こくうまキムチのバッタ混入画像は本物?2026年最新の真相と自主回収を徹底解説
「こくうまキムチにバッタが混入していた」という画像や情報を見て、不安を感じた人もいるのではないでしょうか。実は、この騒動には実際に発生した異物混入事件が関係しています。2024年1月26日、製造元の東海漬物株式会社は、「こくうまキムチ300g+20g増量」に昆虫のクビキリギリスが混入していたことを公表し、対象商品の自主回収を発表しました。
ただし、SNSなどで使われる「バッタ混入」という表現と、メーカーが正式に発表した昆虫の種類には違いがあります。また、混入した昆虫の写真、商品の画像、昆虫図鑑から引用された写真が混同されるケースもあります。2026年11月2日現在の公式情報を踏まえ、画像の真相、発生経緯、返品対応、現在の安全管理体制まで整理します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:こくうまキムチの異物混入は実際に発生した事件で、確認された昆虫はクビキリギリス。
- 要点2:東海漬物は2024年1月26日に特定の製造ロットを自主回収。全商品が回収対象になったわけではない。
- 要点3:2026年11月現在、新たなこくうまキムチの自主回収を裏付ける公式発表は確認できない。
- 要点4:東海漬物は独自のTQMSや食品安全委員会を設け、品質保証と衛生管理に取り組んでいる。
【画像の真相】こくうまキムチのバッタ混入は本当?SNS写真の出どころを検証

最初に押さえておきたいのは、こくうまキムチへの昆虫混入そのものは事実だという点です。
2024年1月26日、東海漬物は公式サイトで「こくうまキムチ300g+20g増量」に異物が混入していたことを公表しました。異物として確認されたのは、一般にバッタと混同されることもあるクビキリギスです。
この問題は、単なるSNS上の噂から生まれたものではありません。UTYテレビ山梨が2024年1月26日19時15分に報道し、実際に商品から見つかった昆虫の映像も紹介しています。
実際に混入を発見したのは山梨県在住の女性
UTYテレビ山梨の報道や食環境衛生研究所の当時のニュースによると、発見までの経緯は次のとおりです。
- 2024年1月23日:山梨県在住の40代女性が甲斐市内のドラッグストアで商品を購入。
- 2024年1月24日:翌朝、家族との朝食時にキムチを食べていたところ、異物に気づく。
- その後:商品に昆虫が混入していたことが判明し、メーカー側が対応。
- 2024年1月26日:東海漬物が異物混入を認め、同一製造品の自主回収を公表。
報道では、女性がキムチを口にした際、長ネギのような食感に違和感を覚え、確認したところ昆虫が見つかったと伝えられています。
発見された昆虫は約5cmほどと報じられました。キムチの調味液が付着した状態だったことも、当時の報道で取り上げられています。
SNSで拡散した画像はどこから来たのか

画像の出どころを考える際には、少なくとも3種類の写真を区別する必要があります。
- 実際の混入物の写真:UTYテレビ山梨の報道で紹介された、商品から見つかった昆虫の写真・映像。
- 商品パッケージの写真:東海漬物の自主回収発表や報道記事に掲載された対象商品の写真。
- 昆虫の参考写真:環境省の「いきものログ」などに掲載されたクビキリギスの生態・分類を説明する写真。
特に注意したいのが、昆虫の参考写真と実際に商品から発見された昆虫の写真は、必ずしも同じものではないという点です。
ITmediaのねとらぼが2024年1月28日に掲載した関連記事では、対象商品の写真は東海漬物のニュースリリースから、クビキリギスの参考画像は環境省の「いきものログ」から引用したものとして紹介されています。
そのため、SNSで見かけた昆虫の写真がすべて購入者の撮影した現物写真だと考えるのは適切ではありません。
一方、今回の事件についてはテレビ報道でも実際の混入物が紹介されているため、異物混入事件そのものをデマとすることもできません。
なお、SNSで拡散された個々の画像について、最初に投稿したアカウントや投稿日時まで特定できる公的な記録は確認できません。写真の出典と事件の実在性は、分けて考える必要があります。
【発覚から自主回収まで】東海漬物が公表した異物混入の経緯
