【2026年冬ドラマ平均視聴率ランキング】1位は豊臣兄弟!、民放トップはリブート

目次

2026年1月期の平均視聴率を比較すると、NHKを含めるかどうかでランキングの顔ぶれが変わる。

ドラマ視聴率速報サイト「ドラマン」の2026年1月期集計では、NHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』が12.1%でトップ。続いてTBS日曜劇場『リブート』が11.0%、テレビ朝日系『相棒 season24』が9.7%、『おコメの女』が8.9%となった。

一方、NHK・テレビ東京・BSを除外した民放ドラマのランキングでは、『リブート』が1位となる。これは作品の評価が食い違っているのではなく、集計対象の違いによるものだ。

2026年1月期・平均視聴率上位10作品

冬のドラマ視聴率
順位 ドラマ 平均世帯視聴率
1位 豊臣兄弟! 12.1%
2位 リブート 11.0%
3位 相棒 season24 9.7%
4位 おコメの女 8.9%
5位 再会~Silent Truth~ 6.5%
6位 夫に間違いありません 6.0%
7位 ヤンドク! 5.8%
8位 未来のムスコ 4.8%
9位 プロフェッショナル 保険調査員・天音蓮 4.6%
10位 東京P.D. 警視庁広報2係 4.2%

出典:ドラマン「2026年01月期 平均視聴率ランキング」。小数第1位に丸めた掲載値。集計対象・期間は各ランキングの定義によって異なる。

NHKを含めるかどうかで順位が変わる理由

『豊臣兄弟!』はNHK大河ドラマであり、民放の連続ドラマとは放送枠も編成の性格も異なる。

そのため、民放作品だけを対象にしたランキングでは、NHK作品が除外される。『リブート』が民放トップとなるランキングと、『豊臣兄弟!』が全体トップとなるランキングは、どちらも集計条件に沿った結果だ。

ランキングを見る際は、次の3点を確認したい。

- NHK作品が含まれているか。
- 全話平均なのか、特定回の最高値なのか。
- 世帯視聴率なのか、個人視聴率なのか。

この条件をそろえずに順位だけを比較すると、実際の視聴状況を誤解する原因になる。

【ドラマ視聴率推移を比較】リブート・相棒・おコメの女の強さ

平均視聴率だけでは、ドラマがどのように視聴者を獲得したのかまでは分からない。

そこで、初回から最終回までの数字を追うと、上位作品それぞれの特徴が見えてくる。

1位級の存在感を示した『リブート』

TBS系・日曜21時/主演:鈴木亮平

『リブート』は、2026年冬の民放ドラマで最も高い全話平均世帯視聴率を記録した作品だ。

主演は鈴木亮平。戸田恵梨香、永瀬廉らが出演し、脚本は黒岩勉が担当した。

同作の特徴は、初回の高い数字だけに依存していないことだ。

主な世帯視聴率の推移は次の通り。

放送回 世帯視聴率
第1話 13.3%
第2話 11.7%
第3話 10.3%
第5話 9.9%
第6話 11.3%
第7話 8.9%
第9話 11.3%
最終回 12.7%

出典:2026年冬ドラマ視聴率推移の掲載データ。

初回13.3%から第7話の8.9%まで下がったものの、その後は再び上昇。最終回には12.7%まで回復した。

特に注目したいのは、最終回が初回に迫る水準まで数字を戻したことだ。

連続ドラマでは、初回は出演者や新作への関心から視聴者を集めやすい。一方、中盤以降は継続視聴が必要になるため、物語への関心を維持できるかが問われる。

『リブート』の推移は、最終盤に向けて視聴者の関心が再び強まったことを示している。

『豊臣兄弟!』は大河ドラマとして安定したスタート

NHK総合・日曜20時/主演:仲野太賀

2026年の大河ドラマ『豊臣兄弟!』は、仲野太賀が主演を務め、池松壮亮らが出演する歴史作品だ。脚本は八津弘幸が担当している。

ドラマンの掲載データでは、1月4日の初回が13.5%。その後も12%台を複数回記録し、1月から3月までの平均は12.1%となった。

主な推移は以下の通り。

- 1月4日・第1回:13.5%
- 1月11日・第2回:12.2%
- 1月18日・第3回:12.9%
- 1月25日・第4回:13.1%
- 2月22日・第7回:10.9%
- 3月8日・第9回:10.4%
- 3月29日・第12回:12.4%

