【症状と持続期間】ファイザー3回目の副反応は何日続く?発熱・倦怠感の実態
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
【検証資料 1】ファイザー 三回目副反応の当時の様子・関連報道写真(出典:日テレNEWS NNN / Yahoo!ニュース)
- 副反応の持続期間:発熱・倦怠感・頭痛などは、通常、接種後数日以内に軽快することが多い。
- 2回目と3回目の違い:ファイザーの3回目接種後の副反応は、国内調査では2回目とおおむね類似した傾向が確認されている。
- 注意すべき症状:胸痛、息切れ、動悸、顔や喉の腫れ、呼吸困難などは、心筋炎・心膜炎やアナフィラキシーの可能性があるため、速やかな受診が必要。
ファイザー製の新型コロナワクチン「コミナティ」を3回目に接種した場合、代表的な副反応は接種部位の痛み、発熱、倦怠感、頭痛、筋肉痛、関節痛などです。
厚生労働省が公表している新型コロナワクチンの情報でも、これらは主な副反応として挙げられています。
特に気になるのは、接種した当日よりも翌日以降に症状が強くなるケースです。接種後の体調変化には個人差がありますが、一般的な経過を知っておくと、仕事や家事の予定を調整しやすくなります。
発熱は接種後いつから始まり、いつまで続く?

発熱は、接種当日から翌日にかけて現れることがあり、翌日に症状が強くなるケースもあります。
一般的な経過の目安は次のとおりです。
- 接種当日:腕の痛みや軽い疲労感が現れることがある。
- 接種翌日:発熱、悪寒、頭痛、倦怠感などが強くなる場合がある。
- 接種2日目:徐々に熱が下がり、全身症状が軽くなることが多い。
- 接種3日目以降:多くの場合、日常生活に戻れる程度まで回復していく。
ただし、これは一般的な目安であり、すべての人に当てはまるわけではありません。
厚生労働省の過去の健康状況調査でも、3回目接種後の発熱は接種翌日に最も多く、接種3日後にはほぼ消失する傾向が示されています。これはファイザー製とモデルナ製を含む当時の追加接種に関する調査結果です。
発熱が2日以上続く場合や、症状が強い場合は、単なる副反応と決めつけず医療機関に相談してください。
倦怠感・頭痛・腕の痛みはどれくらい続く?

発熱がなくても、強い疲労感や頭痛によって普段どおりに動けなくなることがあります。
症状ごとの特徴を整理します。
倦怠感
体が重い、眠気が強い、少し動くだけで疲れるといった症状です。発熱と同時に現れることもあれば、熱が下がった後も疲労感が残る場合があります。
頭痛
頭全体が重く感じられたり、ズキズキする痛みが生じたりします。水分不足や睡眠不足などが重なると、つらさが増すこともあります。
腕の痛み
注射した部位の痛み、腫れ、熱感などが代表的です。腕を上げにくくなるほど痛むこともあります。
筋肉痛・関節痛
肩や背中、腰、脚などに痛みが現れる場合があります。発熱や悪寒と同時に生じることもあります。
2026年のPMDA公開資料にある現行のコミナティ筋注シリンジ12歳以上用の添付文書でも、注射部位の疼痛、疲労、頭痛、筋肉痛、関節痛、発熱などが副反応として記載されています。
10日以上続く症状は珍しい?

ここで参考になるのが、厚生労働省の副反応検討部会に報告された接種後の遷延症状に関する調査です。
接種開始初期の追加分析では、3回目接種後に調査日誌が回収できた4,323人のうち、10日目以降にも症状が続いた人は65人でした。
さらに、31日以上症状が続いたと報告された事例は5人でした。
割合に換算すると、次のようになります。
- 10日目以降も症状が持続:65人、約1.50%
- 31日以上症状が持続:5人、約0.12%
ただし、この調査の3回目接種はファイザー製とモデルナ製を合わせた集計であり、ファイザーだけの割合ではありません。また、症状が続いたこととワクチンが原因であることは同義ではありません。
数日を過ぎても改善しない場合は、接種した医療機関やかかりつけ医に相談することが大切です。
【2回目と3回目を比較】ファイザーの副反応は3回目の方が強い?
