じゃない方芸人とは?2026年最新ランキングと歴代一覧、逆転劇・現在の活躍を徹底解説
「じゃない方芸人」とは、お笑いコンビの中で相方に比べて知名度や存在感が控えめな芸人を指す言葉です。『アメトーーク!』の人気企画をきっかけに広く知られるようになり、オードリーの若林正恭、ハライチの岩井勇気、三四郎の相田周二、博多華丸・大吉の博多大吉など、多くの芸人がこの呼び名で注目されてきました。
しかし、かつて相方の陰に隠れていた芸人が、独自の才能や出演機会を武器に立場を逆転させるケースも少なくありません。2026年には、投票型ランキングで若林正恭や岩井勇気が上位に入る一方、麒麟・川島明が過去の壮絶なコンビ格差をテレビ番組で振り返り、改めて話題になっています。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 意味:コンビ内で相方より知名度や存在感が控えめな芸人を指す俗称で、実力や人気が低いことを意味するわけではない。
- 歴史:2009年の『アメトーーク!』の企画をはじめ、『水曜日のダウンタウン』の知名度格差調査などで広く定着した。
- 逆転劇:麒麟・川島明、博多華丸・大吉の博多大吉、オードリー・若林正恭などは、かつての立ち位置から大きく評価を変えた代表例。
- 2026年最新:投票型ランキングでは若林正恭が1位、岩井勇気が2位、ティモンディ・前田裕太が3位。
- 現在の活躍:MC、ラジオ、執筆、専門分野の発信など、コンビ内の知名度だけでは測れない個人の活動が広がっている。
【意味と定義】じゃない方芸人とは?呼ばれる理由とコンビ格差の正体

じゃない方芸人は、お笑いコンビやグループにおいて、相方と比較したときに知名度やキャラクターの印象が弱い側を指す俗称です。
例えば、テレビ番組で相方ばかりが取り上げられる、街中でコンビ名は知られていても自分の名前を覚えてもらえない、単独出演の機会が少ないといった状況が典型的です。
ただし、この言葉には重要な注意点があります。
じゃない方芸人だからといって、芸人としての能力が相方より劣っているわけではありません。
実際には、ネタを作っている側がじゃない方と呼ばれることもあります。漫才の構成力、トークの技術、観察眼、文章力など、テレビ画面で目立つこととは異なる能力を持つ芸人も多いのです。
じゃない方芸人と呼ばれる主な3つの理由

主な理由は次の3つです。
1. 相方のキャラクターが強烈
相方が強いビジュアルや分かりやすいキャラクターを持っていると、視聴者の記憶に残りやすくなります。
例えば、オードリーの春日俊彰のように、独特の衣装や決めポーズ、強いキャラクターを持つ芸人がいると、コンビ全体の認知度が上がる一方、もう一人の印象が薄くなることがあります。
2. ピンでの出演機会に差がある
テレビ番組では、コンビの一方だけがゲスト出演やロケ、CMなどに起用されることがあります。
個人での露出が増えるほど、視聴者がその芸人の名前や顔を覚える機会も増えます。
その結果、コンビで活動していても知名度に差が生まれます。
3. 担当する役割が目立ちにくい
ツッコミやネタ作り、進行役などは、ボケや強烈なリアクションに比べて印象に残りにくい場合があります。
しかし、実際にはコンビの笑いを成立させる重要な役割です。
じゃない方芸人と呼ばれる人の中には、相方のキャラクターを引き出す能力に優れた芸人も少なくありません。
じゃない方芸人は正式な芸能界の肩書きではない

もう一つ押さえておきたいのが、この言葉の性質です。
じゃない方芸人は、所属事務所が認定する称号でも、テレビ業界で統一された公式カテゴリーでもありません。
番組の企画や視聴者の認識、ネット上のランキングなどによって対象が変化します。
同じ芸人でも、ある時期には相方の陰に隠れ、別の時期には自分がコンビの顔になることがあります。
この流動性こそが、じゃない方芸人という言葉の面白さです。
【テレビ番組の歴史】アメトーーク!と水曜日のダウンタウンが広めた文化
じゃない方芸人という呼び名が広く知られるようになった背景には、テレビ番組の存在があります。
特に大きな役割を果たしたのが、テレビ朝日の『アメトーーク!』とTBSの『水曜日のダウンタウン』です。
2009年4月『アメトーーク!』で企画化
テレビ朝日の公式番組記録によると、2009年4月9日に「○○じゃない方芸人」という企画が放送されています。