ここで注意したいのは、3月29日の第12回は大河ドラマ全体の最終回ではないという点だ。

『豊臣兄弟!』は年間を通じて放送される大河ドラマであり、今回の12.1%は2026年1月期の対象期間における平均値として扱う必要がある。

また、大河ドラマは日曜日の20時という放送枠を持つ。週末の家族視聴や歴史作品への関心など、作品の内容以外にも視聴環境が関係する。

『相棒 season24』はシリーズ作品ならではの安定感

テレビ朝日系・水曜21時/主演:水谷豊

『相棒 season24』は、水谷豊と寺脇康文が出演する人気シリーズ。

2026年1月期の平均世帯視聴率は9.7%で、ランキング3位となった。

同作の強みは、長期間にわたって築かれたシリーズの認知度にある。

新作ドラマの場合、初回放送で視聴者に作品の設定や人物関係を理解してもらう必要がある。しかし『相棒』は、杉下右京を中心とするシリーズの基本的な世界観が広く知られている。

そのため、既存の視聴者が新シーズンにも継続して関心を寄せやすい。

3月11日の最終回は、ビデオリサーチの総合視聴率ランキングにも登場している。リアルタイムだけでなく、録画を含む視聴でも一定の広がりを見せた。

『おコメの女』は初回10%から最終回9.4%へ

テレビ朝日系・木曜21時/主演:松嶋菜々子

『おコメの女-国税局資料調査課・雑国室-』は、松嶋菜々子が主演を務め、佐野勇斗、長濱ねるらが出演した作品だ。

平均世帯視聴率は8.9%で4位。

第1話は10.0%でスタートし、第6話では7.1%まで低下したものの、最終話では9.4%を記録した。

最終話が初回に近い水準まで戻った点は見逃せない。

初回で作品に関心を持った視聴者に加え、終盤の展開を見届けようとする視聴者がいたことを、数字の推移から読み取れる。

『相棒』がシリーズ作品としての蓄積を持つのに対し、『おコメの女』は新しい作品として視聴者を獲得した。両作品が同じテレビ朝日の21時台に並んだことも、比較するうえで興味深い。

【ビデオリサーチの総合視聴率ランキング】録画視聴を含めると順位はどう変わる?

ここが2026年冬ドラマを比較するうえで、特に重要なポイントだ。

ビデオリサーチは2026年4月21日更新の「VR Digest+」で、2026年冬ドラマの総合視聴率ランキングを公表した。

その結果、総合視聴率の掲載順位は次のようになった。

1位:『リブート』最終回
2位:『豊臣兄弟!』第1回
3位:『おコメの女』第1回
4位:『相棒 season24』最終回

ただし、ここで比較しているのは各作品の全話平均ではなく、ランキングに掲載された特定の放送回の数字だ。

主要4作品の総合視聴率比較

ビデオリサーチの関東地区の公表データを整理すると、次のようになる。

作品 主な出演者 1月期平均世帯視聴率 総合ランキング掲載回 個人全体 世帯
豊臣兄弟! 仲野太賀、池松壮亮 12.1% 第1回 12.8% 20.8%
リブート 鈴木亮平、戸田恵梨香、永瀬廉 11.0% 最終回 13.0% 20.6%
相棒 season24 水谷豊、寺脇康文 9.7% 最終回 8.1% 14.3%
おコメの女 松嶋菜々子、佐野勇斗、長濱ねる 8.9% 第1回 9.4% 16.7%

出典:ドラマンの1月期平均視聴率ランキング、ビデオリサーチの2026年冬ドラマ総合視聴率ランキング。平均値と特定回の総合視聴率は別指標。総合ランキングの数値は個人全体4才以上・世帯の順。

