小栗旬の映画一覧を公開順に総整理!代表作と2026年最新作の役どころ・評価を徹底解説
俳優・小栗旬の映画出演歴を振り返ると、青春アクションから社会派ドラマ、漫画原作の大作、海外との共同製作作品、アニメーションの声の出演まで、その活動領域は幅広い。2000年代の『クローズZERO』『キサラギ』で存在感を高め、『宇宙兄弟』『信長協奏曲』『銀魂』『罪の声』などで主演俳優としての実力を示してきた。
2026年11月現在は、三池崇史監督とのタッグによる『バッド・ルーテナント:トウキョウ』が10月23日に公開。『キングダム 魂の決戦』では李牧を演じ、『新劇場版☆ケロロ軍曹 復活して速攻地球滅亡の危機であります!』では坂田銀時役で声の出演を果たしている。さらに、2025年公開の『フロントライン』や、監督として参加した『MIRRORLIAR FILMS Season6』も見逃せない。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 出演映画一覧:2001年から2026年までの主要な出演作を公開年順に整理。主演・助演・声の出演・監督作を区別して紹介。
- 2026年の最新作:『バッド・ルーテナント:トウキョウ』では矢吹恭二役、『キングダム 魂の決戦』では李牧役を担当。『ケロロ軍曹』では坂田銀時役で声の出演。
- おすすめ代表作:『クローズZERO』『キサラギ』『岳』『宇宙兄弟』『罪の声』『フロントライン』など、ジャンル別に選び方を解説。
【まず結論】小栗旬の映画は主演・助演・声の出演・監督まで幅広い
小栗旬の映画キャリアを理解するうえで押さえておきたいのは、単に主演作品が多い俳優ではないという点だ。作品によって中心人物を担う一方、物語の鍵を握る脇役、アニメーションの声優、さらには映画監督としても活動している。
所属事務所トライストーン・エンタテイメントの公式プロフィールには、2000年代初頭から2026年までの映画出演歴が掲載されている。代表的な主演作には『クローズZERO』『岳』『宇宙兄弟』『ルパン三世』『信長協奏曲』『銀魂』『罪の声』などがある。
小栗旬の映画における4つの活動領域

- 主演俳優:『クローズZERO』の滝谷源治、『宇宙兄弟』の南波六太、『銀魂』の坂田銀時など、作品の中心人物を演じる。
- 助演俳優:『踊る大捜査線』シリーズの鳥飼誠一や『キングダム』シリーズの李牧など、物語を動かす重要人物を担う。
- 声の出演:『天気の子』『窓ぎわのトットちゃん』『新劇場版☆ケロロ軍曹』など、実写とは異なる表現にも挑戦している。
- 映画監督:2010年の『シュアリー・サムデイ』に続き、『MIRRORLIAR FILMS Season6』収録作『1/96』でも監督を務めた。
この4つの活動領域を意識すると、小栗旬の出演映画を単純な人気順だけでなく、俳優としての変化や表現の幅から楽しめる。
【公開順】小栗旬の映画出演歴・歴代作品一覧を年代別に紹介

小栗旬の映画出演歴を時系列で整理する。以下は劇場公開作品を中心に、代表的な出演作と声の出演、監督作をまとめた一覧だ。舞台作品の映画館上映は、通常の劇場映画とは区別している。
2001年〜2005年:映画俳優として経験を積んだ初期
- 2001年:『しあわせ家族計画』
- 2002年:『羊のうた』
- 2003年:『あずみ』『ロボコン』
- 2004年:『ハーケンクロイツの翼』『is.A』
- 2005年:『あずみ2 Death or Love』『隣人13号』『劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者』『Life on the Longboard』
初期の小栗旬は、青春映画やサスペンス、アクションなど、異なるジャンルの作品に参加していた。2003年の『あずみ』ではなち役を演じ、2005年の『あずみ2 Death or Love』では銀角役も担当。『鋼の錬金術師』ではアルフォンス・ハイデリヒ役として声の出演を果たした。
この時期は、後年の主演作につながる演技経験を蓄積した段階といえる。
2006年〜2010年:『キサラギ』『クローズZERO』で存在感を確立
