紅白歌合戦2021の出演者・曲順・視聴率は?第72回の全貌を2026年視点で徹底解説
2021年12月31日に放送された「第72回NHK紅白歌合戦」は、大泉洋、川口春奈、和久田麻由子アナウンサーが司会を務め、東京国際フォーラム ホールAから生放送された。番組テーマは「Colorful~カラフル~」。新型コロナウイルスの影響が続くなか、2年ぶりに観客を入れて開催された大会だった。
出演者にはLiSA、YOASOBI、藤井風、MISIA、BUMP OF CHICKEN、BiSH、Snow Man、KAT-TUNなどが名を連ねた。さらに、YOASOBI with ミドリーズによる「ツバメ」、松平健の「マツケンサンバII」、MISIAと藤井風のサプライズ共演など、通常の紅白対決にとどまらない企画も話題となった。2026年現在、改めて振り返っても、音楽・アニメ・ドラマ・ネット発アーティストの融合が印象的な大会である。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 放送日時:2021年12月31日19時30分~23時45分。会場は東京国際フォーラム ホールA。
- 出演者・見どころ:LiSA、YOASOBI、藤井風、MISIAらが出演。初出場組や特別企画も充実した。
- 優勝結果:紅組が2年連続で優勝。視聴率は第1部31.5%、第2部34.3%だった。
【第72回紅白歌合戦の基本情報】放送日時・会場・司会者は?

第72回NHK紅白歌合戦は、2021年12月31日(金)にNHK総合などで放送された。放送時間は19時30分から23時45分までで、途中にニュースによる中断を挟む構成だった。
大会テーマの「Colorful~カラフル~」には、新型コロナウイルスによって彩りが失われた日常を音楽で明るくしたいという思いと、多様な価値観を認め合うというメッセージが込められていた。
放送概要一覧
- 大会名:第72回NHK紅白歌合戦
- 放送日:2021年12月31日(金)
- 放送時間:19時30分~23時45分
- 会場:東京国際フォーラム ホールA
- 番組テーマ:Colorful~カラフル~
- 司会:大泉洋、川口春奈、和久田麻由子
- 優勝:紅組
NHKホールではなく東京国際フォーラムが会場になった理由
2021年の紅白が例年とは異なる会場で開催された最大の理由は、東京・渋谷のNHKホールが改修工事中だったためだ。
その代替会場として選ばれたのが、東京都千代田区にある東京国際フォーラム ホールAだった。紅白がNHKホール以外で開催されるのは、1972年の東京宝塚劇場以来、49年ぶりの出来事となった。
会場変更は単なる舞台の移転ではない。東京国際フォーラムの空間を生かした演出や、複数の場所からの中継など、従来のNHKホールを中心とする番組構成とは異なる見せ方が採用された。
また、2020年の第71回は新型コロナウイルス対策として無観客開催だったため、2021年は2年ぶりに観客を入れた紅白となった。会場に観客の反応が戻ったことも、この大会の大きな特徴である。
司会は大泉洋・川口春奈・和久田麻由子の3人
司会を担当したのは、俳優の大泉洋、女優の川口春奈、NHKアナウンサーの和久田麻由子の3人。
この年から、それまで使われていた「紅組司会」「白組司会」「総合司会」という区分を廃止し、全員を「司会」と呼ぶ方式に変更された。司会者は紅白どちらかのチームを代表するのではなく、すべての出演者を応援しながら番組を進行する役割を担った。
大泉洋は前年に続く2回目の司会。軽快なトークと場面に応じたリアクションで番組を盛り上げた。川口春奈は紅白初司会で、NHK大河ドラマ「麒麟がくる」での帰蝶役などを経て大役に抜てきされた。和久田麻由子アナウンサーは2019年に続く2回目の担当となった。
俳優とアナウンサーを組み合わせた3人体制は、番組進行の安定感と親しみやすさを両立させる構成だった。
【紅白歌合戦2021の出演者一覧】初出場アーティストと注目歌手
第72回の出場歌手は、当初の発表段階で43組。紅組22組、白組21組という構成だった。初出場は紅組4組、白組6組の計10組で、従来からの人気歌手と新しい世代のアーティストが顔をそろえた。
