検察事務官の年収はいくら?2026年初任給・賞与・昇進の仕組みを徹底解説
検察事務官の年収は、国家公務員としての基本給だけで決まるわけではありません。採用時には一般の国家公務員と同じ行政職俸給表(一)が適用されますが、一定の勤務経験を積むと、給与水準が異なる公安職俸給表(二)へ移行する仕組みが設けられています。2026年4月1日現在の給与制度では、大卒程度試験の採用者はおおむね1年後、高卒者試験の採用者はおおむね5年後が切り替えの目安です。
さらに、年間約4.65か月分の期末・勤勉手当、地域手当、住居手当、通勤手当などが加わります。昇給や昇進、勤務地によっても収入は変わるため、初任給だけを見て生涯年収を判断することはできません。2026年の法務省・検察庁の採用情報、人事院の給与統計、国家公務員の給与制度をもとに、平均年収の考え方から20代・30代・40代の収入の見方まで詳しく解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 初任給:2026年4月1日現在、大卒程度は基本額23万2,000円、高卒者は20万300円。地域手当により実際の支給額は変わる。
- 給与制度:大卒程度はおおむね1年後、高卒者はおおむね5年後に公安職俸給表(二)へ移行する。
- ボーナス:期末・勤勉手当は年間約4.65か月分が目安。各種手当や昇進によって年収は変動する。
【2026年最新】検察事務官の平均年収はいくら?公的統計から実態を検証

検察事務官の年収を調べる際、最初に理解しておきたいのが、検察事務官だけを対象にした全国一律の平均年収が公表されているわけではないという点です。
検察事務官は国家公務員ですが、給与は採用後の経験年数や職務上の役割に応じて異なる俸給表によって決まります。そのため、一般企業のように「検察事務官の平均年収は○万円」と単一の数字で示すことには限界があります。
公安職俸給表(二)の平均給与月額が参考になる

検察庁の公式説明によると、検察事務官は採用当初こそ行政職の俸給を受けますが、一定期間の勤務経験を経た後は公安職の俸給が適用されます。
人事院の2026年国家公務員給与等実態調査をもとにした給与統計では、2026年4月1日現在の平均給与月額は次の水準です。
- 行政職俸給表(一):42万8,451円
- 公安職俸給表(一):41万5,450円
- 公安職俸給表(二):43万9,144円
このうち、検察事務官の給与を考える際に特に参考になるのが、公安職俸給表(二)の43万9,144円です。行政職俸給表(一)の平均給与月額を約1万円上回っています。
ただし、この43万9,144円は検察事務官だけの平均ではありません。公安職俸給表(二)が適用される複数の職種を合算した数字であり、年齢、経験年数、役職、勤務地などの違いも反映されています。検察事務官全員がこの金額を受け取るという意味ではありません。
また、この平均給与月額は基本給だけではなく一定の手当を含む一方、通勤手当や超過勤務手当などは含まない統計上の数字です。
ネット上の「検察事務官の平均年収981万円」は本当か

厚生労働省の職業情報提供サイト「job tag」では、検察事務官の職業ページに年収などの統計情報が掲載されています。しかし、同ページは、これらの数値が検察事務官だけを対象としたものではなく、関連する職業分類に対応した統計であることを明記しています。
実際、同ページに表示される年収981.1万円という数値を、そのまま検察事務官の平均年収と解釈することは適切ではありません。国家公務員の給与体系や検察庁の採用条件と照らし合わせても、検察事務官の実際の平均年収を示す数字として扱うには問題があります。
年収を調べるときは、職業分類に基づく参考統計と、検察庁が公表する実際の給与条件を区別する必要があります。
【初任給を徹底比較】大卒程度・高卒者の給与と公安職への切り替え
検察事務官の給与制度で最も特徴的なのが、採用時と一定期間経過後で適用される俸給表が変わることです。
2026年4月1日現在の法務省の採用情報では、一般職試験の大卒程度と高卒者試験について、それぞれ初任給が示されています。
2026年の初任給は大卒程度23万2,000円、高卒者20万300円
基本となる初任給は次のとおりです。
- 一般職試験(大卒程度):23万2,000円
- 一般職試験(高卒者):20万300円
これは地域手当を含まない基本額です。勤務地によって地域手当が加算されるため、実際の給与明細に記載される金額は異なります。
