園村健介のプロフィール|生年月日・出身地・所属事務所
園村健介は、アクション監督と映画監督の両方を手がける映像クリエイターだ。スタントの現場で身体表現を磨き、映画のアクションを設計する仕事へ進み、現在は作品全体の演出にも携わっている。
基本プロフィールは次のとおり。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 名前 | 園村健介(そのむら・けんすけ) |
| 生年月日 | 1981年1月4日 |
| 出身地 | 宮城県 |
| 2026年11月現在の年齢 | 45歳 |
| 職業 | アクション監督・映画監督・スタント関連 |
| 所属 | ユーデンフレームワークス |
| アクション監督デビュー | 『LOVE DEATH』(2006年) |
| 映画監督デビュー | 『HYDRA』(2019年) |
| 主な監督作品 | 『HYDRA』『BAD CITY』『ゴーストキラー』 |
| 主なアクション監督作品 | 『ベイビーわるきゅーれ』シリーズ、『マンハント』『陰陽師0』『ちるらん 新撰組鎮魂歌』 |
所属するユーデンフレームワークスは、映画やテレビ、ゲームなどのアクション演出を手がけるクリエイターチームだ。
同チームには下村勇二らアクション分野の専門家が所属しており、映画制作の現場で培った技術を幅広い映像作品に提供している。
園村はその一員として、スタントプレイヤー、アクション監督、映画監督という複数の立場から作品に参加してきた。
生年月日と宮城県出身というプロフィールは、映画『ゴーストキラー』の公式サイトにも掲載されている。
【経歴】16歳で倉田アクションクラブへ!スタントから監督への道

園村健介のキャリアを理解するうえで欠かせないのが、倉田アクションクラブでの修業だ。
ジャッキー・チェンへの憧れが原点

2024年5月に公開されたJFF Theaterのインタビューで、園村は幼少期からジャッキー・チェンの映画に強い影響を受けていたことを明かしている。
テレビで放送される映画を録画し、繰り返し見ながらアクションを真似していたという。
中学生になると、自分の身体で技を再現する練習を続け、次第にスタントの仕事を意識するようになった。
転機となったのは高校1年生の冬だった。
映画雑誌『ロードショー』で倉田プロモーションの養成機関「倉田アクションクラブ」の募集広告を見つけたことが入団のきっかけになった。
当時16歳。ここから本格的にアクションの基礎を学び始める。
フリーのスタントプレイヤーとして経験を積む
倉田アクションクラブを離れた後は、フリーのスタントプレイヤーとして活動した。
インタビューでは、高校生だった当時は学業を優先していたため、出演できる作品が限られていたことも語っている。
卒業後は映像作品の現場で経験を積み、スタントプレイヤーとして徐々に実績を重ねた。
2003年にはユーデンフレームワークスに所属。映画、テレビ、ゲームなど、さまざまなジャンルのアクション演出に携わる基盤を築いていった。
2006年『LOVE DEATH』でアクション監督デビュー
大きな転換点は、北村龍平監督の『LOVE DEATH』(2006年)だ。
この作品でアクション監督を担当し、演じる側からアクションを構築する側へと本格的に活動の軸を移した。
JFF Theaterのインタビューによると、園村は高校時代から仲間と自主映画を制作し、自分でアクションを付けたりカット割りを考えたりしていた。
つまり、演出への関心はスタントプレイヤーとして活動する以前から存在していた。
アクションを自分で考え、映像として完成させることへの関心が、監督業へつながっていったのである。
【代表作と転換点】園村健介の経歴を年代別に整理
