【武田真治のサックスは何種類?愛用メーカーとモデルを徹底調査】

目次

武田真治のサックスを調べるうえで、まず押さえておきたいのが、楽器の種類とメーカーを使い分けてきた点だ。

サックス専門誌『THE SAX』の2010年インタビューでは、武田本人が使用楽器について具体的に説明している。

愛用メーカーはセルマーとヤナギサワ

武田真治サックス


セルマー・マークVI(Mark VI)

フランスの老舗メーカー、セルマーの名器として知られるモデル。武田は舞台で使用した理由として、キィの配置や管体の軽さ、演奏開始後に楽器が温まりやすい点を挙げている。


ヤナギサワ A-9937 シルバーソニック

ヤナギサワのシルバーソニック。武田は重量があるため温まるまで時間がかかる一方、十分に温まった後の音量や力強さを高く評価していた。


この2本は、単純に高級モデルだから選んだわけではない。演奏する場所や求める音の性質に合わせて選択しているところが興味深い。

例えば、テレビ番組『新堂本兄弟』でサックス1本によってブラスセクションの役割を担う場面では、音量やハードな音質を重視してシルバーソニックを使っていたという。

アルトサックスとテナーサックスの違い

武田真治サックス

武田は中学生のころにアルトサックスを手に入れ、音楽活動を始めた。

一方、2010年のインタビューでは、以前は主にテナーサックスを吹いていたことも明かしている。その後、舞台での動きやすさや自身の体格、エレキギターとの音の競合などを考え、アルトサックスが自分に合っていると説明した。

両者の特徴を整理すると、次のようになる。

種類 特徴 武田との関係
アルトサックス 中高音域で明るく華やかな音色 自分に合う楽器として言及
テナーサックス アルトより低く、太く豊かな音色 以前は主に使用

マウスピースにも独自のこだわり

武田真治サックス

楽器本体だけでなく、マウスピースにも武田ならではの試行錯誤がある。

2010年の『THE SAX』のインタビューによれば、過去にはデュコフのメタルマウスピースを使用。その後、ハードラバー製のクラウド・レイキーやハリソンのリガチャーを組み合わせていた時期もあった。

さらに、当時はヤナギサワのマウスピースを3本所有し、それぞれ形状の異なるものを楽器に応じて使い分けていたという。

顎関節症を経験したこともあり、吹きやすさや身体への負担を含めて道具を選んできたことが分かる。

なお、これらは過去のインタビューで明かされた使用歴であり、2026年現在の全使用楽器を示す最新リストではない。

【武田真治のサックス歴】チェッカーズへの憧れから音楽家としての活動へ

武田真治がサックスを始めたきっかけは、人気バンド・チェッカーズだった。

特に憧れていたのが、サックスを担当していた藤井尚之である。

ヤマハのインタビューでは、小学生のころにテレビでチェッカーズを見て、藤井の演奏に憧れたことを本人が振り返っている。

最初から音楽業界で成功する計画があったというより、純粋にサックスを吹きたいという気持ちが出発点だった。

サックス奏者としての主な転換点

武田の音楽活動を理解するうえで重要なのは、俳優としてのキャリアと、サックス奏者としてのキャリアが並行して進んできたことだ。

時期 出来事・作品 関係・意味
小学生時代 チェッカーズに憧れる 藤井尚之の演奏が原点
1989年 第2回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストでグランプリ 芸能界入りのきっかけ
1990年 俳優デビュー 俳優として活動開始
1995年 シングル『Blow up』 サックス奏者としてCDデビュー
1996年 アルバム『OK!』 初期の音楽活動を代表する作品
2000~2001年 忌野清志郎のラフィータフィーに参加 ロックバンドでの実践経験
2018年 BLACKJAXX『SHU-HA-RI』 DJ DRAGONとのクラブミュージック展開
2020年9月9日 『BREATH OF LIFE』発売 24年ぶりのソロアルバム
2020年 「East Knight」公開 KSUKEとの共同プロデュース
2022年7月22日 ブルーノート東京公演 リーダーバンドでのライブ

大きな転機となった顎関節症

武田の音楽人生を語るうえで外せないのが、20代後半に経験した顎関節症だ。

サックスは口元の筋肉や息のコントロールを必要とする楽器である。顎に問題を抱えたことで、武田は一時的に演奏を続けることが難しくなった。

本人は2020年のリアルサウンドのインタビューで、サックスという自分の切り札を失ったことで、俳優の仕事にも影響が出たと振り返っている。

その後、人生を変える出会いとなったのが、ロックミュージシャンの忌野清志郎だった。

2000年から活動したラフィータフィーへの参加は、武田にとって単なる演奏活動の再開ではなかった。プロのミュージシャンとして必要な準備や覚悟、ステージでの責任を学び直す機会になったという。