- 2006年:『輪廻』『ウォーターズ』『オトシモノ』『劇場版 どうぶつの森』
- 2007年:『キサラギ』『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』『クローズZERO』『サーフズ・アップ』
- 2008年:『花より男子ファイナル』『HIGHLANDER』『蛇にピアス』
- 2009年:『クローズZERO II』『ごくせん THE MOVIE』『TAJOMARU』
- 2010年:『踊る大捜査線 THE MOVIE3』『シュアリー・サムデイ』
この時期の重要作は、2007年公開の『キサラギ』と『クローズZERO』だ。
『キサラギ』では、アイドルの追悼会に集まった男性5人のうち、家元を演じた。密室を舞台にした会話劇で、物語が進むにつれて人物の関係性が変化していく構成が特徴的だ。
一方、『クローズZERO』では滝谷源治役として主演。三池崇史監督が手がけた本作は、激しいアクションと若者たちの人間関係を描いた作品で、小栗旬の映画代表作として現在も名前が挙がる。
2010年の『シュアリー・サムデイ』は、小栗旬にとって映画監督デビュー作でもある。俳優としての活動に加え、作品を作る側への関心を形にした節目だった。
2011年〜2015年:主演作の増加と表現領域の拡大
- 2011年:『岳-ガク-』
- 2012年:『荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE』『キツツキと雨』『宇宙兄弟』『ドラえもん のび太と奇跡の島』『グスコーブドリの伝記』『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』
- 2013年:『少年H』『キャプテンハーロック』
- 2014年:『ドラえもん 新・のび太の大魔境~ペコと5人の探検隊~』『ルパン三世』
- 2015年:『ギャラクシー街道』『バケモノの子』
2011年の『岳-ガク-』では、山岳救助ボランティアの島崎三歩役で主演。山岳という厳しい自然環境を背景に、人命救助に向き合う人物を演じた。
2012年の『宇宙兄弟』では南波六太役を担当。弟・日々人との関係や宇宙飛行士を目指す兄の姿を描いた作品で、アクションとは異なる人間ドラマを見せた。
2013年の『キャプテンハーロック』では主人公のキャプテンハーロック役として声の出演。2014年の『ルパン三世』では実写版のルパン三世を演じている。
2015年の三谷幸喜監督作『ギャラクシー街道』ではハトヤ隊員役を担当。コメディ作品でも独自の存在感を発揮した。
2016年〜2020年:漫画実写化と本格的な演技派作品の両立
- 2016年:『信長協奏曲』『テラフォーマーズ』『ミュージアム』
- 2017年:『追憶』『銀魂』『君の膵臓をたべたい』
- 2018年:『銀魂2 掟は破るためにこそある』『響-HIBIKI-』『映画 妖怪ウォッチ FOREVER FRIENDS』
- 2019年:『Diner ダイナー』『天気の子』『人間失格 太宰治と3人の女たち』
- 2020年:『罪の声』『新解釈・三國志』
2016年の『信長協奏曲』では、現代から戦国時代にタイムスリップした高校生サブローと織田信長の二役を演じた。
2017年の『銀魂』では主人公・坂田銀時役を担当。銀髪のビジュアルや、普段の脱力感と戦闘時の鋭さを併せ持つキャラクター表現が話題となり、翌年の続編『銀魂2』にも主演として出演した。
2019年には新海誠監督のアニメーション映画『天気の子』で須賀圭介役を担当。実写映画だけでなく、声の表現でも印象を残している。
そして2020年公開の『罪の声』では、新聞記者・阿久津英士役で主演。社会派サスペンスにおける抑制された演技が評価され、第44回日本アカデミー賞の優秀主演男優賞と話題賞・俳優部門を受賞した。
2021年〜2026年:大作シリーズと社会派映画で存在感を発揮
- 2021年:『キャラクター』『ゴジラvsコング』『マイ・ダディ』
- 2023年:『キングダム 運命の炎』『かぞく』『窓ぎわのトットちゃん』
- 2024年:『キングダム 大将軍の帰還』『MIRRORLIAR FILMS Season6』
- 2025年:『フロントライン』