「2回目がかなりつらかったので、3回目も同じような症状が出るのではないか」と心配する人もいます。
実際には、3回目の副反応が必ず強くなるわけでも、必ず軽くなるわけでもありません。
厚生労働省が紹介している国内の追加接種後の健康状況調査では、初回接種にファイザー製ワクチンを使用した人が3回目も同じファイザー製ワクチンを接種した場合、接種後1週間までの有害事象の発現状況は2回目接種後とおおむね類似していました。
2回目と3回目の主な違い
比較する際には、症状の種類だけでなく、接種時の年齢、過去の感染歴、健康状態、ワクチンの種類なども考慮する必要があります。
例えば、2回目で高熱が出た人でも、3回目では軽い腕の痛みだけで済むことがあります。反対に、2回目より強い倦怠感が出る人もいます。
つまり、過去の副反応は参考になりますが、次回の症状を正確に予測するものではありません。
ファイザー3回目とモデルナ3回目の違い
当時の厚生労働省の追加接種調査では、ファイザーとモデルナのどちらでも、接種部位の痛みや倦怠感が多く確認されました。
一方、発熱についてはモデルナの方がファイザーより高い傾向が示されていました。
ただし、これは当時の製剤と調査対象に基づく比較です。現在の製剤や接種状況に、そのまま当てはめることはできません。
【2026年最新データ】厚生労働省・PMDAの公式資料から副反応を検証
2026年11月時点で確認しておきたいのは、現在のコミナティの添付文書と、過去の3回目接種に関する調査を混同しないことです。
現在の製剤は、初期の従来株対応ワクチンとは異なります。
2026年版コミナティの添付文書は何を示している?
PMDAに掲載されている「コミナティ筋注シリンジ12歳以上用」の添付文書は、2026年8月31日改訂です。
同資料には、2026年シーズンの製剤について、SARS-CoV-2のオミクロン株XFGを抗原株として使用することが記載されています。
つまり、2022年頃に話題になった従来株対応ワクチンの3回目接種と、2026年の製剤を同じ条件として扱うことはできません。
公式資料の関係性と比較表
厚生労働省、PMDA、国内の健康状況調査は、それぞれ異なる役割を持っています。
PMDA添付文書に記載された副反応の割合
現行のコミナティ筋注シリンジ12歳以上用の添付文書には、国内外の臨床試験で収集された副反応の発現割合として、次の数字が掲載されています。
- 注射部位の疼痛:85.6%
- 疲労:66.0%
- 頭痛:59.4%
- 筋肉痛:39.1%
- 悪寒:36.0%
- 関節痛:25.3%
- 発熱:16.8%
これらはPMDAの添付文書に記載された臨床試験データです。複数の試験・接種回における事象を集計し、共通する症状についてはより高い発現割合を掲載する方式が採られています。
したがって、この数字を2026年の3回目接種だけの発現率として読むことはできません。
2026年の接種制度にも変化がある
2026年度の新型コロナワクチン定期接種は、過去のように全員が一律に3回目を受ける仕組みではありません。
厚生労働省の2026年度Q&Aでは、定期接種の対象者として次の人が示されています。
- 65歳以上の人
- 60~64歳で、心臓・腎臓・呼吸器の機能に重い障害がある人
- 60~64歳で、HIVによる免疫機能障害があり、日常生活がほとんど不可能な人
接種を希望する場合は、かかりつけ医と相談しながら判断することが案内されています。
【副反応が出る理由】ファイザー接種後に発熱や倦怠感が起きる仕組み
なぜワクチンを接種すると、熱が出たり体がだるくなったりするのでしょうか。
その背景には、体が免疫を獲得しようとする過程があります。
mRNAワクチンによる免疫反応
ファイザー製のコミナティは、mRNA(メッセンジャーRNA)を利用したワクチンです。
mRNAには、新型コロナウイルスのスパイクタンパク質に関する情報が含まれています。
接種によって体内の細胞にこの情報が届けられると、細胞は一時的にその情報をもとにタンパク質を作ります。
免疫システムは、そのタンパク質を認識して免疫反応を起こします。
この過程で炎症に関係する反応が生じることがあり、発熱、頭痛、倦怠感、筋肉痛などにつながります。
なお、mRNAワクチンにはウイルスそのものが含まれているわけではなく、接種によって新型コロナウイルス感染症を発症するものではありません。
