【まず結論】抹茶ラテのカフェイン量は1杯何mg?農林水産省のデータを検証

目次

📌 【この記事の重要ポイントまとめ】

【検証資料 1】抹茶ラテカフェインの当時の様子・関連報道写真(出典:Yahoo!ニュース)
  • 抹茶そのもの:粉末1.5gでカフェイン約48mg。農林水産省の公表値が基準になる。
  • カフェとの比較:スターバックスの抹茶ティーラテはホット56mg、アイス84mg(Tall相当)。ドトールはサイズによって77~147mg。
  • 健康面の注意:夜間の睡眠、妊娠中、子供の飲用では、1杯の量だけでなく1日の総摂取量を考えることが大切。

抹茶ラテのカフェイン量は、使用する抹茶粉末の量によって大きく変わります。農林水産省の2026年8月28日更新の資料では、抹茶粉末のカフェイン濃度は100g当たり3.2g(3,200mg)とされています。

この数値を1杯分に換算すると、次のようになります。

- 抹茶粉末1g:約32mg
- 抹茶粉末1.5g:約48mg
- 抹茶粉末2g:約64mg
- 抹茶粉末3g:約96mg

農林水産省が示している具体例は、お湯70mLに抹茶粉末1.5gを溶かした場合の約48mgです。これは抹茶粉末をそのまま飲む場合の計算であり、ミルクを加えた抹茶ラテでも、使用した抹茶粉末に由来するカフェインの総量は基本的に変わりません。

例えば、抹茶粉末を2g使って牛乳を150mL加えた場合、飲み物全体の容量は増えますが、カフェインが64mgから減るわけではありません。牛乳で薄めてもカフェインの総量は維持されます。

ここで注意したいのは、農林水産省の48mgという数値を、すべての抹茶ラテの標準値と考えないことです。実際のカフェチェーンでは、独自のレシピや粉末量によって1杯当たりの数値が異なります。

なお、農林水産省のページは2026年8月28日に更新されていますが、抹茶・コーヒー・茶類の基礎数値については「日本食品標準成分表2020(八訂)」を出典としています。2026年に新たに実測されたすべての飲料の数値という意味ではありません。

【公式数値で徹底比較】抹茶ラテとコーヒー、市販品のカフェイン量

抹茶ラテカフェイン

抹茶ラテを飲むときに気になるのが、コーヒーと比べてどちらのカフェイン量が多いのかという点です。

農林水産省の基準では、一般的なドリップコーヒーは100mL当たり60mg。150mLのカップなら約90mgになります。

一方、抹茶ラテは粉末の使用量によって48mg程度から100mgを超えるものまで幅があります。さらに、カフェチェーンではホットとアイスでも数値が異なります。

2026年の主要商品・飲料別カフェイン比較

抹茶ラテカフェイン
商品・飲料 サイズ・条件 カフェイン量 農林水産省の抹茶粉末 1.5g使用 約48mg スターバックス 抹茶ティーラテ ホット・Tall相当 56mg スターバックス 抹茶ティーラテ アイス・Tall相当 84mg ドトール 抹茶ラテ Sサイズ・ホット 77mg ドトール 抹茶ラテ Mサイズ・ホット 99mg ドトール 抹茶ラテ Lサイズ・ホット 120mg ドトール アイス抹茶ラテ Sサイズ 83mg ドトール アイス抹茶ラテ Mサイズ 115mg ドトール アイス抹茶ラテ Lサイズ 147mg スターバックス 京都抹茶ラテ(市販品) 200mL・1本 約60mg ブレンディ カフェラトリー 濃厚抹茶ラテ スティック1杯分 11mg 伊右衛門 お濃茶抹茶ラテ 粉末15g・1杯分 23mg 一般的なドリップコーヒー 150mL 約90mg

出典:農林水産省、スターバックス コーヒー ジャパン、ドトールコーヒー、サントリー、味の素AGF、宇治の露製茶の公表資料。店舗商品は標準レシピに基づく参考値。

スターバックスの抹茶ラテはホットとアイスで違う?

抹茶ラテカフェイン

スターバックス コーヒー ジャパンの公式栄養成分情報では、抹茶ティーラテのカフェイン量はホットが56mg、アイスが84mgと公表されています。Tallサイズを基準とする情報です。

注目したいのは、アイスのほうがホットより28mg多いことです。

冷たい飲み物だからカフェインが多くなるというわけではありません。抹茶ラテでは、使用する抹茶ベースの量や商品レシピが影響します。温度だけを基準にカフェイン量を判断するのは適切ではありません。

また、ミルクを牛乳から豆乳、アーモンドミルク、オーツミルクなどに変更しても、抹茶の使用量が同じならカフェイン量は基本的に大きく変わりません。カフェインを減らしたい場合は、ミルクの種類より抹茶の量を確認することが先決です。

ドトールの抹茶ラテはカフェインが多い?

