2024年4月ドラマ全15作品を総まとめ!主演・キャスト・放送枠と平均視聴率ランキングを徹底比較

目次

2024年4月期の春ドラマは、長谷川博己主演の『アンチヒーロー』、木村拓哉主演の『Believe-君にかける橋-』、石原さとみ主演の『Destiny』など、人気俳優が集結した話題作がそろったシーズンだった。医療、法廷、サスペンス、恋愛、ヒューマンドラマまでジャンルも幅広く、各テレビ局が看板枠を生かした作品を投入した。

2026年にあらためて振り返ると、平均視聴率でトップに立ったのは『アンチヒーロー』の10.81%。2位は『Believe-君にかける橋-』の10.29%で、10%を超えたのはこの2作品だった。一方、『アンメット ある脳外科医の日記』のように、平均視聴率だけでは作品の評価や視聴者への影響を測りきれない作品もある。

この記事では、2024年4月期の民放ゴールデン・プライム帯を中心とした15作品について、主演・主要キャスト・放送局・初回放送日・放送時間を一覧化。最終的な平均視聴率ランキングに加え、各作品の特徴、評価、視聴率と作品人気の違いまで整理する。

📌 【この記事の重要ポイントまとめ】

  • 放送作品:2024年4月期の主要なゴールデン・プライム帯ドラマ15作品を曜日別に紹介。
  • 視聴率1位:長谷川博己主演『アンチヒーロー』が平均10.81%でトップ。2位は木村拓哉主演『Believe』の10.29%。
  • 評価の注目作:『アンメット』は視聴率ランキングだけでは捉えきれない作品評価や見逃し配信実績を残した。

【2024年春ドラマ】4月期はどんな作品が放送された?シーズンの特徴を解説

4月ドラマ2024

2024年春ドラマの放送期間は、おおむね2024年4月から6月まで。月曜日から日曜日まで、各局の連続ドラマ枠に個性の異なる作品が並んだ。

特に目立ったのは、人気俳優の主演作と、シリーズ作品・原作付き作品・完全オリジナル作品がバランスよく配置されていたことだ。

2024年4月期を代表する話題作

日曜劇場『アンチヒーロー』は、長谷川博己が演じる弁護士・明墨正樹を中心に、司法の正義と悪を問い直すオリジナルの法廷ドラマ。北村匠海、堀田真由、大島優子、野村萬斎ら実力派キャストも注目を集めた。

テレビ朝日の『Believe-君にかける橋-』は、木村拓哉が橋づくりに情熱を注ぐ土木設計者・狩山陸を演じたヒューマンサスペンス。竹内涼真、天海祐希、斎藤工、上川隆也、小日向文世らが出演し、テレビ朝日開局65周年記念作品として制作された。

石原さとみの連続ドラマ復帰作として注目された『Destiny』も大きな話題になった。亀梨和也との初共演を軸に、大学時代の仲間たちと20年前の事件をめぐる謎、運命的な恋愛を描くサスペンス・ラブストーリーだ。

また、今田美桜主演の『花咲舞が黙ってない』は、池井戸潤の作品を原作とするシリーズ第3作。主演が杏から今田美桜へと交代し、新たな花咲舞像を打ち出したことも見どころだった。

2024年春ドラマはジャンルの幅広さも魅力

恋愛ドラマでは広瀬アリス主演の『366日』や川口春奈主演の『9ボーダー』、医療ドラマでは杉咲花主演の『アンメット ある脳外科医の日記』が放送された。

山下智久主演の『ブルーモーメント』は気象災害から人命を守る特別災害対策本部を描き、赤楚衛二主演の『Re:リベンジ-欲望の果てに-』は巨大病院の権力争いを描いた。

さらに、篠原涼子とバカリズムのダブル主演作『イップス』、森本慎太郎主演の『街並み照らすヤツら』など、コメディーや社会派の要素を取り入れた作品も登場している。

なお、以下で扱う15作品は、春ドラマ全体の全作品数ではなく、ゴールデン・プライム帯の主要な連続ドラマを対象にした比較である。NHKの朝ドラ・大河ドラマ、BS、深夜ドラマ、配信限定作品などは別枠となる。