- 2026年:『新劇場版☆ケロロ軍曹 復活して速攻地球滅亡の危機であります!』『キングダム 魂の決戦』『バッド・ルーテナント:トウキョウ』
2023年からは実写版『キングダム』シリーズの李牧役として参加。2023年の『運命の炎』、2024年の『大将軍の帰還』を経て、2026年の『魂の決戦』でも同役を演じている。
また、2023年公開の『窓ぎわのトットちゃん』ではトットちゃんのパパ役で声の出演を担当。2025年には新型コロナウイルスの集団感染に直面した医療関係者を描く『フロントライン』で主演を務めた。
2026年は実写アクション、歴史大作、アニメーションへの出演が重なり、ジャンルの異なる3作品で小栗旬の活動を確認できる年となっている。
【2026年最新】小栗旬の出演映画3作品と役どころを詳しく解説
2026年公開の作品で特に注目されるのが、『バッド・ルーテナント:トウキョウ』『キングダム 魂の決戦』『新劇場版☆ケロロ軍曹』の3作品だ。それぞれ主演、重要キャラクター、声のゲスト出演という異なる立場で参加している。
1. バッド・ルーテナント:トウキョウ|主演・矢吹恭二役
公開日:2026年10月23日
監督:三池崇史
共演:リリー・ジェームズ、間宮祥太朗、野村周平、西野七瀬、岩田剛典、舘ひろしほか
2026年の小栗旬映画のなかでも、特に異色の存在が『バッド・ルーテナント:トウキョウ』だ。
小栗旬が演じるのは、新宿・歌舞伎町を拠点とする刑事・矢吹恭二。裏社会に精通し、ドラッグやギャンブルに溺れ、借金に追われる日々を送っている。警察内部でも悪い噂が絶えず、相棒殺しまで疑われるという、従来の正義感あふれる刑事像とは正反対の人物だ。
物語では、ヤクザを狙った連続猟奇殺人事件が発生。捜査を進める矢吹の前に、行方不明となった次期アメリカ大統領の娘を捜すFBI捜査官グエン・ビルグセンが現れる。リリー・ジェームズが演じるグエンと矢吹は、異なる事件を追いながら捜査上のパートナーとなる。
三池崇史監督が手がけるサスペンスアクションで、ハリウッドの映画スタジオNEONも企画段階から北米配給に参加。第51回トロント国際映画祭のスペシャルプレゼンテーション部門にも選出された。
小栗旬にとっての見どころは、善悪の境界が曖昧な人物を主演として演じる点だ。『銀魂』のようなコミカルな主人公とも、『罪の声』のような理性的な人物とも異なる、退廃的で危うい刑事像に挑戦している。
2. キングダム 魂の決戦|李牧役
公開日:2026年7月17日
監督:佐藤信介
主演:山﨑賢人
『キングダム 魂の決戦』は、原泰久の漫画を原作とする実写映画シリーズの第5作。シリーズを代表する人物の一人である李牧を、小栗旬が引き続き演じる。
今回の物語の中心は、原作でも人気の高い合従軍編。秦国に対し、秦以外の六国が手を結び、大規模な軍事攻勢を仕掛ける。小栗旬演じる李牧は、趙国の宰相であり、秦国を攻める合従軍を統率する最強の知将として描かれる。
公式キャラクター紹介では、李牧は今回の合従軍を率いる中心人物として紹介されている。単純な武力ではなく、戦略や政治的な判断によって戦況を左右する人物だ。
信役の山﨑賢人、嬴政役の吉沢亮、河了貂役の橋本環奈らに加え、万極役の山田裕貴、春申君役の斎藤工、呉鳳明役の田中圭など、多数の俳優が参加。小栗旬と山田裕貴らが演じる敵側の人物たちにも注目したい。
シリーズの興行面でも大きな成果を上げており、公式発表によると、公開26日間で観客動員335万人、興行収入51億6,000万円を突破。実写邦画シリーズとして初めて5作品連続で興収50億円を超えた。
李牧というキャラクターを追いかけてきたファンにとって、今回の合従軍編は小栗旬の歴代映画出演作を振り返るうえでも重要な一作となっている。
3. 新劇場版☆ケロロ軍曹 復活して速攻地球滅亡の危機であります!|坂田銀時役・声の出演
公開日:2026年6月26日
脚本・総監督:福田雄一
監督:追崎史敏
2026年の出演歴で意外性があるのが『新劇場版☆ケロロ軍曹 復活して速攻地球滅亡の危機であります!』だ。
小栗旬は、実写映画『銀魂』で演じた坂田銀時役として声の出演を果たしている。これはケロロ軍曹の通常のレギュラーキャラクターを演じるものではなく、福田雄一監督作品に登場したキャラクターたちが参加する特別なクロスオーバー企画だ。
