【プロフィール】東畑開人はどんな臨床心理学者なのか?

目次

東畑開人さんは、心理学の専門知識と実際のカウンセリング経験を結びつけ、心の問題を一般読者にも伝わる言葉で解説してきた研究者・実践家です。

単に心理療法の理論を紹介するのではなく、悩みを抱える人がどのような環境で生き、周囲の人とどう関わり、どのような過程を経て変化していくのかを考察する点に特徴があります。

東畑開人の基本プロフィール

東畑開人
項目 内容
名前 東畑開人(とうはた・かいと)
生年 1983年
出身地 東京都
年齢 2026年11月現在42~43歳
最終学歴 京都大学大学院教育学研究科博士後期課程修了
学位 博士(教育学)
専門分野 臨床心理学・精神分析・医療人類学
資格 臨床心理士・公認心理師
現在の主な活動 白金高輪カウンセリングルーム主宰
大学での活動 慶應義塾大学大学院訪問教授、立命館大学大学院客員教授
主な受賞 大佛次郎論壇賞、紀伊國屋じんぶん大賞、新書大賞2026

出身地や学歴、専門分野、資格については新潮社の著者プロフィールと本人が主宰するカウンセリングルームの紹介情報に基づいています。

なお、生年月日は公表プロフィールで確認できないため、2026年11月1日時点の年齢は42歳または43歳となります。

臨床心理士と公認心理師の両方を持つ専門家

東畑開人

東畑さんの肩書で注目したいのが、臨床心理士と公認心理師という2つの資格です。

両者は同じ心理職に関わる資格ですが、制度上の位置づけが異なります。

- 臨床心理士: 公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会が認定する民間資格。心理査定や心理面接などの専門的な知識・技能が求められます。
- 公認心理師: 公認心理師法に基づく国家資格。保健医療、福祉、教育などの領域で心理的支援を担います。

公認心理師は国家資格として制度化された心理職であり、臨床心理士は長年にわたり日本の心理臨床を支えてきた専門資格です。

両方を取得していることは、東畑さんが心理学の理論だけでなく、専門的な心理支援の実践にも携わっていることを理解するうえで重要です。

【学歴・経歴】京都大学から沖縄の精神科クリニック、そして現在へ

東畑開人

東畑開人さんのキャリアを理解するうえで、京都大学での研究と、沖縄の精神科クリニックでの臨床経験は欠かせません。

京都大学教育学部から博士号取得まで

東畑さんは2005年に京都大学教育学部を卒業しました。

その後、同大学大学院教育学研究科へ進み、2010年に博士課程を修了しています。学位は博士(教育学)です。

大学院での研究を通じて、臨床心理学や精神分析を専門的に学び、心の問題を個人の内面だけでなく、社会や文化との関係から捉える視点を深めていきました。

精神科クリニックでの臨床経験が転機に

大学院修了後は精神科クリニックで勤務しました。

特に知られているのが、沖縄の精神科医療・デイケアの現場での経験です。

この経験は、2019年刊行の『居るのはつらいよ』に結実しています。

心理学の博士号を持つ専門家が、実際の医療現場で利用者やスタッフと関わるなかで、当初考えていた心理療法の理想と、日常的なケアの現実との違いに直面する。その過程が、ユーモアを交えながら描かれています。

東畑開人の経歴・受賞歴を時系列で整理

年 経歴・出来事 関連する実績
1983年 東京都に生まれる 臨床心理学を専門とする
2005年 京都大学教育学部卒業 大学院へ進学
2010年 京都大学大学院博士課程修了 博士(教育学)
2010年代 精神科クリニック勤務 臨床経験を積む
2012年 『美と深層心理学』刊行 初期の専門的著作
2015年 『野の医者は笑う』刊行 心の治療を医療人類学から考察
2017年 『日本のありふれた心理療法』刊行 日常臨床と心理学を研究
2019年 『居るのはつらいよ』刊行 第19回大佛次郎論壇賞
2020年 紀伊國屋じんぶん大賞2020 著作への評価が広がる
2021年 多文化間精神医学会奨励賞 専門分野での評価
2022年 『聞く技術 聞いてもらう技術』刊行 一般向けの心理学書として注目
2023年 『ふつうの相談』刊行 日常的なケアを考察
2024年 『雨の日の心理学』刊行 心のケアを一般向けに解説
2025年 『カウンセリングとは何か』刊行 カウンセリングの全体像を論じる
2026年 第19回新書大賞受賞 代表作が年間ベストに選ばれる

