【手数料を無料にする方法】Olive・ことら送金・Vポイントを比較

目次

他行宛の振込手数料を節約したい場合、三井住友銀行には大きく3つの方法がある。

- Oliveアカウントの基本特典を利用する。
- ことら送金で10万円以下の個人宛送金を行う。
- Vポイントを振込手数料の割引に使う。

三井住友銀行も公式FAQで、これらを他行宛振込手数料の負担を軽減する方法として案内している。

1. Oliveなら他行宛振込が月3回まで無料


月3回または10回無料
SMBCダイレクトの他行宛振込
一般・ゴールド・プラチナプリファードは月3回、Olive Infiniteは月10回まで無料。

Oliveアカウントは、銀行口座・決済・カードなどをまとめて利用できる三井住友銀行の総合金融サービスだ。

振込手数料に関しては、Oliveアカウントの契約口座を出金口座としてSMBCダイレクトから他行宛に振り込むことで、無料特典が適用される。

無料回数はアカウントランクによって異なる。

Oliveのランク 他行宛振込の無料回数
一般 月3回
ゴールド 月3回
プラチナプリファード 月3回
Infinite 月10回

重要なのは、Oliveを契約しているだけではなく、Olive契約口座から振込資金を出金することだ。

また、振込時点でOliveアカウントの契約が必要になる。無料回数を超えた分には通常の手数料が発生する。

2. ことら送金なら他行宛も手数料0円


送金手数料無料
1回10万円以下・個人宛
三井住友銀行アプリから利用でき、他行宛にも対応する。

ことら送金は、少額の個人間送金を手数料無料で行えるサービスだ。

三井住友銀行では、三井住友銀行アプリから利用でき、他行宛への送金も無料となる。

主な利用条件は以下のとおり。

- 1回当たりの送金額は10万円以下。
- 受取人は個人(営業性個人を含む)。
- 送金先はことら送金に対応している金融機関に限る。
- 三井住友銀行アプリから手続きする。
- 1日当たりの送金上限は0円から50万円の範囲で設定可能。

パソコンや通常のSMBCダイレクトからは利用できない点に注意したい。

利用時間は原則24時間365日だが、日曜日20時55分から月曜日7時までは利用できない。

また、送金後のキャンセルや返金はできない。口座番号や受取人情報を確認してから実行する必要がある。

ことら送金が向いているケース

- 家族への仕送り
- 友人との食事代の精算
- 個人間の代金支払い
- 10万円以下の少額送金

反対に、法人名義の口座への振込や、10万円を超える送金には通常の振込方法を利用することになる。

3. Vポイントで振込手数料を割引する


全額割引も選択可能
1ポイント=1円換算
SMBCダイレクトや三井住友銀行アプリでの対象振込に利用できる。

三井住友銀行では、貯めたVポイントを振込手数料の割引に利用できる。

選択できる割引率は次の3種類だ。

- 30%割引
- 50%割引
- 100%割引

100%割引を選び、必要なポイントを保有していれば、対象となる振込手数料を実質無料にできる。

例えば、通常154円の振込手数料が発生するケースで全額割引を利用すれば、ポイントを使って手数料負担をなくせる。

Vポイントは1ポイント1円換算で、手数料の割引に必要なポイントが消費される。

ただし、ATM振込では利用できず、ことら送金にも適用されない。SMBCダイレクトまたは三井住友銀行アプリで対象となる振込を行う際に選択する仕組みだ。

3つの無料・割引方法はどれがお得?