例えば、東京都特別区で勤務する場合、地域手当を含む初任給の例は次のようになります。
- 大卒程度:27万8,400円
- 高卒者:24万360円
したがって、初任給を比較する際には、基本額なのか地域手当を含んだ金額なのかを確認することが欠かせません。
大卒程度は約1年後、高卒者は約5年後に公安職俸給表(二)へ
検察事務官の給与制度を理解するうえで、特に重要なのが俸給表の切り替えです。
採用直後は、一般の国家公務員と同様に行政職俸給表(一)が適用されます。その後、検察事務官が担う治安維持や刑事司法に関わる業務の特殊性が考慮され、公安職俸給表(二)へ移行します。
検察庁が公表している移行時期の目安は次のとおりです。
- 大卒程度試験合格者:おおむね採用から1年後
- 高卒者試験合格者:おおむね採用から5年後
ここで注意したいのは、公安職への移行が、単なる勤続年数による昇給と同じものではないという点です。適用される俸給表そのものが変わるため、給与体系に違いが生まれます。
一方、公安職に切り替わった後も、実際の給与額は職務の級や号俸、勤務成績などによって異なります。全員が同じ金額になるわけではありません。
なお、公安職俸給表(二)の適用範囲は人事院規則で定められており、検察庁に勤務する検察事務官が対象として明記されています。ただし、規則には一部の管理事務職などの例外もあります。
初任給から考える年収の目安
初任給に賞与を加えた収入を考える場合、年間の給与月数だけで単純計算する方法があります。
東京都特別区の初任給例を使用し、月給12か月分に年間4.65か月分の賞与を加えると、次のようになります。
- 大卒程度:約463万5,360円
- 高卒者:約400万1,994円
これは、初任給が年間を通して同じ金額で支給され、賞与も年間満額支給されると仮定した単純年換算です。実際の採用初年度は、夏季賞与の在職期間による調整などがあるため、この金額と一致するとは限りません。
また、時間外勤務手当や扶養手当なども含めていないため、実際の総支給額は個々の勤務条件によって変わります。
【20代・30代・40代】検察事務官の年収は勤続年数と昇進でどう変わる?
検察事務官の年収を考える際、20代、30代、40代という年齢だけで給与を決めつけることはできません。
国家公務員の給与は、年齢そのものではなく、俸給表の種類、職務の級、号俸、勤務地、各種手当などによって決まります。さらに、同じ年齢でも大卒程度と高卒者では公安職への移行時期が異なります。
そのため、年代別の収入を考えるなら、一般的なキャリアの進行と給与制度を組み合わせて見ることが現実的です。
年代別のキャリアと給与の関係
| 年代・段階 | キャリアと給与制度 | 年収を見るポイント |
|---|---|---|
| 20代前半・採用直後 | 行政職俸給表(一)が適用される。大卒程度・高卒者で初任給が異なる。 | 基本給に地域手当などを加えた初任給が基準。 |
| 20代・移行期 | 大卒程度は約1年後、高卒者は約5年後に公安職俸給表(二)へ移行する。 | 適用俸給表の変更と昇給によって収入が変化する。 |
| 30代 | 担当業務の経験を積み、専門的な業務や上位の役職を目指す時期。 | 職務の級、号俸、役職、手当の違いが収入に反映される。 |
| 40代 | 主任・統括クラスや管理職などへの昇進がキャリアの選択肢となる。 | 役職や責任範囲によって同年代でも収入に差が生じる。 |
| 公安職俸給表(二)適用職員全体 | 2026年4月1日現在の統計では、複数職種の職員が対象。 | 平均給与月額43万9,144円。ただし検察事務官だけの平均ではない。 |
このように、20代では採用時の給与と公安職への移行が大きなポイントになります。30代以降は、経験年数に加えて、どの部門でどのような役割を担うかが収入を左右します。
30代以降は役職と職務の級が重要になる
検察庁では、捜査公判部門、検務部門、事務局部門という異なる業務領域があり、それぞれに専門性や管理能力が求められます。
30代以降は、担当業務の専門知識を深めるだけでなく、後輩職員の指導、事件処理の管理、部署間の調整など、より責任のある仕事を担う可能性があります。
40代以降についても、全員が同じ役職や給与水準に到達するわけではありません。専門分野で経験を積む人もいれば、組織運営を担う管理職を目指す人もいます。
したがって、検察事務官の年収を年代別に比較する場合、単純な年齢別平均ではなく、勤続年数と役職の違いまで確認することが大切です。
【ボーナス・手当・手取り】毎月の給与明細はどう構成される?
