【母の介護13年】『百歳の景色見たいと母は言い』に綴られた親子の時間
市毛さんの人生を語るうえで、もう一つ欠かせないのが、母親の介護を続けた経験です。
俳優として仕事を続ける一方で、母親の老いと向き合い、約13年間にわたって介護を経験しました。
その日々を振り返った著書が、2025年11月28日に小学館から発売された『百歳の景色見たいと母は言い』です。
288ページにわたるエッセイで、親の老いを受け入れること、介護と仕事を両立すること、そして母親との時間を大切にすることが綴られています。
母親の介護が始まったのは2004年

ダイヤモンド・オンラインの2025年12月17日のインタビューによると、市毛さんの母親は2004年に脳梗塞を発症しました。
その後、介護が必要な状態となり、市毛さんは俳優の仕事を続けながら母親を支える生活を送ることになります。
介護が本格化するまでにも、母親は大きな病気を経験していました。
- 母親が86歳のときにがんの手術を受ける。
- その約2年後に脳梗塞と脳出血を経験する。
- 入院中の転落によって大腿骨頸部を骨折する。
- その後、在宅介護や施設の利用などを通じて生活を支える。
- 2016年、100歳で母親を見送る。
こうした経緯が、約13年間の介護生活につながりました。
92歳の母親と実現したアメリカ旅行

この介護生活の中でも印象的なのが、母親が92歳のときに実現したアメリカ・オレゴンへの旅行です。
サライの2025年12月14日のインタビューによると、市毛さんの母親は旅行好きでした。
市毛さんが行き先を尋ねると、母親は市毛さんが出演したドラマのロケ地だったオレゴンを希望したといいます。
そこで友人にも協力を頼み、車椅子の母親を連れて海外旅行を実現させました。
しかも、最初の旅行だけではありません。その後、翌年、翌々年にも訪れ、合計4回のオレゴン旅行を楽しんだと紹介されています。
旅行の準備では、介護食やとろみ剤などを用意し、万一の事態にも備えていました。
単に旅行に連れて行ったという話ではなく、母親が楽しめる時間を作るために、周囲の協力を得ながら具体的な準備を重ねた経験です。
インタビューでは、母親との時間について次のように振り返っています。
母は楽しい人生を全うしたと思います。
この言葉には、介護を単なる負担として捉えるのではなく、母親の人生を最後まで豊かにしたいという思いが表れています。
著書から伝わる介護の現実

