【近賀ゆかりの現在】2026年はなでしこジャパンのコーチとして活動

目次

2026年11月現在

近賀ゆかりさんの現在の肩書は、なでしこジャパン(日本女子代表)のコーチです。2026年5月18日、日本サッカー協会が正式に就任を発表しました。

【検証資料 1】近賀ゆかりの当時の様子・関連報道写真(出典:ih.shoemakermedical.com)

この人事は、現役引退後のキャリアにおける大きな転換点です。選手として日本代表の世界一を経験した人物が、今度は指導者として次の世代を世界の舞台へ送り出す立場になりました。

2026年5月18日に日本女子代表コーチへ就任

JFAの発表によると、近賀さんは2025年から女性初のJFAロールモデルコーチを務めていました。その経験を経て、2026年5月に女子日本代表のコーチへと役割を広げています。

新体制では狩野倫久監督を中心にチームづくりに携わります。近賀さん自身も、選手を一方的に指導するのではなく、監督や選手、コーチングスタッフと協力しながらチームの力を引き出す姿勢を示しています。

就任に際しては、世界一という目標に向けて、それぞれの持つ力や日本の良さを最大限に引き出したいという趣旨のコメントを発表しました。2011年のW杯を知る元選手として、その経験を現場に還元することが期待されています。

サンフレッチェ広島レジーナのアンバサダーは退任

引退後の2025年6月30日、近賀さんはサンフレッチェ広島レジーナのアンバサダーに就任しました。

担当していた活動は、広報や営業のサポート、地域貢献、プロモーション、レジーナアカデミーの視察・指導などです。選手として所属していたクラブに、今度は支える側として関わる形でした。

しかし、なでしこジャパンのコーチ就任に伴い、2026年5月14日付でアンバサダーを退任しています。クラブも5月18日に正式発表しました。

2026年9月にはWEリーグの特任理事にも選任

見逃せないのが、女子サッカー界の運営にも関わっている点です。

2026年9月25日、WEリーグは新たな理事・特任理事などの選任を発表し、近賀さんを特任理事に選任しました。所属欄には、なでしこジャパンコーチと記載されています。

つまり2026年11月現在、近賀さんは日本代表の現場で指導に携わるだけでなく、WEリーグの運営にも関わる立場です。選手、指導者、リーグ運営という複数の視点から女子サッカーに携わっています。

【現役引退の理由】2025年の決断は大けがだけが原因ではなかった

近賀ゆかりさんが現役引退を発表したのは、2025年4月8日です。所属していたサンフレッチェ広島レジーナが、2024-25シーズンをもって引退することを公表しました。

引退理由については、2025年5月20日の引退会見で本人が詳しく説明しています。そこで明らかになったのは、単純に年齢やけがだけで決断したわけではないということでした。

引退を決めたのは2024-25シーズンの開幕時

近賀さんは、引退を決めたタイミングについて、シーズンが始まる時点だったと説明しています。

その前年はメンバーから外れたり、試合に絡めなかったりすることもありました。そのため、最後のシーズンは勝負の年と位置づけ、出場機会を得て、自分が納得できるプレーをして終えたいという思いで臨んだといいます。

引退を意識しながらプレーする一方、再びスタメンで出場できるようになると、サッカーの楽しさから気持ちが変わる可能性も考えていたそうです。しかし、引退の意思は最後まで変わりませんでした。

前十字靱帯断裂という大きなけがも経験

2024年10月には、前十字靱帯断裂という大きなけがを負いました。復帰できるかどうかも不透明な状況となり、リハビリを続けることになります。

けがをきっかけに、もう一度現役を続けたいという気持ちが生まれるかもしれないと考えていたものの、本人によれば、その思いにも変化はありませんでした。

「大きなきっかけは全くないです。自然に(引退の時期が)来て」

これは引退会見での本人の発言です。けがが引退の直接的な唯一の原因だったのではなく、シーズン開幕時に固まっていた決意が、シーズンを通じて変わらなかったという説明でした。

最後の公式戦ではゴールを記録

2025年5月17日のアルビレックス新潟レディース戦が現役最後の試合となりました。

この試合で近賀さんはゴールを決めています。引退会見では、最後の試合で得点できたことへの驚きと、これまで一緒にプレーした先輩や仲間、チームへの感謝を語りました。

20年以上に及ぶ選手生活の締めくくりとして、自らゴールを決めてピッチを去ったことは、現役時代を象徴するエピソードの一つです。

【近賀ゆかりの経歴・年表】日テレ・ベレーザから海外クラブまで

近賀ゆかりさんは1984年5月2日生まれ、神奈川県出身です。ポジションはディフェンダーで、長くサイドバックとしてプレーしてきました。

小学生時代からサッカーを始め、横須賀シーガルズ、湘南学院高校を経て、2003年に日テレ・ベレーザで本格的な選手キャリアをスタートさせています。

その後はINAC神戸レオネッサ、アーセナル・レディースFC、オーストラリアや中国のクラブなど、国内外の複数チームでプレーしました。JFAの公式プロフィールに掲載されている選手歴を整理すると、次のようになります。

