【まず結論】吉岡里帆の映画出演作は19作品だけではない
吉岡里帆は1993年1月15日生まれ、京都府出身の俳優です。所属事務所はフラーム。映画だけでなく、テレビドラマ、舞台、声優、ナレーションなど幅広い分野で活動しています。
映画出演歴を調べる際に注意したいのが、「全19作品」という数字の意味です。映画格付には「全19作品。吉岡里帆が出演した映画ランキング」というページがありますが、これは同サイトがランキング対象として掲載する作品数です。吉岡里帆の全映画出演歴を19本に限定するものではありません。
一方、映画.comの人物別フィルモグラフィーでは全37件が掲載されています。こちらは声の出演、ナレーション、舞台作品の映像化なども含むため、純粋な実写劇場映画の本数とは一致しません。
つまり、映画出演作を正確に調べるなら、ランキング掲載数と出演記録の総数を区別する必要があります。
【歴代出演作】吉岡里帆の映画一覧とキャリアの転換点

吉岡里帆の映画キャリアは、2014年の短編作品から始まりました。初期には小規模作品や若手俳優が集まる作品に参加し、2019年には主演映画で本格的な演技力を披露。2020年代に入ると、社会派ドラマからエンターテインメント作品まで出演ジャンルを広げています。
映画格付に掲載されている全19作品

映画格付のランキング掲載対象は以下の19作品です。掲載順位は同サイトのランキングに基づくもので、吉岡里帆の全出演歴を網羅した公式リストではありません。
- 『1ST KISS ファーストキス』(2025年)
- 『ゲキ×シネ「狐晴明九尾狩」』(2022年)
- 『ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。』(2026年)
- 『正体』(2024年)
- 『ハケンアニメ!』(2022年)
- 『見えない目撃者』(2019年)
- 『シャドウワーク』(2026年)
- 『つむぐもの』(2016年)
- 『島守の塔』(2022年)
- 『アイスクリームフィーバー』(2023年)
- 『泣く子はいねぇが』(2020年)
- 『空の青さを知る人よ』(2019年)
- 『まる』(2024年)
- 『九龍ジェネリックロマンス』(2025年)
- 『ゾッキ』(2021年)
- 『ハッピーウエディング』(2016年公開)
- 『パラレルワールド・ラブストーリー』(2019年)
- 『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』(2018年)
- 『MOOSIC LAB 2014/イルカ少女ダ、私ハ。』(2014年)
この19作品には、映画館で上映された舞台作品や短編作品も含まれています。また、『幕が上がる』『マンゴーと赤い車椅子』『Fukushima 50』『ホリック xxxHOLiC』など、ランキング対象外の出演作もあります。
年代別に見る主な映画出演歴

| 年代 | 主な出演作品 | 役柄・キャリア上の意味 |
|---|---|---|
| 2014〜2016年 | 『イルカ少女ダ、私ハ。』『幕が上がる』『つむぐもの』『ハッピーウエディング』 | 映画出演の初期。『ハッピーウエディング』で初主演を経験 |
| 2017〜2018年 | 『STAR SAND 星砂物語』『名探偵コナン から紅の恋歌』『音量を上げろタコ!』 | 実写出演に加えて声優にも挑戦 |
| 2019年 | 『見えない目撃者』『パラレルワールド・ラブストーリー』『空の青さを知る人よ』 | 主演・重要キャストとしての存在感を強める |
| 2020〜2021年 | 『Fukushima 50』『泣く子はいねぇが』『ゾッキ』『漁港の肉子ちゃん』 | 社会派作品やアニメーション映画にも参加 |
| 2022〜2023年 | 『ハケンアニメ!』『島守の塔』『アイスクリームフィーバー』『怪物の木こり』 | 主演女優賞候補となる代表的な仕事が増加 |
| 2024〜2025年 | 『正体』『まる』『ファーストキス 1ST KISS』『九龍ジェネリックロマンス』 | 日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を獲得 |