『百歳の景色見たいと母は言い』の読みどころは、介護を美談だけで描いていない点です。
市毛さんはインタビューで、介護には家庭ごとの事情があり、何が正しいか簡単には決められないことを語っています。
また、仕事の都合で家を空けることもあり、家族だけで介護を完結させるのではなく、友人や周囲の人々に協力を求めてきました。
この経験から読み取れるのは、介護を一人で抱え込まないことの大切さです。
在宅介護だけが正解ではなく、施設や介護サービス、地域の人々とのつながりを組み合わせることも、親と子の双方の生活を守る方法になります。
市毛さんの著書は、介護を経験している人だけでなく、これから親の老いと向き合う人にも考えるきっかけを与える一冊です。
【プロの結論】市毛良枝が年齢を重ねても魅力的であり続ける理由
市毛さんの2026年現在の活動を整理すると、俳優、登山愛好家、環境カウンセラー、執筆者という複数の顔が見えてきます。
その活動には、いくつかの共通点があります。
1.俳優として新しい役柄に挑戦し続けている
1971年のデビューから55年。『再生のウズメ』や映画『正直不動産』など、現在も映像作品への出演を続けています。
長年のキャリアに安住せず、作品ごとに新しい人物を演じることが、俳優としての魅力を保つ理由の一つです。
2.趣味を社会活動にまで発展させている
40歳から始めた登山は、海外の山への挑戦、自然保全活動、環境カウンセラーとしての活動につながりました。
好きなことを続けるだけではなく、その経験を社会に還元している点が特徴です。
3.人生経験を言葉にして伝えている
登山の経験を『73歳、ひとり楽しむ山歩き』にまとめ、母親との介護生活を『百歳の景色見たいと母は言い』に記しました。
経験を自分の中だけにとどめず、読者が共有できる形にしていることも、市毛さんの現在の活動の重要な部分です。
市毛良枝の活動を知るなら、どこに注目すべき?
市毛さんについて調べる際は、次のように関心に合わせて情報を整理すると理解しやすくなります。
| 知りたいこと | 注目する情報 | おすすめの資料 |
|---|---|---|
| 現在の仕事 | 最新ドラマ・映画 | アミューズ公式プロフィール |
| 俳優としての魅力 | 祖母・母親役などの演技 | 『再生のウズメ』 |
| 登山の経験 | 国内外の登山歴 | 『73歳、ひとり楽しむ山歩き』 |
| 環境活動 | 環境大臣賞と保全活動 | 環境省の受賞発表 |
| 母親との生活 | 約13年間の介護経験 | 『百歳の景色見たいと母は言い』 |
特に、現在の出演情報を知りたい人は所属事務所とテレビ局の発表、社会活動の実績を知りたい人は環境省の資料を確認するのが確実です。
市毛さんの魅力は、年齢だけでは測れません。仕事、自然、家族というそれぞれの分野で、自分なりの関わり方を見つけてきたことにあります。
【市毛良枝の現在】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:市毛良枝さんは2026年現在、何歳ですか?
A1:1950年9月6日生まれで、2026年11月現在76歳です。所属事務所アミューズの公式プロフィールにも生年月日が掲載されています。
Q2:市毛良枝さんの最新出演ドラマは何ですか?
A2:2026年10月3日に放送開始した東海テレビ・フジテレビ系『再生のウズメ』です。イモトアヤコさん演じる主人公ウズメの母親・咲子を演じています。
Q3:市毛良枝さんは登山を現在も続けていますか?
A3:登山は現在も公式プロフィールに掲載されている趣味です。40歳から登山を始め、キリマンジャロやヒマラヤなどにも挑戦してきました。2024年には登山エッセイも出版しています。
Q4:市毛良枝さんは環境大臣賞を受賞したのですか?
A4:はい。2025年、第7回環境カウンセラー環境保全活動表彰の市民部門で環境大臣賞を受賞しました。登山をきっかけとした環境保全活動や啓発活動が評価されています。
Q5:市毛良枝さんの母親は何歳まで生きましたか?
A5:母親は2016年に100歳で亡くなりました。市毛さんは約13年間にわたる介護の経験を著書『百歳の景色見たいと母は言い』にまとめています。
Q6:『百歳の景色見たいと母は言い』はどんな本ですか?
A6:母親の老いと介護、在宅での生活、施設の利用、90代の母親との海外旅行などを振り返ったエッセイです。2025年11月28日に小学館から発売されました。
まとめ:市毛良枝の現在は、俳優業と自分らしい人生の両立
2026年11月現在、市毛良枝さんは76歳。1971年のデビューから55年を迎えた今も、俳優として精力的に活動しています。
今回紹介した重要なポイントを振り返ります。
- 俳優活動:『再生のウズメ』で主人公の母親・咲子役を担当。
- 映画活動:『富士山と、コーヒーと、しあわせの数式』や『正直不動産』に出演。
- 登山活動:40歳から登山を始め、キリマンジャロやヒマラヤにも挑戦。
- 環境活動:環境カウンセラー、日本トレッキング協会理事として活動し、2025年に環境大臣賞を受賞。
- 家族との経験:約13年間の母親の介護を著書にまとめた。
市毛さんの人生を振り返ると、俳優としての成功だけでなく、登山、環境保全、家族との時間など、さまざまな経験を大切にしてきたことが分かります。
特に印象的なのは、40歳から登山を始めたこと、70代で山歩きの著書を出版したこと、そして母親との介護の日々を一冊の本にまとめたことです。
市毛良枝さんの現在の魅力は、年齢を重ねても好奇心を失わず、自分の人生を主体的に楽しみながら、その経験を周囲に伝え続けていることにあります。
今後も俳優としての出演作はもちろん、自然や環境についての発信、執筆活動にも注目していきたいところです。