【色で選ぶ】メロン・青・赤・紫のクリームソーダは何が違う?
クリームソーダの魅力は、見た目の美しさだけではない。色によって使用するシロップやフレーバーが異なり、甘さや香り、後味にも違いが生まれる。
ただし、色と味の組み合わせは全国共通ではない。同じ青でも、ブルーハワイを使う店もあれば、ライチ系の風味を採用する店もある。
メロン|昔ながらの純喫茶を感じる王道

最も定番なのが、鮮やかな緑色のメロンクリームソーダだ。
メロン風味のシロップを使用したソーダに、バニラアイスと赤いチェリーを添えるスタイルがよく知られている。
甘いソーダとミルキーなアイスの組み合わせは、昔ながらの喫茶店を象徴する味わい。初めて純喫茶を訪れる人にもおすすめだ。
なお、メロン色だからといって、必ずしもメロン果汁が使われているわけではない。コメダ珈琲店も公式メニューで、メロンソーダにメロン果汁を含まないことを案内している。
青|写真映えと爽やかさを楽しむ個性派

青いクリームソーダは、透明感のある色合いが特徴。ブルーハワイ系の甘い風味や、ライチ系のフルーティーな味わいなど、店によって個性が分かれる。
代表的な選択肢は次のとおり。
- さぼうる:ブルーハワイ系の青い一杯
- ゆりあぺむぺる:ラピスラズリやライチ系のメニュー
- 喫茶ソワレ:スカイブルーのクリームソーダ
青いグラスに白いアイスが浮かぶ様子は、緑色の王道タイプとは異なる印象を生み出す。
赤・ピンク|華やかさとフルーティーな風味

赤やピンク系は、いちご、ザクロ、ベリーなどのフレーバーを楽しめるタイプ。
甘酸っぱい味わいの商品もあり、バニラアイスとの組み合わせによってデザート感が強くなる。
特に、ゆりあぺむぺるのザクロ系クリームソーダは、定番のメロン味とは違うものを飲んでみたい人に向いている。
紫・黄色・オレンジ|個性的な味を探すなら
紫はスミレやブドウ系、黄色はアプリコットや柑橘系、オレンジはオレンジ風味など、さまざまなバリエーションがある。
ただし、紫だからブドウ味、黄色だからレモン味と決まっているわけではない。注文時にはメニューに記載されたフレーバーを確認するのがおすすめだ。
クリームソーダの色と味の選び方
- 昭和レトロな王道を楽しみたい:メロン
- 爽やかな見た目を楽しみたい:青
- 甘酸っぱい味が好き:赤・ピンク
- 香りや珍しいフレーバーを試したい:紫・黄色・オレンジ
色の種類が豊富な店では、訪問するたびに違う一杯を選ぶ楽しみもある。
【価格・特徴を比較】人気クリームソーダ喫茶店の違いが一目でわかる一覧表
実際に訪れる店を決める際には、価格とアクセス、店内の雰囲気を比較しておきたい。
以下は、2026年に確認できる店舗情報や公開メニューを整理した比較表だ。
| 店舗 | 主な特徴・色 | 価格の目安 | 雰囲気・立地 |
|---|---|---|---|
| さぼうる | 7色のクリームソーダ | 750~850円程度 | 山小屋風・神保町 |
| ゆりあぺむぺる | ザクロ・青・紫・ライチなど | 800~850円 | アンティーク調・吉祥寺 |
| 喫茶gion | ブルーハワイなど | 740円の過去掲載例 | ブランコ席・阿佐ヶ谷 |
| 喫茶ソワレ | 6色・スカイブルー | 800円 | 青い照明・京都河原町 |
| コメダ珈琲店 | メロン・ソフトクリーム | 640~760円程度の掲載例 | ブーツ型グラス・全国展開 |
価格は公開メニューや掲載媒体で確認できた参考値。店舗・地域・改定時期によって異なり、喫茶gionの価格は2025年の紹介記事に基づく。来店時には最新価格を確認したい。
価格だけで比較すると見落とすポイント
クリームソーダの価格は、単純に高い店ほどおいしいという関係にはない。
例えば、ソーダの種類が豊富な店では、複数のシロップを用意すること自体が商品の個性になっている。
一方、昔ながらの純喫茶では、内装や家具、グラス、店主が守ってきたレシピなど、飲み物以外の部分にも価値がある。
比較するときには、次の3点を意識したい。
1. 味の満足度: ソーダの甘さ、炭酸の強さ、アイスクリームとの相性。
2. 空間の満足度: 昔ながらの内装、照明、座席、店内の落ち着き。
3. 価格の納得感: ドリンク単品だけでなく、滞在時間や食事メニューも含めて考える。
人気店ランキングも、投票対象や集計方法によって結果が異なる。例えば2026年10月31日に報じられたコメダの人気投票ではクリームソーダが5位だったが、これはコメダのメニュー内での順位だ。全国の純喫茶を含めた総合ランキングではない。
ランキングの数字だけで判断するより、どんな体験を求めるのかを明確にしたほうが、自分に合った店を見つけやすい。
【純喫茶とネオ喫茶の違い】昭和レトロな店と新しいカフェはどう選ぶ?
