神奈川県駅はどこ?2026年最新の工事状況・開業時期と橋本再開発を徹底解説

目次

神奈川県駅(仮称)は、神奈川県相模原市緑区の橋本駅南側に建設されている、リニア中央新幹線の中間駅です。JR東海が整備を進める新駅で、JR・京王電鉄の橋本駅から徒歩約3分の場所に計画されています。

2026年11月現在、駅の工事は地下ホームの構築段階に進んでいます。2026年10月24日には地下3階の軌道階が初めて一般公開され、全長約680メートル、最大幅約50メートル、深さ約30メートルという大規模な地下構造の一端が明らかになりました。一方、駅の工期は当初の2027年春から2020年代末まで延長され、現在は2030年春ごろの完成が見込まれています。

📌 【この記事の重要ポイントまとめ】

  • 場所:神奈川県相模原市緑区橋本2丁目、JR・京王橋本駅南側の県立相原高校移転跡地周辺。
  • 工事状況:2026年10月に地下3階の軌道階を初公開。駅の工期は2030年3月ごろまで延長された。
  • 開業時期:品川・名古屋間の具体的な開業日は未確定。JR東海は2026年内に開業見通しを示す方針を維持している。

【場所を特定】神奈川県駅はどこにできる?橋本駅南口との位置関係

神奈川県駅

神奈川県駅(仮称)の建設予定地は、神奈川県相模原市緑区橋本2丁目です。JR横浜線・相模線と京王相模原線が乗り入れる橋本駅の南側に位置し、県立相原高校の移転跡地を中心に整備が進められています。

東京・品川方面から山梨、長野、岐阜を経由して名古屋へ向かうリニア中央新幹線において、神奈川県内の主要な中間駅となる計画です。

神奈川県駅の基本情報

神奈川県駅
  • 駅名:神奈川県駅(仮称)
  • 路線:リニア中央新幹線(中央新幹線)
  • 所在地:神奈川県相模原市緑区橋本2丁目
  • 最寄り駅:JR・京王電鉄橋本駅
  • アクセス:橋本駅から徒歩約3分(工事現場の案内)
  • 事業主体:東海旅客鉄道株式会社(JR東海)
  • 駅の形式:地下駅
  • 駅部の規模:延長約680メートル、最大幅約50メートル
  • ホーム:2面4線
  • 工事完了見込み:2030年春ごろ

橋本駅からのアクセスは?

神奈川県駅

現在の工事現場は、JR橋本駅と京王橋本駅の南側にあります。神奈川県が2026年に開催した「さがみはらリニアフェスタ2026」の公式案内でも、所在地は相模原市緑区橋本2丁目、橋本駅から徒歩約3分とされています。

橋本駅には、JR横浜線・相模線と京王相模原線が乗り入れています。そのため、横浜方面、八王子方面、町田方面、京王線沿線などからアクセスできる交通結節点です。

ただし、現在の工事現場への徒歩時間と、将来の駅改札・出入口までの正式な動線は同じとは限りません。駅周辺の道路や駅前広場も整備対象となっているため、開業時の歩行者ルートは今後の都市計画や施設設計を確認する必要があります。

また、神奈川県駅はまだ営業している鉄道駅ではありません。通常の駅利用やホームへの立ち入りはできず、工事現場の公開イベントなど、主催者が指定した機会に限って見学できる場合があります。

【検証資料 1】神奈川県駅の当時の様子・関連報道写真(出典:Yahoo!ニュース)

【地下3階の巨大空間】神奈川県駅の構造とホームの特徴

神奈川県駅の大きな特徴は、リニア中央新幹線の中間駅としては珍しい大規模な地下駅であることです。

山梨県、長野県、岐阜県などに計画されている中間駅の多くが地上・高架形式を予定しているのに対し、神奈川県駅は橋本駅南側の地下に整備されます。

駅の大きさは全長約680メートル、深さ約30メートル

2026年10月24日に公開された工事現場の情報によると、駅の地下構造物は次の規模です。

  • 延長:約680メートル
  • 最大幅:約50メートル
  • 深さ:約30メートル
  • 地下構造:3層
  • ホーム:2面
  • 線路:4線

地下3階に設置されるのが、列車が走行する軌道階です。ホーム2面と、本線・副本線を含む4線が設けられる計画になっています。

約30メートルという深さは、一般的な地下鉄駅のイメージよりもさらに大きな地下空間です。駅全体の延長も約680メートルあり、単純にホームを地下に設けるだけではなく、リニアの走行に必要な線路や関連設備を収める大規模な施設となっています。

