【TUBEと横浜スタジアムの関係】なぜ夏の恒例行事になったのか
横浜スタジアムは、神奈川県横浜市中区の横浜公園内にある野球場で、横浜DeNAベイスターズの本拠地として知られています。地元では「ハマスタ」の愛称で親しまれています。
一方、神奈川県出身のTUBEにとって、この場所は単なるコンサート会場ではありません。1988年に初めて単独ライブを開催して以来、夏の野外ライブを象徴する特別なステージとして歴史を重ねてきました。
TUBEが野外ライブを始めたのは1986年の日比谷野外音楽堂公演です。その2年後、横浜スタジアムへと舞台を広げました。夏の太陽、海を感じさせる演出、観客との一体感を大切にするライブスタイルが、横浜スタジアムという開放的な会場と結び付いていきました。
この公演の特徴は、単にヒット曲を披露するだけではないことです。毎年異なるライブタイトルやステージ構成を用意し、噴水、花火、特殊ステージなどを組み合わせて、野外スタジアムならではの演出を追求しています。
さらに、2018年の通算30回目の公演では、地元・関内の商店街や地域団体も記念企画に参加しました。駅構内のBGMや街中の装飾など、ライブが横浜の街そのものを盛り上げるイベントへと広がったことも見逃せません。
【歴代公演の年表】1988年の初開催から2026年の第37回まで

TUBEの横浜スタジアム公演は、1988年からほぼ毎年開催されてきました。ただし、毎年途切れずに開催されたわけではありません。
1990年には千葉マリンスタジアムでライブを開催。さらに2020年と2021年には新型コロナウイルス感染症の影響で、通常の有観客公演が実施できませんでした。
そのため、2026年の第37回という数字は、単純に1988年からの経過年数を数えたものではなく、横浜スタジアムで実施された公演の通算回数を示しています。
主な歴史的転換点を整理すると、次のとおりです。
出典:TUBE公式サイト、ソニーミュージックの公演発表、過去のライブ関連資料をもとに整理。
コロナ禍を乗り越えた2022年の再出発

歴史を振り返るうえで、2020年から2022年にかけての3年間は大きな転換点です。
2020年8月1日、TUBEは新型コロナウイルスの感染拡大を受け、9月5日に予定していた横浜スタジアム公演の中止を発表しました。その後、同じ9月5日に無観客の配信ライブ『HELP! ~NEVER GIVE UP SUMMER~』を実施しています。
2021年も横浜スタジアムでの野外ライブは中止となりました。そして2022年9月3日、3年ぶりとなる有観客公演『TUBE LIVE AROUND SPECIAL 2022 Reunion』が実現します。通算33回目となったこの公演には、再会や再集結という意味が込められていました。
2023年には34回目、2025年には36回目へと記録を伸ばし、2026年にはついに37回目を達成。中断期間を挟みながらも、横浜スタジアムの夏を再び定着させてきたことが、この公演の大きな特徴です。
【2026年9月5日の第37回公演】3万7,000人を魅了した演出とは

2026年9月5日(土)、横浜スタジアムで開催された『TUBE LIVE AROUND SPECIAL 2026 No TUBE, No Summer.』は、同会場での通算37回目となる記念公演でした。
ソニーミュージックの10月29日付公式発表によると、当日の動員数は約3万7,000人。TUBE自身が持つ横浜スタジアムでのアーティスト単独公演の最多開催記録も更新しました。
公演は16時30分開場、18時30分開演。夏の定番曲からバラード、メドレー、アンコールまで、約2時間30分にわたって全22曲を披露しました。
観客を驚かせた大規模なステージ演出
2026年公演の大きな特徴は、音楽と視覚的な演出を組み合わせたスタジアムならではのエンターテインメントです。
公演関連の報道によると、前田亘輝は高さ約10メートルまで吊り上げられたゴンドラで登場。さらに、楽曲ごとに異なる大規模な演出が用意されていました。
- 「十年先のラブストーリー」: 大規模な噴水を使った水の演出。
- 「シーズン・イン・ザ・サン」: 気球に乗ってスタジアム内を一周する演出。
- 「WINNERS HIGH」: 打ち上げ花火や火柱を取り入れた迫力あるステージ。
- ダンサー: 総勢30名を超えるダンサーが参加。
ソニーミュージックの公式発表でも、噴水、水柱、花火、30名を超えるダンサーの出演が紹介されています。野外ライブの醍醐味を生かした演出が、37回目の公演を特別なものにしました。
3万7,000人の動員とチケット完売
約3万7,000人という動員数は、TUBEの横浜スタジアム公演が現在も大規模な集客力を持っていることを示しています。
THE FIRST TIMESの公演関連記事では、チケット完売も報じられています。長年のファンに加え、夏の代表曲を楽しみたい人や、スタジアムならではの演出を目当てにした観客にとっても、魅力の大きい公演だったことがうかがえます。
単純な動員数だけでなく、会場を埋める規模の観客に向けて音楽・映像・特殊演出を組み合わせた点が、TUBEの横浜スタジアムライブの強みです。
【松山千春がサプライズ出演】神セトリと全22曲を紹介
2026年公演で特に大きな話題となったのが、歌手・松山千春のサプライズ出演です。
松山千春はTUBEのメンバーと親交が深い人物として紹介されており、アンコールで登場。TUBEとともに代表曲2曲を披露しました。
共演した楽曲は次の2曲です。
- 「長い夜」
- 「大空と大地の中で」
いずれも松山千春を代表する楽曲であり、TUBEの夏のヒットナンバーとは異なる魅力を持っています。世代を超えて知られる楽曲が加わったことで、アンコールはこの公演ならではの特別な時間になりました。
2026年横浜スタジアム公演のセットリスト
今回のセットリストは、夏の代表曲だけでなく、ファンから長く支持されている楽曲やメドレーも組み込まれた構成です。
公式映像作品の収録内容として発表された全22曲を、演奏順にまとめました。
TUBE LIVE AROUND SPECIAL 2026 No TUBE, No Summer.