利用目的によって最適な方法は異なる。

利用目的 おすすめ
毎月数回、他行に振り込む Olive
10万円以下の個人間送金 ことら送金
Oliveの無料回数を使い切った Vポイント
10万円を超える他行宛振込 Oliveの無料枠または通常振込
法人名義口座への送金 通常の振込

手数料だけを基準にするなら、まずことら送金の対象になるかを確認し、対象外ならOliveの無料枠を利用するという順番が合理的だ。

【定額自動送金《きちんと振込》】毎月の振込を無料にする条件

毎月決まった日に家賃や仕送り、各種支払いを行う人には、三井住友銀行の定額自動送金《きちんと振込》が便利だ。

あらかじめ振込先・金額・振込日を設定すると、指定した日に登録口座から自動的に送金される。

毎月手作業で振込先を入力する必要がなく、振込忘れを防ぎやすい。

通常利用では取扱手数料110円が別途必要

注意したいのは、定額自動送金には通常の振込手数料とは別に、1回当たり110円の取扱手数料が発生することだ。

他行宛に送金する場合の合計負担額は次のとおり。

- 3万円未満:385円+110円=495円
- 3万円以上:550円+110円=660円

振込手数料だけを見て385円、550円と判断すると、実際の引き落とし額と食い違う。

Olive契約口座なら両方の手数料が無料

Oliveアカウントを契約した口座を出金口座に指定すれば、定額自動送金の振込手数料と取扱手数料の両方が無料になる。

通常のSMBCダイレクトによる他行宛振込とは異なり、定額自動送金については月3回・10回という無料回数の制限がない。

ただし、優遇を受けるには、送金実行日の2営業日前の17時時点でOliveアカウントを契約していることが条件となる。

直前にOliveへ切り替えても、判定時刻に間に合わなければ優遇が適用されない可能性がある。

定額自動送金を利用するメリットと注意点

メリットは、振込作業を自動化できることだ。

一方、申し込みは初回振込日の6営業日前までに完了する必要がある。初回の振込を急いでいる場合には、通常のSMBCダイレクトを利用する方がよい。

また、振込日に必要な資金が不足すると正常に送金できない可能性がある。振込金額だけでなく、取扱手数料と振込手数料も含めた残高を確保しておきたい。

Oliveを利用している場合も、優遇条件を満たしているか、送金前に確認することが大切だ。

【ATM・窓口の落とし穴】振込手数料以外にかかる料金とは?

振込手数料の比較で見落としやすいのが、ATMの利用手数料だ。

三井住友銀行の支店ATMと、コンビニATMでは料金体系が異なる。

コンビニATMでは追加料金に注意

三井住友銀行のキャッシュカードを利用して、イーネットATMやローソン銀行ATMから振込をする場合、通常の振込手数料に加えてATM利用手数料がかかる。

- 平日8時45分~18時:220円
- 上記以外の時間帯:330円

例えば、他行宛に3万円未満を振り込む場合、振込手数料165円にATM利用手数料が加わる。

したがって、平日日中でも合計385円となる。

なお、セブン銀行ATMでは振込を利用できない。ATMの種類を確認してから手続きする必要がある。

窓口で現金振込をするメリットはある?