ドトールコーヒーショップの公式栄養成分情報では、ホットの抹茶ラテはSサイズ77mg、Mサイズ99mg、Lサイズ120mgです。

アイス抹茶ラテでは、Sサイズ83mg、Mサイズ115mg、Lサイズ147mgとなっています。

特にLサイズのアイスは147mgで、農林水産省が示す一般的なドリップコーヒー150mLの約90mgを上回ります。

ドトールの2026年2月19日更新の栄養成分資料にも、サイズごとのカフェイン量が掲載されています。抹茶ラテだからコーヒーより必ず低カフェインという認識は、実際の商品データと一致しません。

コンビニ・スーパーで買える市販の抹茶ラテは?

市販品の場合も、商品によってカフェイン量は異なります。

例えば、サントリーが販売する「スターバックス 京都抹茶ラテ」は200mL当たり約60mgです。カップタイプの商品でも、一般的な抹茶粉末1.5gを使った場合の48mgを上回ることがあります。

一方、粉末タイプは比較的少ない商品もあります。味の素AGFの「ブレンディ カフェラトリー 濃厚抹茶ラテ」は1杯分11.5g当たり11mg、宇治の露製茶の「伊右衛門 お濃茶抹茶ラテ」は1杯分15g当たり23mgです。

2026年の市販品選びでは、抹茶ラテという商品名だけで判断せず、メーカーが公開しているカフェイン量を確認することが役立ちます。

【カフェイン量が変わる理由】抹茶の種類・粉末量・作り方を解説

同じ抹茶ラテという名前でも、カフェイン量が異なるのはなぜでしょうか。主な理由は、原料となる抹茶の量と商品設計にあります。

1. 抹茶粉末を何グラム使うか

最も大きな要因は、抹茶粉末の使用量です。

農林水産省の基準値で計算すると、粉末1gにつき約32mgのカフェインが含まれます。2g使えば約64mg、3gなら約96mgです。

濃厚な抹茶の風味を出す商品や、大きなサイズの商品は、抹茶の使用量が増える可能性があります。これが、同じブランドでもサイズによって数値が変わる理由の一つです。

2. 抹茶は茶葉を丸ごと摂取する飲み方

抹茶と煎茶の大きな違いは、飲み方にあります。

煎茶は茶葉をお湯に浸して成分を抽出し、茶葉を取り除いて飲みます。一方、抹茶は碾茶を粉末にしたものを水やお湯に溶かして飲むため、粉末に含まれる成分をそのまま摂取します。

農林水産省の資料では、煎茶の浸出液は100mL当たり約20mg、抹茶粉末は100g当たり3.2gのカフェインを含むとされています。測定対象と単位が違うため、単純な濃度比較には注意が必要です。

3. 牛乳や砂糖を加えてもカフェインは消えない

抹茶ラテに牛乳や砂糖を加えると、苦味が和らぎ、口当たりもまろやかになります。しかし、牛乳や砂糖にカフェインを除去する作用があるわけではありません。

甘くて飲みやすい商品でも、抹茶の量が多ければカフェインを相応に摂取します。味の濃さや甘さだけでは、含有量を正確に判断できないのです。

4. ホットとアイスの差は温度だけでは説明できない

スターバックスやドトールの公式数値を見ると、どちらもアイス商品のほうがホットよりカフェイン量が多い傾向があります。

これは冷たい飲み物だからカフェインが増えるという意味ではなく、各商品のレシピや使用する抹茶の量が異なるためです。

自宅で同じ抹茶粉末を同じ量だけ使ってホットとアイスを作るなら、温度を変えただけでカフェインの総量が大きく変化するわけではありません。

【夜・寝る前に飲んでも大丈夫?】抹茶ラテと睡眠の関係

抹茶ラテを夕食後や寝る前に飲む習慣がある人は、カフェインによる覚醒作用を考慮する必要があります。

カフェインは中枢神経を刺激する成分です。農林水産省や厚生労働省の資料でも、過剰摂取によって不眠、興奮、不安、動悸などが起こる可能性が説明されています。

カフェインは摂取後どれくらい体内に残る?

