竹之内教博の現在は?りらくる600店舗・270億円売却と令和の虎を徹底解説
「りらくる」をわずか7年間で全国600店舗規模に成長させ、約270億円で事業を売却した実業家・竹之内教博(たけのうちゆきひろ)氏。美容師から経営者へ転身し、巨大なリラクゼーション事業を築いた人物として知られています。
2026年11月現在、竹之内氏は株式会社T'sインベストメントの会長として、飲食、IT、EC、アプリ開発、事業投資など複数の分野に携わっています。また、YouTube番組「令和の虎」への出演や一連の炎上騒動、2026年の番組引退など、経営実績以外でも注目を集めてきました。なぜ「りらくる」は急成長できたのか、270億円の売却はどのように実現したのか、そして現在は何に取り組んでいるのでしょうか。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】 - 経歴: 1977年生まれ、大阪府出身。大学を約4か月で中退し、美容師を経て起業した実業家。 - りらくる: 2009年に創業し、約7年間で全国直営600店舗規模に拡大。株式の90%を約270億円で売却したと紹介されている。 - 現在: T'sインベストメント会長として10以上の事業に携わり、経営支援や人材育成にも取り組む。 - 令和の虎: 2023年の金銭トラブルをめぐる騒動で一度降板。その後復帰し、2026年2月の収録をもって引退。 - 著書: 『無名の男がたった7年で270億円手に入れた物語』で独自の経営哲学を紹介している。
【プロフィール】竹之内教博とは何者?年齢・学歴・美容師時代の経歴

竹之内教博氏は、リラクゼーションサロン「りらくる」の創業者であり、現在は投資家・事業プロデューサーとして活動する実業家です。
テレビ番組への出演よりも前に、店舗ビジネスの経営と事業売却で大きな実績を築いています。特徴的なのは、大学中退から美容師、店舗経営、コンサルティングへと段階的に経験を積み、その知識を異業種のビジネスに応用してきた経歴です。
竹之内教博の年齢・基本プロフィール

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 竹之内教博 |
| 読み方 | たけのうち ゆきひろ |
| 生年月日 | 1977年12月18日 |
| 年齢 | 48歳(2026年11月現在) |
| 出身地 | 大阪府 |
| 職業 | 実業家・投資家・事業プロデューサー |
| 代表的な実績 | りらくる創業・約270億円の株式売却 |
| 現在の肩書き | 株式会社T'sインベストメント会長 |
| 主な出演番組 | 令和の虎CHANNEL |
| 著書 | 無名の男がたった7年で270億円手に入れた物語 |
株式会社T'sインベストメントの公式プロフィールでは、1977年生まれ、大阪府出身と紹介されています。公開されている生年月日を基準にすると、2026年11月2日時点では48歳です。
(出典:株式会社T'sインベストメント公式プロフィール、公開人物プロフィール)
大学を4か月で中退、美容師を選んだ理由

竹之内氏は高校卒業後に大学へ進学しましたが、約4か月で中退しています。その後、大阪府堺市の美容室で働き始めました。
美容師を選んだ背景には、将来的に自分の店を持ちたいという経営者志向がありました。単に技術を身につけるだけではなく、店舗を運営する側に回ることを早い段階から意識していたのです。
美容師として経験を積むなかで、店長や複数店舗の統括ディレクターを経験。ヘアカラーの講師としても活動し、美容室の売上改善や店舗運営に関するコンサルティングにも携わりました。
特に重要なのは、複数の美容室を支援するなかで、個人の技術や才能だけに依存しない経営の仕組みを学んだことです。スタッフの接客、売上の管理、集客、教育などを整理し、誰が担当しても一定の成果を出せる状態をつくる。この経験が後の「りらくる」の経営に生かされました。
ワクセルの人物紹介でも、美容師からヘアカラー講師、5店舗の統括、数十社の美容室コンサルティングを経験した経歴が掲載されています。
つまり、竹之内氏の成功は、突然思いついたアイデアだけで実現したものではありません。美容業界で蓄積した店舗運営の経験が、次の事業を生み出す土台になっていました。
【りらくる創業の秘密】なぜ7年間で600店舗まで拡大できたのか?