紅組の出演者一覧
- AI(4回目)
- あいみょん(3回目)
- 石川さゆり(44回目)
- Awesome City Club(初出場)
- 上白石萌音(初出場)
- 坂本冬美(33回目)
- 櫻坂46(2回目)
- 天童よしみ(26回目)
- 東京事変(2回目)
- NiziU(2回目)
- 乃木坂46(7回目)
- Perfume(14回目)
- BiSH(初出場)
- 日向坂46(3回目)
- 松田聖子(出場予定・辞退)
- MISIA(6回目)
- 水森かおり(19回目)
- milet(2回目)
- millennium parade × Belle(中村佳穂・初出場)
- 薬師丸ひろ子(2回目)
- YOASOBI(2回目)
- LiSA(3回目)
白組の出演者一覧
- KAT-TUN(初出場)
- 関ジャニ∞(10回目)
- King & Prince(4回目)
- 郷ひろみ(34回目)
- GENERATIONS(3回目)
- 純烈(4回目)
- 鈴木雅之(4回目)
- SixTONES(2回目)
- Snow Man(初出場)
- DISH//(初出場)
- BUMP OF CHICKEN(2回目)
- 氷川きよし(22回目)
- 平井大(初出場)
- 福山雅治(14回目)
- 星野源(7回目)
- 布袋寅泰(初出場)
- まふまふ(初出場)
- 三山ひろし(7回目)
- 宮本浩次(2回目)
- 山内惠介(7回目)
- ゆず(12回目)
- 藤井風(追加発表・初出場)
初出場組は新しい音楽シーンを象徴する顔ぶれ
紅組の初出場は、Awesome City Club、上白石萌音、BiSH、millennium parade × Belle(中村佳穂)の4組。
Awesome City Clubは「勿忘」、上白石萌音は「夜明けをくちずさめたら」、BiSHは「プロミスザスター」、millennium parade × Belleは映画「竜とそばかすの姫」のメインテーマ「U」を披露した。
白組の初出場は、KAT-TUN、Snow Man、DISH//、平井大、布袋寅泰、まふまふの6組。アイドル、ロック、ポップス、インターネット発の音楽など、ジャンルの幅広さが際立っていた。
さらに12月24日には藤井風の白組初出場が追加発表された。11月の当初発表に含まれていなかったアーティストが年末に加わったことで、番組への期待は一段と高まった。
松田聖子の出場辞退も大きな変更点
紅組で25回目の出場を予定していた松田聖子は、12月25日に出場辞退が発表された。12月18日に娘の神田沙也加さんが急逝したことを受けた決断だった。
NHKは公式サイトで出場辞退を公表。曲目発表時点でも松田聖子の歌唱曲は後日発表とされていたが、最終的に本番への出演はなかった。
当初発表された出演者一覧と実際の放送内容を比較するときは、この辞退と藤井風の追加出場を区別して見る必要がある。
【出演者・特別企画の関係性】2021年紅白の注目ステージを比較
第72回の特徴は、単に人気アーティストを並べたことではない。楽曲とアニメ、朝ドラ、映画、社会的なメッセージを結び付け、異なる世代の視聴者が楽しめるように構成されていた点にある。
主要な出演者と企画の関係を整理すると、次のようになる。
| 出演者・企画 | 歌唱曲・内容 | 関係性・注目ポイント |
|---|---|---|
| LiSA | 明け星・炎 | 「鬼滅の刃」シリーズの主題歌を通じたアニメとの連動 |
| YOASOBI・ミドリーズ | ツバメ | SDGsをテーマにした子どもたちとの特別企画 |
| 藤井風 | きらり・燃えよ | 白組初出場。MISIAとの共演にも参加 |
| MISIA | 明日へ 2021・Higher Love | 大トリを担当。藤井風とサプライズ共演 |
| BUMP OF CHICKEN | なないろ・天体観測 | 朝ドラ「おかえりモネ」の主題歌と代表曲を披露 |
| millennium parade × Belle | U | 映画「竜とそばかすの姫」との音楽的連動 |
| 松平健 | マツケンサンバII | カラフルな演出を象徴する特別企画 |