クラブ・日本代表・指導者としての歩み

時期 所属・出来事 主なポイント 1997~1999年 横須賀シーガルズFC ジュニア年代の活動 2000~2002年 湘南学院高校 高校サッカーで経験を積む 2003~2010年 日テレ・ベレーザ 国内トップレベルで活躍 2011~2013年 INAC神戸レオネッサ 2011年W杯優勝を経験 2014年 アーセナル・レディースFC イングランドでプレー 2015~2016年 INAC神戸レオネッサ 国内で再びプレー 2016~2020年 キャンベラ・ユナイテッド、杭州女子倶楽部、メルボルン・シティ、オルカ鴨川FC オーストラリア・中国・日本でプレー 2021~2025年 サンフレッチェ広島レジーナ WEリーグ創設期からチームを支える 2025年 現役引退・JFAロールモデルコーチ就任 女性初のロールモデルコーチ 2026年 なでしこジャパンコーチ就任 日本女子代表の指導に参加

出典:日本サッカー協会、サンフレッチェ広島レジーナ、WEリーグの公式プロフィール・発表資料。

日テレ・ベレーザでプロとしての基礎を築く

2003年に加入した日テレ・ベレーザは、近賀さんのキャリアの出発点となったクラブです。

2003年から2010年まで在籍し、国内の強豪クラブで経験を重ねました。長くサイドバックを務めたことも、後年の指導者としての視点につながる重要な経験です。

サイドバックは守備だけでなく、攻撃時には前線へ駆け上がり、味方をサポートする役割も求められます。攻守両面を理解するポジションで培った経験は、選手の特長やチーム全体のバランスを見るうえで生きる可能性があります。

INAC神戸レオネッサからアーセナルへ

2011年にINAC神戸レオネッサへ移籍。日本代表として世界的な注目を集めた時期と、クラブでのキャリアが重なります。

2014年にはイングランドのアーセナル・レディースFCに所属しました。海外クラブでのプレーは、異なるサッカー文化や戦術に触れる経験になりました。

その後はINAC神戸に復帰し、オーストラリアのキャンベラ・ユナイテッドやメルボルン・シティ、中国の杭州女子倶楽部などでもプレーしています。

特定の国やクラブにとどまらず、複数のリーグを経験したことは、現在の指導者としての幅を考えるうえでも注目すべき経歴です。

サンフレッチェ広島レジーナで過ごした最後の4年間

2021年、WEリーグの創設とともにサンフレッチェ広島レジーナへ加入しました。

新しく立ち上がったチームで、近賀さんは選手として競技に取り組むだけでなく、チームづくりにも関わりました。引退会見では、クラブの哲学がチームに浸透していく過程や、WEリーグカップで優勝した経験を印象深い出来事として振り返っています。

引退後にアンバサダーへ就任したことからも、広島での4年間が選手生活の最終章として重要な位置を占めていたことがうかがえます。

【日本代表100試合の実績】2011年W杯優勝とロンドン五輪銀メダル

近賀ゆかりさんを語るうえで欠かせないのが、日本女子代表としての実績です。

JFAの公式プロフィールによると、代表での活動期間は2004年から2016年。国際Aマッチ通算100試合出場、5得点を記録しています。

日本女子サッカーの歴史に残る2011年女子ワールドカップ優勝、2012年ロンドンオリンピック銀メダルの両方を経験した選手です。

2011年女子ワールドカップで日本初優勝

2011年、ドイツで開催されたFIFA女子ワールドカップで、日本代表は初優勝を果たしました。

近賀さんはこの優勝メンバーの一人です。大会を通じてチームの一員として戦い、なでしこジャパンの歴史的な快挙に貢献しました。

この優勝は、日本女子サッカーにとって大きな転換点でした。世界の強豪国と競い合い、日本が世界一になれることを示した大会でもあります。

近賀さんにとっても、この経験は単なるタイトル獲得ではありません。国際大会で勝つための準備、試合中の判断、チームとしての連係など、指導者になってから伝えられる実践的な経験を積んだ大会だったと考えられます。