武田自身も、清志郎の背中を見ながら演奏することで、サックス奏者として新しい面を育ててもらったと語っている。

この経験は、後の演奏スタイルや音楽に向き合う姿勢にもつながっている。

【武田真治のサックスの腕前】ジャズからファンク・R&Bまで広がる演奏スタイル

武田真治の演奏を聴くと、一般的なジャズサックスのイメージとは少し違う印象を受ける。

特徴的なのは、強い音圧、エネルギッシュなブロウ、そして高音域を大胆に使う表現力だ。

1. フラジオを使った高音域の演奏

武田の演奏技術を語る際に欠かせないのが、フラジオである。

フラジオとは、通常の運指で演奏する音域を超えた高音を出すための奏法。サックス奏者にとっても習得には相応の技術が求められる。

2020年のリアルサウンドのインタビューで、武田は自分の楽曲の多くにフラジオを使用していると説明している。

単に高い音が出せるというだけではない。通常の音域から外れたような音程も含めて、自分らしい音楽表現に取り込んでいるのだ。

2. 力強く、前のめりなブロウ

ヤマハの2018年インタビューでは、武田は自分の演奏について、音が裏返ることさえフレーズとして生かし、フラジオも前のめりのタイミングで吹くと説明している。

ここに武田らしさがある。

音をきれいに整えることだけを目標にせず、多少荒々しくても、演奏全体の熱量や勢いにつなげていく。

そのため、演奏中の身体の動きも含めて、視覚的なエンターテインメント性が強い。

3. ジャズだけではない音楽性

武田の音楽をジャズだけで分類するのは難しい。

実際、過去の作品やインタビューには、複数のジャンルの影響が表れている。



ジャズ

アドリブや即興性を取り入れた表現。ジャズボーカルのShihoや藤井尚之との共演も音楽性の幅を示している。


ファンク

リズムの躍動感や強いグルーヴを重視。ロック的な勢いとサックスの存在感を組み合わせている。


R&B

メロディーの親しみやすさやソウルフルな表現を取り入れた音楽性。1996年の『OK!』にもR&B的なアプローチが見られる。


アシッド・ジャズ

クラブミュージックとジャズを融合させたスタイル。BLACKJAXXの活動や『SHU-HA-RI』に関連する重要な音楽的要素。


特にアシッド・ジャズについては、ヤマハのインタビューで武田本人が、1990年代に出会った音楽としてハウスとともに挙げている。ファンキーな部分も生かしたかったという制作意図も語られている。

つまり武田の演奏は、伝統的なジャズの再現よりも、ロックやダンスミュージックを含めた現代的な音楽表現に重心がある。

【BREATH OF LIFEとEast Knight】武田真治の代表アルバム・演奏動画

武田の音楽活動を知るなら、アルバムと公式演奏映像をセットで確認するのがおすすめだ。

特に注目したいのが、2020年の『BREATH OF LIFE』と、収録曲「East Knight」である。

『BREATH OF LIFE』は24年ぶりのソロアルバム

代表的なソロアルバム

『BREATH OF LIFE』

- 発売日:2020年9月9日
- 発売元:ワーナーミュージック・ジャパン
- 収録曲:全13曲
- 品番:WPCL-13206
- 価格:発売時3,300円(税込)

同作は芸能生活30周年を記念した作品で、1996年の『OK!』以来、24年ぶりのソロアルバムとなった。

ワーナーミュージック・ジャパンの公式作品情報には、全13曲の収録内容が掲載されている。

注目曲を整理すると次のとおりだ。

楽曲 関係者・特徴
Fight for Love 筋肉リズム体操のテーマ曲
The Hitman 映画『今日からヒットマン』のテーマ曲をリメイク
Wonderland Tonight Shihoがボーカル参加
Mission in Fever 俳優・内田朝陽との共作
Steppin' Wolf 藤井尚之がゲストサックスとして参加
Deep Breath アルバム収録曲
East Knight KSUKEが作曲を担当
another sky BLADES OUT名義のCD限定ボーナストラック