経歴・刊行年・受賞歴は、白金高輪カウンセリングルーム、新潮社、医学書院、中央公論新社などの公表情報を照合しています。

十文字学園女子大学での教育・研究活動

東畑さんは精神科クリニックでの勤務を経て、十文字学園女子大学で准教授を務めました。

臨床現場と大学での教育・研究活動を経験していることは、著作の特徴にもつながっています。

専門的な理論を説明するだけではなく、実際の支援現場で何が起こるのか、心理職がどのような難しさに直面するのかを具体的に描くことができるためです。

この実践と研究の両立が、東畑さんの著作を特徴づける重要な背景になっています。

【現在の活動】白金高輪カウンセリングルームでは何をしている?

2026年現在、東畑開人さんの活動の中心となっているのが、東京都港区高輪にある白金高輪カウンセリングルームです。

東畑さんは同施設の主宰者として、心理的な問題を抱える人への支援に携わっています。

白金高輪カウンセリングルームの支援内容

同ルームの公式プロフィールでは、これまでの相談経験として、次のような問題が挙げられています。

- うつや自己嫌悪
- 空虚感や対人不安
- 食に関する問題
- LGBTQに関わる悩み
- 遺伝疾患に伴う心理的な問題
- 親子関係や夫婦関係
- パートナーとの関係

特徴は、相談者の悩みを一律の方法で処理するのではなく、それぞれの事情や問題に合わせて心理的支援を考える姿勢です。

心理的な問題は、本人の考え方だけで説明できるとは限りません。家庭環境、職場、学校、人間関係、身体的な事情など、さまざまな要因が関係します。

東畑さんの専門領域に医療人類学が含まれるのも、こうした個人と社会の関係を考える視点と結びついています。

大学での活動も継続

カウンセリングルームの公式プロフィールには、次の大学での役職も掲載されています。

- 慶應義塾大学大学院社会学研究科・訪問教授
- 立命館大学大学院人間科学研究科・客員教授

また、2026年9月には朝日新聞の「社会季評」への寄稿も掲載されています。

臨床、教育、研究、執筆という複数の領域を横断して活動していることが、現在の東畑さんの特徴です。

カウンセリングを受けることはできる?

ここは、著作を読んで東畑さん本人のカウンセリングに関心を持った人が知っておきたいポイントです。

白金高輪カウンセリングルームは完全予約制です。

2026年5月18日付の公式案内では、料金改定後の料金として、通常のカウンセリングが15,000円(税込)、カップルセラピーが20,000円(税込)と発表されています。

また、同年5月23日付のお知らせでは、5月30日から新規受付を再開する予定と案内されていました。

ただし、公開されている申込フォーム欄には新規受付休止の表示も残っています。2026年11月時点での実際の受付状況は、最新のお知らせで確認する必要があります。

東畑さん本人を希望する場合も、予約時に希望を伝える仕組みが案内されています。

【新書大賞2026】『カウンセリングとは何か』が評価された理由

2026年の東畑開人さんを語るうえで、最大のトピックが第19回新書大賞の受賞です。

受賞作は、2025年9月18日に講談社現代新書から発売された『カウンセリングとは何か 変化するということ』です。

新書大賞2026とは?

新書大賞は、中央公論新社が主催する賞です。

1年間に刊行された新書から、読んで面白かった作品、内容が優れている作品、人に薦めたい作品などを投票によって選びます。

2026年の選考対象は、2024年12月から2025年11月までに刊行された新書です。

有識者、書店員、各社の新書編集長、記者など103人が投票し、東畑さんの著書が大賞に選ばれました。

2026年2月10日に受賞が発表され、3月21日には三省堂書店神保町本店で贈賞式と記念講演会が開催されています。

『カウンセリングとは何か』の内容

本書は、カウンセリングの技術だけを説明する入門書ではありません。

中心にあるのは、そもそも人の心はどのように変化するのか、そしてカウンセリングという営みが人生にどのような役割を果たすのかという問いです。

本書では、精神分析、ユング心理学、認知行動療法、家族療法、人間性心理学など、複数の心理療法の考え方を俯瞰します。

そのうえで、カウンセリングを次のような働きから捉えています。

1. 心に突き当たる: 自分の内面や悩みと向き合う。
2. 不幸を解析する: 苦しみの背景や原因を考える。
3. 現実を動かす: 日常生活や人間関係に働きかける。
4. 心を揺らす: これまでとは異なる視点や経験を得る。
5. 変化を考える: カウンセリングの過程を通じて人生を見つめ直す。