| 東京都交響楽団・高橋洋子・LiSA | 明日への勇気をくれる歌 | ドラゴンクエスト、鬼滅の刃、エヴァンゲリオンの音楽企画 |
| 福山雅治 | 道標 ~紅白2021ver.~ | 白組のトリを担当 |
| 和久田麻由子・大泉洋・川口春奈 | 番組進行 | 従来の組別司会を廃止した新しい司会体制 |
YOASOBI with ミドリーズ「ツバメ」が伝えたメッセージ
YOASOBIは通常の紅組出場枠で「群青」を歌ったほか、特別企画としてミドリーズとともに「ツバメ」を披露した。
「ツバメ」は、子どもたちと一緒に未来や社会について考えるプロジェクトと結び付いた楽曲。大人の人気アーティストだけでなく、子どもたちがステージに参加する構成は、「Colorful」というテーマにも自然に重なっていた。
通常の紅白対決とは別枠でYOASOBIが登場したことも、2021年大会の特徴である。
藤井風とMISIAの「Higher Love」は大会屈指の見どころ
第72回の演出で特に大きな反響を呼んだのが、MISIAと藤井風による「Higher Love」の共演だった。
藤井風は白組の出場歌手として「きらり」を披露。さらにMISIAが大トリとして「明日へ 2021」を歌い終えた後、サプライズで再登場し、「Higher Love」のピアノ演奏とコーラスを担当した。
「Higher Love」は藤井風がMISIAに提供した楽曲で、他のアーティストへの初の楽曲提供作品としても注目された。
単なるゲスト出演ではなく、楽曲を提供した本人が演奏とコーラスで参加するという構成が、2人の音楽的な関係をより鮮明に伝えた。MANTANWEBなどの放送後報道でも、視聴者からの好意的な反応が取り上げられている。
【紅白歌合戦2021の曲順・タイムテーブル】歌唱曲とセットリスト完全一覧
第72回の曲順は12月27日に発表された。前半はLiSAの「明け星」がトップバッターを務め、後半はAIや関ジャニ∞らが登場。最後は福山雅治、MISIAという大物アーティストがトリを飾った。
以下は公表された曲順を基準に、通常の紅白出場枠と特別企画を分けて整理した一覧である。分単位の出演時刻ではなく、番組内の登場順を示している。
前半の曲順・セットリスト
- LiSA(紅)「明け星」
- 郷ひろみ(白)「2億4千万の瞳 -エキゾチック・ジャパン-」
- DISH//(白)「猫」
- NiziU(紅)「Take a picture」
- 山内惠介(白)「有楽町で逢いましょう」
- 櫻坂46(紅)「流れ弾」
特別企画:YOASOBI with ミドリーズ「ツバメ」
- Awesome City Club(紅)「勿忘」
- GENERATIONS(白)「Make Me Better」
- 日向坂46(紅)「君しか勝たん」
- 純烈(白)「君がそばにいるから」
- SixTONES(白)「マスカラ」
- 天童よしみ(紅)「あんたの花道~ブラバンSP~」
- KAT-TUN(白)「Real Face #2」
- 上白石萌音(紅)「夜明けをくちずさめたら」
- King & Prince(白)「恋降る月夜に君想ふ」
- milet(紅)「Fly High」
- まふまふ(白)「命に嫌われている。」
- 水森かおり(紅)「いい日旅立ち」
- Snow Man(白)「D.D.」
特別企画:松平健「マツケンサンバII」
前半は、アニメ主題歌や若い世代に人気のグループが多く配置された。LiSA、DISH//、NiziU、SixTONES、KAT-TUN、King & Prince、Snow Manといった顔ぶれが続き、世代ごとのファン層を意識した構成になっていた。
後半の曲順・セットリスト
特別企画:「カラフル特別企画 ~明日への勇気をくれる歌~」
- 東京都交響楽団:「ドラゴンクエスト」シリーズの楽曲
- LiSA:「炎」
- 高橋洋子:「残酷な天使のテーゼ」
この企画では、東京都交響楽団が「ドラゴンクエスト」の音楽を生演奏。LiSAは映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」の主題歌「炎」を、高橋洋子は「新世紀エヴァンゲリオン」の主題歌「残酷な天使のテーゼ」を披露した。