竹之内氏の経歴を語るうえで、最大の転換点となったのがリラクゼーションサロン「りらく」の創業です。現在の「りらくる」につながるこの事業は、2009年にスタートしました。
創業のきっかけは、既存のリラクゼーションサロンを利用した際に感じた、価格と需要の大きなギャップでした。
創業理由は「半額でも繁盛する店」との出会い
竹之内氏は、あるリラクゼーションサロンを利用した際、当時一般的だった60分約6,000円の施術に対し、半額程度の価格でサービスを提供している店が、多くの顧客を集めていることに驚いたと、2024年のラジオ番組「お店ラジオ」で語っています。
「今まで60分6,000円で受けていたマッサージが半額になっている!」
この価格差にビジネスチャンスを見いだしたことが、創業の出発点でした。
興味深いのは、竹之内氏が単純に低価格という特徴だけを真似したわけではないことです。実際に利用者として店舗を訪れ、施術者の報酬や来店人数、稼働時間などを調べ、低価格でも採算が取れる仕組みを分析しました。
さらに、当時存在していた2,980円前後のリラクゼーション店も調査。繁盛している店舗のサービス内容、料金設定、立地、広告などを研究したといいます。
この考え方を竹之内氏は「TTP(徹底的にパクる)」と表現しています。単に他社の商品や店舗を模倣するのではなく、売れている理由を分解し、成功要因を自社の事業に取り入れる手法です。
(出典:インターエフエム「お店ラジオ」2024年6月30日放送回、2024年7月7日放送回)
りらくるが急成長した5つの経営戦略
りらくるの成長を支えたのは、低価格だけではありません。複数の経営上の工夫が組み合わさっていました。
1.利用しやすい価格設定
創業当時のリラクゼーション業界では、60分5,000~6,000円程度の価格帯が一般的でした。これに対して、りらくは60分2,980円という価格を打ち出しました。
高級な施術を提供するのではなく、手頃な価格で気軽に利用できるサービスに絞ることで、利用頻度を高める戦略です。
2.未経験者を育成できる教育システム
店舗を増やす際に大きな障壁となるのが人材確保です。熟練した施術者だけを採用していては、出店スピードに人材供給が追いつきません。
そこで竹之内氏は、未経験者でも短期間で一定のサービスを提供できる教育プログラムを整備しました。インターエフエムの取材では、1週間で基本的な施術を習得できるマニュアルづくりが差別化の一つだったと説明しています。
3.業務委託による店舗運営
業務委託方式を取り入れ、施術者の働き方に柔軟性を持たせました。売上に連動した報酬体系によって、施術者自身が集客や稼働を意識しやすい仕組みをつくったことも特徴です。
企業共創支援機構のインタビューでは、フランチャイズではなく直営方式を選んだ理由として、店舗利益を確保しやすいことも挙げられています。
4.地域を絞った集中出店
最初から全国に分散して出店するのではなく、大阪、関西圏、名古屋圏という順番で店舗網を広げました。
特定地域に集中することで認知度を高め、広告や店舗運営の効率を向上させるドミナント戦略です。
5.属人化を防ぐ仕組み化
美容室のコンサルティングで得た経験を活用し、スタッフの能力に依存しすぎない店舗運営を目指しました。
優秀なスタッフの仕事を分析し、成功につながる行動をルール化する。そのルールが実行されているか確認する。この考え方が、多店舗展開を支える基盤になりました。
りらくるの成功は、安いサービスを提供したことだけでは説明できません。価格、採用、教育、店舗立地、業務管理を一つの事業モデルとして組み立てたことに、本質があります。
【経歴と売却実績】270億円の株式売却までを時系列で整理
竹之内氏のキャリアで特に注目されるのが、約7年間で直営600店舗規模に成長した「りらくる」と、その株式売却です。
ただし、この売却には2013年の投資ファンド参画と2017年の株主変更という複数の段階があります。2017年の取引だけを切り取ると、それまでの資本関係や事業成長の流れが分かりにくくなります。
竹之内教博の経歴・主要な出来事一覧
(出典:株式会社りらく、アドバンテッジパートナーズ、株式会社T'sインベストメント、ワクセル、国立国会図書館、各メディアの公開情報)
270億円の売却はどのように実現した?
