86国際電話とは?+86中国の国番号・発信方法と不審着信の対処法を2026年版で徹底解説
スマートフォンに「+86」から始まる見慣れない電話番号が表示されると、どこの国からの電話なのか、出ても大丈夫なのか、不安になる人は少なくありません。結論からいうと、+86は中国大陸に割り当てられた国番号です。日本の「+81」と同じく、国際電話で相手の国・地域を識別するために使われています。
ただし、+86から着信したからといって、必ず中国にいる相手が電話をかけているとは限りません。電話番号を偽装する手口や、警察・通信会社などを装った特殊詐欺も問題になっています。2026年11月現在の警察庁や国民生活センターの公表情報を踏まえ、+86の意味、日本から中国への正しい発信方法、通話料金、知らない国際電話への対処法、着信拒否の設定方法まで詳しく解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:「+86」は中国大陸の国番号。香港は+852、マカオは+853、台湾は+886と異なる。
- 要点2:日本から中国へ電話する場合は「010+86+相手の電話番号」が基本。市外局番の先頭の0は原則として省く。
- 要点3:心当たりのない+86着信には安易に応答・折り返しをしない。固定電話なら国際電話不取扱受付センターで無料の利用休止を申し込める。
【基本知識】86国際電話の意味とは?+86は中国の国番号

86国際電話とは、国際電話の国番号「86」を使って発信・着信する電話を指します。正式な国際電話番号の表記では、数字の前に「+」を付けた「+86」が中国大陸の国番号です。
「+」と「86」はそれぞれ何を意味する?

国際電話の番号は、基本的に国際電話識別番号、相手国の国番号、相手先の電話番号という順序で構成されています。
「+」は国際電話をかけるための接頭記号を表し、その後に続く「86」が中国の国番号です。日本の国番号は「81」であり、アメリカ・カナダは「1」、イギリスは「44」となっています。
つまり、電話番号の先頭に「+86」と表示されていれば、中国の電話番号体系に属する番号であることを示しています。
中国・香港・マカオ・台湾の国番号は違う

間違えやすいのが、中国本土と周辺地域の国番号です。国際電話では、それぞれ別の番号が割り当てられています。
- +86:中国大陸
- +852:香港
- +853:マカオ
- +886:台湾
- +81:日本
たとえば、+852から始まる着信を中国大陸からの電話だと判断するのは正確ではありません。香港には独自の国番号が割り当てられています。
+86から始まる電話番号はすべて中国から発信されている?
ここには注意が必要です。+86は中国の電話番号体系を示しますが、着信画面の番号だけで、実際の発信者の所在地や身元まで証明できるわけではありません。
電話番号の偽装表示(スプーフィング)は実際に確認されている問題です。警察庁は2025年3月、実在する警察署の代表電話番号を偽装して表示させる特殊詐欺の手口を公表しました。
そのため、+86という表示は発信者を調べるための手掛かりにはなりますが、安全性を保証する証明書ではありません。中国に知人や取引先がいる場合でも、相手の確認が取れるまでは慎重に対応する必要があります。
【実践ガイド】日本から中国へ国際電話をかける方法と番号の入力ルール
日本から中国に電話をかけるときは、国際電話識別番号と国番号を正しい順序で入力します。基本となるのは「010+86+相手の電話番号」という形式です。
国際電話識別番号010を使う場合
日本から一般的な国際電話をかける際に使われる「010」は、国際電話識別番号です。その後に中国の国番号「86」、最後に相手の電話番号を入力します。
基本の入力形式:
010-86-相手の電話番号
例えば、北京の固定電話にかける場合、中国国内で使われる市外局番は「010」です。しかし、国際電話として発信するときは、この市外局番の先頭にある0を取り除きます。
北京の固定電話への発信例:
中国国内の表記:010-XXXX-XXXX
日本からの発信:010-86-10-XXXX-XXXX
ここで注意したいのは、最初の「010」と中国の市外局番「010」は別物だという点です。最初の010は日本側の国際電話識別番号で、86の後に続く10が北京の地域番号になります。
スマートフォンでは「+86」から発信できる
スマートフォンでは、国際電話識別番号010の代わりに「+」を使用する方法もあります。
一般的には電話アプリのキーパッドで「0」を長押しすると「+」を入力できます。機種によって操作方法が異なる場合があります。
スマートフォンの入力形式:
+86-相手の電話番号
例えば、北京の固定電話なら「+86-10-XXXX-XXXX」という形式です。010と+を重ねて「010+86+…」と入力する必要はありません。
電話番号の先頭にある0は省略する?