特に「Steppin' Wolf」は見逃せない。

幼いころに憧れた藤井尚之と、サックス奏者として同じ作品に参加しているからだ。武田にとって、音楽人生の原点と現在が交差するような楽曲になっている。

公式演奏動画「East Knight」に注目

「East Knight」は、2020年8月24日にワーナーミュージック・ジャパンの公式YouTubeチャンネルから公開されたパフォーマンス映像だ。

同曲はKSUKEとの共同プロデュース作品で、アルバム『BREATH OF LIFE』にも収録されている。

日本テレビ系『有吉ゼミ』内の「武田真治の筋肉リズム体操」の第2弾テーマ曲としても知られる。

この映像を見る際は、次の3点に注目すると面白い。

1. サックスの存在感: ダンスミュージックのビートの中で、管楽器の音がどのように主役を担っているか。
2. 身体を使った表現: 楽器を演奏する姿そのものをパフォーマンスにしている点。
3. 電子音との融合: KSUKEのクラブミュージック的なサウンドと、生のサックスの組み合わせ。

ジャズのライブ映像とは違う、武田のもう一つの魅力を理解できる作品だ。

『SHU-HA-RI』で分かるアシッド・ジャズへの傾倒

2018年10月10日には、武田真治とDJ DRAGONによるユニットBLACKJAXXがアルバム『SHU-HA-RI』をリリースしている。

この作品では、打ち込みのリズムとサックスを組み合わせたクラブミュージックが展開される。

武田はヤマハのインタビューで、アシッド・ジャズやハウスを取り入れながら、ファンキーな部分も生かしたかったと説明している。

この発言からも、武田がサックスを単独の演奏楽器としてだけでなく、電子音楽やダンスミュージックと融合させる表現手段として考えていることが分かる。

【武田真治のサックスの評判】プロの現場で評価される理由と好みが分かれるポイント

武田真治のサックスは、どのように評価されているのだろうか。

まず、確認できる実績として挙げられるのが、ブルーノート東京やビルボードライブへの出演だ。

ワーナーミュージック・ジャパンの公式プロフィールでは、忌野清志郎をはじめとするミュージシャンとの共演や、こうした音楽ライブ会場への出演歴が紹介されている。

さらに2017年には、Shiho、TJOとのユニットで大型ダンスミュージックイベント「Ultra Japan」にも出演した。

ブルーノート東京でのリーダー公演

2022年7月22日には、ブルーノート東京で自身のリーダーバンドによる公演を開催した。

ピアノ、ギター、ベース、ドラムという編成に加え、ゲストボーカルとして水樹奈々も参加している。

ブルーノート東京の公演紹介では、武田の演奏を力強いブロウと情熱的なパフォーマンスとして紹介していた。

この公演は、テレビでサックスを吹くタレントというイメージだけでは捉えられない、音楽家としての活動を示す実例だ。

評価されるポイント

武田の演奏に対する評価を整理すると、主に次の特徴が挙げられる。

- 高音域のフラジオを使った技術的な表現
- 強い息の圧力を感じさせるブロウ
- ロックやファンクにも通じる躍動感
- 演奏中の身体表現やステージパフォーマンス
- ジャズやクラブミュージックにも対応する音楽的な幅

サックス専門誌やヤマハのインタビューでも、こうした演奏の個性が取り上げられている。

評価が分かれるとすれば、演奏スタイルの好み

一方で、武田の演奏は、誰にとっても聴きやすい穏やかなジャズとは異なる。

高音域を強調したり、音が裏返ることまで表現に取り入れたりするため、落ち着いた音色や伝統的なジャズのアプローチを好む人には、少し刺激が強く感じられる可能性がある。

これは技術が不足しているという意味ではなく、音楽的な方向性の違いだ。

武田自身も、2018年のヤマハのインタビューで、自分のサックスはかなりうるさく感じられるかもしれないと冗談交じりに話している。

それでも、独自の音を追求し、一曲ごとに全力で演奏する姿勢を大切にしている。

つまり、武田真治のサックスの評判を判断する際には、単純な上手・下手だけでなく、何を表現しようとしているのかを理解することが大切だ。

【プロの結論】武田真治は俳優の趣味を超えたサクソフォーン奏者なのか

武田真治の音楽活動を一つの軸で整理すると、最も重要なのは、長年にわたって自分の音を追求してきた点にある。

小学生時代に藤井尚之に憧れ、中学生からサックスを始め、1995年に音楽作品を発表。その後、顎関節症による挫折を経験しながらも、忌野清志郎との出会いを経て演奏活動を続けてきた。