出演したのは、次の芸人たちです。
- ロンドンブーツ1号2号・田村亮
- オードリー・若林正恭
- はんにゃ・川島章良
- ナイツ・土屋伸之
- 天津・向清太朗
- ザブングル・松尾陽介
- デンジャラス・安田和博
人気コンビの中で目立たない側にあえてスポットライトを当てるという、当時としても興味深い企画でした。
特に注目したいのが、後に単独でも高い知名度を獲得する若林正恭が、この企画ではじゃない方に分類されていたことです。
現在の若林を知る視聴者にとっては、意外に感じる部分かもしれません。
2010年にはゴールデンで第2弾を放送
2010年1月7日には、ゴールデンタイムで第2弾が放送されました。
出演者には博多華丸・大吉の博多大吉、ガレッジセールの川田広樹、ナイツの土屋伸之、ドランクドラゴンの鈴木拓、どきどきキャンプの佐藤満春、我が家の谷田部俊などが名を連ねています。
テレビ朝日の公式アーカイブでも、大吉が当時のじゃない方芸人として出演していたことが紹介されています。
つまり、現在ではコンビを代表する存在として認識される芸人の中にも、全国的な知名度が相方に及ばなかった時代があったのです。
水曜日のダウンタウンは知名度を数字で検証
『水曜日のダウンタウン』は、コンビ間の知名度格差を街頭調査によって検証する企画を実施しました。
2015年、2016年、2023年などに行われた調査では、一般の人々に芸人の名前や顔を尋ね、コンビ内での認知度の差を比較しています。
特に2016年のランキングでは、次のようなコンビが上位に並びました。
- 1位:バイきんぐ
- 2位:トレンディエンジェル
- 3位:ハライチ
当時は小峠英二と斎藤司、澤部佑といった芸人の個人認知度が高く、相方との間に差が生まれていました。
2023年の調査では駆け抜けて軽トラが1位に
2023年10月18日の放送では、「コンビ芸人知名度格差ランキング2023」が検証されました。
この企画では若者を中心とする300人への調査を実施し、知名度が高い側と低い側の認知度を比較しています。
1位になったのは駆け抜けて軽トラでした。
相方の餅田コシヒカリに対して、小野島徹の知名度が低く、格差は87倍という結果になりました。
2位はラパルフェで、こちらは16倍でした。
ラパルフェは都留拓也の阿部寛やウッディのものまねが知られている一方、相方の尾身智志の名前が十分に認識されていなかったことが背景にあります。
この結果は、じゃない方芸人が単にテレビで目立たない人というだけでなく、実際の知名度調査でもコンビ内格差として表れることを示しました。
【歴代一覧・比較表】じゃない方芸人と呼ばれてきた代表的な芸人
ここでは、『アメトーーク!』の出演者や、知名度格差をめぐる番組企画、一般的な認知度の変化などを手がかりに、代表的な芸人を整理します。
なお、以下は歴代の代表例であり、公式に認定された完全な一覧ではありません。
| 時期・コンビ | じゃない方とされた芸人 | 背景・その後の変化 |
|---|---|---|
| ロンドンブーツ1号2号 | 田村亮 | 田村淳の強いキャラクターと個人活動の影響 |
| オードリー | 若林正恭 | 春日の強烈なキャラクターから、MC・執筆などで独自の存在感を確立 |
| はんにゃ | 川島章良 | 金田哲の人気やキャラクターとの比較 |
| ナイツ | 土屋伸之 | 塙宣之の漫才・テレビでの存在感との比較 |
| 博多華丸・大吉 | 博多大吉 | 華丸のものまねとR-1優勝を背景に、全国的な知名度に差 |
| ドランクドラゴン | 鈴木拓 | 塚地武雅の俳優・バラエティー活動との比較 |
| ハライチ | 岩井勇気 | 澤部佑のテレビ出演が目立つ一方、岩井は執筆・独自の企画でも評価 |
| 三四郎 | 相田周二 | 小宮浩信の強いキャラクターとの対比 |
| バイきんぐ | 西村瑞樹 | 小峠英二のテレビでの露出が先行 |
| トレンディエンジェル | たかし | 斎藤司の強烈なキャラクターとの比較 |
| ティモンディ | 前田裕太 | 高岸宏行のスポーツキャラクターとの対比 |
この一覧から分かるのは、じゃない方芸人とされる人の多くが、漫才やコントの実力とは別の理由で相対的に目立たなくなっていたということです。