日本から中国へ発信する場合、固定電話の市外局番に付いている先頭の0は原則として省略します。
中国国内で使用する地域番号は、国内通話では0から始まる形式で表記されることがありますが、国際電話では国番号86を付けたうえで地域番号の0を外します。
一方、中国の携帯電話番号は一般に11桁で、1から始まります。携帯番号の先頭の1を削除してはいけません。
例えば「1XX-XXXX-XXXX」という携帯電話番号なら、国際電話では「+86-1XX-XXXX-XXXX」と入力します。
電話番号の種類別・入力方法まとめ
固定電話と携帯電話では、入力時に気を付けるポイントが異なります。
| 項目 | 番号の特徴・例 | 日本からの入力方法 |
|---|---|---|
| 中国の国番号 | 86 | 010-86または+86 |
| 北京の固定電話 | 国内市外局番010 | 010-86-10-XXXX-XXXX |
| 上海の固定電話 | 国内市外局番021 | 010-86-21-XXXX-XXXX |
| 中国の携帯電話 | 一般に11桁、1から始まる | 010-86-1XX-XXXX-XXXX |
| スマートフォンからの発信 | 国際電話形式 | +86-相手の電話番号 |
このように、固定電話では市外局番の先頭の0を取り除き、携帯電話では11桁の番号をそのまま入力するのが基本です。
なお、国際電話サービスの利用条件や事前登録の必要性は通信会社によって異なります。NTTドコモなどの各社が案内する最新の発信条件も確認してください。
【料金比較】中国への国際電話は何円?通話料金と注意点
中国への国際電話は、国内通話とは異なる料金体系が適用されます。通話料金は利用する携帯電話会社、固定電話会社、契約プラン、発信方法などによって変わります。
NTTドコモの中国向け国際電話料金の例
NTTドコモのWORLD CALLの料金案内では、中国への国際電話は次の料金設定が掲載されています。
- 平日8時~19時:30秒あたり57円
- 平日19時~翌8時:30秒あたり49円
- 土日祝日:30秒あたり49円
この料金を基準にすると、平日の昼間に1分間通話した場合は114円、夜間や土日祝日に1分間通話した場合は98円が目安になります。
ただし、これはNTTドコモの料金例であり、すべての携帯電話会社に共通する金額ではありません。料金改定や契約条件によっても変わるため、実際に発信する前に利用中の通信会社の料金表を確認してください。
LINEやインターネット通話との違い
中国の相手と連絡する方法は、通常の国際電話だけではありません。LINEなどのインターネット通話サービスを利用できる場合もあります。
通常の国際電話は電話回線を使うため、通信会社が定める国際通話料金が発生します。一方、インターネット通話はデータ通信を利用するため、Wi-Fi環境などを使えば国際通話料金を抑えられる可能性があります。
ただし、アプリの利用条件や相手側の通信環境、サービスの提供状況によって使い勝手は変わります。仕事の連絡や緊急連絡では、相手が確実に受け取れる手段を選ぶことが大切です。
知らない+86番号に折り返すと料金は発生する?
