【2025年8月】各務原市の死亡ひき逃げ事件で何が起きたのか
2025年8月13日未明、岐阜県各務原市鵜沼三ツ池町3丁目の国道21号で、新聞配達中の男性が死亡する重大事故が発生しました。
岐阜県警察・各務原警察署が同日発行した交通安全に関する広報資料にも、この死亡事故が記録されています。
事故発生時の状況

事故が起きたのは、2025年8月13日午前1時ごろです。
当時、66歳の男性は原付バイクで新聞配達をしていました。そこへ後方から走ってきた普通乗用車が追突し、男性は道路上に倒れました。
最初に追突した乗用車の運転手は飲酒しており、事故後に現場から逃走したと各務原警察署は発表しています。その後、この運転手は逮捕されました。
東海テレビなどの報道によると、男性が倒れた後、さらに後続車4台にもひかれたとされています。
事故後、通行人から人が倒れて物が散乱しているとの通報があり、警察と消防が現場を確認。男性の死亡が確認されました。
最初に追突した運転手の捜査

この事件で最初に男性に追突した運転手については、飲酒運転と事故後の逃走が捜査の重要なポイントになりました。
2025年11月22日の名古屋テレビの報道では、最初に男性をはねた運転手は、危険運転致死の罪で起訴された被告として紹介されています。
つまり、事件は単純な交通事故ではなく、飲酒運転による死亡事故と、事故後の救護・報告義務をめぐる刑事事件として捜査・処理が進められたものです。
なお、飲酒していたという事実と、法律上の酒酔い運転・酒気帯び運転の区分は同一ではありません。具体的な適用罪名については、起訴内容と区別して理解する必要があります。
出典:各務原警察署「各務原警察署通信」(2025年8月13日)、東海テレビNEWS ONE(2025年8月13日)、名古屋テレビ(2025年11月22日)。
【後続車4台もひき逃げか】男女4人が書類送検された理由

2025年の事件で特に注目されたのが、最初に男性をはねた乗用車だけでなく、後続車4台の運転手も捜査対象になったことです。
2025年11月22日、名古屋テレビは、後続車を運転していた10代から30代の男女4人が、ひき逃げなどの疑いで書類送検されたと報じました。
なぜ後続車の運転手まで書類送検されたのか
ポイントは、最初の追突事故で男性が道路に倒れた後の状況です。
報道によると、男性は最初の車に追突されて道路上に倒れ、その後、後続車4台にもひかれました。
この後続車の運転手4人について、警察は男性をひいたにもかかわらず、救護せずに現場から逃走した疑いがあるとして書類送検したとされています。
ここで重要なのは、後続車の運転手が最初の追突事故を起こしたわけではないという点です。
それぞれが関係したのは、男性が道路上に倒れた後の出来事です。
書類送検された4人について分かっていること
| 項目 | 報道で確認できる内容 |
|---|---|
| 対象者 | 男女4人 |
| 年齢層 | 10代から30代 |
| 関係車両 | 最初の車の後続車4台 |
| 関係した行為 | 道路上に倒れていた男性をひいた疑い |
| 問題となった行為 | 救護せず現場から逃走した疑い |
| 報道日 | 2025年11月22日 |
| 捜査上の手続き | 書類送検 |
出典:名古屋テレビ「今年8月の岐阜県各務原市で発生した死亡ひき逃げ事件 後続車を運転していた男女4人書類送検」(2025年11月22日)。
書類送検は有罪判決ではない
ここはニュースを読むうえで間違えやすい部分です。
書類送検とは、警察が捜査した事件の書類や証拠を検察官に送る手続きです。
書類送検されたという事実だけで、本人の有罪が確定するわけではありません。