2012年ロンドンオリンピックで銀メダル

2012年のロンドンオリンピックでも、近賀さんは日本代表の一員として出場しました。

日本は決勝まで進出し、アメリカとの決勝戦に敗れたものの、銀メダルを獲得しています。これは日本女子サッカーにとって歴史的なオリンピック成績となりました。

2011年のW杯優勝に続き、翌年の五輪でも表彰台に立った経験は、近賀さんの国際舞台での実績を象徴しています。

日本代表での主な国際大会成績

大会 成績
2007年女子W杯 グループステージ敗退
2008年北京オリンピック 4位
2010年AFC女子アジアカップ 3位
2011年女子W杯 優勝
2012年ロンドンオリンピック 銀メダル
2014年AFC女子アジアカップ 優勝
2015年女子W杯 準優勝

出典:JFA日本代表プロフィール。

注目したいのは、優勝した2011年だけでなく、2015年女子ワールドカップでも準優勝を経験している点です。複数の国際大会を通じて、勝利だけでなく敗戦や課題にも向き合ってきた経験が、現在の指導者としての財産になっています。

【引退後の活動と指導者としての評判】女性初のJFAロールモデルコーチから代表へ

近賀ゆかりさんは、現役時代から引退後のキャリアを見据えて指導者ライセンスの取得に取り組んでいました。

選手として長く活躍しただけでなく、競技を教える立場になるための勉強も並行して進めていたことが特徴です。

JFAロールモデルコーチとは?

JFAロールモデルコーチは、選手として培った経験や知識を、若い世代の育成や女子サッカーの普及に生かす役割です。

日本サッカー協会は2025年8月20日、近賀さんとの契約を発表しました。女性として初めての就任で、U-16日本女子代表をはじめとするアンダーカテゴリーの強化や普及活動に携わることになりました。

同年9月からはU-16日本女子代表の活動にも参加しています。代表経験を持つ選手が、若い選手たちに競技の楽しさや難しさを伝える立場になったのです。

Aジェネラルライセンスまで取得した学習意欲

近賀さんは現役時代から指導者ライセンスの取得を進めてきました。

JFAのプロフィールでは、2018年にC級、2022年にB級を取得し、2026年のプロフィールにはAジェネラルライセンスが記載されています。

2026年1月15日に公開されたJFAのインタビューでは、本人が指導者を目指した理由や学びについて語っています。

セカンドキャリアを考える中で指導者という仕事に興味を持ち、サッカーの勉強を続けてきたとのことです。特にAジェネラルでは、個人戦術だけでなく、チーム戦術やマネジメントなど、監督として必要になる全体的な視点を学んだと説明しています。

また、選手と指導者は別の立場であり、選手時代の経験だけで指導ができるわけではないという認識も示しています。

近賀ゆかりの指導者としての評価は?

指導者としての近賀さんを理解するうえで参考になるのが、JFA公式インタビューで明らかにした指導方針です。

選手の特長をつかみながら、選手の良さがチームのプラスになるように導ける指導者になりたい。

近賀さんは、選手の弱点を指摘することだけに偏らず、それぞれの長所を生かす指導を目指しています。

また、U-16日本女子代表の活動を振り返り、選手は指導者の声掛け一つで変わることがあると話しています。短期間の活動でも、練習への意識や取り組み方によって選手の成長が見られたことに、指導の面白さを感じたそうです。

この考え方には、長年選手としてプレーしてきた経験が反映されています。選手が何を考え、どのような言葉を必要としているのかを、現役時代の感覚を通して理解できる点は強みの一つです。

ただし、指導者としての実績を評価するには、今後の代表活動における育成成果やチームへの貢献を見ていく必要があります。2026年のコーチ就任は重要な一歩ですが、現時点で指導者としての成績が確立したと評価する段階ではありません。

選手経験を指導に生かせる3つの強み



世界大会を知っている

W杯優勝、五輪銀メダル、W杯準優勝など、国際大会で勝つことと敗れることの両方を経験しています。


国内外の異なるサッカー環境を知っている

日本、イングランド、オーストラリア、中国のクラブでプレーした経験があります。


現役選手に近い感覚を持っている

引退から間もない段階で指導者として活動を始めており、選手時代の経験を比較的新鮮な形で伝えられる立場です。

こうした経験は、今後のなでしこジャパンの強化だけでなく、女子サッカー全体の育成環境にもプラスになる可能性があります。

【近賀ゆかりは結婚している?】夫やパートナーに関する公表情報

近賀ゆかりさんについては、結婚しているのか、夫がいるのか、家族構成はどうなっているのかといったプライベートへの関心もあります。

ただし、JFAの公式プロフィールや所属クラブの発表、引退会見で、配偶者の氏名や婚姻状況、子どもの有無などが公表された事実は確認できません。

引退会見で「パートナー」について言及

一つ注目されるのは、2025年5月20日の引退会見で、引退について誰かに相談したのかと質問された際の回答です。

近賀さんは、引退の意思が揺らがなかったため相談はしていないものの、パートナーには自分の思いを伝えたと説明しました。その際、相手から肯定的な反応をもらったことも明かしています。

