地震が最近多いのはなぜ?2026年の発生回数と熊本地震後の活動を徹底解説

目次

「最近、日本で地震が多くない?」「短い間隔で各地が揺れているけれど、大地震の前兆なのだろうか」。2026年に入ってから、地震のニュースを目にする機会が増え、不安を感じている人も少なくないはずだ。実際、2026年7月28日には熊本県熊本地方でマグニチュード7.1、最大震度7の地震が発生し、その後も熊本県を中心に地震活動が続いている。

しかし、全国的に地震の発生回数が急増しているかというと、統計から見える状況は少し異なる。気象庁の震度データベースを集計したデータによると、2026年10月28日までに国内で観測された震度1以上の地震は2,536回。1996年以降の同じ期間の平均である2,625.3回と比較すると、むしろ平均を下回る水準だ。全国的な発生回数と、特定地域で続く地震活動を分けて考える必要がある。

📌 【この記事の重要ポイントまとめ】

  • 全国の地震回数:2026年10月28日までの震度1以上は2,536回で、同時期の過去平均2,625.3回と比べて平年並み。
  • 熊本の地震活動:7月28日のM7.1の地震以降、熊本県を中心に余震活動が続いており、10月30日までの関連地震は876回。
  • 今後の備え:地震予知や特定の日付を指定した予測は困難。南海トラフとの直接的な関連を示すものでもなく、日常的な防災対策が重要。

【2026年最新データ】地震が最近多いのは本当?全国の発生回数を検証

地震最近多い

「地震が最近多い」という印象を確かめるには、ニュースで取り上げられた地震の数だけでなく、全国で発生した地震を同じ条件で比較する必要がある。

そこで注目したいのが、震度1以上を観測した地震、いわゆる有感地震の年間発生回数だ。気象庁の震度データベースをもとに集計した2026年の数字を見ると、全国的な地震活動が過去と比べて突出しているわけではないことが分かる。

2026年10月28日までの震度1以上は2,536回

地震最近多い

2026年1月1日から10月28日までに観測された震度1以上の地震は2,536回だった。

比較対象となる1996年以降の同じ期間の平均は2,625.3回。差は89.3回で、平均より約3.4%少ない。過去31年間の同時期を回数順に並べると、2026年は多い方から7番目に位置する。

つまり、地震が頻繁に報道されているからといって、全国の有感地震が歴史的な水準で急増しているわけではない。

ただし、この数字を理由に安心しすぎるのも適切ではない。全国の合計が平均的であっても、特定の地域では地震活動が集中している場合があるからだ。

有感地震は年間何回くらい発生する?

地震最近多い

気象庁や日本地震学会の解説によると、日本およびその周辺では、震度1以上の有感地震が年間およそ2,000回発生している。単純平均すると1日5〜6回程度だ。

もちろん、毎日同じ回数が発生するわけではない。揺れを感じない日が続くこともあれば、大地震の直後に多数の余震が集中することもある。

過去には2011年の東北地方太平洋沖地震の影響で、年間の有感地震が10,681回に達した。これは通常の年間発生回数を大きく上回る例であり、大規模地震後の活動が年間統計に与える影響の大きさを示している。

過去平均と比較するときの注意点

2026年の2,536回という数字を評価する際には、比較する期間をそろえることが欠かせない。

例えば、2026年の10月28日までの数字を、過去の1年間の合計と比べても正しい判断にはならない。今回の2,625.3回という平均は、過去の年についても同じ10月28日までを集計した数字だ。

また、1996年4月には震度観測が計測震度へ移行しているため、それ以前のデータと単純に比較することにも注意が必要だ。1993年以降の観測点の増加や、1995年以降の観測網の拡充も、統計上の地震回数に影響している。

「昔より地震が多くなった」と感じる背景には、実際の地震活動だけでなく、観測技術や速報の普及によって小さな揺れまで把握しやすくなったことも関係している。

【検証資料 1】地震最近多いの当時の様子・関連報道写真(出典:Yahoo!ニュース)

【地域別ランキング】2026年に地震が多い地域はどこ?熊本・東北・関東を比較

全国の発生回数が平年並みでも、地域によって地震活動の状況には大きな差がある。

2026年7月下旬以降の地震活動を確認すると、特に目立つのが熊本県熊本地方と熊本県天草・芦北地方だ。日本気象協会のtenki.jpが公表する震源地別の観測回数では、7月24日から11月1日までの震度1以上の地震について、熊本県内の2地域が上位を占めている。