今回の問題で特に重要なのは、東海漬物が回収対象を具体的な製造日と賞味期限で指定したことです。
2024年1月26日付の公式発表では、異物混入が確認された商品と同一の製造品を自主回収すると説明しています。
「異物混入(クビキリギリス)が確認されました。万全を期すために同一製造品を自主回収させていただきます。」
これは東海漬物が公表した自主回収のお知らせに記載された説明です。
回収対象となった商品情報
- 商品名:こくうまキムチ300g+20g増量
- JANコード:4902175435297
- 製造所固有記号:+P
- 製造年月日:2024年1月16日
- 賞味期限:2024年2月9日
- 回収開始日:2024年1月26日
- 回収理由:クビキリギリスの混入
重要なのは、通常のこくうまキムチ全体ではなく、指定された製造日の商品が対象だったことです。
異物混入の時系列まとめ
| 時期 | 出来事 | 確認できる内容 |
|---|---|---|
| 2024年1月16日 | 対象商品を製造 | 製造所固有記号+P |
| 2024年1月23日 | 商品を購入 | 山梨県甲斐市内のドラッグストア |
| 2024年1月24日 | 異物を発見 | 購入者が翌朝の商品確認時に発見 |
| 2024年1月26日 | 東海漬物が公表 | 同一製造品の自主回収を開始 |
| 2024年1月28日 | 全国ニュースで報道 | ORICON NEWSなどが回収情報を紹介 |
| 2026年11月2日 | 現在の状況 | 新たなこくうまキムチの回収発表は確認できない |
また、今回の混入経路について、東海漬物の公表文は具体的な原因や侵入した工程までは説明していません。
白菜の栽培段階で付着したのか、原料の洗浄・選別工程で取り除けなかったのか、その他の製造工程に問題があったのかについて、特定の原因を断定できる公式資料は確認できません。
したがって、白菜の洗浄不足や製造設備の故障などを、今回の確定した原因として扱うことはできません。
【キリギリスとバッタの違い】混入した昆虫の正体はクビキリギス
「こくうまキムチにバッタが入っていた」という表現が広まっていますが、東海漬物の公式発表に記載されている昆虫名はクビキリギスです。
この違いは昆虫の分類を理解すると分かりやすくなります。
クビキリギスはバッタ目キリギリス科の昆虫
クビキリギスは、学名をEuconocephalus thunbergiという昆虫です。環境省の「いきものログ」でも、バッタ目、キリギリス亜目、キリギリス科に分類されています。
つまり、広い分類ではバッタと同じバッタ目に属しますが、一般にイメージされるトノサマバッタなどとは異なるグループです。
両者の主な違い
- バッタ:一般に触角が短く、バッタ亜目に属する。
- キリギリス:触角が長く、キリギリス亜目に属する。
- クビキリギス:キリギリス亜目・キリギリス科に属する昆虫。
浜松科学館の昆虫解説でも、触角の長さと聴覚器官の位置が両者を見分けるポイントとして紹介されています。
キリギリスの仲間は一般に体長より長い触角を持ち、聴覚器官は前脚の脛節付近にあります。一方、一般的なバッタの仲間は触角が短く、聴覚器官の位置も異なります。
今回のケースを正確に説明するなら、「バッタ目の昆虫であるクビキリギスがこくうまキムチに混入した」という表現が適切です。
【返品対応・返品先】こくうまキムチの自主回収で東海漬物が案内した手続き
2024年の自主回収では、対象商品を所有している購入者に対し、東海漬物への連絡または商品を送付する方法が案内されました。
当時公表された返品・回収方法
東海漬物の2024年1月26日付の公式資料によると、対象商品が手元にある場合は、会社のお客様係に連絡するか、指定住所へ運賃着払いで送付する方法が案内されていました。
商品を送付した購入者には、後日、商品代金相当のQUOカードを送るという対応でした。
当時の問い合わせ・送付先情報
- 会社名:東海漬物株式会社 お客様係
- 電話番号:0120-623-336
- 受付時間:平日9時~17時
- 送付先:〒441-8142 愛知県豊橋市向草間町北新切38番地
- 送付方法:運賃着払い
- 補償方法:商品代金相当のQUOカード
当時は2024年1月27日(土)と28日(日)も特別に電話受付が行われました。
2026年現在も同じ返品先に送ればよい?