3回目でも副反応が出る理由
2回目までの接種で免疫が形成されていても、追加接種によって免疫反応が起きることがあります。
厚生労働省の過去のQ&Aでは、初回接種によって免疫が誘導されることで、2回目には発熱や倦怠感などの反応が起こりやすくなる仕組みが説明されています。
3回目についても、追加の免疫刺激によって一時的な症状が現れる可能性があります。
ただし、副反応が強いほど免疫が強くついた、あるいはワクチンの効果が高いという単純な関係はありません。症状の強さだけで免疫の獲得状況を判断することはできません。
【重大な副反応に注意】心筋炎・心膜炎・アナフィラキシーの初期症状
一般的な発熱や腕の痛みとは別に、注意が必要なのが重大な副反応です。
厚生労働省とPMDAは、mRNAワクチンに関連する重大な副反応として、ショック、アナフィラキシー、心筋炎、心膜炎などを挙げています。
頻度が高い症状ではありませんが、発症した場合には迅速な対応が必要です。
心筋炎・心膜炎で注意したい症状
心筋炎は心臓の筋肉に炎症が生じる状態、心膜炎は心臓を包む膜に炎症が生じる状態です。
PMDAの添付文書では、次の症状が現れた場合、速やかに医師の診察を受けるよう注意喚起されています。
- 胸の痛み
- 動悸
- 息切れ
- 呼吸が速くなる
- むくみ
海外の報告では、接種歴のない人への初回シリーズにおける心筋炎・心膜炎は若年男性に多く、特に2回目接種後数日以内の発症が目立っていました。
国内の報告でも、従来株対応ファイザー製ワクチンの初回2回接種後の若年男性で、一般集団と比較して発生頻度が高い可能性が示されています。
厚生労働省も、接種後4日程度の間に胸痛や息切れなどが現れた場合は、速やかに医療機関を受診するよう案内しています。
アナフィラキシーの初期症状
アナフィラキシーは、急激に起こる重いアレルギー反応です。
初期症状として、次のような変化が見られることがあります。
- 全身のじんましんや発疹
- 顔、唇、舌、喉の腫れ
- 強いかゆみや皮膚の赤み
- 息苦しさ、呼吸困難
- 腹痛、吐き気、嘔吐
- 血圧低下、意識が遠のく、反応が鈍くなる
特に、呼吸困難や喉の腫れ、意識障害などが現れた場合は、緊急性が高い状態です。
アナフィラキシーが疑われる場合は、経過観察だけで済ませず、直ちに119番へ連絡してください。
PMDAの添付文書でも、アナフィラキシーの発生に備え、接種後の一定時間は状態を観察することが求められています。
受診するべき症状と緊急度の目安
| 症状 | 対応の目安 |
|---|---|
| 軽い腕の痛み | 経過を観察する |
| 軽度の倦怠感・頭痛 | 休息し、水分を補給する |
| 2日以上続く発熱 | 医療機関に相談する |
| 強い頭痛や高熱、けいれん | 速やかに医師の診察を受ける |
| 胸痛・動悸・息切れ | 速やかに医療機関を受診する |
| 喉の腫れ・呼吸困難・意識障害 | 119番に連絡する |
症状が強い場合は、日数にかかわらず早めの受診が必要です。
【接種後の正しい対応】仕事・入浴・解熱鎮痛薬はどうする?
接種後の体調管理では、無理をせず、症状の変化を確認することが基本です。
接種後は十分な休息と水分補給を
発熱や倦怠感があるときは、予定を詰め込まず、睡眠と休息を優先してください。
水分を少しずつ補給し、食事は無理のない範囲で取るようにします。
接種当日は激しい運動や過度の飲酒を避け、注射した部位を清潔に保ちましょう。
入浴はしても大丈夫?
厚生労働省によると、接種当日の入浴は基本的に問題ありません。
ただし、次の点に気をつけてください。
- 注射部位を強くこすらない。
- 発熱や強い倦怠感があるときは無理をしない。
- 体調が悪い場合は入浴を控える。
- 長時間の入浴や体に負担がかかる行動は避ける。
体調が良好であれば、通常の入浴を過度に心配する必要はありません。
解熱鎮痛薬は使用できる?
発熱や頭痛、腕の痛みがつらい場合には、解熱鎮痛薬が使用されることがあります。
ただし、薬の種類や持病、服用中の薬によって注意点が異なります。
市販薬を使用する場合は、薬剤師や医師に相談し、添付文書に従ってください。
過去に薬でアレルギーを起こしたことがある人や、腎臓・肝臓などに持病がある人は、自己判断で薬を選ばないようにしましょう。
仕事や学校はいつから再開できる?