【保存版】2024年4月ドラマ全15作品の主演・キャスト・放送日・放送時間一覧

2024年4月期の主要15作品を曜日別にまとめた。放送局と初回放送日、主演、主要キャストを確認できる一覧だ。

平均視聴率は、各話の関東地区における世帯リアルタイム視聴率を単純平均した数値を掲載している。順位は最終回までの集計結果に基づく。

作品名 初回放送・放送枠 放送局 主演・主要キャスト 平均視聴率・順位
366日 4月8日
月曜21時
フジテレビ系 広瀬アリス、眞栄田郷敦、坂東龍汰、長濱ねる 6.11%・7位
アンメット ある脳外科医の日記 4月15日
月曜22時
カンテレ・フジテレビ系 杉咲花、若葉竜也、岡山天音、生田絵梨花、井浦新 5.99%・8位
Destiny 4月9日
火曜21時
テレビ朝日系 石原さとみ、亀梨和也、安藤政信、宮澤エマ、田中みな実 7.48%・4位
くるり~誰が私と恋をした?~ 4月9日
火曜22時
TBS系 生見愛瑠、瀬戸康史、神尾楓珠、宮世琉弥 5.42%・10位
特捜9 season7 4月3日
水曜21時
テレビ朝日系 井ノ原快彦、羽田美智子、津田寛治、山田裕貴、深川麻衣 8.67%・3位
ブルーモーメント 4月24日
水曜22時
フジテレビ系 山下智久、出口夏希、水上恒司、夏帆、田中圭 6.72%・6位
Believe-君にかける橋- 4月25日
木曜21時
テレビ朝日系 木村拓哉、竹内涼真、山本舞香、斎藤工、天海祐希 10.29%・2位
Re:リベンジ-欲望の果てに- 4月11日
木曜22時
フジテレビ系 赤楚衛二、錦戸亮、芳根京子、見上愛 4.58%・12位
イップス 4月12日
金曜21時
フジテレビ系 篠原涼子、バカリズム、染谷将太、勝村政信 4.65%・11位
9ボーダー 4月19日
金曜22時
TBS系 川口春奈、木南晴夏、畑芽育、松下洸平 5.50%・9位
花咲舞が黙ってない 4月13日
土曜21時
日本テレビ系 今田美桜、山本耕史、菊地凛子、要潤、上川隆也 7.27%・5位
街並み照らすヤツら 4月27日
土曜22時
日本テレビ系 森本慎太郎、月島琉衣、浜野謙太、吉川愛、森川葵 3.36%・15位
アンチヒーロー 4月14日
日曜21時
TBS系 長谷川博己、北村匠海、堀田真由、大島優子、野村萬斎 10.81%・1位
ミス・ターゲット 4月21日
日曜22時
テレビ朝日系 松本まりか、上杉柊平、鈴木愛理、八嶋智人、沢村一樹 3.78%・13位
ACMA:GAME アクマゲーム 4月7日
日曜22時30分
日本テレビ系 間宮祥太朗、田中樹、古川琴音、竜星涼、嵐莉菜 3.55%・14位

※視聴率は関東地区の世帯リアルタイム視聴率を各話単純平均した参考値。小数点第2位まで掲載。放送枠は通常の放送時間であり、初回・最終回などの拡大放送は除く。

曜日別に見ると火曜・木曜・日曜の21時台が注目枠

火曜日21時には『Destiny』、木曜日21時には『Believe』、日曜日21時には『アンチヒーロー』が配置された。

この3作品はいずれもサスペンスの要素を持ち、過去の事件や隠された真実、登場人物の複雑な関係を物語の中心に据えている。

一方、月曜日は恋愛と医療、水曜日は刑事ドラマと災害救助、金曜日はミステリーコメディーと人生ドラマというように、曜日によって作品の方向性にも違いが見られた。

【最終結果】2024年春ドラマの平均視聴率ランキングTOP15

2024年春ドラマの視聴率ランキングで最も注目すべき結果は、『アンチヒーロー』と『Believe-君にかける橋-』の2作品が平均10%を超えたことだ。

テレビズキが掲載したビデオリサーチ調べの関東地区リアルタイム視聴率を基にしたランキングでは、以下の結果となっている。

  1. アンチヒーロー:10.81%
  2. Believe-君にかける橋-:10.29%
  3. 特捜9 season7:8.67%
  4. Destiny:7.48%
  5. 花咲舞が黙ってない:7.27%
  6. ブルーモーメント:6.72%
  7. 366日:6.11%
  8. アンメット ある脳外科医の日記:5.99%
  9. 9ボーダー:5.50%
  10. くるり~誰が私と恋をした?~:5.42%
  11. イップス:4.65%
  12. Re:リベンジ-欲望の果てに-:4.58%
  13. ミス・ターゲット:3.78%
  14. ACMA:GAME アクマゲーム:3.55%
  15. 街並み照らすヤツら:3.36%