特に、ネタ作りを担当している芸人や、コンビの会話を成立させる役割を担う芸人が、テレビでの露出だけを基準に評価されていたケースは見逃せません。
歴代ランキングと2026年のランキングは同じではない
過去の知名度調査と、現在の人気投票は評価基準が異なります。
例えば『水曜日のダウンタウン』の調査は、一般の人々が芸人の名前や顔をどの程度知っているかを調べるものです。
一方、ネット上の人気ランキングは、投票した人が誰をじゃない方芸人として思い浮かべるか、どの芸人を評価するかによって順位が決まります。
そのため、順位だけを見て芸人の実力や現在の知名度を断定することはできません。
【逆転劇】麒麟・川島明と博多大吉はなぜじゃない方を卒業できたのか
じゃない方芸人の歴史を語るうえで、特に興味深いのが麒麟・川島明と博多華丸・大吉の博多大吉です。
この2人は、単に知名度を上げただけではありません。
相方との関係や自分自身の強みを生かし、芸人としての立ち位置そのものを変えてきました。
麒麟・川島明:相方のベストセラーによって生まれた逆転現象
麒麟のボケ担当。現在はTBS『ラヴィット!』のMCとして知られる。
麒麟は1999年に結成されたお笑いコンビです。
2001年から2006年までのM-1グランプリでも決勝進出を重ね、漫才師として実力を認められていました。
ところが、2007年に大きな転機が訪れます。
相方の田村裕が出版した自伝的著書『ホームレス中学生』が大ヒットしたのです。
同書は累計225万部を突破。映画化やドラマ化もされ、田村は一躍、全国的な知名度を獲得しました。
その結果、それまでコンビとして活動していた川島は、田村に同行する形でテレビ出演する機会が増えます。
川島自身も後年、当時の苦しい状況を振り返っています。
2026年9月29日付のデイリースポーツによると、川島はテレビ朝日『耳の穴かっぽじって聞け!』に出演し、田村の著書のヒットによって生じた収入格差について語りました。
当時の田村との年収差が約2億円に達したという趣旨の回顧もあり、コンビ間の格差が相当に大きかったことが伝わります。
さらに、田村の出演に川島が同行するバーター出演が続き、本人にとっては精神的にも厳しい時期だったと報じられています。
しかし、その後は状況が変わりました。
川島は低音の声を生かしたナレーション、的確なツッコミ、幅広いジャンルへの対応力を武器に、徐々に個人の評価を高めていきます。
そして大きな転機となったのが、2021年にスタートしたTBSの朝の情報バラエティー『ラヴィット!』です。
川島は同番組のMCとして、出演者の個性を引き出しながら番組全体をまとめる役割を担っています。
2026年11月のTBS番組情報でもMCとして名前が掲載されており、現在の活躍はかつてのじゃない方時代とは対照的です。
麒麟のケースが特別なのは、コンビ内の立場が一度逆転し、その後さらに再逆転したことです。
田村の著書のヒットによって川島がじゃない方と呼ばれ、その後は川島の司会者としての成功によって、今度は田村が相対的に目立たない側になるという変化が起きました。
博多大吉:華丸のR-1優勝から独自の全国的評価へ
博多華丸・大吉のツッコミ担当。NHK『あさイチ』などで活躍。
博多華丸・大吉は1990年5月に結成され、福岡を拠点に長く活動してきたコンビです。
2005年に東京へ活動拠点を移し、2006年には博多華丸が「R-1ぐらんぷり」で優勝しました。
華丸は児玉清のものまねなどで人気を集め、全国的な知名度を高めていきます。
その一方で、大吉は2010年1月7日放送の『アメトーーク!』「○○じゃない方芸人」に出演していました。
ただし、大吉の知名度向上には、それ以前の2008年9月4日放送回「中学の時イケてないグループに属していた芸人」も大きく関係しています。
この企画で披露した中学時代のエピソードから生まれた「焼却炉の魔術師」という呼び名は、番組の流行語大賞にも選ばれました。
その後、大吉は漫才やトーク、進行能力を評価され、2014年の「THE MANZAI」でコンビ優勝を経験。
2015年には「IPPONグランプリ」でも優勝しています。
2018年4月にはNHKの朝の情報番組『あさイチ』の2代目キャスターに就任しました。
2026年のNHK番組配信情報でも、博多華丸とともに出演していることが確認できます。
大吉の歩みで注目したいのは、華丸の個性を否定するのではなく、自分自身の得意分野を確立したことです。