なぜ『リブート』が総合ランキング1位なのか

興味深いのは、『リブート』と『豊臣兄弟!』の数字だ。

『リブート』最終回は、個人全体13.0%、世帯20.6%。一方、『豊臣兄弟!』第1回は個人全体12.8%、世帯20.8%だった。

つまり、個人全体では『リブート』が上回り、世帯では『豊臣兄弟!』がわずかに上回っている。

総合ランキングの掲載順位だけを見ると『リブート』が1位だが、世帯の数値だけなら『豊臣兄弟!』が上だ。

この違いは、どの指標を重視するかによって作品の評価が変わることを示している。

さらに、『リブート』の最終回はタイムシフト視聴率でも世帯9.1%、個人全体5.5%を記録した。

『豊臣兄弟!』第1回もタイムシフト視聴率で世帯8.2%、個人全体4.9%となっている。

リアルタイムの放送だけでなく、放送後に録画して見る視聴者も一定数いたことが分かる。

リアルタイム視聴率とタイムシフト視聴率の違い

ビデオリサーチのランキングでは、リアルタイム視聴率とタイムシフト視聴率も別々に掲載されている。

2026年冬のリアルタイム視聴率では、『リブート』の1月18日放送回が世帯13.3%、個人全体8.4%で1位となった。

一方、タイムシフト視聴率では『リブート』最終回が世帯9.1%、個人全体5.5%で1位だった。

同じ作品でも、ランキングに掲載される放送回が異なる点に注目したい。

【視聴率の仕組みとランキングの見方】世帯・個人・総合は何が違う?

ドラマの視聴率を正しく理解するには、数字の種類を知る必要がある。

ビデオリサーチは、テレビの視聴率をリアルタイム視聴率、タイムシフト視聴率、総合視聴率に分類している。

さらに、それぞれに世帯と個人の集計がある。

世帯視聴率とは?

世帯視聴率は、テレビを所有している世帯のうち、対象番組を視聴していた世帯の割合を示す。

例えば、ある家庭で3人が同じドラマを見ていても、世帯としては1世帯の視聴として扱われる。

そのため、世帯視聴率が高いからといって、必ずしも同じ割合の個人が視聴しているわけではない。

従来からテレビ番組の人気を比較する際によく使われてきた指標だ。

個人視聴率とは?

個人視聴率は、世帯内の4歳以上の個人のうち、どのくらいの人が番組を見ていたかを示す。

例えば、同じ世帯で父親と子どもが別々の番組を見ていれば、それぞれの視聴状況が個人単位で集計される。

個人視聴率は、単に家庭にテレビがついていたかではなく、実際にどの程度の人が番組を見ていたかを把握するための指標だ。

広告のターゲット分析などにも活用される。

タイムシフト視聴率とは?

タイムシフト視聴率は、リアルタイムではなく、録画などで後から番組を視聴した割合を示す。

ビデオリサーチの説明では、対象となるのは番組放送日から7日以内、168時間以内の視聴だ。

ドラマは、スポーツ中継やニュースなどとは異なり、放送時間に合わせず、自分の都合に合わせて見たい人も多い。

そのため、リアルタイム視聴率だけではドラマの視聴実態を十分に把握できない場合がある。

総合視聴率は単純な足し算ではない

総合視聴率は、リアルタイム視聴とタイムシフト視聴のどちらかで番組を見た人を集計する指標だ。

重要なのは、同じ人がリアルタイムでも録画でも視聴した場合、重複してカウントしないこと。

計算の考え方は次の通り。

\[
\text{総合視聴率}
=
\text{リアルタイム視聴率}
+
\text{タイムシフト視聴率}
-
\text{重複視聴率}
\]

したがって、リアルタイム視聴率とタイムシフト視聴率を単純に足した数字が総合視聴率になるわけではない。

この違いを理解しておけば、ネット上で見かける視聴率ランキングの数字を混同しにくくなる。

【プロの結論】2026年冬ドラマの本当の勝者はどの作品?