1位『アンチヒーロー』は平均10.81%で首位

トップに立ったのは、TBS日曜劇場の『アンチヒーロー』。平均視聴率は10.81%だった。

長谷川博己演じる明墨正樹は、殺人犯であっても無罪を勝ち取ろうとする型破りな弁護士。単純な善悪の対立ではなく、法律、証拠、司法組織の問題を絡めながら、視聴者の予想を覆すストーリーを展開した。

北村匠海、堀田真由、大島優子、岩田剛典、木村佳乃、野村萬斎など、主要人物それぞれに物語上の役割があり、登場人物の関係性を追う楽しさもあった。

全10話の中で、最終回を含む終盤に向けても注目を維持した点が強みだ。2024年6月16日の最終回は、ビデオリサーチの関東地区世帯リアルタイム視聴率で12.8%を記録している。

2位『Believe』は最終回13.2%で大きな存在感

2位は木村拓哉主演の『Believe-君にかける橋-』で、平均視聴率は10.29%。

テレビ朝日開局65周年記念作品として制作され、橋づくりに人生を懸けた設計者・狩山陸が、建設現場の事故をきっかけに刑務所へ収容されるところから物語が動き出す。

竹内涼真が演じる刑事・黒木正興、天海祐希が演じる妻・玲子、斎藤工演じる弁護士・秋澤良人など、主人公を取り巻く人物の思惑が物語を複雑にしていった。

特筆すべきは、2024年6月20日の最終回だ。関東地区の世帯リアルタイム視聴率は13.2%となり、同作品の放送回の中でも高い数字を記録した。

テレビ朝日の発表では、全話の見逃し配信再生数も累計2,500万回を突破。リアルタイム視聴だけでなく、放送後に視聴する層からも支持を得た。

3位『特捜9 season7』は安定したシリーズ人気

3位は井ノ原快彦主演の『特捜9 season7』。平均視聴率は8.67%だった。

2018年にスタートした『特捜9』シリーズは、個性的な刑事たちが事件を解決する刑事ドラマ。シーズン7では、井ノ原快彦、羽田美智子、吹越満、田口浩正、山田裕貴、向井康二、深川麻衣らが出演した。

シリーズ作品の強みは、登場人物や世界観を視聴者がすでに理解していることだ。毎回異なる事件を扱う構成により、途中から見ても物語に入りやすい。

新作の話題性だけではなく、長期的に築いた固定視聴者層が数字を支えた作品といえる。

4位・5位は『Destiny』『花咲舞が黙ってない』

4位は石原さとみ主演の『Destiny』で7.48%。大学時代の仲間との再会や、過去に起きた事件をめぐる謎を描いた作品だ。

特に石原さとみと亀梨和也の共演に加え、宮澤エマ、田中みな実、矢本悠馬、安藤政信、佐々木蔵之介、仲村トオルらの出演が注目された。最終回はテレビ朝日の発表によると、Xの世界トレンド1位を獲得。全話の見逃し配信再生数も約2,506万回に達した。

5位の『花咲舞が黙ってない』は7.27%。今田美桜が新たな花咲舞を演じ、山本耕史とのバディを中心に銀行内部の不正や問題に切り込んだ。

最終回では池井戸潤作品のキャラクターである半沢直樹が登場する展開も用意され、シリーズファンにとって見逃せない内容となった。

【作品別の評価】視聴率だけでは分からない2024年春ドラマの評判と実績

2024年春ドラマを振り返る際、平均視聴率と作品評価を同じ基準で考えないことが大切だ。

テレビのリアルタイム視聴率は放送時間にテレビを見た世帯の割合を示す。一方、見逃し配信再生数は放送後に視聴した人の動向を反映し、作品賞や月間賞は作品の演出、脚本、演技などを評価する別の指標となる。