2026年7月24日〜11月1日の震源地別ランキング

同期間の震度1以上の観測回数は、次のとおりだ。

  • 1位:熊本県熊本地方……483回
  • 2位:熊本県天草・芦北地方……256回
  • 3位:岩手県沖……32回
  • 4位:福島県沖……19回
  • 5位:千葉県北東部……17回

このランキングは2026年の年間集計ではなく、7月24日から11月1日までの期間における震源地別の観測回数だ。また、都道府県別の順位ではなく、震源地ごとの集計である。異なる集計期間や観測方法の数字を、そのまま年間ランキングとして扱うことはできない。

2026年の主な地震活動と関連データ

全国の発生回数、熊本地震後の活動、地域別の集中状況を整理すると、次のようになる。

対象・地域 発生回数・規模 期間・意味
全国の有感地震 2,536回 2026年1月1日〜10月28日
過去の同時期平均 2,625.3回 1996年以降の比較平均
熊本県熊本地方 483回 7月24日〜11月1日の震度1以上
熊本県天草・芦北地方 256回 7月24日〜11月1日の震度1以上
岩手県沖 32回 7月24日〜11月1日の震度1以上
福島県沖 19回 7月24日〜11月1日の震度1以上
千葉県北東部 17回 7月24日〜11月1日の震度1以上
令和8年熊本地震 M7.1・最大震度7 2026年7月28日発生
熊本地震後の関連活動 876回 7月28日16時〜10月30日9時、気象庁集計

この比較から分かるのは、全国的な地震回数と、局地的な地震活動の集中は別の問題だということだ。

特定地域で地震が続いている場合、その周辺に住む人にとっては、全国平均が平年並みであっても地震が多いと感じるのは自然なことだ。

地域ランキングだけで危険度を判断できない理由

地震の回数が多い地域が、必ずしも今後最も大きな地震に見舞われる地域というわけではない。

地震の危険性を評価するには、発生回数だけでなく、マグニチュード、震源の深さ、震源断層の位置、地盤の性質、建物の耐震性などを総合的に見る必要がある。

例えば、海域で発生する大規模なプレート境界地震と、内陸の浅い活断層で発生する地震では、揺れの広がり方や津波の危険性も異なる。

そのため、地域ランキングは最近の活動状況を把握する参考資料として使い、地域の防災リスクについては地震本部の長期評価や自治体のハザードマップを併せて確認したい。

【令和8年熊本地震】なぜ余震が続く?7月28日から10月末までの経緯

2026年に地震が多いという印象を強めている大きな要因の一つが、7月28日に発生した令和8年熊本地震だ。

気象庁が定めた「令和8年熊本地震」とは、2026年7月28日に熊本県熊本地方で発生したM7.1の地震と、その後に続く一連の地震活動を指す。2016年の平成28年熊本地震とは別の地震活動である。

7月28日に最大震度7を観測

2026年7月28日16時27分、熊本県熊本地方の深さ約15kmでマグニチュード7.1の地震が発生した。熊本県では最大震度7を観測し、被害も発生した。

この地震は地殻内で発生した横ずれ断層型の地震だった。地震調査研究推進本部によると、震源断層は北北西から南南東方向に張力軸を持つ発震機構を示している。

さらに、同日17時08分には熊本県天草・芦北地方でM6.1の地震が発生し、最大震度5弱を観測した。19時03分にも熊本県熊本地方でM4.2、最大震度5弱の地震が発生している。

発生直後から複数の大きな揺れが続き、熊本県内だけでなく周辺地域にも警戒が必要な状況となった。

気象庁が公表した余震活動の回数

気象庁の2026年10月30日午前9時時点の資料によると、7月28日16時から10月30日9時までに、令和8年熊本地震に関連する震度1以上の地震は累計876回発生した。

その内訳を見ると、発生当日の7月28日16時以降だけで194回、翌29日には144回を観測している。8月1日にも30回の地震が発生した。

その後、回数は大局的には減少している。8月31日までの累計は735回で、9月30日には814回、10月30日午前9時には876回となった。

10月28日の発生回数は3回、29日は1回だった。発生直後と比較すれば活動は落ち着いているものの、地震が完全に収まったわけではない。

熊本の地震活動はいつまで続くのか

気象庁は2026年9月24日の発表で、熊本県を中心とする地震活動について、平常時より地震発生数の多い状態が当分続くとの見通しを示した。

一方、最大震度5弱程度以上の地震が発生する可能性は低くなっており、その発生頻度は1か月に1回程度に相当する状況を下回っていると説明している。

ただし、これは大きな地震が起きないという保証ではない。地震活動の回数が減っていても、規模の大きな地震が発生する可能性は残る。

気象庁は、熊本県だけでなく日本国内のどこでも大きな地震が発生する可能性があるとして、日頃から地震や津波への備えを呼びかけている。

熊本地震後の活動で注目すべき断層帯

今回の地震活動域付近には、布田川断層帯と日奈久断層帯が存在する。

内陸の活断層で発生する地震は、海溝型の地震とは異なり、陸地に近い浅い場所で強い揺れを引き起こす場合がある。震源が浅ければ、マグニチュードが海溝型の巨大地震より小さくても、震源に近い地域で大きな被害が生じる可能性がある。