その後、検察官が証拠や事情を検討し、起訴するか不起訴にするかなどを判断します。
したがって、後続車4人についても、書類送検されたことと刑事責任が確定したことは区別しなければなりません。
4人それぞれの認識や責任はどう判断されるのか
後続車4台が関係したという報道から、4人全員が同じ状況で事故に遭遇したと考えるのは適切ではありません。
個々の運転手については、次のような事情が刑事責任を判断する際の論点になります。
- 実際に男性と接触したのか。
- 接触や事故の発生を認識できたのか。
- 事故後に停止や救護を行ったのか。
- 警察への報告を行ったのか。
- それぞれの車両が男性に与えた影響は何だったのか。
これらは運転手ごとに検討されるべき問題です。
報道では4人が書類送検されたことは確認できますが、各運転手の認識や供述、個別の接触状況、最終的な処分の詳細までは明らかにされていません。
【専門的な視点】
この事件の特徴は、最初の衝突によって道路上に倒れた被害者に対し、後続車による複数の接触が続いた点にあります。
事故の責任は、最初に衝突した運転手だけを見ればすべて解決するものではありません。後から現場に遭遇した運転手にも、法律上の義務と個別の責任が問われる可能性があります。
【2026年9月】各務原市で発生した事故不申告容疑の逮捕事案
2026年には、各務原市で別の交通事故に関する逮捕事案が公表されました。
こちらは2025年の死亡ひき逃げ事件とは異なる事故です。
岐阜県警察の公式ホームページによると、各務原警察署は2026年9月14日、道路交通法違反(無免許運転等の禁止・事故不申告)の疑いで男性1人を逮捕しました。
事故が起きたのは2026年4月28日
警察の発表によると、事故の発生日時は次のとおりです。
- 発生日時:2026年4月28日午前8時10分ごろ
- 発生場所:岐阜県各務原市川島松原町地内
- 運転車両:一般原動機付自転車
- 相手車両:軽四乗用自動車
- 発表された容疑:無免許運転、事故不申告
- 逮捕日:2026年9月14日
警察の発表では、男性は公安委員会の運転免許を受けていない状態で一般原動機付自転車を運転し、軽四乗用自動車と衝突する事故を起こしたとされています。
その後、警察に事故を届け出ることなく、その場から逃走した疑いで逮捕されました。
なぜ事故から約4か月半後に逮捕されたのか
事故発生は4月28日、逮捕は9月14日です。
両者には約4か月半の期間があります。
ただし、岐阜県警察が公表した逮捕情報には、この期間にどのような捜査が行われたのか、逮捕に至った具体的な証拠は何だったのかという詳細までは記載されていません。
したがって、目撃情報や防犯カメラ、車両の特定など、特定の捜査手法が逮捕の決め手だったと断定することはできません。
また、事故による負傷者の有無や損傷の程度、男性の供述内容についても、当該発表では明らかにされていません。
2026年の事案は死亡ひき逃げ事件なのか
ここは検索ユーザーが特に注意したい点です。
2026年9月の発表で確認できるのは、無免許で原付バイクを運転し、軽四乗用自動車と衝突した後、警察に届け出ず現場から逃走した疑いです。
2025年のような死亡事故だったという発表はありません。
また、2026年の逮捕発表に記載されている容疑は、無免許運転と事故不申告です。
負傷者の救護義務違反が別途適用されたとまでは確認できません。
そのため、両事件を同じ死亡ひき逃げ事件として紹介するのは誤りです。
出典:岐阜県公式ホームページ「各務原警察署・道路交通法(無免許運転等の禁止・事故不申告)違反の被疑者を逮捕(9月14日)」(2026年9月14日更新)。
【徹底比較】2025年と2026年の各務原市の事故は何が違う?