開削工法と非開削工法を組み合わせた建設

駅の建設では、主に開削工法が採用されています。開削工法とは、地上から掘削して地下空間をつくり、その内部に駅の構造物を構築する方法です。

駅部の大部分では、この方法を用いて地下3層の構造物を整備しています。一方、国道16号との交差部分については、地上から大きく掘り下げることが難しいため、非開削のトンネル形式で構築しています。

つまり、駅全体を同じ方法で掘り進めているわけではありません。道路や周辺構造物との位置関係、施工スペースなどに応じて工法を使い分けているのです。

2026年10月24日に地下ホームを初公開

2026年10月24日、JR東海は「さがみはらリニアフェスタ2026」の開催に合わせ、神奈川県駅の地下3階にある軌道階の一部を初めて公開しました。

公開されたのは、将来のリニア車両が走行する本線や副本線、ホームに関係する空間です。地元住民や報道関係者が見学し、地下に広がる大規模な構造物を実際に確認する機会となりました。

この公開は、建設現場の外観だけでは分からなかった駅の内部構造を知るうえで大きな節目となりました。ただし、公開されたのは軌道階の一部であり、駅全体の完成や営業開始を意味するものではありません。

【2026年最新】神奈川県駅の工事進捗と完成時期はどう変わった?

2026年の神奈川県駅をめぐる最大のニュースは、駅本体の工期が当初予定より約3年延長されたことです。

JR東海は2026年9月1日、相模原市内で進める神奈川県駅と第2首都圏トンネルについて、工期をそれぞれ延長する方針を発表しました。神奈川県駅については、当初2027年3月ごろまでとされていた工期を、2030年3月ごろまでに変更する見込みです。

工期延長の理由は想定以上の大きな岩

共同通信の2026年9月1日付報道によると、神奈川県駅の工事では、掘削中に想定を上回る大きな岩が出たことなどが工期延長の理由とされています。

地下駅は、地上の建築物とは異なり、掘削する場所の地質や地下の障害物が施工に大きく影響します。設計段階で想定していた地盤条件と実際の状況に違いがあれば、掘削方法や施工手順の調整が必要になります。

神奈川県駅の場合、こうした地質上の問題が駅本体の工期に影響し、完成見込みが2027年春から2030年春ごろへ変更されました。

第2首都圏トンネルも工期が延長

同じ2026年9月1日の発表では、神奈川県駅から名古屋方面へ延びる第2首都圏トンネルについても工期の延長が明らかになりました。

こちらの延長理由は、主に用地取得に時間を要していることです。工期は当初の2026年9月ごろから2029年9月ごろへ変更されました。

駅本体の工期延長が地質条件に関係する一方、トンネル側では用地取得が課題となっています。同じ相模原市内のリニア工事でも、遅れの原因は一つではありません。

神奈川県駅の工事・まちづくりに関する主な経緯

時期 出来事 内容・現在への影響
2025年9月25日 橋本駅南口地区の事業認可 UR都市機構が施行する約13.7ヘクタールの土地区画整理事業が認可された。
2026年2月 相模原市のまちづくりガイドライン リニア駅周辺の将来像と土地利用の誘導方針を整理。
2026年7月18日 静岡県とJR東海が自然環境保全協定を締結 静岡工区の環境保全措置とモニタリング体制を確認。
2026年9月1日 神奈川県駅の工期延長を発表 駅の工期を2030年3月ごろまで延長。第2首都圏トンネルも延長。
2026年10月24日 地下3階の軌道階を初公開 地元住民や報道関係者が地下ホームの工事空間を見学。
2026年10月28日 JR東海社長が開業見通しについて説明 品川・名古屋間の開業時期を年内に示す方針を維持。

この経緯から分かるのは、神奈川県駅の工事が単純に停止しているわけではないということです。地下構造物の構築は進んでいる一方、地質条件などによって完成までの期間が延びています。

2026年10月に地下ホームの一部が公開されたことも、工事が具体的な構造物の構築段階に進んでいることを示す動きです。

【検証資料 2】神奈川県駅の活動歴およびメディア掲載記録(出典:Yahoo!ニュース)