講談社の公式紹介では、カウンセリングの目標を「生活を守ること」と「人生をちゃんと生きること」という2つの方向から説明しています。

つまり、ただ話を聞いてもらって気持ちを落ち着かせるだけではなく、現実の生活を維持しながら、自分の人生をどう生きるかを考える営みとして位置づけているのです。

なぜ新書大賞を受賞できたのか

評価された背景には、専門的なカウンセリングを社会全体に開いたことがあります。

一般的にカウンセリングは、心の病気や深刻な精神的問題を抱えた人が専門家のもとで受けるもの、というイメージを持たれがちです。

しかし、東畑さんは、誰かに話を聞いてもらうことや、自分の苦しみを言葉にすることが、日常生活の中でも大きな意味を持つと考えます。

新書大賞の公式レビューでは、心理学の原理から全体像までを描いた作品として評価され、書店関係者からも「新しい古典」の誕生を感じさせるという趣旨の推薦が寄せられました。

さらに、2026年2月のクーリエ・ジャポンの記事では、本書が14万部を突破したと紹介されています。

専門的なテーマを扱う新書として、幅広い読者に届いたことが分かります。

著者本人が語った受賞の意味

中央公論新社の受賞インタビューでは、東畑さんは、カウンセリングという日本社会ではまだ馴染みの薄いテーマの本が評価されたことへの喜びを語っています。

また、本書は心理学を学ぶ人だけでなく、困っている人がカウンセリングに触れる最初のきっかけになるように構想したと説明しています。

2024年に一般向けの講義を行い、その内容を基礎として2025年に執筆したという制作経緯も明かしています。

20年近い臨床経験を踏まえた総括的な著作であり、単なる専門知識の紹介にとどまらない点が、本書の大きな特徴です。

【代表作・著書一覧】東畑開人の本は何から読むべき?

東畑開人さんの著作には、心理療法の専門書から一般向けのエッセイ的な作品まで、幅広い種類があります。

一貫しているのは、人の心を個人の内面だけで捉えず、他者との関係や生活環境、社会とのつながりの中で考えていることです。

1. 『居るのはつらいよ』ケアとセラピーについての覚書


2019年刊・医学書院

第19回大佛次郎論壇賞、第10回紀伊國屋じんぶん大賞を受賞した代表作です。

沖縄の精神科デイケア施設で働いた経験をもとに、ケアとセラピーの違い、居場所の意味、人と人が共に過ごすことの価値を描いています。

本書の大きなテーマは、「何かをすること」と「ただそこに居ること」の違いです。

社会では、成果を出すことや役に立つことが評価されやすくなっています。しかし、精神科デイケアの現場では、何かを生産しなくても、その場所に通い続け、誰かと一緒に時間を過ごすこと自体に意味があります。