本編
アンコール
出典:ソニーミュージック公式映像商品発表、THE FIRST TIMESのセットリスト掲載情報。
なぜ「近年No.1の神セトリ」と話題になったのか
2026年公演のセットリストについて、ソニーミュージックはライブ後のSNSで「近年No.1」の神セトリとして話題になったと紹介しています。
その理由として考えられるのが、代表曲とファン人気の高い楽曲のバランスです。
「シーズン・イン・ザ・サン」「夏を抱きしめて」「あー夏休み」は、TUBEを象徴する夏の定番曲です。一方、「十年先のラブストーリー」は、アップテンポな夏ソングとは異なる感情的な魅力を持つ楽曲です。
さらに、春畑道哉のソロメドレーやTUBEメドレーを組み込むことで、単純なヒット曲の連続ではない構成になっています。そこに松山千春との共演が加わったことも、今回の評価を押し上げた要素です。
なお、「神セトリ」は公式が紹介したSNS上の反響を表す言葉であり、音楽ランキングや集計された満足度調査の結果ではありません。公演の魅力を表現したファン目線の評価として理解するとよいでしょう。
【2026年のチケット料金】席種別の価格と公演情報
2026年9月5日のTUBE横浜スタジアム公演では、座席の種類によってチケット料金が設定されていました。
ソニーミュージックの公式公演案内で発表された税込価格は以下のとおりです。
2026年公演のチケット料金
グランド席・グランド車椅子席13,200円
スタンド席・BOX席・車椅子席11,000円
注釈付き席・ステージサイド席・立見9,900円
税込価格。2026年公演の当時の販売料金です。
開催概要とチケット購入時の注意点
- 公演日:2026年9月5日(土)
- 会場:横浜スタジアム
- 開場:16時30分
- 開演:18時30分
- 一般発売:2026年7月11日(土)10時から
- 年齢制限:5歳以上有料
- 開催条件:雨天決行・荒天中止
- 主催公演の問い合わせ先:キョードー横浜
一般発売はチケットぴあなどのプレイガイドで行われました。2026年11月2日現在、この公演はすでに終了しているため、上記価格は次回公演の販売価格ではありません。
今後の横浜スタジアム公演を検討する場合は、席種だけでなく、注釈付き席やステージサイド席の視界、立見エリアの位置なども確認したいところです。特に野外スタジアムでは、ステージとの距離や見える角度によってライブの楽しみ方が変わります。
【2026年12月23日発売】TUBE横浜スタジアム公演のDVD・Blu-ray
2026年の横浜スタジアム公演は、DVD・Blu-rayとして映像化されます。
2026年10月29日、ソニーミュージックは『TUBE LIVE AROUND SPECIAL 2026 No TUBE, No Summer.』の発売を正式発表しました。
発売日は2026年12月23日(水)。DVDとBlu-rayの2形態で、価格はいずれも税込7,700円です。
商品情報一覧
| 項目 | DVD | Blu-ray |
|---|---|---|
| 商品名 | No TUBE, No Summer. | No TUBE, No Summer. |
| 発売日 | 12月23日 | 12月23日 |
| 価格 | 7,700円 | 7,700円 |
| 品番 | AIBL-9526 | AIXL-236 |
| 初回仕様 | 特製フォトブック・ケース | 特製フォトブック・ケース |
出典:ソニーミュージック公式発表。
映像作品で注目したい3つのポイント
1.松山千春との共演を含む全演目を収録
最大の見どころは、アンコールに登場した松山千春との共演が収録されることです。「長い夜」「大空と大地の中で」の2曲を含め、2026年9月5日の公演全体が収録対象となっています。
2.花火・噴水・水柱の演出を映像で楽しめる
今回の公演では、屋外スタジアムならではの大規模な演出が実施されました。噴水や水柱、花火、30名を超えるダンサーなど、音源だけでは伝わらない視覚的な魅力も映像作品の見どころです。
3.初回生産仕様には特典が付属
初回生産仕様には、特製フォトブックと特製ケースが付属します。公演当日の思い出を形に残したい人や、TUBEのライブ映像をコレクションしている人にとって、注目したいポイントです。
なお、初回仕様は生産数に限りがあるため、購入を希望する場合は販売店の商品情報や予約条件を確認しておくと安心です。
DVDとBlu-rayはどちらがおすすめ?