クリームソーダを提供する店を探していると、「純喫茶」「レトロ喫茶」「ネオ喫茶」という言葉を目にする。
これらは似ているようで、店の成り立ちや営業スタイル、メニューの考え方が異なる。
純喫茶とは?
純喫茶という言葉は、もともと昭和初期に、お酒を提供する特殊喫茶と区別するために使われた。
酒類を扱わず、コーヒーや軽食を楽しむことを中心とした喫茶店を指していたのである。
現在は、昔ながらの内装やメニューを持つ喫茶店を広く純喫茶と呼ぶことも多い。ただし、純喫茶には現在統一された明確な定義があるわけではない。
キーコーヒーも2026年の公式発信で、昭和初期の歴史的な意味と、現在のレトロな喫茶店という使われ方の違いを紹介している。
ネオ喫茶とは?
ネオ喫茶は、昔ながらの喫茶店文化を現代的にアレンジしたスタイルを指す言葉として使われる。
例えば、次のような特徴がある。
- 昭和風のグラスや家具を現代的に取り入れる
- カラフルなクリームソーダを独自に開発する
- SNSで写真を共有したくなる盛り付けを採用する
- 若い世代にも入りやすい空間を作る
- 昼の喫茶と夜のバーを組み合わせる
純喫茶とネオ喫茶を法律上の正式な業態区分のように考えるのは正確ではない。あくまで歴史的な呼び方と、現代の店づくりを表す言葉として理解したい。
純喫茶とネオ喫茶の特徴比較
純喫茶
昔ながらの空間を重視
- 歴史ある内装
- 昔ながらのメニュー
- 落ち着いた時間
- 店主独自のこだわり
ネオ喫茶
伝統と現代的な演出を融合
- 個性的なドリンク
- 現代的な内装
- 新しい味の開発
- 写真や体験の楽しさ
どちらに行くのがおすすめ?
純喫茶が向いているのは、昭和の空気や昔ながらの喫茶文化に触れたい人だ。
一方、ネオ喫茶は、珍しい色のクリームソーダを飲みたい人や、現代的なカフェ文化も一緒に楽しみたい人に向いている。
ただし、両者は完全に分かれているわけではない。長い歴史を持つ喫茶店が新しいメニューを開発することもあれば、新しいカフェが昔ながらのスタイルを取り入れることもある。
【なぜ人気が続く?】クリームソーダと昭和レトロブームの関係
クリームソーダが若い世代にも受け入れられている背景には、単なる懐かしさだけでは説明できない文化的な変化がある。
2017~2018年ごろに広がった昭和レトロへの関心
昭和レトロが若い世代のトレンドとして認識されるようになった時期について、茨城大学教授の高野光平氏は、2017年ごろを一つの転換点として挙げている。
2017年は「インスタ映え」という言葉が広く知られた年でもあり、純喫茶やクリームソーダが写真に残したい対象として注目されるようになった。
また、2024年に公開されたソフトバンクニュースのSHIBUYA109 lab.関係者へのインタビューでは、2018年ごろに純喫茶でクリームソーダを飲み、その様子をSNSに投稿する動きが広がったことが紹介されている。
昭和世代にとっては懐かしい飲み物でも、当時の文化を直接知らない世代にとっては新鮮な体験だったのである。
理由1:写真に残したくなる色彩とデザイン
クリームソーダは、飲み物としては比較的シンプルな構成だ。
しかし、透明なグラス、鮮やかなソーダ、白いアイスクリーム、赤いチェリーという組み合わせには、強い視覚的な印象がある。
さらに青や紫、ピンクなどのバリエーションが増えたことで、写真を撮る楽しみも広がった。
理由2:昔ながらの喫茶店で過ごす非日常感
現代のカフェでは、利便性や回転率を重視した店舗も多い。
それに対して、純喫茶には独特の照明、木製家具、昔ながらのグラス、店内の音や香りなど、空間全体で楽しめる魅力がある。
デジタル機器から少し離れ、飲み物をゆっくり味わう時間そのものが価値になる。
理由3:コロナ禍以降に見直された喫茶店の定番メニュー
ITmedia ビジネスオンラインの2022年の記事では、コロナ禍以降、クリームソーダ、ナポリタン、プリン、ミックスジュースなどの純喫茶メニューが見直されたと紹介されている。