2026年冬ドラマのランキングを検証すると、ひとつの数字だけで作品の人気を決めることには限界がある。

今回の上位作品は、それぞれ異なる強みを持っていた。

- 『豊臣兄弟!』: 1月期の平均世帯視聴率で12.1%。NHKを含めたランキングで首位。
- 『リブート』: 民放の平均世帯視聴率で11.0%。最終回の総合視聴率ランキングでも首位。
- 『相棒 season24』: 平均世帯視聴率9.7%。長寿シリーズとしての存在感を示した。
- 『おコメの女』: 平均世帯視聴率8.9%。総合視聴率ランキングでは初回が3位。

目的別に見るべき視聴率は違う

視聴率を調べる人の目的によって、重視する数字も変わってくる。

知りたいこと 重視する指標
放送時間中の人気 リアルタイム世帯視聴率
個人単位の視聴状況 個人視聴率
録画視聴を含めた広がり 総合視聴率
録画で見る人の多さ タイムシフト視聴率
作品全体の安定性 全話平均視聴率
最終話の注目度 最終回のリアルタイム・総合視聴率

特に、ドラマファンが作品の人気を比較するなら、平均視聴率と総合視聴率の両方を見ることをおすすめしたい。

反対に、単に最高視聴率だけで作品を評価する方法はおすすめできない。初回や最終回は通常回とは視聴環境が違い、特定回の数字だけでは継続的な人気を判断しにくいためだ。

また、ビデオリサーチが公表する視聴率は関東地区など調査対象地区を明確にしている。全国の全世帯を直接数えた数字として解釈しないことも大切だ。

【冬のドラマ視聴率に関するよくある質問(FAQ)】

Q1:2026年冬ドラマの平均視聴率1位はどの作品ですか?

2026年1月期の平均世帯視聴率ランキングでは、NHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』が12.1%で1位です。NHKを除いた民放ドラマでは、TBS系『リブート』が11.0%でトップとなっています。

Q2:2026年冬ドラマの総合視聴率1位は何ですか?

ビデオリサーチが公表した総合視聴率ランキングでは、『リブート』最終回が1位です。個人全体13.0%、世帯20.6%を記録しました。

Q3:世帯視聴率と個人視聴率はどちらが重要ですか?

目的によって異なります。世帯視聴率はテレビを見ていた世帯の割合、個人視聴率は4歳以上の個人の視聴割合を示します。広告や視聴者層の分析では個人視聴率も重要です。

Q4:タイムシフト視聴率はTVerの再生回数も含みますか?

ビデオリサーチが定義するタイムシフト視聴率は、テレビ番組の録画視聴を対象とする指標です。TVerなどのインターネット配信の再生回数とは別のデータとして扱う必要があります。

Q5:『リブート』の最終回視聴率は何%でしたか?

リアルタイムの世帯視聴率は12.7%です。また、ビデオリサーチの総合視聴率ランキングに掲載された最終回の数値は、個人全体13.0%、世帯20.6%でした。

Q6:『豊臣兄弟!』の12.1%は最終回の視聴率ですか?

いいえ。12.1%は2026年1月期の対象期間における平均世帯視聴率です。3月29日の第12回は12.4%で、年間放送の最終回ではありません。

まとめ:2026年冬ドラマは平均視聴率と総合視聴率の両面で評価する

2026年1~3月期の冬ドラマは、『豊臣兄弟!』が平均世帯視聴率12.1%で全体トップ、『リブート』が11.0%で民放トップという結果になった。

一方、ビデオリサーチの総合視聴率ランキングでは『リブート』最終回が首位となり、個人全体13.0%、世帯20.6%を記録。『豊臣兄弟!』第1回も世帯20.8%と高い数字を残している。

『相棒 season24』と『おコメの女』も平均視聴率、総合視聴率の双方で上位に入り、それぞれ異なる視聴者の支持を集めた。

2026年冬ドラマの人気を判断するなら、平均視聴率だけでなく、リアルタイム視聴率・タイムシフト視聴率・総合視聴率を組み合わせて見ることが最も有効だ。

テレビの視聴スタイルが多様化するなか、放送時間にどれだけ見られたかだけでなく、放送後もどれだけ視聴されたかが、ドラマの存在感を測る重要な材料になっている。

今後のドラマランキングでも、単純な順位だけではなく、どの指標で支持された作品なのかに注目したい。