| 2026年 | 『ストリート・キングダム』『シャドウワーク』『SUKIYAKI 上を向いて歩こう』 | ダブル主演や実在人物の演技など、新たな挑戦が続く |
この歩みで注目したいのは、単純に出演本数が増えただけではない点です。初期の若手俳優としての出演から、作品の中心人物、物語の鍵を握る人物、社会的なテーマを背負う役へと、担当する役柄の幅が広がっています。
【初主演映画】『ハッピーウエディング』から『見えない目撃者』への成長
『ハッピーウエディング』は2016年11月5日公開
吉岡里帆の初主演映画として知られるのが、片島章三監督の『ハッピーウエディング』です。
本作は2014年製作の作品で、2016年11月5日に劇場公開されました。日本映画データベース(JFDB)にも公開日、監督、出演者などの情報が登録されています。
吉岡が演じたのは、新米ウエディングプランナーの相川愛子。結婚式をサポートする仕事に情熱を注ぐ一方、思い込みの強さや失敗の多さから、周囲を振り回してしまう女性です。
ブライダル業界の舞台裏を描いたコメディであり、吉岡の明るさや親しみやすい雰囲気が役柄と重なります。
ここで押さえたいのは、同作が映画デビュー作という意味ではないことです。吉岡は2014年の『イルカ少女ダ、私ハ。』や2015年の『幕が上がる』『マンゴーと赤い車椅子』『明烏』などにも出演しています。『ハッピーウエディング』は、初主演というキャリア上の節目として位置づけるのが正確です。
2019年『見えない目撃者』で見せた本格的な主演演技
吉岡里帆の演技力を知るうえで外せないのが、2019年公開の『見えない目撃者』です。
演じたのは浜中なつめ。ある事故によって視力を失った元警察官で、偶然耳にした少女の助けを求める声をきっかけに、誘拐事件の真相を追い始めます。
この作品では、視覚に頼れない人物の恐怖や葛藤を表現する必要があります。表情だけでなく、音を聞く際の集中力、周囲への警戒、身体の動きなど、細かな演技が物語の緊張感を支えています。
同年には『パラレルワールド・ラブストーリー』『ホットギミック ガールミーツボーイ』『空の青さを知る人よ』にも出演。実写と声の出演を含め、表現領域を広げた時期でした。
【代表作ランキング比較】『正体』『ハケンアニメ!』の評価と受賞歴
吉岡里帆の代表作を比較するときは、作品そのものの評価、本人の役柄、映画賞の実績を分けて考えると分かりやすくなります。
映画格付の評価上位作品
映画格付の掲載スコアでは、『1ST KISS ファーストキス』が4.78、『ゲキ×シネ「狐晴明九尾狩」』が4.72、『ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。』と『正体』がそれぞれ4.38となっています。
これらは同サイトにおける掲載時点の評価であり、映画業界全体の公式ランキングではありません。舞台映像作品も含まれるため、劇場映画だけを比較する指標としては注意が必要です。
一方、映画.comの作品ページにも観客評価が掲載されています。こちらも利用者の評価であり、集計方法や投稿時期によって数字は変動します。
第48回日本アカデミー賞で『正体』の最優秀助演女優賞
吉岡里帆の映画キャリアを語るうえで大きな転換点となったのが、2025年3月14日に発表された第48回日本アカデミー賞です。
映画『正体』で安藤沙耶香を演じた吉岡は、最優秀助演女優賞を受賞しました。
同作は横浜流星主演、藤井道人監督によるサスペンス映画です。殺人事件の容疑者として逮捕され、死刑判決を受けた鏑木慶一が脱走し、逃亡先でさまざまな人々と出会っていく物語です。
吉岡が演じる沙耶香は、逃亡中の鏑木と関わる人物の一人。物語の中で、登場人物同士の信頼や疑念が複雑に絡み合います。
この受賞は突然現れた実績ではありません。過去にも日本アカデミー賞で評価を受けています。
- 2020年・第43回:『見えない目撃者』『パラレルワールド・ラブストーリー』で新人俳優賞。
- 2023年・第46回:『ハケンアニメ!』で優秀主演女優賞。
- 2025年・第48回:『正体』で最優秀助演女優賞。