検察事務官の給与は、基本給に相当する俸給だけではありません。国家公務員として、職員の生活状況や勤務条件などに応じた各種手当が支給されます。
ボーナスは年間約4.65か月分が目安
2026年4月1日現在の法務省採用情報では、期末手当と勤勉手当を合わせた賞与は、年間約4.65か月分とされています。
賞与は基本的に6月と12月に支給され、在職期間や勤務成績などに応じて金額が決まります。
例えば、月額の俸給を基準に単純換算すると、年間4.65か月分は次のような計算です。
- 俸給月額23万2,000円の場合:約107万8,800円
- 俸給月額20万300円の場合:約93万1,395円
ただし、実際の賞与額は支給基準や算定対象となる給与額、在職期間、勤務成績などによって異なります。採用初年度に年間満額を受け取れるとは限りません。
地域手当・住居手当・通勤手当なども支給対象
検察事務官の給与に加算される主な手当は次のとおりです。
- 地域手当:民間賃金や物価などを考慮し、勤務地の地域区分に応じて支給される。
- 住居手当:一定の条件を満たして賃貸住宅などに居住する職員に支給される。
- 通勤手当:通勤に必要な交通費などを所定の基準に従って支給する。
- 扶養手当:扶養親族の状況など、定められた支給要件に応じて支給される。
- 超過勤務手当:所定の勤務時間を超えて勤務した場合などに支給される。
これらの手当は、全員に同額が支給されるものではありません。例えば、住居手当は住宅の状況や支給要件によって異なり、地域手当も勤務地によって変わります。
同じ俸給月額であっても、東京都特別区に勤務する職員と地域手当の支給割合が異なる地域に勤務する職員では、総支給額に差が生じることがあります。
月収と手取り額は別物
求人情報や採用案内に掲載されている初任給は、基本的に税金や社会保険料を差し引く前の金額です。
実際の手取り額は、総支給額から所得税、住民税、共済組合の掛金、年金関係の負担などを差し引いて算出されます。
特に注意したいのが、扶養家族の有無や居住地、前年の所得などによる違いです。同じ初任給で採用されても、実際に銀行口座へ振り込まれる金額は人によって異なります。
また、住民税は前年の所得を基礎に計算されるため、採用2年目以降に手取り額が変わることもあります。
年収を比較するときは、基本給、諸手当、賞与を含む額面年収と、実際に使える手取り年収を混同しないようにしましょう。
【昇給・昇進の仕組み】検察事務官のキャリアパスと将来性
検察事務官の収入は、採用後の経験や昇給、昇進によって変わっていきます。検察庁には複数の専門部門があり、職員はそれぞれの業務を経験しながら知識や技能を身につけます。
捜査公判・検務・事務局の3部門で経験を積む
厚生労働省の職業情報提供サイトによると、検察事務官の仕事は大きく3つの部門に分けられます。
1. 捜査公判部門
検察官による捜査や公判を支える部門です。取調べに関する事務、証拠書類の作成、事件記録の管理、起訴・不起訴に関する手続きなどを担当します。
近年は、パソコンやスマートフォンなどの電子データを適正な手続きで保全・解析するデジタルフォレンジック業務も重要な専門領域となっています。
2. 検務部門
事件の受理、被疑者の身柄拘束期間の管理、証拠品の管理、裁判で確定した刑の執行、犯罪歴や裁判記録の管理などを担当します。
刑事司法の手続きを正確に進めるため、法律や事務処理に関する専門的な知識が必要です。
3. 事務局部門
検察庁の組織運営を支える部門です。職員の人事や給与、会計、物品管理、文書管理、庁舎管理などを担当します。
これらの部門を経験することで、事件処理に関する専門知識だけでなく、組織全体を運営する能力も身につけられます。
昇進するとどのような役職に就くのか
検察庁の公式採用情報では、部門ごとに次のような昇進例が紹介されています。
- 捜査公判部門:主任捜査官、統括捜査官、首席捜査官など。
- 検務部門:検務専門官、統括検務官、検務監理官など。
- 事務局部門:係長、課長、事務局長など。