『アンメット ある脳外科医の日記』は視聴率以上の評価を獲得

2024年春ドラマの中でも、放送終了後に改めて評価を高めた作品として挙げたいのが『アンメット ある脳外科医の日記』だ。

杉咲花が演じる脳外科医・川内ミヤビは、事故によって記憶障害を抱え、過去2年間の記憶を失っている。今日の出来事も翌日には忘れてしまうという設定で、日記を頼りに日々を積み重ねていく。

若葉竜也演じる三瓶友治との関係を軸に、患者と医療従事者の関係、医師としての責任、記憶と自己認識などを丁寧に描いた。

平均視聴率は5.99%で8位だったが、関西テレビの発表によれば、無料見逃し配信の全話累計再生数は2,220万回を突破。カンテレ制作の連続ドラマとして歴代1位の実績となった。

さらに、2024年の東京ドラマアウォードでは連続ドラマ部門の優秀賞を受賞し、若葉竜也も助演男優賞を受賞。ギャラクシー賞の2024年6月度月間賞にも選ばれている。

この実績は、世帯平均視聴率だけでは作品の評価を判断できないことを示している。

『ブルーモーメント』は災害救助を描くスケール感が特徴

『ブルーモーメント』は、山下智久が気象研究官・晴原柑九朗を演じた作品。甚大な気象災害から人々の命を守るため、特別災害対策本部(SDM)のメンバーが救助活動に挑む。

出口夏希、水上恒司、夏帆、岡部大、仁村紗和、田中圭、伊藤英明、舘ひろしなど、幅広い世代の俳優が出演した。

平均視聴率は6.72%で6位。気象災害という社会的テーマと、救助現場の緊迫感を映像で表現する作品として、一般的な恋愛ドラマや刑事ドラマとは異なる個性を持っていた。

『366日』と『9ボーダー』は人生の節目を描いた恋愛・ヒューマンドラマ

『366日』は、広瀬アリスと眞栄田郷敦が主演を務めたラブストーリー。HYの楽曲「366日」から着想を得たオリジナル作品で、高校時代に伝えられなかった思いと、12年後の再会を軸に展開する。

坂東龍汰、長濱ねる、綱啓永らが同級生役として出演し、恋愛だけでなく友情や家族との関係も物語に織り込まれた。平均視聴率は6.11%で7位だった。

一方、『9ボーダー』は川口春奈、木南晴夏、畑芽育が19歳・29歳・39歳という異なる年代の三姉妹を演じた作品だ。

仕事、恋愛、結婚、将来への不安など、それぞれの年代で直面する問題を描いている。松下洸平、井之脇海、木戸大聖らも出演し、家族と恋愛の両面から人生の選択を考えさせる内容だった。

平均視聴率は5.50%で9位。数字だけでなく、年代ごとの価値観や悩みを重ねて楽しめる作品として位置づけられる。

『イップス』『Re:リベンジ』などジャンル性の強い作品も

『イップス』は、篠原涼子とバカリズムがダブル主演を務めたミステリーコメディー。書けなくなった小説家と、事件を解けなくなった刑事が組むという設定で、会話劇と事件解決を組み合わせた。

『Re:リベンジ-欲望の果てに-』は赤楚衛二、錦戸亮、芳根京子が出演する病院を舞台とした復讐サスペンス。権力争いや野心が交錯する人間関係が物語の中心となった。

『ミス・ターゲット』は松本まりかが結婚詐欺師を演じ、本気の婚活に挑戦するラブストーリー。『ACMA:GAME アクマゲーム』は間宮祥太朗主演で、悪魔の鍵をめぐる命懸けのゲームを描いた。

『街並み照らすヤツら』は森本慎太郎が主演し、経営難のケーキ店を守ろうとする店主と商店街の人々を描いたヒューマンエンターテインメント。平均視聴率は15作品中15位の3.36%だったが、作品の企画性やテーマはランキングとは別に評価すべきポイントだ。

【徹底比較】2024年春ドラマの視聴率と配信人気はなぜ違う?