りらくは2013年10月、投資ファンドのアドバンテッジパートナーズによる投資を受けました。当時、同社は事業の成長戦略や経営管理基盤の強化を支援しています。
2017年9月15日には、アドバンテッジパートナーズが投資用特別目的会社AP37の全株式を、竹之内氏が運営するT'sクラウド株式会社へ譲渡したことを公式発表しました。
さらに、りらくの2017年12月20日付の株主変更公告によると、同月18日付でT'sクラウドの株主とCVCキャピタルパートナーズが投資助言を行うファンドが共同出資する会社へ、株主が変更されています。
一方、約270億円という売却金額や株式90%の譲渡については、竹之内氏のプロフィールや本人へのインタビューなどで紹介されている数字です。りらくの株主変更公告自体には取引金額は記載されていません。
ワクセルのインタビューでは、竹之内氏は約270億円で株式を売却し、10%を引き続き保有していたと説明しています。また、売却額と実際に手元に残った資産は同じではなく、本人の説明では手元に残った資産は約100億円だったとされています。
この違いは重要です。270億円は事業売却に関する金額として語られているもので、税金や投資などを考慮した個人の純資産が270億円だったという意味ではありません。
(出典:アドバンテッジパートナーズ2017年9月15日発表、株式会社りらく2017年12月20日発表、ワクセルのインタビュー)
600店舗という数字の見方
りらくるの店舗数については、資料によって580店舗前後と600店舗超という表現が見られます。
株式会社りらくの2017年12月の公式発表では、全国約580店舗と記載されています。一方、竹之内氏の公式プロフィールや取材記事では、約7年間で直営600店舗規模に拡大した実績が紹介されています。
これは必ずしも矛盾ではありません。2017年8月末の569店舗、同年12月の約580店舗という時点の公式数字と、創業からの事業実績として紹介される600店舗規模という数字では、基準が異なるためです。
重要なのは、フランチャイズ加盟店を大量に集めたというより、直営を中心に店舗網を拡大した点です。各店舗の運営方法や教育システムを標準化することで、全国規模の事業に成長させました。
【2026年最新】竹之内教博の現在は?T'sインベストメントの事業内容
2026年11月現在、竹之内氏は「りらくる」の経営から離れ、株式会社T'sインベストメントの会長として複数の事業に関わっています。
会社の公式プロフィールによると、現在は飲食事業、有料職業紹介所の運営、アプリ開発、キャバクラ、ECサイトなど、10以上の事業を手がけています。
つまり、現在の竹之内氏は、一つの大規模店舗チェーンを経営する立場から、複数の事業に投資し、立ち上げや成長を支援するビジネスプロデューサーへと活動の軸を移しています。
T'sインベストメントが手がける主な事業
公式サイトに掲載されている事業領域を整理すると、次のようになります。
飲食・店舗運営事業
飲食店のプロデュース、韓国での飲食関連事業、大阪ミナミのGIRAFFE JAPANなど、店舗型ビジネスを展開。
IT・アプリ開発事業
マニュアル管理アプリ「Silulu」など、企業の業務効率化や仕組み化に関わるサービス。
美容・フランチャイズ事業
メンズ眉毛サロン「+9」、まつげエクステ「Quickeyes」、セルフ脱毛「SELFMADE」などのブランド展開・プロデュース。
EC・商品販売事業
化粧品、日用品、健康食品などの商品企画やEC販売に関する事業。
コンサルティング・M&A事業
企業向けの経営支援、講演会、事業承継、M&A、事業再生など。
これらは株式会社T'sインベストメントの公式サイトに掲載されている事業領域やブランドの例です。すべての事業を竹之内氏個人が直接経営しているという意味ではなく、プロデュースや支援を含む複数の関わり方があります。
(出典:株式会社T'sインベストメント公式サイト、Silulu公式サイト)
Siluluに見る「りらくる」の経営ノウハウ
現在の事業のなかで、竹之内氏の過去の経験と特に結びついているのが、クラウド型マニュアル管理サービス「Silulu(シルル)」です。
りらくるの店舗拡大では、スタッフの経験や技術の差によってサービス品質が大きく変わらないよう、教育や業務の標準化が重視されました。
Siluluも、こうした仕組み化の考え方と親和性の高いサービスです。企業が持つ業務ノウハウをマニュアルとして整理し、組織内で共有することで、特定の社員に仕事が集中する状態を減らすことを目指しています。
これは単なるアプリ開発ではありません。美容室の運営、りらくるの全国展開、複数事業のプロデュースを通じて蓄積した経験を、別の企業でも活用できる形に変えようとする取り組みです。