これらは一例であり、全員が同じ順番で昇進するわけではありません。勤務成績や経験、職務上の適性などを踏まえ、異なる部門への異動や上位職への登用が行われます。
昇進によって担当する仕事の範囲や責任が大きくなると、職務の級や給与にも影響が及びます。
研修制度と専門能力の向上も将来性を左右する
検察事務官には、採用直後の初等科研修、中堅職員を対象とする中等科研修、より高度な専門知識を学ぶ専修科研修などが用意されています。
検察庁の採用案内では、採用から3年目頃に中等科研修、7年目頃に専修科研修を受講するキャリア形成の例も紹介されています。
また、外国語、簿記、デジタルフォレンジックなど、実務に応じた専門研修も実施されています。
特にデジタルフォレンジックは、電子データが事件の重要な証拠となる場面が増える中で、専門性を高める余地のある分野です。
さらに、一定の受験資格を満たしたうえで試験に合格すれば、副検事や検事を目指す道もあります。ただし、検察事務官から検察官への移行は自動的な昇進ではなく、別の資格要件や選考・試験に関わるキャリア上の選択肢です。
給与だけでなく、法律実務、捜査支援、デジタル分野などの専門能力を長期的に磨けることも、検察事務官という仕事の将来性を考えるうえで重要です。
【検察官・警察官と比較】検察事務官の給与水準は高い?
検察事務官の給与を検討するとき、比較対象として挙げられるのが検察官や警察官です。しかし、同じ司法・治安に関わる仕事であっても、給与制度は異なります。
検察官と検察事務官は給与体系が別
検察官は、検察官の俸給等に関する法律に基づく独自の給与体系が適用されます。一方、検察事務官は一般職の国家公務員として、行政職俸給表(一)や公安職俸給表(二)などに基づいて給与が決まります。
検察官は法律に基づいて刑事事件の捜査や公訴の提起などを担う専門職であり、検察事務官は検察官を補佐しながら、刑事手続きや検察庁の運営を支える職員です。
職務内容や採用経路、昇進制度が異なるため、初任給や平均年収だけを並べて優劣を判断するのは適切ではありません。
警察官との比較では適用される俸給表に注意
警察官の給与は、所属する組織によって制度が異なります。都道府県警察で勤務する警察官は、基本的に地方公務員として、それぞれの自治体の給与制度に基づいて支給を受けます。
一方、国家公務員の警察関係職員などには公安職俸給表(一)が適用される場合があります。
2026年4月1日現在の平均給与月額を比較すると、公安職俸給表(一)は41万5,450円、公安職俸給表(二)は43万9,144円です。
ただし、公安職俸給表(一)の平均額を全国の警察官の平均年収とみなすことはできません。地方公務員の警察官と国家公務員の検察事務官では、給与決定の仕組みが異なるためです。
検察事務官の仕事に向いている人・向いていない人
検察事務官を目指す際には、給与だけでなく、仕事の内容や適性も考える必要があります。
向いている人の特徴
- 法律や刑事司法に関心があり、社会の秩序を支える仕事に携わりたい人。
- 書類や証拠資料を正確に扱い、細かな確認作業を継続できる人。
- 被害者、被疑者、弁護人、警察など、さまざまな関係者と適切に調整できる人。
- 異なる部署で経験を積み、専門能力を高めたい人。
- 国家公務員として安定した雇用環境を希望する人。
慎重に検討したい人の特徴
- 事件や犯罪に関する資料を扱うことに強い抵抗がある人。
- 正確性や守秘義務が求められる仕事より、自由度の高い仕事を好む人。
- 部署異動や勤務地の変更をできるだけ避けたい人。
- 職務上の責任や緊張感よりも、収入の高さだけを最優先したい人。
検察事務官は原則として1日7時間45分勤務ですが、職場によっては宿直勤務や休日勤務が発生する場合もあります。2〜3年程度のサイクルで異動するケースもあり、採用後の働き方を具体的に理解しておくことが大切です。
【検察事務官の年収】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:検察事務官の平均年収は何万円ですか?