- AI(紅)「アルデバラン」
- 関ジャニ∞(白)「Re:LIVE」
- BiSH(紅)「プロミスザスター」
- 三山ひろし(白)「浮世傘~第5回けん玉世界記録への道~」
- 平井大(白)「Stand by me, Stand by you.」
特別企画:ケツメイシ「ライフイズビューティフル」
- Perfume(紅)「ポリゴンウェイヴ」
- millennium parade × Belle(紅)「U」
- 宮本浩次(白)「夜明けのうた」
- 乃木坂46(紅)「きっかけ」
特別企画:細川たかし「望郷じょんから」「北酒場」
- 坂本冬美(紅)「夜桜お七」
- 藤井風(白)「きらり」
- YOASOBI(紅)「群青」
- 鈴木雅之(白)「め組のひと 2021紅白ver.」
- ゆず(白)「虹」
- 星野源(白)「不思議」
- あいみょん(紅)「愛を知るまでは」
- BUMP OF CHICKEN(白)「なないろ」「天体観測」
特別企画:さだまさし「道化師のソネット」
- 東京事変(紅)「緑酒」
- 薬師丸ひろ子(紅)「Woman“Wの悲劇”より」
- 石川さゆり(紅)「津軽海峡・冬景色」
- 氷川きよし(白)「歌は我が命」
- 布袋寅泰(白)「さらば青春の光 <紅白SP>」
- 福山雅治(白)「道標 ~紅白2021ver.~」
- MISIA(紅)「明日へ 2021」
なお、実際の放送では発表曲以外を加えたスペシャルメドレーやサプライズ演出もあった。藤井風は「きらり」に加えて「燃えよ」、BUMP OF CHICKENは「天体観測」と「なないろ」を披露。鈴木雅之、石川さゆり、布袋寅泰らも複数曲を組み合わせた演出を見せた。
また、MISIAは「明日へ 2021」の後に藤井風と「Higher Love」を披露。公表された歌唱曲一覧だけでは、本番のステージ全体を把握できない点に注意したい。
【紅白歌合戦2021の優勝結果】紅組が勝利した審査方法と投票の仕組み
第72回NHK紅白歌合戦の優勝は、紅組だった。紅組は前年の第71回に続いて2年連続の優勝を達成した。
ただし、この年の勝敗は単純にゲスト審査員の評価だけで決まったわけではない。視聴者、会場の観客、ゲスト審査員という3つの審査グループがそれぞれ1ポイントを持つ方式が採用されていた。
2021年の審査方法は3つの投票で決定
- 視聴者審査員:テレビ視聴者による投票
- 会場審査員:東京国際フォーラムの観客による投票
- ゲスト審査員:6人の審査員による投票
それぞれの審査グループで得票数が多かった組に1ポイントが与えられる仕組みだった。つまり、3つの審査グループのうち2つ以上で勝利した組が優勝となる。
NHKが事前に発表した審査方式では、視聴者投票はテレビ1台につき最大5票。番組を視聴した時間に応じて投票可能な票数が増える仕組みで、複数票を獲得した場合には紅組と白組に振り分けることもできた。
最終投票結果はゲスト審査員と視聴者・会場で分かれた
第72回の最終結果は、非常に興味深いものだった。
- ゲスト審査員:白組が6人全員の票を獲得
- 会場審査員:紅組が勝利
- 視聴者審査員:紅組が勝利
ゲスト審査員の評価だけを見ると白組の圧勝だった。しかし、会場の観客とテレビ視聴者の投票では紅組が上回り、最終的に紅組2ポイント、白組1ポイントで紅組の優勝が決まった。
事前発表の段階では、視聴者と会場の票が分かれ、ゲスト審査員の票も3対3になれば、史上初の同時優勝になる可能性があると説明されていた。実際にはその展開にはならなかったものの、審査方式そのものが注目を集めた大会だった。
2021年終了時点の歴代優勝回数
第72回終了時点での通算成績は、紅組33勝、白組39勝。白組が6勝リードしていた。
その後の大会では、2022年に白組、2023年に紅組、2024年と2025年に白組が優勝。2025年の第76回終了時点では、通算成績は紅組34勝、白組42勝となっている。
したがって、2021年の紅組優勝は歴史全体の流れでは白組優勢の中での勝利だった。2年連続で紅組が勝ったことも、当時の大会を振り返るうえで押さえておきたいポイントである。
【紅白歌合戦2021の視聴率と評判】31.5%・34.3%は低かった?