2026年も続く経営者育成・講演活動
2026年1月には、株式会社enishが新作麻雀ゲーム「雀エボライブ」に竹之内氏のキャラクターを実装すると発表しました。ゲームの記念企画では、竹之内氏と若手起業家として活動する竹之内更紗氏との親子共演も企画されました。
同社の発表では、竹之内氏の現在の活動について、企業向けの営業・チームアップ支援や、起業家・経営者を対象とした育成プログラムにも取り組んでいると紹介されています。
また、2026年7月には、愛媛県今治市で同年9月26日に開催する講演会の告知が株式会社サチクルから発表されました。テーマは売上拡大、採用、人材定着、組織づくりなど、地域企業が直面する経営課題です。
テレビ出演やYouTubeだけに活動を限定せず、経営者に対する教育や実務的な支援に取り組んでいることが、2026年の活動からも読み取れます。
(出典:株式会社enish 2026年1月7日発表、株式会社サチクル 2026年7月8日発表)
【炎上の経緯と評判】令和の虎を降板した理由は?2026年の引退まで
竹之内氏の知名度を大きく高めたものの一つが、YouTube番組「令和の虎CHANNEL」への出演です。
しかし、番組出演中には金銭トラブルをめぐる騒動が発生し、一時降板する事態になりました。その後復帰を果たしたものの、2025年末には再び引退を表明しています。
令和の虎ではどのような役割だった?
「令和の虎」は、起業を目指す志願者が事業計画をプレゼンテーションし、出演する経営者たちが出資の可否を判断するYouTube番組です。
竹之内氏は2020年2月放送分から「虎」として出演。自ら店舗ビジネスを立ち上げ、大規模に成長させた経験を持つことから、事業計画や収益モデル、集客方法などについて具体的な意見を述べてきました。
番組では、資金を出すかどうかだけではなく、経営者としての考え方や事業の実現可能性を厳しく見る姿勢も特徴でした。
2023年の炎上騒動は何があった?
大きな騒動が起きたのは2023年1月です。
暴露系YouTuberとして活動していたガーシーこと東谷義和氏が、竹之内氏をめぐる金銭問題を取り上げました。起業家の三崎優太氏、いわゆる青汁王子との金銭トラブルなどが話題となり、ネット上で大きな注目を集めます。
これを受け、竹之内氏は自身のYouTubeチャンネルで謝罪しました。スポニチの2023年1月18日の報道によると、本人はガーシー氏と三崎氏に対して謝罪する意向を示し、問題について認めて謝罪したいと説明しています。
その後、竹之内氏はDJ社長とともにドバイへ赴き、ガーシー氏に直接謝罪。ガーシー氏側も謝罪を受け入れたと報じられました。
ただし、暴露された個別の金銭取引や、ネット上で広がったさまざまな疑惑について、すべてが公的に確定したわけではありません。本人が謝罪したことと、暴露内容のすべてが法的に認定されたことは区別する必要があります。
令和の虎から一時降板、その後復帰
2023年1月11日、番組主宰者だった岩井良明氏は、竹之内氏について番組として距離を置く方針を表明しました。
スポニチの報道によると、岩井氏は過去の騒動も含め、関係者や視聴者からさまざまな意見が寄せられていたことを説明し、一度降板してもらう判断を示しています。
その後、竹之内氏は番組復帰に向けた動きを進め、2023年12月には復帰に関する配信が公開されました。2024年にはレギュラー出演も再開しています。
一度番組を離れた後に戻ったことは、竹之内氏の活動のなかでも大きな転換点でした。
2025年末に引退を発表、2026年2月に出演終了
復帰後も番組に出演していた竹之内氏ですが、2025年12月31日、自身のYouTubeチャンネルで「令和の虎を引退します」と題した動画を公開しました。
引退は過去の騒動による再度の降板というより、進行中の事業に集中するための判断として説明されています。2026年2月の収録をもって番組出演を終えたと報じられています。
したがって、2026年11月現在の竹之内氏については、令和の虎の現役レギュラー出演者ではなく、番組を離れて自身の事業や経営者育成に取り組む立場として整理するのが適切です。
なお、引退後も番組との関係が完全になくなったわけではありません。2026年5月には令和の虎の運営や今後の番組構想について自身のYouTubeで発言し、7月にも関連する話題についてXで意見を発信したことが東スポWEBで報じられています。
(出典:スポニチアネックス2023年1月12日・18日、ユーチュラ、FiNANCiE TiMES、東スポWEB)
竹之内教博の評判は良い?悪い?
