【制作会社はufotable】鬼滅の刃のアニメを一貫して担当

目次

『鬼滅の刃』のアニメーション制作を担当しているのは、東京都新宿区に本社を置くユーフォーテーブル有限会社(ufotable)です。

原作は吾峠呼世晴による漫画作品で、集英社の「週刊少年ジャンプ」で連載されていました。アニメ版では、原作の世界観を映像化する中心的な役割をufotableが担っています。

注目したいのは、ufotableが単に作画を担当するだけの会社ではないことです。公式スタッフ情報では、脚本制作、キャラクターデザイン、撮影、3DCGなど、複数の制作工程に同社のスタッフが関わっています。

また、2019年のテレビシリーズ第1期から2025年の劇場版まで、アニメーション制作会社の変更は確認されていません。シリーズの映像表現に一貫性がある背景には、制作の中核を担うスタジオが継続していることも関係しています。

ufotableの会社概要

鬼滅の刃制作会社


アニメーション制作会社
2000年10月設立。『鬼滅の刃』のほか、『Fate』シリーズや『空の境界』シリーズなどのアニメーション制作でも知られています。

会社の公式プロフィールに掲載されている基本情報は次のとおりです。

項目 内容
正式名称 ユーフォーテーブル有限会社
英語表記 ufotable
設立 2000年10月
代表 近藤光
所在地 東京都新宿区北新宿2丁目
従業員数 256名(2024年4月現在)
主な事業 アニメーション企画・制作、脚本、キャラクターデザインなど

公式会社概要では、映像制作以外にも、グッズの企画・販売、飲食店や映画館の経営、著作権管理など幅広い事業を展開していることが分かります。

つまり、ufotableは作品を制作するだけでなく、作品の世界観を関連事業へ広げる機能も持った企業です。

【アニプレックスとの関係】制作会社と製作会社は何が違う?

『鬼滅の刃』を調べると、ufotableと並んで頻繁に登場するのが(Aniplex)です。

両社は同じ会社ではありません。担当する事業領域が異なり、作品を世の中に届けるために協力しています。

アニプレックスは何を担当している?

株式会社アニプレックスは、1995年9月に設立された総合エンタテインメント企業です。ソニー・ミュージックエンタテインメントの100%子会社であり、アニメーションを中心とした映像作品の企画・製作、音楽、映像商品の販売、配信、劇場映画の製作・配給などを手がけています。

『鬼滅の刃』では、アニプレックスが作品の企画・製作やビジネス展開に関わり、ufotableが実際のアニメーション制作を担うという関係です。

特に劇場版では、アニプレックスが配給にも参加しています。2025年公開の『無限城編 第一章 猗窩座再来』の公式スタッフ情報には、配給会社として東宝とアニプレックスの2社が記載されています。

集英社・東宝も含めた企業の役割

もう一つ押さえておきたいのが、集英社と東宝の存在です。

集英社は原作漫画の出版社であり、作品の著作権表示にも名前が記載されています。東宝は劇場版の国内配給を担当する企業です。

それぞれの役割を整理すると、次のようになります。



原作

吾峠呼世晴の漫画を出版








企画・製作、商品化、配信、配給など





脚本制作・アニメーション制作







劇場公開
・アニプレックス
劇場版の配給


※作品全体の関係を理解するための概念図。個別の契約や出資比率を示すものではありません。

2025年公開の劇場版では、作品情報の製作会社として集英社・アニプレックス・ufotableの3社が記載されています。これは、アニメーション制作と作品の製作・事業展開が別の役割であることを理解するうえで重要なポイントです。

【歴代シリーズの制作会社】立志編から無限城編までの変遷

『鬼滅の刃』のアニメシリーズは、2019年のテレビ放送開始から、テレビシリーズと劇場版を組み合わせる形で展開してきました。

途中で放送形式が変わったり、テレビ版と映画版が並行して展開されたりしていますが、アニメーション制作はufotableが継続して担当しています。

鬼滅の刃の歴代アニメ作品一覧

時期 作品名 アニメーション制作
2019年 竈門炭治郎 立志編 ufotable
2020年 劇場版 無限列車編 ufotable
2021年 テレビアニメ 無限列車編 ufotable
2021~2022年 遊郭編 ufotable
2023年 刀鍛冶の里編 ufotable
2024年 柱稽古編 ufotable
2025年 無限城編 第一章 猗窩座再来 ufotable
2026年 テレビシリーズ全編再放送 既存作品の再放送