また、昼は喫茶、夜は酒場という新しい営業スタイルも広がった。
つまり、クリームソーダ人気は、昔のメニューがそのまま復活しただけではない。現代の消費者に合わせた空間づくりや提供方法の変化も関係している。
理由4:数が減った老舗喫茶店の文化的価値
喫茶店を取り巻く環境にも変化がある。
全日本コーヒー協会が公開している統計では、全国の喫茶店の事業所数は1981年の154,630店をピークに減少し、2021年には58,669店となった。
| 年 | 喫茶店の事業所数 |
|---|---|
| 1981年 | 154,630 |
| 1991年 | 126,260 |
| 2001年 | 88,933 |
| 2016年 | 67,198 |
| 2021年 | 58,669 |
出典:全日本コーヒー協会「喫茶店の事業所数及び従業員数」。
この数字は、昔ながらの喫茶店が長期的に減少してきたことを示している。
その一方で、2026年3月には京都の喫茶ソワレの建築が登録有形文化財に登録されることになった。
店の内装や照明、調度品が単なる営業設備ではなく、地域の文化や歴史を伝える存在として評価された事例だ。
クリームソーダを飲みに訪れることは、こうした喫茶文化を実際に体験する機会にもなっている。
【2026年の店選び】写真だけではわからない美味しいクリームソーダの楽しみ方
クリームソーダを注文するとき、つい色や見た目に目が向きがちだ。
しかし、実際に飲んでみると、店ごとにかなり違いがある。
美味しさを左右する4つのポイント
1. ソーダの炭酸と甘さ
炭酸が強いものは爽快感があり、甘さが控えめなものはアイスクリームとの組み合わせを楽しみやすい。
一方、甘めのシロップを使用したものは、デザートドリンクとしての満足感が高い。
2. アイスクリームの質と量
クリームソーダの味わいを大きく左右するのが、上にのったアイスクリームだ。
濃厚なバニラアイスは、ソーダと混ざることでクリーミーな味わいを生み出す。ソフトクリームを使用する店では、よりなめらかな口当たりを楽しめる。
3. グラスの形と温度
細長いグラス、丸みのあるグラス、ブーツ型グラスなど、器によって見た目も飲み心地も変わる。
グラスの形は、アイスクリームの見え方やソーダの量にも影響する。
4. 飲み始めるタイミング
クリームソーダは時間の経過によって味が変わる。
最初はソーダの炭酸と香りを楽しみ、次にアイスクリームを少しずつ味わう。最後は溶けたアイスとソーダが混ざり合った味を楽しむのがおすすめだ。
喫茶ソワレの公式案内でも、使用している地サイダーは炭酸が抜けやすいため、早めに飲むよう案内されている。
写真映えだけで選ばないためのチェックポイント
初めて訪れる喫茶店なら、SNSの写真だけでなく、次の点も確認しておきたい。
- クリームソーダの色とフレーバーが希望に合っているか
- 定番メニューか期間限定メニューか
- 最新の価格が掲載されているか
- 営業時間と定休日に変更がないか
- 混雑時の待ち時間や座席のルール
- 写真撮影に関する店舗のルール
特に老舗喫茶店は、店舗の雰囲気を守るために独自のルールを設けている場合もある。
写真を撮る際は、ほかのお客さんが写り込まないように配慮し、フラッシュや長時間の撮影も避けたい。
目的別・おすすめの店選び
| 目的 | おすすめ店舗 |
|---|---|
| 初めての老舗純喫茶巡り | さぼうる |
| カラフルな味を楽しみたい | ゆりあぺむぺる |
| ブランコ席で個性的な体験 | 喫茶gion |
| 青い空間とクリームソーダ | 喫茶ソワレ |
| 気軽に王道を楽しみたい | コメダ珈琲店 |
※この表は店舗の特徴に基づく目的別の案内であり、味の優劣を示すランキングではない。
【よくある質問】クリームソーダ喫茶店に関するFAQ
Q1:東京でクリームソーダが美味しいおすすめの純喫茶はどこ?