ここまでの2件を整理すると、検索結果で混同されやすい理由と、実際の違いが見えてきます。
2026年11月2日時点で確認できる公表情報・報道に基づく比較
| 比較項目 | 2025年8月の死亡事故 | 2026年の事故不申告事案 |
|---|---|---|
| 発生日時 | 2025年8月13日午前1時ごろ | 2026年4月28日午前8時10分ごろ |
| 発生場所 | 鵜沼三ツ池町3丁目 | 川島松原町 |
| 主な車両 | 普通乗用車・原付・後続車4台 | 原付・軽四乗用車 |
| 被害状況 | 66歳男性が死亡 | 死傷状況は発表資料に記載なし |
| 最初の運転手 | 飲酒後に運転し追突、逃走 | 無免許で原付を運転した疑い |
| 追加の関係者 | 後続車の男女4人 | 男性1人 |
| 捜査上の動き | 最初の運転手が逮捕・危険運転致死で起訴、後続4人を書類送検 | 2026年9月14日に逮捕 |
| 主な論点 | 飲酒運転、死亡事故、救護義務 | 無免許運転、事故不申告 |
最も大きな違いは被害状況と事件の構造
2025年の事件は、飲酒運転による最初の追突をきっかけに、後続車4台も関係する連続的な事故になりました。
男性が死亡したことに加え、複数の運転手の事故後の対応が捜査対象になった点が特徴です。
一方、2026年の事件は、無免許運転中の衝突事故と、その後の警察への届出をしなかった疑いが中心です。
同じ各務原市で発生し、事故後に現場を離れたという共通点はありますが、事件の内容は大きく異なります。
「逮捕」と「書類送検」も意味が異なる
もう一つの重要な違いは、報道された手続きです。
- 逮捕:2026年の男性について、警察が身柄を拘束する手続きを取ったこと。
- 書類送検:2025年の後続車4人について、捜査書類などを検察官に送ったこと。
- 起訴:2025年の最初の運転手について、危険運転致死罪で公判を求める手続きが取られたこと。
いずれも刑事手続き上の異なる段階です。
逮捕されたから有罪というわけでも、書類送検されたから不起訴というわけでもありません。
【法律と事故後の責任】ひき逃げと事故不申告は何が違う?
今回の2件を理解するうえで、道路交通法第72条の規定が重要になります。
同条は、交通事故が発生した場合の運転者の義務を定めています。
主な義務は次の3つです。
1. 直ちに車両を停止する。
2. 負傷者を救護し、道路上の危険を防止する。
3. 警察官に事故の発生日時や場所、死傷者の状況などを報告する。
つまり、交通事故を起こした場合、相手のけがが軽そうに見えたとしても、自分の判断だけで現場を離れてよいわけではありません。
事故不申告と救護義務違反の違い
| 項目 | 事故不申告 | 救護義務違反 |
|---|---|---|
| 問題となる行為 | 警察に事故を報告しない | 負傷者を救護せず現場を離れる |
| 主な目的 | 警察への事故報告 | 負傷者の救護 |
| 法的根拠 | 道路交通法第72条 | 道路交通法第72条 |
| 2026年事案 | 逮捕発表で確認 | 発表では確認できない |
事故不申告と救護義務違反は、同じ交通事故から生じる場合がありますが、法律上は別の義務に関係します。
2025年の事件では、後続車4人について救護せず逃走した疑いが報道されました。
2026年の事件では、警察に届け出ず逃走した疑いが公式発表されています。
この違いを理解すると、2件の報道を正しく読み分けられます。
【プロの結論】事故後の行動が刑事責任を左右する
今回の2件から読み取れるのは、交通事故の責任は衝突した瞬間だけで決まるわけではないということです。
事故後に停止したか、負傷者を救護したか、警察に報告したかという行動も、刑事責任を判断するうえで重要になります。
特に複数の車両が関係する事故では、各運転手の接触状況や事故の認識、事故後の対応を個別に検討する必要があります。
出典:e-Gov法令検索「道路交通法第72条」、岐阜県警察交通企画課「RAI・REN通信」。
【各務原市ひき逃げの最新情報】今後注目すべきポイント
2026年11月2日時点で、今回の2件について確認しておきたい情報は次のとおりです。
2025年8月の死亡事故
- 当時66歳の男性が死亡したことは各務原警察署の広報資料で確認できる。
- 最初に追突した運転手は逮捕され、危険運転致死罪で起訴されたと報道されている。
- 後続車4台を運転していた男女4人も2025年11月に書類送検された。
- 4人それぞれの最終処分や個別の認識については、報道された内容だけでは判断できない。
2026年の事故不申告事案
- 2026年4月28日に川島松原町で衝突事故が発生した。
- 無免許運転と事故不申告の疑いで男性1人が9月14日に逮捕された。
- 負傷者の有無や逮捕後の処分については、逮捕発表に記載されていない。
最新の公式情報を確認する際は、岐阜県警察の各務原警察署「事件事故」ページや岐阜県警察本部の発表が重要な情報源になります。
【各務原市ひき逃げ】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:各務原市で66歳男性が死亡したひき逃げ事件はいつ発生しましたか?