A1:検察事務官だけを対象とした全国平均年収は公表されていません。2026年の参考データでは、検察事務官にも適用される公安職俸給表(二)の職員全体の平均給与月額が43万9,144円です。ただし、これは複数の職種を含む数字であり、検察事務官個人の平均年収ではありません。
Q2:検察事務官の初任給は大卒と高卒でどれくらい違いますか?
A2:2026年4月1日現在の基本額は、大卒程度が23万2,000円、高卒者が20万300円です。東京都特別区の勤務例では、地域手当を含めるとそれぞれ27万8,400円、24万360円となります。
Q3:検察事務官はいつ公安職俸給表(二)に変わりますか?
A3:大卒程度試験合格者は採用からおおむね1年後、高卒者試験合格者はおおむね5年後です。採用時は行政職俸給表(一)が適用され、一定の勤務経験を積んだ後に公安職へ移行します。
Q4:検察事務官のボーナスは年間何か月分ですか?
A4:2026年4月1日現在の法務省採用情報では、期末・勤勉手当を合わせて年間約4.65か月分が目安です。在職期間や勤務成績によって実際の支給額は変わります。
Q5:検察事務官は40代になると年収が大きく上がりますか?
A5:年齢だけで年収が決まるわけではありません。40代では経験年数に加え、職務の級、役職、勤務成績、手当などが収入を左右します。管理職や専門職への昇進によって収入が変わる可能性があります。
Q6:検察事務官から検察官になることはできますか?
A6:一定の受験資格を満たし、所定の試験に合格することで、副検事や検事を目指す道があります。ただし、通常の昇進とは異なる制度であり、検察事務官になれば自動的に検察官になれるわけではありません。
まとめ:検察事務官の年収は初任給よりも給与制度とキャリア形成で判断する
2026年の検察事務官の給与を整理すると、採用時の基本額は大卒程度が23万2,000円、高卒者が20万300円です。東京都特別区の勤務例では、地域手当を含めてそれぞれ27万8,400円、24万360円となります。
そして、この仕事の大きな特徴が、大卒程度はおおむね1年後、高卒者はおおむね5年後に公安職俸給表(二)へ移行する給与制度です。採用時の俸給だけでは、その後の収入の伸びを十分に把握できません。
さらに、年間約4.65か月分の賞与、地域手当、住居手当、通勤手当などがあり、昇給や昇進によっても収入は変わります。20代・30代・40代の年収を考える際にも、年齢だけではなく、勤続年数や役職、担当業務を確認する必要があります。
検察事務官は、国家公務員として安定した給与制度のもとで働きながら、捜査、公判、検務、組織運営など幅広い専門分野を経験できる仕事です。デジタルフォレンジックなど新しい専門領域も広がっており、長期的なキャリア形成という観点からも注目できます。
採用を検討している人は、初任給の数字だけで判断せず、公安職への移行時期、賞与、勤務地による地域手当、昇進制度、実際の業務内容まで総合的に確認することが、将来の収入と働き方を見極めるポイントです。
主な参考資料:法務省・一般職試験採用予定機関の給与情報、検察庁・検察事務官の勤務条件(2026年6月18日更新)、人事院・令和8年国家公務員給与等実態調査、e-Gov法令検索・人事院規則9-2、厚生労働省・職業情報提供サイト「job tag」。