園村のキャリアは、アクション監督としての実績と、映画監督としての作品づくりが並行して発展してきた点に特徴がある。
| 年代 | 作品・出来事 | 主な役割・意味 |
|---|---|---|
| 1990年代後半 | 倉田アクションクラブ | 16歳で入団しスタントの基礎を習得 |
| 2003年 | ユーデンフレームワークス所属 | 映像制作の現場で活動を本格化 |
| 2006年 | 『LOVE DEATH』 | アクション監督デビュー |
| 2015年 | 『東京無国籍少女』 | ジャパンアクションアワード受賞対象作品 |
| 2017年 | 『マンハント』 | ジョン・ウー監督作品に参加 |
| 2019年 | 『HYDRA』 | 映画監督デビュー |
| 2021年 | 『ベイビーわるきゅーれ』 | アクション演出で存在感を発揮 |
| 2023年 | 『BAD CITY』 | 監督・編集・アクション監督を担当 |
| 2024年 | 『陰陽師0』『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』 | 大型作品や人気シリーズに参加 |
| 2025年 | 『ゴーストキラー』 | 監督・アクション監督を担当 |
| 2026年 | 『ちるらん 新撰組鎮魂歌』 | 時代劇アクションを担当 |
| 2026年 | 『The Furious/火遮眼』 | 国際的なアクション映画に参加 |
園村は『東京無国籍少女』と『マンハント』に関連して、第4回・第7回ジャパンアクションアワードのベストアクション監督賞を受賞している。
特に『マンハント』は、香港映画界を代表するジョン・ウー監督の作品であり、国際的な制作現場を経験する重要な機会となった。
園村自身もインタビューで、香港アクション映画から影響を受けてきたことを語っている。
この経験は、国内の作品だけでなく、海外作品にも参加する現在の活動につながっている。
【作風を分析】『ベイビーわるきゅーれ』のアクションが支持される理由
園村健介のアクション演出を理解するうえで、代表的な作品が阪元裕吾監督の『ベイビーわるきゅーれ』シリーズだ。
同シリーズでは、髙石あかり演じる杉本ちさとと、伊澤彩織演じる深川まひろを中心に、殺し屋の日常と激しい戦闘が描かれる。
園村が担当したのは、単に登場人物に格闘の動きを付けることではない。
登場人物の性格や感情を踏まえ、戦闘シーンそのものを物語の表現として成立させることだった。
特徴1:接近戦によって生まれる生々しさ
JFF Theaterのインタビューで園村は、『ベイビーわるきゅーれ』のアクションについて、一般的なアクションよりも距離感を近くしていると説明している。
整ったフォームや見栄えのよい動きだけを重視するのではなく、登場人物同士が密着するような距離でぶつかり合う。
その結果、戦闘が単なる技の見せ合いではなく、感情の衝突として伝わる。
特徴2:一定ではないアクションのリズム
もう一つの特徴が、アクションのリズムだ。
園村はインタビューで、通常の格闘シーンのように一定のテンポで動きを繰り返すのではなく、あえて間隔を変えることで予測しにくい動きを生み出していると説明している。
観客が次の動きを簡単に予測できないため、戦闘に緊張感が生まれる。
特徴3:主人公を無敵にしない演出
園村と阪元監督の間には、ちさととまひろを圧倒的な無敵の存在として描かないという共通認識があった。
泥臭さや苦戦を含めたアクションを採用し、登場人物の感情が見える戦闘を目指したという。
この考え方は、同シリーズの魅力を理解する重要なポイントだ。
華麗な技を次々と繰り出すだけではなく、登場人物が何を感じ、なぜ戦っているのかまで伝える。
園村のアクション演出には、こうした物語との結び付きがある。
アクション監督とアクションコーディネーターは何が違う?