新人俳優賞から主演女優賞の優秀賞、そして助演女優賞の最優秀賞へ。受賞歴を時系列で見ると、主演と助演の両方で評価されてきたことが分かります。
『ハケンアニメ!』も見逃せない代表作
2022年公開の『ハケンアニメ!』では、主人公の斎藤瞳を演じました。
アニメ業界を舞台に、作品の制作に情熱を注ぐ監督やプロデューサー、スタッフたちの競争と成長を描く仕事ドラマです。
吉岡が演じる瞳は、地方公務員からアニメ業界に飛び込み、監督としてデビューする女性。理想と現実のギャップに悩みながら、作品づくりに向き合います。
この役柄は、社会で働く女性やクリエイターを描いた作品を好む人におすすめです。『正体』の緊張感とは異なる、仕事に向き合う人物の情熱を感じられます。
【2026年最新映画】『シャドウワーク』と『SUKIYAKI』の出演情報
『シャドウワーク』は2026年9月25日公開
2026年の注目作が、吉岡里帆と奈緒のダブル主演による映画『シャドウワーク』です。
原作は佐野広実の同名小説。監督・脚本を𠮷野竜平が担当し、2026年9月25日に全国公開されました。
吉岡が演じるのは紀子、奈緒が演じるのは刑事の薫です。
物語の舞台は、配偶者や親から暴力を受けた女性たちを保護するシェルター「おうち」。夫の暴力から逃れた紀子は、看護師の路子に助けられて施設に身を寄せます。
一見すると穏やかな共同生活ですが、そこには次第に不穏な秘密が浮かび上がります。一方、ある事件を捜査する刑事の薫も施設の存在に近づいていきます。
共演には風吹ジュン、美保純、酒井若菜、ファーストサマーウイカ、佐月絵美、北村匠海、原嘉孝、清水尚弥らが参加しています。
本作で特に注目したいのは、吉岡と奈緒が異なる立場の女性を演じる点です。紀子は被害から逃れて新たな居場所を求める人物、薫は事件を追う刑事。二人の視点が交差することで、物語の緊張感が生まれます。
『正体』での受賞後、吉岡が再びサスペンス作品の中心人物を務めるという意味でも注目度の高い出演作です。
『SUKIYAKI 上を向いて歩こう』では黒柳徹子役
2026年12月25日公開予定の映画が『SUKIYAKI 上を向いて歩こう』です。
監督は瀬々敬久。日本の名曲「上を向いて歩こう」の誕生と、楽曲に関わった人々の情熱や葛藤を描く音楽伝記映画です。
岡田准一が中村八大、松坂桃李が永六輔、仲野太賀が坂本九を演じます。吉岡里帆は、テレビ草創期を彩ったスターである黒柳徹子役を担当します。
そのほか、清野菜名、上白石萌音、大森元貴、前野朋哉、仲里依紗、幾田りら、土屋太鳳、阿部寛、薬師丸ひろ子らが出演します。
注目すべきなのは、黒柳徹子本人からの指名によって吉岡が役を演じることになったという、公式サイト掲載の本人コメントです。
吉岡は当時の映像をできる限り確認し、単なる物まねではなく、実在した人物としての黒柳を表現することを意識したと説明しています。特に発声へのこだわりにも触れており、人物を演じるための準備がうかがえます。
これまでの現代劇やサスペンスとは異なり、実在人物の再現に挑む作品として、2026年後半の大きな見どころです。
2026年の映画出演スケジュール
- 3月27日:『ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。』公開。
- 9月25日:『シャドウワーク』公開。
- 12月25日:『SUKIYAKI 上を向いて歩こう』公開予定。
【出演の経緯と現在】吉岡里帆が映画で活躍し続ける理由
吉岡里帆のキャリアを振り返ると、映画だけで知名度を獲得したわけではありません。
2015年にはNHK連続テレビ小説『あさが来た』に出演。2016年には『ゆとりですがなにか』で民放連続ドラマに初めてレギュラー出演し、さらにゼクシィの9代目CMガールにも起用されました。
この時期にテレビドラマやCMで知名度が高まったことが、その後の映画出演の広がりにもつながっています。
2016年に撮影済みだった『ハッピーウエディング』が劇場公開されたことも、初主演作として注目されるきっかけになりました。
幅広いジャンルに出演できる強み
吉岡里帆の出演作には、いくつかの特徴があります。