MANTANWEBの2026年6月26日の報道によると、同作には『勇者ヨシヒコ』シリーズ、『HK/変態仮面』、『銀魂』シリーズのキャラクターが登場。小栗旬のほか、山田孝之、鈴木亮平、菅田将暉、橋本環奈、吉沢亮ら計12人の俳優が、それぞれ過去に演じたキャラクターの声を担当した。
つまり、小栗旬の参加は新しいケロロ軍曹のキャラクターを演じることではなく、実写版『銀魂』で築いた坂田銀時という役柄をアニメーションの世界に持ち込むものだ。
実写版『銀魂』を知っている人にとっては、福田雄一監督作品を横断する特別出演として楽しめる。
4. MIRRORLIAR FILMS Season6|俳優ではなく監督として参加
公開日:2024年12月13日
2026年の出演作と混同されやすいが、『MIRRORLIAR FILMS Season6』は2024年公開作品である。
小栗旬が参加したのは、短編映画『1/96(きゅうじゅうろくぶんのいち)』の監督としてだ。主演は藤森慎吾。仕事を終えた会社員・成田が、家族の待つ自宅へ帰るはずの道を外れ、夜の街へ車を走らせる一夜を描く。
所属事務所の公式情報では、2010年公開の『シュアリー・サムデイ』に続く監督作品として紹介されている。俳優としての出演歴とは別に、映像制作に携わる小栗旬の一面を知ることができる。
【作品と役柄の相関図】小栗旬の共演者・監督・代表作を比較
小栗旬の出演映画を理解するには、作品名だけでなく、どの監督と組み、誰と共演し、どのような役柄を担ってきたかを整理すると分かりやすい。
特に2023年以降の作品では、シリーズものへの継続出演、社会的なテーマを持つ作品への主演、短編映画の監督という3つの方向性が見えてくる。
| 作品・公開年 | 小栗旬の役割 | 関係者・共演者 | 作品上の位置づけ |
|---|---|---|---|
| クローズZERO(2007年) | 滝谷源治・主演 | 三池崇史監督 | 青春アクションの代表作 |
| キサラギ(2007年) | 家元・主演 | ユースケ・サンタマリア、香川照之ほか | 密室会話劇・コメディ |
| 岳-ガク-(2011年) | 島崎三歩・主演 | 長澤まさみ、佐々木蔵之介ほか | 山岳救助を描く人間ドラマ |
| 宇宙兄弟(2012年) | 南波六太・主演 | 岡田将生、麻生久美子ほか | 兄弟と宇宙飛行士の物語 |
| 銀魂(2017年) | 坂田銀時・主演 | 福田雄一監督、菅田将暉、橋本環奈ほか | 漫画実写化・アクションコメディ |
| 罪の声(2020年) | 阿久津英士・主演 | 星野源、土井裕泰監督 | 社会派サスペンス |
| キングダム 魂の決戦(2026年) | 李牧 | 山﨑賢人、吉沢亮、佐藤信介監督ほか | 合従軍を率いる知将 |
| フロントライン(2025年) | 結城英晴・主演 | 松坂桃李、池松壮亮、窪塚洋介ほか | パンデミックを題材にした社会派ドラマ |
| バッド・ルーテナント:トウキョウ(2026年) | 矢吹恭二・主演 | 三池崇史監督、リリー・ジェームズ、間宮祥太朗ほか | 日米共同製作のサスペンスアクション |
| 新劇場版☆ケロロ軍曹(2026年) | 坂田銀時・声の出演 | 福田雄一総監督、山田孝之、菅田将暉ほか | 過去の福田作品のキャラクターによる特別出演 |
| MIRRORLIAR FILMS Season6(2024年) | 『1/96』監督 | 主演・藤森慎吾 | 短編映画の演出・制作 |
この一覧から分かるのは、小栗旬が一つの役柄やジャンルに固定されていないことだ。三池崇史監督とは『クローズZERO』や『バッド・ルーテナント:トウキョウ』で組み、福田雄一監督とは『銀魂』や『ケロロ軍曹』の企画で関わっている。
また、『キングダム』ではシリーズの途中から参加した重要人物として存在感を発揮。単独主演作とは異なる立場で作品全体を支えている。
【おすすめ代表作】小栗旬の映画をジャンル別に選ぶならこの作品
小栗旬の映画を初めて観る人は、作品の知名度だけで選ぶよりも、好みのジャンルや小栗旬に期待する演技によって選ぶと満足度が高くなる。