園村自身がインタビューで説明している仕事の違いも興味深い。
アクション監督は、アクションの演出だけでなく、現場管理やカット割り、編集、効果音の入れ方まで判断する立場だ。
一方、アクションコーディネーターは、動きの構築と安全管理が中心となる。
つまり、アクション監督はアクションを映像作品として完成させるため、より広い範囲の判断を担う。
スタントプレイヤーとして現場を知り尽くした園村の経験は、この仕事における大きな強みになっている。
【映画監督としての実績】『HYDRA』『BAD CITY』『ゴーストキラー』
アクション監督として活動してきた園村は、2019年に映画監督へと進出した。
『HYDRA』(2019年)で監督デビュー
『HYDRA』は、園村の監督デビュー作だ。
主演は三元雅芸。園村がアクション監督として培ってきた経験を、自らの作品づくりに生かした映画である。
三元雅芸はアクションの経験が豊富な俳優であり、園村との共同作業は、その後の作品にもつながる関係性となった。
『HYDRA』は海外映画祭にも正式出品され、監督としての活動を広げるきっかけとなった。
『BAD CITY』(2023年公開)で本格的なアクション映画に挑戦
続く監督作品が『BAD CITY』だ。
小沢仁志が主演し、脚本や製作総指揮にも参加した本作は、犯罪都市の裏側と、公安の特別チームによる戦いを描くアクション映画。
園村は監督に加えて、アクション監督も担当している。
本作の注目点は、アクション演出と映画全体の演出を一人の監督が担っていることだ。
nippon.comの作品紹介でも、園村がアクション監督を兼任していることが紹介されている。
小沢仁志はインタビューで、アクション監督がカット割りまで考える現在の演出方法について言及している。
『BAD CITY』は、園村がスタントやアクション演出の経験を、長編映画全体の構成へと発展させた作品として位置付けられる。
『ゴーストキラー』(2025年)で監督・アクション監督を兼任
2025年4月11日に公開された『ゴーストキラー』も、園村の監督作品として重要だ。
脚本は阪元裕吾。主演は髙石あかりで、三元雅芸、黒羽麻璃央らが出演している。
物語の中心となるのは、女子大学生の松岡ふみか。
ある日、道端で薬莢を拾ったことをきっかけに、元殺し屋の幽霊・工藤英雄が見えるようになる。さらに、工藤の力がふみかに乗り移ることで、彼女は戦う能力を手に入れる。
この設定によって、日常生活を送る女子大学生と、戦闘経験を持つ殺し屋の能力が交差する。
『ベイビーわるきゅーれ』シリーズでアクション監督を務めた園村と、脚本を担当した阪元裕吾が再び組んだことも見どころだ。
公式サイトでは園村が監督・アクション監督の両方を担当したことが明記されている。
アクションだけでなく、物語の設定やキャラクターの関係性を含めて演出する監督としての幅が表れている作品だ。
【2026年最新活動】『ちるらん 新撰組鎮魂歌』と『フュリアス』に注目
2026年の園村健介を語るうえで、特に注目したいのが『ちるらん 新撰組鎮魂歌』と『The Furious/火遮眼』だ。
『ちるらん 新撰組鎮魂歌』で時代劇アクションを担当
『ちるらん 新撰組鎮魂歌』は、橋本エイジの漫画と梅村真也の原作を基にした実写作品。
新撰組の土方歳三を中心に、近藤勇や沖田総司らの青春、友情、信念、激しい戦いを描く。
2026年3月26日・27日には、TBSテレビでスペシャルドラマ「江戸青春篇」が2夜連続放送された。
国内ではU-NEXTで「江戸青春篇」とドラマシリーズ「京都決戦篇」が配信され、海外では5月9日からHBO Maxを通じて100以上の国と地域で展開された。
園村は本作のアクション監督を担当している。
公式作品情報によると、監督は渡辺一貴、脚本は酒井雅秋。主演の土方歳三を山田裕貴が演じる。
ほかにも鈴木伸之、中村蒼、細田佳央太、上杉柊平、藤原季節らが出演している。
本作で注目したいのは、現代的なキャラクター表現と、スピード感のある殺陣を組み合わせている点だ。
『ベイビーわるきゅーれ』のような現代アクションとは異なり、時代劇では刀を使った戦闘や集団戦の見せ方が求められる。
園村にとって、異なる時代背景や武器の特性を持つアクションを演出する仕事となった。
『The Furious/火遮眼』は2026年の国際的な注目作
もう一つの重要作品が、香港発のアクション映画『The Furious』だ。
日本での邦題は『フュリアス 怒りの頂上決戦(バトルロワイヤル)』。
監督は谷垣健治、アクション監督は園村健介が担当する。
2026年9月17日、博報堂DYミュージック&ピクチャーズが日本公開を発表した。
本作には、アジアを代表するアクション俳優やスタント関係者が集結している。
主な出演者は次のとおり。
- シェー・ミャオ
- ジョー・タスリム