2024年春ドラマのデータを比較すると、テレビ視聴率が高い作品と、見逃し配信で多く視聴された作品には違いがある。

視聴率はリアルタイムとタイムシフトで結果が変わる

ビデオリサーチは、2024年春ドラマについてリアルタイム視聴率だけでなく、タイムシフト視聴率と総合視聴率も公表している。

リアルタイム視聴率は放送と同時に視聴した割合、タイムシフト視聴率は録画などで放送後に視聴した割合を示す。総合視聴率は、リアルタイムまたはタイムシフトで視聴した人を集計する指標だ。

同社の2024年春ドラマの総合視聴率ランキングでは、最終回の『アンチヒーロー』が世帯21.2%、『Believe-君にかける橋-』の最終回が20.3%を記録した。

これは各作品の全話平均視聴率とは異なる、特定の放送回の数値である。平均視聴率と最終回の総合視聴率を混同しないことが、正しい比較の第一歩となる。

見逃し配信の数字は作品の別の強みを示す

『Believe』の累計見逃し配信再生数は2,500万回を突破し、『Destiny』も約2,506万回を記録した。

『アンメット』も全話累計2,220万再生を達成している。

この3作品の実績を見ると、リアルタイムの世帯視聴率が必ずしも配信での視聴規模と一致するわけではないことが分かる。

ただし、見逃し配信の累計再生数は、集計期間や対象サービス、再生回数の定義が異なる場合があるため、単純に同一条件のランキングとして扱うことはできない。

NHK作品を含めるとランキングの対象自体が変わる

2024年春ドラマのランキングを検索すると、『光る君へ』が上位に掲載されているデータもある。

これは誤りとは限らない。NHK大河ドラマを含む集計と、民放の主要な連続ドラマ15作品を対象にした集計では、ランキングの範囲が異なるためだ。

ビデオリサーチの2024年春ドラマの総合視聴率ランキングでは、『光る君へ』も上位に登場している。したがって、ランキングを比較するときは、対象局、放送時間帯、平均値なのか特定回の数値なのかを確認する必要がある。

【プロの結論】2024年春ドラマから分かる作品選びのポイント

2024年春ドラマを2026年の視点から振り返ると、作品を選ぶ際に重視したいのは、単純な平均視聴率だけではない。

数字を重視するなら『アンチヒーロー』『Believe』

リアルタイムの世帯平均視聴率を基準に選ぶなら、『アンチヒーロー』と『Believe』が有力だ。

前者は法廷サスペンスや複雑な伏線、正義と悪の境界を問う作品が好きな人に向いている。後者は大規模な事件、企業組織の思惑、家族の絆、主人公の再生を描く物語を楽しみたい人におすすめだ。

演技や作品の完成度を重視するなら『アンメット』

視聴率の順位よりも、脚本や人物描写、俳優の演技を重視するなら『アンメット ある脳外科医の日記』は見逃せない。

記憶障害という設定を単なるドラマ上の仕掛けにせず、医療現場で働く人間の葛藤や、患者と向き合う姿勢に結びつけている。受賞歴や見逃し配信の実績も、作品の評価を考える材料になる。

恋愛や人生の悩みに共感したいなら『366日』『9ボーダー』

恋愛の切なさや過去の思いを描く作品なら『366日』。仕事や結婚、家族、年齢による焦りなど、人生の節目に共感したいなら『9ボーダー』が候補になる。

どちらも登場人物の感情や関係性を追いながら楽しむタイプの作品であり、派手な展開よりも人物の心の動きを重視する視聴者に適している。

シリーズの安心感なら『特捜9』『花咲舞が黙ってない』

一話ごとの事件解決や、長年親しまれてきたキャラクターの活躍を楽しみたい人には『特捜9 season7』が合う。

銀行の不正や組織の問題に対して主人公が立ち向かう爽快感を求めるなら『花咲舞が黙ってない』がおすすめだ。

シリーズものは、過去作を知っていることで楽しみが増す一方、新規視聴者が途中から入っても楽しめるかという観点も作品選びのポイントになる。

視聴率が低い作品は評価も低いという誤解に注意

平均視聴率が低かった作品を、必ずしも内容の評価が低い作品と判断するのは適切ではない。

放送時間、競合番組、視聴者層、録画視聴、配信サービスの利用状況など、視聴率に影響する要因は複数存在する。

実際、『アンメット』は平均視聴率5.99%ながら、見逃し配信やドラマ賞で成果を残した。『Believe』や『Destiny』も配信実績が大きく、リアルタイム視聴以外の視聴行動が作品の評価に関係している。