【開業はいつ?】品川・名古屋間の延期理由と静岡工区の現状

神奈川県駅について調べる人が特に気になるのが、「いつリニアに乗れるようになるのか」という点です。

ここで注意したいのは、神奈川県駅の建設工事が完了する時期と、リニア中央新幹線が営業運転を開始する時期は別のものだということです。

2026年11月現在、具体的な開業日は未発表

JR東海は2026年7月24日、丹羽俊介社長が国土交通大臣と面会した際、品川・名古屋間の開業見通しを年内に示したいとの考えを明らかにしました。

さらに2026年10月28日の定例記者会見でも、丹羽社長は年内に開業時期を示す予定で検討を進めていると説明しています。

したがって、2026年11月1日時点では、具体的な営業開始日が確定したわけではありません。JR東海が年内の見通し公表を目指している段階です。

また、相模原市の2026年2月の広報資料では、2035年以降のリニア中央新幹線開業を見据えた橋本駅南口のまちづくりとして説明されています。報道でも品川・名古屋間は2036年以降になるとの見通しが取り上げられてきましたが、これらは確定した開業日とは区別する必要があります。

静岡工区の問題が品川・名古屋間の開業に影響

リニア中央新幹線の開業が当初の2027年から大幅に遅れている背景には、静岡工区の問題があります。

静岡工区は、南アルプストンネルの一部として静岡県内を通過する区間です。工事をめぐっては、トンネル掘削に伴う大井川の水資源への影響や、南アルプスの自然環境・生態系への影響が長年の協議事項となってきました。

静岡県とJR東海は2018年以降、専門部会などで協議を重ねています。2026年3月には県が対話を必要としていた項目について専門部会での議論に区切りがつき、7月18日には自然環境保全協定が締結されました。

この協定には、環境保全措置や水利用への影響が発生した場合の対応、工事開始後のモニタリング体制などが盛り込まれています。

静岡県の2026年9月公表資料によると、JR東海は河川流量、地下水位、南アルプスの動植物の生息・生育状況など、合計203項目について継続的なモニタリングを実施する計画です。

2026年10月には施工会社への営業停止処分も発生

さらに2026年10月、静岡工区の着工に新たな問題が生じました。

国土交通省は10月23日、リニア建設工事をめぐる談合事件に関連して、大成建設と鹿島建設に120日間の営業停止処分を出しました。

静岡工区の施工に関係する大成建設との契約協議も、この処分の影響を受けています。JR東海は、営業停止期間終了後に協議を速やかに再開する考えを示しており、静岡工区のトンネル掘削工事は少なくとも2027年3月以降となる見通しです。

一方、10月28日の会見で丹羽社長は、この処分による品川・名古屋間全体の工期や工事費への影響はないとの認識を示しました。開業時期についても年内公表の方針を維持しています。

ここで整理しておきたいのは、神奈川県駅の工期延長と静岡工区の着工遅れは、異なる問題だという点です。

  • 神奈川県駅:想定以上の大きな岩など、地下の地質条件が工期に影響。
  • 第2首都圏トンネル:用地取得の遅れが工期に影響。
  • 静岡工区:大井川の水資源・南アルプスの環境保全に関する協議と、2026年の施工会社への営業停止処分が着工時期に影響。

それぞれの進捗を分けて確認することが、リニア開業の見通しを正しく理解するポイントです。

【関係性を整理】JR東海・相模原市・UR都市機構は何を担当している?

神奈川県駅の建設は、JR東海だけで完結するプロジェクトではありません。駅本体の建設、周辺の道路や土地利用の再編、都市機能の誘導など、複数の主体が役割を分担しています。

それぞれの関係を整理すると、駅と橋本周辺の開発がどのように連動しているかが分かります。

主体・施設 主な役割 神奈川県駅との関係
JR東海 中央新幹線の建設・運営 神奈川県駅と関連トンネルの建設を進める事業主体。
相模原市 都市計画・周辺まちづくり 駅周辺の土地利用方針や地区計画、交通環境の整備を進める。
UR都市機構 土地区画整理事業 橋本駅南口地区の約13.7ヘクタールを対象とする事業の施行者。
神奈川県 県域の交通・環境政策 JR東海や相模原市と連携し、工事や地域活性化に取り組む。
JR橋本駅・京王橋本駅 在来線・私鉄の交通拠点 リニア新駅と既存鉄道を接続する交通結節点となる。
静岡工区 南アルプストンネルの建設 品川・名古屋間の全体開業時期に関係する重要区間。