- ヤヤン・ルヒアン
- ジージャー・ヤーニン
- ブライアン・リー
- 岩永丞威
物語は、誘拐された娘を取り戻そうとする父親と、事件を追うジャーナリストが犯罪組織に立ち向かうアクションドラマだ。
監督の谷垣健治は『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』などで知られるアクション映画の演出家。
園村との初タッグは、日本とアジアのアクション映画界の双方にとって注目すべき組み合わせだ。
日本公開日は2027年1月29日。したがって、2026年時点では国際的な活動と日本公開に向けた展開が進んでいる作品として捉えるのが正確だ。
2026年の最新活動を調べる際には、作品の制作・参加年と、日本国内の劇場公開年を混同しないことも大切になる。
【プロの結論】園村健介の本当の強みはアクションを物語に変える力
園村健介のキャリアを振り返ると、単に格闘技やスタントに詳しい映画人という枠には収まらない。
その強みは、身体表現、カメラワーク、編集、登場人物の感情を一体化させる演出力にある。
特に『ベイビーわるきゅーれ』で示された近距離の戦闘や不規則なリズムは、アクションを単なる視覚的な見せ場ではなく、人物描写の一部として成立させている。
また、『HYDRA』『BAD CITY』『ゴーストキラー』では映画監督としても活動し、アクションを作品全体の構成に組み込んできた。
作品を見る際には、次の3つの視点が参考になる。
1. アクションの技術だけでなく人物の感情を見る。 戦闘中の表情や動きに、登場人物の心理が反映されているか。
2. カメラと編集にも注目する。 アクションの迫力が、どのような映像演出によって生まれているか。
3. 作品ごとのジャンルの違いを比較する。 現代格闘アクション、犯罪映画、時代劇では、求められる動きや見せ方が異なる。
この視点で見ると、『ベイビーわるきゅーれ』と『BAD CITY』、さらに『ちるらん 新撰組鎮魂歌』の違いも理解しやすくなる。
園村健介に関するよくある質問(FAQ)
Q1:園村健介の生年月日はいつ?
A1:1981年1月4日生まれ。2026年11月現在、45歳だ。
Q2:園村健介は宮城県出身?
A2:はい。宮城県出身であることが映画『ゴーストキラー』の公式プロフィールに掲載されている。
Q3:園村健介はどこの所属?
A3:アクション制作チームのユーデンフレームワークスに所属している。2003年から同チームで活動している。
Q4:園村健介のアクション監督デビュー作は?
A4:北村龍平監督の『LOVE DEATH』(2006年)。その後、映画やテレビ、ゲームなど幅広い分野で活動している。
Q5:園村健介が監督した映画は?
A5:『HYDRA』(2019年)、『BAD CITY』(2023年公開)、『ゴーストキラー』(2025年)の3作品が代表的な監督作だ。
Q6:『ベイビーわるきゅーれ』では何を担当した?
A6:シリーズのアクション監督を担当した。接近戦や変化のあるリズムを取り入れ、登場人物の感情が伝わるアクションを構築している。
Q7:2026年の園村健介の最新作は?
A7:2026年の主な参加作品として『ちるらん 新撰組鎮魂歌』と『The Furious/火遮眼』がある。後者の日本公開は2027年1月29日予定だ。
まとめ:園村健介は日本のアクション映画を支える演出家
園村健介は、宮城県出身のアクション監督・映画監督だ。
16歳で倉田アクションクラブに入り、スタントプレイヤーとして経験を積み、2003年にユーデンフレームワークスへ所属。2006年の『LOVE DEATH』でアクション監督としてデビューした。
その後、『マンハント』『ベイビーわるきゅーれ』『陰陽師0』などで実績を重ね、2019年には『HYDRA』で映画監督としての活動も開始。『BAD CITY』『ゴーストキラー』へと監督作品を広げてきた。
2026年は『ちるらん 新撰組鎮魂歌』で時代劇アクションに取り組み、『The Furious』では谷垣健治監督との初タッグが実現。日本国内にとどまらない活動が注目される。
スタントからアクション監督、そして映画監督へ。園村健介の歩みは、アクションを演じる技術から、アクションを映像作品として創造する技術へと発展してきた軌跡でもある。
今後の作品でも、迫力だけでなく人物の感情まで伝えるアクション演出に注目したい。
主な事実確認資料
- 所属先ユーデンフレームワークスの公式プロフィール・作品一覧
- JFF Theater掲載の園村健介本人インタビュー(2024年5月15日)
- 映画『ゴーストキラー』公式サイト
- 『ちるらん 新撰組鎮魂歌』THE SEVEN公式作品情報
- 『フュリアス 怒りの頂上決戦』博報堂DYミュージック&ピクチャーズ公式発表(2026年9月17日)