今回の2形態は、公式発表上、収録される公演内容と販売価格が同じです。選ぶ際は、再生環境や普段の映像鑑賞スタイルを基準にするとよいでしょう。
- Blu-rayがおすすめの人: 大型テレビで花火や水柱、ステージ全体の映像を楽しみたい人。
- DVDがおすすめの人: DVDプレーヤーを中心に使用している人や、従来のTUBE映像作品と同じ形式でそろえたい人。
- 初回仕様を希望する人: フォトブックや特製ケースを含めて記念に残したい人。
なお、今回の公式発表では両形態とも税込7,700円となっています。価格差ではなく、再生機器と保管方法で選ぶのが合理的です。
【横浜スタジアムとTUBE】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:TUBEが横浜スタジアムで初めてライブを開催したのはいつですか?
A1:1988年8月17日です。以来、ほぼ毎年夏の恒例公演として開催され、2026年9月5日の公演で通算37回目となりました。
Q2:2026年のTUBE横浜スタジアム公演には何人が来場しましたか?
A2:約3万7,000人です。チケットは完売し、同会場でのTUBE自身のアーティスト単独公演の最多開催記録も37回に更新しました。
Q3:2026年の横浜スタジアム公演に松山千春は出演しましたか?
A3:出演しました。アンコールでサプライズゲストとして登場し、「長い夜」と「大空と大地の中で」の2曲をTUBEと共演しました。
Q4:2026年公演のセットリストは何曲でしたか?
A4:本編16曲、アンコール6曲の全22曲です。「シーズン・イン・ザ・サン」「あー夏休み」「夏を抱きしめて」などの代表曲も披露されました。
Q5:TUBEの2026年横浜スタジアム公演のDVD・Blu-rayはいつ発売されますか?
A5:2026年12月23日(水)発売予定です。DVD・Blu-rayともに税込7,700円で、初回生産仕様には特製フォトブックと特製ケースが付属します。
Q6:2026年のチケット料金はいくらでしたか?
A6:グランド席が13,200円、スタンド席が11,000円、注釈付き席・ステージサイド席・立見が9,900円でした。いずれも税込価格です。
まとめ:TUBEと横浜スタジアムが築いた夏の伝統は2026年も続く
TUBEと横浜スタジアムの関係は、1988年8月17日の初開催から始まり、2026年には通算37回目という節目に到達しました。
その歴史には、1990年の開催地変更や、新型コロナウイルス感染症による2020年・2021年の中断など、さまざまな出来事がありました。それでも2022年の有観客公演再開以降、夏のスタジアムライブは再びファンが集まる恒例行事として続いています。
2026年9月5日の公演では約3万7,000人を動員。代表曲を中心とした全22曲のセットリストに加え、松山千春とのサプライズ共演、花火、噴水、水柱など、TUBEらしい野外エンターテインメントが披露されました。
そして12月23日には、その一夜を収めた『TUBE LIVE AROUND SPECIAL 2026 No TUBE, No Summer.』がDVD・Blu-rayとして発売されます。
【プロの結論】37回という記録以上に価値があるもの
TUBEの横浜スタジアム公演を評価する際、注目すべきなのは開催回数だけではありません。
長年愛されてきた代表曲を守りながら、新しい演出やゲストとの共演を取り入れ、毎年異なるライブ体験を生み出してきたことに価値があります。
特に2026年公演は、次の3つの視点で楽しむと、その魅力がより明確になります。
- 歴史を楽しみたい人: 1988年から続く公演の変遷と、コロナ禍を乗り越えた再出発に注目。
- 音楽を楽しみたい人: 夏の代表曲と人気バラード、松山千春との共演を含む全22曲に注目。
- ライブ演出を楽しみたい人: 花火や噴水、水柱、ダンサーを取り入れたスタジアム演出に注目。
横浜スタジアムは、TUBEにとって過去を振り返る場所であると同時に、新しい夏の思い出を生み出す場所でもあります。2026年の第37回公演と映像作品は、その長い歴史を振り返るうえで重要な記録になるはずです。
次の夏、横浜スタジアムにどのような景色が広がるのか。TUBEが積み重ねてきた夏の物語は、これからも続いていきます。