カフェインは摂取後、一般的に数時間にわたって作用します。米国国立医学図書館のMedlinePlusでは、体内で半分に代謝されるまでの時間について、一般的な目安を4~6時間と説明しています。

つまり、夕方に抹茶ラテを飲んだ場合でも、就寝時にカフェインの影響が残っている可能性があります。

ただし、代謝速度には個人差があります。普段からコーヒーを飲んでいる人と、カフェインに敏感な人では、同じ量でも感じ方が異なります。

寝る6時間前なら必ず安心というわけではない

2013年に医学誌「Journal of Clinical Sleep Medicine」に掲載された研究では、就寝の0時間前、3時間前、6時間前に400mgのカフェインを摂取した場合、睡眠への悪影響が確認されました。

ただし、この研究で使われた400mgは、一般的な抹茶ラテ1杯よりかなり多い量です。その結果をそのまま48~80mg程度の抹茶ラテに当てはめることはできません。

一方、カフェインの影響を受けやすい人にとっては、少量でも寝つきに影響する可能性があります。

夜に抹茶ラテを飲みたい場合の判断基準

- 睡眠への影響が気になる場合は、就寝6時間程度前からカフェインを控えることを一つの目安にする。
- 夕方以降は、抹茶粉末の少ない商品や少量サイズを選ぶ。
- 夜に飲む習慣がある場合は、飲んだ時間と寝つきの変化を確認する。
- 寝つきが悪くなりやすい人は、夜の抹茶ラテを避ける。

特に、寝る直前に飲む場合は注意が必要です。抹茶ラテのミルクによるまろやかさと、カフェインの覚醒作用は別のものとして考えましょう。

【妊娠中・子供は飲んでもいい?】年齢や体調別の摂取目安

抹茶ラテは一般的な飲料ですが、妊娠中の人や子供はカフェインの摂取量に注意が必要です。

妊娠中の抹茶ラテは1日何杯まで?

妊娠中のカフェイン摂取について、欧州食品安全機関(EFSA)は、1日当たり200mgまでであれば胎児への健康リスクが増加しないと評価しています。

農林水産省が2026年に更新した資料でも、欧州・英国の妊婦および授乳婦に対する目安として1日200mgが掲載されています。

なお、日本では妊婦に対するカフェインの正式な一律上限量は設定されていません。200mgは海外機関の評価に基づく参考値として扱う必要があります。

仮に1杯当たりのカフェイン量が48mgの抹茶ラテなら、200mgの約24%に相当します。スターバックスのアイス抹茶ティーラテ84mgなら約42%、ドトールのLサイズのアイス抹茶ラテ147mgなら約74%です。

この数字は抹茶ラテだけの話ではありません。コーヒー、紅茶、緑茶、チョコレート、カフェインを含む医薬品なども合計して考える必要があります。

妊娠中や授乳中は、体調や妊娠経過によっても判断が変わるため、かかりつけの産婦人科医に相談することが大切です。

子供に抹茶ラテを飲ませても大丈夫?

子供は成人よりもカフェインの影響を受けやすいため、日常的にカフェイン飲料を飲ませることには慎重になる必要があります。

農林水産省が紹介している海外の基準では、欧州食品安全機関の子供に対する参考値として、体重1kg当たり1日3mgが示されています。カナダでは1日2.5mg/kgという目安もあります。

例えば、体重20kgの子供の場合、欧州の参考値を単純計算すると60mgになります。ただし、これは日本国内で定められた子供向けの推奨摂取量ではなく、飲んでよい量を保証する数字でもありません。

抹茶粉末1.5gを使ったラテだけでも約48mgのカフェインを摂取する可能性があります。子供に飲ませる場合は、少量にとどめ、日常的な習慣にしないことが望ましいでしょう。

特にエナジードリンクなど、カフェインを多く含む飲料との併用は避けたいところです。厚生労働省も、子供や妊婦などはカフェインの摂取に注意するよう呼びかけています。

妊娠中や子供はカフェインを完全に避けるべき?

カフェインを完全にゼロにすることが、すべての人に一律に求められているわけではありません。

ただし、妊娠中は1日の総摂取量を把握し、子供の場合はカフェイン飲料を積極的に選ばないことが基本的な考え方になります。

飲み物の選択肢として、麦茶やルイボスティーなどのノンカフェイン飲料を取り入れる方法もあります。

【カフェインレスの抹茶ラテはある?】デカフェ商品とノンカフェインの違い

夜でも抹茶ラテを楽しみたい人や、カフェインを控えたい人にとって気になるのが、カフェインレスの抹茶ラテです。

実は、通常の抹茶とは別に、カフェインを除去したデカフェ抹茶や、抹茶を使わないノンカフェインの代替商品も登場しています。

デカフェ抹茶はカフェインを完全に除去している?

