾患なのか?
ベーチェット病の原因は、2026年現在も完全には解明されていません。
ただし、研究によって遺伝的な要因や環境的な要因、免疫機能の異常が発症に関係していることが分かってきています。
原因は遺伝?感染?ストレス?
現在、有力とされているのは、遺伝的な体質と環境要因が複雑に関係して発症するという考え方です。
代表的な要素は次のとおりです。
遺伝的要因
HLA-B51やHLA-A26などの遺伝的特徴が、ベーチェット病の発症リスクと関係しています。
ただし、これらの遺伝子を持っているからといって、必ず発症するわけではありません。
環境的要因
細菌やウイルスなどの微生物が、免疫反応に影響する可能性が研究されています。
特定の感染症がすべての患者の原因になると証明されているわけではありません。
免疫機能の異常
免疫細胞の働きが過剰になることで、全身に炎症が起こると考えられています。
つまり、単純に遺伝する病気でも、特定の細菌に感染して発症する病気でもありません。
自己免疫疾患との関係は?
ベーチェット病は、一般向けの記事などで自己免疫疾患として紹介されることがあります。
実際に、免疫機能の異常が病気の発症に関係している点は共通しています。
ただし、医学的には全身性炎症性疾患として理解することが重要です。
一般的な自己免疫疾患と同じ仕組みだけで説明できるわけではなく、自然免疫や好中球などの炎症反応も深く関係しています。
また、ベーチェット病では特徴的な自己抗体が診断の決め手になるわけではありません。
そのため、「免疫が自分の体を攻撃する病気」という簡単な説明だけでは、病気の仕組みを十分に理解できません。
指定難病56に認定されている理由
ベーチェット病が指定難病となっているのは、原因が十分に解明されておらず、症状が多様で、長期間にわたる管理が必要になるためです。
診断にも特徴があります。
血液検査だけで確定できる病気ではなく、患者の症状、病歴、眼科的所見などを総合的に判断します。
日本ベーチェット病学会が掲載する診断基準では、主症状の組み合わせによって病型を分類しています。
- 完全型: 経過中に4つの主症状が出現したもの。
- 不全型: 3つの主症状、または2つの主症状と2つの副症状など、所定の条件を満たすもの。
- 疑い: 主症状の一部が見られるものの、不全型の基準を満たさないもの。
- 特殊型: 腸管型、血管型、神経型などの特殊病変を伴うもの。
重要なのは、4つの主症状が必ず同時に現れるわけではないという点です。
発症から時間が経過するにつれて症状がそろうこともあるため、継続的な診察が必要になります。
【余命と予後】ベーチェット病は寿命が短くなる難病なのか?
ベーチェット病について検索する人の多くが気にしているのが、「余命」「寿命」「失明」「死亡率」といった問題です。
最初に理解しておきたいのは、ベーチェット病と診断されたからといって、全員の寿命が短くなるわけではないということです。
ベーチェット病に余命の決まった数字はある?
ベーチェット病には、すべての患者に適用できる一律の余命や生存年数はありません。
病状の重さや炎症が起こる臓器によって、経過が大きく異なるためです。
難病情報センターや大学病院の医学解説では、眼症状や特殊病型がない場合、慢性的に症状を繰り返しても一般的に予後は良好とされています。
一方、重症化すると生命に関わる合併症が生じる場合があります。
注意が必要な3つの特殊病型
特に注意が必要なのが、腸管型、血管型、神経型です。
1. 腸管型ベーチェット病
腸に潰瘍ができ、腹痛、下痢、下血などが起こります。
重症の場合には消化管出血や腸管穿孔につながることがあり、外科的治療が必要になる場合もあります。
2. 血管型ベーチェット病
動脈や静脈に炎症が生じる病型です。
深部静脈血栓症や動脈瘤などが発生する可能性があり、血管の状態によっては生命に関わります。
3. 神経型ベーチェット病
脳や中枢神経に炎症が起こる病型です。
髄膜炎や脳幹脳炎、運動機能の障害、精神神経症状などが現れる場合があります。
これらの特殊病型は、一般的な口内炎や皮膚症状だけの場合とは異なり、専門的な治療と継続的な管理が必要です。
治療法の進歩で予後は改善している
かつてベーチェット病の眼症状は、視力を失う危険性が高い合併症として知られていました。
しかし、現在は治療法が進歩しています。
主な治療には以下があります。
- ステロイド薬:炎症を抑えるために使用。
- コルヒチン:再発する炎症の抑制などに使用。
- 免疫抑制薬:免疫反応を調整する目的で使用。
- 生物学的製剤:炎症に関係する物質の働きを抑える治療。
特に、TNF阻害薬であるインフリキシマブなどは、難治性の眼病変や特殊病型に対する治療選択肢となっています。
日本眼科学会も、適切な治療を受けることで視力の維持が期待できる場合が多いと説明しています。
ただし、炎症を放置すると後遺症が残る可能性があるため、眼の充血や視力低下、眼痛などが現れた場合には早めの眼科受診が欠かせません。
【ベーチェット病の芸能人】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ベーチェット病を公表している芸能人は誰ですか?