- サスペンス:『見えない目撃者』『正体』『シャドウワーク』。
- 仕事・人間ドラマ:『ハケンアニメ!』『つむぐもの』。
- 恋愛・青春:『パラレルワールド・ラブストーリー』『九龍ジェネリックロマンス』。
- 歴史・社会派:『島守の塔』『Fukushima 50』。
- アニメ・吹き替え:『名探偵コナン から紅の恋歌』『空の青さを知る人よ』『漁港の肉子ちゃん』『トランスフォーマー ONE』。
ジャンルを固定せず、作品ごとに異なる役柄を選んでいることが、出演歴の特徴です。
映画以外では大河ドラマ『豊臣兄弟!』にも出演
2026年の吉岡里帆は映画だけでなく、NHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』にも出演しています。
演じるのは、主人公・豊臣秀長の正妻となる慶(ちか)。吉岡にとって大河ドラマ初出演となる作品です。
また、所属事務所の公式プロフィールでは、NHKの『Dearにっぽん』での語りや、Eテレ『でこぼこポン!』での声の出演なども紹介されています。
2027年1月にはNHKドラマ10『デンジャラス』への出演も予定されています。
映画、ドラマ、舞台、ナレーションと活動領域を広げながら、実在人物の再現や社会的なテーマを扱う作品にも取り組んでいることが、現在の吉岡里帆の特徴です。
【プロの結論】吉岡里帆の映画を見るならどの作品から?
吉岡里帆の出演映画を初めて見る人には、作品のジャンルや演技の違いを基準に選ぶことをおすすめします。
- 演技力を確かめたい人:『正体』。日本アカデミー賞最優秀助演女優賞につながった出演作です。
- 主演としての魅力を知りたい人:『見えない目撃者』。緊迫した物語を中心で支える演技が見どころです。
- 仕事に向き合う女性の物語が好きな人:『ハケンアニメ!』。働くことや創作の情熱がテーマです。
- 初期の出演作を見たい人:『ハッピーウエディング』。初主演作としてキャリアの原点を知ることができます。
- 2026年の新しい演技を見たい人:『シャドウワーク』。奈緒とのダブル主演によるサスペンスです。
逆に、アクション中心の作品だけを求めている人や、明快な娯楽映画だけを見たい人は、作品のあらすじを先に確認すると選びやすくなります。吉岡の出演作には、社会問題や人間の心理を掘り下げる作品も多いためです。
吉岡里帆の映画に関するよくある質問(FAQ)
Q1:吉岡里帆の初主演映画は何ですか?
A1:2016年11月5日公開の『ハッピーウエディング』です。2014年製作の作品で、新米ウエディングプランナーの相川愛子を演じました。映画出演自体はそれ以前の作品にもあります。
Q2:吉岡里帆が日本アカデミー賞で最優秀助演女優賞を受賞した作品は?
A2:2025年の第48回日本アカデミー賞で、映画『正体』により受賞しました。安藤沙耶香役での演技が評価されました。
Q3:吉岡里帆の2026年最新映画は何ですか?
A3:2026年9月25日公開の『シャドウワーク』が2026年の公開済み作品です。また、12月25日には黒柳徹子役で出演する『SUKIYAKI 上を向いて歩こう』が公開予定です。
まとめ:吉岡里帆の映画出演歴は新たなステージへ
吉岡里帆の映画キャリアは、2014年の初期出演作から『ハッピーウエディング』での初主演、『見えない目撃者』『ハケンアニメ!』での評価、そして『正体』での日本アカデミー賞最優秀助演女優賞受賞へと発展してきました。
2026年は『ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。』『シャドウワーク』が公開され、年末には『SUKIYAKI 上を向いて歩こう』が控えています。大河ドラマ『豊臣兄弟!』への出演もあり、俳優としての活動はさらに広がっています。
出演作品数を調べる際は、映画格付の19作品というランキング対象と、映画.comの37件という掲載記録を混同しないことが大切です。
作品選びに迷ったら、まずは『正体』『見えない目撃者』『ハケンアニメ!』の3作品を見比べてみてください。吉岡里帆の演技の幅と、作品ごとに異なる表現の魅力を理解するうえで、特におすすめできる組み合わせです。