東畑さんは、そのような日常的な営みをケアという視点から捉え直しています。

朝日新聞の書評でも、効率や生産性だけでは測れない価値を描いた作品として紹介されました。

2. 『雨の日の心理学』こころのケアがはじまったら


2024年刊・KADOKAWA

身近な人が精神的な不調を抱えたとき、周囲の人は何ができるのかを考える心理学の入門書です。

家族、友人、パートナー、同僚など、身近な人を支える立場になった読者に向けた内容です。

本書では、突然の心の不調を雨にたとえています。

昨日まで普通に生活していた人が、突然学校に行けなくなったり、眠れなくなったり、深刻な悩みを打ち明けてきたりすることがあります。

そうしたとき、周囲の人は原因をすぐに解決しようとするのではなく、まず何が起きているのかを理解し、相手のそばで支援を始める必要があります。

心理学を専門家だけの知識にせず、家族や友人にも役立つものとして伝えている点が特徴です。

3. 『ふつうの相談』


2023年刊・金剛出版

専門的な心理療法だけでなく、家族や友人、同僚の間で行われる日常的な相談やケアに焦点を当てています。

本書で重要なのは、心理支援を専門家だけのものと考えないことです。

誰かの話を聞く、悩みを一緒に整理する、必要なときに助けを求める。

こうした日常的な行動も、人を支えるための大切な営みです。

奈良大学名誉教授の前田泰宏氏による学術的な書評では、専門書に十分に取り上げられてこなかった、日常に存在する相談やケアを理論的に位置づけた点が評価されています。

4. 『聞く技術 聞いてもらう技術』


2022年刊・筑摩書房

コミュニケーションにおける「聞くこと」と「聞いてもらうこと」の両方を扱った新書です。

この本の特徴は、相手の話を上手に聞くテクニックだけを紹介していない点です。

人の話を聞くためには、自分自身も誰かに話を聞いてもらい、支えられる必要があります。

つまり、聞く側と聞いてもらう側は固定された関係ではなく、状況に応じて入れ替わります。

筑摩書房の公式紹介では、約20年の臨床経験から得た知見をもとに、コミュニケーションの基本を解説した作品として紹介されています。

書店関係者や著名人からも、実生活の人間関係に役立つという評価が寄せられています。

5. 『カウンセリングとは何か 変化するということ』


2025年刊・講談社現代新書

新書大賞2026受賞作。これまでの臨床経験や心理学の知識をもとに、カウンセリングの原理と全体像を論じた総括的な一冊です。

心理学に詳しくない人にもカウンセリングの仕組みを理解できるように、専門的な理論を整理している点が特徴です。

東畑さんの思想を深く理解したい人にとって、最も重要な著作の一つです。

代表的な著書の比較

著書 主なテーマ おすすめの読者
居るのはつらいよ ケアと居場所 人を支える仕事に関心がある人
雨の日の心理学 身近な人への心理的支援 家族や友人を支えたい人
ふつうの相談 日常的な相談とケア 人間関係を考えたい人
聞く技術 聞いてもらう技術 聞くことと対話 コミュニケーションに悩む人
カウンセリングとは何か 心理療法と心の変化 心理学を体系的に学びたい人

【著書の評判・評価】東畑開人の文章はなぜ読者を引きつける?

東畑開人さんの著作が評価される理由は、専門性と読みやすさを両立させていることです。

心理学の本は、専門用語や学派ごとの理論が多く、一般読者にとって難しくなりやすい分野です。

しかし東畑さんは、日常生活の出来事や人間関係を例にしながら、抽象的な心理学の概念を説明します。

評価されている3つの特徴

1. 難しい心理学を身近な言葉に置き換えている

『居るのはつらいよ』では、精神科デイケアの現場を舞台に、専門的なケアの問題を日常的な人間関係として描いています。

読者は心理学の専門知識がなくても、登場人物の関係や出来事を通じて、ケアの意味を考えることができます。

2. ユーモアと学術的な考察を組み合わせている

心理学の専門的な議論を展開しながら、比喩やユーモアを交えた文章を用いることも特徴です。

『ふつうの相談』についてのJ-STAGE掲載書評では、前田泰宏氏が、東畑さんの文章について博識や豊かな臨床経験に裏打ちされた論理性、上質なユーモア、巧みな比喩を評価しています。

3. 専門家ではない読者にも考える材料を提供する

『雨の日の心理学』や『聞く技術 聞いてもらう技術』は、日常生活で実践できる心理的な視点を取り上げています。

そのため、心理職を目指す学生だけでなく、家族や職場の人間関係に悩む読者にも接点があります。

一方で、どんな人には難しい?

東畑さんの著作は、すべてが簡単な実用書というわけではありません。

特に『カウンセリングとは何か』は心理療法の歴史や複数の学派を扱う448ページ規模の新書であり、心理学の基礎知識がない人には、内容を整理しながら読む必要があります。

また、すぐに使える会話術や悩みの解決方法だけを求める人には、理論的な説明が多く感じられるかもしれません。

読者の目的によって、最初に手に取る本を選ぶことが大切です。

初めて読む人におすすめの順番

- 身近な人の悩みを支えたい人: 『雨の日の心理学』
- 人間関係や会話を改善したい人: 『聞く技術 聞いてもらう技術』
- ケアや居場所について深く考えたい人: 『居るのはつらいよ』
- 心理学を体系的に理解したい人: 『カウンセリングとは何か』