第72回NHK紅白歌合戦の視聴率は、ビデオリサーチ調べの関東地区・番組平均世帯視聴率で、第1部が31.5%、第2部が34.3%だった。
当時の報道では、第2部の34.3%は1989年に2部制となって以降の過去最低を記録したと報じられた。前年の2020年と比較すると、数字の落ち込みは明確だった。
2020年・2021年・2023年・2025年の視聴率比較
- 2020年(第71回):第1部34.2%、第2部40.3%
- 2021年(第72回):第1部31.5%、第2部34.3%
- 2023年(第74回):第1部29.0%、第2部31.9%
- 2025年(第76回):第1部30.8%、第2部35.2%
2021年は前年から第1部が2.7ポイント、第2部が6.0ポイント下落した。特に後半の落ち込みが大きかった。
ただし、2021年の数字を2026年時点で「歴代最低」と表現するのは正確ではない。2023年の第74回は第2部31.9%となり、2021年の記録を更新した。その後、2025年には第2部35.2%まで回復している。
また、1963年の紅白は関東地区で81.4%という歴史的な高視聴率を記録している。現在と当時ではテレビ視聴の環境そのものが異なるため、単純な数字の比較だけで番組の価値を判断することは難しい。
視聴率低下の背景にあるテレビ視聴環境の変化
2021年の紅白は、若い世代に支持されるアーティストを多数起用し、アニメやゲーム、SNSで話題になった音楽を積極的に取り込んでいた。
それでも視聴率は前年を下回った。背景には、テレビ以外の動画配信サービスやインターネットを通じて音楽を楽しむ視聴者が増え、年末の大型番組を家族全員でリアルタイム視聴する習慣が変化していたことも考えられる。
ただし、視聴率の数字だけで個々の出演者の人気やステージの評価を決めることはできない。紅白は長時間番組であり、視聴者の年齢層、出演時間、番組の進行、裏番組など複数の条件が数字に影響する。
2021年大会で評価された主な見どころ
放送後に注目されたステージには、いくつか共通点があった。
まず、MISIAと藤井風による「Higher Love」は、楽曲提供者本人がピアノとコーラスで参加するという音楽的なサプライズが評価された。大トリの締めくくりに新しい展開を加えた点で、印象に残る演出だった。
YOASOBIとミドリーズの「ツバメ」は、子どもたちと一緒に未来を考えるという企画の趣旨が伝わるステージだった。紅白が幅広い世代に向けてメッセージを発信する場であることを改めて示した。
さらに、松平健の「マツケンサンバII」は、華やかで親しみやすい演出が特徴だった。若者向けの楽曲や最新のヒット曲が続く中で、幅広い年代が楽しめる選曲として存在感を示した。
アニメ・ゲーム企画では、東京都交響楽団の「ドラゴンクエスト」演奏、LiSAの「炎」、高橋洋子の「残酷な天使のテーゼ」が並んだ。作品を知っている視聴者にとっては、音楽と映像が結び付いた特別な時間になった。
【プロの結論】2021年紅白は何を変えた大会だったのか
第72回の本質的な特徴は、紅組と白組の歌手を競わせる従来の枠組みを維持しながら、特別企画を通じて音楽の楽しみ方を広げたことにある。
アニメ主題歌、ゲーム音楽、ネット発のアーティスト、朝ドラとの連動、ベテラン歌手の代表曲を一つの番組に組み合わせた構成は、紅白が特定の音楽ジャンルだけに依存しない番組へと変化していることを示していた。
視聴率の低下は無視できない事実だが、そこにはテレビ視聴の分散という時代背景もある。一方で、藤井風とMISIAの共演やYOASOBIとミドリーズのステージは、放送後にも振り返られるコンテンツとしての存在感を残した。
紅白を評価する際は、世帯視聴率、投票結果、出演者の話題性、演出の完成度を分けて見ることが大切だ。数字が低かったから失敗した大会、人気歌手が出演したから成功した大会という単純な評価では、番組の実像を捉えきれない。
【紅白歌合戦2021に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:紅白歌合戦2021はいつ放送されましたか?