そして2020年には、24年ぶりのソロアルバムを発表するまでに至った。

これは一時的なテレビ出演や芸能活動の延長だけでは説明できないキャリアだ。

武田真治の演奏を聴くなら、何を基準にすべきか

評価基準 注目したいポイント
技術力 フラジオや高音域のコントロール
音色 力強く個性のあるブロウ
リズム感 ファンクやダンスミュージックとの相性
表現力 身体全体を使ったパフォーマンス
音楽性 ジャズ、ロック、R&B、アシッド・ジャズへの対応
実績 アルバム制作、著名ミュージシャンとの共演、ライブ活動

特に重要なのは、武田真治のサックスを伝統的なジャズの演奏技術だけで評価しないことだ。

彼の持ち味は、クラシックなサックス奏法を忠実に再現することよりも、ロックやクラブミュージックの中で楽器の存在感を最大限に引き出すところにある。

また、本人は2020年のインタビューで、音楽は他人の評価だけでなく、自分自身の中に基準があるという考え方を語っている。

顎関節症を経験し、演奏できない時期を乗り越えたからこそ、今の表現にたどり着いたという背景も見逃せない。

武田の演奏は、華やかなパフォーマンスを楽しみたい人や、ファンク・R&B・クラブミュージックとサックスの融合に興味がある人におすすめできる。一方、静かで伝統的なジャズの音色を求める人は、好みが分かれるかもしれない。

【武田真治のサックス】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:武田真治が愛用しているサックスのメーカーはどこですか?

A1:過去の専門誌インタビューでは、セルマーのマークVIとヤナギサワのA-9937(シルバーソニック)が紹介されています。演奏シーンによって楽器を使い分けていました。

Q2:武田真治はアルトサックスとテナーサックスのどちらを吹きますか?

A2:以前は主にテナーサックスを使用していましたが、本人はアルトサックスが現在の自分に合っていると説明しています。

Q3:武田真治のサックスは本当に上手なのですか?

A3:フラジオを使った高音域の演奏や、長年のライブ活動、ミュージシャンとの共演実績から、独自の技術と表現力を持つ奏者と評価できます。ブルーノート東京でリーダー公演を開催したことも、その活動実績の一つです。

Q4:武田真治のサックス演奏を見るなら、どの動画がおすすめですか?

A4:まずはワーナーミュージック・ジャパン公式の「East Knight」がおすすめです。KSUKEとの共同プロデュースによる楽曲で、サックスとダンスミュージックの融合を楽しめます。

Q5:武田真治のサックスアルバムには何がありますか?

A5:初期作品には1995年の『S』、1996年の『OK!』があります。また、DJ DRAGONとのBLACKJAXX名義で2018年に『SHU-HA-RI』を発表。2020年にはソロアルバム『BREATH OF LIFE』をリリースしています。

Q6:武田真治のサックスはジャズが中心ですか?

A6:ジャズの要素を持ちながら、ファンク、R&B、ロック、アシッド・ジャズ、ハウス、EDMなど幅広い音楽性を取り入れています。特定のジャンルだけに限定されない演奏スタイルが特徴です。

まとめ:武田真治のサックスは独自の表現力が最大の魅力

武田真治は、俳優やタレントとして知られる一方、長いキャリアを持つサクソフォーン奏者でもある。

愛用楽器として知られるセルマー・マークVIやヤナギサワA-9937、フラジオを使った高音域の演奏、力強いブロウなど、楽器や奏法へのこだわりも明らかになっている。

また、音楽活動の歴史をたどると、次の3作品が重要なポイントになる。

- 『OK!』(1996年): 初期のソロ音楽活動を代表するアルバム。
- 『SHU-HA-RI』(2018年): DJ DRAGONとのBLACKJAXXによるクラブミュージック作品。
- 『BREATH OF LIFE』(2020年): 24年ぶりのソロアルバム。KSUKEとの「East Knight」などを収録。

特に「East Knight」は、武田のサックスと現代的なダンスミュージックの融合を楽しめる作品だ。

2026年に改めて武田真治の音楽活動を振り返っても、注目すべきなのは、芸能人としての知名度に頼らず、長年にわたって自分の音楽表現を追求してきた姿勢である。

武田真治のサックスの本当の魅力は、技術と情熱、そしてジャンルに縛られない自由な表現力にある。 まずは公式映像「East Knight」とアルバム『BREATH OF LIFE』を聴き比べることで、その個性をより深く理解できるはずだ。