華丸はものまねや親しみやすいキャラクター、大吉は落ち着いたトークや知的な進行というように、異なる強みを生かすことでコンビとしての価値も高めました。
じゃない方を卒業した代表例は若林正恭
オードリーのツッコミ担当。MCや執筆活動でも独自の存在感を持つ。
若林は、2009年の『アメトーーク!』のじゃない方芸人企画に出演した人物です。
当時は春日俊彰の強烈なキャラクターが注目されていました。
しかし、若林は漫才のネタ作りやトーク力を武器に、徐々に個人の評価を高めていきます。
その後はMCとしても活躍し、著書『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』など、執筆分野でも評価を獲得しました。
現在では、春日の相方という枠を超えて、若林自身の名前で番組を成立させる存在になっています。
この変化は、じゃない方芸人からの逆転劇を象徴する事例です。
【2026年最新ランキング】じゃない方芸人の現在と岩井勇気・相田周二の活躍
2026年現在、じゃない方芸人は過去のテレビ企画だけで語られる存在ではありません。
個人での活動が増え、ラジオ、出版、専門分野の発信など、活躍の場所も広がっています。
2026年10月更新のじゃない方芸人ランキング
2026年10月13日更新の「みんなのランキング」では、じゃない方芸人を対象とした人気投票が掲載されています。
同ランキングは56人がランクインし、451人が参加、投票数は1,693票です。
上位5人は次のとおりです。
2026年最新・人気投票ランキング
1位 若林正恭(オードリー)
155人が評価
2位 岩井勇気(ハライチ)
124人が評価
3位 前田裕太(ティモンディ)
71人が評価
4位 児嶋一哉(アンジャッシュ)
94人が評価
5位 福田充徳(チュートリアル)
75人が評価
出典:みんなのランキング。2026年10月13日更新のユーザー投票結果。評価人数と順位は別の指標です。
このランキングで興味深いのは、若林や岩井のように、すでに個人として十分な知名度を獲得している芸人が上位に入っていることです。
つまり、現在の人気投票における「じゃない方」は、必ずしも知名度が低い人だけを指しているわけではありません。
かつてのイメージや相方との比較、本人のキャラクターも順位に影響しています。
岩井勇気:澤部の陰に隠れていたネタ作りの才能
ハライチのボケ担当。執筆やアニメ関連の活動でも知られる。
ハライチといえば、テレビでの露出が多い澤部佑を思い浮かべる人も多いでしょう。
そのため、岩井は長くじゃない方芸人のイメージで語られてきました。
しかし、岩井はハライチのネタを作る側でもあります。
新潮社の公式著者プロフィールでは、2006年にハライチとしてデビューし、ボケ担当としてネタを作っていることが紹介されています。
また、『僕の人生には事件が起きない』『どうやら僕の日常生活はまちがっている』などのエッセイも出版しています。
2026年現在も、所属事務所の公式プロフィールには『ぽかぽか』『ハライチのターン!』などのレギュラー活動が掲載されています。
さらに、アニメ関連の番組やラジオ、配信などにも出演しており、テレビで目立つかどうかだけでは測れない個性を確立しています。
岩井の場合、じゃない方芸人という呼び名は、知名度の不足というより、澤部とは異なる方向性で評価される芸人という側面が強くなっています。
相田周二:ラジオと独自のキャラクターで存在感を発揮
三四郎のメンバー。ラジオやPodcastでも活動。
三四郎では、小宮浩信の独特な話し方やリアクションが注目されることが多く、相田周二はじゃない方芸人として取り上げられることがあります。
しかし、相田にも独自の活動領域があります。
マセキ芸能社の公式プロフィールによると、相田は『三四郎のオールナイトニッポン0(ZERO)』に出演するほか、Podcast『83Lightning Catapult』などにも取り組んでいます。
2026年の公式出演スケジュールにも、ラジオや配信番組、テレビ出演が掲載されています。
ラジオは、テレビとは異なり、表情やビジュアルよりも会話の面白さ、言葉の選び方、話の展開力が問われるメディアです。
テレビでは相方の小宮が目立つ場面があっても、音声メディアでは相田独自の魅力が発揮されます。