A1:神保町のさぼうる、吉祥寺のゆりあぺむぺる、阿佐ヶ谷の喫茶gionがおすすめ。老舗の雰囲気、カラフルなフレーバー、個性的な座席など、それぞれ違った魅力がある。
Q2:青いクリームソーダが飲める人気店は?
A2:京都の喫茶ソワレでは、スカイブルーのクリームソーダを公式メニューで提供している。東京では、さぼうるやゆりあぺむぺるも青系のメニューを楽しめる候補だ。
Q3:クリームソーダの値段は平均いくら?
A3:今回紹介した店舗では、個性派喫茶の掲載価格はおおむね800~850円前後。チェーン店では640円台から760円程度の公式掲載例もある。地域や店舗によって価格が異なるため、最新メニューの確認がおすすめ。
Q4:純喫茶とネオ喫茶の違いは?
A4:純喫茶は歴史的には酒類を提供しない喫茶店を指す言葉。現在は昭和レトロな喫茶店を表す場合も多い。ネオ喫茶は昔ながらの喫茶文化を現代風にアレンジした店を指す表現で、厳密な公的区分ではない。
Q5:クリームソーダはメロン味以外にもある?
A5:ある。ブルーハワイ、ストロベリー、ザクロ、ライチ、スミレ、オレンジなど、さまざまなフレーバーがある。店舗によって種類が違うため、メニューを確認して選びたい。
Q6:クリームソーダが昭和レトロブームで人気になった理由は?
A6:色鮮やかな見た目がSNSと相性がよかったことに加え、若い世代にとって昔ながらの喫茶店やグラス、メニューが新鮮な体験だったことが背景にある。2017~2018年ごろから純喫茶とクリームソーダへの関心が広がった。
Q7:クリームソーダの美味しい飲み方は?
A7:最初にソーダの炭酸と味を楽しみ、その後アイスクリームを少しずつ味わうのがおすすめ。最後に溶けたアイスとソーダが混ざったクリーミーな味わいも楽しめる。
まとめ:2026年は自分好みのクリームソーダと喫茶店を見つけよう
クリームソーダ喫茶店の魅力は、緑色のメロンソーダとバニラアイスという定番の組み合わせだけではない。
神保町のさぼうるには7色から選ぶ楽しさがあり、吉祥寺のゆりあぺむぺるにはザクロやライチなどの個性的なフレーバーがある。阿佐ヶ谷の喫茶gionではブランコ型の座席とレトロな空間を楽しめ、京都の喫茶ソワレでは青い照明と歴史ある建物が特別な時間を演出している。
価格を重視するならチェーン店も選択肢になるが、老舗喫茶店には、その店が長年積み重ねてきた独自の文化がある。
2026年のクリームソーダ選びで大切なのは、写真映え、味、価格、空間の4つをバランスよく考えることだ。
初めてなら王道のメロン、少し冒険したいなら青や赤、喫茶文化そのものを味わいたいなら歴史ある純喫茶を選ぶといい。
グラスの中に浮かぶアイスクリームを眺め、炭酸の泡が消えていく様子を楽しむ。そんな何気ない時間こそ、クリームソーダが長く愛されてきた理由なのかもしれない。
2026年は、いつものカフェとは少し違う喫茶店を訪れ、自分にとって特別な一杯を見つけてみてはいかがだろうか。