窓口での振込は、担当者に確認しながら手続きできる点がメリットだ。

ただし、他行宛の現金振込は990円、口座出金でも605円かかる。

他行宛の振込手数料を節約したい場合、窓口は優先順位の低い選択肢となる。

特別な事情がなければ、SMBCダイレクトや銀行アプリを利用する方が経済的だ。

振込先情報の入力ミスにも注意

口座番号や受取人名を間違えると、振込が正常に処理されない場合がある。

三井住友銀行の公式案内では、振込先の内容相違などで他行宛振込ができなかった場合、振込資金は出金口座に戻されるものの、振込手数料は返金されないと説明している。

再度振り込む場合は、改めて振込手数料が必要になる可能性がある。

振込先の銀行名・支店名・口座番号・名義人を実行前に確認することが、余計な費用を防ぐ基本だ。

【2026年の手数料改定と組戻手数料】知っておきたい注意事項

振込手数料を調べる際には、個人向け口座と法人向け口座の料金改定を混同しないことも重要だ。

2026年7月28日のTrunk改定は法人向け

2026年7月28日、三井住友銀行グループは法人向けデジタル金融サービス「Trunk」の他行宛振込手数料を改定した。

従来145円だった他行宛振込手数料について、振込実施時に145円を引き落とし、後日45円を返金することで、実質100円とする内容だ。

この改定は法人向けTrunk口座に関するものだ。一般の個人向け口座でSMBCダイレクトを利用する場合の154円・220円という料金と混同してはいけない。

個人向けの振込料金を確認する際は、三井住友銀行公式サイトの「個人のお客さま」向け料金表を基準にするのが確実だ。

組戻手数料は660円

注意が必要な費用

振込先を間違えた場合などに必要になるのが、組戻手数料だ。

三井住友銀行では、振込・送金の組戻し、再振込、変更の手続きについて、660円の手数料を設定している。

組戻しとは、すでに実行した振込について、受取銀行を通じて受取人に資金の返却を依頼する手続きだ。

ただし、依頼すれば必ずお金が戻るわけではない。

三井住友銀行の案内では、受取人の応諾と所定の手続きが必要で、受取人の同意が得られない場合は資金を戻せないとしている。

さらに、資金が返却された場合でも、最初に支払った振込手数料は返金されない。

つまり、組戻しが成立した場合でも、660円の組戻手数料に加えて、最初の振込手数料が負担として残る。

組戻しを依頼する方法

SMBCダイレクトで振り込んだ場合、組戻しはコールセンターで受け付けている。店頭では受け付けていないため注意したい。

ATMや窓口で振り込んだ場合は、実際に手続きを行った店舗、または近くの支店に事前連絡してから来店する。

振込明細の控え、本人確認書類、口座情報など、必要書類を確認して手続きを進めることになる。

なお、振込予約の場合は、振込指定日の午前4時まではSMBCダイレクトから無料で取り消せるケースがある。

すでに振込が実行された後の組戻しとは扱いが異なるため、予約段階で間違いに気づいたら、まず取消操作が可能か確認したい。


【三井住友銀行の振込手数料】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:三井住友銀行から三井住友銀行への振込は無料ですか?

A1:SMBCダイレクトまたは三井住友銀行のキャッシュカードを使った当行ATMでの振込なら無料です。同じ支店だけでなく、別の支店への振込も無料です。ただし、ATMでの現金振込や窓口での手続きには手数料が発生します。

Q2:三井住友銀行から他行への振込手数料はいくらですか?

A2:SMBCダイレクトなら3万円未満154円、3万円以上220円です。当行キャッシュカードを使ったATM振込なら165円・275円、窓口で口座出金する場合は605円です。Oliveの無料特典やことら送金を利用できる場合は、手数料を0円にできます。

Q3:三井住友銀行の振込手数料を無料にするにはどうすればいいですか?

A3:主な方法は3つあります。Oliveアカウントの契約口座からSMBCダイレクトで振り込む方法、10万円以下の個人宛送金にことら送金を利用する方法、Vポイントで対象の振込手数料を全額割引する方法です。それぞれ利用条件が異なります。


まとめ:三井住友銀行の振込手数料を賢く節約する判断基準

2026年11月時点の三井住友銀行の振込手数料を比較すると、最も大きな違いは振込先と手続き方法にある。

同行宛ならSMBCダイレクトや当行キャッシュカードによるATM振込が無料で、他行宛ならSMBCダイレクトが154円・220円と比較的安い。

手数料を抑えるための判断基準は次のとおりだ。

- 同行宛に振り込む人: SMBCダイレクトまたは当行ATMのキャッシュカード振込を選ぶ。
- 他行宛に月数回振り込む人: Oliveの月3回または月10回の無料特典を活用する。
- 10万円以下の個人間送金をする人: ことら送金を優先する。
- 毎月決まった金額を送金する人: Olive契約口座を使った定額自動送金を検討する。
- Vポイントを保有している人: 対象となる振込の手数料割引に利用する。

特に、毎月の振込回数が多い人は、1回当たりの手数料だけでなく、年間の合計負担額で比較することが大切だ。

例えば、他行宛の振込を毎月3回、1年間続けると、154円の手数料でも年間5,544円になる。Oliveの無料枠を利用できれば、この負担を大幅に抑えられる。

三井住友銀行の振込サービスは、通常の振込、少額送金、定期送金でそれぞれ適した方法が異なる。送金先と金額を確認し、利用条件に合ったサービスを選ぶことが、無駄な手数料を払わないための最も確実な方法だ。