竹之内氏への評価は、経営者としての実績と、SNS・YouTubeを通じた発信に対する評価を分けて見る必要があります。
経営面で評価されるポイントは、約7年間で600店舗規模に事業を拡大した実績です。特に、低価格サービスを成立させる仕組みや、未経験者を育成する教育システム、店舗展開のスピードは、店舗ビジネスに携わる人にとって参考になる部分があります。
一方、批判的な評価につながったのは、2023年の金銭トラブルをめぐる騒動です。経営者として発信する人物には、実績だけでなく、説明責任や対外的な信用も求められます。大きな成功を収めた人物だからこそ、言動に対する注目も厳しくなります。
また、本人の発言を切り抜いた動画やSNS上の議論だけで人物像を判断すると、実際の経営実績と騒動の印象が混在しやすくなります。
竹之内氏を評価する際は、少なくとも次の3点を分けて考えることが大切です。
- 経営実績: りらくるの店舗拡大、事業売却、複数事業への展開。
- 経営手法: 低価格化、仕組み化、成功事例の分析と応用。
- 人物・発信への評価: 金銭トラブルをめぐる説明、SNSでの発言、番組での振る舞い。
事業の成功が、そのまま個人のあらゆる言動への評価を保証するわけではありません。反対に、一度の炎上だけで、それまでの事業実績まで否定することも適切ではないでしょう。
【著書と経営哲学】『無名の男がたった7年で270億円手に入れた物語』の内容と評価
著者:竹之内教博
出版社:扶桑社
発売日:2021年4月20日
ISBN:978-4-594-08809-5
内容:りらくるの成長、経営手法、売却後の挑戦
竹之内氏の経営哲学を知るうえで参考になるのが、2021年4月20日に発売された初の著書『無名の男がたった7年で270億円手に入れた物語』です。
国立国会図書館の書誌情報によると、本書は252ページの単行本で、大学中退から美容師、りらくるの600店舗展開、270億円の事業売却までの経験を扱っています。
本書で紹介される主なテーマ
本書の構成は、竹之内氏の人生と事業の成長過程をたどる内容です。
- 美容師になるまでの経緯と起業を志した背景
- りらくるを成長させた経営戦略
- 成功している事業を分析し、取り入れる方法
- 事業を拡大するための仕組み化
- りらくる売却後の新しいビジネスへの挑戦
- 起業家として成功するための考え方
特徴的なのは、成功談だけでなく、事業売却後の挑戦や失敗についても触れていることです。
270億円の成功後にも失敗があった
竹之内氏は2024年7月の「お店ラジオ」で、りらくるの成功後に取り組んだコッペパン専門店の事業が失敗した経験を明かしています。
福島県で人気を集めていたコッペパン店をモデルに、関東で新しい業態を展開。最初の店舗は月間売上1,000万円ほどを記録したため、半年で6店舗まで拡大しました。
しかし、その後、最初の店舗の月間売上は約150万円まで減少。最終的には1店舗を残して撤退することになり、本人は約1億2,000万円の損失が出たと説明しています。
この失敗から学んだのは、流行している商品や業態を真似るだけでは不十分だということでした。
福島のモデル店が人気だった理由は、単純にコッペパンという商品が優れていたからではなく、観光スポットとしての知名度やメディア露出など、独自の集客要因があったためです。
竹之内氏自身も、模倣する対象は商品や業態だけではなく、顧客が集まる理由まで分析しなければならないと振り返っています。
(出典:インターエフエム「お店ラジオ」2024年7月7日放送回)
【プロの結論】竹之内教博の経営哲学から学べること
竹之内氏のキャリアから学べる最も重要なポイントは、成功した事業をそのまま真似るのではなく、成功を生み出した構造を理解することです。