ここは注意が必要です。
上記の電話番号と送付先は、2024年1月の自主回収に際して公表された当時の対応窓口です。2026年11月現在も同じ回収窓口が稼働していることを示す公式情報は確認できません。
今回の対象賞味期限は2024年2月9日であり、すでに大幅に経過しています。現在も該当品や当時の容器を保管している場合は、自己判断で古い送付先へ発送せず、東海漬物の公式お問い合わせ窓口で最新の対応を確認するのが適切です。
また、食品に異物を発見した場合は、食べるのを中止し、商品、容器、賞味期限、製造所固有記号などを確認できる状態で保管しておくと、メーカーへの問い合わせがスムーズになります。
【2026年最新】こくうまキムチの現在の安全性と東海漬物の製造管理体制
今回の騒動から時間が経過した2026年現在、気になるのは「こくうまキムチは今も安全なのか」という点でしょう。
確認できる情報を整理すると、2024年の自主回収は特定の製造品を対象にしたものであり、ブランド全体の販売停止や全商品の回収を意味するものではありません。
2026年に新たなバッタ混入・自主回収が発生したのか
2026年11月2日時点で確認できる東海漬物の公式お知らせ・ニュースリリースには、2026年10月にこくうまキムチで新たなバッタ混入が発生したとする公式発表は見当たりません。
検索結果には2026年10月付で新たな自主回収や設備トラブルを報じる記事も表示されますが、対象商品の賞味期限や製造番号、回収数量、問い合わせ先などを裏付ける東海漬物の公式資料や公的な回収記録と照合できない情報があります。
特に、2026年10月の新たな異物混入や15万個規模の回収といった内容を、2024年のクビキリギリス混入事件と結びつける根拠は確認できません。
一方、東海漬物は2026年8月にも公式サイトでこくうまキムチ関連のキャンペーンを告知しています。また、食品新聞は2026年9月11日、こくうま熟うま辛キムチの200g・300gについて、同年11月から販売価格に関する条件を見直すと報じています。
こうした情報からは、こくうまブランドの商品展開が続いていることが分かります。ただし、販売継続の事実だけで個々の製造ロットの安全性まで保証されるわけではありません。
東海漬物が取り組む独自の品質管理システム「TQMS」
東海漬物の公式サイトには、独自の品質管理システムであるTQMS(Tokai Pickling Quality Management System)について説明があります。
TQMSは、商品だけでなく企業活動全体の品質を維持・向上させることを目的とした仕組みです。
公式の品質保証ページでは、品質保証部が次のような業務を担当すると説明しています。
- 商品の品質分析と情報管理
- 工場の監査と指導
- 品質管理に関わる人材育成
- お客様からの相談への対応
- 企業活動全体の品質維持と改善
さらに、品質保証部とは別に、開発・生産・物流・営業・購買などの各部門からメンバーが集まる食品安全委員会も設置されています。
食品安全方針で掲げている4つの考え方
東海漬物の食品安全方針には、消費者の安全を最優先する姿勢が示されています。
- お客様本位:安全性を優先し、消費者の声を大切にする。
- 社会的公正:食品関連法令を遵守する。
- 品質・安全への約束:衛生管理と品質管理を徹底する。
- 食品安全文化の醸成:従業員一人ひとりが食品安全に取り組む。
また、会社沿革によると、2014年には豊橋マザー工場でFSSC22000認証を取得しています。ただし、これは同工場についての認証実績であり、すべての製造工場が同じ認証を取得しているという意味ではありません。
こくうまブランドの公式紹介ページでは、衛生管理の行き届いた国内7工場で製造していることも紹介されています。
食品異物混入の再発防止に必要な管理とは
食品の製造現場では、異物混入を防ぐために複数の工程で管理を行います。
厚生労働省の漬物製造に関する衛生規範では、原料の受け入れから洗浄、殺菌、製造、包装、保管まで一貫した衛生管理を求めています。
特に昆虫などの異物については、原料野菜の選別・洗浄時に十分に取り除き、各工程で異物が混入しないよう取り扱うことが基本です。
キムチなどの加熱工程を設けない漬物では、原料の洗浄・殺菌や低温管理も重要な管理ポイントになります。
さらに、厚生労働省が説明するHACCPでは、原材料の受け入れから製品の出荷まで、危害要因を分析し、重要な工程を管理する仕組みが採用されています。
具体的な再発防止策としては、次のような取り組みが考えられます。
- 白菜などの原料野菜の受け入れ検査と目視選別。
- 洗浄・殺菌工程の実施状況の記録と検証。
- 工場内への昆虫の侵入を防ぐ設備・環境管理。
- 製造設備や器具の定期点検。
- 包装・充填工程における異物混入防止。
- 従業員への衛生教育と作業手順の徹底。
- 異常発生時の製造ロット追跡と迅速な回収体制。
なお、これらは食品製造全般に求められる管理の考え方です。2024年の事件について、東海漬物が個別にどの設備を変更したか、どの検査を追加したかといった詳細な改善内容は、当時の自主回収文書では公表されていません。
【プロの結論】バッタ混入画像の噂に惑わされないための判断基準
今回の問題から分かるのは、実際の食品異物混入事件と、SNSで拡散される画像の真偽は別々に検証する必要があるということです。
こくうまキムチの異物混入は、東海漬物が公式に認めた事実です。しかし、2024年に回収された特定ロットの問題を、2026年に販売されているすべての商品に当てはめることはできません。
また、写真に昆虫が写っているだけでは、その商品がこくうまキムチだったことや、撮影時期、製造番号まで証明できません。
ネット上の画像を見極める5つのポイント
- ① 原投稿を確認する:最初に写真を掲載したアカウントや投稿日時が分かるか。
- ② 商品名を確認する:こくうまキムチのパッケージが実際に写っているか。
- ③ 製造情報を確認する:賞味期限や製造所固有記号が確認できるか。
- ④ 報道との整合性を見る:テレビ局や大手報道機関が同じ事実を伝えているか。
- ⑤ 公式発表を確認する:東海漬物や消費者庁の回収情報と一致しているか。
この5点を確認するだけでも、古い事件の画像が新しいニュースとして再拡散されるケースや、別の昆虫の写真が混入画像として紹介されるケースを見分けやすくなります。
食品メーカーに求められるのは、異物混入を完全に防ぐための継続的な管理と、問題が起きた際の迅速な情報公開です。消費者側にも、商品の表示や公式の回収情報を確認する習慣が求められます。
【こくうまキムチのバッタ混入画像】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:こくうまキムチのバッタ混入画像は本物ですか?