日本から+86の番号へ折り返し発信すると、通常の国内通話ではなく国際電話として扱われる可能性があります。その場合、契約している通信会社の国際電話料金が適用されます。
知らない番号への折り返しは、料金面だけでなく、詐欺や不審なサービスにつながるリスクも考慮しなければなりません。着信履歴に残っているという理由だけで発信するのは避けましょう。
【着信の見分け方】+86から始まる電話は詐欺?中国からの電話を確認する方法
+86からの着信には、実際の中国在住者や企業からの連絡もあれば、迷惑電話や詐欺を疑うべきものもあります。重要なのは、国番号だけで判断せず、電話の内容や相手の行動を合わせて確認することです。
中国からの正規の電話で考えられるケース
中国からの電話には、次のような正当な理由が考えられます。
- 中国に住む家族や友人からの連絡
- 中国の取引先や勤務先からの業務連絡
- 中国のホテル、航空会社、旅行会社からの予約確認
- 中国の通販サイトや現地サービスに関する問い合わせ
- 中国滞在中に利用したサービスからの連絡
こうした相手と連絡を取る予定がある場合、+86の着信が必ずしも不審とは限りません。予約番号や取引履歴、過去に登録した連絡先などと照合することが有効です。
不審な国際電話に多い特徴
一方、次のような特徴がある電話には警戒が必要です。
- まったく心当たりのない+86番号から突然着信する
- 電話に出ても無言だったり、すぐに切れたりする
- 自動音声で料金未納や通信停止を告げてくる
- 警察、税関、入管、通信会社などの職員を名乗る
- 個人情報、銀行口座、暗証番号、認証コードを聞き出そうとする
- 指定された番号を押すよう要求する
- SNSやビデオ通話へ誘導する
- 送金や電子マネーの購入を急がせる
特に、電話口で「あなたの口座が犯罪に使われている」「逮捕される可能性がある」「電話回線が停止される」といった不安をあおる場合は注意してください。
2026年の国際電話詐欺で知っておきたい公的データ
国際電話を利用した特殊詐欺への警戒は、2026年も続いています。
警察庁の特殊詐欺対策ページによると、2025年中に特殊詐欺に利用された電話番号のうち、約75.5%が国際電話番号でした。これは特殊詐欺に使われた電話番号の構成比であり、国際電話の着信全体の75.5%が詐欺という意味ではありません。
また、2026年9月4日に公表された警察庁の「令和8年7月末における特殊詐欺の認知・検挙状況等について(暫定値)」では、同年7月末までの特殊詐欺の認知件数は26,051件、被害額は2,108.1億円となっています。
前年同期と比較すると、認知件数は3,709件増加し、被害額は632.8億円増加しました。被害額の増加率は42.9%です。
同資料では、ニセ警察詐欺についても、7月末までに5,422件が認知され、被害額は617.1億円に上っています。
ただし、これらの数字は特殊詐欺全体や手口別の統計であり、+86から始まる電話だけの被害件数を示したものではありません。中国の国番号と特殊詐欺の発信元を直接結び付けることはできません。
2026年の状況を考えるうえで大切なのは、特定の国番号だけを危険視するのではなく、国際電話を悪用した詐欺全般に警戒することです。
着信番号の表示だけでは安全性を判断できない理由
電話番号の偽装表示は、実際に警察庁が注意喚起している手口です。
2025年3月の警察庁の発表では、愛知県警察本部の代表電話番号を着信画面に表示させ、警察官を装って金銭を振り込ませる被害事例が紹介されました。
つまり、番号表示が実在する機関や企業のものであっても、それだけで本物だと判断することはできません。
+86の場合も同じです。中国の国番号が表示されているからといって、実際の発信者が中国にいることや、表示された番号の契約者本人が電話していることまで確認できるわけではありません。
【安全対策】+86の不審電話への対処法と国際電話の着信拒否設定
心当たりのない+86着信があった場合、最も安全なのは安易に応答せず、折り返しもしないことです。すでに電話に出てしまった場合も、落ち着いて対応すれば被害を防げる可能性があります。
知らない国際電話に出てしまった場合
電話に出た後、相手が不審な内容を話し始めたら、次の手順で対応してください。
- 相手の要求に応じず、すぐに電話を切る。
- 氏名、住所、生年月日、口座情報などを伝えない。
- 自動音声の案内に従って番号を押さない。
- SMSで届いた認証コードやパスワードを教えない。
- 相手から指定された番号には折り返さない。
- 警察や企業を名乗る場合は、公式に公表されている窓口へ自分で連絡する。
警察庁も、警察官を名乗る電話について、相手の説明をうのみにせず電話を切り、警察相談専用電話「#9110」へ相談するよう呼びかけています。
また、電話で個人情報を伝えてしまった場合や、金銭を支払ってしまった場合は、速やかに警察や関係する金融機関へ連絡してください。
固定電話の国際電話着信を拒否する方法
固定電話を利用していて、海外との通話が必要ない場合は、国際電話不取扱受付センターの利用休止制度が有効です。