アクション・男らしい役柄が好きなら『クローズZERO』
最初におすすめしたいのが2007年公開の『クローズZERO』だ。
小栗旬演じる滝谷源治が、鈴蘭男子高校の頂点を目指して仲間やライバルとぶつかり合う。三池崇史監督による迫力のある演出と、若者たちのプライドを懸けた人間関係が魅力だ。
続編『クローズZERO II』まで続けて観れば、滝谷源治という人物の変化も楽しめる。小栗旬の若い時期の代表作を知りたい人に適している。
脚本と演技の掛け合いを楽しむなら『キサラギ』
『キサラギ』は、アイドルの死をきっかけに集まった5人の男性が、密室で思いもよらない真実にたどり着くコメディ作品だ。
小栗旬は家元役を担当。ユースケ・サンタマリア、小出恵介、塚地武雅、香川照之らとの掛け合いが見どころとなる。
派手なアクションや大規模な映像演出より、脚本の巧みさや俳優同士の演技を楽しみたい人におすすめだ。
感動できる人間ドラマなら『岳-ガク-』
2011年公開の『岳-ガク-』は、山岳救助ボランティアの島崎三歩を小栗旬が演じた作品だ。
厳しい自然環境のなかで、救助活動に向き合う人物の姿を描く。自然の脅威や命の重さ、人と人とのつながりを丁寧に描いたドラマを観たい人に向いている。
青春と夢を追う物語なら『宇宙兄弟』
『宇宙兄弟』では、幼い頃に宇宙飛行士になる夢を共有した兄弟の物語を描く。小栗旬は兄の南波六太役を担当し、弟の日々人役を岡田将生が演じた。
夢を追いかけることの難しさや、兄弟間の複雑な感情が物語の軸になっている。派手なアクションより、人物の成長や家族の絆を楽しみたい人におすすめだ。
本格的な演技を観るなら『罪の声』
2020年公開の『罪の声』は、小栗旬の演技力を知るうえで外せない一本だ。
阿久津英士という新聞記者を演じ、過去の未解決事件に関わる謎を追いかける。星野源演じる曽根俊也との関係を軸に、事件の真相と人々の人生が交差していく。
派手な演技で感情を表現するのではなく、取材を重ねる人物の葛藤や疑念を積み重ねていく演技が見どころだ。
第44回日本アカデミー賞で優秀主演男優賞と話題賞・俳優部門を受賞した実績もあり、代表作として優先的に観ておきたい。
近年の社会派作品を観るなら『フロントライン』
2025年公開の『フロントライン』は、2020年2月に横浜港へ入港したクルーズ船内での新型コロナウイルス集団感染を題材にした作品だ。
当時、船には乗客と乗員を合わせて3,711人が乗っており、感染が拡大するなか、災害派遣医療チームDMATが対応にあたった。
小栗旬が演じるのは、DMATを統括する結城英晴。松坂桃李演じる厚生労働省側の担当者・立松信貴や、窪塚洋介演じる医師・仙道行義、池松壮亮演じるDMAT隊員・真田春人らとともに、前例のない危機に向き合う。
医療従事者だけでなく、組織間の連携や判断の難しさを描いている点が特徴だ。現実に起きた出来事を背景にした社会派ドラマを観たい人におすすめできる。
【評価・評判】小栗旬の映画は何が評価されている?口コミと客観的データ
小栗旬の映画に対する評価は、作品のジャンルによって異なる。アクション作品では身体表現や存在感、社会派ドラマでは人物の内面を表す演技、コメディでは共演者とのテンポのよい掛け合いが評価のポイントになっている。
代表作と近年の作品の評価を比較
- キサラギ:映画.comのユーザーレビューでは4.0点。密室で進む会話劇の構成や、俳優陣の掛け合いを評価する感想が見られる。
- 罪の声:KINENOTEでは平均評点77.8点。1,078人の評価が集まっており、主演男優賞などの受賞歴もある。
- フロントライン:KINENOTEでは平均評点80.5点。551人の評価が集まっている。映画短評でも、未曾有の危機に立ち向かった人々を記録する作品として評価されている。
- キングダム 魂の決戦:Filmarksでは4.0点。2026年10月末時点で約2万9,800件のレビューがあり、壮大な戦場描写やアクションが注目されている。
- バッド・ルーテナント:トウキョウ:Filmarksでは3.3点。小栗旬の振り切った刑事役や映像表現に注目する声がある一方、物語の展開や事件の描き方については意見が分かれている。