こうした活動の積み重ねが、じゃない方というイメージを変える要素になっています。
2026年の現在も活躍する芸人に共通する特徴
川島、博多大吉、若林、岩井、相田の活動を比較すると、共通点が見えてきます。
それは、相方と同じ土俵で競うのではなく、自分が評価される分野を確立していることです。
- 川島明:進行力、低音ボイス、MC
- 博多大吉:知的なトーク、安定した番組進行
- 若林正恭:分析力、MC、執筆
- 岩井勇気:ネタ作り、文章、アニメへの造詣
- 相田周二:ラジオ、音声コンテンツ、トーク
相方よりテレビ出演が少ないことを気にするだけでは、長期的な評価にはつながりません。
自分だけの得意分野を持つことが、個人としての存在感を高める鍵になっています。
【実態と評判】じゃない方芸人を卒業する人・しない人の違い
じゃない方芸人という言葉には、少し皮肉めいた響きがあります。
しかし、実際には芸人にとって必ずしもマイナスの評価ではありません。
番組でいじられることで名前を覚えてもらえる場合もあれば、相方との関係性そのものが笑いになることもあります。
じゃない方芸人を卒業したとされる代表例
この呼び名からの卒業は、公式な認定制度があるわけではありません。
一般的には、次のような変化が生じたときに、じゃない方というイメージが薄れていきます。
若林正恭
春日俊彰の強烈なキャラクターと比較されていた時代から、MCや著書などを通じて独自の評価を確立しました。
川島明
田村裕の著書が大ヒットした時期には相対的に目立たない立場でしたが、現在は『ラヴィット!』のMCとして活躍しています。
博多大吉
華丸のものまね人気を背景に全国的な知名度で差がありましたが、トークや進行力で評価を高めました。
この3人に共通するのは、相方の人気が落ちるのを待つのではなく、自分自身の魅力を視聴者に伝える機会を増やしたことです。
じゃない方芸人の評判は必ずしも悪くない
ネット上のランキングや番組企画を見ると、じゃない方芸人には次のような評価軸があることが分かります。
- 相方を引き立てる能力が高い
- ネタ作りや構成を担当している
- 独特のトークセンスがある
- 専門分野に詳しい
- ラジオや執筆などテレビ以外で才能を発揮する
- いじられたときの返しが面白い
特に岩井勇気や若林正恭は、相方との比較によって名前が知られるようになった後、自分自身の能力によって評価されるようになった代表例です。
つまり、じゃない方芸人という立場は、本人の才能を発見するきっかけにもなっています。
じゃない方芸人に関する3つの誤解
誤解1:じゃない方芸人は面白くない
これは正しくありません。
漫才やコントのネタを作っている側が、コンビ内で目立たないこともあります。
テレビでの露出と芸人としての実力は、別の尺度です。
誤解2:一度じゃない方と呼ばれたら一生そのまま
これも違います。
麒麟の川島や博多大吉、オードリーの若林のように、活躍する分野が広がることで立場が変化するケースがあります。
誤解3:相方との知名度格差はコンビ仲の悪さを意味する
知名度や仕事量に差があることと、コンビ仲が悪いことは同じではありません。
それぞれが得意分野で仕事をしながら、コンビとして活動を続ける芸人もいます。
格差だけを取り上げて不仲や解散と結びつけるのは適切ではありません。
【プロの結論】じゃない方芸人の本当の価値を見極める3つの基準
芸人の実力を評価するとき、相方との知名度だけに注目すると、本来の魅力を見落としてしまいます。
特に次の3つは、じゃない方芸人を理解するうえで重要です。
1. ネタや番組の中でどのような役割を担っているか
目立つボケだけでなく、ツッコミ、構成、話の整理、相方への振り方にも注目すると、コンビの面白さを支える能力が見えてきます。
2. 個人で活動するときにどのような強みがあるか
MC、ラジオ、執筆、専門知識、演技など、コンビとは異なる場所で能力を発揮できる芸人は、長期的に個人の評価を高めやすくなります。
3. 知名度ではなく仕事の幅が広がっているか
単にテレビ出演が増えたかどうかだけでなく、出演する番組のジャンルや役割が変わっているかを見ることも大切です。
相方の知名度に依存せず、自分の名前で仕事ができるようになったとき、じゃない方というイメージから大きく変化していきます。
【よくある質問】じゃない方芸人に関するFAQ
Q1:じゃない方芸人とはどういう意味ですか?