デカフェ抹茶は、抹茶の原料である碾茶からカフェインを取り除く加工を施したものです。

国内では、超臨界技術センターが水と二酸化炭素を用いた「GREEN DECAF PROCESS」という製法を開発しています。

同社の2023年12月18日の発表では、三重県産の伊勢茶を使ったデカフェ抹茶について、カフェイン除去率87.2%と公表されました。

通常の抹茶と比較してカフェインを大幅に減らせる一方、除去率が100%ではないため、デカフェとノンカフェインは同じ意味ではありません。

2025年発売の「まるで抹茶」はノンカフェイン

もう一つ注目したいのが、島根県松江市の加島茶舗が2025年11月2日に発売した「まるで抹茶」です。

この商品は、茶師十段と現役高校生が共同開発した抹茶風パウダーで、通常の抹茶を使用しないノンカフェイン商品として発表されました。

開発のきっかけは、カフェインが体質に合わず、茶道部への入部を諦めた高校生の問題意識でした。2024年8月に同店を訪れた高校生の相談から開発が始まり、翌年の商品化につながっています。

抹茶を楽しみたいけれどカフェインが気になる人や、子供にも抹茶風の飲み物を楽しませたい人に向けた、新しい選択肢です。

カフェインを控えたい人の飲み物選び

カフェインを減らしたい場合は、次のように選ぶと分かりやすくなります。

- 通常の抹茶ラテ:抹茶の風味を重視する人向け。カフェイン量を確認する。
- デカフェ抹茶ラテ:抹茶の味を残しながらカフェインを減らしたい人向け。
- ノンカフェインの抹茶風ラテ:カフェインを避けたい人向け。抹茶そのものを使用しているか原材料を確認する。
- 麦茶・ルイボスティーラテ:茶葉由来のカフェインを避けたい人向け。

「カフェインレス」「デカフェ」という表示があっても、必ずしもゼロではありません。カフェインを完全に避けたい場合は、カフェイン含有量と原材料の両方を確認しましょう。

【抹茶ラテカフェインに関するよくある質問(FAQ)】

Q1:抹茶ラテ1杯のカフェイン量は何mgですか?

A1:農林水産省の基準では、抹茶粉末1.5gで約48mgです。ただし、カフェの商品では56~147mgなど、サイズやレシピによって異なります。

Q2:抹茶ラテとコーヒーはどちらのカフェインが多いですか?

A2:一般的なドリップコーヒー150mLは約90mgです。抹茶ラテは商品によって48mg程度から100mg以上まで幅があり、大きなサイズではコーヒーを上回る場合もあります。

Q3:スターバックスの抹茶ティーラテのカフェイン量は?

A3:公式栄養成分情報では、ホットが56mg、アイスが84mgです。Tallサイズ相当の数値を基準にしています。

Q4:ドトールの抹茶ラテのカフェイン量は?

A4:ホットはSサイズ77mg、Mサイズ99mg、Lサイズ120mgです。アイスはSサイズ83mg、Mサイズ115mg、Lサイズ147mgです。

Q5:抹茶ラテは寝る前に飲んでも大丈夫ですか?

A5:カフェインが含まれているため、寝つきや睡眠の質に影響する可能性があります。睡眠への影響が気になる場合は、就寝6時間程度前から控えることを一つの目安にしてください。

Q6:妊娠中に抹茶ラテを飲んでも大丈夫ですか?

A6:妊娠中はカフェインの摂取量に注意が必要です。海外機関では1日200mgという目安が示されています。抹茶ラテだけでなく、コーヒーや紅茶なども合算し、医師にも相談してください。

Q7:カフェインレスの抹茶ラテはありますか?

A7:デカフェ抹茶を使ったラテや、抹茶を使わないノンカフェインの抹茶風パウダーを利用する方法があります。デカフェはカフェインが残る場合があるため、含有量を確認してください。

まとめ:抹茶ラテのカフェイン量を知って2026年も賢く楽しもう

抹茶ラテのカフェイン量は、抹茶粉末の使用量や商品ごとのレシピによって大きく変わります。

農林水産省の公表データでは、抹茶粉末1.5gで約48mg。これを基本的な計算基準にすると、家庭で作る抹茶ラテのカフェイン量もおおよそ把握できます。

ただし、2026年のカフェチェーンの公式データを見ると、スターバックスの抹茶ティーラテはホット56mg・アイス84mg、ドトールの抹茶ラテはホット77~120mg・アイス83~147mgと、商品によって違いが明確です。

特に覚えておきたいのは、次の4点です。

  • 抹茶ラテはコーヒーより必ず低カフェインとは限らない。
  • ミルクを増やしてもカフェインの総量は基本的に減らない。
  • 夜間、妊娠中、子供の飲用では、1日の総摂取量と体質を考慮する。
  • カフェインを避けたい場合は、デカフェとノンカフェインの違いを確認する。

抹茶ラテは、カフェイン量を理解して商品や飲む時間を選べば、日常の楽しみとして取り入れられる飲み物です。2026年はカフェインを減らした抹茶商品も選択肢に加わっています。自分の生活リズムや体調に合った一杯を選び、抹茶ならではの香りと味わいを楽しみましょう。