熊本県では、建物の耐震性や家具の固定、避難経路の確保など、余震が続く状況を前提とした備えが欠かせない。

【検証資料 2】地震最近多いの活動歴およびメディア掲載記録(出典:Yahoo!ニュース)

【地震活動が活発化する原因】プレート・余震・群発地震の違いを解説

そもそも、なぜ日本ではこれほど頻繁に地震が発生するのだろうか。

その根本的な理由は、日本列島が複数のプレートが接する地域に位置していることにある。さらに、大地震が発生した後には地下の力のバランスが変わり、周辺で地震が続くことがある。

日本で地震が多い最大の理由はプレート運動

地球の表面は、十数枚の巨大なプレートに覆われている。プレートはマントルの運動に伴って少しずつ移動しており、互いにぶつかったり、すれ違ったり、一方が他方の下に沈み込んだりしている。

日本周辺では、主に太平洋プレートとフィリピン海プレートが、北米プレートやユーラシアプレートなどの陸側のプレートの下へ沈み込んでいる。

プレートが沈み込むとき、境界部分には大きな力が加わる。陸側のプレートが引きずり込まれ、ひずみが限界に達して急激にずれると、プレート境界地震が発生する。

代表的なものが、南海トラフ沿いで発生する巨大地震や、東北地方太平洋沖地震だ。

一方、プレートの内部や陸地の浅い場所でも地震は発生する。熊本地震のような内陸地震は、地殻内の断層がずれることによって起こる。

余震と群発地震は何が違う?

地震が連続して発生すると、すべてを余震と呼びたくなるかもしれない。しかし、地震活動にはいくつかの異なるパターンがある。

余震とは、大きな地震が発生した後、その震源域や周辺で引き続き起きる地震のことだ。最初に発生した最大の地震を本震と呼び、本震の後に小さな地震が続く活動を本震・余震型という。

大地震によって地下の力のバランスが不安定になり、それを解消する過程で周辺の岩盤が動くことが、余震が発生する主な理由と考えられている。

一方、群発地震は、明確な本震と余震の区別が難しく、特定の地域で多数の地震が集中して発生する活動を指す。

群発地震では、地震の回数が増えたり減ったりを繰り返しながら、一定期間活動が続く場合がある。

余震の回数は時間とともに減る

気象庁の解説によると、本震・余震型の地震活動では、余震の発生頻度は本震直後が最も高く、その後は時間の経過とともに減少していく。

目安として、本震発生後1日目の余震回数を基準にすると、2日目にはおよそ半分、10日目にはおよそ10分の1になるという傾向がある。

ただし、回数が減っているからといって、規模の大きな余震が起きなくなるわけではない。マグニチュードの大きな余震は頻度こそ低いものの、発生すれば強い揺れをもたらす可能性がある。

また、地震活動の途中で、それまでの最大規模を超える地震が発生する場合もある。一連の活動が終わるまでは、前震・本震・余震のどのパターンに該当するかを確定できない。

【大地震の前兆と南海トラフ】地震予知は可能なのか?季節との関係も検証

地震が続くと、「次の大地震が近づいているのではないか」「熊本の地震は南海トラフ地震の前兆なのではないか」といった疑問が生まれる。

しかし、現在の地震学では、地震の発生日時・場所・規模を高い精度で事前に特定することはできない。観測された異常現象から活動の可能性を評価することと、地震を予知することは明確に区別する必要がある。

地震の前兆とされる現象に科学的根拠はある?