国際電話不取扱受付センターは、KDDI、ソフトバンク、NTT東日本、NTT西日本、NTTドコモビジネスの5社によって提供されている受付窓口です。
主な受付情報:
- 窓口名:国際電話不取扱受付センター
- 電話番号:0120-210-364
- オペレーター対応:平日9時~17時
- 自動音声対応:平日・土日祝日24時間
- 固定電話の国際電話利用休止:無料
申請は電話・ウェブ・郵送で行えます。電話の場合は、自動音声の案内に従って申し込みに必要な情報を入力します。
なお、受付センターの対象は、東京03や大阪06などから始まる10桁の固定電話です。070・080・090から始まる携帯電話や050から始まるIP電話は対象外となっています。
また、同センターでは国際電話の着信休止に加え、KDDIとソフトバンクの一部サービスについて発信休止も受け付けています。ほかの電話会社の発信休止は、それぞれの事業者への問い合わせが必要です。
携帯電話で国際電話の着信を拒否する方法
スマートフォンの場合は、端末の設定や携帯電話会社が提供する迷惑電話対策サービスを利用します。
iPhoneの場合:
- 電話アプリの着信履歴から不審な番号を確認する。
- 該当する番号の詳細画面を開く。
- 「この発信者を着信拒否」を選択する。
- 必要に応じて、不明な発信者の消音機能なども検討する。
ただし、個別番号の着信拒否と、すべての国際電話番号を一括して拒否する設定は異なります。不明な発信者の消音機能も、+86だけを指定して遮断する機能ではありません。
Androidの場合:
- 電話アプリを開く。
- 着信履歴から不審な番号を選ぶ。
- ブロックまたは迷惑電話として報告する。
- 端末に迷惑電話対策やスパム検出機能がある場合は有効にする。
AndroidはメーカーやOSのバージョンによって設定画面が異なります。国際電話全体を拒否したい場合は、端末の機能だけでなく、携帯電話会社の着信規制サービスや対応アプリも確認してください。
携帯電話会社の迷惑電話対策サービスを利用する
国民生活センターは、携帯電話の不審な国際電話への対策として、各通信会社が提供する迷惑電話対策サービスの利用も案内しています。
- NTTドコモ:あんしんセキュリティ
- KDDI:迷惑電話撃退サービス
- ソフトバンク:ナンバーブロックなど
- 楽天モバイル:迷惑電話・SMS対策 by Whoscall
サービスによって対応する番号や機能、利用料金、対応OSは異なります。契約中の通信会社で利用可能なサービスを確認するとよいでしょう。
警察庁も国際電話着信ブロックを推進しており、国際電話番号からの着信を直接受けないための対策を呼びかけています。
国際電話を止めるべき人・止めないほうがよい人
国際電話の着信拒否は、誰にとっても一律に最適な対策とは限りません。
利用休止を検討したい人:
- 海外から電話を受ける機会がほとんどない。
- 固定電話に不審な国際電話が繰り返しかかってくる。
- 高齢の家族が自動音声や詐欺電話に不安を感じている。
- 固定電話で海外との通話を利用する予定がない。
着信拒否の前に検討したい人:
- 中国に住む家族や友人から電話を受ける必要がある。
- 海外の取引先から国際電話で連絡が来る。
- 海外の予約先や勤務先からの電話を受けることがある。
海外との連絡が必要な人は、すべての国際電話を一括で遮断するより、個別番号のブロックや迷惑電話対策サービスを組み合わせる方法が適しています。
【プロの結論】86国際電話で知っておくべき本当の判断基準
+86の着信をめぐる問題で、最も重要なのは「国番号の意味」と「電話の安全性」を混同しないことです。
+86は中国大陸の国番号であり、それ自体に危険性を示す意味はありません。中国に家族や取引先がいる人にとっては、通常の連絡手段として使われる番号でもあります。
しかし、国際電話番号を利用した特殊詐欺が実際に確認され、発信者番号の偽装まで起きている以上、番号表示だけで相手を信用することもできません。
判断基準1:相手に心当たりがあるか
中国の知人や企業との連絡予定がある場合は、メールやメッセージ、過去の取引記録などと照合してください。予定のない電話であれば、無理に出る必要はありません。
判断基準2:相手が何を要求しているか
特に危険なのは、個人情報や金銭を要求する電話です。警察、銀行、通信会社、行政機関を名乗っていても、電話だけで本人確認や支払いを進めないでください。
判断基準3:自分から公式窓口に確認できるか
本当に企業や行政機関からの連絡であれば、公式サイトや契約書などに記載された代表窓口から確認できます。着信相手が伝えた電話番号や折り返し先を、そのまま信用しないことが大切です。
不審な電話については、警察相談専用電話「#9110」、消費者ホットライン「188」で相談できます。国民生活センターも、知らない国際電話には出ない、折り返さない、個人情報を伝えないという基本対策を案内しています。
国際電話の仕組みを理解しておけば、必要な海外通話を安全に利用しながら、不審な着信にも冷静に対応できます。
【86国際電話に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:86から始まる電話番号はどこの国ですか?