この一覧はアニメ公式ポータルサイトやフジテレビの作品情報に掲載されたシリーズ展開を整理したものです。2026年の全編再放送は新作シリーズの制作ではなく、過去のテレビシリーズを改めて放送する企画です。

無限列車編の制作会社もufotable

特に検索されやすいのが、劇場版『無限列車編』の制作会社です。

2020年10月公開の劇場版『無限列車編』も、アニメーション制作はufotableです。その後、2021年にはテレビアニメ版として再構成された『無限列車編』が放送されました。

映画版とテレビ版で映像の形式や構成は異なりますが、制作会社が変わったわけではありません。

また、2023年の「上弦集結、そして刀鍛冶の里へ」や2024年の「絆の奇跡、そして柱稽古へ」といったワールドツアー上映も、シリーズの映像展開を広げる企画として位置づけられています。

【主要スタッフを徹底解説】外崎春雄・松島晃・近藤光の役割

ufotableという制作会社の名前だけでなく、実際に作品を作っている主要スタッフにも注目する必要があります。

『鬼滅の刃』の映像表現を支えているのは、監督、キャラクターデザイナー、制作プロデューサーを中心とした専門スタッフです。

外崎春雄監督:シリーズの映像演出を担う中心人物


監督
立志編から無限城編まで
『鬼滅の刃』のテレビシリーズと劇場版で監督を務める主要スタッフ。

外崎春雄は、シリーズ全体の演出を統括する監督です。

アニメーションにおける監督の役割は、物語をどのような映像として表現するかを決定し、各スタッフの仕事をまとめることです。

『鬼滅の刃』では、戦闘シーンのスピード感、キャラクターの感情表現、静かな場面から激しいアクションへの切り替えなど、作品全体の映像演出を統括しています。

無限城編第一章でも引き続き監督を担当しており、シリーズを通した演出の継続性を支えています。

松島晃:キャラクターデザイン・総作画監督


キャラクターデザイン・総作画監督
主要キャラクターのビジュアルを統括

松島晃は、キャラクターデザインと総作画監督を担当しています。

キャラクターデザインは、原作の登場人物をアニメーションとして動かせる形に設計する仕事です。顔の輪郭、髪型、衣装、身体のバランスなどを整理し、映像作品として統一されたデザインを構築します。

総作画監督は、各話や各カットで生じる作画のばらつきを調整し、キャラクターの表情や動きに一貫性を持たせる役割を担います。

長編シリーズでは、作画に参加するスタッフが多くなるため、この統一作業が作品全体の完成度を左右します。

近藤光:制作プロデューサーから総監督へ


代表・総監督
ufotableの創設者

近藤光はufotableの代表であり、同社の創設者です。

テレビアニメ第1期では制作プロデューサーとしてクレジットされ、シリーズの制作体制を支えてきました。

2025年の劇場版『無限城編 第一章 猗窩座再来』では総監督として名前が掲載されています。外崎春雄が監督、近藤光が総監督という役割分担です。

2026年1月のThe Hollywood Reporter Japanによるインタビューでは、近藤が無限城の映像化に向けた考え方や、スタッフの能力を生かす制作体制について語っています。

同インタビューでは、絵コンテを単なる完成形の指示ではなく、アニメーターが新しい表現を生み出すための出発点として捉えていることも紹介されました。

【ufotableの評判と制作体制】なぜ映像クオリティが高いのか

ufotableの評判を語る際に欠かせないのが、手描きアニメーションと3DCGを組み合わせた映像制作です。

同社は『空の境界』や『Fate』シリーズなども手がけてきました。これらの作品でも、緻密な作画とCGを組み合わせた映像表現を特徴としてきました。

『鬼滅の刃』では、特に呼吸による剣技の演出や、背景の奥行き、カメラワークなどにその制作技術が生かされています。

2D作画と3DCGを組み合わせる仕組み

ufotableの制作体制を理解するうえで重要なのが、2Dと3DCGを単純に別々の映像として扱っていないことです。

例えば、キャラクターの表情や身体の動きには手描きの作画が使われ、複雑な空間やカメラの移動などでは3DCGが活用されます。それらを撮影・合成の工程で組み合わせることで、立体感のある映像を作り出しています。