インターネットでは、地震雲、動物の異常行動、地下水の変化、電磁波の異常などが大地震の前兆として取り上げられることがある。

しかし、こうした現象が発生したからといって、その後に大地震が起きると判断できる科学的根拠は確立されていない。

気象庁も、動植物の異常行動については地震以外の原因でも起こり得ることや、地震との因果関係を科学的に説明できていないことを示している。

地震雲についても、雲は大気の現象であり、地下の断層活動との関係を説明できる科学的メカニズムは確立されていない。

つまり、珍しい雲を見た、動物が普段と違う行動をしたという理由だけで、地震発生を予測することはできない。

地震予知は現在の科学で可能なのか

気象庁が説明する地震予知とは、発生する時期、場所、規模の3要素を精度よく限定して予測することだ。

例えば、「今後数十年以内に日本のどこかで地震が起きる」という予測では、具体的な防災行動につなげる情報として十分ではない。

現時点では、「1週間以内に特定の地域でM6〜7の地震が発生する」といった高い精度の予測は困難とされている。

一方、地震調査研究推進本部などは、活断層や海溝型地震について、過去の発生履歴や地質調査、測地観測などをもとに長期的な発生可能性を評価している。

これは地震予知ではなく、将来の地震リスクを統計的・科学的に評価する取り組みだ。

熊本地震と南海トラフ地震に直接的な関連性はある?

2026年の熊本地震と南海トラフ地震の関係を心配する人もいるだろう。

ここで重要なのは、両者の発生メカニズムが異なることだ。

令和8年熊本地震は、熊本県熊本地方の地殻内で発生した横ずれ断層型の地震である。一方、南海トラフ地震は、フィリピン海プレートが陸側のプレートの下に沈み込むことで、プレート境界にひずみが蓄積し、限界に達した際に発生する海溝型地震だ。

熊本で地震が続いているという事実だけから、南海トラフ地震が近づいていると結論づけることはできない。

南海トラフ沿いでは、プレート境界の異常な現象やゆっくりすべりなどを観測した際に、気象庁が「南海トラフ地震臨時情報」を発表する仕組みが設けられている。

この情報は、平常時と比較して大規模地震の可能性が相対的に高まったことを知らせるものであり、地震の発生時刻や規模を確定する予知情報ではない。

地震が多い時期や季節は存在する?

「夏は地震が多い」「冬になると大地震が起きやすい」といった話を耳にすることがある。

しかし、地震の発生は基本的に地下のプレート運動や断層の活動によるもので、季節の変化に合わせて規則的に増減するものではない。

地表の気温や湿度、天候が変わったからといって、地下深くの断層に蓄積された応力が直ちに変化するわけではない。

季節によって防災上の注意点が変わることはある。例えば、冬は暖房器具や停電時の寒さ、夏は暑さや水分不足への対策が必要になる。しかし、これは災害発生後の生活環境の違いであり、特定の季節に地震が増えることを意味しない。

【検証資料 3】地震最近多いに関する近況・インタビュー報道記録(出典:Yahoo!ニュース)

【今すぐできる地震対策】地震が最近多いと感じたら何を準備すべき?

全国の地震回数が平年並みであっても、地震への備えを後回しにしてよいわけではない。日本では、地域を問わず地震が発生する可能性があり、突然の揺れに備える必要がある。

特に熊本地震のように、最初の大きな地震の後も繰り返し揺れが発生するケースでは、建物や家具の安全性を確保することが重要になる。

1. 家具の転倒・落下防止を徹底する

地震によるけがの原因として、家具や家電の転倒、棚からの落下物が挙げられる。

食器棚や本棚、冷蔵庫などは、転倒防止器具を使って固定する。寝室や子ども部屋では、就寝中に家具が倒れてこない配置を意識したい。

また、玄関や廊下、避難経路に荷物を置かないことも重要だ。揺れによって物が散乱すると、避難の妨げになる。

2. 最低3日分の水と食料を備蓄する

首相官邸の防災情報では、最低3日分の水や食料の備蓄が推奨されている。

水、レトルト食品、缶詰、栄養補助食品、常備薬、携帯トイレ、懐中電灯、モバイルバッテリーなどを用意しておくと、停電や断水が発生した場合にも対応しやすい。

食料は普段から食べているものを少し多めに購入し、使った分を買い足すローリングストック方式が取り入れやすい。

3. 家族の安否確認と避難場所を決めておく

地震が発生した際、家族が同じ場所にいるとは限らない。学校や職場、外出先で被災することも想定しておく必要がある。

あらかじめ次の内容を家族で共有しておきたい。

  • 自宅周辺と職場・学校周辺の避難場所
  • 災害時に連絡を取り合う方法
  • 災害用伝言ダイヤル171の使い方
  • 停電時の集合場所や連絡が取れない場合の行動
  • 自治体が指定する避難経路と避難所