視聴率はテレビ番組の到達度を測る重要な指標だが、脚本の完成度、演技、作品の余韻、視聴者の満足度を一つの数値で表すものではない。

【プロの結論】2024年春ドラマの勝者は、視聴率だけなら『アンチヒーロー』。作品評価や配信実績まで含めると、『Believe』『Destiny』『アンメット』も際立った成果を残した。ランキングと作品の個性を分けて捉えることが、過去のドラマを正しく評価するための判断基準となる。

2024年4月ドラマに関するよくある質問(FAQ)

Q1:2024年4月ドラマで平均視聴率が最も高かった作品は?
A1:長谷川博己主演の『アンチヒーロー』。関東地区の世帯リアルタイム視聴率を各話単純平均した数値は10.81%で、15作品中1位だった。2位は木村拓哉主演の『Believe-君にかける橋-』で10.29%。

Q2:2024年春ドラマで視聴率10%を超えた作品は?
A2:『アンチヒーロー』と『Believe-君にかける橋-』の2作品。いずれも平均視聴率が10%を超え、春クールを代表する高視聴率作品となった。

Q3:2024年4月期ドラマで人気だった作品は?
A3:視聴率では『アンチヒーロー』『Believe』『特捜9 season7』が上位。見逃し配信や受賞実績まで含めると、『Destiny』や『アンメット ある脳外科医の日記』も注目度の高い作品だった。

Q4:2024年春ドラマの中で評価が高かった作品は?
A4:『アンメット ある脳外科医の日記』は、東京ドラマアウォード2024の連続ドラマ部門優秀賞、若葉竜也の助演男優賞、ギャラクシー賞の2024年6月度月間賞を獲得した。視聴率とは異なる評価軸で実績を残した作品だ。

Q5:2024年春ドラマの全15作品はすべて4月に放送開始した?
A5:今回の15作品は4月期の連続ドラマとして整理したもので、初回放送日は4月3日から4月27日までに分かれている。4月期とは4月から始まるテレビ番組の編成期間を意味し、必ずしも全作品が4月1日にスタートするわけではない。

Q6:2024年春ドラマの視聴率ランキングにNHKの『光る君へ』が入っていないのはなぜ?
A6:今回の15作品ランキングは、民放のゴールデン・プライム帯を中心にした比較対象だからだ。NHKの大河ドラマや朝ドラなどを含めたランキングでは、集計対象が変わるため順位も異なる。

Q7:平均視聴率と見逃し配信再生数は同じ意味?
A7:異なる指標だ。平均視聴率は放送時のテレビ視聴状況を示し、見逃し配信再生数は放送後の配信サービスでの再生実績を示す。両方を確認することで、リアルタイム視聴と放送後の視聴の違いを把握できる。

まとめ:2024年春ドラマは『アンチヒーロー』が視聴率首位、評価面では多彩な作品が存在感

2024年4月期の主要な春ドラマ15作品を振り返ると、平均視聴率1位は長谷川博己主演の『アンチヒーロー』で10.81%。2位は木村拓哉主演の『Believe-君にかける橋-』で10.29%、3位は井ノ原快彦主演の『特捜9 season7』で8.67%だった。

石原さとみ主演の『Destiny』、今田美桜主演の『花咲舞が黙ってない』も上位に入り、テレビ朝日や日本テレビの人気枠が存在感を示した。

一方、杉咲花主演の『アンメット ある脳外科医の日記』は、平均視聴率だけでは測れない配信実績や受賞歴を残した。山下智久主演の『ブルーモーメント』や川口春奈主演の『9ボーダー』なども、それぞれ異なるジャンルで視聴者に作品の魅力を届けている。

2026年に2024年春ドラマを振り返るなら、視聴率ランキングは当時のテレビ視聴動向を知る資料として活用し、配信実績や受賞歴、作品のテーマ、俳優の演技といった要素も合わせて評価したい。

数字で選ぶなら『アンチヒーロー』と『Believe』。作品の余韻や演技を重視するなら『アンメット』。恋愛や人生の共感を求めるなら『366日』や『9ボーダー』。2024年春は、視聴者の好みに応じて選べる多彩なドラマがそろったクールだった。

主な参照資料・データ

- ビデオリサーチ「2024年春ドラマまとめ~総合視聴率ランキング~」
- テレビズキ「2024年春ドラマの視聴率ランキングと推移グラフ一覧表」
- 各テレビ局の公式番組情報・キャスト発表
- 関西テレビ『アンメット』受賞・配信実績発表