りらくるの場合、低価格という分かりやすい特徴だけではなく、施術者の確保、短期教育、店舗立地、業務委託、地域集中出店という複数の要素が組み合わさっていました。
その一方で、コッペパン専門店の失敗は、異なる業界に同じ成功パターンを持ち込んでも、顧客が集まる理由まで一致しなければ再現できないことを示しています。
この考え方は、これから起業する人や既存店舗の売上を伸ばしたい経営者にも応用できます。
特に参考になるのは、次のような判断基準です。
| 判断基準 | 確認するポイント |
|---|---|
| 市場性 | 実際にお金を払う顧客が存在するか |
| 収益構造 | 低価格でも利益が残るか |
| 人材確保 | 店舗数に応じて人材を確保できるか |
| 再現性 | 特定の優秀な人材がいなくても運営できるか |
| 集客 | 顧客がその店を選ぶ本当の理由は何か |
| 拡大可能性 | 店舗や事業を増やしても品質を維持できるか |
ただし、成功者の書籍は本人の経験や視点をまとめたものであり、すべての業種で同じ結果が出ることを保証するものではありません。自分の事業に取り入れる場合は、顧客層や利益構造に合わせた検証が必要です。
【FAQ】竹之内教博に関するよくある質問
Q1:竹之内教博は2026年現在、何歳ですか?
A1:1977年12月18日生まれとされており、2026年11月2日時点で48歳です。2026年12月18日に49歳になります。
Q2:竹之内教博はりらくるをいくらで売却したのですか?
A2:本人のプロフィールや取材記事では、りらくるの株式90%を約270億円で売却したと紹介されています。本人の説明では、売却後も約10%の株式を保有していた時期があります。
Q3:竹之内教博は現在、令和の虎に出演していますか?
A3:2025年12月31日に引退を発表し、2026年2月の収録をもって出演を終了したと報じられています。2026年11月現在、レギュラー出演者ではありません。
Q4:竹之内教博は現在、どのような事業をしていますか?
A4:株式会社T'sインベストメントの会長として、飲食、IT・アプリ開発、美容、EC、コンサルティング、M&Aなど10以上の事業に関わっています。経営者向けの育成や営業・組織づくりの支援にも取り組んでいます。
Q5:竹之内教博の著書は何ですか?
A5:代表的な著書は『無名の男がたった7年で270億円手に入れた物語』です。2021年4月に扶桑社から発売され、りらくるの成功や経営の仕組み化、起業の考え方などが紹介されています。
まとめ:竹之内教博の現在は経営者から事業プロデューサーへ
竹之内教博氏の経歴を振り返ると、美容師として培った店舗運営の経験を、リラクゼーション事業という別の市場で生かし、約7年間で全国600店舗規模の「りらくる」を築いたことが最大の実績です。
その後、2017年に約270億円とされる株式売却を実現。大規模な店舗経営から離れ、T'sインベストメントを中心に複数の事業へ活動の幅を広げてきました。
2023年には金銭トラブルをめぐる騒動で令和の虎を一時降板しましたが、その後復帰。2026年2月には番組出演を終え、現在は経営支援、事業プロデュース、人材育成などに軸足を移しています。
竹之内氏の歩みで注目したいのは、270億円という売却金額だけではありません。美容師時代の経験を事業に応用し、成功モデルを分析して仕組み化し、失敗からも次の経営判断につなげている点です。
一方、事業の成功と人物としての評価は別の問題です。炎上騒動を含めた発信活動も踏まえ、経営実績、本人の説明、第三者による報道をそれぞれ区別して見ることが大切です。
2026年以降も、T'sインベストメントを通じた事業展開や経営者育成がどのように発展するのか。りらくる創業者という肩書きにとどまらない、次の挑戦が注目されます。