この関係から見えてくるのは、神奈川県駅が単なる鉄道施設ではなく、橋本駅周辺の都市構造を変えるプロジェクトの中心に位置しているということです。

JR東海が駅を整備し、相模原市が都市計画を進め、UR都市機構が土地の再編を担う。それぞれの事業が連動することで、新駅の開業を見据えた広域交流拠点の形成が目指されています。

【検証資料 3】神奈川県駅に関する近況・インタビュー報道記録(出典:Yahoo!ニュース)

【橋本駅南口はどう変わる?】土地区画整理事業と周辺再開発の将来像

神奈川県駅の建設と並行して進んでいるのが、橋本駅南口地区のまちづくりです。

相模原市とUR都市機構は、リニア新駅の設置を契機として、駅前の道路や交通広場、産業・商業機能、住宅などを含む都市基盤の整備を進めています。

約13.7ヘクタールの土地区画整理事業が始動

橋本駅南口地区では、UR都市機構を施行者とする土地区画整理事業が計画されています。

2025年9月25日、国土交通大臣から事業計画の認可を受け、事業が正式に始動しました。対象区域は約13.7ヘクタールです。

UR都市機構の事業概要では、道路や交通広場などの公共施設整備と、土地利用の転換を一体的に進める方針が示されています。

具体的には、次のような都市機能の集積が目指されています。

  • 交通機能:駅前広場や都市計画道路など、交通結節機能の強化。
  • 商業・産業機能:商業施設や産業交流に関わる機能の誘導。
  • 居住機能:住宅など、地域で暮らす人の生活を支える都市機能。
  • 交流機能:広域から人が集まり、交流できる空間の形成。

ここで重要なのは、土地区画整理事業の認可が、すべての商業施設や高層ビルの建設決定を意味するわけではないことです。道路や街区などの基盤整備を進め、将来的な民間開発を受け入れやすくするための事業です。

2026年2月にまちづくりガイドラインを策定

相模原市は2026年2月、橋本駅南口周辺の将来像や、まちづくりの誘導方針を示す「相模原市リニア駅周辺まちづくりガイドライン」を公表しました。

このガイドラインでは、リニア駅を中心に、交通の利便性を高めるだけではなく、産業や商業、居住、交流などの機能を組み合わせたまちづくりを目指しています。

単に新幹線の利用者を受け入れる駅前空間をつくるのではなく、地域住民が日常的に利用し、働き、暮らすことのできる都市拠点を形成する考え方です。

2026年秋には地区計画などの都市計画手続きも進展

2026年9月30日と10月3日には、橋本駅南口に関する都市計画説明会が開催されました。

相模原市が10月21日に更新した案内によると、用途地域の変更、防火地域・準防火地域の変更、駐車場整備地区の変更、リニア駅周辺地区地区計画の決定などが都市計画素案の対象となっています。

また、2026年11月8日には、公述の申し出があった場合に公聴会を開催する予定です。公述申し出の受付は10月20日に終了しており、開催の有無は市の案内を確認する必要があります。

この動きは、橋本駅南口のまちづくりが、構想やガイドラインの段階から、具体的な都市計画ルールを整える段階へ進んでいることを示しています。

ただし、個別の商業施設やオフィスビルの配置、建物の高さ、開業時期などは、それぞれの開発計画によって決まるものです。将来イメージと正式決定した建築計画を混同しないことが大切です。

【間違えやすいポイント】神奈川県駅の開業・工事に関する3つの誤解

誤解1:2030年春にリニアが開業する?

これは正確ではありません。2030年春ごろというのは、神奈川県駅本体の工事完了見込みです。

品川・名古屋間の営業運転開始時期とは別であり、2026年11月1日時点では具体的な開業日は確定していません。

誤解2:神奈川県駅は橋本駅の改良工事にすぎない?

神奈川県駅は、JR横浜線や京王相模原線の橋本駅を改良して設置する施設ではありません。リニア中央新幹線のために新設される独立した地下駅です。

ただし、既存の橋本駅と徒歩で接続できる位置に計画されているため、将来的にはJR・京王線からリニアへの乗り換えが可能になると期待されています。

誤解3:2026年10月の一般公開後は自由に見学できる?