A1:86は中国大陸の国番号です。国際電話番号では「+86」と表示されます。なお、香港は+852、マカオは+853、台湾は+886です。
Q2:+86から電話がかかってきたら出ても大丈夫ですか?
A2:中国に家族や取引先がいる場合は正規の連絡である可能性もあります。ただし、心当たりがない場合は出ずに様子を見るのが安全です。出てしまった場合も、個人情報や認証コードを伝えず、不審な内容ならすぐに電話を切ってください。
Q3:日本から中国に電話をかけるにはどうすればよいですか?
A3:基本的には「010+86+相手の電話番号」で発信します。スマートフォンでは「+86」から入力する方法もあります。固定電話の市外局番の先頭の0は原則として省略します。
Q4:+86からの電話に折り返すと料金がかかりますか?
A4:日本から+86の番号へ発信すると国際電話料金が発生する場合があります。料金は通信会社や契約プランによって異なります。知らない番号への折り返しは避けましょう。
Q5:国際電話不取扱受付センターは携帯電話にも対応していますか?
A5:同センターの利用休止制度は、基本的に10桁の固定電話が対象です。070・080・090の携帯電話や050のIP電話は対象外です。携帯電話では端末の着信拒否設定や通信会社の迷惑電話対策サービスを利用してください。
Q6:+86の番号を着信拒否することはできますか?
A6:個別番号のブロックや、対応アプリ・通信会社のサービスを利用する方法があります。ただし、すべてのスマートフォンで国番号単位の一括拒否ができるわけではありません。利用している端末や通信会社の対応状況を確認してください。
まとめ:+86国際電話は中国の番号、知らない着信には慎重な対応を
86国際電話は、中国大陸の国番号「+86」を使った国際電話です。日本から中国へ電話をかける場合は「010+86+相手の電話番号」が基本となり、固定電話の市外局番の先頭の0は原則として取り除きます。携帯電話の場合は、一般に11桁の番号をそのまま使用します。
一方、2026年も国際電話を利用した特殊詐欺への警戒は欠かせません。警察庁が公表した2026年7月末までの特殊詐欺の被害額は2,108.1億円に達しています。国際電話番号の表示だけで発信者の身元を判断することはできず、番号偽装の事例も確認されています。
知らない+86番号から着信があった場合は、無理に応答したり折り返したりせず、相手に心当たりがあるかを確認しましょう。国際電話を利用しない固定電話では、国際電話不取扱受付センターの無料休止制度も有効です。
国番号の意味、正しい発信方法、料金、着信拒否の仕組みを知っておくことが、必要な国際電話を利用しながら詐欺被害を防ぐための基本になります。
参照した公的資料・通信事業者の案内
- 警察庁「令和8年7月末における特殊詐欺の認知・検挙状況等について」
- 警察庁「みんなでとめよう!!国際電話詐欺」
- 国民生活センター「海外からの不審な電話にご注意」(2026年3月19日公表)
- 国際電話不取扱受付センターの利用休止案内
- NTTドコモ「国際電話をかける」「WORLD CALL」
- ANA「北京旅行の基本情報」
- 国際電気通信連合(ITU)中国の国番号86に関する番号計画資料
- 警察庁「警察に偽装した電話番号に注意!」