無限城編では、この制作手法が特に重要になりました。上下左右に構造が変化する無限城を、観客が空間として認識できるように映像化する必要があったためです。

The Hollywood Reporter Japanのインタビューによると、近藤光は無限城の映像化について、絵コンテを出発点としてアニメーターのアイデアを引き出し、2Dと3Dの双方を試しながら映像を調整する制作過程を説明しています。

満足できる映像になるまで何十回も修正する場合があるという話からも、完成映像の裏側にある反復作業の大きさがうかがえます。

社内スタッフの連携と専門分野への人員配置

同インタビューで近藤光は、ufotableのスタジオスタッフについて約300人と説明しています。また、長年一緒に仕事をしてきたメンバーの経験や、それぞれが得意とする表現を把握したうえで担当シーンを割り振ることにも触れています。

なお、公式会社概要に記載された従業員数は2024年4月時点で256名です。インタビューでの約300人という数字とは時点や集計範囲が異なるため、同一条件の従業員数として比較することはできません。

この制作体制で重要なのは、単にスタッフの人数が多いことではありません。人物の動き、水の表現、カメラワークなど、専門性の異なる仕事を適切なスタッフに割り振ることです。

外部の専門企業も参加する制作工程

ufotableがアニメーション制作の中心を担っているからといって、すべての作業を同社だけで完結させているわけではありません。

具体例として、ソニーPCLは公式実績ページで『鬼滅の刃』の編集を担当したと説明しています。テレビシリーズから劇場版まで、オフライン編集とオンライン編集を手がけたことが記載されています。

また、同社のクレジットには、監督の外崎春雄、キャラクターデザインの松島晃、3D監督の西脇一樹、制作プロデューサーの近藤光などの名前も掲載されています。

ここから分かるのは、作品全体をufotableが統括しながら、編集など専門性の高い工程では外部企業とも協力する制作構造です。

ufotableの評判を判断する3つのポイント

ufotableへの評価は、単に「作画がきれい」という感想だけでは十分に説明できません。実績や制作工程を踏まえると、次の3点が評価を考える判断材料になります。





1. 映像表現の独自性

手描き作画と3DCGを組み合わせ、アクションや背景の立体感を演出する技術。




2. 制作スタッフの継続性

主要スタッフが複数シリーズで継続して関わることによる、キャラクターや演出の統一感。




3. 作品としての評価実績

『鬼滅の刃』はAnime of the Year 2020や東京アニメアワードフェスティバル2020の作品賞などを受賞。


ソニーPCLの作品紹介でも、同作の受賞歴や国内外での評価が紹介されています。映像技術だけでなく、作品全体としての評価もufotableの実績を考える材料になります。

【2026年最新情報】無限城編第一章の実績と今後の展開

2026年の『鬼滅の刃』を語るうえで中心となる作品が、2025年7月18日に公開された『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』です。

無限城編は劇場版三部作として制作されるシリーズで、第一章では鬼殺隊と鬼との最終決戦が描かれています。

アニメーション制作はこれまでと同じufotable。監督は外崎春雄、キャラクターデザイン・総作画監督は松島晃、総監督は近藤光です。

無限城編第一章の興行成績

2026年4月9日までの公開266日間における興行成績は、国内外ともに大きな記録となりました。

項目 実績
日本公開日 2025年7月18日
日本国内の上映期間 266日間
国内観客動員 2,745万5,968人
国内興行収入 402億1万9,000円
全世界累計観客動員 9,852万310人
全世界総興行収入 1,179億1,753万9,329円