こちらも誤解です。2026年10月24日・25日の「さがみはらリニアフェスタ2026」は、神奈川県・相模原市・JR東海が連携して開催した特別イベントです。

地下3階の軌道階見学も、事前申込や抽選などの条件が設けられた企画でした。通常の観光施設のように、いつでも工事現場へ入れるわけではありません。

最新情報を確認するときの判断基準

神奈川県駅については、情報の種類を次の3つに分けると、工事や開業に関する誤解を防ぎやすくなります。

  • 確定した情報:所在地、工事の規模、事業認可、公式に発表された工期など。
  • 進行中の情報:地下構造物の構築、都市計画手続き、道路・交通広場の整備など。
  • 今後の見通し:品川・名古屋間の開業時期、民間施設の開発計画、駅周辺の将来的な集客効果など。

特に、不動産購入や事業投資を検討する場合は、リニア開業への期待だけで判断せず、個別の土地利用計画や交通整備の進捗、正式な開発認可を確認することが欠かせません。

【神奈川県駅】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:神奈川県駅はどこにできますか?
A1:神奈川県相模原市緑区橋本2丁目、JR・京王橋本駅の南側に建設されています。県立相原高校の移転跡地を中心とするエリアで、工事現場は橋本駅から徒歩約3分の場所にあります。

Q2:神奈川県駅の開業はいつですか?
A2:2026年11月1日時点では、営業開始日は発表されていません。駅本体の工事は2030年3月ごろまでの延長が見込まれていますが、リニア中央新幹線の品川・名古屋間の開業時期は別途決定されます。JR東海は2026年内に開業見通しを示す方針です。

Q3:神奈川県駅は地下何階にありますか?
A3:地下3階にホームと軌道階が設けられる計画です。駅の地下構造物は3層で、深さ約30メートル、延長約680メートル、最大幅約50メートル。ホーム2面・線路4線の構造となります。

Q4:神奈川県駅の工事が遅れている理由は何ですか?
A4:駅本体については、想定以上に大きな岩が出たことなどが理由です。当初2027年春ごろだった工期は、2030年春ごろまで延長される見込みです。品川・名古屋間全体の開業遅延には、静岡工区の環境問題や施工上の課題も関係しています。

Q5:橋本駅周辺の再開発は進んでいますか?
A5:進んでいます。2025年9月25日に約13.7ヘクタールの橋本駅南口地区土地区画整理事業が認可され、UR都市機構が施行者となりました。2026年には相模原市がまちづくりガイドラインを策定し、地区計画などの都市計画手続きも進めています。

まとめ:【プロの結論】神奈川県駅は駅の完成とリニア開業を分けて見ることが重要

神奈川県駅(仮称)は、相模原市緑区橋本2丁目に整備されているリニア中央新幹線の地下駅です。橋本駅南側という交通利便性の高い立地にあり、将来的には神奈川県央地域と品川・名古屋方面を結ぶ新たな交通拠点になることが期待されています。

2026年の大きな進展は、9月に駅本体の工期が2030年3月ごろまで延長されたこと、そして10月24日に地下3階の軌道階が初公開されたことです。工事は進んでいるものの、完成までには引き続き時間が必要です。

また、橋本駅南口では約13.7ヘクタールの土地区画整理事業が動き始め、相模原市による都市計画の具体化も進んでいます。リニア駅だけでなく、道路、交通広場、商業、産業、住宅などを含めた地域全体の変化に注目する必要があります。

【プロの結論】神奈川県駅の今後を判断する際は、次の3点を押さえてください。

  • 駅の建設:2030年春ごろの工事完了見込みと、地下駅の構築状況を確認する。
  • リニアの開業:JR東海が2026年内に示すとしている品川・名古屋間の開業見通しを確認する。
  • 橋本の再開発:UR都市機構の土地区画整理事業と相模原市の都市計画手続きの進捗を追う。

神奈川県駅の価値は、リニアが停車することだけではありません。橋本駅周辺の交通ネットワークと都市機能がどこまで充実するかによって、地域にもたらされる効果は大きく変わります。

2030年ごろの駅本体完成に向けた工事、品川・名古屋間の開業見通し、そして橋本駅南口のまちづくり。この3つの動きを切り分けて追うことが、神奈川県駅の未来を正しく理解するための重要な判断基準です。

主な情報確認資料: JR東海、神奈川県、相模原市、UR都市機構、国土交通省の公表資料、および共同通信・2026年10月28日付報道など。