ただし、この発言だけで相手が法律上の配偶者であると判断することはできません。氏名や性別、婚姻関係などの詳細も公表されていません。

結婚・夫・子どもについての情報整理

確認項目 公表状況
結婚の公式発表 確認できる発表なし
夫の氏名・職業 公表情報なし
パートナー 引退会見で本人が言及
子どもの有無 公式な公表情報なし
家族構成 詳細は公表されていない

近賀さんは、選手としての実績や指導者としての活動を中心に公の場で発信しています。プライベートの詳細を競技活動と結びつけて語る必要はありません。

したがって、「結婚している」「夫がいる」「子どもがいる」といった情報を確定事項として扱うことはできません。現時点では、パートナーへの言及があったことと、婚姻状況が公表されていないことを分けて理解するのが適切です。

【近賀ゆかりに関するよくある質問(FAQ)】

Q1:近賀ゆかりは2026年現在、何をしている?

A1:2026年5月18日から、なでしこジャパン(日本女子代表)のコーチを務めています。また、2026年9月にはWEリーグの特任理事にも選任されています。

Q2:近賀ゆかりはいつ現役を引退した?

A2:2024-25シーズンをもって現役を引退しました。2025年5月17日のアルビレックス新潟レディース戦が最後の試合で、得点も記録しています。

Q3:近賀ゆかりの引退理由はけが?

A3:2024年10月に前十字靱帯断裂を経験しましたが、引退を決めたのはシーズン開幕時です。本人は、特定の大きなきっかけではなく、自然に引退のタイミングが来たと説明しています。

Q4:近賀ゆかりの日本代表での成績は?

A4:2004年から2016年まで日本女子代表として活動し、国際Aマッチ100試合出場、5得点を記録しています。2011年女子W杯優勝と2012年ロンドン五輪銀メダルが代表的な実績です。

Q5:近賀ゆかりは結婚していて夫がいる?

A5:結婚や夫についての公式発表は確認できません。引退会見ではパートナーに言及していますが、相手の詳細や婚姻関係は公表されていません。

Q6:近賀ゆかりはJFAロールモデルコーチだった?

A6:はい。2025年8月に女性初のJFAロールモデルコーチに就任しました。アンダーカテゴリーの日本女子代表などで育成・普及活動に携わり、2026年5月になでしこジャパンのコーチに就任しました。

まとめ:近賀ゆかりの今後は女子サッカーの次世代育成が焦点

近賀ゆかりさんのキャリアは、国内の強豪クラブから海外クラブ、そして日本代表へと広がり、2025年の現役引退を経て指導者という新しい段階に進みました。

2011年女子ワールドカップ優勝、2012年ロンドンオリンピック銀メダル、国際Aマッチ100試合出場という実績は、選手としての大きな財産です。日テレ・ベレーザ、INAC神戸レオネッサ、アーセナル・レディースFCなどで培った経験も、現在の指導活動につながっています。

2026年11月現在の活動を整理すると、なでしこジャパンのコーチ、WEリーグの特任理事という立場で、日本の女子サッカーを支える側に回っています。

【プロの結論】近賀ゆかりの本当の転換点は引退後にある

近賀さんの今後を考えるうえで注目したいのは、単に有名選手が指導者に転身したという点ではありません。

日本代表として世界一を経験し、海外の異なるサッカー文化を知り、さらに現役中から指導者ライセンスの取得を進めてきたことに意味があります。

特に、選手の弱点だけでなく長所を見つけ、チームの力に変えていくという指導方針は、次世代の選手育成において注目すべき視点です。

今後の評価を見極めるポイントは、次の3つです。

  • 代表強化:なでしこジャパンの国際大会に向けて、どのような形でチームづくりに貢献するか。
  • 若手育成:世界を経験した選手として、若い世代の技術・戦術・メンタル面の成長をどう支えるか。
  • 女子サッカーの発展:WEリーグの特任理事として、競技の普及や環境整備にどう関わるか。

選手としての輝かしい実績はすでに確立されています。これから注目したいのは、その経験をどれだけ次の世代へつなげられるかです。

2011年に世界一を経験した近賀ゆかりさんが、今度は指導者として日本女子サッカーの未来を支える。その新たな挑戦が、2026年以降の大きな見どころです。

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主な参照資料: 日本サッカー協会(JFA)の代表スタッフプロフィール・就任発表・指導者インタビュー、サンフレッチェ広島レジーナの引退発表・引退会見、WEリーグの理事選任発表。