A1:代表的な公表事例は、EXILEのMATSUこと松本利夫と、アンジュルムの平山遊季です。また、元プロ野球選手の柴田章吾も病気を公表している著名人として知られています。
Q2:MATSUはベーチェット病が原因でEXILEを引退したのですか?
A2:2015年12月31日にEXILEのパフォーマーを卒業していますが、病気を理由とした全面的な芸能界引退ではありません。その後は俳優や舞台を中心に活動し、2026年にはEXILEの東京ドーム公演にもSPECIAL MEMBERとして出演しています。
Q3:ベーチェット病は失明する病気ですか?
A3:眼にぶどう膜炎などの炎症が起こり、重症化すると視力障害や失明につながる場合があります。ただし、すべての患者が失明するわけではありません。早期診断と適切な治療、定期的な眼科受診が重要です。
Q4:ベーチェット病の原因は遺伝ですか?
A4:遺伝的な体質が発症に関係することは分かっていますが、単純な遺伝病ではありません。環境要因や免疫機能の異常など、複数の要素が関係すると考えられています。
Q5:ベーチェット病になると寿命が短くなりますか?
A5:一律に寿命が短くなるわけではありません。眼病変や血管・神経・腸管などの特殊病型の有無、治療への反応によって予後は異なります。定期的な診察と適切な治療が大切です。
まとめ:【プロの結論】ベーチェット病の芸能人から考える病気との向き合い方
2026年現在、ベーチェット病を公表した人物として注目されるのは、EXILEのMATSUこと松本利夫、アンジュルムの平山遊季、そして元プロ野球選手の柴田章吾です。
なかでもMATSUは、2007年の公表以来、病気と芸能活動の両立という面で広く知られてきました。
2026年3月のインタビューでは、幼少期からの口内炎、23歳での診断、2006年の左目の症状悪化など、これまでの闘病を具体的に振り返っています。
現在はダンサーから俳優へと活動の軸を移し、EXILEとの関係も保ちながら舞台や映像作品に出演しています。
一方、平山遊季の2026年の体調に関する発表からも分かるように、病気との付き合い方は一人ひとり異なります。
情報を見極めるための3つの判断基準
ベーチェット病の芸能人について調べるときは、次の3点を意識すると情報の混同を避けられます。
1. 本人の公表があるか: 公式ブログ、所属事務所、本人インタビューなどで病名が確認できるか。
2. 現在の活動と病状を混同していないか: 芸能活動を続けていることは、病気が完治した証明にはならない。
3. 医学情報に公的な根拠があるか: 症状や余命については、難病情報センター、日本眼科学会、専門医療機関などの情報を優先する。
ベーチェット病は、口内炎だけの病気ではありません。眼、皮膚、外陰部、腸管、血管、神経など、全身に影響する可能性がある慢性炎症性疾患です。
しかし、病気を抱えながらも仕事や夢を追い続ける人たちがいることも事実です。
MATSUの経験が示しているのは、病気を抱えた人にとって、従来の働き方や生活を見直し、自分の状態に合わせた新しい道を選ぶことも一つの可能性だということです。
ベーチェット病を正しく理解することは、病気を抱える著名人への理解だけでなく、同じ病気と向き合う多くの患者への理解にもつながります。