A1:2021年12月31日(金)19時30分から23時45分まで放送されました。途中にニュースによる中断がありました。
Q2:紅白歌合戦2021の優勝は紅組と白組のどちらですか?
A2:紅組です。視聴者審査員と会場審査員が紅組に1ポイントずつ投じ、ゲスト審査員は白組に1ポイントを投じたため、2対1で紅組が優勝しました。
Q3:紅白歌合戦2021の視聴率は何%でしたか?
A3:関東地区の世帯平均視聴率は第1部31.5%、第2部34.3%でした。ビデオリサーチの調査結果に基づく数値です。
Q4:紅白歌合戦2021の司会者は誰でしたか?
A4:大泉洋、川口春奈、NHKアナウンサーの和久田麻由子の3人です。この年から従来の紅組司会・白組司会・総合司会という呼称が廃止され、全員が「司会」に統一されました。
Q5:藤井風とMISIAは紅白で共演しましたか?
A5:共演しました。MISIAが「明日へ 2021」を歌った後、藤井風がピアノとコーラスで参加し、楽曲提供した「Higher Love」を披露しました。
Q6:YOASOBIは紅白歌合戦2021で何を歌いましたか?
A6:通常の紅組出場枠では「群青」を披露しました。また、特別企画としてミドリーズとともに「ツバメ」を歌唱しました。
Q7:2021年の紅白はなぜNHKホールで開催されなかったのですか?
A7:NHKホールが改修工事中だったためです。代替会場として東京国際フォーラム ホールAが使用されました。
Q8:2021年の紅白で初出場した歌手は誰ですか?
A8:当初発表された初出場は、紅組のAwesome City Club、上白石萌音、BiSH、millennium parade × Belleと、白組のKAT-TUN、Snow Man、DISH//、平井大、布袋寅泰、まふまふの10組です。後に藤井風も白組の初出場として追加発表されました。
まとめ:紅白歌合戦2021は音楽の多様性を広げた第72回大会
2021年12月31日に放送された第72回NHK紅白歌合戦は、東京国際フォーラムを舞台に、大泉洋、川口春奈、和久田麻由子の3人が司会を務めた大会だった。
出演者にはLiSA、YOASOBI、藤井風、MISIA、BUMP OF CHICKEN、Snow Man、BiSHなどが集まり、特別企画では松平健、ケツメイシ、細川たかし、さだまさしらも登場した。
大会の優勝は紅組。視聴者と会場の投票で勝利し、ゲスト審査員の票をすべて獲得した白組を上回った。視聴率は第1部31.5%、第2部34.3%で、当時の第2部としては過去最低だった。
2026年から振り返ると、2021年の紅白はテレビ視聴環境の変化が数字に表れた一方、アニメ・ゲーム音楽、ネット発のアーティスト、ベテラン歌手、人気ドラマとの連動を一つの舞台に集約した大会でもあった。
特に、MISIAと藤井風による「Higher Love」、YOASOBIとミドリーズの「ツバメ」、LiSAと高橋洋子が参加したアニメ企画は、今も第72回を象徴する見どころとして振り返られる。
紅白歌合戦2021を調べる際は、当初発表された出演者、追加発表、辞退者、実際の歌唱曲、特別企画を区別することが大切だ。曲目一覧だけでなく、本番で加わったメドレーやサプライズ演出まで確認すると、第72回の全体像がより鮮明になる。