なお、これらは異なる映画レビューサービスの評価であり、集計方法や利用者層も同じではない。2026年11月1日時点の参考値として見るのが適切だ。
小栗旬の演技に対する評価の変化
小栗旬のキャリアを振り返ると、初期には漫画原作のアクション作品や青春映画で印象的な役柄を演じてきた。その後、『宇宙兄弟』や『岳』などの人間ドラマを経て、『罪の声』では社会的な題材を扱う作品の主演として評価を高めた。
近年は『キングダム』の李牧のような知略型の人物、『フロントライン』のように組織を率いる人物、『バッド・ルーテナント:トウキョウ』のように倫理観の揺らぐ人物まで、役柄の幅が広がっている。
作品の評価と俳優個人の評価は必ずしも一致しない。例えば『バッド・ルーテナント:トウキョウ』では、小栗旬の役作りを評価する感想がある一方、物語全体には厳しい意見もある。主演俳優の演技と作品の完成度を分けて考えることが、映画の評判を理解するうえで大切だ。
【プロの結論】小栗旬の映画を選ぶときに見るべきポイント
小栗旬の映画を選ぶなら、まず自分がどのような演技を観たいのかを決めるとよい。
- アクション重視:『クローズZERO』『銀魂』『キングダム 魂の決戦』
- 人間ドラマ重視:『岳』『宇宙兄弟』『罪の声』『フロントライン』
- コメディ重視:『キサラギ』『新解釈・三國志』『ギャラクシー街道』
- ダークな人物像を観たい:『ミュージアム』『人間失格』『バッド・ルーテナント:トウキョウ』
- 声の演技やアニメ作品を楽しみたい:『天気の子』『窓ぎわのトットちゃん』『新劇場版☆ケロロ軍曹』
反対に、暴力描写や刺激の強い作品が苦手な人には、『バッド・ルーテナント:トウキョウ』や『ミュージアム』は慎重に選びたい作品だ。穏やかな人間ドラマを求めるなら『宇宙兄弟』や『岳』から入るほうが楽しみやすい。
小栗旬の代表作は一つに絞れるものではない。作品ごとに異なる人物像を楽しむことが、長い映画キャリアを理解する近道となる。
【小栗旬の映画】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:小栗旬の2026年最新映画は何ですか?
A1:2026年10月23日公開の『バッド・ルーテナント:トウキョウ』です。三池崇史監督によるサスペンスアクションで、小栗旬は主演の矢吹恭二役を演じています。同年7月公開の『キングダム 魂の決戦』、6月公開の『新劇場版☆ケロロ軍曹』にも参加しています。
Q2:小栗旬が主演している映画の代表作は何ですか?
A2:『クローズZERO』『キサラギ』『岳-ガク-』『宇宙兄弟』『ルパン三世』『信長協奏曲』『銀魂』『罪の声』などが代表作です。アクション、コメディ、社会派ドラマなど、ジャンルによって異なる魅力があります。
Q3:小栗旬は『新劇場版☆ケロロ軍曹』で何の役を演じていますか?
A3:実写映画『銀魂』で演じた坂田銀時役として声の出演をしています。ケロロ軍曹のレギュラーキャラクターではなく、福田雄一監督作品のキャラクターが登場する特別企画の一人として参加しています。
まとめ:小栗旬の映画は代表作から2026年最新作まで見どころが豊富
小栗旬の映画出演歴は、2000年代の『キサラギ』『クローズZERO』から始まり、『岳』『宇宙兄弟』『信長協奏曲』『銀魂』『罪の声』など、幅広いジャンルへと広がってきた。
2026年は『キングダム 魂の決戦』で李牧を演じ、『新劇場版☆ケロロ軍曹』では坂田銀時役で声の出演を果たし、『バッド・ルーテナント:トウキョウ』では主演として新たな人物像に挑戦している。
さらに、『フロントライン』のような社会派作品や、『MIRRORLIAR FILMS Season6』の『1/96』のような監督作品にも目を向けると、俳優としてだけではない小栗旬の表現活動が見えてくる。
初めて小栗旬の映画を観るなら、まずは『クローズZERO』『キサラギ』『罪の声』の3作品がおすすめだ。その後、『フロントライン』や2026年の最新作へ進めば、長年にわたる演技の変化や作品選びの幅をより深く楽しめる。
これからも主演・助演・声の出演・監督という複数の立場から、どのような映画作品に参加していくのか注目したい。