仕事や学校への復帰について、一律に何日目からという基準があるわけではありません。
発熱がなく、頭痛や倦怠感が軽くなり、普段の活動に支障がないことが一つの判断材料です。
接種翌日に強い症状が出る可能性もあるため、接種当日と翌日は予定を調整できるようにしておくと安心です。
厚生労働省の副反応疑い報告制度とは?
副反応に関する情報を理解するうえで、もう一つ知っておきたいのが厚生労働省の副反応疑い報告制度です。
医療機関や製造販売業者などから報告された症状を収集し、専門家が評価する仕組みです。
ここで注意したいのは、接種後に発生した症状の報告と、ワクチンが原因で発生したと確定した症状は異なるという点です。
接種後に体調が悪くなったという時間的な関係だけでは、因果関係を判断できません。
厚生労働省の審議会では、報告内容を検討し、安全性に関する評価を継続的に公表しています。2026年10月23日にも第114回副反応検討部会が開催され、新型コロナワクチンの接種状況や副反応疑い報告が議題となりました。
なお、接種後に健康被害が発生した場合には、接種が定期接種か任意接種かなどによって、予防接種健康被害救済制度または医薬品副作用被害救済制度の対象となる可能性があります。
【ファイザー3回目の副反応】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ファイザーの3回目接種後、発熱は何日続きますか?
A1:一般的には数日以内に軽快することが多く、接種翌日に症状が強くなる場合があります。2日以上熱が続く場合や症状が重い場合は、医療機関に相談してください。
Q2:ファイザーの3回目は2回目より副反応が強いですか?
A2:必ずしも強くなるわけではありません。国内の過去の健康状況調査では、ファイザー製ワクチンの3回目接種後の有害事象は、2回目接種後とおおむね類似していました。個人差もあります。
Q3:3回目接種後に倦怠感や頭痛だけが出ることはありますか?
A3:あります。発熱がなくても、倦怠感、頭痛、筋肉痛、関節痛などが現れることがあります。症状が強い場合や長引く場合は医師に相談してください。
Q4:ファイザーの副反応が1週間以上続くことはありますか?
A4:症状が長引くケースは報告されています。厚生労働省の過去の調査では、3回目接種後4,323人のうち65人が10日目以降も症状を報告しました。症状が改善しない場合は受診を検討してください。
Q5:接種後に胸が痛くなったらどうすればよいですか?
A5:心筋炎や心膜炎の可能性もあるため、速やかに医療機関を受診してください。息切れや動悸を伴う場合も注意が必要です。呼吸困難などの強い症状がある場合は119番に連絡してください。
Q6:2026年のファイザー製ワクチンも3回目接種と同じ副反応ですか?
A6:基本的な副反応には共通点がありますが、製剤の抗原株や接種対象、過去の接種歴などが異なります。2026年8月改訂のPMDA添付文書は現行製剤の情報であり、過去の3回目接種のデータと直接比較することはできません。
まとめ:ファイザー3回目の副反応は期間と症状の見極めが大切
ファイザー製ワクチンの3回目接種後には、発熱、倦怠感、頭痛、腕の痛み、筋肉痛などが現れることがあります。多くは接種後数日以内に軽快しますが、症状の強さや持続期間には個人差があります。
厚生労働省の過去の調査では、3回目接種後の副反応は2回目とおおむね類似していました。一方、10日以上症状が続いた人や、31日以上続いたと報告された事例もあります。長引く症状を軽視しないことが大切です。
2026年のPMDA添付文書では、コミナティの主な副反応に加え、アナフィラキシー、心筋炎、心膜炎などの重大な副反応についても注意喚起されています。特に胸痛、動悸、息切れ、顔や喉の腫れ、呼吸困難などは、通常の接種後の疲労感とは区別して対応する必要があります。
副反応を判断する際に大切なのは、単に接種後何日目かを見ることではありません。症状が改善しているか、悪化していないか、日常生活にどの程度影響しているかを確認することです。心配な症状がある場合は、接種した医療機関やかかりつけ医に相談し、緊急性の高い症状では速やかに救急対応を受けてください。
過去の3回目接種データと2026年の最新製剤の情報を正しく区別し、厚生労働省やPMDAの公的情報を参考にしながら、自分の体調に合った対応を選ぶことが重要です。