これらは2026年4月10日に報じられた終映時点の数字です。国内興行収入は400億円を突破し、全世界では約1,179億円を記録しました。

この結果は、ufotableが手がける映像作品が国内のアニメファンだけでなく、海外の幅広い観客にも届いていることを示す実績です。

2026年7月29日にBlu-ray・DVD発売


劇場版 無限城編 第一章 猗窩座再来

2026年発売済み

7月29日


Blu-ray・DVD発売日
アニプレックス公式の商品情報に発売日が掲載されています。

劇場公開後の展開として、2026年7月29日にはBlu-ray・DVDが発売されました。劇場での鑑賞に続き、家庭でも作品を楽しめる商品展開が進んでいます。

2026年4月からテレビシリーズ全編再放送

2026年には、テレビシリーズ全編の再放送も始まりました。

公式発表によると、フジテレビほかで2026年4月5日から毎週日曜午前9時30分に放送を開始。立志編から順次放送する企画です。地域によって放送局や放送開始日、時間は異なります。

これは無限城編第一章の公開後に、シリーズを最初から振り返る機会を提供するものです。過去の作品を新たな視聴者に届けるとともに、長年のファンが物語を再確認できる展開になっています。

2026年11月2日時点では、公式ポータルサイトでも2026年のシリーズ全編再放送や、無限城編第一章の商品情報などが掲載されています。

【よくある質問】鬼滅の刃の制作会社に関するFAQ

Q1:鬼滅の刃の制作会社はufotableで合っていますか?

A1:はい。テレビアニメ「竈門炭治郎 立志編」から、劇場版「無限城編 第一章 猗窩座再来」まで、アニメーション制作はufotableが担当しています。

Q2:鬼滅の刃の制作会社は途中で変わったのですか?

A2:いいえ。テレビシリーズ、劇場版ともにアニメーション制作はufotableです。映画版とテレビ版で放送・上映形式は変わっていますが、制作会社の交代ではありません。

Q3:アニプレックスとufotableは同じ会社ですか?

A3:別会社です。ufotableはアニメーション制作を担当し、アニプレックスは企画・製作、映像商品の販売、配信、劇場作品の製作・配給などを手がけています。

Q4:無限列車編のアニメーション制作会社はどこですか?

A4:劇場版『無限列車編』も、テレビアニメ版『無限列車編』もufotableです。

Q5:鬼滅の刃の監督とキャラクターデザイン担当者は誰ですか?

A5:監督は外崎春雄、キャラクターデザイン・総作画監督は松島晃です。2025年公開の無限城編第一章では近藤光が総監督を務めています。

Q6:2026年現在、無限城編の制作会社もufotableですか?

A6:はい。2025年公開の第一章『猗窩座再来』の公式スタッフ情報でも、アニメーション制作はufotableと明記されています。

まとめ:鬼滅の刃の制作会社はufotable!企業とスタッフの役割を理解しよう

『鬼滅の刃』のアニメーション制作会社は、2000年設立のufotableです。2019年の立志編から2025年の無限城編第一章まで、シリーズの映像制作を継続して担当してきました。

作品を支える企業やスタッフの役割を整理すると、次のようになります。

  • ufotable:脚本制作・アニメーション制作を担当する中心的なスタジオ。
  • アニプレックス:作品の企画・製作、商品化、配信、劇場版の配給などを担当。
  • 集英社:原作漫画の出版社。
  • 東宝:劇場版の配給を担当。
  • 外崎春雄:シリーズの監督。
  • 松島晃:キャラクターデザイン・総作画監督。
  • 近藤光:ufotable代表・創設者。制作プロデューサーや総監督として作品に参加。

特に押さえておきたいのは、アニメーション制作会社と作品の製作会社、配給会社は同じ意味ではないという点です。企業の役割を区別すれば、ufotableとアニプレックスの関係も理解しやすくなります。

2026年は無限城編第一章の映像商品発売やテレビシリーズ全編再放送など、作品を楽しむ機会が続いています。今後のシリーズ展開を追う際も、公式サイトのスタッフ情報や作品発表を確認すれば、制作体制の変化を正確に把握できます。

『鬼滅の刃』の映像表現を支えているのは、ufotableというスタジオだけではありません。監督、作画スタッフ、CG・撮影スタッフ、製作・配給企業がそれぞれの専門性を発揮することで、世界的な作品へと成長してきたのです。