最初から難しい専門書に挑戦するよりも、自分が関心を持つテーマから読むと、東畑さんの考え方を理解しやすくなります。

【独自視点】東畑開人の著作に共通する「心」と「ケア」の考え方

東畑開人さんの著作を複数読むと、作品ごとにテーマが異なっていても、共通する問題意識が見えてきます。

それは、人の心は本人の努力だけで変わるものではなく、他者や環境との関係の中で変化していくという視点です。

心の問題を個人だけの責任にしない

例えば、誰かが学校に行けなくなったとき、その原因を本人の性格や努力不足だけに求めることはできません。

家庭や学校での人間関係、本人の身体的な状態、周囲からの期待など、さまざまな事情が関係している可能性があります。

東畑さんの著作は、こうした問題を本人の内面だけで説明しようとせず、周囲の環境も含めて捉えます。

この視点は、『雨の日の心理学』や『ふつうの相談』に特に表れています。

「ケア」と「セラピー」を同じものとして扱わない

もう一つ重要なのが、ケアとセラピーの区別です。

セラピーは、心理的な問題や心の変化に専門的に取り組む営みです。

一方、ケアは、日常生活を維持し、その人が安心して存在できる環境を支える営みとして捉えられます。

『居るのはつらいよ』で描かれた精神科デイケアの経験は、この違いを理解するための重要な手がかりになります。

問題を解決することだけが支援ではありません。

何もできない時期に、誰かと一緒に過ごせる場所を守ることも、人を支える働きになるのです。

東畑開人の考え方から学べること

東畑さんの著作から読み取れるのは、心の問題を単純な成功・失敗や改善・悪化だけで判断しない姿勢です。

人が変わるまでには時間がかかります。

その間には、立ち止まることや、誰かに頼ること、これまでとは異なる環境に身を置くことも含まれます。

こうした視点は、心理学を専門としない読者にとっても、家族や友人との接し方、自分自身の悩みとの向き合い方を考える材料になります。


【東畑開人に関するよくある質問(FAQ)】

Q1:東畑開人の年齢は何歳?

1983年生まれです。2026年11月1日時点では、誕生日によって42歳または43歳になります。出身地は東京都です。

Q2:東畑開人の学歴は?京都大学出身?

京都大学教育学部を2005年に卒業し、2010年に京都大学大学院教育学研究科博士課程を修了しています。博士(教育学)の学位を取得しています。

Q3:東畑開人は臨床心理士と公認心理師の両方なの?

はい。臨床心理士と公認心理師の両方の資格を持っています。前者は民間資格、後者は国家資格です。

Q4:東畑開人は現在どこで活動している?

白金高輪カウンセリングルームを主宰しています。また、慶應義塾大学大学院の訪問教授、立命館大学大学院の客員教授としての活動も公式プロフィールに掲載されています。

Q5:東畑開人の新書大賞2026受賞作は?

『カウンセリングとは何か 変化するということ』です。2025年9月刊行の講談社現代新書で、2026年2月に第19回新書大賞の大賞受賞が発表されました。

Q6:東畑開人の代表作は何?

代表作として知られているのは『居るのはつらいよ』『雨の日の心理学』『ふつうの相談』『聞く技術 聞いてもらう技術』『カウンセリングとは何か』などです。ケア、心理療法、対人関係など、作品によって異なるテーマを扱っています。

Q7:東畑開人の本は心理学の知識がなくても読める?

一般読者向けの作品も多く、心理学の専門知識がなくても読み始められます。初めてなら『雨の日の心理学』や『聞く技術 聞いてもらう技術』がおすすめです。専門的な理論まで理解したい場合は『カウンセリングとは何か』が適しています。


まとめ:東畑開人が2026年に評価される理由とは

東畑開人さんは、京都大学で心理学を学び、精神科クリニックでの臨床経験を積み、大学での教育・研究活動を経て、白金高輪カウンセリングルームを主宰する臨床心理学者です。

臨床心理士・公認心理師としての専門性に加え、医療人類学や精神分析の視点を取り入れた著作によって、心理学を専門家だけのものではなく、日常生活に関わる知識として広く伝えてきました。

2019年の『居るのはつらいよ』では、ケアと居場所の意味を描き、2024年の『雨の日の心理学』では身近な人を支えるための心理学を解説。そして2025年刊行の『カウンセリングとは何か』では、カウンセリングの全体像と心の変化を体系的に論じ、第19回新書大賞を受賞しました。

東畑さんの著作を通じて見えてくるのは、心の問題を本人だけの責任にせず、人と人との関係や社会環境の中で理解しようとする姿勢です。

東畑開人という人物を理解するうえで重要なのは、心理学の専門家であると同時に、日常生活の中にあるケアの価値を言葉にしてきた書き手でもあるという点です。

2026年の新書大賞受賞は、その専門性と社会への発信力が広く評価された出来事として位置づけられます。