A1:お笑いコンビやグループの中で、相方より知名度や存在感が控えめな芸人を指す俗称です。芸人としての実力が低いという意味ではなく、テレビ出演やキャラクターの違いによって生まれる相対的な評価です。
Q2:じゃない方芸人を広めた番組は何ですか?
A2:テレビ朝日の『アメトーーク!』が代表的です。2009年4月9日に「○○じゃない方芸人」が放送され、2010年1月7日には第2弾も放送されました。また、『水曜日のダウンタウン』ではコンビ間の知名度格差を調査する企画が行われています。
Q3:じゃない方芸人ランキング2026年の1位は誰ですか?
A3:2026年10月13日更新の「みんなのランキング」では、オードリーの若林正恭が1位です。2位はハライチの岩井勇気、3位はティモンディの前田裕太となっています。これはユーザー投票によるランキングです。
Q4:麒麟の川島明はなぜじゃない方芸人だったのですか?
A4:相方の田村裕が2007年に出版した『ホームレス中学生』で累計225万部のベストセラーを記録し、全国的な人気を獲得したためです。当時は川島が田村の付き添いのような立場でテレビ出演することもありました。その後、川島はMCやトークの能力を生かして活躍の場を広げました。
Q5:博多大吉もじゃない方芸人だったのですか?
A5:はい。博多華丸が2006年のR-1ぐらんぷりで優勝し、全国的な知名度を高めた時期に、大吉はじゃない方芸人として認識されていました。2010年の『アメトーーク!』第2弾にも出演しています。その後はトーク力や進行能力が評価され、NHK『あさイチ』のキャスターとして活躍しています。
Q6:岩井勇気と相田周二は現在もじゃない方芸人なのですか?
A6:過去のイメージや相方との比較から、現在もじゃない方芸人として紹介されることがあります。ただし、岩井は執筆や番組出演、相田はラジオやPodcastなどで独自の活動を展開しています。現在の実力や知名度を単純に相方と比較することはできません。
Q7:じゃない方芸人を卒業した代表的な芸人は誰ですか?
A7:代表例として、オードリーの若林正恭、麒麟の川島明、博多華丸・大吉の博多大吉が挙げられます。それぞれMCやトーク、執筆、専門分野などで個人の存在感を確立しています。
まとめ:じゃない方芸人は相方との比較を超えて輝く存在へ
じゃない方芸人は、コンビ内で相方より知名度や存在感が控えめな芸人を指す言葉です。
2009年の『アメトーーク!』の企画をきっかけに広く知られるようになり、『水曜日のダウンタウン』の知名度格差調査などを通じて、お笑いファン以外にも定着していきました。
しかし、その歴史を振り返ると、当初は相方の陰に隠れていた芸人が、後に独自の才能を開花させるケースが数多くあります。
麒麟の川島明は、田村裕の『ホームレス中学生』の大ヒットによって苦しい時期を経験しながら、現在は『ラヴィット!』のMCとして活躍しています。
博多大吉は、華丸の人気を背景にじゃない方と呼ばれた時期を経て、全国的な知名度と司会者としての評価を獲得しました。
若林正恭や岩井勇気も、ネタ作りや執筆、トークなどを通じて、相方とは異なる個性を確立しています。
じゃない方芸人の本当の面白さは、相方より目立たないことではなく、比較される立場から自分だけの価値を見つけていく過程にあります。
2026年のランキングや現在の出演状況を見ても、その評価は固定されたものではありません。今後も新たな才能が発見され、かつてのじゃない方芸人がコンビの中心的存在になるような逆転劇が生まれる可能性があります。
芸人を見るときは、目立つ方だけでなく、その隣にいる相方のネタ作りやトーク、個人活動にも注目してみてください。今まで気づかなかった魅力や、コンビとしての本当の実力が見えてくるはずです。