A1:2025年8月13日午前1時ごろです。各務原市鵜沼三ツ池町3丁目の国道21号で、新聞配達中の66歳男性が乗用車に追突されて死亡しました。
Q2:後続車4台の男女4人はなぜ書類送検されたのですか?
A2:男性が道路上に倒れた後、後続車4台にもひかれたとされ、運転していた男女4人が救護せず逃走した疑いがあるためです。2025年11月22日に書類送検が報じられました。
Q3:最初に男性をはねた運転手はどうなりましたか?
A3:逮捕され、その後、危険運転致死罪で起訴されたと報道されています。
Q4:2026年9月の逮捕も同じ死亡ひき逃げ事件ですか?
A4:いいえ。別の事故です。2026年4月28日に川島松原町で発生した原付バイクと軽四乗用自動車の衝突事故で、無免許運転と事故不申告の疑いにより男性1人が逮捕されました。
Q5:2026年の事故で死亡者は出ていますか?
A5:岐阜県警察の逮捕発表には死亡者や負傷者に関する記載がありません。2025年の死亡事故と同じ被害状況だったとする情報もありません。
Q6:書類送検された後続車4人は有罪になったのですか?
A6:書類送検は検察官に事件の捜査書類などを送る手続きです。有罪判決を意味するものではなく、個々の最終的な処分については別途確認が必要です。
まとめ:各務原市の2つの交通事件を正しく理解するために
各務原市ひき逃げをめぐる報道には、2025年8月の死亡ひき逃げ事件と、2026年に逮捕が公表された事故不申告事案という、性質の異なる2つの出来事があります。
2025年の事件では、当時66歳の新聞配達員が飲酒運転の乗用車に追突されて死亡し、後続車4台の男女4人も救護せず逃走した疑いで書類送検されました。最初に追突した運転手は危険運転致死罪で起訴されています。
一方、2026年の事件は、無免許で原付バイクを運転して軽四乗用車と衝突し、警察への事故届出をせずに現場から逃走した疑いによる逮捕事案です。
両者に共通するのは、事故後の対応が刑事責任に関係していることです。しかし、死亡事故かどうか、関係する車両や人物、適用が疑われている法律上の問題は異なります。
今後も注目すべきなのは、2025年の後続車4人それぞれの処分や、2026年の事故不申告事案の捜査後の動向です。逮捕・書類送検・起訴という手続きの違いを押さえ、公式発表と報道を区別して確認することが、各務原市ひき逃げ事件の最新情報を正しく理解するためのポイントです。
主な参考資料
- 岐阜県警察・各務原警察署「各務原警察署通信」(2025年8月13日)
- 東海テレビ NEWS ONE(2025年8月13日)
- 名古屋テレビ(2025年11月22日)
- 岐阜県公式ホームページ「道路交通法(無免許運転等の禁止・事故不申告)違反の被疑者を逮捕」(2026年9月14日更新)
- e-Gov法令検索「道路交通法第72条」