A1:実際の異物混入事件は本当です。2024年1月に東海漬物がクビキリギリスの混入を公表しています。ただし、SNSに掲載されている個々の画像すべてが実際の混入写真とは限りません。
Q2:混入した虫は本当にバッタだったのですか?
A2:東海漬物の公式発表ではクビキリギリスとされています。バッタ目に属する昆虫ですが、分類上はキリギリス亜目・キリギリス科の昆虫です。
Q3:こくうまキムチは自主回収されたのですか?
A3:はい。2024年1月26日に「こくうまキムチ300g+20g増量」の特定製造品を自主回収しました。対象は製造日2024年1月16日、賞味期限2024年2月9日、製造所固有記号+Pの商品です。
Q4:返品先や返金方法はどうなっていましたか?
A4:当時は東海漬物のお客様係(0120-623-336)への連絡、または指定住所への着払い送付が案内されていました。対象商品を送付した購入者には商品代金相当のQUOカードが送られる対応でした。ただし、これは2024年当時の案内であり、現在の受付状況は公式窓口で確認してください。
Q5:2026年現在もこくうまキムチは危険なのでしょうか?
A5:2024年の回収対象は特定の製造品です。2026年11月2日現在、新たなこくうまキムチの自主回収を裏付ける公式発表は確認できません。ただし、個別商品の安全性は製造日やロット、最新の回収情報を確認して判断してください。
Q6:東海漬物は再発防止策を実施していますか?
A6:東海漬物は2024年の公式発表で品質管理を一層強化し、再発防止に努めると説明しています。また、独自のTQMS、品質保証部、食品安全委員会などの管理体制を公表しています。今回の事件に対する具体的な設備変更などの詳細は、当時の発表文からは確認できません。
まとめ:こくうまキムチの異物混入事件と2026年現在の安全性
こくうまキムチのバッタ混入画像をめぐる騒動には、2024年1月に実際に発生したクビキリギリスの異物混入事件という明確な背景があります。
東海漬物は2024年1月26日に公式発表を行い、製造日2024年1月16日、賞味期限2024年2月9日の「こくうまキムチ300g+20g増量」を自主回収しました。購入者への対応として、商品代金相当のQUOカードによる補償も案内しています。
一方、SNS上の画像には、実際の混入物の写真、商品のパッケージ画像、環境省の昆虫参考画像などが混在しています。写真だけを見て、すべて同じ事件の証拠だと判断するのは危険です。
2026年現在、東海漬物はTQMSや食品安全委員会などの品質管理体制を公表しており、こくうまブランドの商品展開も続いています。今回の過去の回収対象と、現在販売されている商品を混同しないことが大切です。
今後、同様の食品異物混入情報を見かけた場合は、SNSの画像だけで判断せず、メーカーの公式発表、消費者庁のリコール情報、製造日や賞味期限を照らし合わせてください。それが、噂と事実を見分け、食品の安全を守るための確かな判断基準になります。
主な確認資料:
- 東海漬物「2024年1月26日 お詫びと自主回収のお知らせ」
- UTYテレビ山梨・2024年1月26日報道
- 東海漬物公式「品質保証」「食品安全方針」
- 厚生労働省「漬物の衛生規範」「HACCP」
- 環境省「いきものログ」
- 東海漬物公式お知らせ・2026年のニュースリリース