特に津波の危険がある沿岸地域では、強い揺れや長い揺れを感じた場合に、津波情報を確認しながら速やかに高い場所へ避難することが重要だ。

4. 自宅周辺のハザードマップを確認する

同じ地域でも、地盤の強さや標高、周辺の地形によって地震時の被害は変わる。

自治体のハザードマップでは、地震による揺れやすさ、液状化、土砂災害、津波浸水などのリスクを確認できる。

特に古い木造住宅や、軟弱な地盤に建つ住宅では、建物の耐震性についても確認しておきたい。

5. 地震情報は公式発表を優先する

地震が続くと、SNSや動画サイトで「次は○○県が危険」「数日以内に巨大地震が起きる」といった情報が拡散されることがある。

しかし、発生日や場所を特定した地震予測には科学的な裏付けが必要だ。情報を受け取った際には、気象庁の地震情報、地震調査研究推進本部、自治体の防災発表などを確認したい。

特に、南海トラフ地震臨時情報や津波警報など、実際の防災行動につながる公式情報を優先することが大切だ。

【よくある質問】地震が最近多いことに関する疑問を解決

Q1:2026年は本当に地震が多い年なのですか?
A1:2026年10月28日までの震度1以上の地震は2,536回で、1996年以降の同時期の平均2,625.3回を下回っています。全国的には平年並みの範囲ですが、熊本県など一部地域では地震活動が集中しています。

Q2:2026年に最も地震が多い地域はどこですか?
A2:2026年7月24日から11月1日までの日本気象協会の震源地別集計では、熊本県熊本地方が483回で最多、次いで熊本県天草・芦北地方が256回でした。これは特定期間の震度1以上の集計であり、年間の都道府県別ランキングではありません。

Q3:令和8年熊本地震の余震はいつまで続きますか?
A3:正確な終息時期は予測できません。気象庁は平常時より地震発生数が多い状態が当分続くとの見通しを示しています。活動回数は大局的には減少していますが、引き続き大きな揺れに注意が必要です。

Q4:熊本で地震が続くと南海トラフ地震も近いのでしょうか?
A4:熊本地震が続いているという理由だけで、南海トラフ地震が近づいているとは判断できません。熊本地震は内陸の地殻内地震、南海トラフ地震はプレート境界地震であり、発生メカニズムが異なります。

Q5:地震雲や動物の異常行動は大地震の前兆ですか?
A5:現在の科学では、地震雲や動物の異常行動を使って大地震を正確に予測することはできません。見た目や行動だけで地震発生を判断せず、気象庁などの公式情報を確認してください。

Q6:地震が発生しやすい季節はありますか?
A6:特定の季節に大地震が集中すると断定できる科学的根拠は確立されていません。夏や冬などの季節にかかわらず、家具の固定や備蓄などの防災対策を続けることが大切です。

Q7:地震が多いと感じたら、最初に何をすべきですか?
A7:まず自宅の家具の固定状況、避難経路、非常用持ち出し品を確認しましょう。水や食料は最低3日分を目安に備蓄し、家族の安否確認方法も決めておくと安心です。

まとめ:2026年の地震活動を正しく理解し、日頃の備えを徹底する

2026年10月28日までの震度1以上の地震は2,536回で、1996年以降の同時期の平均2,625.3回と比較すると平年並みの水準だった。全国的に地震が急増しているという状況ではない。

一方、7月28日に発生したM7.1、最大震度7の令和8年熊本地震では、10月30日までに関連する震度1以上の地震が876回観測されている。熊本県熊本地方や天草・芦北地方を中心に、局地的な地震活動が続いていることは確かだ。

今回のデータから読み取るべきなのは、全国の地震発生回数と、特定地域の地震活動の活発さを混同しないことだ。地震が多いという体感には、実際の活動の集中、報道や速報に触れる機会の増加、観測網の発達など、複数の要素が関係している。

【プロの結論】

地震への向き合い方で最も避けたいのは、回数だけを見て過度に恐れることと、全国平均が平年並みだからと安心しきることの両極端だ。

地震の発生日時を正確に予測することは現在の科学では困難だが、過去の発生履歴、地域の活断層、長期評価、震度データなどから、地域ごとのリスクを把握することはできる。

2026年の熊本の地震活動が示しているのは、大地震の後も長期間にわたって揺れが続く可能性があるという現実だ。地震の回数が減ったとしても、次の揺れに備える姿勢を崩してはいけない。

気象庁の最新情報を確認しながら、家具の固定、備蓄品の準備、避難場所の確認を進めておこう。地震が多いと感じた今こそ、日常生活の中に防災を組み込むことが、自分と家族の命を守る最も現実的な方法となる。

主な検証資料: 気象庁の震度データベース・令和8年熊本地震ポータル、地震調査研究推進本部、日本地震学会、首相官邸の防災情報。特に熊本の累計876回は気象庁の2026年10月30日午前9時時点の資料に基づいています。